JPS6281854A - 搬送波再生回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、時分割多元接続（ＴＤＭＡ）方式等の通信系
において用いられる復調器用搬送波再生回路に関し、特
に入力周波数変動の大きな通信系において有用な搬送波
再生回路に関する。

（従来の技術） Ｕｅ来からＮ相ＰＳＫ信号、特にＴＤＭＡ等に用いられ
るバースト信号の復調には、狭帯域ろ波器を備えた搬送
波再生回路が用いられてきた。

第２図はその搬送波再生回路の従来例を示すブロック図
である。−例として２相ＰＳＫが入力される場きについ
て説明する。図中破線で囲まれた部分が搬送波再生回路
である。

入力端子２０１に印加された２川ｐ　ｓ　１＜　（３７
は泣用浚調器２０３と逆変調器２０２に加えられる。

立川（Ｎ、調器２０３では位ｔＯ復調され、逆変調器２
０２ではＰＳＫ信号の搬送波成分が抽出される、抽出さ
れた１五号は、周波数変換器２０４において、電圧制御
発振器（以下ＶＣｏという）２０９からの信号の周波数
ｆｖとで周波数がｆｃ　　ｆｖの信号に変換される。変
換された信号は不要信号（雑音）を抑圧するための狭帯
域ろ波器２０５へ加えられる。狭帯域ろ波器２０５の帯
域がこの搬送波再生回路の帯域となる。

狭帯域ろ波器２０５を通過した信号は、振幅制限器２０
６により振幅雑音を除去され、周波数変換器２０７で再
び■ＣＯ周波数ｆｖによって周波数変換され、ｆＣなる
周波数の搬送波信号になる７移相器２１０は、端子２０
１から復調器２０３Ｉ＼入力されるＰＳＫ信号と再生搬
送波（移相器２１０の出力）との位相差が、守号誤り率
が最小となる最適値になるように、周波数変換器２０７
からの再生搬送波の位相を一定量閤移させる。

（発明が解決しようとする問題点） 第２図の従来の搬送波再生回路において、入力信号の周
波数がΔｆだけ変動した場合、狭帯域ろ波器２０５およ
び振幅制限器２０６によって生ずる位相差は位相比較器
２０８により検出し、位相比較器２０８の出力によりＶ
ＣＯ２０９の周波数を制御し周波数変動に追随させるの
で、周波数変動による狭帯域ろ波器２０５および振幅制
限：（羽２０６の位相ずれは生じない。

然しなから、入力信号の周波数変動に対して、狭帯域ろ
波器２０５および振幅制限器２０６以外の要素が搬送波
の位相に影響をおよぼす場合、第２図の従来の１殻送波
再生回路では、最適位相の搬送波を再生できない。第２
図の従来の回路で入力周波数が変動した場合に最適位相
の搬送波が再生できない理由は、基本的には搬送波再生
回路と復調回路とが位相情報という観点からみて全く独
立である為である。搬送波の周波数が変化した堝なその
立川に影響を及ぼす要素（狭帯域ろ波器２０５および振
幅制限器２０６を除く）には、再生回路全体に存在する
遅延時間、周波数変換出力に現れる不要信号を除去する
為に用いられるる波回路等がある。今、遅延時間をＴＩ
、ろ波回路位相特性をＫｎ　　［ｒ　ａ　ｄ、、／Ｈ７
］とすると、周波数変動Δｆに対しては一２πΔｆＴ、
−に、Δｔなる位相誤差が生ずる。しかし、従来の搬送
波再生回路では、この位相誤差を充分に補償することが
できないという問題があった。

本発明の目的は、上記従来技術の問題点に顧みて、送信
されて来た入力信号の搬送波に周波数の変動があっても
、その周波数変動による再生搬送波の位相則移を補償し
て、符号誤り率が最小となるようなａ適位相の搬送波を
再生する搬送波再生回路を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記の目的を達成するために次の構成を有する
。即ち、本発明の搬送波再生回路は、制（卸電圧に応じ
た周波数で発振する電圧制御発振器と；　多相位相変調
信号から抽出された搬送波の成分を含む信号を前記電圧
制御発振器の出力信号で差周波数に周波数変換する第１
の周波数変換器と：　この第１の周波数変換器の出力信
号を受けて所定周波数の信号を通過させ不要周波数信号
を減衰させる狭帯域ろ波器と；　この狭帯域ろ波器の出
力信号から振幅雑音を除去する振幅制限器と；　この振
幅制限器の出力信号を前記電圧制御発振器の出力信号で
和周波数に周波数変換する第２の周波数変換器と；　前
記第１の周波数変換器の出力信号と前記振幅制限器の出
力信号との位］１］を比較しこれら両信号の位相差が零
に収斂するような制御３１電圧を前記電圧制御発振器へ
出力する位相比較器と；　を有する搬送波再生回路に於
いて、前記電圧制御発振器の出力信号の周波数を弁別す
る周波数弁別器と：　該周波数弁別器の出力信号によっ
て、前記電圧制御発振器から第１の周波数変換器へ加え
る１言号又は第２の周波数変換器へ加える信号の位相を
、第１の周波数変換器へ入力する搬送波成分の周波数変
動に起因する搬送波再生回路の位相鋼杆を相殺するよう
に移相する可変移相器と；　を有することを特徴とする
。

く作　用） 上記構成において、搬送波再生回路への入力搬送波の周
波数が変化すると、位相比較器、ＶＣＯおよび第１の周
波数変換器で構成される自動周波数制ｖ１ｇＩ（ＡＦＣ
）回路の動作により、ＶＣＯの発振周波数も入力搬送波
の周波数変１ヒに追随して変化する。

一方周波数変換器へ加える変換用信号の位相を変化させ
ると周波数変換後の信号の位相も同じく変］ヒする。従
って、従来の搬送波再生回路において、入力搬送波の周
波数変動Δｆに対して出力再生搬送波の位相が（２πＴ
＋　＋Ｋａ　）Δｆだけ遅れるとするならば、周波数変
換器へ加える信号の位相を前記位相遅れが相殺されるよ
うに移相することにより再生搬送波の位相偏移を除去す
ること゛ができる。

本発明においては、電圧制御発振器から第１の周波数変
換器へ加える信号の経路又は第２の周波数変換器へ加え
る信号の経路に設けられている可変移相器を、電圧制御
発振器出力の周波数弁別を行っている周波数弁別器から
の信号によって、入力搬送波の周波数変動に起因する搬
送波再生回路の位相変動を相殺する方向に移相制御して
いる。

前述のようにｖＣＯの発振周波数は入力搬送波信号の周
波数変動と同じく変動するので、その周波数変動を検出
して、その周波数変動に応じて移相させることにより搬
送波再生回路の位相変動を相殺することができる。

（実　施　例） 第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
って、１１０は電圧制御移相器、１１１はｆＶを中心周
波数とする周波数弁別器である。

池の構成要素は、第２図に示した構成要素と同じである
。狭帯域ろ波器２０５および振幅制限器２０６の入力搬
送波周波数の変動ΔｆによるＩｎ　Ｉｆずれは、前述の
如く、位相比較器２０８、ｖｃｏ２０９、周波数変換器
２０４で構成されるＡＦＣ回路で無視出来る値に圧縮さ
れる。

この時、ＶＣＯ２０９の発振周波数はほぼｆｖ十Δｆと
なっている。周波数弁別器１１１は、このΔｆに対応す
る電圧ΔＶ＝に１Δｆを出力する。

ここにに１は弁別器感度である。また電圧制（卸移相器
１１０は制御電圧のΔ■なる変化に対してθ＝Ｋ・ΔＶ
なる位相回転を与える。但し、１（は移相器制御感度で
ある。　従って、周波数変動量Δｆに対する位相回転量
θは θ＝ＫＫ、Δｆ　　　　　・・・・・・・・・・・・・
・・（１）となる。

今入力周波数変動Δｆに対してＡＦＣループ外の位相変
動が前述の如く−Δｆ（２πＴ１＋に、）であれば 一Δｆ（２πＴ、＋に、）＋θ＝０　　・・・・・・（
２）とすることにより位相変動を完全に補償することが
できる。今（１）式を（２）式へ代入するとＫＫ＋＝２
πＴ、　十に、　　　　　・・・・・・・・・（３）と
なる。即ち弁別器感度に１と移相器制御感度にの積が（
３）式を満足するように設定すれば搬送波再生回路全体
でのΔｆに対する位相誤差は相殺される。

以上説明したように本実施例では、搬送波再生回路に存
在する固定遅延等の入力周波数変動による再生搬送波位
相誤差が、ＶＣＯ２０９の周波数を検出しその検出結果
に基づき電圧制御移相器の移相量を制御する事により相
殺できる。

なお本実施例においては電圧制御移相器１１０をＶＣＯ
２０９から周波数変換器２０４への信号経路に設けてい
るが、前記移相器を周波数変換器２０７への信号経路に
設けても、移相の正負が逆になるだけで、全く同様の作
用となる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、入力（３号に周
波数の変動があっても位相誤差が小さい搬送波を再生す
ることができる搬送波再生回路を提供できるという利点
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、第
２図はｊｉＣ来の搬送波再生回路の構成を示すブロック
図である。 １１０・・・・・・電圧制御移相器、　１１１・・・・
・・周波数弁別器、　２０１・・・・・・多相位相変調
信号入力端子、　２０２・・・・・・逆変調器、　２０
３・・・・・・位相復調器、　２０４，２０７・・・・
・・周波数変換器、２０５・・・・・・狭帯域ろ波器、
　２０６・・・・・・振幅制限器、　２０８・・・・・
・位相比較器、　２０９・・・・・・電圧制御発振器（
ＶＣＯ）、　２１０・・・移相器。 代理人　弁理士　　八　幡　　義　博 ム発萌ｎ’Ｘ施例め秦人 猶／図 第　２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 制御電圧に応じた周波数で発振する電圧制御発振器と；
   多相位相変調信号から抽出された搬送波の成分を含む信
   号を前記電圧制御発振器の出力信号で差周波数に周波数
   変換する第１の周波数変換器と；この第１の周波数変換
   器の出力信号を受けて所定周波数の信号を通過させ不要
   周波数信号を減衰させる狭帯域ろ波器と；この狭帯域ろ
   波器の出力信号から振幅雑音を除去する振幅制限器と；
   この振幅制限器の出力信号を前記電圧制御発振器の出力
   信号で和周波数に周波数変換する第２の周波数変換器と
   ；前記第１の周波数変換器の出力信号と前記振幅制限器
   の出力信号との位相を比較しこれら両信号の位相差が零
   に収斂するような制御電圧を前記電圧制御発振器へ出力
   する位相比較器と；を有する搬送波再生回路に於いて、
   前記電圧制御発振器の出力信号の周波数を弁別する周波
   数弁別器と；該周波数弁別器の出力信号によって、前記
   電圧制御発振器から第１の周波数変換器へ加える信号又
   は第２の周波数変換器へ加える信号の位相を、第１の周
   波数変換器へ入力する搬送波成分の周波数変動に起因す
   る搬送波再生回路の位相偏移を相殺するように、移相す
   る可変移相器と；を有することを特徴とする搬送波再生
   回路。