JPS628219B2 - - Google Patents
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- JPS628219B2 JPS628219B2 JP9556282A JP9556282A JPS628219B2 JP S628219 B2 JPS628219 B2 JP S628219B2 JP 9556282 A JP9556282 A JP 9556282A JP 9556282 A JP9556282 A JP 9556282A JP S628219 B2 JPS628219 B2 JP S628219B2
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Landscapes
- Disintegrating Or Milling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は砕料あるいは被混合粒体等の被処理
物と強磁性材あるいは非磁性導電材で作られた多
数のワーキングピースを処理容器に収容し、この
容器を移動磁界の作用する磁場の中へ置くことに
よりワーキングピースに激しいランダム運動を生
起させて、被処理物の粉砕、混合処理操作を行う
ようにした移動磁界式粉砕、混合装置において、
処理後に被処理物のみをワーキングピースと分離
して処理容器から取出すようにした被処理物取出
方式に関する。
物と強磁性材あるいは非磁性導電材で作られた多
数のワーキングピースを処理容器に収容し、この
容器を移動磁界の作用する磁場の中へ置くことに
よりワーキングピースに激しいランダム運動を生
起させて、被処理物の粉砕、混合処理操作を行う
ようにした移動磁界式粉砕、混合装置において、
処理後に被処理物のみをワーキングピースと分離
して処理容器から取出すようにした被処理物取出
方式に関する。
この種の移動磁界式処理装置として、第1図お
よび第2図に示すものが既に提案されている。図
において、1は被処理物2と一諸に強磁性材ある
いは非磁性導電材で作られた多数のワーキングピ
ース3を収容した処理容器であり、この容器1を
中央に挾んでその上下には移動磁界発生装置4,
5が対向配置されており、かつその移動磁界はφ
1,φ2で示すように互に逆方向に定められてい
る。この移動磁界発生装置4,5はいわゆるリニ
アモータとしてよく知られているものであつて、
(以下「移動磁界発生装置」を「リニアモータ」
と呼称する。)例えば第3図のように結線された
3相交流巻線6を回転電機と同じように鉄心7の
磁極面側のコイルスロツト内に巻装して構成さ
れ、三相交流電源からの給電を受けて移動磁界φ
1,φ2を生成する。
よび第2図に示すものが既に提案されている。図
において、1は被処理物2と一諸に強磁性材ある
いは非磁性導電材で作られた多数のワーキングピ
ース3を収容した処理容器であり、この容器1を
中央に挾んでその上下には移動磁界発生装置4,
5が対向配置されており、かつその移動磁界はφ
1,φ2で示すように互に逆方向に定められてい
る。この移動磁界発生装置4,5はいわゆるリニ
アモータとしてよく知られているものであつて、
(以下「移動磁界発生装置」を「リニアモータ」
と呼称する。)例えば第3図のように結線された
3相交流巻線6を回転電機と同じように鉄心7の
磁極面側のコイルスロツト内に巻装して構成さ
れ、三相交流電源からの給電を受けて移動磁界φ
1,φ2を生成する。
かかる構成により、移動磁界φ1,φ2の作用
する磁場の中に置かれたワーキングピース3には
移動磁界との相互作用に基づき磁化、渦電流等に
よる電磁力が働き、これによつて移動磁界方向へ
の並進力、浮上力および回転トルクを受けるとと
もに、更にワーキングピース同士の衝突、ワーキ
ングピースと容器の壁との衝突等が加わつて、ワ
ーキングピース3は容器1の中でランダムな運動
を行いながら全体として矢印Aのように容器内を
周回運動する。そしてこのワーキングピースのラ
ンダム運動によつて、被処理物2は粉砕、混合等
の処理操作が行われる。一方、上記の処理操作が
終了すれば、砕料を粉砕操作して得た砕製物、あ
るいは2種類以上の粉体を混合操作して得た混合
物が処理容器から取出されることになる。
する磁場の中に置かれたワーキングピース3には
移動磁界との相互作用に基づき磁化、渦電流等に
よる電磁力が働き、これによつて移動磁界方向へ
の並進力、浮上力および回転トルクを受けるとと
もに、更にワーキングピース同士の衝突、ワーキ
ングピースと容器の壁との衝突等が加わつて、ワ
ーキングピース3は容器1の中でランダムな運動
を行いながら全体として矢印Aのように容器内を
周回運動する。そしてこのワーキングピースのラ
ンダム運動によつて、被処理物2は粉砕、混合等
の処理操作が行われる。一方、上記の処理操作が
終了すれば、砕料を粉砕操作して得た砕製物、あ
るいは2種類以上の粉体を混合操作して得た混合
物が処理容器から取出されることになる。
しかして処理操作の終了した階段で、リニアモ
ータ4,5への通電を停止した状態では、処理容
器1の中で被処理物2がワーキングピース3と混
在したまま静止しており、このままでは被処理物
2のみを寄り分けて容器外へ取出すことができな
い。そこで従来は一旦被処理物2とワーキングピ
ース3とを一諸に容器1から外部へ取出した後
に、別な工程で被処理物2とワーキングピース3
とをふるい分けして両者の分離操作を行つていた
が、この選別は極めて厄介であつて全体としての
処理作業能率を低下させる。このために予め処理
容器1の被処理物取出口にふるいを設けておき、
被処理物2の取出時には処理容器を傾むけるなど
して前記のふるい目を通して被処理物のみを外部
へ取出し、ワーキングピース3は次の運転に備え
て容器内に止どめておく方法も試みられたが、被
処理物に混在しているワーキングピースが邪魔を
して被処理物の排出が円滑に行えない。その他に
も種々な方法を試みたが、いずれもワーキングピ
ースが拘束されてなく容器内で自由に動き得るた
め、被処理物の取出しは極めて非能率的である。
またこのような問題は在来のボールミル、ロツド
ミル等の機械式粉砕機でも同様に問題となつてい
る。
ータ4,5への通電を停止した状態では、処理容
器1の中で被処理物2がワーキングピース3と混
在したまま静止しており、このままでは被処理物
2のみを寄り分けて容器外へ取出すことができな
い。そこで従来は一旦被処理物2とワーキングピ
ース3とを一諸に容器1から外部へ取出した後
に、別な工程で被処理物2とワーキングピース3
とをふるい分けして両者の分離操作を行つていた
が、この選別は極めて厄介であつて全体としての
処理作業能率を低下させる。このために予め処理
容器1の被処理物取出口にふるいを設けておき、
被処理物2の取出時には処理容器を傾むけるなど
して前記のふるい目を通して被処理物のみを外部
へ取出し、ワーキングピース3は次の運転に備え
て容器内に止どめておく方法も試みられたが、被
処理物に混在しているワーキングピースが邪魔を
して被処理物の排出が円滑に行えない。その他に
も種々な方法を試みたが、いずれもワーキングピ
ースが拘束されてなく容器内で自由に動き得るた
め、被処理物の取出しは極めて非能率的である。
またこのような問題は在来のボールミル、ロツド
ミル等の機械式粉砕機でも同様に問題となつてい
る。
この発明は上記の点にかんがみなされたもので
あり、その目的は移動磁界式処理装置の構成部品
であるリニアモータを巧みに活用することによつ
て、被処理物の取出時にはワーキングピースを処
理容器内の定位置に拘束保持して、自由状態の被
処理物のみを容易かつ円滑に処理容器外へ排出で
きるようにした新規な被処理物取出方式を提供す
ることにある。
あり、その目的は移動磁界式処理装置の構成部品
であるリニアモータを巧みに活用することによつ
て、被処理物の取出時にはワーキングピースを処
理容器内の定位置に拘束保持して、自由状態の被
処理物のみを容易かつ円滑に処理容器外へ排出で
きるようにした新規な被処理物取出方式を提供す
ることにある。
かかる目的はこの発明により、被処理物取出時
に際して、移動磁界運転を停止するとともに2基
のリニアモータのうち少なくとも一方を単相交流
あるいは直流で励磁してワーキングピースを処理
容器の壁面上へ吸引保持し、この状態を保つたま
ま処理容器の被処理物取出口を通じて被処理物の
みを気流搬送方式あるいは重力落下方式等の手段
で容器外へ分離排出するようにしたことによりよ
り達成される。
に際して、移動磁界運転を停止するとともに2基
のリニアモータのうち少なくとも一方を単相交流
あるいは直流で励磁してワーキングピースを処理
容器の壁面上へ吸引保持し、この状態を保つたま
ま処理容器の被処理物取出口を通じて被処理物の
みを気流搬送方式あるいは重力落下方式等の手段
で容器外へ分離排出するようにしたことによりよ
り達成される。
以下この発明を図示実施例に基づいて説明す
る。
る。
まず第4図に単相交流励磁方式の結線切換制御
回路を示す。リニアモータ4と5の巻線6は、第
3図と同じく相互間でU、V、W相の同相同士を
直列に接続した上でスター結線とし、3相交流電
源に接続されている。かかる給電源回路に対し、
この発明により結線切換用の電磁接触器7が用意
され、その制御接点7bが3相交流電源のR相と
リニアモータ4のU相との間に、また制御接点7
aがS相とU相との間にまたがつてそれぞれ介挿
されている。そして電磁接触器7は開閉器8を介
して電源に接続されている。
回路を示す。リニアモータ4と5の巻線6は、第
3図と同じく相互間でU、V、W相の同相同士を
直列に接続した上でスター結線とし、3相交流電
源に接続されている。かかる給電源回路に対し、
この発明により結線切換用の電磁接触器7が用意
され、その制御接点7bが3相交流電源のR相と
リニアモータ4のU相との間に、また制御接点7
aがS相とU相との間にまたがつてそれぞれ介挿
されている。そして電磁接触器7は開閉器8を介
して電源に接続されている。
上記回路において、粉砕、混合等の処理運転時
には開閉器8が断路されており、したがつて制御
接点7bを通じてリニアモータ4,5は第3図と
同じ結線で運転され、第1図に示すように処理容
器1に対しその両側から逆方向の移動磁界φ1,
φ2を加える。一方粉砕、混合処理操作が済ん
で、次に被処理物2を取出す際には、開閉器8が
投入される。これにより電磁接触器7が作動して
制御接点7a,7bが切換わり、リニアモータ
4,5の巻線6は電源のS、T相から給電を受け
て単相交流で励磁されることになる。この結果、
移動磁界φ1,φ2は消失し、代つてリニアモー
タ4,5は単なる交流電磁石として働くようにな
る。したがつて第7図に示すように、処理容器1
の中に収容されているワーキングピース3は周回
運動を止め、矢印fで示す電磁吸引力を受けて容
器の壁面上に整列して吸引保持されることにな
る。また第5図のように電磁接触器7の制御接点
を図示のごとくリニアモータ4と5の間に追加し
て介挿ることにより、開閉器8の投入時にはリニ
アモータ5の巻線6が電源から切離され、上方の
リニアモータ4のみが単相交流で励磁されること
になる。この場合にはワーキングピースはすべて
処理容器の天井面に吸引され、この状態で処理容
器の底面上にとり残されて滞留している被処物と
は上下に分離されることになる。更に第4図、第
5図は単相交流励磁方式を示したが、単相交流に
代えて直流電源より励磁することもできる。第6
図はこの直流励磁方式を示したものであり、3相
交流電源と別に直流電源9が用意され、移動磁界
による処理後に開閉器8を投入すれば、電磁接触
器7が動作して各制御接点を切換え、リニアモー
タ4,5を3相交流電源より切離すとともに、今
度は直流電源9に接続して巻線6を直流励磁させ
る。これによりリニアモータ4,5は直流電磁石
として働き、第4図の実施例と同様にワーキング
ピースを処理容器の壁面上に吸引保持させる。ま
たこの直流励磁方式で第5図の回路と同様にリニ
アモータ5を切離し、リニアモータ4のみを直流
励磁することも勿論可能である。
には開閉器8が断路されており、したがつて制御
接点7bを通じてリニアモータ4,5は第3図と
同じ結線で運転され、第1図に示すように処理容
器1に対しその両側から逆方向の移動磁界φ1,
φ2を加える。一方粉砕、混合処理操作が済ん
で、次に被処理物2を取出す際には、開閉器8が
投入される。これにより電磁接触器7が作動して
制御接点7a,7bが切換わり、リニアモータ
4,5の巻線6は電源のS、T相から給電を受け
て単相交流で励磁されることになる。この結果、
移動磁界φ1,φ2は消失し、代つてリニアモー
タ4,5は単なる交流電磁石として働くようにな
る。したがつて第7図に示すように、処理容器1
の中に収容されているワーキングピース3は周回
運動を止め、矢印fで示す電磁吸引力を受けて容
器の壁面上に整列して吸引保持されることにな
る。また第5図のように電磁接触器7の制御接点
を図示のごとくリニアモータ4と5の間に追加し
て介挿ることにより、開閉器8の投入時にはリニ
アモータ5の巻線6が電源から切離され、上方の
リニアモータ4のみが単相交流で励磁されること
になる。この場合にはワーキングピースはすべて
処理容器の天井面に吸引され、この状態で処理容
器の底面上にとり残されて滞留している被処物と
は上下に分離されることになる。更に第4図、第
5図は単相交流励磁方式を示したが、単相交流に
代えて直流電源より励磁することもできる。第6
図はこの直流励磁方式を示したものであり、3相
交流電源と別に直流電源9が用意され、移動磁界
による処理後に開閉器8を投入すれば、電磁接触
器7が動作して各制御接点を切換え、リニアモー
タ4,5を3相交流電源より切離すとともに、今
度は直流電源9に接続して巻線6を直流励磁させ
る。これによりリニアモータ4,5は直流電磁石
として働き、第4図の実施例と同様にワーキング
ピースを処理容器の壁面上に吸引保持させる。ま
たこの直流励磁方式で第5図の回路と同様にリニ
アモータ5を切離し、リニアモータ4のみを直流
励磁することも勿論可能である。
一方、ここで第8図に示すように、処理容器1
におけるリニアモータ4,5と対面しない左右端
の一方に被処理物取出口10を開口してここに処
理運転時は閉塞している扉11を設けるととも
に、反対側端には扉12を備えた通風窓13を開
口しておき、被処理物取出時に第4図あるいは第
6図の方式により結線切換えを行つて処理容器内
のワーキングピース3をすべて壁面上に吸引保持
した状態で、更に通風窓側から送風フアン14に
より点線矢印Bの搬送気流を処理容器1の中へ送
風すれば、ワーキングピース3を壁面上に拘束保
持したまま被処理物2のみを搬送気流Bに乗せて
取出口10を通じて容器外へ浮遊排出させること
ができる。つまりワーキングピース3を容器1の
中に残したまま被処理物2のみが円滑に取り出せ
る。
におけるリニアモータ4,5と対面しない左右端
の一方に被処理物取出口10を開口してここに処
理運転時は閉塞している扉11を設けるととも
に、反対側端には扉12を備えた通風窓13を開
口しておき、被処理物取出時に第4図あるいは第
6図の方式により結線切換えを行つて処理容器内
のワーキングピース3をすべて壁面上に吸引保持
した状態で、更に通風窓側から送風フアン14に
より点線矢印Bの搬送気流を処理容器1の中へ送
風すれば、ワーキングピース3を壁面上に拘束保
持したまま被処理物2のみを搬送気流Bに乗せて
取出口10を通じて容器外へ浮遊排出させること
ができる。つまりワーキングピース3を容器1の
中に残したまま被処理物2のみが円滑に取り出せ
る。
また第9図に別な取出手段の実施例を示す。こ
の実施例では移動磁界式処理装置全体が架台15
の上に塔載されており、かつ架台15はその一端
を支点として他端が油圧シリンダ等の昇降機構1
6に連結されている。ここで被処理物取出時に第
5図の結線切換方式によつて処理容器1の下方に
位置するリニアモータ5の運転を停止するととも
に、上方位置のリニアモータ4を電磁石として作
用させてワーキングピース3のすべてを処理容器
1の天井壁面上に吸引保持し、この状態を保つた
まま取出口10を下向きにして装置全体を処理運
転時の水平姿勢から図示のような傾斜位置へ傾動
操作すれば、処理容器1の底部に滞留堆積してい
た被処理物物2は、底壁面上を滑り落ち取出口1
0を通じて重力落下式に容器外へ排出されること
になる。この場合にワーキングピース3は容器内
の天井壁面に張り付いたままであるので、被処理
物2との干渉がなく、排出動作はスムーズに行わ
れる。なお第8図と第9図の手段を組み合わせて
併用実施することも可能である。
の実施例では移動磁界式処理装置全体が架台15
の上に塔載されており、かつ架台15はその一端
を支点として他端が油圧シリンダ等の昇降機構1
6に連結されている。ここで被処理物取出時に第
5図の結線切換方式によつて処理容器1の下方に
位置するリニアモータ5の運転を停止するととも
に、上方位置のリニアモータ4を電磁石として作
用させてワーキングピース3のすべてを処理容器
1の天井壁面上に吸引保持し、この状態を保つた
まま取出口10を下向きにして装置全体を処理運
転時の水平姿勢から図示のような傾斜位置へ傾動
操作すれば、処理容器1の底部に滞留堆積してい
た被処理物物2は、底壁面上を滑り落ち取出口1
0を通じて重力落下式に容器外へ排出されること
になる。この場合にワーキングピース3は容器内
の天井壁面に張り付いたままであるので、被処理
物2との干渉がなく、排出動作はスムーズに行わ
れる。なお第8図と第9図の手段を組み合わせて
併用実施することも可能である。
以上述べたようにこの発明は、リニアモータを
巧みに活用し、被処理物の取出時に際して移動磁
界運転を中断するととともに、リニアモータの少
なくとも一方を単相交流あるいは直流励磁して電
磁石として働かせ、これによつて処理容器内のワ
ーキングピースを容器壁面上に吸引保持して拘束
し、この状態を保つたまま自由な被処理物のみを
容器外へ取り出すようにしたものであり、したが
つて従来方式のように容器の外で別な工程として
行つていた被処理物とワーキングピースとのふる
い分け選別作業を必要とせずに、次の処理運転に
備えてワーキングピースを容器内に残したまま被
処理物のみを外部へ容易かつ円滑に取り出すこと
が可能となり、その実用的効果は極めて大であ
る。
巧みに活用し、被処理物の取出時に際して移動磁
界運転を中断するととともに、リニアモータの少
なくとも一方を単相交流あるいは直流励磁して電
磁石として働かせ、これによつて処理容器内のワ
ーキングピースを容器壁面上に吸引保持して拘束
し、この状態を保つたまま自由な被処理物のみを
容器外へ取り出すようにしたものであり、したが
つて従来方式のように容器の外で別な工程として
行つていた被処理物とワーキングピースとのふる
い分け選別作業を必要とせずに、次の処理運転に
備えてワーキングピースを容器内に残したまま被
処理物のみを外部へ容易かつ円滑に取り出すこと
が可能となり、その実用的効果は極めて大であ
る。
第1図は移動磁界式粉砕、混合装置の構成原理
図、第2図は第1図の矢視−断面図、第3図
は第1図における移動磁界発生装置の巻線結線
図、第4図ないし第6図はそれぞれ異なるこの発
明の実施例の結線切換制御回路図、第7図は結線
切換時のワーキングピースの動きを示した動作説
明図、第8図および第9図はそれぞれ異なるこの
発明の実施例の被処理物取出手段の略示構成図で
ある。 1……処理容器、2……被処理物、3……ワー
キングピース、4,5……移動磁界発生装置、6
……多相交流巻線、7……結線切換用の電磁接触
器、9……直流電源、10……被処理物取出口、
14……搬送気流生成用の送風フアン、16……
傾動操作用の昇降機構、φ1,φ2……移動磁
界。
図、第2図は第1図の矢視−断面図、第3図
は第1図における移動磁界発生装置の巻線結線
図、第4図ないし第6図はそれぞれ異なるこの発
明の実施例の結線切換制御回路図、第7図は結線
切換時のワーキングピースの動きを示した動作説
明図、第8図および第9図はそれぞれ異なるこの
発明の実施例の被処理物取出手段の略示構成図で
ある。 1……処理容器、2……被処理物、3……ワー
キングピース、4,5……移動磁界発生装置、6
……多相交流巻線、7……結線切換用の電磁接触
器、9……直流電源、10……被処理物取出口、
14……搬送気流生成用の送風フアン、16……
傾動操作用の昇降機構、φ1,φ2……移動磁
界。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 磁性材で作られた多数のワーキングピースを
収容した処理容器と、該容器を挾んでその両側に
対向配置された一対の多相交流巻線形移動磁界発
生装置とからなり、処理運転時には前記移動磁界
発生装置の移動磁界方向を互に逆向きに定めて磁
界を加えることにより、移動磁界との相互作用に
基づく電磁力でワーキングピースにランダム運動
を生起させて処理容器に投入した被処理物の粉
砕、混合処理操作を行う移動磁界式粉砕、混合装
置において、処理操作後の被処理物取出時には、
移動磁界運転を停止するとともに前記2基の移動
磁界発生装置の少なくとも一方を単相交流あるい
は直流で励磁してワーキングピースを処理容器の
壁面上に吸引保持し、この状態を保つたまま処理
容器の被処理物取出口を通じて被処理物のみを容
器外へ分離排出するようにしたことを特徴とする
移動磁界式粉砕、混合装置の被処理物取出方式。 2 特許請求の範囲第1項記載の被処理物取出方
式において、処理容器における移動磁界発生装置
と対面しない端部に被処理物取出口を設け、処理
容器内部に搬送気流を通すことによつて被処理物
のみを外部へ浮遊排出するようにしたことを特徴
とする移動磁界式粉砕、混合装置の被処理物取出
方式。 3 特許請求の範囲第1項記載の被処理物取出方
式において、ワーキングピースを処理容器の天井
面に吸引保持させ、かつ処理容器の一方端に開口
された被処理物取出口を下向きにして処理容器全
体を傾動操作することによつて重力落下式に被処
理物のみを外部へ排出するようにしたことを特徴
とする移動磁界式粉砕、混合装置の被処理物取出
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9556282A JPS58214357A (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | 移動磁界式粉砕,混合装置の被処理物取出方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9556282A JPS58214357A (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | 移動磁界式粉砕,混合装置の被処理物取出方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58214357A JPS58214357A (ja) | 1983-12-13 |
JPS628219B2 true JPS628219B2 (ja) | 1987-02-21 |
Family
ID=14141023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9556282A Granted JPS58214357A (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | 移動磁界式粉砕,混合装置の被処理物取出方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58214357A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02135524U (ja) * | 1989-04-13 | 1990-11-09 | ||
JPH02137320U (ja) * | 1989-04-18 | 1990-11-15 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61121954U (ja) * | 1985-01-17 | 1986-08-01 |
-
1982
- 1982-06-03 JP JP9556282A patent/JPS58214357A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02135524U (ja) * | 1989-04-13 | 1990-11-09 | ||
JPH02137320U (ja) * | 1989-04-18 | 1990-11-15 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58214357A (ja) | 1983-12-13 |
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