JPS628922A - 紙幣還流金庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はＡＴＭ　（現金自動類は払い機〉等の現金処理
機に使用され、紙幣の収納および払い出しを行う紙幣還
流金庫に関し、特にカセッ１一式の紙幣還流金庫に関す
る。

〔従来の技術〕

従来この種の紙幣還流金庫は第４図に示すように、通常
は外枠１内に設けられたプッシャーローラ４に対して紙
幣２の束をバ・ツクアッププレート１０が押し付けてい
る。紙幣２の両側には、外枠１に設けられたスライドレ
ール３に案内されて第４図の左右方向に移動可能なよう
にプレート８が設けられ、プレーｔ−Ｓにはヒンジ機構
のプレート２１が矢印Ａで示す範囲内において回転自在
に取り付けられている。

紙幣２に加えて新たに紙幣を収納する時は、プレー１〜
８に取り付けられたカムフォロワ７が図示しないカムに
よって動かされてプレー１−８が第４図の右方向へ移動
し、プレート２１によって紙幣２を右方向へ移動させ、
紙幣２とブツシャローラ４との間に作られるスペースに
新たな紙幣を収納する。次にプレート８を左方向へ戻し
、新たな紙幣が加えられた紙幣２全体の束を再びバッフ
ァ・・Ｉプレート８上でブツシャプレート４上に押し付
けていた。

〔発明が解決しようとする問題点−１ 上述した従来の紙幣還流金庫では、プレート８を第４図
の左方向へ戻す時に、プレート２１が新たに収納された
紙幣と前から収納されていた紙幣２との間に一旦挟まれ
てからその間から抜は出ることになるが、プレート２１
は傾いて紙幣の間から抜は出ることとなるため、プレー
ト２１を紙幣の間から抜く為に大きな力を要し、その為
にプレート８を駆動する機構に大きな強度が必要になる
という欠点がある。

ｒ問題点を解決するための手段１ 本発明の紙幣還流金庫は、収納した紙幣に当接しこの紙
幣を繰り出すプッシャーローラと、前記紙幣を前記プッ
シャーローラに押し付ける押圧手段と、この抑圧手段が
前記紙幣を押し付ける方向およびその反対方向である第
１および第２の方向に往復移動可能なプレートと、この
プレートに揺動自在に取り付けられ常時は前記第１の方
向へ傾いているプレートリンクと、このプレ−トリンク
に取り付けられ前記プレートリンクが前記第１の方向へ
傾いている状態でｍｆ記プレートか前記第２の方向に移
動した時に前記紙幣を押して前記第２の方向へ移動させ
て前記紙幣と前記プッシャーローラの間にスペースを明
けさせこのスペースに収納紙幣が繰り込まれた後に前記
プレーＩ〜が前記第１の方向へ移動した時は前記プレー
トリンクが前記第２の方向へ傾くことにより前記紙幣と
前記収納紙幣の間から曲がってすり抜けることが可能な
回転中心軸がすべて平行である複数の関節を有する多関
節ア”−ムとを含んで構成される。

〔実施例〕

次に本発明について図面を参照して説明する。

第１図および第２図はそれぞれ本発明の一実施例の正面
図（外枠１の手前１！１１の側板を取り除いた状態）お
よび側断面図（プッシャーローラ４等は省略）である。

外枠１に固定されたガイド１７」−の紙幣２がバッファ
・ツブプレー１−１０によりプッシャーローラ４へ押し
つけられている。なおバックアッププレート１０はレー
ル９（外枠１に固定）に案内されるバックアップスタッ
ド１０′に連結されておりスプリング１１でプッシャー
ローラ側へ常に力が加えられている。

この金庫は紙幣２の繰出し動作も行え、外枠１内の所定
の位置に取り付けられたプッシャーローラ４．ピッカー
ローラー５を第２図において右回転させることにより、
ピッカーローラー５と対応する剥離ローラ６（通常は回
転しない）の間を通して、ガイド１７，１８に沿って一
枚ずつ紙幣２“を繰り出す。

紙幣の収納動作は、外枠１の側板に設けた六３１より紙
幣２′を収納するが、外部より図示しないカムによりカ
ムフォロワ７を第１図の右側ｌ＼押すことでプレート８
上に設けられた多関節アーム１２を右１１１１へ引っ張
る。

この多関節アーム１２はプレート８上に設けられたビン
１３を支点とするプレー１〜リンク１６上に設けられで
おり、通常はプレートリンク１６は外枠１側に設けられ
たスプリング２０で引張られて第２図の実線に示ず左Ｉ
ＴｉＡに傾いてプレート８に固定のビン１４に当接して
いる状態にある。多関節アームには複数の関節を有し、
その関節すべての回転中心軸が平行である。多関節アー
ム１２は、第１図および第２図に示す状態では、その関
節の中心軸が第１図における左右方向であり、第２図に
おける上下方向に曲がるが左右方向には曲がらない。

なお、第１図、第２図に示す状態において第１図、第２
図の右側が実際に紙幣還流金庫がＡＴＭ６一 等に取り付けられる状態における下Ｉｌｌであり、第１
図、第２図に示す状態では多関節アーム１２が自重で下
方向へ垂れ１ζかるということはない。また仮に紙幣還
流金庫がＡＴＭ等に取り付けられた状態における実際の
下側が第２１゛４の下側となる場合でも、第２図の実線
に示ず状！ルの多関節アーム１２の下側に外枠１に固定
された縁が紙幣２に近傍する板を設けて多関節アーム１
２を支えたり、あるいはスプリングにより多関節アーム
１２を支えることにより、多関節アーム１２が垂れ下が
ってしまうのを防ぐことができる。

プレート８が第１図の右側へ移動すると、多関節アーム
にも曲がることなく右側へ移動し、紙幣２を右側へ移動
させ、プッシャーローラ４と紙幣２との間に収納紙幣２
′を入金するためのスペースを有けさせる。この後カム
を回転させカムフォロワ７を左側へ移動させるとスプリ
ング１つで引っ張られてプレーＩ・８も左１！！１へ戻
るが、多関節アーム１２は今入金した紙幣２″と紙幣２
にはさまれ、移動しないのでプレートリンク１６は支点
ピン１３を中心にしてプレー１−８に固定されたストッ
パピン１５までに当接するまで回転して右側に傾き、第
２図に一点鎖線で示す状態になる。この状態では多関節
アーム１２の各関節の回転の中心軸は第２図において上
下方向になり、多関節アーム１２は第２図の左右方向に
折り曲るようになり、さらにプレー１〜８が左側へ移動
すると第３図に示すように多関節アーム１２が折れ曲り
ながら紙幣２と紙幣２′の間をずり抜け、小さい力でか
つ紙幣２・２′を傷めることなく第１図の状態に復帰で
きる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、揺動可能なプレートリン
ク上に配置された多関節アームを設けることにより、簡
易な機構でプッシャーローラと紙幣の間にスペースを明
けて紙幣の収納を行なうことができ、しかも小さい力で
かつ紙幣を傷めることなく多関節アームを元の位置に戻
すことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例の正面図（外枠
１の手前側の側板を除いた状態、第３図第４図の場合も
同じ）および側断面図、第３図は第１図、第２図に示す
実施例の収納紙幣２′を新たに収納した後のプレー１へ
８を戻す状態の正面図、第４図は従来の紙幣還流金庫の
正面図である。 ■・・・外枠、２．２’、２″・・・紙幣、３・・・ス
ライドレール、４・・・プッシャーローラ、５・・・ピ
ッカーローラ、６・・・剥離ローラ、７・・・カムフォ
ロワー、８・・・プレート、９・・スライドレール、１
０・・・バックアッププレーｌ〜、１０′・・・バック
アームスタッド、１１・・・スプリング、１２・・・多
関節アーム、１３・・・ピン、１４，１．５・・・スＩ
−・ツバピン、１６・・・プレートリンク、１７．１８
・・・ガイド、１９．２０・・・スプリング。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 収納した紙幣に当接しこの紙幣を繰り出すプッシャーロ
   ーラと、前記紙幣を前記プッシャーローラに押し付ける
   押圧手段と、この押圧手段が前記紙幣を押し付ける方向
   およびその反対方向である第１および第２の方向に往復
   移動可能なプレートと、このプレートに揺動自在に取り
   付けられ常時は前記第１の方向へ傾いているプレートリ
   ンクと、このプレートリンクに取り付けられ前記プレー
   トリンクが前記第１の方向へ傾いている状態で前記プレ
   ートが前記第２の方向に移動した時に前記紙幣を押して
   前記第２の方向へ移動させて前記紙幣と前記プッシャー
   ローラの間にスペースを明けさせこのスペースに収納紙
   幣が繰り込まれた後に前記プレートが前記第１の方向へ
   移動した時は前記プレートリンクが前記第２の方向へ傾
   くことにより前記紙幣と前記収納紙幣の間から曲がつて
   すり抜けることが可能な回転中心軸がすべて平行である
   複数の関節を有する多関節アームとを含むことを特徴と
   する紙幣還流金庫。