JPS6285215A - 内視鏡の照明用光学繊維束 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は生体腔内や機械の内部等を観察するために用
いられる内視鏡の照明用光学繊維束に関し、特に内視鏡
の照明用光学繊維束の出射側端部と先端部本体との接合
部の改良に関するものである。

［従来の技術］ 内視鏡の照明用光学繊維束は金属部材等と直接接触する
と繊維が折れて破損し易いので、全長にわたり保護チュ
ーブにより被覆されている。そしてその出射側端部は内
視鏡の先端部本体に接合され、観察視野を照明するよう
になっている。

このような内視鏡の照明用光学繊維束は従来は例えば第
３図に示されるように、まず光学繊維束ａの出射側端部
ｐを金属パイプｂ内に例えばリング状に充填して接着剤
で固めて成形し、次いで上記パイプｂの後半部に保護チ
ューブＣの先端部を固着した後、上記バイブｂを内視鏡
の先端部本体ｄに穿設された通孔ｅに挿通して接着固定
していた。第３図中ｆは対物レンズ、ｇは像伝送用光学
繊維束である。

［発明が解決しようとする問題点］ 内視鏡の照明用光学繊維束は先端部本体に接着剤により
固着されて先端部本体と一体になってしまうものである
が、上記の従来の照明用光学繊維束は、パイプｂ内に光
学繊維ｆＪａの出射側端部ｐを接合するために接着剤を
加熱硬化させ、その後パイプｂを先端部本体ｄに接合す
る際にも接着剤を加熱硬化ごせていたので、１回毎に半
日を要する加熱効果の時間が２屯に発生して組企てに長
時間を要し、製造コストを茗しく　１−：Ｓ’？８ぜて
いた。

そこで、例えば第４図に示されるように、光学繊維束ａ
の出射側端部Ｐを先端部本体ｄの通孔ｅに直接挿通して
接ｎ固定することが考えられるが１単にこのようにする
と、第４図に示されるように保護チューブＣの先端部を
光学１ＦＵｌ！Ｅ、東ａの周囲に直接接合しなければな
らない。しかし、そこで接合しようとすると、保護チュ
ーブＣの内径は光学繊維束ａの固められた部分ｉの外径
より太いので、保護チューブＣにしわｊが発生してうま
く接合することができず、また、接着剤が光学ｔｉｋｕ
束ａの可撓部にへしみ込んでそこで固まり、湾曲操作な
どによって光学ｔａ維東ａが折れる原因となる等の欠点
が生ずるや ２に発明は」−記のような問題を解消し、接着作業が一
度で済み従って製造コストが低く、シかも保護チューブ
の先端部が確実に固着される内視鏡の開明用光学ＦＭ　
、雑巾を提供することを１−１的とする。

［問題点を解決するための手段］ Ｊ二足の目的を達成するための本発明の内視鏡の照明用
光学繊維束を実施例に対応する第１図にもとづいて説明
すると、 内視鏡の先端部本体５には通孔９が穿設されており、そ
の通孔９に出射側端部８ｂの光学繊維束８が直接挿通さ
れて接着固定されでいる。そして、」−記通孔９の後側
聞口部９ａを囲繞するように筒状突片１４が先端部本体
５に形成され、その筒状文月１４に光学繊維束８を被覆
する保護子ユーブ１５の先端部が固着されていることを
特徴とする。

［作用］ 出射側端部８ｂの光学繊維束８が通孔９に直接挿通され
て接着されでいるので、照明用光学繊維束８を先端部本
体５に固着するための接着作業は一度で済み、従って接
着剤を加熱硬化させる作業も一度で済む。

また、保護チューブ１５は先端部本体５に形成された筒
状突片１４に固着されるので、その固ｎに使用される接
着剤が照明用光学繊維束８に付ｎせず、また、ト記筒状
突片１４は通孔９の後側間ｒ１３９ａを囲繞するように
形成され保護チューブ１５の内径に近い外径となるので
、保護チューブ１５の先端にしわがよらず強固に固着さ
れる。

［実施例］ 本発明の一実施例を第１図及び第２図にもとづいて説明
する。

第２図は本発明の照明用光学繊維束を組み込んだ内視鏡
の全体構成を示し、操作部１に連結された挿入部ＩｊＴ
撓管２の先端には操作部ｌに設けられた操作ノブ３を回
動する。−とにより屈曲自在な湾曲部４が連結され、さ
らにその先端に先端部本体５が連結されている。そして
上記操作部ｌには図示しない光源装置に接続されるコネ
クタ６を先端に取着した連結コード７が連結され、照明
用光学繊維束８の入射側端部８ａがそのコネクタ６に固
着され、出射側端部８ｂが上記先端部本体５内に１間７
７されている。

第１図は先端部本体５付近の側面断面図であり、先端部
本体５には軸中心に通孔９が穿設５れており、その通孔
９内に出用側端部８ｂの光学繊維束８が直接挿通されて
リング状に接着固定されている。そしてその内腔には支
持筒１０を介して対物レンズ１１及び像伝送用光学繊維
束１２よりなる対物光学系が挿通され接着固定されてい
る。

１３は上記像伝送用光学ｓｕｉ東１２を被覆する目■撓
性の保護チューブである。

１４はＬ足先端部本体５の後端部に１通孔９の後側聞口
部９ａを四線するように突設された筒状突片を示し１、
その筒状突片１４は筒状部１４ａとその端部に形成され
たフランジ状部１４ｂよりなる。そして、その筒状部１
４ａの外径はＬ記通孔９の直径より太く、保護チューブ
１５の内径に略一致しており、その筒状部１４ａに−Ｉ
Ｌ記照明用光学繊維・ｋ８を金髪にわたー）で被覆する
可撓性に富んだ保護チューブ１５の先端部が接着されて
いる。１６はその接合をより確実にするために保護チュ
ーブ１５外周を縛るように巻きつけられた糸である。

１７ないし２０は湾曲部４の構成部材であり、１７・・
・は回動自在に連結された多数の節輪、１８は最先端の
節輪１７に先端が固着された操作ワイヤ、１９は節輪の
外周を覆う網状管、２０は可撓性の外皮である。

本実施例の内視鏡の照明用光学ｍｍ束は以上のように構
成されており、先端部本体５の通孔９に出射側端部８ｂ
の光学繊維束８が直接挿通されて接着固定されているの
で、照明用光学繊維束８を先端部本体５に固着するため
の接着作業は一度で済み、また、保護チューブ１５は筒
状突片の筒状部１４ａ外周面に接着されているので、接
着剤が照明用光学＃ａ維束８の可撓部８ｃにしみ込まず
、しかも筒状突片の筒状部ｆ４ａの外径と保護チューブ
１５の内径とは略一致しているので、保護チューブ１５
にしわ等が発生せず、保護チューブ１５の先端部が強固
に接合される。

尚、上記実施例において、照明用光学Ｆａａ束８はリン
グ状に形成され、その中に対物レンズ１１及び像伝送用
光学繊維束１２が挿入されているが、本発明はこれに限
定されるものではなく、照明用光学繊維束８の形状は円
柱状その他の形状であってもよい。

［発明の効果］ 本発明の内視鏡の照明用光学繊維束によれば。

照明用光学繊維束の出射側端部を先端部本体に固着する
ために接着剤を加熱硬化させる作業が一回で済むので、
その作業に要する時間が半減して製造コストが下がり、
また、光学繊維束の保護チューブの先端部が強固に固着
されかつその固着に際して接着剤が繊維束にしみ込まな
いので、その後のくり返しの使用等によっても照明用光
学繊維束が破損せず、さらに、照明用光学繊維束の出射
側端部にパイプが外装されないので、その分だけ先端構
成部を細くして挿入性を向上させることができる等の効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例の側面断面図、第２図は
本発明の内視鏡の照明用光学繊維束を採用した内視鏡の
全体略示図、第３図は従来の内視鏡の照明用光学繊維束
の側面断面図、第４図は改良された内視鏡の照明用光学
繊維束の側面断面図である。 ５・・・先端部本体　　８・・・照明用光学Ｐａ維束８
ｂ・・・出射側端部　９・・・通孔　９ａ・・・後側開
口部１４・・・筒状突片　１５・・・保護チューブ特許
出願人　旭光学工業株式会社 代　理　人　弁理士　三井和彦 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内視鏡の先端部本体に穿設された通孔に出射側端部の光
   学繊維束が直接挿通されて接着固定されると共に、上記
   通孔の後側開口部を囲繞するように上記先端部本体に形
   成された筒状突片に、光学繊維束を被覆する保護チュー
   ブの先端部が固着されていることを特徴とする内視鏡の
   照明用光学繊維束。