JPH0620646B2 - スロ−アウエイチツプ - Google Patents
スロ−アウエイチツプInfo
- Publication number
- JPH0620646B2 JPH0620646B2 JP60223426A JP22342685A JPH0620646B2 JP H0620646 B2 JPH0620646 B2 JP H0620646B2 JP 60223426 A JP60223426 A JP 60223426A JP 22342685 A JP22342685 A JP 22342685A JP H0620646 B2 JPH0620646 B2 JP H0620646B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting edge
- main cutting
- flank
- angle
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、エンドミル等の各種のスローアウエイ式転
削工具に用いられるスローアウエイチツプに関するもの
である。
削工具に用いられるスローアウエイチツプに関するもの
である。
［従来の技術］ エンドミル、正面フライス、サイドカッタ等の各種のス
ローアウエイ式転削工具においては、軸線回りに回転す
る工具本体の先端部外周にスローアウエイチツプが着脱
自在に装着されている。
ローアウエイ式転削工具においては、軸線回りに回転す
る工具本体の先端部外周にスローアウエイチツプが着脱
自在に装着されている。
第１７図〜第２１図は、従来のこの種のスローアウエイ
チツプのうち、先に本出願人等が実願昭６０−２０３９
３号として提案したものを示す図である。
チツプのうち、先に本出願人等が実願昭６０−２０３９
３号として提案したものを示す図である。
第１７図(a)(b)(c)において、このスローアウエイチツ
プ１は、すくい面とされる上面２と載置面とされる下面
３とが平行な正面視長方形をなす平板状のもので、上記
上面２から下面３に至る側面には逃げ面４が形成されて
いる。また、この逃げ面４と上面２とが交差する稜線部
には、主切刃５が形成されている。そして、このスロー
アウエイチツプ１においては、上記逃げ面４と上面２と
のなす角度αが主切刃５の切刃先端６から切刃後端７に
向けて所定の割合で漸次減少するようにして形成されて
いる。
プ１は、すくい面とされる上面２と載置面とされる下面
３とが平行な正面視長方形をなす平板状のもので、上記
上面２から下面３に至る側面には逃げ面４が形成されて
いる。また、この逃げ面４と上面２とが交差する稜線部
には、主切刃５が形成されている。そして、このスロー
アウエイチツプ１においては、上記逃げ面４と上面２と
のなす角度αが主切刃５の切刃先端６から切刃後端７に
向けて所定の割合で漸次減少するようにして形成されて
いる。
ところで、このスローアウエイチツプ１にあっては、第
１８図および第１９図に示すように、工具本体８のチツ
プ取付座９に正のアキシヤルレーキ角Ａをもって取り付
けられた場合において、その逃げ面４と上面２とのなす
角度αが主切刃５の切刃先端６から切刃後端７に向けて
漸次減少するようにしているので、第２０図および第２
１図に示すように、主切刃５の切刃後端７においても切
刃先端６と略等しい逃げ量Ｘ０を得ることができる。し
たがって、主切刃５の全長に亙って最適の逃げ量を得る
ことができるため、切削抵抗の低減化を計ることができ
る等の効果が得られる。
１８図および第１９図に示すように、工具本体８のチツ
プ取付座９に正のアキシヤルレーキ角Ａをもって取り付
けられた場合において、その逃げ面４と上面２とのなす
角度αが主切刃５の切刃先端６から切刃後端７に向けて
漸次減少するようにしているので、第２０図および第２
１図に示すように、主切刃５の切刃後端７においても切
刃先端６と略等しい逃げ量Ｘ０を得ることができる。し
たがって、主切刃５の全長に亙って最適の逃げ量を得る
ことができるため、切削抵抗の低減化を計ることができ
る等の効果が得られる。
［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記従来のスローアウエイチツプ１にあ
っては、その主切刃５の刃物角に相当する逃げ面４と上
面２とのなす角度αを、主切刃５の切刃先端６から切刃
後端７に向けて漸次減少するようにしているので、必然
的に主切刃５の切刃後端７において、ラジアルレーキ角
Ｒが極端に正方向に大きくなるとともに、その刃物角が
小さくなってしまう。このため、主切刃５の刃先強度が
劣化し、よって切削に際して刃先の欠損を招く恐れがあ
った。
っては、その主切刃５の刃物角に相当する逃げ面４と上
面２とのなす角度αを、主切刃５の切刃先端６から切刃
後端７に向けて漸次減少するようにしているので、必然
的に主切刃５の切刃後端７において、ラジアルレーキ角
Ｒが極端に正方向に大きくなるとともに、その刃物角が
小さくなってしまう。このため、主切刃５の刃先強度が
劣化し、よって切削に際して刃先の欠損を招く恐れがあ
った。
［発明の目的］ この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、主切刃の
刃先強度を劣化させることなく、その全長に亙って最適
な逃げ量を得ることができるスローアウエイチツプを提
供することを目的とするものである。
刃先強度を劣化させることなく、その全長に亙って最適
な逃げ量を得ることができるスローアウエイチツプを提
供することを目的とするものである。
［問題点を解決するための手段］ この発明のスローアウェイチップは、上面と逃げ面との
交差部に設けられる主切刃を直線状に形成し、かつ、上
記上面を、上記主切刃において下面と平行な基準面と当
該上面とがなす角度が、上記主切刃の切刃先端から切刃
後端に向けて漸次増加する捩れ面状に形成するともに、
上記逃げ面を、上記主切刃において上記基準面と当該逃
げ面とがなす角度が上記主切刃の切刃先端から切刃後端
に向けて漸次減少する捩れ面状に形成したものである。
交差部に設けられる主切刃を直線状に形成し、かつ、上
記上面を、上記主切刃において下面と平行な基準面と当
該上面とがなす角度が、上記主切刃の切刃先端から切刃
後端に向けて漸次増加する捩れ面状に形成するともに、
上記逃げ面を、上記主切刃において上記基準面と当該逃
げ面とがなす角度が上記主切刃の切刃先端から切刃後端
に向けて漸次減少する捩れ面状に形成したものである。
［実施例］ 第１図〜第８図は、この発明のスローアウエイチツプの
第一の実施例を示すものである。
第一の実施例を示すものである。
第１図〜第４図において、このスローアウエイチツプ１
０は上面１１がすくい面とされるとともに、下面１２が
載置面とされた正面視長方形状のもので、その一方の長
辺側の稜線部に主切刃１３が形成されている。また、こ
の主切刃１３から下面１２に至る側面には、逃げ面１４
が形成されている。ここで、上記逃げ面１４は、主切刃
１３においてこの逃げ面１４と下面１２と平行な基準面
Ｐとのなす角度βが上記主切刃１３の切刃先端１５から
切刃後端１６に向けて漸次減少するように形成されてい
る。また、上記上面１１は、主切刃１３においてこの上
面１１と上記基準面Ｐとのなす角度γが上記主切刃１３
の切刃先端１５から切刃後端１６に向けて漸次増加する
ねじれ面によって形成されている。
０は上面１１がすくい面とされるとともに、下面１２が
載置面とされた正面視長方形状のもので、その一方の長
辺側の稜線部に主切刃１３が形成されている。また、こ
の主切刃１３から下面１２に至る側面には、逃げ面１４
が形成されている。ここで、上記逃げ面１４は、主切刃
１３においてこの逃げ面１４と下面１２と平行な基準面
Ｐとのなす角度βが上記主切刃１３の切刃先端１５から
切刃後端１６に向けて漸次減少するように形成されてい
る。また、上記上面１１は、主切刃１３においてこの上
面１１と上記基準面Ｐとのなす角度γが上記主切刃１３
の切刃先端１５から切刃後端１６に向けて漸次増加する
ねじれ面によって形成されている。
しかして、このようなスローアウエイチツプ１０にあっ
ては、下面１２と平行な基準面Ｐと逃げ面１４とのなす
角度βが上記主切刃１３の切刃先端１５から切刃後端１
６に向けて漸次減少し、かつ上記基準面Ｐと上面１１と
のなす角度γが切刃先端１５から切刃後端１６に向けて
漸次増加するように形成したので、主切刃１３の刃物角
α１を切刃先端１５から切刃後端１６に向けて、漸次大
きく形成したりあるいは漸次小さく形成したり、さらに
は略一定に形成したり等、必要に応じて自在に設定する
ことができる。これにより、第５図および第６図に示す
ように、工具本体１７のチツプ取付座１８に正のアキシ
ヤルレーキ角Ａをもって取り付けた場合において、切刃
先端１５と切刃後端１６とにおいて従来と同様に略等し
い逃げ量を得ることができるうえ、さらに第７図および
第８図に示すように、切刃後端１６におけるラジアルレ
ーキ角Ｒ１が正角方向へ過度に増加することなく、主切
刃１３の全長に亙って高い刃先強度を得ることができ
る。このため、刃先強度の劣化から切削中にびびりを発
生したり刃先の欠損を招くことなく、切削抵抗の低減化
等の優れた切削性能を得ることができる。
ては、下面１２と平行な基準面Ｐと逃げ面１４とのなす
角度βが上記主切刃１３の切刃先端１５から切刃後端１
６に向けて漸次減少し、かつ上記基準面Ｐと上面１１と
のなす角度γが切刃先端１５から切刃後端１６に向けて
漸次増加するように形成したので、主切刃１３の刃物角
α１を切刃先端１５から切刃後端１６に向けて、漸次大
きく形成したりあるいは漸次小さく形成したり、さらに
は略一定に形成したり等、必要に応じて自在に設定する
ことができる。これにより、第５図および第６図に示す
ように、工具本体１７のチツプ取付座１８に正のアキシ
ヤルレーキ角Ａをもって取り付けた場合において、切刃
先端１５と切刃後端１６とにおいて従来と同様に略等し
い逃げ量を得ることができるうえ、さらに第７図および
第８図に示すように、切刃後端１６におけるラジアルレ
ーキ角Ｒ１が正角方向へ過度に増加することなく、主切
刃１３の全長に亙って高い刃先強度を得ることができ
る。このため、刃先強度の劣化から切削中にびびりを発
生したり刃先の欠損を招くことなく、切削抵抗の低減化
等の優れた切削性能を得ることができる。
［他の実施例］ 第９図〜第１２図はこの発明の第二の実施例を示すもの
で、正面視略正方形状のスローアウエイチツプ２０に適
用した例を示すものである。
で、正面視略正方形状のスローアウエイチツプ２０に適
用した例を示すものである。
この例のスローアウエイチツプ２０においては、上面２
１の対向する一対の稜線部に主切刃２２、２２が形成さ
れ、またこれら主切刃２２、２２から下面２３に至る側
面に、逃げ面２４、２４が形成されている。そして、こ
の逃げ面２４は、この逃げ面２４と下面２３と平行な基
準面Ｐとのなす角度β１が、上記主切刃２２の切刃先端
２５から切刃後端２６に向けて漸次減少するように形成
されている。また、上記主切刃２２、２２は、上面２１
において互いの切刃先端２５、２５と切刃後端２６、２
６とが対角に位置するように配置されている。さらに、
これらの主切刃２２、２２は、それぞれその切刃先端２
５側から切刃後端２６側に向かうに従い、下面２３側に
向かうように傾斜して形成されている。すなわち、主切
刃２２、２２は互いに捩れの位置に配置されることとな
る。
１の対向する一対の稜線部に主切刃２２、２２が形成さ
れ、またこれら主切刃２２、２２から下面２３に至る側
面に、逃げ面２４、２４が形成されている。そして、こ
の逃げ面２４は、この逃げ面２４と下面２３と平行な基
準面Ｐとのなす角度β１が、上記主切刃２２の切刃先端
２５から切刃後端２６に向けて漸次減少するように形成
されている。また、上記主切刃２２、２２は、上面２１
において互いの切刃先端２５、２５と切刃後端２６、２
６とが対角に位置するように配置されている。さらに、
これらの主切刃２２、２２は、それぞれその切刃先端２
５側から切刃後端２６側に向かうに従い、下面２３側に
向かうように傾斜して形成されている。すなわち、主切
刃２２、２２は互いに捩れの位置に配置されることとな
る。
このように主切刃２２、２２が捩れの位置に配置される
ことにより、これらの主切刃２２、２２を対向する一対
の稜線部に有する上記上面２１は、ちょうど正方形状の
平面を、その対向する一対の稜線部を保持して互いに反
対側にひねったような捩れ面状に形成される。従って、
この上面２１においては、主切刃２２、２２の各切刃先
端２５、２５がそれぞれ頂部とされ、かつ主切刃２２、
２２の切刃後端２６、２６同士を結ぶ対角線に沿った部
分２７が、これらの頂部からみて底部とされる。
ことにより、これらの主切刃２２、２２を対向する一対
の稜線部に有する上記上面２１は、ちょうど正方形状の
平面を、その対向する一対の稜線部を保持して互いに反
対側にひねったような捩れ面状に形成される。従って、
この上面２１においては、主切刃２２、２２の各切刃先
端２５、２５がそれぞれ頂部とされ、かつ主切刃２２、
２２の切刃後端２６、２６同士を結ぶ対角線に沿った部
分２７が、これらの頂部からみて底部とされる。
そして、これによりこの上面２１は、上記主切刃２２の
切刃先端２５から切刃後端２６に向かうに従い、上記基
準面Ｐに対し下面２３側に陥没する側から該基準面Ｐに
対して隆起する側へと、当該上面２１と基準面Ｐとのな
す角度γ１が漸次増加するように形成されることにな
る。
切刃先端２５から切刃後端２６に向かうに従い、上記基
準面Ｐに対し下面２３側に陥没する側から該基準面Ｐに
対して隆起する側へと、当該上面２１と基準面Ｐとのな
す角度γ１が漸次増加するように形成されることにな
る。
ただし、上面２１は上述のような捩れ面に形成されるの
で、実際にはこの上面２１上に、第９図に符号２７で示
すような線分が表れることはない。この線分は、上面２
１の頂部とされる切刃先端２５、２５からみて底部とな
る部分を説明するためのものである。
で、実際にはこの上面２１上に、第９図に符号２７で示
すような線分が表れることはない。この線分は、上面２
１の頂部とされる切刃先端２５、２５からみて底部とな
る部分を説明するためのものである。
また、第１３図〜第１６図は、この発明の第三の実施例
を示すもので、第二の実施例と同様の正面視略正方形状
のスローアウエイチツプ３０に適用した例を示すもので
ある。
を示すもので、第二の実施例と同様の正面視略正方形状
のスローアウエイチツプ３０に適用した例を示すもので
ある。
この例のスローアウエイチツプ３０においても、上面３
１の対向する一対の稜線部に主切刃３２、３２が形成さ
れ、これら主切刃３２、３２から下面３３に至る側面に
逃げ面３４、３４が形成されている。そして、この逃げ
面３４は、主切刃３２においてこの逃げ面３４と具面３
３と平行な基準面Ｐとのなす角度β２が、上記主切刃３
２の切刃先端３５から切刃後端３６に向けて漸次減少す
るように形成されている。また、上記上面３１は、その
主切刃３２、３２間の中央部３１ａを頂部にし、この頂
部３１ａからそれぞれ主切刃３２、３２に向けてこの上
面３１と上記基準面Ｐとのなす角度γ２が上記主切刃３
２の切刃先端３５から切刃後端３６に向けて漸次増加す
るように傾斜するねじれ面によって形成されている。
１の対向する一対の稜線部に主切刃３２、３２が形成さ
れ、これら主切刃３２、３２から下面３３に至る側面に
逃げ面３４、３４が形成されている。そして、この逃げ
面３４は、主切刃３２においてこの逃げ面３４と具面３
３と平行な基準面Ｐとのなす角度β２が、上記主切刃３
２の切刃先端３５から切刃後端３６に向けて漸次減少す
るように形成されている。また、上記上面３１は、その
主切刃３２、３２間の中央部３１ａを頂部にし、この頂
部３１ａからそれぞれ主切刃３２、３２に向けてこの上
面３１と上記基準面Ｐとのなす角度γ２が上記主切刃３
２の切刃先端３５から切刃後端３６に向けて漸次増加す
るように傾斜するねじれ面によって形成されている。
しかして、これら第二、第三の実施例に示したスローア
ウエイチツプ２０、３０にあっても、上記第一の実施例
に示したものと同様の作用効果を得ることができる。
ウエイチツプ２０、３０にあっても、上記第一の実施例
に示したものと同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記第一〜第三の実施例においては、いずれも上
面１１、２１、３１のコーナ部に副切刃が形成されてい
ないスローアウエイチツプ１０、２０、３０について説
明したがこれに限るものではなく、これらのコーナ部に
ノーズアールや直線状の副切刃を形成したものであって
もよい。また、上記第一〜第三の実施例によれば、いず
れも主切刃１３、２２、３２が直線状に形成されている
ので、装着される工具本体１７の外径やアキシヤルレー
キ角Ａが変化しても、これに合わせて主切刃１３、２
２、３２の位置を調整するのみで対応でき、この場合に
も主切刃１３、２２、３２のラジアルレーキ角の正角方
向への過度の増加を抑制できるという汎用性を有する。
さらには、エンドミル等の転削工具のみならず、バイト
等の他の工具にも応用できる。
面１１、２１、３１のコーナ部に副切刃が形成されてい
ないスローアウエイチツプ１０、２０、３０について説
明したがこれに限るものではなく、これらのコーナ部に
ノーズアールや直線状の副切刃を形成したものであって
もよい。また、上記第一〜第三の実施例によれば、いず
れも主切刃１３、２２、３２が直線状に形成されている
ので、装着される工具本体１７の外径やアキシヤルレー
キ角Ａが変化しても、これに合わせて主切刃１３、２
２、３２の位置を調整するのみで対応でき、この場合に
も主切刃１３、２２、３２のラジアルレーキ角の正角方
向への過度の増加を抑制できるという汎用性を有する。
さらには、エンドミル等の転削工具のみならず、バイト
等の他の工具にも応用できる。
［発明の効果］ 以上説明したようにこの発明のスローアウエイチツプ
は、その上面と逃げ面との交差部に直線状に主切刃を形
成するとともに、その上面と逃げ面とを、それぞれ主切
刃において下面と平行な基準面と上記逃げ面とのなす角
度が、上記主切刃の切刃先端から切刃後端に向けて漸次
減少し、かつ上記主切刃において上記基準面と上記上面
とのなす角度が、上記主切刃の切刃先端から切刃後端に
向けて漸次増加する捩れ面状に形成したものである。よ
って、このスローアウエイチツプによれば、主切刃の刃
物角を必要に応じてその一端から他端に向けて漸次大き
く形成したりあるいは小さく形成したり、さらには上記
上記刃物角を全長に亙って略一定に形成したりすること
ができるため、主切刃の刃先強度を劣化させることな
く、その全長に亙って最適な逃げ量を得ることができ
る。また、本発明のチツプによれば、主切刃が直線状に
形成されているので、当該チツプが装着される工具本体
の外径や、設定されるアキシヤルレーキ角が変化しても
これに応じて主切刃の位置を調整するのみで対応でき、
この場合にもラジアルレーキ角の正角方向への過度の増
加を抑制できるという汎用性を有する。さらには、エン
ドミル等の転削工具に限らず、バイト等の他の工具にも
応用できる。
は、その上面と逃げ面との交差部に直線状に主切刃を形
成するとともに、その上面と逃げ面とを、それぞれ主切
刃において下面と平行な基準面と上記逃げ面とのなす角
度が、上記主切刃の切刃先端から切刃後端に向けて漸次
減少し、かつ上記主切刃において上記基準面と上記上面
とのなす角度が、上記主切刃の切刃先端から切刃後端に
向けて漸次増加する捩れ面状に形成したものである。よ
って、このスローアウエイチツプによれば、主切刃の刃
物角を必要に応じてその一端から他端に向けて漸次大き
く形成したりあるいは小さく形成したり、さらには上記
上記刃物角を全長に亙って略一定に形成したりすること
ができるため、主切刃の刃先強度を劣化させることな
く、その全長に亙って最適な逃げ量を得ることができ
る。また、本発明のチツプによれば、主切刃が直線状に
形成されているので、当該チツプが装着される工具本体
の外径や、設定されるアキシヤルレーキ角が変化しても
これに応じて主切刃の位置を調整するのみで対応でき、
この場合にもラジアルレーキ角の正角方向への過度の増
加を抑制できるという汎用性を有する。さらには、エン
ドミル等の転削工具に限らず、バイト等の他の工具にも
応用できる。
第１図〜第８図はこの発明のスローアウエイチツプの第
一実施例を示すもので、第１図は正面図、第２図は側面
図、第３図は底面図、第４図は第１図のＴ１−Ｔ１線視
断面図、第５図はこの例のスローアウエイチツプを工具
本体に装着した状態を示す底面図、第６図は同側面図、
第７図は第６図のＴ２−Ｔ２線視断面図、第８図は第６
図のＴ３−Ｔ３線視断面図、第９図〜第１２図はこの発
明の第二実施例を示すもので、第９図は正面図、第１０
図は側面図、第１１図は底面図、第１２図は第１１図の
Ｔ４−Ｔ４線視図、第１３図〜第１６図はこの発明の第
三実施例を示すもので、第１３図は正面図、第１４図は
側面図、第１５図は底面図、第１６図は第１３図のＴ５
−Ｔ５線視断面図、 第１７図〜第２１図は従来のスローアウエイチツプを示
すもので、第１７図(a)は下面側から視た正面図、第１
７図(b)は底面図、第１７図(c)は側面図、第１８図は上
記スローアウエイチツプを工具本体に装着した状態を示
す底面図、第１９図は側面図、第２０図は第１９図のＴ
７−Ｔ７線視断面図、第２１図は第１９図のＴ８−Ｔ８
線視断面図である。 １０，２０，３０……スロアーウエイチツプ、 １１，２１，３１……上面、 １２，２３，３３……下面、 １３，２２，３２……主切刃、 １４，２４，３４……逃げ面、 １５，２５，３５……切刃後端、 Ａ……アキシヤルレーキ角、 Ｒ、Ｒ１……ラジアルレーキ角、 Ｐ……基準面。
一実施例を示すもので、第１図は正面図、第２図は側面
図、第３図は底面図、第４図は第１図のＴ１−Ｔ１線視
断面図、第５図はこの例のスローアウエイチツプを工具
本体に装着した状態を示す底面図、第６図は同側面図、
第７図は第６図のＴ２−Ｔ２線視断面図、第８図は第６
図のＴ３−Ｔ３線視断面図、第９図〜第１２図はこの発
明の第二実施例を示すもので、第９図は正面図、第１０
図は側面図、第１１図は底面図、第１２図は第１１図の
Ｔ４−Ｔ４線視図、第１３図〜第１６図はこの発明の第
三実施例を示すもので、第１３図は正面図、第１４図は
側面図、第１５図は底面図、第１６図は第１３図のＴ５
−Ｔ５線視断面図、 第１７図〜第２１図は従来のスローアウエイチツプを示
すもので、第１７図(a)は下面側から視た正面図、第１
７図(b)は底面図、第１７図(c)は側面図、第１８図は上
記スローアウエイチツプを工具本体に装着した状態を示
す底面図、第１９図は側面図、第２０図は第１９図のＴ
７−Ｔ７線視断面図、第２１図は第１９図のＴ８−Ｔ８
線視断面図である。 １０，２０，３０……スロアーウエイチツプ、 １１，２１，３１……上面、 １２，２３，３３……下面、 １３，２２，３２……主切刃、 １４，２４，３４……逃げ面、 １５，２５，３５……切刃後端、 Ａ……アキシヤルレーキ角、 Ｒ、Ｒ１……ラジアルレーキ角、 Ｐ……基準面。
Claims (1)
- 【請求項１】すくい面とされる上面と載置面とされる下
面との間に逃げ面が形成され、上記上面と上記逃げ面と
の交差部に主切刃が形成されてなるスローアウェイチッ
プにおいて、 上記主切刃を直線状に形成し、 上記上面を、上記主切刃において下面と平行な基準面と
当該上面とがなす角度が、上記主切刃の切刃先端から切
刃後端に向けて漸次増加する捩れ面状に形成するととも
に、 上記逃げ面を、上記主切刃において上記基準面と当該逃
げ面とがなす角度が上記主切刃の切刃先端から切刃後端
に向けて漸次減少する捩れ面状に形成したことを特徴と
するスローアウェイチップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60223426A JPH0620646B2 (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | スロ−アウエイチツプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60223426A JPH0620646B2 (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | スロ−アウエイチツプ |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4313819A Division JPH0777689B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | スローアウェイチップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6284904A JPS6284904A (ja) | 1987-04-18 |
| JPH0620646B2 true JPH0620646B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=16797956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60223426A Expired - Lifetime JPH0620646B2 (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | スロ−アウエイチツプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620646B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0777689B2 (ja) * | 1992-11-24 | 1995-08-23 | 三菱マテリアル株式会社 | スローアウェイチップ |
| JP2005271092A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Tungaloy Corp | スローアウェイ式ねじ切り工具およびねじ切り加工用スローアウェイチップ |
| JP4940864B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2012-05-30 | 株式会社タンガロイ | スローアウェイ式回転工具及びこれに装着されるチップ |
| JP5906976B2 (ja) | 2011-10-04 | 2016-04-20 | 三菱マテリアル株式会社 | 切削インサートおよび刃先交換式切削工具 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5322717B2 (ja) * | 1972-07-19 | 1978-07-10 | ||
| JPS5493283A (en) * | 1977-12-29 | 1979-07-24 | Daijietsuto Kougiyou Kk | Cutting tool |
-
1985
- 1985-10-07 JP JP60223426A patent/JPH0620646B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6284904A (ja) | 1987-04-18 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |