JPH05323209A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH05323209A
JPH05323209A JP4127604A JP12760492A JPH05323209A JP H05323209 A JPH05323209 A JP H05323209A JP 4127604 A JP4127604 A JP 4127604A JP 12760492 A JP12760492 A JP 12760492A JP H05323209 A JPH05323209 A JP H05323209A
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guide fiber
light guide
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image guide
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Abstract

(57)【要約】 【目的】対物レンズとイメージガイドファイバとの接合
が確実かつ容易に行なえる内視鏡の提供を目的としてい
る。 【構成】チューブ体2からなる挿入部10を有し、チュ
ーブ体2の同一の内孔2aに、先端に対物レンズ12を
接合したイメージガイドファイバ6とライトガイドファ
イバ4とを並べて装填した内視鏡1において、ライトガ
イドファイバ4の先端を対物レンズ12とイメージガイ
ドファイバ6との接合面8よりも基端側に配置するとと
もに、ライトガイドファイバ4の先端よりも先端側のチ
ューブ体2の内孔2aに透光性接着剤16を充填し、ラ
イトガイドファイバ4の先端から出射される照明光を透
光性接着剤16を介してチューブ体2の先端から出射す
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対物レンズ、イメージ
ガイドファイバ、ライトガイドファイバからなる観察光
学系を備えた挿入部を有する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡の挿入部を形成するチュー
ブ体の同一のルーメン内にイメージガイド光学系とライ
トガイドファイバとを最大限に内蔵させる技術が特開昭
63ー119732号公報によって開示されている。
【0003】この技術は、図9に示すように、対物レン
ズとしてのロッドレンズ112の基端面にイメージガイ
ドファイバ106の先端面を接合し、ロッドレンズ11
2とイメージガイドファイバ106の側方にライトガイ
ドファイバ104をその先端がロッドレンズ112の先
端と略揃うように並べ、ロッドレンズ112およびイメ
ージガイドファイバ106とライトガイドファイバ10
4の先端側に接着剤を塗布することによりこれらを一体
に接着固定して、内視鏡100の挿入部110を形成す
るチューブ体102の同一の内孔にロッドレンズ112
とイメージガイドファイバ106とライトガイドファイ
バ104とを一体に装填するものである。
【0004】その具体的な組立て方法は、図9の(a)
に示すように、チューブ体102の先端からイメージガ
イドファイバ106およびライトガイドファイバ104
を突出させ、ロッドレンズ112とイメージガイドファ
イバ106およびライトガイドファイバ104とを前述
したように一体に接合した後、ロッドレンズ112とイ
メージガイドファイバ106およびライトガイドファイ
バ104の先端側の外周(図9の(b)の接着剤塗布範
囲)に接着剤を塗布する。そして、ロッドレンズ112
とイメージガイドファイバ106およびライトガイドフ
ァイバ104とを一体としてチューブ体102内に引き
込み、これらをチューブ体102の先端内孔で固定保持
するというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、ロッ
ドレンズ112の基端面とイメージガイドファイバ10
6の先端面とは、通常、接着剤によって接合され、ま
た、この接合はロッドレンズ112とイメージガイドフ
ァイバ106とをチューブ体102内に引き込む前に予
め慎重に行なわれる。これは、ロッドレンズ112の基
端面とイメージガイドファイバ106の先端面とを接着
しなかったり、チューブ体102内でロッドレンズ11
2の基端面とイメージガイドファイバ106の先端面と
を初めて当接するようにすると、ロッドレンズ112と
イメージガイドファイバ106とが偏心したり、ロッド
レンズ112の基端面とイメージガイドファイバ106
の先端面とが離間したりして、良好な内視鏡像が得られ
ない危険性があるからである。しかし、イメージガイド
ファイバ106とロッドレンズ112とを接着する際、
接着剤がロッドレンズ112とイメージガイドファイバ
106との接合面から外方に大きくはみ出ることは許さ
れない。もし、接着剤が大きくはみ出れば、はみ出た接
着剤は径方向に大きく突出し、ロッドレンズ112とイ
メージガイドファイバ106の側方に並んで配設される
ライトガイドファイバ104を邪魔することとなり、ロ
ッドレンズ112とイメージガイドファイバ106およ
びライトガイドファイバ104とを一体としてチューブ
体102内に引き込むことができなくなる場合があるか
らである。
【0006】また、はみ出た接着剤によって径方向に太
くなったライトガイドファイバ104とともに、ロッド
レンズ112とイメージガイドファイバ106とを一体
としてチューブ体102内に引き込むために、チューブ
体102の外径を大きくすれば、内視鏡100の挿入部
110の細径化が図れなくなる。逆に、内視鏡100の
挿入部110の細径化を図るためにチューブ体102の
外径を小さくすれば、必要な数のイメージガイドファイ
バ106やライトガイドファイバ104をチューブ体1
02内に装填することができなくなり、内視鏡100の
光学的性能が低下することとなる。
【0007】つまり、細径で性能の良い内視鏡を組み立
てるには、チューブ体102の限られたスペースの内孔
に、できるだけ多くの光学系内蔵物を装填することが必
要であり、そのためには、前述した従来の構成におい
て、接着剤がロッドレンズ112とイメージガイドファ
イバ106との接合面から外方に大きくはみ出ないよう
にするしかない。したがって、ロッドレンズ112とイ
メージガイドファイバ106との接着部は基本的に両者
の端面だけとせざるをえない。
【0008】しかしながら、接着剤がロッドレンズ11
2とイメージガイドファイバ106との接合面から外方
に大きくはみ出ないようにする作業は極めて難しく、細
心の注意が必要である。また、その一方で、ロッドレン
ズ112とイメージガイドファイバ106との接着部を
基本的に両者の端面だけとすると、ロッドレンズ112
とイメージガイドファイバ106との接着部にちょっと
した力が加わっただけで、この接着部が簡単に剥離して
しまう虞がある。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、対物レンズとイメー
ジガイドファイバとの接合が確実かつ容易に行なえる内
視鏡を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、チューブ体からなる挿入部を有し、前記
チューブ体の同一の内孔に、先端に対物レンズを接合し
たイメージガイドファイバとライトガイドファイバとを
並べて装填した内視鏡において、前記ライトガイドファ
イバの先端を前記対物レンズとイメージガイドファイバ
との接合面よりも基端側に配置するとともに、前記ライ
トガイドファイバの先端よりも先端側のチューブ体の内
孔に透光性接着剤を充填し、前記ライトガイドファイバ
の先端から出射される照明光を前記透光性接着剤を介し
て前記チューブ体の先端から出射するようにしたもので
ある。
【0011】
【作用】対物レンズとイメージガイドファイバとの接合
面の周囲にライトガイドファイバを配することなく、ラ
イトガイドファイバの先端から出射される照明光を透光
性接着剤を介してチューブ体の先端から出射することが
できる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の第1の実施例を示している。図
1の(b)に示すように、本実施例の内視鏡1は例えば
体腔内に挿入される細径な挿入部10を有している。挿
入部10は接続部20を介して延長コード22と接続し
ており、延長コード22は分岐部24を介してイメージ
ガイドコード28とライトガイドコード26とに分岐し
ている。
【0013】挿入部10内と延長コード22内にはその
全長にわたってライトガイドファイバ4とイメージガイ
ドファイバ6とが挿通されている。ライトガイドファイ
バ4は、さらにライトガイドコード26内を挿通され、
ライトガイドコード26の基端に設けられたライトガイ
ドコネクタ32を介して図示しない光源装置に接続され
ている。また、イメージガイドファイバ6も延長コード
22内を挿通された後、イメージガイドコード28内を
挿通され、イメージガイドコード28の基端に設けられ
たイメージガイドコネクタ30を介して図示しないTV
カメラコントロールユニットに接続されている。
【0014】図1の(a)は、図1の(b)におけるA
部、すなわち、内視鏡挿入部10の先端部の拡大断面図
である。挿入部10は細径かつ長尺のチューブ体2から
なる。チューブ体2は1つの内孔2aを有しており、こ
の内孔2aには前述のごとくライトガイドファイバ4と
イメージガイドファイバ6とが挿通されている。
【0015】イメージガイドファイバ6は、コアとクラ
ッドを有するファイバがジャケットガラス内に複数本納
められ、そのジャケットガラスの外周に遮光性のカーボ
ンを含有するシリコン樹脂を被覆して構成されている。
イメージガイドファイバ6の先端にはこれと略同径で円
柱状の対物レンズ12がエポキシ系接着剤等の透光性接
着剤14によって接着固定されている。この場合、透光
性接着剤14は対物レンズ12とイメージガイドファイ
バ6との接合面8から外方にはみ出して径方向に大きく
突出している。 また、ライトガイドファイバ4は、イ
メージガイドファイバ6の外周面とチューブ体2の内周
面とで形成されるリング状の空洞部内に配設されてい
る。この場合、ライトガイドファイバ4の先端は、対物
レンズ12とイメージガイドファイバ6との接合面8よ
りも基端側に配置されている。
【0016】また、ライトガイドファイバ4の先端より
も先端側のチューブ体2の内孔にはエポキシ系接着剤等
の透光性接着剤16が充填されており、これによって、
チューブ体2の先端側内周面にイメージガイドファイバ
6の先端部と対物レンズ12とが接着固定されている。
また、この透光性接着剤16の内部にはライトガイドフ
ァイバ4の先端が僅かに入り込んでおり、これによっ
て、ライトガイドファイバ4の固定保持が行なわれてい
る。
【0017】次に、図1の(a)に示す挿入部10の組
立て方法について図1の(c)を参照しつつ説明する。
まず、チューブ体2の内孔2aに端面を研磨したイメー
ジガイドファイバ6およびライトガイドファイバ4を基
端部側より挿入してチューブ体2の先端から突出させ
る。その後、対物レンズ12の基端面もしくはイメージ
ガイドファイバ6の先端面に透光性接着剤14を塗布
し、両者の光軸を一致させた状態で接合する。その際、
透光性接着剤14は接合面8から外方にはみ出して径方
向に突出するが、はみ出た接着剤14を拭き取る必要は
ない。
【0018】次に、図1の(c)に示すごとくライトガ
イドファイバ4の先端が対物レンズ12とイメージガイ
ドファイバ6との接合面8よりも先端側にならないよう
に位置合わせをし、対物レンズ12とイメージガイドフ
ァイバ6およびライトガイドファイバ4とを一体として
チューブ体の内孔2a内に引き込んでいく。そして、対
物レンズ12の先端とチューブ体2の先端とが一致した
ところで、透光性接着剤16をシリンジ等によってチュ
ーブ体2の先端部内に流し込む。この場合、対物レンズ
12の外周面とチューブ体2の内周面との間の隙間と、
透光性接着剤16の粘度との間に一定の関係があれば、
透光性接着剤16は毛細管現象によって、対物レンズ1
2の外周面とチューブ体2の内周面との間の隙間を通じ
てチューブ体2の先端部内に吸い込まれる。なお、この
透光性接着剤16によって、前述したごとく、チューブ
体2の先端におけるイメージガイドファイバ6、対物レ
ンズ12、ライトガイドファイバ4の固定保持がなされ
る。
【0019】したがって、上記構成の内視鏡1におい
て、前記光源装置から供給された照明光はライトガイド
ファイバ4によって挿入部10の先端側へ伝送されてラ
イトガイドファイバ4の先端から出射される。ライトガ
イドファイバ4の先端から出射された照明光は、透光性
接着剤16および接合面8から外方にはみ出した透光性
接着剤14を透過して、挿入部10すなわちチューブ体
2の先端から出射され、被照射体に照射される。また、
被照射体からの物体光は、対物レンズ、イメージガイド
ファイバ6を介して、イメージガイドファイバ6と接続
するTVカメラコントロールユニットに送られ、TVカ
メラコントロールユニットのTVモニタで観察できる。
なお、対物レンズ12の外周とイメージガイドファイバ
6の外周に照明光の入射を防ぐための被膜を設けてもよ
い。
【0020】以上説明したように、本実施例の内視鏡1
は、ライトガイドファイバ4の先端を対物レンズ12と
イメージガイドファイバ6との接合面8よりも基端側に
配置したため、たとえ接着剤14が接合面8から外方に
はみ出して径方向に突出したとしても、これが、イメー
ジガイドファイバ6の外周に配設されるライトガイドフ
ァイバ4を邪魔することはなく、したがって、接着剤1
4のはみ出しによってライトガイドファイバ4の外径が
それ自信が有する外径を越えて大きくなることはない。
これによって、チューブ体2の限られたスペースの内孔
2aに、光学的性能を確保できる所望量のライトガイド
ファイバ4とイメージガイドファイバ6とを装填するこ
とができる。なお、接着剤14は透光性を有しているた
め、ライトガイドファイバ4の先端から出射される照明
光を遮断することはない。
【0021】また、上記構成では、接合面8からの接着
剤14のはみ出しがライトガイドファイバ4の配設にな
んら影響を及ぼさないため、たとえ接着剤14が接合面
8から外方にはみ出して径方向に突出した場合でも、こ
れを拭き取る必要がなく、また、従来のように、接着剤
14が対物レンズ12とイメージガイドファイバ6との
接合面8から外方に大きくはみ出ないよう慎重を期す極
めて難しい作業を行なわなくて済み、対物レンズ12と
イメージガイドファイバ6との接合作業が容易になる。
【0022】また、本実施例の内視鏡1は、ライトガイ
ドファイバ4の先端よりも先端側のチューブ体2の内孔
2aに透光性接着剤16を充填することによって、対物
レンズ12とイメージガイドファイバ4との接着部を、
接合面8だけに限らず、透光性接着剤16が充填される
対物レンズ12の外周部位およびイメージガイドファイ
バ4の先端部の外周部位にわたる広範囲に形成している
ため、両者4,12の接合力が強化され確実な接合が行
なわれる。したがって、接合面8で対物レンズ12とイ
メージガイドファイバ4とが簡単に剥離してしまうこと
がない。
【0023】また、透光性接着剤16はその透光性によ
ってライトガイドファイバ4の先端から出射された照明
光をチューブ体2の先端へと導くため、接合面8より先
端側における導光作用は、この部位にライトガイドファ
イバ4が配設された場合と何等異なるところはない。
【0024】図2は、図1の(a)に示す挿入部10の
他の組立て方法を示したものである。すなわち、この方
法ではまず、予め透光性接着剤14によって接合した対
物レンズ12およびイメージガイドファイバ6をチュー
ブ体2の内孔2aに挿入する。この挿入はチューブ体2
の先端側から行なっても基端側から行なってもどちらで
も良い。また、この状態では、透光性接着剤14が接合
面8から外方にはみ出して径方向に突出していてもよ
い。
【0025】そして、チューブ体2と対物レンズ12と
の先端の位置を合わせた後、透光性接着剤16をチュー
ブ体2の先端部内に充填し、この透光性接着剤16が硬
化する前に、チューブ体2の内孔2aに基端側からライ
トガイドファイバ4を挿入してライトガイドファイバ4
の先端を透光性接着剤16内に刺し入れる。透光性接着
剤16の硬化に伴って、チューブ体2の先端におけるイ
メージガイドファイバ6、対物レンズ12、ライトガイ
ドファイバ4の固定保持がなされる。
【0026】図3は本発明の第2の実施例を示してい
る。本実施例の内視鏡35において、対物レンズ12と
接合されるイメージガイドファイバ6の先端側は、外皮
6a(シリコン樹脂からなる。)が剥離してファイバ本
体である多成分もしくは石英のガラス部分が露出してい
る。そして、ファイバ本体が露出して小径となったイメ
ージガイドファイバ6の露出部分6bの先端面と対物レ
ンズ12の基端面とがエポキシ系接着剤等の透光性接着
剤14によって接合されている。また、この透光性接着
剤14は、メージガイドファイバ6と対物レンズ12と
の接合面8の周囲、すなわち、対物レンズ12の基端側
からイメージガイドファイバ6の露出部分6bを経てイ
メージガイドファイバ6の外皮部分6aに至る広範囲に
わたって塗布されている。それ以外の構成は第1の実施
例と同一である。
【0027】上記構成では、シリコン樹脂からなる外皮
部分6aよりも接着性の良いガラス部分からなる露出部
分6bにエポキシ系接着剤等の透光性接着剤14を塗布
することで、メージガイドファイバ6と対物レンズ12
とを接合しているため、その接合力は極めて強固とな
る。また、前述したように透光性接着剤14を広範囲に
わたって塗布することにより、透光性接着剤14が筒状
にメージガイドファイバ6と対物レンズ12との接合部
15を覆うので、接合部15に鏡筒を設けた場合と同様
の強度を持たせることができる。したがって、挿入部1
0の組立て作業時に、対物レンズ12とイメージガイド
ファイバ6とが接合面8で剥離してしまうことがない。
【0028】図4は本発明の第3の実施例を示してい
る。本実施例の内視鏡40は、各ライトガイドファイバ
4の先端面を揃えるとともに、この先端部分を透光性の
接着剤で接着することによって、ライトガイドファイバ
4を筒状に一体に成型したものである。また、筒状に一
体成型されたライトガイドファイバ4の内孔4dはイメ
ージガイドファイバ6を嵌挿できる大きさとなってい
る。なお、それ以外の構成は第1の実施例と同一であ
る。
【0029】上記構成では、筒状に一体に成型されたラ
イトガイドファイバ4をチューブ体2内に挿入するた
め、ライトガイドファイバ4をばらばらの状態でチュー
ブ体2内に挿入する場合に比べてその挿入性が良好であ
る。ライトガイドファイバ4をばらばらの状態でチュー
ブ体2内に挿入するとライトガイドファイバ4の繊維を
折損してしまう可能性があるが、本実施例の場合、その
ような事態が生じる可能性は少ない。
【0030】図5は本発明の第4の実施例を示すもので
ある。本実施例の内視鏡50は、チューブ体2の内孔2
aにチャンネルチューブ52を配設したものである。チ
ャンネルチューブ52の外周面とチューブ体2の内周面
とで形成される空洞部内に、上記各実施例と同様な手段
によって、ライトガイドファイバ4と対物レンズ12と
イメージガイドファイバ6とが装填されている。この構
成では、上記各実施例と同様の作用効果を有するととも
に、チャンネルチューブ52のチャンネル孔64を通じ
て処置具等を挿通できるため便利である。なお、本実施
例の場合、チューブ体2にチャンネルチューブ52を設
ける代わりに、チューブ体2とチャンネルチューブ52
とを一体に形成したいわゆるマルチルーメンチューブ6
2をチューブ体として使用してもよい。
【0031】図7は本発明の第5の実施例を示すもので
ある。本実施例の内視鏡70は第3の実施例の内視鏡4
0(図4参照)の構成に湾曲機能を付加したものであ
る。すなわち、筒状に一体成型されたライトガイドファ
イバ4には湾曲操作ワイヤ72を挿通する挿通孔4bが
設けられている。挿通孔4bは一体成型されたライトガ
イドファイバ4の長軸に対して対称に2箇所設けられて
いる。挿通孔4bに挿通される湾曲操作ワイヤ72は、
その先端に、挿通孔4bの孔径よりも大きい外径の膨大
部72aを有しており、この膨大部72aは挿通孔4b
の先端縁で係止されている。また、湾曲操作ワイヤ72
は挿通孔4b内をフリーの状態で挿通され、図示しない
手元側の湾曲操作部に接続されている。したがって、こ
の構成では、前記湾曲操作部によって湾曲操作ワイヤ7
2の一方を牽引操作すればその牽引した湾曲操作ワイヤ
72の方向にチューブ体2の先端側を湾曲させることが
できる。なお、図8に示すように、筒状に一体成型され
たライトガイドファイバ4の外周面に軸方向に沿う溝4
cを設け、この溝4c内に湾曲操作ワイヤ72を配設し
てもよい。この場合も、湾曲操作ワイヤ72の膨大部7
2aは挿通孔4bの先端縁で係止される。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内視鏡
は、ライトガイドファイバの先端を対物レンズとイメー
ジガイドファイバとの接合面よりも基端側に配置したた
め、たとえ接着剤が前記接合面から外方にはみ出して径
方向に突出したとしても、これが、イメージガイドファ
イバの外周に配設されるライトガイドファイバを邪魔す
ることはなく、したがって、接着剤のはみ出しによって
ライトガイドファイバの外径がそれ自信が有する外径を
越えて大きくなることはない。これによって、チューブ
体の限られたスペースの内孔に、光学的性能を確保でき
る所望量のライトガイドファイバとイメージガイドファ
イバとを装填することができる。
【0033】また、本発明の内視鏡は、対物レンズとイ
メージガイドファイバとの接合面からの接着剤のはみ出
しがライトガイドファイバの配設になんら影響を及ぼさ
ないため、たとえ接着剤が前記接合面から外方にはみ出
して径方向に突出した場合でも、これを拭き取る必要が
なく、また、従来のように、接着剤が対物レンズとイメ
ージガイドファイバとの接合面から外方に大きくはみ出
ないよう慎重を期す極めて難しい作業を行なわなくて済
み、対物レンズとイメージガイドファイバとの接合作業
が容易になる。したがって、作業時間が短縮され、組立
て作業に要するコストの低減を図ることができる。
【0034】さらに、本発明の内視鏡は、ライトガイド
ファイバの先端よりも先端側のチューブ体の内孔に透光
性接着剤を充填することによって、対物レンズとイメー
ジガイドファイバとの接着部を、これらの接合面だけに
限らず、透光性接着剤が充填される対物レンズの外周部
位およびイメージガイドファイバの先端部の外周部位に
わたる広範囲に形成しているため、対物レンズとイメー
ジガイドファイバとの接合力が強化され確実な接合が行
なわれる。したがって、前記接合面で対物レンズとイメ
ージガイドファイバとが簡単に剥離してしまうことがな
い。また、透光性接着剤はその透光性によってライトガ
イドファイバの先端から出射された照明光をチューブ体
の先端へと導くことができるため、ライトガイドファイ
バと同様な作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例を示す内視鏡の
挿入部先端側の要部断面図、(b)は(a)の内視鏡の
全体構成図、(c)はチューブ体内に光学系を装填する
方法を示す説明図である。
【図2】図1の(c)と異なる方法によってチューブ体
内に光学系を装填する様子を示す図1と同一構成の内視
鏡の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す内視鏡の挿入部先
端側の要部断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す内視鏡の挿入部先
端側の要部断面図である。
【図5】(a)は本発明の第4の実施例を示す内視鏡の
挿入部先端の正面図、(b)は挿入部先端側の側面図で
ある。
【図6】図5の変形例を示す内視鏡先端の正面図であ
る。
【図7】本発明の第5の実施例を示す内視鏡の挿入部先
端側の要部断面図である。
【図8】図7の内視鏡の変形例を示す斜視図である。
【図9】本発明と関連する従来の内視鏡を示し、(a)
はチューブ体内に光学系を装填する従来の方法を示す説
明図、(b)は光学系をチューブ体内に引き込む様子を
示す概略図である。
【符号の説明】
1,35,40,50,60,70…内視鏡、2…チュ
ーブ体、4…ライトガイドファイバ、6…イメージガイ
ドファイバ、8…接合面、10…挿入部、12…対物レ
ンズ、16…透光性接着剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ体からなる挿入部を有し、前記
    チューブ体の同一の内孔に、先端に対物レンズを接合し
    たイメージガイドファイバとライトガイドファイバとを
    並べて装填した内視鏡において、前記ライトガイドファ
    イバの先端を前記対物レンズとイメージガイドファイバ
    との接合面よりも基端側に配置するとともに、前記ライ
    トガイドファイバの先端よりも先端側のチューブ体の内
    孔に透光性接着剤を充填し、前記ライトガイドファイバ
    の先端から出射される照明光を前記透光性接着剤を介し
    て前記チューブ体の先端から出射することを特徴とする
    内視鏡。
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