JPS5952542A - 電磁式粉砕処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は砕料と一諸に強磁性あるいは非磁性導電材で
作られたワーキングピースを処理容器に収容し、この処
理容器へ外部から移動磁界を作用させること暑こより、
ワーキングピースにランダム運動を生起させて砕料の粉
砕操作を行う電磁式粉砕処理装置、特に砕料の粉砕処理
を連続式に行うよう構成された処理装置における処理容
器からの砕製物の取出し構造の改良に関する。

まずこの種の移動磁界方式の電磁式粉砕装置の原理を第
１図および第２図について説明する。図において、１は
被処理物としての砕料２と一諸に強磁性材あるいは非磁
性導電材で作られた多数のワーキングピース３を収容し
た非磁性処理容器であり、この容器１を中央に挾んでそ
の上下には移動磁界発生装置４．５が対向配置されてお
り、かつその発生磁界の移動方向は矢印φ１．φ２　で
示すように互に逆向きに定められている。この移動磁界
発生装置４，５はいわゆるリニアモータとしてよく知ら
れているものであって、（以下「移動磁界発生装置Ｊを
「リニアモータ」と呼称する。）例えば３相交流巻線６
を回転電機と同じように鉄心７のコイルスロット内に巻
装して構成され、電源からの給電を受けて移動磁界φ１
．φ２　を形成する。

かかる構成により、移動磁界φ１．φ２の作用する磁場
の中に置かれたワーキングピース３には移動磁界φ１．
φ２との相互作用に基づく電磁力が働き、これｌこよっ
て磁界移動方向への並進カ、浮上刃および重心のまわり
で自転する回転トルクを受けるとともに、更にワーキン
グピース同士の衝突。

ワーキングピースと容器壁面との衝突等が加わり。

ワーキングピース３は激しいランダム運動を生起しつつ
、全体として矢印Ｐのように処理容器１の中を旋回する
周回運動を行う。そしてこのワーキングピースのランダ
ムな周回運動により、砕料２の粉砕処理操作が行われる
。

上記した装置はいイつゆるバッチ処理方式のものである
が、多量の砕料を能率よく連続的に処理するためには、
第３図のように構成された連続処理方式の装置が採用さ
れる。すなわち、第３図において、処理容器１はリニア
モータ４，５と対向しない前後両端壁面の一方に砕料入
口８．および他方には砕製物出口９を有し、かつ出口９
の手前には砕製物のみが透過し得るように所望の粒径に
合わせてふるい目を定めた分級ふるい１０が処理容器１
内に装備されている。また砕料入口８には砕料ホッパ１
１．砕料の定量供給フィーダ１２が砕料供給パイプ１３
を介して接続され、これに対して砕製物出口９には例え
ばバグフィルタとしての集じん器１４を経てブロア１５
が接続されている。

プロア１５はその運転により生起される搬送気流で砕製
物を処理容器１から取出すように気流搬送を行う役目を
果すものである。なお図における符号１６は砕製物回収
容器、１７は分級ふるい１０を透過して得られた砕製物
を示す。

上記の構成で、リニアモータ４，５を運転しつつ、ホッ
パ１１より砕料２を処理容器１へ供給すれば１図示され
てないワーキングピースのランダム運動により細かく粉
砕され、矢印Ｐのようｉこ処理容器１の中をらせん運動
しながら出口９の方へ進む。そしてプロア１５の運転に
よる搬送気流に乗って細かく粉砕された砕製物は処理容
器１内から分級ふるい１０を透過して集じん器１４に入
り。

ここで気流と分離して回収容器１７へ回収される。

なお砕製物と分離された搬送気流は矢印Ａのようにブロ
ア１５を経て大気中ｌこ排出される。

ところで、上記処理装置で砕料の連続粉砕処理を行うと
、たびたび砕製物の取出し不能が生じることがある。こ
の現象は分級ふるいの目詰味りが原因となるもので、前
述のように処理容器内で砕料の粉砕処理を行い、出口９
から連続的に砕製物を気流搬送によって取出していると
、分級ふるい１０のふるい目を透過し得ない粗粉砕の砕
料が出口側へ吸引銹導される途中で分級ふるい１０に付
着し、ふるいの目詰まりを引き起す。このために従来で
はその都度処理運転を中断し１分級ふるい１０の目詰ま
りを除去する作業を行っていたが、この作業は厄介であ
るのみならず、処理装置の運転稼働率を低下させること
にもなるために、この改善策が望まれている。

ここで前記した分級ふるいの目詰まり現象を。

従来における処理容器の構造について更に詳しく述べる
。すなわち第３、図に示した従来装置では。

第４図および第５図に詳記されているように平板状の分
級ふるい１０が磁界移動方向φ１．φ２　に沿って容器
内を周回するワーキングピース３の運動方向Ｐと平行な
面に配置されている。そして搬送気流Ａは分級ふるい１
０のふるい面と直交して流れる。かかる構造では、ワー
キングピース３の周回運動が分級ふるい１０のふるい面
と平行して行われるので、ワーキングピース３は分級ふ
るい１゜に対し積極的に干渉し合うことがなく、搬送気
流Ａに乗って分級ふるいに銹引されて来た砕料はとかく
ふるい面に吸引付着されたままとなり目詰まりを引き起
し易すい。

この発明は上記の点にかんがみなされたものであり、そ
の目的は分級ふるいの巧みな配置により。

処理容器内を動き回わるワーキングピースの周回運動を
巧みに活用して分級ふるいの目詰まり発生を防止できる
ようにした処理装置を提供することにある。

かかる目的はこの発明により、ワーキングピースの周回
運動に平行な面と直交する方向に沿って分級ふるいを処
理容器内の作動空間の側方に配置し、核分級ふるいを通
じて砕製物を分級取出しするように構成したことにより
達成される。

以下この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

まず第６図および第７図において、処理容器１に対して
分級ふるい１０は、ワーキングピース３の周回運動Ｐに
平行な面と直交する方向に沿って。

処理容器１のリニアモータ４，５と対向しない左右いず
れか一方の側方に片寄りさせ、かつ処理容器内の作動空
間の全長域をカバーするように配置されている。そして
分級ふるい１０の背後側にふるい面に沿ってこれと平行
に画成された砕製物取出用の気流搬送路１８に連ねて、
その一端に砕製物出口９が開口されている。

上記の構成で砕料２を供給して粉砕処理運転を開始すれ
ば、ワーキングピース３のランダム運動によって細かく
粉砕され砕料は、ワーキングピース３の周回運動につれ
まわりして処理容器１の作動空間内を動き回わり１分級
ふるい１０に達したところで分級された砕製物１７が第
３図に示したブロア１５の運転により生じた搬送気流Ａ
に乗って分級ふるいを透過し、搬送路１８．砕製物出口
９を通じて後段設置あ集じん器へ搬送される。この場合
に１分級ふるい１ｏは第６図に明示されているように容
器内作動空間の全長域をカバーしているので大きなふる
い面積が得られ、したがって第４図の従来のものと較べ
て分級処理能力が増し。

砕製物１７を素早やく作動空ｍｌ外へ取出すことができ
る。これによって砕製物の過粉砕が防げる。

一方、分級ふるい１ｏのふるい面には、粉砕動作時に作
動空間内を矢印Ｐ方向に周回運動するワーキングピース
３、あるいは粗粉砕の砕料が絶えず衝突し、こすり合い
をくり返えす。このワーキングピースの衝突、こずり合
いの衝撃力によって分級ふるい１（Ｈこ付着している砕
料は剥離し、たたき落されるので、確実に分級ふるいの
目詰まり発生を防止できる。なお上記実施例は分級ふる
い１０を処理容器１の左右のいずれが一方にのみ片側設
置したものを示したが１分級ふるい面積を増して砕製物
の取出し能力をより一層高めるために、第　□８図の実
施例のように分級ふるい１ｏを処理容器１の左右両側方
に配置するとさもできる。談た第９図の実施例のように
、分級ふるい１ｏを処理容器１の下面側に配備して構成
しても同様な効果を奏することができる。また第９図の
実施例では分級襲作に重力あ作用が加わるので砕製物の
取出しの促進が期待□できる。

次に上記各実施例に改良を加えた別な実施例を第１０図
に示す。この実施例は分級ふるい１０の配置については
基本的に第６図の実施例と同じであるが１分級ふるい１
０の背後に画成された気流搬送路１８には、砕製物出口
９に加えてその反対側端に搬送気流吸込口１９が開口さ
れている。すなわち、第６図に示した実施例では、搬送
気流Ａは処理容器１０入口側に接続されたホッパを通じ
て大気側から吸込まれ、処理容器１の胴内作動空間を経
由した上で分級ふるい１０のふるい目を透過して気流搬
送路１７へ流れ込む。このために搬送路１８へ至るまで
の途中の通風抵抗が大きく。

かつ搬送路内の圧力損失も加わり、出口９に近い領域に
較べて反対側の遠く離れた領域では搬送路内を流れる搬
送気流の通過風員が著るしく低下するなど、搬送気流の
流れ分布に片寄りが生じ、このために砕製物の分級、搬
送機能が全域で充分に発揮されない難点がある。かかる
点は第１０図の実施例の構成により、搬送気流への一部
が気流吸込口１９を通じて気流搬送路１８の中へ工髪稠
弥ネ直接供給されるので１分級ふるい１０を透過して処
理容器１の作動空間から搬送路１８へ分級抽出された砕
製物を搬送路内に残すことなく確実に出口９を通じて集
じん器１４の方へ搬送できる効果が得られる。

以上述べたようにこの発明の構成によれば、粉砕動作に
伴うワーキングピースの運動を巧みに活用して分級ふる
いの目詰まりを確実に防止でき。

従来のように運転を一時停止して行う目詰丈り除去のた
めのメンテナンス作業を不要としてそれだけ運転稼働率
および信頼性の改善が図れるし、更に分級ふるいの目詰
まり防止により粉砕処理性能の向上が図れるなど機能面
でのすぐれた効果を奏することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は電磁式粉砕処理装置の措成原理図、第２図は第
１図の矢視■−■断面図、第３図は従来における連続処
理方式の処理装置全体の構成配置図、第４図は第３図の
装置に詔ける処理容器の講造を示す横断平面図、第５図
は８４図の矢視Ｖ−■断面図、第６図は第４図に対応し
たこの発明の一実施例の横断平面図、第７図は第６図の
矢視■−■断面図、第８図および第９図はそれぞれ異な
る実施例の断面図、第１０図は更に異なる別な実施例の
横断平面図である。 １　・処理容器、２・・・砕料、３・・・ワーキングピ
ース、４，５・・移動磁界発生装置、８・・・砕料入口
。 ９・・砕製物出口、１０・・・分級ふるい、１５　プロ
ア、１７・・・砕製物、１８・気流搬送路、１９・・・
搬送気流吸込口、Ａ・・・搬送気流。 Ｔ０ｎ ｖ−，１ ′７′ら囚 １′ｓ囚 ■−−−−１し４ 矛７固 日−六一］４

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）磁性材あるいは非磁性導電材で作られた多数のワー
   キングピースが収容された処理容器と、この容器を中央
   に挾んで両側に対向配置されたその磁界の移動方向が互
   に逆向きな一対の移動磁界発生装置とを備え、前記移動
   磁界発生装置の移動磁界との相互作用に基づくワーキン
   グピースの運動により、処理容器内に投入した砕料を粉
   砕する□電磁式粉砕処理装置であり、かつ前記処理容器
   が砕料入口、砕製物出口および砕製物出口の手前側に装
   備した分級ふるいを有し１分級ふるいを透過した砕製物
   を気流搬送により処理容器から取出して砕料を連続式に
   粉砕処理するものにおいて、移動磁界の磁界移動方向に
   向けて処理容器内を動き回わるワーキングピースの周回
   運動に平行な面と直交する方向に沿って前記分級ふるい
   を処理容器内の作動空間の側方に配置し、該分級ふるい
   を通じて砕製物を分級取出しするようにしたことを特徴
   とする電磁式粉砕処理装置。 ２、特許請求の範囲第１項記載の処理装置において、分
   級ふる・いが処理容器内の作動空間の全長域に亘って配
   置され、かつこの分級ふるいの背後にはふるい面と平行
   な砕製物取出用の気流搬送路が画成されていることを特
   徴とする電磁式粉砕処理装置。 ３）特許請求の範囲第２項記載の処理装置において、砕
   製物取出用の気流搬送路Ｉこ連ねてその一方端に砕製物
   出口、胸よび他方端化は搬送気流吸込口を備えており、
   ・この搬送気流吸込口を通じて気流搬送路へ搬送気流を
   供給するようにしたことを特徴とする電磁式粉砕処理装
   置。