JP2000267001A - 走査光学系 - Google Patents

走査光学系

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JP2000267001A
JP2000267001A JP11072910A JP7291099A JP2000267001A JP 2000267001 A JP2000267001 A JP 2000267001A JP 11072910 A JP11072910 A JP 11072910A JP 7291099 A JP7291099 A JP 7291099A JP 2000267001 A JP2000267001 A JP 2000267001A
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JP
Japan
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side lens
group
lens
image
optical system
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JP11072910A
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English (en)
Inventor
Junji Hashimura
淳司 橋村
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/527,568 priority patent/US20020012154A1/en
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Priority to US10/104,065 priority patent/US6714330B2/en
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/105Scanning systems with one or more pivoting mirrors or galvano-mirrors

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】色分解プリズムを用いる事なく、特に軸上色収
差や倍率色収差等が良好に補正され、さらにはミラーに
よる走査に対して性能劣化の少ない、低コストで高性能
な走査光学系を提供する。 【解決手段】物体からの光を集光する物体側レンズ群G
r2と、物体側レンズ群Gr2を通過した光を偏向させ
る事によって物体を撮像するための主走査を行うミラー
Mと、そのミラーによって偏向された副走査方向におけ
る軸上光及び軸外光を共にトライリニア撮像素子1面上
で結像させる像側レンズ群Gr1とを備え、以下の条件
式を満足する構成とする。 0.1<|(Σνfp−Σνfm)/Lf|<20.0 但し、Σνfpは物体側レンズ群中の正レンズのアッベ数
総和、Σνfmは物体側レンズ群中の負レンズのアッベ数
総和、Lfは物体側レンズ群のレンズ数である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査光学系に関す
るものであり、例えば、高速で画像取り込みが可能なフ
ィルムスキャナー等に用いられる走査光学系に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フィルムスキャナー等に用い
られる走査光学系については、様々なものが提案されて
いる。中でも、高速且つ高精細な画像取り込みを行うも
のとして、物体を撮像するために揺動回転して主走査を
行うミラーを介して、副走査方向に受光素子が並んだ一
次元ライン撮像素子(例えばラインCCD)上に、フィ
ルムの画像を結像させる走査光学系が提案されている。
このようなミラー走査方式の走査光学系として、具体的
には、例えば特開平9−236741号公報、特開平9
−236747号公報、特開平9−236766号公
報、特開平9−236767号公報等に、その方式に適
した走査光学系が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報で開示されているような走査光学系は、カラー画像等
でいわゆる3板式の色分解を行うために、色分解プリズ
ムを用いる構成であるため、コストが高くなってしまう
という問題がある。そこで、従来からの高精細度を保っ
たままの低コスト化を図るためには、上述したような一
次元ライン撮像素子が主走査方向に3ライン配置されて
いる、トライリニア撮像素子を用いて、色分解プリズム
を廃止する事が、最も効果があると考えられる。
【0004】ところが、このようなトライリニア撮像素
子を用いた場合、倍率色収差の補正だけではなく、色分
解プリズムを用いた光学系で問題とならなかった軸上色
収差の補正も行う必要が生じる。つまり、同じ面にある
3本のライン撮像素子に、同様に焦点を合わさなければ
ならない。さらには、ミラーによる走査を行った場合、
色収差やコマ収差等の諸収差が発生してしまうという点
も、走査光学系においては大きな問題となる。本発明
は、このような問題点に鑑み、色分解プリズムを用いる
事なく、特に軸上色収差や倍率色収差等が良好に補正さ
れ、さらにはミラーによる走査に対して性能劣化の少な
い、低コストで高性能な走査光学系を提供する事を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、物体からの光を集光する物体側レンズ
群と、前記物体側レンズ群を通過した光を偏向させる事
によって前記物体を撮像するための主走査を行うミラー
と、そのミラーによって偏向された副走査方向における
軸上光及び軸外光を共に撮像面上で結像させる像側レン
ズ群とを備え、以下の条件式を満足する請求項1の構成
とする。 0.1<|(Σνfp−Σνfm)/Lf|<20.0 但し、 Σνfp:物体側レンズ群中の正レンズのアッベ数総和 Σνfm:物体側レンズ群中の負レンズのアッベ数総和 Lf :物体側レンズ群のレンズ数 である。
【0006】また、以下の条件式を満足する請求項1に
記載の請求項2の構成とする。 10.0<|(Σνrp−Σνrm)/Lr|<50.0 但し、 Σνrp:像側レンズ群中の正レンズのアッベ数総和 Σνrm:像側レンズ群中の負レンズのアッベ数総和 Lr :像側レンズ群のレンズ数 である。
【0007】また、前記物体側レンズ群は、最も物体側
に正レンズと負レンズとの貼り合わせレンズを有する請
求項1又は請求項2に記載の請求項3の構成とする。
【0008】さらに、前記貼り合わせレンズは、以下の
条件式を満足する請求項3に記載の請求項4の構成とす
る。 |φf-1/φf|<1.0 但し、 φf-1:物体側レンズ群中、最も物体側の貼り合わせレ
ンズのパワー φf :物体側レンズ群のパワー である。
【0009】また、前記物体側レンズ群は、比較的大き
な空気間隔を置いて、物体側から順に、物体側レンズ前
群と物体側レンズ後群とから成る請求項1又は請求項2
に記載の請求項5の構成とする。
【0010】また、前記物体側レンズ前群中、最も像側
のレンズと、前記物体側レンズ後群中、最も物体側のレ
ンズは、以下の条件式を満足する請求項5に記載の請求
項6の構成とする。 0.4<Rf-1r/Rf-2f<5.0 但し、 Rf-1r:物体側レンズ前群中、最も像側のレンズの像側
面の曲率半径 Rf-2f:物体側レンズ後群中、最も物体側のレンズの物
体側面の曲率半径 である。
【0011】また、前記物体側レンズ群は、以下の条件
式を満足する請求項5又は請求項6に記載の請求項7の
構成とする。 0.05<Tf-12×φf<0.4 但し、 Tf-12:物体側レンズ前群と物体側レンズ後群との間の
空気間隔 φf :物体側レンズ群のパワー である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1及び図2,図3
及び図4,図5及び図6,図7及び図8,そして図9及
び図10は、それぞれ第1〜第5の実施形態の走査光学
系の構成を示している。尚、各図中、x軸,y軸,z軸
は、互いに直交する軸を示しており、紙面をx−y平面
とし、紙面に垂直に手前に向かってz軸を取っている。
これらの走査光学系は、像側から順に、像側レンズ群G
r1,絞りS,ミラーM,及び物体側レンズ群Gr2か
ら成るミラー走査方式となっている。
【0013】また、走査光学系の物体側(各図のGr2
の左側)には、撮像中には、物体としての図示しないフ
ィルム画面が位置固定で配置されており、走査光学系の
像側(各図のGr1の下側)には、撮像面としてのトラ
イリニア撮像素子1が配置されている。このトライリニ
ア撮像素子1は、z軸方向(副走査方向)を長手方向と
し、上述したような一次元ライン撮像素子がx軸方向
(主走査方向)に3ライン配置されているものである
(詳細は不図示)。
【0014】そして、物体側レンズ群Gr2によって集
光された上記フィルム画面からの光は、ミラーMによっ
て偏向され、更に像側レンズ群Gr1によって、副走査
方向における軸上光及び軸外光として共にトライリニア
撮像素子1上に結像される。さらに、像側レンズ群Gr
1,物体側レンズ群Gr2は、それぞれ回転対称な球面
レンズから成っており、ミラーMを介して収差補正上有
利な対称型の構成を取っている。
【0015】尚、図1,図3,図5,図7,図9はミラ
ーMのY軸に対する回転角、即ちミラー振り角がθ=4
5゜での光路Lを示している。ここで、ミラー振り角が
θ=45゜を中心としたθ=45゜±6.1゜の角度範
囲が主走査範囲となっている。また、図2,図4,図
6,図8,図10は、ミラー振り角がθ=45゜−6.
1゜での光路Laを示している。そして、θ=45゜+
6.1゜での光路は図示を省略しているが、このときの
物体側レンズ群Gr2を通る光路は、それぞれ図2,図
4,図6,図8,図10で示した光路に対して、それぞ
れ図1,図3,図5,図7,図9で示した光軸Xに略対
称となる。
【0016】図1,図2に示す第1の実施形態におい
て、物体側レンズ群Gr2は、物体側から順に、光軸X
に沿って10枚のレンズG1〜G10から成り、像側レ
ンズ群Gr1は、物体側から順に、光軸Yに沿って6枚
のレンズG11〜G16から成る。更に物体側レンズ群
Gr2は、比較的大きな空気間隔を置いて、物体側から
順に、物体側レンズ前群Gr2−1と、物体側レンズ後
群Gr2−2に分かれている。そして、物体側レンズ前
群Gr2−1は、2枚のレンズG1,G2から成る貼り
合わせレンズであり、物体側レンズ後群Gr2−2は、
8枚のレンズG3〜G10から成る。
【0017】図3,図4に示す第2の実施形態におい
て、物体側レンズ群Gr2は、物体側から順に、光軸X
に沿って9枚のレンズG1〜G9から成り、像側レンズ
群Gr1は、物体側から順に、光軸Yに沿って6枚のレ
ンズG10〜G15から成る。更に物体側レンズ群Gr
2は、比較的大きな空気間隔を置いて、物体側から順
に、物体側レンズ前群Gr2−1と、物体側レンズ後群
Gr2−2に分かれている。そして、物体側レンズ前群
Gr2−1は、2枚のレンズG1,G2から成る貼り合
わせレンズであり、物体側レンズ後群Gr2−2は、7
枚のレンズG3〜G9から成る。
【0018】図5,図6に示す第3の実施形態におい
て、物体側レンズ群Gr2は、物体側から順に、光軸X
に沿って9枚のレンズG1〜G9から成り、像側レンズ
群Gr1は、物体側から順に、光軸Yに沿って6枚のレ
ンズG10〜G15から成る。更に物体側レンズ群Gr
2は、比較的大きな空気間隔を置いて、物体側から順
に、物体側レンズ前群Gr2−1と、物体側レンズ後群
Gr2−2に分かれている。そして、物体側レンズ前群
Gr2−1は、2枚のレンズG1,G2から成る貼り合
わせレンズであり、物体側レンズ後群Gr2−2は、7
枚のレンズG3〜G9から成る。
【0019】図7,図8に示す第4の実施形態におい
て、物体側レンズ群Gr2は、物体側から順に、光軸X
に沿って8枚のレンズG1〜G8から成り、像側レンズ
群Gr1は、物体側から順に、光軸Yに沿って6枚のレ
ンズG9〜G14から成る。更に物体側レンズ群Gr2
は、比較的大きな空気間隔を置いて、物体側から順に、
物体側レンズ前群Gr2−1と、物体側レンズ後群Gr
2−2に分かれている。そして、物体側レンズ前群Gr
2−1は、2枚のレンズG1,G2から成る貼り合わせ
レンズであり、物体側レンズ後群Gr2−2は、6枚の
レンズG3〜G8から成る。
【0020】図9,図10に示す第5の実施形態におい
て、物体側レンズ群Gr2は、物体側から順に、光軸X
に沿って7枚のレンズG1〜G7から成り、像側レンズ
群Gr1は、物体側から順に、光軸Yに沿って5枚のレ
ンズG8〜G12から成る。更に物体側レンズ群Gr2
は、比較的大きな空気間隔を置いて、物体側から順に、
物体側レンズ前群Gr2−1と、物体側レンズ後群Gr
2−2に分かれている。そして、物体側レンズ前群Gr
2−1は、2枚のレンズG1,G2から成る貼り合わせ
レンズであり、物体側レンズ後群Gr2−2は、5枚の
レンズG3〜G7から成る。
【0021】以下に、走査光学系について望ましい条件
を記す。上記各実施形態で示したような、物体からの光
を集光する物体側レンズ群と、その物体側レンズ群を通
過した光を偏向させる事によって物体を撮像するための
主走査を行うミラーと、そのミラーによって偏向された
副走査方向における軸上光及び軸外光を共に撮像面上で
結像させる像側レンズ群とを備えた走査光学系におい
て、ミラーを走査する事により、倍率色収差が発生して
しまう。これを低減するために、各レンズ群での色収差
を望ましい状態にしておく必要がある。また、物体側レ
ンズ群で発生する収差を像側レンズ群で補正し、各収差
をそれぞれのレンズ群で打ち消し合う事により、収差補
正をする事が望ましい。
【0022】上記各実施形態の走査光学系において、物
体側レンズ群は、以下の条件式(1)を満足する事が望
ましい。これにより、色収差の補正を良好に行う事がで
き、光学系の高性能化を達成する事ができる。 0.1<|(Σνfp−Σνfm)/Lf|<20.0 (1) 但し、 Σνfp:物体側レンズ群中の正レンズのアッベ数総和 Σνfm:物体側レンズ群中の負レンズのアッベ数総和 Lf :物体側レンズ群のレンズ数 である。
【0023】この条件を満たす事により、物体側レンズ
群中で発生する色収差を低減し、光学系トータルで特に
軸上色収差の低減を図る事ができる。条件式(1)の上
限値以上になると、特に物体側レンズ群中の正レンズに
よって発生する色収差が大きくなり、物体側レンズ群で
発生した色収差を像側レンズ群で補正する事が困難とな
る。逆に、下限値以下になると、特に物体側レンズ群中
の負レンズによって発生する色収差が大きくなり、物体
側レンズ群で発生した色収差を像側レンズ群で補正する
事が困難となる。
【0024】また、上記各実施形態の走査光学系におい
て、像側レンズ群は、以下の条件式(2)を満足する事
が望ましい。 10.0<|(Σνrp−Σνrm)/Lr|<50.0 (2) 但し、 Σνrp:像側レンズ群中の正レンズのアッベ数総和 Σνrm:像側レンズ群中の負レンズのアッベ数総和 Lr :像側レンズ群のレンズ数 である。
【0025】この条件を満たす事により、物体側レンズ
群で発生する色収差を像側レンズ群で補正する事がで
き、光学系の高性能化を達成する事ができる。条件式
(2)の上限値以上になると、特に像側レンズ群中の正
レンズによって発生する色収差が大きくなり、物体側レ
ンズ群で発生した色収差を像側レンズ群で補正する事が
困難となる。逆に下限値以下になると、特に像側レンズ
群中の負レンズによって発生する色収差が大きくなり、
物体側レンズ群で発生した色収差を像側レンズ群で補正
する事が困難となる。
【0026】尚、物体側レンズ群で発生した色収差を像
側レンズ群で補正する事により、光学系トータルの色収
差を補正する事が望ましいが、このとき各レンズ群が持
つ色収差が大きすぎると、ミラーによる走査を行ったと
きに、特に倍率色収差が大きくなってしまい、望ましく
ない。これに対応して、上記の条件式は、軸上色収差だ
けでなく、ミラー走査時に発生する倍率色収差の低減の
ための条件にもなっている。
【0027】また、上記各実施形態の走査光学系におい
て、物体側レンズ群は、最も物体側に正レンズと負レン
ズとの貼り合わせレンズを持つ事が望ましい。これによ
り、特に軸外での倍率色収差を良好に補正する事が可能
となる。さらに、前記物体側レンズ群中、最も物体側の
前記貼り合わせレンズは、以下の条件式(3)を満足す
る事が望ましい。 |φf-1/φf|<1.0 (3) 但し、 φf-1:物体側レンズ群中、最も物体側の貼り合わせレ
ンズのパワー φf :物体側レンズ群のパワー である。
【0028】条件式(3)は、物体側レンズ群中、最も
物体側にある貼り合わせレンズで色収差、特に軸外の収
差を補正するためのものであり、この上限値以上になる
と、このレンズにより発生する倍率色収差や軸外の諸収
差を補正する事が困難となる。
【0029】また、上記各実施形態の走査光学系におい
て、物体側レンズ群は、比較的大きな空気間隔を置い
て、物体側から順に、物体側レンズ前群と物体側レンズ
後群とから成る事が望ましい。これにより、物体側レン
ズ前群の最も像側のレンズと物体側レンズ後群の最も物
体側のレンズとの間で、近軸マージナル光線(周辺光
線)の光線高さの差をつける事ができ、それにより特に
軸外の収差を補正するのに大きな効果を持つ事ができ
る。
【0030】さらに、前記物体側レンズ前群中、最も像
側のレンズと、前記物体側レンズ後群中、最も物体側の
レンズは、以下の条件式(4)を満足する事が望まし
い。 0.4<Rf-1r/Rf-2f<5.0 (4) 但し、 Rf-1r:物体側レンズ前群中、最も像側のレンズの像側
面の曲率半径 Rf-2f:物体側レンズ後群中、最も物体側のレンズの物
体側面の曲率半径 である。
【0031】条件式(4)は、物体側レンズ群において
群内で発生する、球面収差,軸外コマ収差をはじめとす
る諸収差を補正するための条件式であり、特に物体側レ
ンズ前群で補正過剰となり発生した収差を、その像側レ
ンズでバランスさせるための条件である。この条件式の
範囲を逸脱すると、物体側レンズ中の収差補正のバラン
スが悪くなり、補正不足或いは補正過剰になってしま
い、特に高次の収差が発生してしまうので、望ましくな
い。
【0032】また、前記物体側レンズ群は、以下の条件
式(5)を満足する事が望ましい。 0.05<Tf-12×φf<0.4 (5) 但し、 Tf-12:物体側レンズ前群と物体側レンズ後群との間の
空気間隔 φf :物体側レンズ群のパワー である。
【0033】条件式(5)は、物体側レンズ前群と物体
側レンズ後群の空気間隔に関するものであり、これによ
り、収差論的には物体側レンズ前群と物体側レンズ後群
との間で近軸マージナル光線の光線高さの差をつける事
ができ、それによって特に軸外の収差を補正するのに大
きな効果をもたらす事ができる。この条件式の下限値以
下になると、前記近軸マージナル光線の光線高さの差を
十分に取る事ができなくなる。逆に、上限値以上になる
と、物体側レンズ群の全長が大きくなってしまい、光学
系の占めるスペースが増大するので望ましくない。
【0034】また、上記各実施形態の走査光学系におい
て、物体側レンズ群の射出瞳と像側レンズ群の入射瞳と
を、略一致させる事が望ましい。そのために、物体側レ
ンズ群と像側レンズ群との共通の絞りを、主走査を行う
ミラーの付近に設ける事が望ましい。
【0035】また、物体側レンズ群は、色収差補正,球
面収差補正,及びペッツバール和補正のために、少なく
とも1枚の負レンズを持つ事が望ましい。それにより光
線通過高さを高くする事ができ、球面収差補正に効果を
もたらす事ができる。また、軸外光束もレンズを通過す
る高さが高くなり、軸外の収差を補正するのにも有利と
なる。
【0036】また、レンズ通過位置が高くなってしまっ
た軸外光束について、絞り位置付近でその通過位置をほ
ぼ一致させる事が望ましく、そのために物体側レンズ群
中、最も像側のレンズを、像側に凹面を持つ、特に像側
凹のメニスカス形状とする事が望ましい。これにより、
軸外の開口効率を保ちながら、主走査を行うミラーをコ
ンパクトにする事ができる。
【0037】また、像側レンズ群中の負レンズは、以下
の条件式(6)を満足する事が望ましい。 νrm<35.0 (6) 但し、 νrm:像側レンズ群中の負レンズのアッベ数 である。条件式(6)は、像側レンズ群中で発生する色
収差を、所望のものとするための条件式であり、この条
件式の範囲を逸脱すると、像側レンズ群中の正レンズで
発生する収差を負レンズで補正する事が困難となる。
【0038】また、光学系全体の収差補正を考えた場
合、物体側レンズ群及び像側レンズ群それぞれにおいて
発生する収差をバランスさせる必要がある。物体側レン
ズ群では、色収差補正や球面収差,軸外収差補正のため
に、負レンズの持つパワーを比較的大きくする事が望ま
しいが、それによって負の収差が発生する事が多くな
る。この負方向の収差を補正するために、像側レンズ群
中、最も物体側のレンズ面を、物体側に凸の形状の正レ
ンズとする事が望ましい。また、これにより、物体側レ
ンズ群からの軸外光束の、像側レンズ群後続レンズにお
ける通過位置を低くする事ができ、レンズ径をコンパク
トにする事ができる。
【0039】また、像側レンズ中、最も像側の面は、像
側に凹面である事が望ましい。これにより、軸外の収
差、特に歪曲の補正を望ましい方向にする事ができる。
【0040】以下、本発明に係る撮影光学系の構成を、
コンストラクションデータ,収差図等を挙げて、更に具
体的に示す。尚、以下に挙げる実施例1〜5の光学系
は、前述した第1〜第5の実施形態の光学系にそれぞれ
対応しており、第1〜第5の実施形態の走査光学系を表
す構成図(図1及び図2,図3及び図4,図5及び図
6,図7及び図8,そして図9及び図10)は、対応す
る実施例1〜5の光学系の構成をそれぞれ示している。
【0041】各実施例において、ri(i=1,2,3...)は、物
体側から数えてi 番目の面及びその曲率半径を示し、di
(i=1,2,3...)は、物体側から数えてi 番目の軸上面間隔
を示し、Gi(i=1,2,3...)は、物体側から数えてi 番目の
レンズを示し、Ni(i=1,2,3...),νi(i=1,2,3...) は、
それぞれ物体側から数えてi 番目のレンズのd線に対す
る屈折率,アッベ数を示す。
【0042】 《実施例1》 物体距離60mm 有効Fナンバー5.0 ミラー振り角±6.1度 [曲率半径] [軸上面間隔][レンズ][屈折率(Nd)] [アッベ数(νd)] r1= 91.255 d1= 9.00 G1 N1=1.75450 ν1= 51.57 r2=-197.911 d2= 2.50 G2 N2=1.67339 ν2= 29.25 r3= 49.624 d3=22.89 r4= 73.094 d4=12.00 G3 N3=1.61800 ν3= 63.39 r5= -56.042 d5= 1.50 r6= -53.916 d6= 4.00 G4 N4=1.67339 ν4= 29.25 r7= 43.252 d7= 2.00 r8= 52.205 d8=10.49 G5 N5=1.83350 ν5= 21.00 r9= -59.216 d9= 1.00 r10=-59.339 d10= 2.50 G6 N6=1.67339 ν6= 29.25 r11=295.777 d11= 1.00 r12= 33.245 d12= 9.85 G7 N7=1.61800 ν7= 63.39 r13=-131.394 d13= 2.00 r14=-116.242 d14= 2.50 G8 N8=1.74000 ν8= 31.72 r15= 28.824 d15= 2.00 r16= 27.762 d16= 4.76 G9 N9=1.78831 ν9= 47.32 r17=110.880 d17= 1.00 r18= 24.041 d18= 2.00 G10 N10=1.74000 ν10= 31.72 r19= 16.756 d19=30.00 r20= ∞(ミラーM) d20=13.00 r21= ∞(絞りS) d21= 4.50 r22= 21.064 d22= 2.50 G11 N11=1.83350 ν11= 21.00 r23= 30.406 d23= 5.68 r24=103.496 d24= 3.00 G12 N12=1.61800 ν12= 63.39 r25=-21.355 d25= 1.50 r26=-17.416 d26= 4.00 G13 N13=1.67339 ν13= 29.25 r27= 23.035 d27= 2.00 r28= 17.575 d28= 6.00 G14 N14=1.48749 ν14= 70.44 r29= 17.480 d29= 1.91 r30= 38.082 d30= 6.00 G15 N15=1.61800 ν15= 63.39 r31=-42.455 d31=14.74 r32= 18.131 d32= 6.00 G16 N16=1.83350 ν16= 21.00 r33= 15.603
【0043】 《実施例2》 物体距離60mm 有効Fナンバー5.0 ミラー振り角±6.1度 [曲率半径] [軸上面間隔][レンズ][屈折率(Nd)] [アッベ数(νd)] r1=-240.881 d1= 5.00 G1 N1=1.67339 ν1= 29.25 r2= 48.112 d2=10.98 G2 N2=1.61800 ν2= 63.39 r3= -51.267 d3=18.72 r4= -34.071 d4= 5.00 G3 N3=1.67339 ν3= 29.25 r5= 49.737 d5= 1.71 r6= 69.807 d6= 8.86 G4 N4=1.83350 ν4= 21.00 r7= -42.348 d7= 0.50 r8= -52.992 d8= 2.00 G5 N5=1.67339 ν5= 29.25 r9= -97.001 d9= 0.50 r10= 43.391 d10= 9.07 G6 N6=1.61800 ν6= 63.39 r11=-57.547 d11= 0.50 r12=-69.091 d12= 2.00 G7 N7=1.74000 ν7= 31.72 r13=175.888 d13= 0.50 r14= 32.474 d14= 5.27 G8 N8=1.78831 ν8= 47.32 r15=-340.116 d15= 2.00 G9 N9=1.74000 ν9= 31.72 r16= 22.354 d16=30.00 r17= ∞(ミラーM) d17=13.00 r18= ∞(絞りS) d18= 4.50 r19= 13.417 d19= 4.00 G10 N10=1.83350 ν10= 21.00 r20= 12.250 d20= 5.88 r21= 15.255 d21= 3.00 G11 N11=1.61800 ν11= 63.39 r22=-103.932 d22= 1.50 r23=-27.710 d23= 4.00 G12 N12=1.67339 ν12= 29.25 r24= 13.714 d24= 2.00 r25= 16.057 d25= 6.00 G13 N13=1.48749 ν13= 70.44 r26= 21.020 d26= 1.00 r27=100.722 d27= 4.00 G14 N14=1.61800 ν14= 63.39 r28=-45.399 d28= 8.06 r29= 26.041 d29= 6.00 G15 N15=1.83350 ν15= 21.00 r30= 36.220
【0044】 《実施例3》 物体距離60mm 有効Fナンバー5.0 ミラー振り角±6.1度 [曲率半径] [軸上面間隔][レンズ][屈折率(Nd)] [アッベ数(νd)] r1=-202.859 d1= 5.00 G1 N1=1.67339 ν1= 29.25 r2= 68.971 d2=15.00 G2 N2=1.61800 ν2= 63.39 r3= -50.708 d3=18.90 r4= -38.535 d4= 5.00 G3 N3=1.67339 ν3= 29.25 r5= 43.944 d5=16.65 G4 N4=1.83350 ν4= 21.00 r6= -67.607 d6= 0.57 r7= -87.488 d7= 5.93 G5 N5=1.67339 ν5= 29.25 r8= -193.041 d8= 0.50 r9= 57.498 d9=10.80 G6 N6=1.61800 ν6= 63.39 r10=-43.765 d10= 2.00 G7 N7=1.74000 ν7= 31.72 r11=-473.216 d11= 0.50 r12= 28.465 d12= 7.06 G8 N8=1.78831 ν8= 47.32 r13=2190.149 d13= 2.13 G9 N9=1.74000 ν9= 31.72 r14= 19.784 d14=30.00 r15= ∞(ミラーM) d15=13.00 r16= ∞(絞りS) d16= 4.50 r17= 20.435 d17= 4.00 G10 N10=1.83350 ν10= 21.00 r18= 28.301 d18= 4.95 r19= 23.548 d19= 3.45 G11 N11=1.61800 ν11= 63.39 r20=-36.096 d20= 1.50 r21=-25.425 d21= 2.00 G12 N12=1.67339 ν12= 29.25 r22= 13.784 d22= 1.50 r23= 14.186 d23= 6.00 G13 N13=1.48749 ν13= 70.44 r24= 15.802 d24=10.90 r25= 34.838 d25= 5.00 G14 N14=1.61800 ν14= 63.39 r26=-128.323 d26= 1.68 r27= 23.872 d27= 6.00 G15 N15=1.83350 ν15= 21.00 r28= 21.263
【0045】 《実施例4》 物体距離60mm 有効Fナンバー5.0 ミラー振り角±6.1度 [曲率半径] [軸上面間隔][レンズ][屈折率(Nd)] [アッベ数(νd)] r1=-202.555 d1= 5.00 G1 N1=1.67339 ν1= 29.25 r2= 80.484 d2=15.00 G2 N2=1.61800 ν2= 63.39 r3= -44.412 d3=10.70 r4= -34.397 d4= 5.00 G3 N3=1.74000 ν3= 31.72 r5= 47.267 d5=20.00 G4 N4=1.83350 ν4= 21.00 r6=-111.845 d6= 0.95 r7= 70.466 d7=11.00 G5 N5=1.61800 ν5= 63.39 r8= -43.286 d8= 2.00 G6 N6=1.74000 ν6= 31.72 r9=-107.883 d9= 0.50 r10= 30.328 d10= 9.00 G7 N7=1.78831 ν7= 47.32 r11=759.423 d11= 2.00 G8 N8=1.74000 ν8= 31.72 r12= 20.524 d12=30.00 r13= ∞(ミラーM) d13=13.00 r14= ∞(絞りS) d14= 4.50 r15= 19.553 d15= 4.00 G9 N9=1.83350 ν9= 21.00 r16= 25.954 d16= 3.49 r17= 19.469 d17= 3.00 G10 N10=1.61800 ν10= 63.39 r18=-56.217 d18= 1.50 r19=-35.333 d19= 2.67 G11 N11=1.67339 ν11= 29.25 r20= 11.612 d20= 1.50 r21= 12.549 d21= 6.00 G12 N12=1.48749 ν12= 70.44 r22= 14.527 d22= 6.72 r23= 39.772 d23= 3.00 G13 N13=1.61800 ν13= 63.39 r24=-180.197 d24= 6.47 r25= 18.515 d25= 3.00 G14 N14=1.83350 ν14= 21.00 r26= 19.184
【0046】 《実施例5》 物体距離60mm 有効Fナンバー5.0 ミラー振り角±6.1度 [曲率半径] [軸上面間隔][レンズ][屈折率(Nd)] [アッベ数(νd)] r1=-4116.921 d1= 2.00 G1 N1=1.83350 ν1= 21.00 r2= 30.233 d2=11.78 G2 N2=1.61800 ν2= 63.39 r3=-128.331 d3= 7.00 r4= -37.813 d4= 5.00 G3 N3=1.74000 ν3= 31.72 r5= 90.115 d5=12.14 G4 N4=1.83350 ν4= 21.00 r6= -54.153 d6= 0.50 r7= 48.656 d7=15.00 G5 N5=1.61800 ν5= 63.39 r8= -64.370 d8= 3.26 G6 N6=1.74000 ν6= 31.72 r9=-218.994 d9= 0.88 r10= 25.751 d10= 8.00 G7 N7=1.83350 ν7= 21.00 r11= 18.652 d11=30.00 r12= ∞(ミラーM) d12=13.00 r13= ∞(絞りS) d13= 4.50 r14= 22.510 d14= 8.00 G8 N8=1.61800 ν8= 63.39 r15=-44.563 d15= 2.61 r16=-29.747 d16= 5.00 G9 N9=1.84666 ν9= 23.82 r17= 23.336 d17=12.33 r18= 94.078 d18= 4.00 G10 N10=1.83350 ν10= 21.00 r19=-36.841 d19=12.75 r20= 26.392 d20= 5.42 G11 N11=1.61800 ν11= 63.39 r21=-32.560 d21= 0.60 r22=-30.487 d22= 6.00 G12 N12=1.75000 ν12= 25.14 r23= 23.340
【0047】また、図11〜図15は、それぞれ前記実
施例1〜5の光学系に対応する収差図である。そして、
球面収差図において、実線はC線、点線はd線、一点鎖
線はf線、破線はg線での球面収差をそれぞれ表してい
る。また、非点収差図において、点線Sと破線Mは、そ
れぞれd線のサジタル面とメリディオナル面での非点収
差を表している。さらに、歪曲収差図は、d線の歪曲収
差を表している。上記条件式(1)〜(6)は、それぞ
れ実施例1〜5の光学系において満足している。また以
下に、各実施例1〜5の光学系における、前記条件式
(1)〜(6)の値を示す。
【0048】 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 |(Σνfp-Σνfm)/Lf| 9.55 4.88 4.88 14.90 2.33 |(Σνrp-Σνrm)/Lr| 35.00 35.00 35.00 35.00 16.47 |φf-1/φf| 0.347 0.711 0.721 0.880 0.188 Rf-1r/Rf-2f 0.679 1.505 1.316 1.291 3.394 Tf-12×φf 0.275 0.224 0.227 0.128 0.084 νrm 29.25 29.25 29.25 29.25 23.82 25.14
【0049】ちなみに、上記従来の技術で述べた公知例
である、特開平9−236741号公報に記載されてい
る実施例1〜3の光学系における、前記条件式(1)〜
(6)の値を以下に示す。これらは必ずしも条件式範囲
を満足していない事が分かる。
【0050】
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
色分解プリズムを用いる事なく、特に軸上色収差や倍率
色収差等が良好に補正され、さらにはミラーによる走査
に対して性能劣化の少ない、低コストで高性能な走査光
学系を提供する事ができる。
【0052】特に、請求項1によるならば、物体側レン
ズ群中で発生する色収差を低減し、光学系トータルで特
に軸上色収差の低減を図る事ができる。
【0053】また、請求項2によるならば、物体側レン
ズ群で発生する色収差を像側レンズ群で補正する事がで
き、光学系の高性能化を達成する事ができる。
【0054】また、請求項3によるならば、特に軸外で
の倍率色収差を良好に補正する事が可能となる。
【0055】また、請求項4によるならば、物体側レン
ズ群中、最も物体側にある貼り合わせレンズで色収差、
特に軸外の収差を補正する事ができる。
【0056】また、請求項5によるならば、物体側レン
ズ前群の最も像側のレンズと物体側レンズ後群の最も物
体側のレンズとの間で、近軸マージナル光線(周辺光
線)の光線高さの差をつける事ができ、それにより特に
軸外の収差を補正するのに大きな効果を持つ事ができ
る。
【0057】また、請求項6によるならば、物体側レン
ズ群において群内で発生する、球面収差,軸外コマ収差
をはじめとする諸収差を補正する事ができ、特に物体側
レンズ前群で補正過剰となり発生した収差を、その像側
レンズでバランスさせる事ができる。
【0058】また、請求項7によるならば、物体側レン
ズ前群と物体側レンズ後群との間で近軸マージナル光線
の光線高さの差をつける事ができ、それによって特に軸
外の収差を補正するのに大きな効果をもたらす事ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の光学系の構成図(振り角45
゜)。
【図2】第1の実施形態の光学系の構成図(振り角45
゜−6.1゜)。
【図3】第2の実施形態の光学系の構成図(振り角45
゜)。
【図4】第2の実施形態の光学系の構成図(振り角45
゜−6.1゜)。
【図5】第3の実施形態の光学系の構成図(振り角45
゜)。
【図6】第3の実施形態の光学系の構成図(振り角45
゜−6.1゜)。
【図7】第4の実施形態の光学系の構成図(振り角45
゜)。
【図8】第4の実施形態の光学系の構成図(振り角45
゜−6.1゜)。
【図9】第5の実施形態の光学系の構成図(振り角45
゜)。
【図10】第5の実施形態の光学系の構成図(振り角4
5゜−6.1゜)。
【図11】実施例1の光学系に対応する収差図。
【図12】実施例2の光学系に対応する収差図。
【図13】実施例3の光学系に対応する収差図。
【図14】実施例4の光学系に対応する収差図。
【図15】実施例5の光学系に対応する収差図。
【符号の説明】
1 トライリニア撮像素子 Gr1 像側レンズ群 Gr2 物体側レンズ群 Gr2−1 物体側レンズ前群 Gr2−2 物体側レンズ後群 S 絞り M ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H045 AB01 BA13 CA34 CA55 CB15 DA12 2H087 KA08 LA22 NA14 PA09 PA10 PA11 PA13 PA15 PA16 PA18 PA19 PA20 PB12 PB14 PB15 PB16 QA02 QA03 QA06 QA14 QA19 QA21 QA22 QA25 QA26 QA32 QA37 QA39 QA41 QA45 QA46 RA00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体からの光を集光する物体側レンズ群
    と、前記物体側レンズ群を通過した光を偏向させる事に
    よって前記物体を撮像するための主走査を行うミラー
    と、該ミラーによって偏向された副走査方向における軸
    上光及び軸外光を共に撮像面上で結像させる像側レンズ
    群とを備え、以下の条件式を満足する事を特徴とする走
    査光学系; 0.1<|(Σνfp−Σνfm)/Lf|<20.0 但し、 Σνfp:物体側レンズ群中の正レンズのアッベ数総和 Σνfm:物体側レンズ群中の負レンズのアッベ数総和 Lf :物体側レンズ群のレンズ数 である。
  2. 【請求項2】 以下の条件式を満足する事を特徴とする
    請求項1に記載の走査光学系; 10.0<|(Σνrp−Σνrm)/Lr|<50.0 但し、 Σνrp:像側レンズ群中の正レンズのアッベ数総和 Σνrm:像側レンズ群中の負レンズのアッベ数総和 Lr :像側レンズ群のレンズ数 である。
  3. 【請求項3】 前記物体側レンズ群は、最も物体側に正
    レンズと負レンズとの貼り合わせレンズを有する事を特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の走査光学系。
  4. 【請求項4】 前記貼り合わせレンズは、以下の条件式
    を満足する事を特徴とする請求項3に記載の走査光学
    系; |φf-1/φf|<1.0 但し、 φf-1:物体側レンズ群中、最も物体側の貼り合わせレ
    ンズのパワー φf :物体側レンズ群のパワー である。
  5. 【請求項5】 前記物体側レンズ群は、比較的大きな空
    気間隔を置いて、物体側から順に、物体側レンズ前群と
    物体側レンズ後群とから成る事を特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の走査光学系。
  6. 【請求項6】 前記物体側レンズ前群中、最も像側のレ
    ンズと、前記物体側レンズ後群中、最も物体側のレンズ
    は、以下の条件式を満足する事を特徴とする請求項5に
    記載の走査光学系; 0.4<Rf-1r/Rf-2f<5.0 但し、 Rf-1r:物体側レンズ前群中、最も像側のレンズの像側
    面の曲率半径 Rf-2f:物体側レンズ後群中、最も物体側のレンズの物
    体側面の曲率半径 である。
  7. 【請求項7】 前記物体側レンズ群は、以下の条件式を
    満足する事を特徴とする請求項5又は請求項6に記載の
    走査光学系; 0.05<Tf-12×φf<0.4 但し、 Tf-12:物体側レンズ前群と物体側レンズ後群との間の
    空気間隔 φf :物体側レンズ群のパワー である。
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