JPS6287930A - 画像記録装置 - Google Patents
画像記録装置Info
- Publication number
- JPS6287930A JPS6287930A JP22770385A JP22770385A JPS6287930A JP S6287930 A JPS6287930 A JP S6287930A JP 22770385 A JP22770385 A JP 22770385A JP 22770385 A JP22770385 A JP 22770385A JP S6287930 A JPS6287930 A JP S6287930A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- light beam
- plane
- image recording
- optical system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
この発明は画像記録媒体上に光ビームを走査して画像を
記録する装置にかかわり、とくに医用画像のような高精
細画像の記録に好適な画像記録装置に関している。
記録する装置にかかわり、とくに医用画像のような高精
細画像の記録に好適な画像記録装置に関している。
この禅の画像記録装置は、一般に、画像信号に応じて光
量変調された光ビームを回転鏡や振動鏡によって偏向さ
せることでなされる高速のくり返し走査と、画像記録媒
体自体の搬送や画像記録媒体を支持するドラムの回転な
どによってなされるくり返し走査方向に直交する方向へ
の画像媒体の移動とによって、光ビームに銀塩フィルム
、印画紙、を子写真用感光体などの画像記録媒体上を二
次元走査をさせて、画像の記録を行うようにさせている
。
量変調された光ビームを回転鏡や振動鏡によって偏向さ
せることでなされる高速のくり返し走査と、画像記録媒
体自体の搬送や画像記録媒体を支持するドラムの回転な
どによってなされるくり返し走査方向に直交する方向へ
の画像媒体の移動とによって、光ビームに銀塩フィルム
、印画紙、を子写真用感光体などの画像記録媒体上を二
次元走査をさせて、画像の記録を行うようにさせている
。
このような画像記録装置において、走査が円形断面の光
ビームによってなされるときに、くり返し走査方向の解
像度がこれに直角な方向よりも劣化する現象が生じる。
ビームによってなされるときに、くり返し走査方向の解
像度がこれに直角な方向よりも劣化する現象が生じる。
たとえば、くり返し走査方向の長さ2のドツトを記録す
るときに、くり返し走査速度をVとすると、時間t =
l / vだけ光ビームを画像記録媒体に照射するよ
うな画像信号が装置に加えられる。このため、書き込ま
れたドツトの形状は、画像信号にたいする装置の応答性
の影響が無視できる場合であっても、第4図の左に示す
ように円形の光ビームと長さlの矩形波の重畳積分で与
えられる、(り返し走査方向に引き伸ばされた楕円状の
ものとなる。この現象は画像を構成する画素ごとに生じ
るため、くり返し走査方向の解像力が低下することにな
る。
るときに、くり返し走査速度をVとすると、時間t =
l / vだけ光ビームを画像記録媒体に照射するよ
うな画像信号が装置に加えられる。このため、書き込ま
れたドツトの形状は、画像信号にたいする装置の応答性
の影響が無視できる場合であっても、第4図の左に示す
ように円形の光ビームと長さlの矩形波の重畳積分で与
えられる、(り返し走査方向に引き伸ばされた楕円状の
ものとなる。この現象は画像を構成する画素ごとに生じ
るため、くり返し走査方向の解像力が低下することにな
る。
これを解決するために、書き込みをなす光ビームの断面
をくり返し走査方向に長い楕円状とすることがなされて
いる。楕円状の光ビームによる書き込みは、第4図の右
に示すように、円形の光ビームのそれに比較して、くり
返し走査方向への引き伸ばしの影響を低減させることが
できる。書き込みのための光ビームの断面を円から楕円
に、楕円から円にあるいは楕円から縦横比の異なる他の
楕円に整形する光学系は特開昭57−35824号公報
および特開昭59−81615号公報にてすでに開示さ
れている。これらは、光ビームのビームウェスト直径を
複数のシリンドリカルレンズによってくり返し走査方向
とこれに直角な方向とで別々に設定することができるよ
うにして、光ビームの断面をくり返し走査方向に長い楕
円状にさせている。しかしながら、このようなものでは
シリンドリカルレンズ間の位置調整、すなわちレンズ効
果を有する平面を合致させるための組み立ておよび調整
が困難であるという問題がある。
をくり返し走査方向に長い楕円状とすることがなされて
いる。楕円状の光ビームによる書き込みは、第4図の右
に示すように、円形の光ビームのそれに比較して、くり
返し走査方向への引き伸ばしの影響を低減させることが
できる。書き込みのための光ビームの断面を円から楕円
に、楕円から円にあるいは楕円から縦横比の異なる他の
楕円に整形する光学系は特開昭57−35824号公報
および特開昭59−81615号公報にてすでに開示さ
れている。これらは、光ビームのビームウェスト直径を
複数のシリンドリカルレンズによってくり返し走査方向
とこれに直角な方向とで別々に設定することができるよ
うにして、光ビームの断面をくり返し走査方向に長い楕
円状にさせている。しかしながら、このようなものでは
シリンドリカルレンズ間の位置調整、すなわちレンズ効
果を有する平面を合致させるための組み立ておよび調整
が困難であるという問題がある。
本発明は、書き込みのための光ビームの断面を楕円ある
いは楕円状に整形している画像記録装置にて、組み立て
および調整をより簡単になすことができるようにしたも
のである。
いは楕円状に整形している画像記録装置にて、組み立て
および調整をより簡単になすことができるようにしたも
のである。
本発明の画像記録装置は、光ビームのくり返し走査とこ
れに直交する方向への画像記録媒体の移動とによって画
像を記録する方式のみならず、ドラムスキャナのように
、光ビームに直交する回転軸を有する回転体の表面に支
持され、もしくは、その表面に形成された画像記録媒体
が回転走査させられ、同時に該回転体が該回転軸の方向
に移動させられることで記録をなす方式や、レーザフィ
ルム録画装置(テレビジョン学会誌、第31巻(197
7年)第5号参照)のように、光ビームのみがくり返し
走査とこれに直角な方向への移動とをなすことで画法記
録をなしている方式など、つまり光ビームが画像記録媒
体からみてくり返し走査をなされ、走査ごとに走査方向
に直角な方向に移動させられることで画像を記録する方
式の全てを含んでいる。
れに直交する方向への画像記録媒体の移動とによって画
像を記録する方式のみならず、ドラムスキャナのように
、光ビームに直交する回転軸を有する回転体の表面に支
持され、もしくは、その表面に形成された画像記録媒体
が回転走査させられ、同時に該回転体が該回転軸の方向
に移動させられることで記録をなす方式や、レーザフィ
ルム録画装置(テレビジョン学会誌、第31巻(197
7年)第5号参照)のように、光ビームのみがくり返し
走査とこれに直角な方向への移動とをなすことで画法記
録をなしている方式など、つまり光ビームが画像記録媒
体からみてくり返し走査をなされ、走査ごとに走査方向
に直角な方向に移動させられることで画像を記録する方
式の全てを含んでいる。
本発明は、このような画像記録方式を有し、光ビームの
断面をくり返し走査方向に幅せまい形状に整形する光ビ
ーム整形光学系を具備している画像記録装置にて、光ビ
ーム整形光学系に光ビームの画像記録媒体付近で集束す
る点をくり返し走査方向に平行な平面とこれに直角な方
向に平行な平面とで別個に設定させて、光ビームの断面
の楕円状整形を果たしていることを特徴としている。
断面をくり返し走査方向に幅せまい形状に整形する光ビ
ーム整形光学系を具備している画像記録装置にて、光ビ
ーム整形光学系に光ビームの画像記録媒体付近で集束す
る点をくり返し走査方向に平行な平面とこれに直角な方
向に平行な平面とで別個に設定させて、光ビームの断面
の楕円状整形を果たしていることを特徴としている。
本発明によれば、一枚のシリンドリカルレンズあるいは
シリンドリカルミラーによってでも、ビームの整形を果
たすことができるので、シリンドリカルレンズもしくは
シリンドリカルミラーの方向に関する精度が複数枚のシ
リンドリカルレンズを使用した従来装置のように厳密で
ある必要がなくなり、組み立ておよび調整をより容易に
なすことができる。
シリンドリカルミラーによってでも、ビームの整形を果
たすことができるので、シリンドリカルレンズもしくは
シリンドリカルミラーの方向に関する精度が複数枚のシ
リンドリカルレンズを使用した従来装置のように厳密で
ある必要がなくなり、組み立ておよび調整をより容易に
なすことができる。
さらに、本発明によれば、シリンドリカルレンズあるい
はシリンドリカルミラーの焦点距離(複数のシリンドリ
カルレンズあるいはシリンドリカルミラーを用いるとき
にはその合成焦点距離)が画像記録媒体に光ビームを集
束させるレンズあるいはミラーの焦点距離、もしくはこ
れらの組み合わせの合成焦点距離よりも長くなるので、
シリンドリカルレンズによる収差の影響を小さくするこ
とができる。さらにまた、光ビーム自体をくり返し走査
させている場合には、光ビーム整形光学系を光偏向器以
前に配置することによって、光偏向器以降に長尺のシリ
ンドリカルレンズやシリンドリカルミラーを挿入する必
要がなくな(るため、構造が篇単になり、低コストで製
造することができる。光ビームの整形をなしていない画
像記録装置では、その光学系にシリンドリカルレンズを
挿入するか、あるいは光学系を構成する平面鏡をシリン
ドリカルミラーに変更するだけで、光ビームの整形をな
すことができるので、光学系の大幅な変更を必要とせず
、しかも装置の大形化を防ぐことができる。
はシリンドリカルミラーの焦点距離(複数のシリンドリ
カルレンズあるいはシリンドリカルミラーを用いるとき
にはその合成焦点距離)が画像記録媒体に光ビームを集
束させるレンズあるいはミラーの焦点距離、もしくはこ
れらの組み合わせの合成焦点距離よりも長くなるので、
シリンドリカルレンズによる収差の影響を小さくするこ
とができる。さらにまた、光ビーム自体をくり返し走査
させている場合には、光ビーム整形光学系を光偏向器以
前に配置することによって、光偏向器以降に長尺のシリ
ンドリカルレンズやシリンドリカルミラーを挿入する必
要がなくな(るため、構造が篇単になり、低コストで製
造することができる。光ビームの整形をなしていない画
像記録装置では、その光学系にシリンドリカルレンズを
挿入するか、あるいは光学系を構成する平面鏡をシリン
ドリカルミラーに変更するだけで、光ビームの整形をな
すことができるので、光学系の大幅な変更を必要とせず
、しかも装置の大形化を防ぐことができる。
本発明の画像記録装置の実施例は、以下に、第1図ない
し第3図と共に説明する。
し第3図と共に説明する。
第1図において、11はHe−Neガスレーザ管などの
レーザ発振器からなる光源、12は音響光学光変調器(
以下AOMと略称する) 、12’はAOMドライバ、
13はスリット、14はビームエクスパンダ、15はガ
ルバノメータミラー、16はFθレンズ、】7は平面鏡
、1Bは画像記録媒体、たとえば銀塩フィルムを、19
〜27はフィルムの搬送機構それぞれを示している。
レーザ発振器からなる光源、12は音響光学光変調器(
以下AOMと略称する) 、12’はAOMドライバ、
13はスリット、14はビームエクスパンダ、15はガ
ルバノメータミラー、16はFθレンズ、】7は平面鏡
、1Bは画像記録媒体、たとえば銀塩フィルムを、19
〜27はフィルムの搬送機構それぞれを示している。
レーザ発振器11を出射したレーザ光はAOM12に入
射する。AOM12から出力された光のうち、−次回折
光のみがスリット13を通過してビームエクスパンダ1
4に入射する。ビームエクスパンダ14を出たレーザ光
は、ガルバノメータミラー15によって反射され、Fθ
レンズ16および平面鏡17を経由して、銀塩フィルム
18に到達する。Fθレンズ16はフィルム面上でレー
ザ光を絞り込むと共に、走査の定速性を改善するために
採用されている。
射する。AOM12から出力された光のうち、−次回折
光のみがスリット13を通過してビームエクスパンダ1
4に入射する。ビームエクスパンダ14を出たレーザ光
は、ガルバノメータミラー15によって反射され、Fθ
レンズ16および平面鏡17を経由して、銀塩フィルム
18に到達する。Fθレンズ16はフィルム面上でレー
ザ光を絞り込むと共に、走査の定速性を改善するために
採用されている。
他方、銀塩フィルム18はモータ19、ベルト20およ
びベルト車21〜23、送/)0−ル24〜27などか
らなるフィルム搬送機構によってレーザ光の走査方向に
直交する方向に搬送されている。すなわち、送りロール
のうち、ロール25と27とはベルト車21゜22を回
転軸に取り付けてあり、モータI9の出力軸にもベルト
車23を取り付けてあり、エンドレスの一、ルト20が
これらのベルト車に巻き掛けられていて、モータ19が
ベルトJfE21.22を回転させることで、銀塩フィ
ルム18を図面に示すy′の方向に直線径v1させてい
る。
びベルト車21〜23、送/)0−ル24〜27などか
らなるフィルム搬送機構によってレーザ光の走査方向に
直交する方向に搬送されている。すなわち、送りロール
のうち、ロール25と27とはベルト車21゜22を回
転軸に取り付けてあり、モータI9の出力軸にもベルト
車23を取り付けてあり、エンドレスの一、ルト20が
これらのベルト車に巻き掛けられていて、モータ19が
ベルトJfE21.22を回転させることで、銀塩フィ
ルム18を図面に示すy′の方向に直線径v1させてい
る。
これにおいて、ガルバノメータドライバ28で発生する
周期的な駆動信号29がガルバノメータ30に加えられ
ると、ガルバノメータミラー15がガルバノメータ30
により偏向角を変えられ、レーザ光が銀塩フィルム1日
の上で図中のX′の方向にくり返し走査をさせられる。
周期的な駆動信号29がガルバノメータ30に加えられ
ると、ガルバノメータミラー15がガルバノメータ30
により偏向角を変えられ、レーザ光が銀塩フィルム1日
の上で図中のX′の方向にくり返し走査をさせられる。
これと同時に、画像メモリ31が走査線一本分の画像情
報をもつ映像信号32を駆動信号29に同期して発生し
、AOMドライバ12′が映像信号32に応じてAOM
12を駆動する高周波信号33を振幅変調し、AOM1
2が一次回折光を高周波信号33によって光量変調して
、画像を構成する各走査線がレーザ光によって銀塩フィ
ルム18に書き込まれる。
報をもつ映像信号32を駆動信号29に同期して発生し
、AOMドライバ12′が映像信号32に応じてAOM
12を駆動する高周波信号33を振幅変調し、AOM1
2が一次回折光を高周波信号33によって光量変調して
、画像を構成する各走査線がレーザ光によって銀塩フィ
ルム18に書き込まれる。
銀塩フィルム18には、このようにして、変調光の偏向
走査によるくり返し走査と走査ごとになされるフィルム
の搬送との組み合せによって、画像メモリ31に格納さ
れた画像情報にしたがう画像がレーザ光によって書き込
まれる。なお、画像メモl731には外部からの入力信
号34によって画像情報を書き込むことができ、画像メ
モリ31への書き込みと読み出しはガルバノメータドラ
イバ28の作動、それにモータ19の駆動と共に、マイ
クロコンピュータを具備しているコントローラ35によ
って制御されている。
走査によるくり返し走査と走査ごとになされるフィルム
の搬送との組み合せによって、画像メモリ31に格納さ
れた画像情報にしたがう画像がレーザ光によって書き込
まれる。なお、画像メモl731には外部からの入力信
号34によって画像情報を書き込むことができ、画像メ
モリ31への書き込みと読み出しはガルバノメータドラ
イバ28の作動、それにモータ19の駆動と共に、マイ
クロコンピュータを具備しているコントローラ35によ
って制御されている。
この画像記録装置にて、光ビーム整形光学系はビームエ
クスパンダ14に組み込まれている。第2図はビームエ
クスパンダのレンズ系を示していて、凹レンズ36.シ
リンドリカルレンズ37および凸レンズ38を具備して
いる。シリンドリカルレンズ37はくり返し走査方向に
平行な平面、つまり第1図におけるx−z平面およびX
′−2′平面でレンズ効果を生じるように配置されてい
る。
クスパンダ14に組み込まれている。第2図はビームエ
クスパンダのレンズ系を示していて、凹レンズ36.シ
リンドリカルレンズ37および凸レンズ38を具備して
いる。シリンドリカルレンズ37はくり返し走査方向に
平行な平面、つまり第1図におけるx−z平面およびX
′−2′平面でレンズ効果を生じるように配置されてい
る。
第3図は各平面内でのビームエクスパンダの作用を示し
ていて、第3図の上部はy−z (y’ −z′)平
面内でのビームエクスパンダの作用を、第3図の下部は
x−z (x’ −z’ )平面内でのビームエクス
パンダの作用をそれぞれ示している。
ていて、第3図の上部はy−z (y’ −z′)平
面内でのビームエクスパンダの作用を、第3図の下部は
x−z (x’ −z’ )平面内でのビームエクス
パンダの作用をそれぞれ示している。
シリンドリカルレンズ37はy−2(y′−2′)平面
においてレンズ効果生じないため、レーザ光束は凹レン
ズ36と凸レンズ38とによって、直径dの平行光束に
拡大されてFθレンズ16に入射し、Fθレンズ16の
焦点値1jAに集束する。ところが、x−z (x’
−z’ )平面において、レーザ光束は凹レンズ38
で発散光とさせられたあと、シリンドリカルレンズ37
によって点Cを中心とした発散光束とさせられて凸レン
ズ38に入射し、そのあとFθレンズ16に入射し、集
束点Aの前方に位置している点Bに集束させられる。銀
塩フィルム18はx / z /平面で光束が集束す
る位置已に配置され、y′−2′平面におけるレーザ光
の集束点Aは前述のように集束点Bの後方に位置してい
て光束は点Bで集束させられていないため、点Bにおけ
る書き込み光のビーム形状はy′方向に引き伸ばされた
楕円状となる。詳しく説明する。
においてレンズ効果生じないため、レーザ光束は凹レン
ズ36と凸レンズ38とによって、直径dの平行光束に
拡大されてFθレンズ16に入射し、Fθレンズ16の
焦点値1jAに集束する。ところが、x−z (x’
−z’ )平面において、レーザ光束は凹レンズ38
で発散光とさせられたあと、シリンドリカルレンズ37
によって点Cを中心とした発散光束とさせられて凸レン
ズ38に入射し、そのあとFθレンズ16に入射し、集
束点Aの前方に位置している点Bに集束させられる。銀
塩フィルム18はx / z /平面で光束が集束す
る位置已に配置され、y′−2′平面におけるレーザ光
の集束点Aは前述のように集束点Bの後方に位置してい
て光束は点Bで集束させられていないため、点Bにおけ
る書き込み光のビーム形状はy′方向に引き伸ばされた
楕円状となる。詳しく説明する。
以下の説明では、理解を簡単にするためにレンズ系にた
いして、近軸、薄肉、無収差の式か適用できるものと仮
定している。 y−z (y’ −z’ )平面では、
第3図の上部に示すように、入射する直径d0の平行な
レーザ光束は、焦点距離−flの凹レンズ36と焦点路
Al r tの凸レンズ38とによって、直径dの平行
光束に拡大されて焦点路Rr eをもつFθレンズ16
に入射し、Fθレンズ16の焦点値W、Aに集束する。
いして、近軸、薄肉、無収差の式か適用できるものと仮
定している。 y−z (y’ −z’ )平面では、
第3図の上部に示すように、入射する直径d0の平行な
レーザ光束は、焦点距離−flの凹レンズ36と焦点路
Al r tの凸レンズ38とによって、直径dの平行
光束に拡大されて焦点路Rr eをもつFθレンズ16
に入射し、Fθレンズ16の焦点値W、Aに集束する。
出射光の直径dはd−(fz /fI) d、
・・・(11である。
・・・(11である。
また、第3図の下部に示すx−z (x’ −z’ )
平面では、直径d0の入射する平行光束が、凹レンズ3
6で発散光となってから、焦点距離fcのシリンドリカ
ルレンズ37によって、点Cを中心とした発散光束とさ
せられる0点Cの位置はシリンドリカルレンズ37の位
置をPcとし、凹レンズ36の位置をP+ としたとき
に、 C丁]=fcCf++x)/Cfc−fl−x)
−(zlである。これにおいて、Xはシリンドリカルレ
ンズ37と凹レンズ36との距離であって、xl「汀τ
・・・(3)である。
平面では、直径d0の入射する平行光束が、凹レンズ3
6で発散光となってから、焦点距離fcのシリンドリカ
ルレンズ37によって、点Cを中心とした発散光束とさ
せられる0点Cの位置はシリンドリカルレンズ37の位
置をPcとし、凹レンズ36の位置をP+ としたとき
に、 C丁]=fcCf++x)/Cfc−fl−x)
−(zlである。これにおいて、Xはシリンドリカルレ
ンズ37と凹レンズ36との距離であって、xl「汀τ
・・・(3)である。
シリンドリカルレンズ37の出射光は凸レンズ38に入
射し、凸レンズ38の出射光はFθレンズ16に入射し
、Fθレンズ16によって点Bに集束させられる。凸レ
ンズ38による光束の集束点りの位置は、凸レンズ38
の位置をP2としたときに、q= f 1trn/ (
% −f ! > −(4)である。これにおいて、
CP、は rL= U匹+ f 2− f 、 −x −(
5)である。また、点Bの位置は、Fθレンズ16の位
置をPoとしたときに、 y71− f e Ppm / (f e + P7’
T) ) −(61である。ここで、Fθレンズ1
6と点pとの距離PσDは r;+Q丁1l−−i ・・・(7)で
あり、Fθレンズ16と凸レンズ38との距Mlは#−
F璽1−P−1・・・(8) である。さらにまた、Fθレンズ16における光束の直
径d′は d’ = [(fl +X)/f+ ] (C下t
/ CP c )×(Y7爾/L下)do
・・・(9)である。
射し、凸レンズ38の出射光はFθレンズ16に入射し
、Fθレンズ16によって点Bに集束させられる。凸レ
ンズ38による光束の集束点りの位置は、凸レンズ38
の位置をP2としたときに、q= f 1trn/ (
% −f ! > −(4)である。これにおいて、
CP、は rL= U匹+ f 2− f 、 −x −(
5)である。また、点Bの位置は、Fθレンズ16の位
置をPoとしたときに、 y71− f e Ppm / (f e + P7’
T) ) −(61である。ここで、Fθレンズ1
6と点pとの距離PσDは r;+Q丁1l−−i ・・・(7)で
あり、Fθレンズ16と凸レンズ38との距Mlは#−
F璽1−P−1・・・(8) である。さらにまた、Fθレンズ16における光束の直
径d′は d’ = [(fl +X)/f+ ] (C下t
/ CP c )×(Y7爾/L下)do
・・・(9)である。
次に、点Bにおけるビーム形状の具体的な計算結果を説
明する。これにあたって、凹レンズ36の焦点距離f、
はf Im40o+n+、凸レンズ3日の焦点距離f2
はf z=200mm 、シリンドリカルレンズ37の
焦点距離fcはf c =2000aa+、 Fθレン
ズ16の焦点距離fθはfθ= 500m+sにそれぞ
れ設定すると共に、凹レンズ36とシリンドリカルレン
ズ37との距離Xはx”” 45rs Im s凸レン
ズ38とFθレンズ16との距AM lは12 ”20
0mmにそれぞれ設定しである。
明する。これにあたって、凹レンズ36の焦点距離f、
はf Im40o+n+、凸レンズ3日の焦点距離f2
はf z=200mm 、シリンドリカルレンズ37の
焦点距離fcはf c =2000aa+、 Fθレン
ズ16の焦点距離fθはfθ= 500m+sにそれぞ
れ設定すると共に、凹レンズ36とシリンドリカルレン
ズ37との距離Xはx”” 45rs Im s凸レン
ズ38とFθレンズ16との距AM lは12 ”20
0mmにそれぞれ設定しである。
これらの値を式(1)〜(9)に代入して計算すると、
黒人と点Bとの距離2はz am f a −Pa B
−22,5mmとなり、またFθレンズ16におけるビ
ーム径はy方向の径dがd =4.0ms+ −、x方
向の径d′がd′=3.8mra となる。
黒人と点Bとの距離2はz am f a −Pa B
−22,5mmとなり、またFθレンズ16におけるビ
ーム径はy方向の径dがd =4.0ms+ −、x方
向の径d′がd′=3.8mra となる。
使用するHe−Neレーザ光の拡がりはガウス形とみな
せるので、平行なガウスビームを集束させたときの集束
点でのビーム径を求める式を用いて、点Aでのy′方向
のビーム径δXはδX ”4 λ fθ/ (πd)
・・・a@で求めることができる。こ
こで、λはHe −Neレーザ光の波長λ=633 X
10−” nmであり、πは円周率である。その結果
、ビーム径δXは、式0式% 集束点Aから距離2だけ離れた点Bにおけるy′方向の
ビーム径δIは、ガウスビームの発散に関する式、すな
わち、 δf−δX + 2 π Pロゴ1−
・・・αυを適用することで求めることができる。そ
こで、y′方向のビーム径δ■は、点Aと点Bとの距離
Z −22,5a+s 、レーザ光の波長λ−633X
10−”n+a+およびビーム径δx== 0.10
1 mmを弐卸に代入することでδ冨−〇−206 m
mを得られる。
せるので、平行なガウスビームを集束させたときの集束
点でのビーム径を求める式を用いて、点Aでのy′方向
のビーム径δXはδX ”4 λ fθ/ (πd)
・・・a@で求めることができる。こ
こで、λはHe −Neレーザ光の波長λ=633 X
10−” nmであり、πは円周率である。その結果
、ビーム径δXは、式0式% 集束点Aから距離2だけ離れた点Bにおけるy′方向の
ビーム径δIは、ガウスビームの発散に関する式、すな
わち、 δf−δX + 2 π Pロゴ1−
・・・αυを適用することで求めることができる。そ
こで、y′方向のビーム径δ■は、点Aと点Bとの距離
Z −22,5a+s 、レーザ光の波長λ−633X
10−”n+a+およびビーム径δx== 0.10
1 mmを弐卸に代入することでδ冨−〇−206 m
mを得られる。
一方、x−z (x’ −x’ )平面について検討す
ると、点りの位置は式(7)と(8)とからpHD−1
0600a−となる。
ると、点りの位置は式(7)と(8)とからpHD−1
0600a−となる。
この値はFθレンズ16の焦点距#500nn+よりも
はるかに大きい、したがって、Fθレンズ16への人別
光はほぼ平行光とみなすことができ、点BでのX′方向
のビーム径δジに関して、弐〇のと同様な式 %式% がなりたつことになる。Fθレンズ16の焦点距離r
a =500i+m %点八と点Bとの距II Z −
22,51111Fθレンズ16におけるX方向の径d
’ = 3.8 mm、レーザ光の波長λ=633 X
1O−ba+a+の値がこの式に代入されることで、
X′方向のビーム径δ量はδ話= 0.101 arm
を得ることができる。
はるかに大きい、したがって、Fθレンズ16への人別
光はほぼ平行光とみなすことができ、点BでのX′方向
のビーム径δジに関して、弐〇のと同様な式 %式% がなりたつことになる。Fθレンズ16の焦点距離r
a =500i+m %点八と点Bとの距II Z −
22,51111Fθレンズ16におけるX方向の径d
’ = 3.8 mm、レーザ光の波長λ=633 X
1O−ba+a+の値がこの式に代入されることで、
X′方向のビーム径δ量はδ話= 0.101 arm
を得ることができる。
この結果、本発明による画像記録装置は、点Bに置かれ
た銀塩フィルム上に、X′方向(くり返し走査方向)に
100μ−1そしてy′方向(くり返し走査方向にたい
して直角な方向)に200μmの大きさをもつ楕円状の
書き込みビームを得ることができる。
た銀塩フィルム上に、X′方向(くり返し走査方向)に
100μ−1そしてy′方向(くり返し走査方向にたい
して直角な方向)に200μmの大きさをもつ楕円状の
書き込みビームを得ることができる。
以上述べた実施例にて、シリンドリカルレンズはビーム
エクスパンダ内に配置されているが、シリンドリカルレ
ンズの焦点距離を自由に選択することができるのならば
、シリンドリカルレンズは光源から画像記録媒体にいた
る光ビームの光路上のどこに配置してもよい。また、一
枚の正のシリンドリカルレンズを使用しているが、負の
シリンドリカルレンズを用いても、シリンドリカルミラ
ーを用いてもよく、これらの光学素子を組み合わせたも
のとさせることができる。さらにまた、シリンドリカル
レンズのレンズ効果を有する平面内の光束集束点に画像
記録媒体を配置しているが、これとは逆にレンズ効果を
有していない平面内の光束集束点に画像記録媒体を配置
してもよく、さらに所望するビームの形状の如何によっ
てはこれらふたつの集束点のいずれでもない点に画像記
録媒体を配置してもよい。
エクスパンダ内に配置されているが、シリンドリカルレ
ンズの焦点距離を自由に選択することができるのならば
、シリンドリカルレンズは光源から画像記録媒体にいた
る光ビームの光路上のどこに配置してもよい。また、一
枚の正のシリンドリカルレンズを使用しているが、負の
シリンドリカルレンズを用いても、シリンドリカルミラ
ーを用いてもよく、これらの光学素子を組み合わせたも
のとさせることができる。さらにまた、シリンドリカル
レンズのレンズ効果を有する平面内の光束集束点に画像
記録媒体を配置しているが、これとは逆にレンズ効果を
有していない平面内の光束集束点に画像記録媒体を配置
してもよく、さらに所望するビームの形状の如何によっ
てはこれらふたつの集束点のいずれでもない点に画像記
録媒体を配置してもよい。
なお、シリンドリカルミラーによる光ビームの整形は、
シリンドリカルレンズをビームエクスパンダに内臓させ
ることに代えて、画像記録装置の光学系に含まれている
平面鏡シリンドリカルミラ−によって構成させることで
、例えば第1図にて符号17で示す平面鏡をシリンドリ
カルミラーに変えることで果たすことができ、このため
光学系の大幅な変更を必要としないばかりか、画像記録
装置の寸法も大きくさせることがない。
シリンドリカルレンズをビームエクスパンダに内臓させ
ることに代えて、画像記録装置の光学系に含まれている
平面鏡シリンドリカルミラ−によって構成させることで
、例えば第1図にて符号17で示す平面鏡をシリンドリ
カルミラーに変えることで果たすことができ、このため
光学系の大幅な変更を必要としないばかりか、画像記録
装置の寸法も大きくさせることがない。
本発明の画像記録装置は、以上述べたように、シリンド
リカルレンズなどの光学系の方向に関する精度が複数枚
のそれで構成されている従来装置に比べて厳密でなくて
もよいので、組み立ておよび調整をより容易になすこと
ができ、しかも構造もより簡単となって、低コストでも
って製造することができる。
リカルレンズなどの光学系の方向に関する精度が複数枚
のそれで構成されている従来装置に比べて厳密でなくて
もよいので、組み立ておよび調整をより容易になすこと
ができ、しかも構造もより簡単となって、低コストでも
って製造することができる。
第1図ないし第3図は本発明の画像記録装置の一実施例
を示していて、第1図は全体の構成を示す斜視図、第2
図は光ビーム整形光学系の構成を示す斜視図、第3図は
光ビーム整形光学系の作用を示すための説明図である。 第4図は画像記録装置におけるくり返し走査方向の解像
度にたいする書き込み光のビーム形状の影響を示す説明
図である。 18・・・画像記録媒体、37・・・光ビーム整形光学
系。
を示していて、第1図は全体の構成を示す斜視図、第2
図は光ビーム整形光学系の構成を示す斜視図、第3図は
光ビーム整形光学系の作用を示すための説明図である。 第4図は画像記録装置におけるくり返し走査方向の解像
度にたいする書き込み光のビーム形状の影響を示す説明
図である。 18・・・画像記録媒体、37・・・光ビーム整形光学
系。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、光ビームにくり返し走査と走査ごとにこれと直角な
方向への移動とをなさせる走査手段と、光ビームを変調
する手段と、光ビームの断面をくり返し走査方向に幅せ
まい形状に整形する光ビーム整形光学系とを具備し、光
ビームによって画像を画像記録媒体に記録させている画
像記録装置において、光ビーム整形光学系が光ビームを
くり返し走査方向に平行な平面とこれと直角な方向に平
行な平面とで異なる位置に集束させて、前記整形を果た
していることを特徴としている画像記録装置。 2、光ビーム整形光学系が光ビームの集束点の位置のひ
とつを画像記録媒体の位置にほぼ一致させられている特
許請求の範囲第1項に記載の画像記録装置。 3、光ビーム整形光学系が単一のシリンドリカルレンズ
からなっている特許請求の範囲第1項あるいは第2項に
記載の画像記録装置。 4、光ビーム整形光学系が単一のシリンドリカルミラー
からなっている特許請求の範囲第1項に記載の画像記録
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22770385A JPS6287930A (ja) | 1985-10-15 | 1985-10-15 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22770385A JPS6287930A (ja) | 1985-10-15 | 1985-10-15 | 画像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6287930A true JPS6287930A (ja) | 1987-04-22 |
Family
ID=16865024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22770385A Pending JPS6287930A (ja) | 1985-10-15 | 1985-10-15 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6287930A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007047354A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Seiko Epson Corp | 光走査装置及び画像表示装置 |
-
1985
- 1985-10-15 JP JP22770385A patent/JPS6287930A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007047354A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Seiko Epson Corp | 光走査装置及び画像表示装置 |
JP4501811B2 (ja) * | 2005-08-09 | 2010-07-14 | セイコーエプソン株式会社 | 光走査装置及び画像表示装置 |
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