JP3321217B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP3321217B2
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努 石黒
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡湾曲部内の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に示すように、内視鏡の挿入部1
00は、螺旋状に金属板を巻いて形成した心材104の
外周に金属線を筒状に編んで形成したブレードを被覆
し、更にその外周に弾性材からなる外皮を被覆してい
る。そして、更に挿入部100は、比較的硬い外装を有
する可撓部101と比較的柔らかい外装を有する湾曲部
102で形成されている。従来の内視鏡においては、こ
の接合部の強度を上げるために、その接合部におけるブ
レード上に半田106を塗布して硬質部を形成してい
る。しかしながら、半田を塗布しただけでは半田が乗っ
ていない巣の部分ができるため、接合部の水密性を保つ
ことが出来なかった。そのため、その半田106の外周
に金属箔105を巻いて水密を確保していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の内視鏡では、接続部近傍の半田の外周に金属
箔を巻くことにより接続部近傍の外径が他の部分の外径
に比べて大きくなってしまい、挿入部を患者の体内に挿
入する時に苦痛を与えていた。そこで、本発明は上記事
情に鑑みてなされたもので、挿入部の外装の接合部付近
の外径を従来に比べて小さくして患者に苦痛を与えるこ
となく挿入でき、かつ水密性を保った内視鏡挿入部を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る内視鏡は、
ブレードを少なくとも第1の外皮で被覆して形成した部
分と前記第1の外皮とは硬度の異なる第2の外皮で被覆
した部分とを接合して形成した挿入部を備え、前記ブレ
ードの外周面の、前記第1の外皮と第2の外皮との接合
部を含む所定の範囲に、半田を塗布して硬質部を形成す
るとともに、前記硬質部の外周に充填材を塗布したもの
である。
【0005】
【作用】本発明の内視鏡においては、第1の外皮で被覆
された部分と第2の外皮と被覆された部分とを接合した
部分において、ブレードに塗布された半田が接合部の強
度を確保し、その半田塗布部に更に塗布された充填材が
その接合部における外部からの湿気の進入を防ぐ。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1〜図7は本発明の第1実施例に係わり、内視
鏡は図2に示すように操作部1と挿入部2から構成され
る。操作部1には湾曲操作レバー3、接眼部4、送気送
水ボタン5と吸引ボタン6そして鉗子挿入口7が取り付
けられている。挿入部2は可撓部8及びその先端に取り
付けられた湾曲部9さらに湾曲部9の先端に取り付けら
れた先端構成部10から構成される。
【0007】可撓部8は図1に示すように螺旋状に金属
板を巻いて形成した心材11、その外周に被覆され金属
線を筒状に編んで形成したブレード12、およびブレー
ド12を被覆する弾性樹脂である可撓部外装13より構
成される。また湾曲部9は先端側の第1湾曲部14およ
び可撓部側の第2湾曲部15から構成される。第1湾曲
部14は複数の回動可能な湾曲コマ16を芯材として、
湾曲コマ16に金属線を筒状に編んで形成したブレード
12を被覆し、さらにブレード12を前記可撓部外装1
3よりも柔らかい弾性樹脂である湾曲部外装17によっ
て被覆して構成される。
【0008】第2湾曲部15は、第1湾曲部と接続部材
19で接続されていて、可撓部8から延びだす心材11
とブレード12とを有し、その外周に第1湾曲部と同一
の外装17で被覆されて構成されている。図3は図1の
要部の拡大図であり、ブレード12上には半田を塗布す
ることによって硬質部20が形成されており、さらに硬
質部20の可撓部8側には半田が塗布されている。しか
し、半田がどうしても行き渡らないために巣21が生じ
るので、巣21がなくなるように硬質部20の全面に接
着剤22が塗布されている。なお、接着剤22は巣21
の中に入り込み充填材としても働く。そしてその後に第
2湾曲部15のブレード12の外周部に可撓部外装13
が被覆され固定される。そして、先に塗布した接着剤2
2によって可撓部外装13の端部をブレード12上に接
着固定する。なお、23は半田が盛り上がっている部分
である。
【0009】さらに第2湾曲部側の硬質部20は接着剤
22ではなく、シリコン系の充填材24を塗布すること
で、この充填材24は接着剤22を塗布したときと同様
に硬質部20にある巣22の中に入り込む。湾曲部外装
17の後端部25は硬質部20の上まで延出しており、
可撓部外装13の先端部26に突き当たる長さを持って
いる。湾曲部外装17は硬質部20上で糸巻き部27に
よって固定されている。
【0010】上記湾曲コマ16について説明すると、図
4は湾曲コマ16の側面図であり、中心線より上は外部
から見た図で、中心線より下は内部から見た図である。
湾曲部は複数の湾曲コマ16をリッベト28によって回
動自在にカシメることによって構成されている。図5は
湾曲コマ16の長手方向に垂直な断面図で、湾曲コマ1
6の内部を4本の湾曲操作ワイヤー29、2本のライト
ガイドファイバー30、イメージガイドファイバー3
1、チャンネル32が通っている。
【0011】各湾曲コマ16は内視鏡の湾曲操作レバー
3に接続され、湾曲操作レバー3により押し引きされる
湾曲操作ワイヤー29をガイドするワイヤー絞り33が
設けられている。また、湾曲コマ16のワイヤー絞り3
3以外のワイヤー29の通る位置には湾曲コマ16の中
心より外に向かって張り出した張り出し部34が設けら
れている。
【0012】そして操作レバー3の操作により、湾曲操
作ワイヤー29が押し引きされ湾曲部9が湾曲される。
その際、湾曲操作ワイヤー29は鉗子チャンネル32、
ライトガイドファイバ30、イメージガイドファイバ3
1等によって圧迫を受けるが、張り出し部34内に逃げ
ることが出来る。これにより湾曲操作ワイヤー29は張
り出し部34によって内蔵物による圧迫が軽減され、湾
曲操作ワイヤー29の耐久性が向上すると共に内蔵物自
体のダメージも軽減されている。また張り出し部34を
設けたことによって、湾曲をかけた際に、湾曲コマ16
と隣合った湾曲コマ16の肩口16a同士があたるの
で、湾曲コマ16が隣合った湾曲コマ16の内側に入り
込むのが防げる。
【0013】図6は送気送水ボタン5の断面図であり、
中心線より右側は送気送水ボタン5を押した状態で、左
側は押していない状態を示している。送気送水ボタン5
は押されていない状態においては、図示していない送気
ポンプに接続された送気チューブ35と、接続アダプタ
40に接続された送気チューブ36とにそれぞれ接続さ
れている。また送気送水ボタン5を押した状態では、送
気送水ボタン5は図示していない送水タンクに接続され
た送水チューブ37と、接続アダプタ40に接続された
送水チューブ38とにそれぞれ接続されている。
【0014】送気送水ボタン5の開口部39を指で塞ぐ
と、図示していない送気ポンプから送り出された空気が
送気チューブ35、送気送水用ボタン5、送気チューブ
36へと順番に流れる。さらにその状態で送気送水用ボ
タン5を押し込むと、図示していない送水タンクから送
り出された液体は送水チューブ37、送気送水ボタン
5、送水チューブ38へと順番に流れる。
【0015】そして上記送気チューブ36と上記送水チ
ューブ38は共に図7に示すように、接続アダプタ40
で送気送水チューブ41に合流している。送気送水チュ
ーブ41は吸引ボタン6を経由して、鉗子挿入口7に接
続されている鉗子チャンネル32に合流している。また
チャンネル32は挿入部2の内部を挿入部2の先端まで
延びて外部と連通している。
【0016】次に前記送気送水チューブ41が吸引ボタ
ン6を経由することについて図8を用いて詳しく述べ
る。吸引ボタン6は図示していない吸引ポンプとは吸引
管路42で接続され、接続アダプタ40とは送気送水チ
ューブ41で接続され、また鉗子挿入口7とは鉗子チャ
ンネル32で接続されている。操作ボタン43を押さな
い状態では、吸引管路42は吸引ボタン6および開口部
44を介して外部と連通しており、図示していない吸引
ポンプからはつねに吸引がなされているので、前記吸引
ポンプは開口部44から外部の空気を吸引している。よ
って、この状態では鉗子チャンネル32による吸引はで
きない。また送気送水チューブ41は吸引ボタン6を介
して鉗子チャンネル32に連通しているので、鉗子チャ
ンネル32によって送気および送水を行うことができ
る。
【0017】操作ボタン43を押した状態では、開口部
44は封鎖され吸引管路42は鉗子チャンネル32に連
通される。また送気送水チューブ41は封鎖される。よ
って、この状態では鉗子チャンネル32を介して送気送
水はできないが、吸引ができるようになる。また、本実
施例では第2湾曲部15が第1湾曲部14ほどではない
が、可撓部8に比べて若干曲がるので、体内に挿入部2
を挿入しやすくなっている。
【0018】このように一つのチャンネルで送気,送
水,吸引そして鉗子挿入をしているので、内視鏡挿入部
2の小径化に役立っている。以上の様に本実施例によれ
ば、第2湾曲部を有する可撓部8において、前記可撓部
8と湾曲部9との接合部18の水密性を向上し、かつ前
記接合部18の外径を小さくすることが可能となった。
【0019】次に、本願発明の第2実施例に係わる内視
鏡について説明する。図9は第2実施例に係わる図で、
本実施例の内視鏡は第1実施例における第2湾曲部15
を除いた部分以外は全く同じ構造である。よって、第1
実施例と同一の構成には同一符号を付してその説明を省
略する。本実施例は可撓部外装13に比べると柔らかい
湾曲部外装17とブレード12で出来た第2湾曲部15
がない従来からある内視鏡の挿入部に対しても第1実施
例と同様な構造を適応させたものである。なお、本願発
明においては、可撓部外装13と湾曲部外装17は硬度
の異なる弾性樹脂として実施例で述べているが、可撓部
外装13と湾曲部外装17が薬品耐性,熱耐性,荷重耐
性,放射線耐性,紫外線耐性,赤外線耐性及びレーザ光
線耐性といった性状を備えた異なる2つの外皮であって
も構わない。また、本願発明においては、接合する2つ
の外皮は可撓部外装13と湾曲部外装17として実施例
で述べているが、外皮はテフロン樹脂,塩化ビニル樹
脂,アクリル樹脂,FRP,CFRP,カーボン樹脂,
グラスファイバ樹脂などの硬質樹脂,ガラス,セラミッ
クス及び金属などであっても構わない。
【0020】よって、第1実施例と同様に可撓部8と湾
曲部9との接合部18の水密性を向上し、かつ前記接合
部18の外径を小さくすることが可能となった。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡挿入部の異なる硬度の外皮の接合部付近の内部のブ
レードに半田を塗布し、さらにその上から充填材を塗布
し半田によって生じた巣を埋めることにより、接合部の
外径を太くすることなしに、水密性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わり、内視鏡の湾曲部
と可撓管部の接合部付近の断面図
【図2】本発明の第1実施例に係わり、内視鏡の概略構
成図
【図3】本発明の第1実施例に係わり、図1の要部図
【図4】本発明の第1実施例に係わり、湾曲コマの側面
【図5】本発明の第1実施例に係わり、湾曲コマの長手
方向に垂直な断面図 本発明の第1実施例に係わり、送気チューブと送水チュ
ーブを合流させるための接続アダプター付近の断面図
【図6】本発明の第1実施例に係わり、送気送水用操作
弁の断面図
【図7】本発明の第1実施例に係わり、送気チューブと
送水チューブを合流させるための接続アダプター付近の
断面図
【図8】本発明の第1実施例に係わり、吸引ボタンの断
面図
【図9】本発明の第2実施例に係わり、内視鏡の湾曲部
と可撓管部の接合部付近の断面図
【図10】従来の内視鏡の湾曲部と可撓部の接合部付近
の断面図
【符合の説明】
4 挿入部 7 可撓部 8 湾曲部 10 心材 11 ブレード 20 半田塗布部 21 接着剤 22 巣 25 充填剤 26 接続部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレードを少なくとも第1の外皮で被覆
    して形成した部分と前記第1の外皮とは硬度の異なる第
    2の外皮で被覆した部分とを接合して形成した挿入部を
    備えた内視鏡において、 前記ブレードの外周面の、前記第1の外皮と第2の外皮
    との接合部を含む所定の範囲に、半田を塗布して硬質部
    を形成するとともに、 前記硬質部の外周に充填材を塗布したことを特徴とする
    内視鏡。
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