JPS6288863A

JPS6288863A - Ｖベルト自動変速機のｖプ−リ

Info

Publication number: JPS6288863A
Application number: JP22488385A
Authority: JP
Inventors: Kenji Suzuki; 健司鈴木
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1985-10-11
Filing date: 1985-10-11
Publication date: 1987-04-23
Anticipated expiration: 2011-10-23
Also published as: JP2546824B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明は遠心ローラによって変速制御するようにした
Ｖベルト自動変速機のＶプーリに係り、特にＶベルト変
速衝撃緩和装置を備えたＶベルト自動変速機のドライブ
Ｖプーリに関する。

〔発明の技術的背扇とその問題点〕

遠心力制御によるＶベル］・自動変速機のドライブ■プ
ーリは、ドライブシャフト上に固定側プーリと可動側プ
ーリとを対設し、上記固定側プーリの固定フェースと可
動側プーリの可動フェースとの間にＶベルトを掛装する
とともに、可動側プーリの背面にセットされた遠心ロー
うによって固定側Ｊ３よび可動側プーリの両フェース間
隔が増減されるようになっている。

Ｖベルト自動変速機の変速比は、両フェース間の間隔で
決定され、遠心ローラの径、質ωや遠心力の軸方向分力
を生む傾斜面の形状などによってその間隔を制御して所
定の変速特性が得られるように設定する。変速特性はエ
ンジンの出力特性とマツチングする必要があり、この種
のＶベルト自動変速機を使用する自動２輪車などの性能
を決定する上で重大である。

ところが、従来この秤のＶベルト自動変速機は、可動側
プーリの背面とプレッシャプレー１・どの間に遠心ロー
ラが直接包持されているために、エンジンにＲ激な回転
変動が生じると、この回転変動に遠心ローラが追従作動
してＶベルトに伝達される。このため、■ベルトに回転
変動が伴う衝撃力がストレーｔ・に作用し、Ｖベルトの
寿命を損ねたり、また、遠心ローラがプレッシャプレー
トに激しく衝突するため、遠心ローラは摩耗や損傷が大
きく、騒音発生の原因となっていた。

〔発明の目的〕

この発明は上述した事情を考慮してなされたもので、エ
ンジンの急激な回転変動に対してもＶベルトに衝撃が加
わるのを有効的に防止し、ベルト寿命を良くしたＶベル
ト自動変速機のＶプーリを提供するものである。

この発明の他の目的は、エンジンの急激な回転変動が生
じても、遠心ローラの摩耗や損傷の発生を有効的に防止
したＶベルト自動変速機のＶプーリを提供することにあ
る。

〔発明の概要〕

上述した目的を達成するために、この発明は、シャフト
上に固定側プーリと可動側プーリを対設し、上記固定側
プーリの固定フェースと可動側プーリの可動フェースと
の間にＶベルトを掛装するとともに可動側プーリの背面
と前記シャフト上に固定されたプレッシャプレートとの
闇に遠心ローラを包持したＶベルト自動変速機の■プー
リにおいて、前記プレッシャプレー１〜の固定側プーリ
側にクッションプレートが一体的に設けられ、このクッ
ションプレー１・と可動側プーリとの１！ｌに遠心ロー
ラを弾性支持したことを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明に係るＶベルト自動変速機の■プーリの
一実施例について添付図面を参照して説明する。

第１図および第２図はこの発明に係るＶベルト自動変速
機の■プーリを示すもので、図中符号１０はエンジンク
ランク軸であるドライブシャフト１１に設けられたドラ
イブＶプーリを示す。このドライブＶプーリ１０はドラ
イブシャフト１１に回転自在に軸装された固定側ドライ
ブシャフト１２を備えている。固定側ドライブシャフト
１２の一端にはクラッチハウジング１３が固定され、こ
のクラッチハウジング１３とドライブシャフト端に装着
された遠心シュー１４とによって遠心クラッチ１５が構
成される。遠心クラッチ１５は所定の回転数以上でドラ
イブシャフト１１と固定側ドライブシャフト１２とを一
体的に回転さゼるようになっている。

上記固定側ドライブシャフト１２の一側にはドライブＶ
プーリ１０の固定側ドライブシャフト１６が固定され、
クラッチハウジング１３と一体化される。また、固定側
ドライブシャフト１２上にはスプラインによって回転一
体に軸合され、締付ナツト１７によって軸方向移動が拘
束されたスペーサ１８が設けられ、このスペーサ１８上
にスプラインによって回転一体で軸方向に摺動自在な可
動側ドライブプーリ１９が軸装される。固定側ドライブ
プーリ１６の固定フェースと可動側ドライブプーリ１９
の固定フェース１６ａ、１９ａは回転一体で、間隔が変
化できるように対向してドライブＶプーリ１０を描成し
、このドライブＶプーリ１０の固定フェース１６ａと可
動フェース１９ａとの間にＶベルト２０を懸架し、ドリ
ブン■プーリ（図示せず）に回転を伝えるようになって
いる。　− 一方、可動側ドライブプーリ１９の背面には、遠心方向
に延び、かつ背側に湾曲した溝２１が形成され、この溝
２１内に遠心ローラ２２が収容される。溝２１の底面２
３は遠心方向に向って固定側ドライブプーリ１６から離
間する方向に傾斜する。上記遠心ロー５２２は遠心方向
に向って固定側ドライブプーリ１６へ近付くように傾斜
した皿形ディスク状のクッションプレート２５により弾
性保持される。クッションプレート２５は弾力性を有し
、その背側に位置する剛性の大きなプレッシャプレート
２６と一体的に設【ノられ、これらのプレート２５．２
６は固定側ドライブシャフト１２に締付ナツト１７によ
り固定される。前記クッションプレート２５は中央部が
プレッシャプレー１−２６に密着して一体化される一方
、その周辺部はブレッシ翫・プレート２６から固定側ド
ライブプーリ１９側に離間し、間隙δが形成される。ク
ッションプレート２５の外周部には周方向に所定の間隔
をおいて切欠部２７が形成され、この切欠の存在により
周辺部の弾性変形力を増大させている。

また、プレッシャプレート２６の外周部に形成された切
欠き２８は、第２図に示すように、可動側ドライブプー
リ１９の連絡壁２９に係合し、可動側ドライブプーリ１
９に回動力を伝達するようになっている。

次に、■ベルト自動変速機のドライブＶプーリの作用に
ついて説明する。

ドライブシャフト１１の回転が上昇すると、遠心クラッ
チ１５は遠心力の作用を受けて動力をクラッチハウジン
グ１３に伝達する。これにより、クラッチハウジング１
３と一体の固定側ドライブプーリ１６および固定側ドラ
イブシャフト１２に回転が伝わり、このドライブシャフ
ト１２に連結されたクッションプレート２５やプレッシ
ャプレート２６にも同時に回転が伝えられる。プレッシ
ャプレート２６の回転により、そのプレート２６上の切
欠き２８が可動側ドライブプーリ１９の連結壁２９を駆
動させて、このドライブプーリ１９を同時に駆動させ、
■ベル１〜２０に回転力を伝達する。

ところで、ドライブシャフト１１が急激に加速されると
、遠心クラッチ１５が瞬間的に接続されるため、可動側
ドライブプーリ１９も急激に回転を始める。このとき、
遠心ローラ２２は急激な遠心力により溝２１の底面２３
を登り、プレッシャブレー１〜２６に衝突しようとする
が、プレッシャブレー１・２６の内側にクッションプレ
ー１・２５が介装されているので、ブレフシ１？プレー
ト２６に衝突する以前、クッションプレート２５に当接
し、このクッションプレート２５で衝撃力が吸収される
。

遠心ローラ２２は、一般的に、騒音防止上樹脂被膜ＰＩ
われており、この樹脂被膜により遠心ローラ２２の１ｆ
耗や急激な遠心力作用による損傷を防止している。そし
て、クッションプレート２５を設けることにより、急激
な回転変動力がＶベルト２０に伝達されて局部的な座屈
やつぶれが生じ、ベルト寿命が損なわれるのを防止して
いる。

なお、一実施例ではその発明をＶベル］・自動変速機の
ドライブプーリに適用した例について説明したが、この
ドライブプーリに代えてドリブン■プーリに適用づるよ
うにしてもよい。

〔発明の効果〕

上述したようにこの発明は、プレッシャプレートの固定
側プーリ側にクッションプレートが一体的に設けられ、
このクッションプレートと可動側プーリとの間に遠心ロ
ーラを弾性支持したから、エンジンに急激な回転変動が
生じても、遠心ローラに作用する衝撃力がクッションプ
レー１・で吸収され、■ベルトに直接伝達されることが
なく、ベルト寿命を延ばすことができる。一方、遠心ロ
ーラはブレツシレプレートに直接衝突することがないの
で、遠心ローラの摩耗や損傷の発生を少なくすることが
でき、騒音の発生も低減ザることができる等の効果を秦
する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るＶベルト自動変速機のＶプーリ
の一実施例を示寸断面図、第２図は第１図の■−■線に
沿う図である。１０・・・ドライブＶプーリ、１１・・・ドライブシャ
フト、１２・・・固定側ドライブシャフト、１３・・・
クラッチハウジング、１５・・・遠心クラッチ、１６・
・・固定側ドライブプーリ、１６ａ・・・固定フェース
、１９・・・可動側ドライブプーリ、１９ａ・・・可動
フェース、２０・・・■ベルト１２２・・・遠心ローラ
、２５・・・クッションプレート、２６・・・ブレッシ
ＩＩプレート、２７・・・切欠部。出穎人代理人　　　波　多　野　　　久羊　１　回

Claims

【特許請求の範囲】１、シャフト上に固定側プーリと可動側プーリを対設し
、上記固定側プーリの固定フェースと可動側プーリの可
動フェースとの間にＶベルトを掛装するとともに可動側
プーリの背面と前記シャフト上に固定されたプレッシャ
プレートとの間に遠心ローラを包持したＶベルト自動変
速機のＶプーリにおいて、前記プレッシャプレートの固
定側プーリ側にクッションプレートが一体的に設けられ
、このクッションプレートと可動側プーリとの間に遠心
ローラを弾性支持したことを特徴とするＶベルト自動変
速機のＶプーリ。２、クッションプレートは皿形ディスク状の弾性プレー
トで形成され、その中央部はプレッシャプレートに密接
せしめられて一体化される一方、外周部はプレッシャプ
レートから遠心ローラ側に離間し、所定の間隙が形成さ
れた特許請求の範囲第１項に記載のＶベルト自動変速機
のＶプーリ。３、プレッシャプレートは外周部に周方向に間隔をおい
て切欠部が形成された特許請求の範囲第１項に記載のＶ
ベルト自動変速機のＶプーリ。