JPH08297253A - スキャン・レンズおよび2つの偏向子を有する光学スキャナ・システム - Google Patents

スキャン・レンズおよび2つの偏向子を有する光学スキャナ・システム

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JPH08297253A
JPH08297253A JP8110022A JP11002296A JPH08297253A JP H08297253 A JPH08297253 A JP H08297253A JP 8110022 A JP8110022 A JP 8110022A JP 11002296 A JP11002296 A JP 11002296A JP H08297253 A JPH08297253 A JP H08297253A
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JP
Japan
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lens
scan
deflector
efl
scanner
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Pending
Application number
JP8110022A
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English (en)
Inventor
John D Griffith
ジョン・デヴィッド・グリフィス
C Benjamin Wooley
チャールズ・ベンジャミン・ウーリー
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/106Scanning systems having diffraction gratings as scanning elements, e.g. holographic scanners

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学走査システムに関するより進歩した予備
対物スキャナおよび対物レンズを提供する。 【解決手段】 パスに沿って移動する放射ビーム16の
2次元スキャンをもたらすように構成される、2つの偏
向子H、Gおよびスキャン・レンズ18を含むスキャナ
を提供する。スキャン・レンズ18は、両偏向子から
の、ビーム16の上記パスの流れに沿って位置され、最
も遠い偏向子から、少なくともスキャン・レンズ18の
焦点距離に等しい空気等価距離だけ離れるように位置さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、レーザ等
の放射ビームの2次元走査を行うスキャナ・システムに
関するものであり、特に、スキャン動作された偏向子
(偏向器)により偏向された放射ビームの焦点を合わせ
る予備対物(pre-objective) 光学走査システムに使用
されるスキャン・レンズおよびスキャン・レンズ・シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】大抵の予備対物光学走査システムは、”
高速スキャン”もしくは”ライン”指令におけるスポッ
ト動作を行うためにレーザおよび単一スキャナを用い
る。”低速スキャン”もしくは”ページ”指令における
スポット位置決めは、記録材の動きによりコントロール
される。例えば、このような方法は、レーザ・プリンタ
に多く用いられている。
【0003】直交する2方向におけるビームの偏向を制
御する、2つの走査偏向子を用いた予備対物レーザ走査
システム(すなわち、複数の偏向子がスキャン・レンズ
の前に配置された、レーザ使用の光学走査システム)
は、記録材が記録処理中はその場に静止するように働
く。我々は、紙やフィルム等の記録材の搬送機構を簡易
化すると認識するが、それは、搬送機構としては、記録
材を記録開始前に位置決めし、記録終了後に除去するこ
とだけが要求されるからである。従って、二偏向子走査
システムにおいて記録材上に描かれた画像の品質は、ペ
ージ指令・記録材搬送機構の精度にもはや影響されるも
のではない。更にまた、このことは、小フォーマットの
記録材にとっては特に重要な利点であることが認識され
るが、それは、フィルム搬送機構に対し、1μm以下の
許容誤差でフィルムを正確に位置決めさせる必用がなく
なるからである。
【0004】米国特許第4,714,960 号は、複数の光路を
有する、もしくは複数の偏向がある光学スキャナ・シス
テムを開示する。このスキャナは”テレビ共用”となる
ように設計されたもので、ポリゴン(多面)・スキャナ
および、検出器アレイ上に結像させるための無限焦点レ
ンズ・システムを用いている。しかし、このような光学
スキャナ・システムが走査レンズ・システムに課す要求
および走査レンズ・システムの構成については、開示さ
れていない。米国特許第4,736,110 号は、二偏向子・画
像ピックアップ装置を開示しているが、スキャン・レン
ズの構成については、やはり開示されていない。最後
に、米国特許第4,714,830 号は、二つの偏向子を有する
光ビーム位置決め器を開示しているが、対物(もしくは
スキャン)レンズの構成については、やはり開示されて
いない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題 (1)】我々は、このよう
な二偏向子構成の使用が、スキャン・レンズに対して新
しくかつ独自の要求を生み出すことがわかった。スキャ
ン・レンズの前に2つの走査偏向子を用いることは、第
1の偏向子がスキャン・レンズから従来に比べて非常に
離れた位置に配置されることを意味する。スキャン・レ
ンズの収差は、非常に離れて配置された走査偏向子に対
して補正されなければならない。予備対物単一偏向走査
システム用のスキャン・レンズの設計は、スキャナがス
キャン・レンズから非常に離れて配置される場合は非常
に複雑であると長い間認識されてきた。例えば、ホプキ
ンス(Hopkins)とブザワ(Buzawa)は、「走査素子の
位置に置かれた入射瞳用に最適化されたレンズは、内部
開口絞りを有する通常のレンズとは全く異なる形態とな
る。残念ながら、この要求は上述した複雑さおよび大き
さを増加させるものであり、レンズとスキャナ間の距離
を縮めるためには、あらゆる努力をする必用がある」と
述べている(R. E. Hopkins, M. J. Buzawa, "Optics f
or Laser Scanning", Optical Engineering, 1976
年2月15日, pp. 90-114)。また、従来の予備対物単
一偏向スキャナは、スキャン・レンズが、偏向子の後
の、スキャン・レンズの焦点距離の15%から100%
の間の位置に配置された構成に制限される。このタイプ
のレンズは、米国特許第5,087,987号,第5,031,979号,
第4,527,858号, 第5,111,325号に開示されている。
【0006】我々の、第1のスキャン・レンズが非常に
離れて配置されるという要求は、「スキャン・レンズが
2つの偏向子の位置に対して補正されなくてはならな
い」という現実により複雑化される。従来技術はこのよ
うなレンズを開示していないし、このようなスキャン・
レンズを有する予備対物走査システムも開示していな
い。
【0007】最後に、私は、単一の予備対物スキャナに
通常ともなうライン曲がり(line bow)問題が、二スキ
ャナ・システムではより補正困難であることを発見し
た。一偏向子を用いたホログラフィック・スキャナにお
けるライン曲がり問題は、Glen. T. Spincerbox によ
る"Holographic Scanners, Applications, Performance
and Design"と題する論文(ed. by Gerald F. Marshal
l, Marcel-Dekker, New york, 1985, pp. 41-45)で論
じられている。また、B. Narayan は、米国特許第4,90
4,034号において、単一ホログラフィック走査系を用い
た予備対物スキャナにより生じたライン曲がりを最小に
する方法を開示している。しかしながら、二偏向子の予
備対物スキャナ・システムにおいて、ライン方向偏向子
としてホログラフィック格子が用いられた場合のライン
曲がり補正に関する従来技術は知られていない。よっ
て、本発明の目的は、より発展した予備対物スキャナを
生み出すことである。
【0008】
【課題を解決するための手段 (1)】本発明によれば、あ
るパスに沿って移動する放射ビームの2次元走査をもた
らすように構成されたスキャナであって、(1) 前記ビー
ムを第1のスキャン方向にわたり第1の角速度で回折さ
せる第1の偏向子と、(2) 前記ビームを第2のスキャン
方向にわたり第2の角速度で回折させる第2の偏向子で
あって、前記第2のスキャン方向は、前記第1のスキャ
ン方向に対して本質的に垂直であるような偏向子と、
(3) 前記ビームをある面上のスポットに集光するため、
前記両偏向子からの、前記ビームの前記パスの流れに沿
って位置されるスキャン・レンズであって、前記面上の
スポットの線速度が前記両偏向子の角速度に比例するこ
とを確立するようなゆがみ特性を有するスキャナが得ら
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題 (2)】また、光学走査シ
ステムに関するより進歩した対物レンズ(もしくはスキ
ャン・レンズ)を生み出すことも、本発明の目的であ
る。更に、光学走査システムに関し、2つの偏向子位置
もしくは2つのストップ位置に関して補正されるような
対物レンズ(すなわちスキャン・レンズ)を生み出すこ
とも、本発明の目的である。
【0010】上述のように、我々は、二偏向子の予備対
物走査システムに用いられるスキャン・レンズが、単一
走査偏向子とともに用いられるスキャン・レンズに対し
ては必要とされない特定の要求を満たす必要があること
を見いだした。これらの要求を、以下に詳細に述べる。
【0011】1. 二偏向子スキャナ・システムにおい
ては、スキャン・レンズ収差は、任意の回転の組み合わ
せに関して、十分に補正される必要がある。予備対物光
学走査システムにおける偏向子の位置はスキャン・レン
ズに関する入射瞳を決定するので、これは、ストップ
(配置)が2つの偏向子位置の間でシフトされる場合、
スキャン・レンズの性能についても補正を要すると言っ
て良い。瞳が縦方向にシフトされる時に主光線は横方向
に動くので、スキャン・レンズの収差は、スキャン・レ
ンズに入射するレーザ・ビームの実際の直径よりも大き
い瞳直径にわたって補正されなければならない。
【0012】
【課題を解決するための手段 (2)】これらの目的および
要求は、前方から後方にある光路(パス)に沿って移動
する放射ビームを投射するレンズ(スキャン・レンズも
しくは走査レンズとも呼ばれる)により達成することが
できる。係るレンズは順次配置される3つのレンズ要素
群を有し、それらは以下のようである。 (1)前方に対して凹型の最前レンズ要素を有する負
群。 (2)少なくとも2つの正のパワー・レンズ要素および
負でないレンズ要素を有する複数のレンズ要素による第
1の正群。 (3)第1の正群よりも強い光学パワーを有する、少な
くとも1つの正のメニスカスレンズ・コンポーネント
(後方に対して凹型)を含む複数のレンズ要素による第
2の正群。
【0013】ここで、以下の条件を満たすことが好まし
い。 −1.65≦ efl1 /efl ≦−0.86 0.60≦ efl2 /efl ≦1.36 2.47≦ efl3 /efl ≦4.65 上記条件式において、「efl」は上記走査レンズの焦
点距離、「efl1 」は前記第1の負レンズ群の焦点距
離、「efl2 」は前記第1の正レンズ群の焦点距離、
「efl3 」は前記第2の正レンズ群の焦点距離であ
る。
【0014】本発明の一実施例によれば、上記負群は、
以下の条件を満たす単一レンズで構成される。 0.58≦ X ≦0.65 上記Xは、この単一レンズ要素の「曲がり」である。
【0015】本発明の別の実施例によれば、上記負群は
複数のレンズ要素を含み、この群の第1のレンズ要素は
以下の曲がり条件を満たす。 0.82≦ X ≦1.02
【0016】本発明の好ましい実施例によれば、上記第
1の正群は、3つの正のレンズ要素を有し、これらは以
下の条件を満たす。 −1.70≦ X'1 ≦−0.94 −0.46≦ X'2 ≦−0.26 −1.98≦ X'3 ≦5.22 ここで、X'1、X'2、X'3は、それぞれ、第1の正群の
第1、第2、第3の連続するレンズ要素の曲がりを表
す。
【0017】また、本発明の別の実施例によれば、上記
第2の正群は、2つのレンズ・コンポーネントを有し、
それらは以下の条件を満たす。 −3.11≦ X''1 ≦−2.56 2.05≦ X''2 ≦2.21 ここで、X''1 は、第2の正群の第1のレンズ・コンポ
ーネントの曲がりを、一方、X''2 は、第2の正群の第
2のレンズ・コンポーネントの曲がりを示す。
【0018】
【発明が解決しようとする課題 (3)】 2. 本発明の別の目的は、記録媒体上の線走査速度が
各走査偏向子の角速度に比例するような光学走査システ
ムを生み出すことである。この目的は、ゆがみに関する
ストップ・シフト効果を考慮し、負のゆがみの補正量を
スキャン・レンズの設計に導入することを要求する。”
高速”もしくは”ライン”走査が回転するホログラフィ
ック格子により制御される場合には、スキャン・レンズ
のゆがみ特性は、スキャン・リニアリティを達成するた
めの上記要求と、”ページ”もしくは”低速”用偏向子
の全カバー範囲にわたるライン曲がりを最小にするため
の要求との間でバランスがとられる必要がある。
【0019】
【課題を解決するための手段 (3)】上述のように、本発
明の上記目的は、あるパスに沿って移動する放射ビーム
の2次元走査をもたらすように構成されたスキャナであ
って、(1) 前記ビームを第1のスキャン方向にわたり第
1の角速度で回折させる第1の偏向子と、(2) 前記ビー
ムを第2のスキャン方向にわたり第2の角速度で回折さ
せる第2の偏向子であって、前記第2のスキャン方向
は、前記第1のスキャン方向に対して本質的に垂直であ
るような偏向子と、(3) 前記ビームをある面上のスポッ
トに集光するため、前記両偏向子からの、前記ビームの
前記パスの流れに沿って位置されるスキャン・レンズで
あって、前記面上のスポットの線速度が前記第1および
第2の角速度に比例することを確立するようなゆがみ特
性を有するスキャナにより達成することができる。
【0020】本発明の好適な実施形態例によれば、スキ
ャン・レンズは、前記ビームの方向に順次配置される3
つのレンズ要素ユニットを有し、それらは、第1の負の
パワー・レンズ・ユニット、第2の正のパワー・レンズ
・ユニット、第3の正のパワー・レンズ・ユニットであ
り、第2の正のパワー・レンズ・ユニットは、主として
ゆがみ特性の導入に関与する。
【0021】
【発明の実施の形態】図面の簡単な説明 以下の図面を参照し、本発明に関する多くの実施形態
(実施例)を以下に例示する。図1は、本発明の好まし
い実施形態による光学スキャナ・システム10の概略側
面図である。図2は、図1の光学スキャナ・システム1
0についての、より詳細な図である。図3は、図1の光
学スキャナ・システム10の、後部側面図である。図4
は、図3に示す光学スキャナ・システム10の、後部平
面図である。図5は、光学スキャナ・システム10で用
いられるホログラフィック格子に対する物体平面波(O
PW)および参照平面波(RPW)の方向を示す図であ
る。図6は、光学スキャナ・システム10で用いられる
プリズムPの構成および方向を示す図である。図7は、
図3に示す光学スキャナ・システム10部分の側面図で
あるが、ゼロ・ホログラフィック格子回転および最大ガ
ルボ回転における状態である。図8は、図7に示す光学
スキャナ・システム10部分の平面図であるが、ゼロ・
ガルボ回転および最大ホログラフィック格子回転におけ
る状態である。
【0022】図9は、光学スキャナ・システム10のレ
ンズ系18の第1実施例の側面図である。図10は、第
2実施例のレンズ系18aの側面図である。図11は、
第3実施例のレンズ系18bの側面図である。図12
は、第4実施例のレンズ系18cの側面図である。図1
3は、第5実施例のレンズ系18dの側面図である。図
14は、第6実施例のレンズ系18eの側面図である。
図15は、第7実施例のレンズ系18fの側面図であ
る。図16は、第8実施例のレンズ系18gの側面図で
ある。図17は、第9実施例のレンズ系18hの側面図
である。図18は、第10実施例のレンズ系18iの側
面図である。図19は、第11実施例のレンズ系18j
の側面図である。
【0023】図20は、第1のレンズ実施例に関する、
横軸収差におけるストップ・シフトの効果を示す図であ
る。図21は、同様に、第1のレンズ実施例に関する、
横軸収差におけるストップ・シフト効果を示す図であ
る。図22は、同様に、第1のレンズ実施例に関する、
横軸収差におけるストップ・シフト効果を示す図であ
る。図23は、同様に、第1のレンズ実施例に関する、
横軸収差におけるストップ・シフト効果を示す図であ
る。図24は、同様に、第1のレンズ実施例に関する、
横軸収差におけるストップ・シフト効果を示す図であ
る。図25は、同様に、第1のレンズ実施例に関する、
横軸収差におけるストップ・シフト効果を示す図であ
る。図26は、同様に、第1のレンズ実施例に関する、
横軸収差におけるストップ・シフト効果を示す図であ
る。図27は、同様に、第1のレンズ実施例に関する、
横軸収差におけるストップ・シフト効果を示す図であ
る。
【0024】図28は、2つの偏向子の使用が、実際の
入射ビームに比べていかに瞳サイズを大きくするかを示
す図である。図29は、本発明の第1の好ましい実施例
のスキャン・リニアリティ性能を示す図である。図30
は、本発明の第1の好ましい実施例のライン曲がり特性
を示す図である。図31は、ゼロ・ガルボ・ミラー方向
におけるホログラフィック格子回転機能としてのOPD
補正を示す図である。図32は、ゼロ・ホログラフィッ
ク格子方向におけるガルボ・ミラー回転機能としてのO
PD補正を示す図である。図33は、最大フォーマット
の角における、第1の好ましい実施例の光学システムの
光学性能を示す図である。
【0025】本発明は、レーザ・プリンタとしての使用
に限られるものではないが、ここで述べられる光学スキ
ャナ・システム10およびスキャン・レンズ18は、本
発明がレーザ・ピリンタの発展として考えられるという
ことに、特に関連するものである。
【0026】特に、本発明は、予備対物走査システムに
好適な一連のスキャン・レンズを有し、そこでは、走査
偏向子とスキャン・レンズとの距離は、スキャン・レン
ズの焦点距離の40%から260%である。今発明の多
くの実施形態は、2つの偏向子を有する予備対物走査光
学システムにおいて機能するように調整される。これら
の実施形態の収差は、二偏向子走査システムにつきもの
のストップ・シフト効果(stop-shift effects)を処理
するため、入射レーザ・ビームにより占められる瞳より
もより大きな瞳に対して補正される。これらの実施形態
はまた、両方の偏向子の位置における走査のリニアリテ
ィ(線形性)に対して調整される。また、本発明の好ま
しい実施形態は、”ライン”もしくは”高速スキャン”
用偏向子がホログラフィック格子である場合、およ
び、”低速”もしくは”ページ”用偏向子がガルバノメ
ータ駆動のミラーである場合、全ページに渡ってライン
曲がりを最小にするように調整され、ゼロページ指令偏
向に対するライン曲がりは、B.Narayan が開示した米国
特許第4,904,034 号の方法により補正される。すなわ
ち、ガルバノメータがホーム・ポジションにいる時(ゼ
ロページ偏向子)−−すなわち、全く偏向しない時−−
は、プリズムがライン曲がりを最小にする。更なる補正
は、ページ偏向において偏向が実施される時に、スキャ
ン・レンズにより行われる。
【0027】本願には、2つの異なる焦点距離を有する
実施形態がある。ここで開示する予備対物二偏向子走査
システムで用いられる場合、これらの実施形態は標準の
マイクロフォーム・フォーマットにおいて高い画像品質
を生み出す。これらのフォーマットは、 24X フォーマット: 9.00mm × 11.64mm 42X フォーマット: 8.46mm × 6.65mm 48X フォーマット: 7.42mm × 5.82mm である。一方のスキャン・レンズを、異なる焦点距離を
有するもう一方のスキャン・レンズと置き換えることに
より、画像サイズを変更することが好ましい。従って、
本願の好ましい実施形態によれば、焦点距離は一方から
他方に変化するが、第2のスキャン・レンズに対する入
射瞳と画像面との配置は、第1のスキャン・レンズと同
じ位置にとどまる。
【0028】従って、今発明の好ましい実施形態は、走
査偏向子と画像面に関して同一の配置となる(焦点距離
は異なるが)。これは、画像が描かれるフォーマットを
変更するために、スキャン・レンズの容易な代用を行わ
せるものである。一方のスキャン・レンズは、42Xお
よび48Xモードで使用される。このレンズは、スキャ
ン・システムが24Xモードで機能する時に、第2のレ
ンズに置き換えられる。42X/48X用レンズの焦点
距離は、おおよそ27mmである。一方、24X用レン
ズの焦点距離は、おおよそ54mmである。両方の焦点
距離のスキャン・レンズ用のいくつかの実施形態をここ
に挙げる。
【0029】図1は、本発明による、レーザ・プリンタ
・コンパチブルな光学スキャナ・システムであり、以下
の各要素を有している。 1)レーザもしくはレーザ・ダイオード14による光源
12であり、大きく平行化された光ビーム16を発す
る。 2)被走査面(すなわち描画面)を一方向(線方向)に
走査するホログラフィック格子スキャナH。 3)この面を別方向(ページ方向)に走査するガルボ
(galvo)・ミラーG。 4)偏向された光ビーム16を紙やフィルム等の上述し
た描画面WS上に集光するスキャン・レンズもしくはス
キャン・レンズ系(もしくはf/θレンズ)18。
【0030】図3および4は、光学スキャナ10の後ろ
部分を図示したものであり、スキャン・レンズ18を含
んでいる。これらの図は、セロページおよびゼロライン
(方向)指令におけるスキャンを示すものである。全て
の距離di は「mm」で、ホログラフィック格子とガル
ボのゼロ回転における主光線に沿って測られる。図7
は、最大のガルボ回転、ゼロ・ホログラフィック格子に
おける、同様の図である。また、図8は、ゼロ・ガルボ
回転、最大のホログラフィック格子における図である。
【0031】より詳細には(図2〜8参照)、この実施
形態によると、ガスレーザ14(波長λ=632.8μ
m)は本質的に平行なビームを発する。適性なビーム形
成用の光学素子が用いられるならば、レーザ・ダイオー
ドを用いても良い。レーザ・ビーム16は、音響光学変
調器(AOM)およびビーム形成光学素子を含む光学系
列TRを通過し、楕円形とみなされる断面を有する。ま
た、特に、光学系列は、以下の要素を有する。 i)コンパクトな光学系にするためにビームを折り曲げ
る折り曲げミラーM1およびM2。 ii)レーザ・ビーム16を所定の位置に集束させる集束
レンズL1。これにより、所定の大きさのくびれW1
生じる。 iii)レーザ・ビーム16を変調するための音響光学変
調器(AOM)等の変調器と、焦点が上記くびれの位置
にあり、ビームを平行化する別のレンズL2。 iv)必要に応じてビーム・サイズを広げるビーム拡大光
学系L3およびL4。
【0032】レーザ・ビーム16は、変調器AOMから
出る段階で楕円形の断面が想定され、ビーム拡大光学系
L3およびL4を出るときも楕円形の断面を有する。ビ
ーム16は、次に、楕円形の開口AP(図2および3)
を通り、折り曲げミラーM3に達する。楕円形開口の直
径は、9.56mm×5.98mm(ライン×ページ)
である。開口APから折り曲げミラーM3までの距離d
1 は、143.073mmである。折り曲げミラーM3
の反射面は角度θ=57゜傾けられている。折り曲げミ
ラーM3(図3)はビーム16を折り曲げ、適切な角度
でホログラフィック格子スキャナHもしくは(略して)
ホログラムHへ導く。折り曲げミラーM3およびホログ
ラフィック格子スキャナHとの間の距離d2 は14.5
62mmである。
【0033】ホログラフィック格子スキャナHは、スピ
ンドルS(図2)上に設けられ、それにより回転され
る。このスピンドルは、これに回転動作を与えるモータ
MOTに接続されている。ホログラムHの後面S2Hは、
多くの複面(ファセット)もしくは格子HGを有する。
ファセットHGが回ると、ビーム16は、描画面を走査
するライン方向に動く。しかし、矯正用光学系が無い
と、結果としてのラインは直線にならず、曲がったも
の、すなわち、”おじぎした”ものとなる。この”曲が
り”は、ホログラムHの後方に置かれたプリズムHによ
り矯正される。
【0034】ホログラフィック格子スキャナH(もしく
はホログラムH)は、屈折率1.54266(波長λ=
632.8μmにおいて)の光学的に透明な材料の本体
によりできており、前側の平面S1Hおよび後面S2Hを有
する。このホログラム本体は、6.35mm厚の基板と
なり、角度θ=57゜傾けられている。上述したよう
に、ホログラムの後面S2Hは、複数のホログラフィック
格子HGを有する。(ホログラムに当たるレーザ・ビー
ム16のような)光ビームは、平屈折面S1Hを通って屈
折し、ホログラム本体を通り、ホログラフィック格子H
Gを有する後面S2Hに達する。物体平面波の方向および
回折のオーダー(次元)を図5に図示するが、ここで、
θ1=θ2=33゜である。図において、符号OPWは物
体平面波、符号RPWは参照波、符号DOは−1次回折
を指す。この構成の波長は632.8μmである。
【0035】ホログラフィック格子HGはレーザ・ビー
ムを回折、そして適切な角度回転させ、フィルム等の感
光面におけるライン・スキャンをもたらす。そして、出
射光は、”曲がり”を矯正し、レーザ・ビーム断面の楕
円(長円)率を変化させるプリズムPを通る。ホログラ
フィック格子スキャナの後面S2HとプリズムPとの間の
距離は、19.964mmである。プリズムPの構成
を、図6に示す。光ビーム16は、プリズムPを出た
後、ガルボ・ミラーGへ向けられ、これに当たる。ガル
ボ・ミラーGのゼロ回転(すなわち、ゼロ・ガルボ・ポ
ジション)では、本質的に”曲がり”はない。プリズム
Pとガルボ・ミラーGとの距離は、(ホログラフィック
格子の無回転の主光線に沿って測って)17.0mmで
ある。
【0036】ガルボ・ミラーGはビーム16を直交方向
に動かすために回転し、これにより、ページ指令(ペー
ジ方向)における走査機能をもたらす。ガルボ・ミラー
Gは、このミラーが上記描画面を適正なスピードで回転
するようにさせるガルバノメータにより動かされる。ビ
ーム16は、ガルボ・ミラーGにより反射され、同ビー
ムを描画面に集束するレンズ系18に向かう。ガルボ・
ミラーGとレンズ系18との距離は16.870mmで
ある。
【0037】従って、本発明によれば、光学スキャナ・
システム10は、2つの機械的な偏向子を有する。この
実施形態においては、これらはホログラフィック格子H
とガルボ・ミラーGである。レーザ印刷システムにおい
ては、適正な機能を行わせるには、偏向子はスキャン・
レンズ系の入射瞳に位置することが要求される。2つの
機械的な偏向子の使用は、スキャン・レンズ18に関す
る入射瞳の位置に特別な条件を課す。なぜなら、光学ス
キャナ・システムは2つの光学偏向子を用い、スキャン
・レンズとして使用されるレンズ系18は2つの入射瞳
位置−−一方はガルボ・ミラーの位置、他方はホログラ
ム面S2H−−に対して適合かつ調整されるように設計さ
れるからである。
【0038】図1〜4、7および8に示される光学スキ
ャナ・システム10は、F値(F/#)がF/2.8
2、背面焦点距離B.F.g4.05mmである。(図
3,4に示す)スキャン・レンズ18を含む光学システ
ムの後ろ部分の動作パラメータおよび解析は、テーブル
1に示される。また、光ビーム16はコヒーレント(可
干渉性)であり、中心波長はλ=632.8μm周辺に
あり、ヘリウム・ネオン線に対応している。
【0039】テーブル1 注記: 1. F/#=2.82 BF =4.0461 EF =26.92 フォーマット: 48Xモード:7.758×6.244(ホログラム×
ガルボ)(ライン×ページ) 42Xモード:8.866×7.136(ホログラム×
ガルボ)(ライン×ページ)
【0040】2. レンズのベンチ・テスト用構成情報
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】 *) これらの量は、それぞれ、ホログラムおよびガル
ボ・モードの偏向に関する9.56および5.98mm
の楕円形開口の直径に基づくものである。”NP”は入
射瞳、XPは射出瞳を示す。** ) これらの量は、プリズムの倍率に対して調整され
ている。*** ) 42Xモードのみに関するスキャン方向のセミ・
フィールド角。最大セミ・フィールド角は、同時に機能
する両偏向子による複合角。**** )”A”は、入射瞳位置に対するフィルタPLの最
前面から測った距離である。
【0041】3. このF値は、9.56mmの楕円形
開口により制限される周縁(周光)光線に関する最終角
に基づいている。 4. これらの開放口は、ホログラムが8.6296゜
回転してガルボが3.7857゜回転する場合、楕円開
口により制限された光束を通すのに十分である。これ
は、注記1で規定された42Xフォーマットの角に対応
する。
【0042】5. スキャン・リニアリティ−−ホログ
ラム走査
【表5】
【表6】 *) 48Xフォーマットのエッジ
【0043】6. スキャン・リニアリティ−−ガルボ
走査
【表7】
【表8】 *) 48Xフォーマットのエッジ
【0044】7. ライン曲がり動作。ライン曲がり
は、「固定ガルボ回転に対する、ホログラム回転あり時
の主光線切片からホログラム回転なし時の主光線切片を
引いたもの」と規定される。
【表9】 *) 48Xフォーマットの角
【0045】8. ページ曲がり動作。ページ曲がり
は、「固定ホログラム回転に対する、ガルボ回転あり時
の主光線切片からガルボ回転なし時の主光線切片を引い
たもの」と規定される。
【表10】 *) 48Xフォーマットの角
【0046】9. 波面動作。図3に示す楕円開口によ
り制限される単位振幅平面波用に計算される走査システ
ム 「RMS ORD」。
【表11】
【表12】 *) 48Xフォーマットの角
【0047】10. 予測スポット・サイズ。図3に示
す楕円開口に位置する4.826×3.593mm(ラ
イン×ページ)の「1/e2 」強度半径(intensity ra
dii)を有するビームくびれに関して。以下の表は、像
平面の静止スポットに対して予測される「1/e2 」強
度半径を示すものである。「WLINE」は、ライン指令
(ライン方向)における「1/e2 」強度半径、「W
PAGE」は、ページ指令(ページ方向)における「1/e
2 」強度半径である。
【表13】
【表14】
【0048】
【表15】
【表16】
【0049】スキャン・レンズの実施形態 次に、上記光学スキャナで用いられる修正されたスキャ
ン・レンズ(f/θレンズ)について説明する。上述の
ように、本光学スキャナ・システムは2つの光学偏向子
を用いるので、スキャン・レンズとして用いられるレン
ズ系18は、2つの入射瞳位置−−一方はガルボ・ミラ
ーGに位置し、もう一方はホログラム表面S2Hに位置す
る−−に適合し、それらに対して矯正されるように設計
される。レンズ系18(ここでは、”スキャン・レン
ズ”または”スキャン・レンズ系”とも呼ばれる)に対
する条件は、以下のようである。
【0050】1. スキャン・レンズ系の入射瞳は、機
械的な偏向子および関連する機構部分を置く余地を得る
ために、第1のガラス素子の前に相当離れて位置しなけ
ればならない。後述の実施例1(テーブル2)に開示す
るレンズ系の場合、一方の入射瞳は、第1のガラス表面
の前側に、焦点距離の2.6倍の位置に置かれる。従来
技術の研究調査は、入射瞳が焦点距離の100%よりも
離れて位置するような設計はないことを示していた。 2. スキャン・レンズの働きは、各々の偏向子に対応
した2つの異なる入射瞳位置に対して同時に補正されな
ければならない。このような形態の設計は今まで知られ
ていない。
【0051】以下の点に注意する必要がある。すなわ
ち、ここで説明するレンズ系は、特に、ホログラフィッ
ク偏向子とガルバノメータ偏向子を用いるレーザ・プリ
ンタ・システム用に設計されているが、上記2つの要求
は偏向子の技術とは独立したものであり、例えば、レン
ズ系18のようなレンズ系は、任意の二偏向子・予備対
物光学スキャナに使用することが可能である。更に、ス
キャン・レンズの設計は、以下の3つの課題を解決する
ようになされる。
【0052】1. スキャン中、フィルムのような感光
媒体に入射するパワー密度を均一にするため、スポット
がフィルムを横切る線速度が偏向子の角速度に比例した
状態を保つことが重要である。 2. ホログラフィック格子スキャナはスキャン・ライ
ンにライン曲がりをもたらす。このようなライン曲がり
を、容認可能な最小レベルに保つことが重要である。こ
の問題は、二偏向子を有するスキャナにおいては、より
複雑になる。なぜなら、スキャン・レンズのゆがみ−−
それは(テーブル2)の項目2で述べるスキャン・リニ
アリティを支配するものである−−は、各ページ位置に
おいて、異なる量のライン曲がりを引き起こすからであ
る。スキャン・レンズのゆがみは、満足できるスキャン
・リニアリティおよび容認可能なライン曲がりの双方が
得られるように、注意深く合わせる必要がある。
【0053】3. 二点間(ポイント・ツー・ポイン
ト)収差の補正は、レーザにより生じるスポットのサイ
ズが、スキャン中、フィルムよりかなり大きくなること
がないようにするのに十分な程度少なくしなければなら
ない。これらの補正は、一般に、走査システムに関する
OPD(光路差)を用いて測られる。二偏向子を用いた
スキャナについては、両スキャナによるビーム偏向中、
このOPDが良く補正された状態に保たれることが重要
である。
【0054】好ましい実施形態におけるスキャン・レン
ズ18は3つの群(ユニット)を有し、各群は複数のレ
ンズの組み合わせで構成できる。3つの群は以下のよう
なものである。1. 負群で、1つ以上のレンズ・コン
ポーネント(レンズ構成材)を有する。この負群は走査
偏向子の最も近くに配置される。 2. より弱い負群で、1つ以上のレンズを有し、上記
負群の背後に配置される。 3. より強い正群で、画像面に最も近く配置される1
つ以上のレンズを有する。
【0055】これら3つの群の焦点距離は、以下の関係
を満たすことが望ましい。 −1.65≦ efl1 /efl ≦−0.86 0.60≦ efl2 /efl ≦1.36 2.47≦ efl3 /efl ≦4.65 ここで、「efl」はスキャン・レンズの焦点距離、
「efl1 」は第1の群の焦点距離、「efl2 」は第
2の群の焦点距離、「efl3 」は第3の群の焦点距離
である。
【0056】スキャン・レンズは対称形ではない。それ
は、ストップ位置がレンズと非常に離れた位置に置かれ
るからである。従って、コマ収差は、これを球面収差と
相殺させることによってのみ補正可能である。また、全
体としてのスキャン・レンズに対してスキャン・リニア
リティの補正を行うためには、コマ収差および非点収差
が第1の負群により導入されることが望ましい。
【0057】第1の群が単一レンズ要素から成る場合、
入射瞳がスキャン・レンズの焦点距離の150%よりも
遠くに位置する時、このレンズ素子が以下の条件を満足
し、これらの収差を適正な量導入するようにすることが
望ましい。 0.58≦ X ≦0.65 上記Xは「曲がり」であり、下式により与えられる。 X=(C1+C2)/(C1−C2) ここで、C1およびC2は、レンズ要素の第1および第2
の表面の曲率である。「曲がり」という言葉は、パワー
(倍率)の変化を伴わないレンズ素子の形状の変化を意
味する。
【0058】第1レンズ群が複合レンズ要素を含む場合
には、群の第1のレンズ要素が以下の曲がり条件を満た
すことが望ましい。 0.82≦ X ≦1.02
【0059】好ましい実施形態における第2のレンズ群
は、レンズをスキャン・リニアリティに関して完全に補
正する。それはまた、第1のレンズ群により導入される
後ろ側のペッツヴァル湾曲を低減させ、非点および球面
収差を部分的に補正する。また、この群によってコマ収
差は低減されるが、完全には補正されない。非点収差を
相殺するためには、第2群の3つの素子が、入射瞳がス
キャン・レンズの焦点距離の150%よりも離れて位置
する時に、以下の条件を満たすことが望ましい。
【0060】−1.70≦ X'1 ≦−0.94 −0.46≦ X'2 ≦−0.26 −1.98≦ X'3 ≦5.22 ここで、X'1、X'2、X'3は、それぞれ、第2レンズ群
の第1、第2、第3要素の曲がりを表す。この曲がり
X'iは、以下のように定義される。 X'i=(C1+C2)/(C1−C2) ここで、C1およびC2は、第2のレンズ群のレンズ要素
の第1および第2の表面の曲率である。
【0061】第3のレンズ群は、残りのコマ収差を補正
することが望ましい。この群もペッツヴァル湾曲、非点
収差、および球面収差をわずかに低減させるが、この補
正の主たる部分は第2の群によりなされる。第3群はま
た、高速スキャン指令の制御用にホログラフィック格子
が使用される場合に、ライン曲がりを補正するのに使用
される。この群は、複数のレンズ要素から成る。2つの
要素が用いられる場合、下記の条件のもとで良い補正を
行うことができる。
【0062】−3.11≦ X''1 ≦−2.56 2.05≦ X''2 ≦2.21 ここで、X''1 は、第3レンズ群の第1のレンズ要素の
曲がりを、一方、X''2 は、第3レンズ群の第2のレン
ズ要素の曲がりを示す。
【0063】これらのスキャン・レンズの収差は、両偏
向子による回転の任意の組み合わせに対して、良く補正
される。このことは、ストップ位置が2つの偏向子間を
シフトする時に、レンズの作用が補正されることを要求
する。ストップ位置が縦方向にシフトすると、主光線が
横方向に動くので、スキャン・レンズの収差は、スキャ
ン・レンズに入射するレーザ・ビームの実際の直径より
もより大きな瞳の直径にわたって補正される。これにつ
いては、図20〜27および28に特に示されている。
【0064】図20は、画像高さ3.57mmにおけ
る、ホログラフック格子偏向子用の瞳部分にわたる、横
方向の収差を示している。瞳は、ホログラフック格子の
位置にとられる。スキャン・レンズは、後述する実施例
1に示されるものである。図21は、画像高さ3.57
mmにおける、ガルボ偏向子用の瞳部分にわたる、横方
向の収差を示している。瞳は、ホログラフック格子の位
置にとられる。
【0065】図22は、画像高さ2.85mmにおけ
る、ホログラフック格子偏向子用の瞳部分にわたる、横
方向の収差を示している。瞳は、ホログラフック格子の
位置にとられる。図23は、画像高さ2.85mmにお
ける、ガルボ偏向子用の瞳部分にわたる、横方向の非点
収差を示している。瞳は、ホログラフック格子の位置に
とられる。
【0066】図24は、画像高さ1.43mmにおけ
る、ホログラフック格子偏向子用の瞳部分にわたる、横
方向の収差を示している。瞳は、ホログラフック格子の
位置にとられる。図25は、画像高さ1.43mmにお
ける、ガルボ偏向子用の瞳部分にわたる、横方向の非点
収差を示している。瞳は、ホログラフック格子の位置に
とられる。
【0067】図26は、画像高さ0mmにおける、ホロ
グラフック格子偏向子用の瞳部分にわたる、横方向の収
差を示している。瞳は、ホログラフック格子の位置にと
られる。図27は、画像高さ0mmにおける、ガルボ偏
向子用の瞳部分にわたる、横方向の非点収差を示してい
る。瞳は、ホログラフック格子の位置にとられる。図2
8は、実施例1に示すスキャン・レンズに対して二偏向
子を使用することによるストップ・シフト効果を示すも
のである。このより大きな瞳サイズに対する補正は、第
2レンズ群により多くの要素を要求する。実施例11
は、第2群に2要素を有するが、この条件に関して補正
しない。
【0068】本発明は、走査システム内において、従来
よりもスキャン・レンズから離れて配置された偏向子の
走査を可能にするものである。特に、走査偏向子は、ス
キャン・レンズの焦点距離の260%の距離に位置する
ことが可能である。また、本発明は、予備対物走査シス
テムにおいて2つの偏向子を使用することができ、一方
の偏向子は”ライン”もしくは”高速スキャン”走査
を、他方の偏向子は”ページ”もしくは”低速スキャ
ン”走査を受け持つ。本願のレンズ系の収差は補正さ
れ、高品質画像および画像全体にわたる走査リニアリテ
ィをもたらす。
【0069】また、本発明は、二偏向子の予備対物走査
システムにおいて、ライン方向走査偏向子としてホログ
ラフィック格子を、また、ページ方向走査偏向子として
ガルバノメータ駆動のミラーを使用することができる。
更に、B. Narayanが述べるように、ゼロ・ページ(方
向)指令偏向におけるライン曲がりがプリズムにより補
正されているならば、ホログラフィック格子により生じ
るライン曲がりが画像全体にわたって補正される。ま
た、スキャン・レンズは後群に3つのレンズ要素を有
し、二点間(ポイント・ツー・ポイント)収差、スキャ
ン・リニアリティ、およびライン曲がりが補正されるこ
とが好ましい。これら3つのレンズ要素は、以下の条件
を満たす必要がある。 −1.90≦ X''1 ≦−1.80 1.55≦ X''2 ≦1.65 5.30≦ X''3 ≦5.55
【0070】本願は、焦点距離の異なる複数のレンズを
有し、複数の分担された偏向子位置および画像面位置が
あり、スキャナによりもたらされる画像サイズを変更す
るために、走査システムにおけるスキャン・レンズの容
易な代替えが可能である。より特定的には、上述したf
/θレンズもしくはスキャン・レンズは、物体側を形成
するために、以下のものを具備する。 a)物体側に凹面S1を持つ負のレンズ・コンポーネン
トC1’を有する第1群。このレンズ要素C1’は、両
凹レンズ・コンポーネント(レンズ要素)、もしくはメ
ニスカス・レンズ・コンポーネント(レンズ要素)でも
良い。また、平−凹型コンポーネントでも良い。
【0071】b)少なくとも2つの正のレンズ・コンポ
ーネントC2’、C3’を有する第2群。物体側に最も
近いレンズ・コンポーネントは、第1の正のレンズ・コ
ンポーネント、もしくは、像側に凸面を有するレンズ要
素であり、この第1の正のレンズ・コンポーネントは、
メニスカス・正レンズ要素でも良い。また、他方のレン
ズ・コンポーネントは、物体側に凸面を有する第2の正
のレンズ・コンポーネントC3’である。第2の正のレ
ンズ・コンポーネントC3’は、両凸レンズ・コンポー
ネントもしくは平−凸レンズ・コンポーネントでも良
く、または、メニスカス・レンズ・コンポーネントでも
良い。
【0072】c)物体側に凸面を、像側に凹面を有する
厚いメニスカス・レンズ・コンポーネントC4’を有す
る第3群。この第3群は、また、上記厚いメニスカス・
レンズ・コンポーネントと像面との間に配置される小レ
ンズ・コンポーネントC5’を有しても良い。この小レ
ンズ・コンポーネントは上記厚いレンズ・コンポーネン
トに面する凸面を有し、メニスカス、両凸、凸−平の形
状であっても良い。上述したレンズ系は、最小限要求さ
れる数のレンズ・コンポーネントを有する。また、後述
する多くの実施例は、1つ以上の付加的なレンズ・コン
ポーネントを有する。
【0073】まとめると、好ましい実施形態でのこのレ
ンズ系は、2つの入射瞳位置を有する。これらの入射瞳
の位置は、最前のレンズ・コンポーネントC1’の前に
置かれる。レンズ・コンポーネントC1’は、負の光学
パワーを有し、コマ収差と相殺させるため、レンズ系に
球面収差を導入するために用いられる。第2群は2〜4
のレンズ要素を含み、平均して大きな曲率半径を有す
る。これは、スキャン・リニアリティのための補正、お
よび球面・コマ収差の部分補正に用いられる。第3群の
役割は、残りのコマ収差を補正し、その他の残余収差を
低減させることである。
【0074】
【実施例】第1の好ましい実施例としてのスキャン・レ
ンズ(またはレンズ系)18を図9に示す。レンズ系1
8は光学パワーを持たない平−平行プレートPLを含
み、該プレートは最前面S1と後面S2を有する。プレ
ートPLは、フィルタとして機能し、レーザ・ビーム1
1のパワーを低減させる。これは、通常のクラウン・フ
ィルタ・ガラスでできている。入射瞳位置(もしくは開
口絞りAS)とフィルタPLとの間の空間の距離Aは、
2つの偏向子位置の各々に対応する2つの値を有する。
レンズ系18は、7つのレンズ・コンポーネントC1〜
C7を含む。
【0075】第1のレンズ・コンポーネントC1は、接
着ダブレットである。この接着ダブレットは、負の光学
パワーK1のフロント(すなわち物体側)・レンズ要素
E1と、第2のレンズ要素E2を有する。レンズ要素E
2の光学パワーK2もまた負ではあるが、この好ましい
実施例においては、K1よりも著しく小さい。より特定
的には、K2/K1≒0.1である。レンズ・コンポー
ネントC1の前面S3は凹面であり、物体側に面する。
レンズ・コンポーネントC1の後面S5はわずかに凹面
である。その(絶対)曲率半径は、面S3のそれよりも
大きい。S4で表される面は、要素E1とE2とが接着
される、内部の境界面である。
【0076】第2のレンズ・コンポーネントC2は、正
パワーのレンズ要素E3である。レンズ要素E3は、メ
ニスカス・レンズ要素であり、前側の凹面S6と、後側
(像側)の凸面S7を有する。第3のレンズ・コンポー
ネントC3は、正パワーのレンズ要素E4である。レン
ズ要素E4は両凸型であり、前凸面S8と後凸面S9と
を有する。第4のレンズ・コンポーネントC4は、正パ
ワーのレンズ要素E5である。レンズ要素E5は、メニ
スカス・レンズ要素であり、前側の凸面S10と、後側
(像側)の凹面S11を有する。
【0077】第5のレンズ・コンポーネントC5は、正
パワーのレンズ要素E6である。レンズ要素E6は、メ
ニスカス・レンズ要素であり、前側の凸面S12と、後
側(像側)の凹面S13を有する。第6のレンズ・コン
ポーネントC6は、負パワーのレンズ要素E7である。
レンズ要素E7は、メニスカス・レンズ要素であり、前
側の凸面S14と、後側(像側)の凹面S15を有す
る。第7のレンズ・コンポーネントC7は、正パワーの
レンズ要素E8である。レンズ要素E8は、メニスカス
・レンズ要素であり、前側の凸面S16と、後側(像
側)の凹面S17を有する。
【0078】スキャン・レンズ18用のパラメータを後
掲のテーブル2に示す。全ての単位はミリメータであ
る。光学スキャナで用いられるスキャン・レンズ18の
第1の好ましい実施例が図9に図示されているが、各面
Sはレンズ系18の前側(物体側)から後側(もしくは
レンズ系18の像側)に向かって付加数字でナンバリン
グされている。テーブル2においては、レンズ要素の厚
さTおよびレンズ間の距離もまた、不定距離Aを含み、
前側から後側に定められる。後掲の各表において、距離
および厚さは、これら厚さもしくは距離に先立つ”面”
と同じ行にリストアップされている。また、全屈折率N
は波長λ=587.6μmに対応している。Vd はレン
ズ要素のアッベ数であり、それは、標準的な定義による
と、以下のようである。 Vd =(nd −1)/(nF − NC
【0079】−−第1実施例−−テーブル2
【表17】 注記: 1. 入射瞳位置はテーブル1に示される。 2. EP1/EFL =2.45 EP2/EFL =0.97 ここで、EP1 はホログラフィック偏向子への空気等価
距離、EP2 はガルボ偏向子への空気等価距離である。
【0080】上述のように、スキャン・レンズの設計
は、下記の3つの問題の解決を要求する。 1. スキャン中、フィルムのような感光媒体に入射す
るパワー密度を均一にするため、フィルムを横切るスポ
ットの線速度が偏向子の角速度に比例した状態を保つこ
とが重要である。第1実施例のスキャン・レンズ18の
スキャン・リニアリティ性能は、ホログラフィック格子
およびガルボ・ミラーの両者による走査に関し、図29
に示される。縦軸はmm単位での、リニアリティからの
逸脱を、横軸は、回転の度数を示す。
【0081】2. ホログラフィック格子スキャナは、
スキャン・ラインにライン曲がりをもたらす。このライ
ン曲がりを、受容できる最小レベルに保つことが重要で
ある。この問題は、二偏向子を有するスキャナにおいて
は、より複雑になる。なぜなら、スキャン・レンズのゆ
がみ−−それは項目2で述べるスキャン・リニアリティ
を支配するものである−−は、各ページ位置において、
異なる量のライン曲がりを引き起こすからである。スキ
ャン・レンズのゆがみは、満足できるスキャン・リニア
リティおよび容認可能なライン曲がりの双方が得られる
ように、注意深く合わせる必要がある。第1の好ましい
実施例のスキャン・レンズ18に対するライン曲がり特
性は、図30に示される。
【0082】3. 二点間(ポイント・ツー・ポイン
ト)収差の補正は、レーザにより生じるスポットのサイ
ズが、スキャン中、フィルムよりかなり大きくなること
がないようにするのに十分な程度少なくしなければなら
ない。これらの補正は、一般に、走査システムに関する
OPD(光路差)を用いて測られる。二偏向子を用いた
スキャナについては、両スキャナによるビーム偏向中、
このOPDが良く補正された状態に保たれることが重要
である。図31と32は、第1の好ましい実施例のスキ
ャン・レンズ18に対する、ホログラフィック格子回転
およびガルボ・ミラー回転の作用としての、OPD補正
を示すものである。図31は、ゼロ・ガルボ・ミラー回
転に対するOPDを示し、図32は、ゼロ・ホログラフ
ィック格子回転に対するOPDを示す。
【0083】また、図33は、最大フォーマットの角に
おける、光学システムの光学特性を示す。図33は、
7.55゜のガルボ回転、3.32゜のホログラフィッ
ク格子回転に対する波面形状マップであり、Xイメージ
=3.11mm、Yイメージ=3.88mmである。こ
れは、スキャン・レンズ18の最大適用範囲である。図
のプロットからわかるように、山から谷まで(P−V)
のOPDは、0.2023waves(波数)であり、
これは、0.03836wavesのRMS(二乗平
均)OPDに対応する。上記解析は、第1実施例のレン
ズ系18を有する光学スキャン・システムに対して行わ
れたものだが、その解析結果は、同様のスキャン・レン
ズによる可能なシステムの結果を代表するものである。
【0084】スキャン・レンズの第2の好ましい実施例
は、レンズ系18aであり、図10に示される。これに
関するパラメータをテーブル3に示す。このレンズ系は
27mmの焦点距離を有し、48X、42Xモードで機
能でき、F/2.96〜F/3.66のF値を有する。
レンズ系18aは、C1a〜C6aの6つのレンズを含
む。
【0085】−−第2実施例−−テーブル3
【表18】
【0086】2つの入射瞳 1) A/EFL=2.6 2) A/EFL=0.89 注記: 1. F/#= 2.96〜3.66 EF = 27.00 フォーマット: 48Xモード: 7.874×6.187 (HOE×ガルボ) 42Xモード: 8.738×6.865 (HOE×ガルボ) (HOE:ホログラフィック偏向子)
【0087】2. 構成情報
【表19】
【表20】
【表21】
【0088】3. 性能
【表22】
【表23】
【0089】
【表24】
【表25】
【0090】スキャン・レンズの第3の好ましい実施例
は、レンズ系18bであり、図11に示される。これに
関するパラメータをテーブル4に示す。このレンズ系は
53.59mmの焦点距離を有し、また、セミ・フィー
ルド角8.46゜〜6.61゜を有し、24X倍率用に
設計されている。そして、F/5.87のF値を有す
る。レンズ系18bは、C1b〜C5bの5つのレンズ
を含む。
【0091】−−第3実施例−−テーブル4
【表26】
【0092】2つの入射瞳 1) A/EFL=1.31 2) A/EFL=0.45 注記: 1. F/#= 5.87 EF = 53.59 フォーマット: 12.358×15.750(ガルボ×HOE)
【0093】2. 構成情報
【表27】
【表28】
【表29】
【0094】3. 性能
【表30】
【表31】
【0095】スキャン・レンズの第4の好ましい実施例
は、レンズ系18cであり、図12に示される。これに
関するパラメータをテーブル5に示す。このレンズ系は
53.79mmの焦点距離を有し、24X倍率をもたら
すように設計されている。そして、F/5.87のF値
を有する。レンズ系18cは、C1c〜C4cの4つの
レンズを含む。
【0096】−−第4実施例−−テーブル5
【表32】
【0097】2つの入射瞳 1) A/EFL=1.31 2) A/EFL=0.45 注記: 1. F/#= 5.87 EF = 53.79 フォーマット: 12.358×15.750(ガルボ×HOE)
【0098】2. 構成情報
【表33】
【表34】
【表35】
【0099】3. 性能
【表36】
【表37】
【0100】スキャン・レンズの第5の好ましい実施例
は、レンズ系18dであり、図13に示される。これに
関するパラメータをテーブル6に示す。このレンズ系は
53.55mmの焦点距離を有し、24X倍率をもたら
すように設計されている。そして、F/5.86のF値
を有する。レンズ系18dは、C1d〜C5dの5つの
レンズを含む。
【0101】−−第5実施例−−テーブル6
【表38】
【0102】注記: 1. F/#= 5.86 EF = 53.55 フォーマット: 12.358×15.750(ガルボ×HOE) A1/EFL=1.31 A2/EFL=0.45 A1はホログラフィック偏向子に対する距離、A2はガル
ボ偏向子に対する距離である。
【0103】2. 構成情報
【表39】
【表40】
【表41】
【0104】3. 性能
【表42】
【表43】
【0105】4. この設計での入射瞳から像平面への
距離は、テーブル3の実施例2の対応する距離に適合す
る。
【0106】スキャン・レンズの第6の好ましい実施例
は、レンズ系18eであり、図14に示される。これに
関するパラメータをテーブル7に示す。このレンズ系は
27.17mmの焦点距離を有し、48X、42Xモー
ドで機能でき、F/2.84のF値を有する。レンズ系
18eは、C1e〜C6eの6つのレンズを含む。
【0107】−−第6実施例−−テーブル7
【表44】
【0108】注記: 1. F/#= 2.84 EF = 27.17 フォーマット: 48Xモードの第1フォーマット:7.756×6.244(HOE×ガルボ) 48Xモードの第2フォーマット:6.244×7.756(HOE×ガルボ) 42Xモードの第1フォーマット:8.866×7.136(HOE×ガルボ) 42Xモードの第2フォーマット:7.136×8.866(HOE×ガルボ)
【0109】2. 構成情報
【表45】
【表46】
【表47】
【表48】 *) スキャン方向のみにおけるセミ・フィールド角。最
大セミ・フィールド角は、同時に作用する両偏向子によ
る複合角である。
【0110】3. 構成情報 開放口は、42Xモードの第1および第2フォーマット
の角で終端する斜めの主光線に集束された、入射瞳の直
径を有する光束を通すのに十分な大きさである。 入射瞳位置= −70.0 ガルボ位置= −24.0
【表49】
【0111】4. 性能 構成1−ホログラム(ホログラフィック偏向子)による
48Xモード偏向
【表50】
【0112】構成2−ホログラムによる42Xモード偏
【表51】
【0113】構成3−ガルボ(ガルバノメータ偏向子)
による48Xモード偏向(等価焦点距離=26.96
7)
【表52】
【0114】構成4−ガルボによる42Xモード偏向
(等価焦点距離=26.967)
【表53】
【0115】軸上および複合角度での光束の 「RMS
OPD」性能。 入射瞳位置=−70.0 ガルボ位置=−24.0
【表54】
【表55】
【0116】5. この設計での入射瞳から像平面への
距離は、テーブル10の実施例9の対応する距離に適合
する。
【0117】スキャン・レンズの第7の好ましい実施例
は、レンズ系18fであり、図15に示される。これに
関するパラメータをテーブル8に示す。このレンズ系は
54.03mmの焦点距離を有し、24X範囲で機能
し、F/5.65のF値を有する。レンズ系18fは、
C1f〜C6fの6つのレンズを含む。
【0118】−−第7実施例−−テーブル8
【表56】
【0119】注記: 1. F/#= 5.65 EF = 54.03 フォーマット: 第1:15.515×12.488(ホログラム×ガルボ) 第2:12.488×15.515(ホログラム×ガルボ)
【0120】2. 構成情報
【表57】
【表58】
【0121】
【表59】
【表60】 *) スキャン方向のみにおけるセミ・フィールド角。最
大セミ・フィールド角は、同時に作用する両偏向子によ
る複合角である。
【0122】3. 開放口は、第1および第2フォーマ
ットの角で終端する斜めの主光線に集束された、入射瞳
の直径を有する光束を通すのに十分な大きさである。 入射瞳位置=−70 ガルボ位置=−24
【表61】
【0123】4. 性能 構成1−ホログラム(ホログラフィック偏向子)による
偏向
【表62】
【0124】構成2−ガルボによる偏向(等価焦点距離
=54.007)
【表63】
【0125】軸上および複合角度での光束の 「RMS
OPD」性能。 入射瞳位置=−70.0 ガルボ位置=−24.0
【表64】
【表65】
【0126】5. この設計での入射瞳から像平面への
距離は、テーブル7の実施例6の対応する距離に適合す
る。 6. SFL−6の代わりにSF−6を用いても良い。
全てのガラスは、許容範囲の安全基準を満たすことが保
証される必要がある。
【0127】スキャン・レンズの第8の好ましい実施例
は、レンズ系18gであり、図16に示される。これに
関するパラメータをテーブル9に示す。このレンズ系は
54.02mmの焦点距離を有し、24X範囲で機能
し、F/5.65のF値を有する。レンズ系18gは、
C1g〜C6gの6つのレンズを含む。
【0128】−−第8実施例−−テーブル9
【表66】
【0129】注記: 1. F/#= 5.65 EF = 54.02 フォーマット: 第1:15.515×12.488(ホログラム×ガルボ) 第2:12.488×15.515(ホログラム×ガルボ)
【0130】2. 構成情報
【表67】
【表68】
【0131】
【表69】
【表70】 *) スキャン方向のみにおけるセミ・フィールド角。最
大セミ・フィールド角は、同時に作用する両偏向子によ
る複合角である。
【0132】3. 開放口は、第1および第2フォーマ
ットの角で終端する斜めの主光線に集束された、入射瞳
の直径を有する光束を通すのに十分な大きさである。 入射瞳位置=−70 ガルボ位置=−24
【表71】
【0133】4. 性能 構成1−ホログラム(ホログラフィック偏向子)による
偏向
【表72】
【0134】構成2−ガルボによる偏向(等価焦点距離
=54.006)
【表73】
【0135】軸上および複合角度での光束の 「RMS
OPD」性能。 入射瞳位置=−70.0 ガルボ位置=−24.0
【表74】
【表75】
【0136】5. この設計での入射瞳から像平面への
距離は、テーブル7の実施例6の対応する距離に適合す
る。 6. ガラスの代替えを行う前には、設計部門と打ち合
わせるように。全てのガラスは、許容範囲の安全基準を
満たすことが保証される必要がある。
【0137】後の3つの実施例9,10,11用のパラ
メータは、レンズ系18H,18i,18jにそれぞれ
対応し、各系は図17,18,19に示される。それら
のパラメータは、それぞれテーブル10,11,12に
示される。
【0138】−−第9実施例−−テーブル10
【表76】
【0139】注記: 1. F/#= 2.84 EF = 27.17 フォーマット: 48Xモードの第1フォーマット:7.756×6.244(HOE×ガルボ) 48Xモードの第2フォーマット:6.244×7.756(HOE×ガルボ) 42Xモードの第1フォーマット:8.866×7.136(HOE×ガルボ) 42Xモードの第2フォーマット:7.136×8.866(HOE×ガルボ)
【0140】2. 構成情報
【表77】
【表78】
【0141】
【表79】
【表80】
【0142】3. 性能 構成1
【表81】
【0143】構成2
【表82】
【0144】構成3(等価焦点距離=27.005)
【表83】
【0145】構成4(等価焦点距離=26.974)
【表84】
【0146】4. この設計での入射瞳から像平面への
距離は、テーブル11の実施例10の対応する距離に適
合する。5. 希望であれば、SFL−6の代わりにS
F−6を用いても良い。
【0147】−−第10実施例−−テーブル11
【表85】
【0148】注記: 1. F/#= 5.64 EF = 53.95 フォーマット: 第1フォーマット:15.515×12.488(ホロ
グラム×ガルボ) 第2フォーマット:12.488×15.515(ホロ
グラム×ガルボ)
【0149】2. 構成情報
【表86】
【表87】
【0150】
【表88】
【表89】
【0151】3. 性能 構成1
【表90】
【0152】構成2
【表91】
【0153】4. この設計での入射瞳から像平面への
距離は、テーブル10の実施例9の対応する距離に適合
する。 5. 希望であれば、SFL−6およびSFL−57の
代わりに、SF−6およびSF−57を用いても良い。
【0154】−−第11実施例−−テーブル12
【表92】
【0155】注記: F/#= 2.95 EF = 26.98
【0156】性能
【表93】
【0157】
【表94】
【表95】
【0158】本発明について、その好ましい実施形態
(実施例)を挙げて詳細に説明してきたが、本発明の原
理・範囲内における複数の変形・修正例が有効であるこ
とが理解されるはずである。例えば、偏向子のホログラ
フィック面に代えて、他のタイプの回折面にすることが
可能である。偏向子は、その位置を切り替えることがで
き、また、他のタイプの二偏向子システムを用いること
もできる。また、1つ以上の非球面もしくは回折面をス
キャン・レンズ系に加えても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施形態による光学スキャ
ナ・システム10の概略側面図である。
【図2】 図1の光学スキャナ・システム10について
の、より詳細な図である。
【図3】 図1の光学スキャナ・システム10の、後部
側面図である。
【図4】 図3に示す光学スキャナ・システム10の、
後部平面図である。
【図5】 光学スキャナ・システム10で用いられるホ
ログラフィック格子に対する物体平面波(OPW)およ
び参照平面波(RPW)の方向を示す図である。
【図6】 光学スキャナ・システム10で用いられるプ
リズムPの構成および方向を示す図である。
【図7】 図3に示す光学スキャナ・システム10部分
の側面図であるが、ゼロ・ホログラフィック格子回転お
よび最大ガルボ回転における状態である。
【図8】 図7に示す光学スキャナ・システム10部分
の平面図であるが、ゼロ・ガルボ回転および最大ホログ
ラフィック格子回転における状態である。
【図9】 光学スキャナ・システム10のレンズ系18
の第1実施例の側面図である。
【図10】 第2実施例のレンズ系18aの側面図であ
る。
【図11】 第3実施例のレンズ系18bの側面図であ
る。
【図12】 第4実施例のレンズ系18cの側面図であ
る。
【図13】 第5実施例のレンズ系18dの側面図であ
る。
【図14】 第6実施例のレンズ系18eの側面図であ
る。
【図15】 第7実施例のレンズ系18fの側面図であ
る。
【図16】 第8実施例のレンズ系18gの側面図であ
る。
【図17】 第9実施例のレンズ系18hの側面図であ
る。
【図18】 第10実施例のレンズ系18iの側面図で
ある。
【図19】 第11実施例のレンズ系18jの側面図で
ある。
【図20】 第1のレンズ実施例に関する、横軸収差に
おけるストップ・シフトの効果を示す図である。
【図21】 同様に、第1のレンズ実施例に関する、横
軸収差におけるストップ・シフト効果を示す図である。
【図22】 同様に、第1のレンズ実施例に関する、横
軸収差におけるストップ・シフト効果を示す図である。
【図23】 同様に、第1のレンズ実施例に関する、横
軸収差におけるストップ・シフト効果を示す図である。
【図24】 同様に、第1のレンズ実施例に関する、横
軸収差におけるストップ・シフト効果を示す図である。
【図25】 同様に、第1のレンズ実施例に関する、横
軸収差におけるストップ・シフト効果を示す図である。
【図26】 同様に、第1のレンズ実施例に関する、横
軸収差におけるストップ・シフト効果を示す図である。
【図27】 同様に、第1のレンズ実施例に関する、横
軸収差におけるストップ・シフト効果を示す図である。
【図28】 2つの偏向子の使用が、実際の入射ビーム
に比べていかに瞳サイズを大きくするかを示す図であ
る。
【図29】 本発明の第1の好ましい実施例のスキャン
・リニアリティ性能を示す図である。
【図30】 本発明の第1の好ましい実施例のライン曲
がり特性を示す図である。
【図31】 ゼロ・ガルボ・ミラー方向におけるホログ
ラフィック格子回転機能としてのOPD補正を示す図で
ある。
【図32】 ゼロ・ホログラフィック格子方向における
ガルボ・ミラー回転機能としてのOPD補正を示す図で
ある。
【図33】 最大フォーマットの角における、第1の好
ましい実施例の光学システムの光学性能を示す図であ
る。
【符号の説明】
16 放射ビーム 18 スキャン・レンズ H,G 偏向子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あるパスに沿って移動する放射ビーム(1
    6)の2次元走査をもたらすように構成されたスキャナで
    あって、 (1) 前記ビーム(16)を第1のスキャン方向にわたり第1
    の角速度で回折させる第1の偏向子(H) と、 (2) 前記ビーム(16)を第2のスキャン方向にわたり第2
    の角速度で回折させる第2の偏向子(G) であって、前記
    第2のスキャン方向は、前記第1のスキャン方向に対し
    て本質的に垂直であるような偏向子(G) と、 (3) 前記ビーム(16)をスポットに集光するため、前記両
    偏向子からの、前記ビーム(16)の前記パスの流れに沿っ
    て位置されるスキャン・レンズ(18)であって、その位置
    は、前記スキャン・レンズ(18)よりも最も離れて位置さ
    れた前記走査用偏向子(H) が、前記スキャン・レンズ(1
    8)から、少なくとも該スキャン・レンズ(18)の焦点距離
    に等しい空気等価距離だけ離れるような位置であるスキ
    ャン・レンズ(18)とを具備するスキャナ。
  2. 【請求項2】 前記偏向子の一方はホログラフィック格
    子を含む請求項1記載のスキャナ。
  3. 【請求項3】 前記スキャン・レンズ(18)は、前記スポ
    ットの線速度が前記第1および第2の角速度に比例する
    ことを確立するようなゆがみ特性を有する請求項1記載
    のスキャナ。
  4. 【請求項4】 前記スキャン・レンズ(18)は、前記ビー
    ムの方向に順次配置される3つのレンズ要素ユニットを
    有し、第1は負のパワー・レンズ・ユニット、第2は正
    のパワー・レンズ・ユニット、第3は正のパワー・レン
    ズ・ユニットである請求項1記載のスキャナ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のスキャナで使用するスキ
    ャン・レンズ(18)であって、 −1.65≦ efl1 /efl ≦−0.86 0.60≦ efl2 /efl ≦1.36 2.47≦ efl3 /efl ≦4.65 の各条件を満たし、「efl」は前記スキャン・レンズ
    (18)の焦点距離、「efl1 」は前記第1の、負のパワ
    ー・レンズ・ユニットの焦点距離、「efl2 」は前記
    第2の、正のパワー・レンズ・ユニットの焦点距離、
    「efl3 」は前記第3の、正のパワー・レンズ・ユニ
    ットの焦点距離であるスキャン・レンズ。
JP8110022A 1995-03-28 1996-03-26 スキャン・レンズおよび2つの偏向子を有する光学スキャナ・システム Pending JPH08297253A (ja)

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US08/412,404 US5633736A (en) 1995-03-28 1995-03-28 Scan lens and an optical scanner system incorporating two deflectors

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