JP2000255810A - 複数枚媒体の分離繰出し装置 - Google Patents

複数枚媒体の分離繰出し装置

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JP2000255810A
JP2000255810A JP11061459A JP6145999A JP2000255810A JP 2000255810 A JP2000255810 A JP 2000255810A JP 11061459 A JP11061459 A JP 11061459A JP 6145999 A JP6145999 A JP 6145999A JP 2000255810 A JP2000255810 A JP 2000255810A
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feed roller
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JP11061459A
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Akiyoshi Yabuta
晶慶 薮田
Takeshi Saito
武 斉藤
Kaoru Sukegawa
薫 助川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 束状態で送られてきた媒体を前段階として所
定枚数のみ送れるようにし、この複数枚の媒体を分離手
段でもって確実に分離できるようにする。 【解決手段】 分離手段(34)の一部であるストップロー
ラ(38)に対して上下動可能に制止手段(40)が設けられ
る。該制止手段(40)は分離手段(34)の上流側に位置する
スクレーパ部(46)を有し、該スクレーパ部(46)により束
状態でもって送られてきた媒体(B)を前段階として所定
枚数の媒体(B)のみ通過させ、他の媒体(B)を送らないよ
うに制止する。スクレーパ部(46)は、その下端部に媒体
搬送方向に傾斜する折曲部(46a)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、積層された紙幣
(以下、媒体という)から一枚づつ媒体分離繰り出すた
めの分離装置に関し、特に、駅に設置され使用される自
動券売機あるいは自動精算機に用いられる紙幣を処理す
るための紙幣処理装置の金庫から釣り札として一枚づつ
繰り出す複数枚媒体の分離繰出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】千円、五千円および一万円などの高額紙
幣を取り扱うことのできる自動券売機および自動精算機
などにおいては、これら紙幣を処理するための紙幣処理
装置を備えている。この紙幣処理装置には、挿入された
各紙幣を収納するための各種金庫が内蔵されている。こ
の金庫のうち、千円および五千円の紙幣収納金庫につい
ては、一万円が挿入された場合に釣り銭として利用客に
放出するための繰出し機構が備えられている。
【0003】この紙幣(媒体)繰出し機構について、図
7の(a),(b)に基づき簡単に説明する。
【0004】紙幣である媒体Bは積層された状態にあ
る。積層された媒体Bの繰出し方向先端部付近の下部に
は、下面の媒体Bを送り出すための繰出しローラ100
が配置されている。この繰出しローラ100の下流には
複数枚の媒体Bが繰出しローラ100から送られてきた
とき、該複数枚の媒体Bを一枚づつ分離して下流方向に
送り出すための分離機構102が配置されている。
【0005】前記分離機構102は、前記送出しローラ
100と同方向に回転する送りローラ104と、該送り
ローラ104の上部に位置して該送りローラ104の回
転と反対の回転をする、若しくは回転しないストップロ
ーラ106とを有している。この分離機構102は、複
数枚の媒体、例えば2または3枚の媒体Bが同時に送ら
れてきたとき、一番下に位置する媒体Bは送りローラ1
04と媒体Bの下面と接しているため、該送りローラ1
04により搬送方向に送られるが、該最下面の媒体Bの
上に位置する他の媒体Bはストップローラ106の逆回
転により上流側に戻されるよう作用される。従って、一
番下の位置にある媒体Bのみが送りローラ104により
搬送されることにより、複数枚の媒体は分離される。
【0006】しかし、図7の(b)に示すように、積層
された媒体Bの下部分がまとめて束状態となって繰出し
ローラ100により送られてくることがある。この場
合、送りローラ104とストップローラ106との間に
束状の媒体Bがくさび状に噛み込まれることになり、送
りローラ104とストップローラ106とに大きな負荷
が掛かることになる。このように両ローラ104,10
6に大きな負荷が掛かると、複数枚の媒体Bを分離する
ことができなくなる他、両ローラ104,106は最悪
のときには停止してしまうことがあり、釣り札として利
用客に放出することができないという問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記点に着目
してなされたものであって、束状態で送られてきた媒体
を前段階としてある程度少ない状態となるよう媒体を送
くれるようにし、分離機構において確実に複数枚の媒体
を分離できるようにした複数枚媒体の分離繰出し装置を
提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、積層された媒体のうち複数枚の媒体が送られ
てきた際に前記媒体を1枚づつ分離して繰り出すように
した複数枚媒体の分離繰出し装置であって、積層された
媒体(B)の前部下面に位置し、該媒体(B)を下流方向に繰
り出すための繰出しローラ(32)と、前記繰出し手段(32)
の下流に位置し、複数枚の前記媒体(B)が前記繰出し手
段(32)から送られてきたとき、該複数枚の媒体(B)を1
枚づつ分離して下流側に送り出すための分離手段と、前
記分離手段に対して上下動可能に取付けられ、該分離手
段の上流側に位置するスクレーパ部を有し、該スクレー
パ部によりまとまって送られてくる媒体(B)を複数枚媒
体(B)の分離の前段階として所定枚数の媒体(B)のみ通過
させ、他の媒体(B)を送らないよう制止するための制止
手段(40)と、前記制止手段(40)を常時下方に押圧付勢す
るための付勢手段(49,62)と、を備えている複数枚媒体
の分離繰出し装置とした。
【0009】前記分離手段は、前記繰出しローラ(32)の
下流に位置し、該繰出しローラ(32)の回転と同方向に回
転する送りローラ(36)と、該送りローラ(36)の上部に位
置し、該送りローラ(36)の回転とは逆回転するか若しく
は非回転のストップローラ(38)とから構成されている。
【0010】前記制止手段(40)は、具体的には上面から
見てコ字形状をし、前記ストップローラ(38)に対して上
下動可能に取付けられた制止部材である。この前記制止
部材(40)は、その側板(44)に形成された縦方向に長い長
孔(44a)に前記ストップローラ(38)の軸(42)が嵌まこと
により、該軸(42)に対して上下動可能になっている。
【0011】前記スクレーパ部(46)は、その下部に媒体
(B)の搬送方向に向けて傾斜する折曲部(46a)を有し、繰
出しローラ(32)からまとまって送られてきた複数枚の媒
体(B)の先端部が前記折曲部(46a)に衝突することにより
前記制止部材(40)は上方に移動させられる。
【0012】本発明の分離繰出し装置は、他の例とし
て、前記側板(44)の搬送方向下流側の位置に上方に延び
るガイドバー(48)を形成し、該ガイドバー(48)が挿入さ
れるガイド孔(56)を有する支持ブロック(50)を設け、該
支持ブロック(50)の下面と前記側板(44)との間に前記ガ
イドバー(48)に挿通された圧縮コイルスプリング(49)を
介在させている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した好ま
しい実施の形態に基づいて詳細に説明するが、本発明の
技術的範囲は、図面に示された実施の形態に限定される
ものではない。
【0014】図1は、本発明に係る複数枚媒体の分離繰
出し装置が例えば自動券売機または自動精算機に用いら
れる紙幣処理装置10に適用された例を示し、紙幣(媒
体)Bの流れを示している。
【0015】紙幣処理装置10において、挿入口12に
挿入された紙幣Bは、紙幣鑑別機14により紙幣の真偽
および種類を識別された後、千円札は千円収納装置16
に、五千円札は五千円収納装置18に、および一万円札
は一万円収納装置20にそれぞれ振り分けられて収納さ
れる。釣り札受取り口22には、例えば自動券売機の取
消しボタンの操作により挿入された紙幣Bが返却される
他、高額紙幣を挿入した場合の千円札あるいは五千円札
の釣り札が排出される。
【0016】千円札収納装置16および五千円収納装置
18には、一万円の高額紙幣が挿入された際に、釣り札
として排出するための分離繰出し装置30がそれぞれ設
けられている。一万円収納装置20には、該一万円紙幣
が釣り札の対象とならないため分離繰出し装置は設けら
れていない。
【0017】前記分離繰出し装置30の構造について
は、図2乃至図4に詳細に示されている。図2乃至図4
において、分離繰出し装置30は、積層された紙幣から
なる媒体Bを繰り出すための繰出しローラ32と、複数
枚の媒体Bが送られてきたときに該複数枚の媒体Bを1
枚づつ分離し下流方向に向けて送り出すための分離手段
である分離部34とを有している。
【0018】繰出しローラ32は、積層された紙幣Bの
搬送方向前部分の下面に位置している。そして、繰出し
ローラ32は最も下に位置する紙幣Bを下流に位置する
分離部34に送り出す。この際、紙幣Bは積層されてい
るため、ある程度重量があること、紙幣B間には静電気
が発生していること、および繰出しローラ32は確実に
紙幣Bを繰り出す必要があるため、その円周面は摩擦係
数を大きくとるためにローレットあるいはギザギザ面又
はゴムローラからなっていることにより、紙幣Bを確実
に1枚づつ繰り出せればよいが、実際には3枚以上の束
状態となって繰り出してしまうことがある。このように
まとめて繰り出される紙幣Bを下流に位置する前記分離
部34によって確実に紙幣Bを1枚づつ分離する。
【0019】分離手段である前記分離部34は、前記繰
出しローラ32と同方向に回転する送りローラ36と、
該送りローラ36の上部に位置し、該送りローラ36の
回転とは反対方向に回転するか、若しくは回転しないス
トップローラ38とを有している。すなわち、送りロー
ラ36は積極的に紙幣Bを搬送方向に送るが、ストップ
ローラ38は紙幣をBを搬送方向に送らない。これら送
りローラ36およびストップローラ38の表面には円周
状の複数の溝36a,38aがそれぞれ形成されてい
る。これらの溝36a,38aが図4に示すように噛み
合うよう送りローラ36とストップローラ38は組み合
わされている。このようにこれらローラ36,38に溝
36a,38aを形成したのは、紙幣Bは乗車券、特急
券などのように厚くはなく、薄いために柔らかく、この
ような紙幣Bを確実に分離繰出しができるようにするた
めである。
【0020】前記ストップローラ38は、繰出しローラ
32から3〜4枚以上まとまって送られてくる紙幣Bを
制止するための制止手段である制止部材40に取り付け
られている。ストップローラ38は軸42を介して図示
されていない駆動源により送りローラ36の回転と逆回
転となるよう回転駆動されるか、または回転しないよう
紙幣処理装置10の枠体(図示せず)に固定的に取り付
けられている。制止部材40は支持ブロック50および
前記ストップローラ38の軸42に対して上下動可能と
なるよう支持されている。
【0021】制止部材40は、図3に示されているよう
に上面から見ると、コ字状のチャンネル形状をしてお
り、ストップローラ38を枢支するための一対の側板4
4,44と、上流側に位置し、前記側板44,44間に
一体的に介在し、垂下するスクレーパ部46とから構成
されている。このスクレーパ部46は、ストップローラ
38の上流に位置するよう構成されている。そして、該
スクレーパ部46は、その下端部に下流側方向に傾斜す
るよう折曲された折曲部46aを有している。この折曲
部46aの先端部46bは、搬送路から僅かに上方に位
置するよう設定されている。すなわち、送りローラ36
とストップローラ38との噛み合い面よりもわずかに上
方の位置となるよう設定されている。これにより、通常
は、繰出しローラ32から送られてくる紙幣Bが1枚〜
3枚送られるようになっている。
【0022】前記制止部材40の各側板44,44に
は、長孔44a,44aが形成されており、該長孔44
a,44aはストップローラ38の軸42に嵌まってい
る。従って、制止部材40は長孔44a,44aを介し
て軸42に対して上下動できるように構成されている。
【0023】前記両側板44,44の下流側の先端部側
には、それぞれ上方に延びる一対のガイドバー48,4
8が設けられている。この各ガイドバー48,48に
は、それぞ押圧付勢手段としての圧縮コイルスプリング
49,49が嵌挿されている。
【0024】前記支持ブロック50には、前記制止部材
40のガイドバー48,48に対応する位置に上下方向
に延びる溝が形成され、該溝を塞ぐように閉塞板52が
複数のビス54,54により取り付けられて、前記溝が
塞がれることによってガイド孔56,56が形成されて
いる。このガイド孔56,56に前記制止部材40のガ
イドバー48,48が挿通され、該ガイド孔56,56
を介して前記支持ブロック50に対して制止部材40が
上下動可能に支持されるようになっている。
【0025】前記ガイド孔56,56にガイドバー4
8,48が挿通されることによって、前記圧縮コイルス
プリング49,49は、支持ブロック50の下端面と制
止部材40の側板44,44の上面との間に介在され、
該圧縮コイルスプリング49,49により制止部材40
は常時下方に付勢されるようになっている。すなわち、
ストップローラ38は、圧縮コイルスプリング49によ
って、制止部材40を介して送りローラ36と接触する
よう付勢されている。
【0026】次に、積層された紙幣Bの繰出し動作につ
いて、図2および図5に基づいて説明する。
【0027】積層された紙幣Bのうち、3乃至4枚以上
まとまって繰出しローラ32により搬送方向に送られた
束状の紙幣Bの先端部は、図2に示されるようにスクレ
ーパ板46の折曲部46aに衝突する。該折曲部46a
は紙幣Bの搬送方向に傾斜しているため、該折曲部46
aの上流側空間がくさび状となり、このくさび状空間内
に前記多数の紙幣Bが入り込む。該多数の紙幣Bは繰出
しローラ32の回転により更に搬送方向に送られるた
め、スクレーパ板46の折曲部46aに上方への負荷が
掛かり、制止部材40は図5に示されるように圧縮コイ
ルスプリング49の反発力に抗して軸42に沿って上方
に移動する。この制止部材40の上方への移動に際し、
該制止部材40がぶれないようにガイドバー48は支持
ブロック50のガイド孔56内を上方に向けて移動す
る。
【0028】この制止部材40の上方への可動により、
スクレーパ部46およびその下部に形成されている折曲
部46aも上動し、該折曲部46aの先端部46bと搬
送路Cとの間隔が紙幣B3乃至4枚程度に広がる。従っ
て、繰出しローラ32によって束状態で送られてきた紙
幣Bは、スクレーパ部46の折曲部46aによって、3
乃至4枚程度の紙幣Bが通過できる。すなわち、スクレ
ーパ部46を有する制止部材40は、分離ローラを構成
する送りローラ36とストップローラ38との手前(上
流側)において、前段階の処理として束状態で送られて
きた紙幣Bを全て搬送することなく、3,4枚の紙幣の
みを通過させ、その他の紙幣Bについては搬送を阻止す
ることになり、その後の複数枚の紙幣Bの分離繰出しを
確実に行えるようにしている。
【0029】図6は、他の実施の形態を示すものであっ
て、上記実施の形態のうち支持ブロック50を用いない
例を示している。すなわち、固定部60と制止部材40
との間に直接圧縮コイルスプリング62を介在させた形
態を示している。制止部材40は圧縮コイルスプリング
62により長孔44aを介して軸42に沿って常時下方
に付勢される構造をしている。図5に示した実施の形態
と同様に紙幣Bが束状態で繰出しローラから送り出され
てくると、図6に示すように折曲部46aを介して制止
部材40は、押圧付勢手段としての圧縮コイルスプリン
グ62の反発力に抗して上方に移動する。すなわち、制
止部材40はストップローラ38に対して上下動可能に
構成されている。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の複数枚媒体
の分離繰出し装置によれば、複数枚の媒体を分離して1
枚づつ繰り出すための分離ローラの上流側である手前に
ストップローラに対して上下動するよう構成されたスク
レーパ板を配置するようにして、束状態で送られてきた
媒体のうち所定枚数のみ通過させて分離ローラに搬送さ
せるようにしているため、束状態になった紙幣を分離ロ
ーラにそのまま送ることなく、分離ローラによって1枚
づつ確実に繰り出すことができるという作用効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複数枚媒体の分離繰出し装置を備
えた紙幣処理装置の概略図である。
【図2】本発明に係る複数枚媒体の分離繰出し装置の正
面図である。
【図3】図2に示された分離繰出し装置のうち、制止部
材、ストップローラおよび支持ブロックを示した斜視図
である。
【図4】図2における4−4線による拡大された断面図
である。
【図5】本発明の分離繰出し装置の動作を示すものであ
って、図2に対応した作用図である。
【図6】本発明の分離繰出し装置の他の実施の形態を示
しており、図5に対応した図である。
【図7】従来における複数枚媒体の分離繰出し機構の概
略図である。
【符号の説明】
30…分離繰出し装置、32…繰出しローラ、34…分
離部、36…送りローラ、38…ストップローラ、40
…制止部材、42…軸、44…側板、44a…長孔、4
6…スクレーパ板、46a…折曲部、48ガイドバー、
49…圧縮コイルスプリング、50…支持ブロック、5
6…ガイド孔、60…固定部、62…圧縮コイルスプリ
ング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 助川 薫 栃木県宇都宮市平出工業団地11番地2 日 本信号株式会社宇都宮事業所内 Fターム(参考) 3E040 AA01 FD02 FD05 3F343 FA04 FB07 FC01 GA01 GB02 GC01 GD01 HA12 HB04 JA01 JD03 JD09 JD15 JD33 LA04 LA14 LC05 LD04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された媒体のうち複数枚の媒体が送
    られてきた際に前記媒体を1枚づつ分離して繰り出すよ
    うにした複数枚媒体の分離繰出し装置であって、 積層された媒体(B)の前部下面に位置し、該媒体(B)を下
    流方向に繰り出すための繰出しローラ(32)と、 前記繰出し手段(32)の下流に位置し、複数枚の前記媒体
    (B)が前記繰出し手段(32)から送られてきたとき、該複
    数枚の媒体(B)を1枚づつ分離して下流側に送り出すた
    めの分離手段(34)と、 前記分離手段(34)に対して上下動可能に取付けられ、該
    分離手段(34)の上流側に位置するスクレーパ部(46)を有
    し、該スクレーパ部(46)によりまとまって送られてくる
    媒体(B)を複数枚媒体(B)の分離の前段階として所定枚数
    の媒体(B)のみ通過させ、他の媒体(B)を送らないよう制
    止するための制止手段(40)と、 前記制止手段(40)を常時下方に押圧付勢するための付勢
    手段(49,62)と、を備えていることを特徴とする複数枚
    媒体の分離繰出し装置。
  2. 【請求項2】 前記分離手段(34)は、前記繰出しローラ
    (32)の下流に位置し、該繰出しローラ(32)の回転と同方
    向に回転する送りローラ(36)と、該送りローラ(36)の上
    部に位置し、該送りローラ(36)の回転とは逆回転するか
    若しくは非回転のストップローラ(38)とから構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の複数枚媒体の分
    離送出し装置。
  3. 【請求項3】 前記制止手段(40)は、上面から見てコ字
    形状をし、前記ストップローラ(38)に対して上下動可能
    に取付けられた制止部材であることを特徴とする請求項
    2に記載の複数枚媒体の分離送出し装置。
  4. 【請求項4】 前記制止部材(40)は、その側板(44)に形
    成された縦方向に長い長孔(44a)に前記ストップローラ
    (38)の軸(42)が嵌まことにより、該軸(42)に対して上下
    動可能になっていることを特徴とする請求項3に記載の
    複数枚媒体の分離離繰出し装置。
  5. 【請求項5】 前記スクレーパ部(46)は、その下部に媒
    体(B)の搬送方向に向けて傾斜する折曲部(46a)を有して
    いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に
    記載の複数枚媒体の分離繰出し装置。
  6. 【請求項6】 前記側板(44)の搬送方向下流側の位置に
    上方に延びるガイドバー(48)を形成し、該ガイドバー(4
    8)が挿入されるガイド孔(56)を有する支持ブロック(50)
    を設け、該支持ブロック(50)の下面と前記側板(44)との
    間に前記ガイドバー(48)に挿通された圧縮コイルスプリ
    ング(49)を介在させたことを特徴とする請求項4又は5
    に記載の複数枚媒体の分離繰出し装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007156781A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Omron Corp 紙葉類処理装置
JP5523621B1 (ja) * 2013-11-05 2014-06-18 江沢事務器株式会社 薄形搬送物送給装置
JP2015059030A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 セイコーエプソン株式会社 被記録媒体搬送装置、被記録媒体カセット、記録装置

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