JPS6284904A

JPS6284904A - スロ−アウエイチツプ

Info

Publication number: JPS6284904A
Application number: JP22342685A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Shimomura; 博下村; Tatsuo Arai; 新井　辰夫
Original assignee: Mitsubishi Metal Corp
Current assignee: Mitsubishi Metal Corp
Priority date: 1985-10-07
Filing date: 1985-10-07
Publication date: 1987-04-18
Anticipated expiration: 2009-03-23
Also published as: JPH0620646B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、エンドミル等の各種のスローアウェイ式転
削工具に用いられるスローアウェイデツプに関するもの
である。

［従来の技術］エンドミル、正面フライス、サイドカッタ等の各種のス
ローアウェイ式転削工具においては、÷１１１線回りに
回転する工具本体の先端部外周にスローアウェイチップ
が着脱自在に装着されている。

第２１図〜第２５図は、従来のこの種のスローアウェイ
チップのうち、先に本出願人等が実願昭６０−２０３９
３号として提案したものを示す図である。

第２１図（ａ）（ｂ）（ｃ）において、このスローアウ
ェイデツプＩは、ずくい而とされる上面２と載置面とさ
れる下面３とが平行な正面視長方形をなす平板状のもの
で、上記上面２から下面３に至る側面には逃げ面４が形
成されている。また、この逃げ面４と上面２とが交差ず
ろ稜線部には、主切刃５が形成されている。そして、こ
のスローアウェイチップｌにおいては、上記逃げ而４と
上面２とのなずａ１度αが主切刃５の切刃先端６から切
刃後端７に向けて所定の割合て漸次減少するようにして
形成されている。

ところで、このスローアウェイチップ１にあっては、第
２２図および第２３図に示すように、工具本体８のチッ
プ取付座９に正のアキンヤルレーキ角Ａをもって取り付
けられた場合において、その逃げ面４と上面２とのなす
角度αが主切刃５の切刃先端６から切刃後端７に向けて
漸次減少するようにしているので、第２４図および第２
５図に示すように、主切刃５の切刃後端７においても切
刃先端６と略等しい逃げｆｆ１Ｘ。を得ることができる
。したがって、主切刃５の全長に亙って最適の逃げ量を
得ることができるため、切削抵抗の低減化を計ることか
できる等の効果が得られる。

「発明か解決しようとする問題点］しかしながら、上記従来のスローアウェイチップｌにあ
っては、その主切刃５の刃物角に相当する逃げ而４と上
面２とのなす角度αを、主切刃５の切刃先端６から切刃
後端７に向けて漸次減少するようにしているので、必然
的に主切刃５の切刃後端７において、ラジアルレーキ角
Ｒが極端に正方向に大きくなるとともに、その刃物角が
小さくなってしまう。このため、主切刃５の刃先強度か
劣化し、よって切削に際して刃先の欠損を招く恐れがあ
った。

［発明の目的］この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、主切刃の
刃先強度を劣化させることなく、その全長に亙って最適
な逃げ量を得ることができるスローアウェイチップを提
供することを目的とする乙のである。

［問題点を解決するための手段］この発明のスローアウェイチップは、すくい而とされる
上面と載置面とされる下面との間に逃げ面が形成され、
上記上面と上記逃げ而との交差部に主切刃が形成されて
なるスローアウェイチップの上記上面と上記逃げ面とを
、それぞれ上記主切刃において下面と平行な基準面と上
記逃げ面とのなす角度が、上記主切刃の切刃先端から切
刃後端に向けて漸次減少し、かつ上記主切刃において上
記基準面と上記上面とのなす角度が、上記主切刃の切刃
先端から切刃後端に向けて漸次増加するように形成した
ものである。

［実施例］第１図〜第８図は、この発明のスローアウェイチップの
第一の実施例を示すものである。

第１図〜第４図において、このスローアウェイデツプｌ
Ｏは上面１１がすくい面とされるとともに、下面１２が
載置面とされた正面視長方形状のもので、その一方の長
辺側の稜線部に主切刃１３か形成されている。また、こ
の主切刃１３から下面１２に至る側面には、逃げ而１．
１が形成されている。ここで、上記逃げ而１４は、主切
刃１３においてこの逃げ面１４と下面１２と平行な基準
面Ｐとのなす角度βが上記主切刃１３の切刃先端１５か
ら切刃後端１６に向けて漸次減少するように形成されて
いる。また、上記上面ＩＩは、主切刃１３においてこの
上面１１と上記基め而Ｐとのなす１６度γか上記主切刃
１３の切刃先端１５から切刃後端１６に向けて漸次増加
するねしれ面によって形成されている。

しかして、このようなスローアウェイチップ！０にあっ
ては、下面１２と平行な基準面Ｐと逃げ而１４とのなす
角度βが上記主切刃１３の切刃先端１５から切刃後端１
６に向けて漸次減少し、力）つ上記基ｑ面Ｐと上面ＩＩ
とのなす角度γが切刃先端１５から切刃後端１６に向け
て漸次増加ずろように形成したので、主切刃１３の刃物
角α１を切刃先端Ｉ５から切刃後端Ｉ６に向けて、漸次
大きく形成したりあるいは漸次小さく形成し１こり、さ
らには略一定に形成したり等、必要に応じて自在に設定
することができろ。これにより、第５図および第６図に
示すように、工具本体１７のチップ取付座１８に正のア
キンヤルレーキ角Ａをもって取り付けた場合において、
切刃先端１５と切刃後端１６とにおいて従来と同様に略
等しい逃げ爪を得ることができるうえ、さらに第７図お
よび第８図に示すように、切刃後端１６におけるラジア
ルレーキＩ’Ｑ　Ｒｌが正角方向へ過度に増加すること
なく、主切刃１３の全長に亙って高い刃先強度を得るこ
とができる。このため、刃先強度の劣化から切削中にび
びりを発生したり刃先の欠損を招くことなく、切削抵抗
の低減化等の優れた切削性能を得ることができる。

［池の実施例］第９図〜第１２図はこの発明の第二の実施例を示すもの
で、正面視略正方形状のスローアウェイチップ２０に適
用した例を示すものである。

この例のスローアウェイチップ２０においては、上面２
１の対向する一対の稜線部に主切刃２２．２２が形成さ
れ、またこれら主切刃２２．２２から下面２３に至る側
面に、逃げ而２４．２４が形成されている。そして、こ
の逃げ面２４は、この逃げ而２４と下面２３と平行な基
準面Ｐとのなす角度β１が、上記主切刃２２の切刃先端
２５から切刃後端２６に向けて漸次減少するように形成
されている。また、上記上面２１は、主切刃２２．２２
の切刃後端２６．２６間士を結ぶ対角線部分２７が底部
とされ、かつ上記主切刃２２．２２の切刃先端２５．２
５が頂部とされた傾斜面によって形成されている。これ
により、この上面２１と上記基準面Ｐとのなす角度γ１
は、上記主切刃２２の切刃先端２５から切刃後端２６に
向（ジて漸次増加するように形成されている。また、主
切刃２２は、その切刃先端２５から切刃後端２６に向け
て下面２３側に傾斜して形成されている。

また、第１３図〜第１６図は、この発明の第三の実施例
を示すもので、第二の実施例と同様の正面視略正方形状
のスローアウェイチップ３０に適用した例を示すもので
ある。

この例のスローアウェイチップ３０においても、上面３
Ｉの対向する一対の稜線部に主切刃３２．３２が形成さ
れ、これら主切刃３２．３２から下面３３に至る側面に
逃げ面３４．３４が形成されている。そして、この逃げ
而３４は、主切刃３２においてこの逃げ面３４と下面３
３と平行な基準面Ｐとのなす角度β、が、上記主切刃３
２の切刃先端３５から切刃後端３６に向けて漸次減少す
るように形成されている。また、上記上面３１は、その
主切刃３２．３２間の中央部３１ａを頂部にし、この頂
部３１ａからそれぞれ主切刃３２．３２に向けてこの上
面３１と上記基準面Ｐとのなす角度γ２が上記主切刃３
２の切刃先端３５から切刃後端３６に向けて漸次増加す
るように傾斜するねじれ面によって形成されている。

さらに、第１７図〜第２０図はこの発明の第四の実施例
を示すものである。

この例のスローアウェイチップ４０は、正面視平行四辺
形状のもので、上面４１の対向する長辺側の稜線部にそ
れぞれ主切刃４２ａ、４２ｂが形成されている。また、
これら主切刃４２ａ　、４２ｂから下面４３に至る側面
に逃げ面４４．４４が形成されている。そして、この逃
げ面４４は、この逃げ面４４と下面４３と平行な基準面
Ｐとのなす角度β、が、上記主切刃４２ａ、ｂの切刃先
端４５から切刃後端４６に向けて漸次減少するように形
成されている。さらに、上記上面４１は、一方の主切刃
４２ａの切刃先端４５から他方の主切刃４２ｂの切刃後
端４６に向けて下面４３側に傾斜し、かつ他方の主切刃
４２ｂの切刃先端から一方の主切刃４２ａの切刃後端４
６に向けて下面４３側に傾斜するねじれ面により形成さ
れている。これにより、この上面４１と上記基準面Ｐと
のなず角度γ３は、上記主切刃４２ａ、ｂの切刃先端４
５から切刃後端４６に向けて漸次増加するように形成さ
れている。また、主切刃４２ａ、ｂは、それぞれの切刃
先端４５から切刃後端４６に向けて略円弧状を描く凸曲
線によって形成されている。

しかして、これら第二〜第四の実施例に示したスローア
ウェイチップ２０．３０．４０にあっても、上記第一の
実施例に示したものと同様の作用効果を得ることができ
る。

なお、上記第一〜第四の実施例においては、いずれも上
面１１．２１，３１．４１のコーナ部に副切刃が形成さ
れていないスローアウェイチップ１０．２０．３０１．
４０について説明したがこれに限るしのではなく、これ
らのコーナ部にノーズアールや直線状の副切刃を形成し
たものであってもよい。

［発明の効果］以上説明したようにこの発明のスローアウエイチップは
、その上面と逃げ面とを、それぞれ主切刃において下面
と平行な基準面と上記逃げ面とのなす角度が、上記主切
刃の切刃先端から切刃後端に向けて漸次減少し、かつ上
記主切刃において上記基準面と上記上面とのなす角度が
、上記主切刃の切刃先端から切刃後端に向けて漸次増加
するように形成したものである。よって、このスローア
ウェイチップによれば、主切刃の刃物角を必要に応じて
その一端から他端に向けて漸次大きく形成したりあるい
は小さく形成したり、さらには上記上記刃物角を全長に
亙って略一定に形成したりすることができるため、主切
刃の刃先強度を劣化させることなく、その全長に亙って
最適な逃げ量を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第８図はこの発明のスローアウェイチップの第
一実施例を示すもので、第１図は正面図、第２図は側面
図、第３図は底面図、第４図は第１図のＴ、−Ｔ、線断
断面図、第５図はこの例のスローアウェイチップを工具
本体に装着した状態を示す底面図、第６図は同側面図、
第７図は第６図のＴ　ｔ　　Ｔ　２線断断面図、第８図
は第６図のＴｓ−Ｔ３線線断面図、第９図〜第１２図は
この発明の第二実施例を示すもので、第９図は正面図、
第１０図は側面図、第１１図は底面“図、第１２図は第
１１図のＴ、−Ｔ、線断図、第１３図〜第１６図はこの
発明の第三実施例を示すもので、第１３図は正面図、第
１４図は側面図、第１５図は底面図、第１６図は第１３
図のＴｓ　　Ｔｓ線線断断面図第１７図〜第２０図はこ
の発明の第四実施例を示すもので、第に７図は正面図、
第１８図は側面図、第１９図は底面図、第２０図は第１
７図のＴｌ１−Ｔ８線線断面図、第２１図〜第２５図は従来のスローアウェイチップを示
すもので、第２１図（ａ）は下面側から視た正面図、第
２１図（ｂ）は底面図、第２１図（ｃ）は側面図、第２
２図は上記スローアウェイチップを工具本体に装着した
状態を示す底面図、第２３図は側面図、第２４図は第２
３図のＴ７−Ｔ？線線断断面図第２５図は第２３図のＴ
、−’ｒｅ線視線面断面図る。１０．２０，３０．４０・・・スローアウェイデツプ、
＋　１．２１．３１．４１−−・−上面、１２．２３．
３３．４３・・・・・・下面、１３．２２，３２，４２
ａ　、４２ｂ−・−主切刃、１４．２４，３４．４４・
・・・・・逃げ面、１５．２５，３５．４５・・・・・
・切刃先端、１６．２６，３６．４６・・・・・・切刃
後端、Ａ・・・・・・アキシャルレーキ角、ｒ（、Ｒ，・・・・・・ラジアルレーキ角、Ｐ・・・・
・・基準面。第２図第４図第１Ｏ図第１２図４６　　β３第１８図第２０図（ｂ）Ｔｙ　　　　　　　Ｔ。

Claims

【特許請求の範囲】

すくい面とされる上面と載置面とされる下面との間に逃
げ面が形成され、上記上面と上記逃げ面との交差部に主
切刃が形成されてなるスローアウェイチップにおいて、
上記上面と上記逃げ面とを、それぞれ上記主切刃におい
て下面と平行な基準面と上記逃げ面とのなす角度が、上
記主切刃の切刃先端から切刃後端に向けて漸次減少し、
かつ上記主切刃において上記基準面と上記上面とのなす
角度が、上記主切刃の切刃先端から切刃後端に向けて漸
次増加するように形成したことを特徴とするスローアウ
ェイチップ。