JPS6281421A - 新規ブロツク共重合体およびその製造法 - Google Patents

新規ブロツク共重合体およびその製造法

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JPS6281421A
JPS6281421A JP60221892A JP22189285A JPS6281421A JP S6281421 A JPS6281421 A JP S6281421A JP 60221892 A JP60221892 A JP 60221892A JP 22189285 A JP22189285 A JP 22189285A JP S6281421 A JPS6281421 A JP S6281421A
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formula
formulas
polyamic acid
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mathematical
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JP60221892A
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Inventor
Kenkichi Takahashi
高橋 堅吉
Seiichi Oota
誠一 太田
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気、電7機器、機械部品の素材としで用いら
れる機械的性質に優れた新規なブロック共重合体および
その製造法に関する。
〔従来の技術〕
ポリイミド樹脂やポリアミドイミド樹脂は、耐熱性なら
びに機械的強度に優れており、広汎な用途に用いられて
いる。これら樹脂の性質をさらに向上させるため、重合
体鎖中に芳香族環を高密度に含有する剛直な分子鎖成分
を導入する試みがなされているが、この場合、成形加工
性の低下を招くという問題が生ずる。このような問題の
解決のため種々の提案がなされている(例えば特開昭5
8−91723号公報、同5B−117220号公報、
同58−219237号公報参照)。ところが製造工程
が煩雑になるなど、未だ十分に満足しうるには至ってい
ない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、従来のこのような問題を解消し、成形加工性
を損なうことなく機械的強度を向上させた新規ブロック
共重合体およびその製造法を提供しようとするものであ
る。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明者らは、前記問題を解決するため種々検討した結
果、ポリイミド単位と特定のポリアミドイミド単位との
ブロック共重合体が、機械的性質に優れ、成形加工性の
低下を招くこともないものであることを見出し、本発明
に至った。
本発明の新規ブロック共重合体は、 弐[I) および 式(II) (両式中のm、nはいずれも2〜20の整数H3 Rは−0−、−3−、−5Oz−、−CO−、−CHz
−、−C−CI+ を表す)で表される繰り返し単位からなり、N。
N−ジメチルアセトアミドを溶媒とする0、5g/dl
濃度の溶液の30℃における還元粘度(ηsp八〕へ0
.3a/g以上であるポリアミド酸を加熱環化してなる 式(ITI) および 式(IV) (式中、m、n、ArおよびRは上と同し意味を有する
。)で表される繰り返し単位を有することを特徴とし、
その製造法は、 で表されるアミノ基末端ポリアミド酸オリゴマーと、次
式(VT) で表されるアミノ基末端ポリアミド酸オリゴマー(式中
、m、n、^rおよびRは上と同じ意味を有する。)と
を、テトラカルボン酸二無水物と反応させ、得られたポ
リアミド酸を加熱環化させるか、あるいは で表される酸無水物末端ポリアミド酸オリゴマーと、O (式中、m、n、ArおよびRは上と同し意味を有ずさ
せ、得られたポリアミド酸を加熱環化させるか、あるい
は ■上記式(V)または式(Vl)で表されるアミノ基末
端ポリアミド酸オリゴマーと、」=記式〔■〕または式
〔■〕で表される酸無水物末端ポリアミド酸オリゴマー
とを反応させ、得られた上記〔I〕および〔■〕で表さ
れる繰り返し単位を有するポリアミド酸を加熱環化させ
ることを特徴とする。
最終的に得られる本発明のブロック共重合体の重合度、
機械的強度はポリアミド酸の重合度により影響されるの
で、このポリアミド酸をN、N−ジメチルアセトアミド
に溶解させてその濃度を0゜5g/dlとしたときの3
0℃における還元粘度C)7 sp/c)が0.3d1
7g以上である必要がある。0゜3d17g未満である
場合には、得られるブロック共重合体に十分な機械的強
度が発現しない。
ポリアミド酸は前述したように■■■の方法により製造
されが、これについて以下詳細に説明する。
■法は、u 2N G R<EシNH2(A>で表され
るテトラカルボン酸無水物(Rは式(1)と同じ)を反
応させて得られるアミノ基末端ポリアミド酸オリゴマー
〔■〕と、H2N@C0NH()NH2(C)と(B)
のテトラカルボン酸無水物を反応させて得られるアミノ
基末端ポリアミド酸オリゴマー〔■〕とを、テトラカル
ボン酸二無水物と反応させてポリアミド酸を得る方法で
ある。
■法は(A)のジアミンと(B)の酸無水物を反応させ
て得られる酸無水物末端ポリアミド酸オリゴマー〔■〕
と、(B)のテトラカルボン酸無水物と(C)を反応さ
せて得られる酸無水物末端ポリアミド酸オリゴマー〔■
〕とを(A)または(C)のジアミンと反応させてポリ
アミド酸を得1す る方法である。
■法は■■法で得られた(V)または(Vl)で表され
るアミノ基末端ポリアミド酸オリゴマーと〔■〕または
〔■〕で表される酸無水物末端ポリアミド酸オリゴマー
を反応させてポリアミド酸を得る方法である。
■■においてオリゴマーの製造は(A)のジアミンと(
B)のテトラカルボン酸無水物、または(B)のテトラ
カルボン酸無水物と(C)のジアミンを0〜100℃で
、1〜5時間反応させることにより行う。
■■■において重縮合反応は0〜100℃で、1〜10
時間反応を行う。
これらの重合反応は好ましくは、溶媒中で行われる。使
用する溶媒としては、各種の有機溶媒、例えば、ジメチ
ルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、N−メチル−
2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、
N、N、N’、N’−テトラメチル尿素などを挙げるこ
とができ、その使用量は上記各化合物を溶解せしめるに
十分な量であればよい。
■において(A)と(B)、(C)と(B)のモル比は
(A)/ (B) −1,05〜2.0、(C)/ (
B) =1.05〜2.0とすることが好ましい。
■において(A)と(B)、(C)と(B)のモル比は
(A)/ (B) −0,5〜0.95、(C)/(B
)=0.5〜0.95とすることが好ましい。
本発明で使用するのに適当な(A)の例としては、4,
4′−ジアミノジフェニルプロパン、4゜4′−ジアミ
ノジフェニルメタン、4.4′−ジアミノジフェニルス
ルファイド、4,4′−ジアミノジフェニルスルホン、
4.4′−ジアミノジフェニルエーテル等があり、4.
4′−ジアミノジフェニルメタン、4.4′−ジアミノ
ジフェニルエーテルが好ましい。これらジアミン類を2
種以上混合して用いることもできる。
本発明で使用するのに適当な(B)の例としては、ピロ
メリット酸二無水物、3. 3’、  4. 4′−ビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物、2゜3.6.7−
ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,3.2’、
3’−ヘンゾフェノンテI・ラカルボン酸二無水物、2
,3.2’、3’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物等があり、ピロメリット酸二無水物が好ましい。これ
ら二無水物は2種以上混合して用いることもできる。
重縮重合反応に用いられるジアミン、酸無水物は上記の
ものが用いられる。使用量は目的とするポリアミド酸が
得られるよう適宜決定する。
このようにして得られたポリアミド酸を熱処理して、重
合体中に完全なイミ]゛環を形成せしめ、前記式(II
I)、  (TV)の繰り返し単位を有する本発明のブ
ロック共重合体を得る。
成形加工法としては、ポリアミド酸に対して、キャスト
製膜法、湿式紡糸法、強化繊維を含浸させたプリプレグ
法などを適用し、次いで、該成形理は150℃〜450
℃で0.5〜5時間行うことが好ましい。尚、この熱処
理工程は減圧下で行うことが好ましい。 このようにし
て得られた共重合体の組成は(IV)式で表される繰り
返し単位の含有率が5〜95モル%、好ましくは10〜
90モル%であることが好ましく、この含有率が5モル
%未満では引張強度が十分向上せず、95モル%を越え
ると脆くなる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
実施例 1 (1)アミノ基末端ポリアミド酸オリゴマー〇の製造攪
拌機を備えた内容積5001のセパラブルフラスコに、
4.4′−ジアミノジフェニルエーテル 12.00 
g (0,06モル)およびジメチルアセトアミド12
5m1を入れ、アルゴンガス雰囲気下に、室温において
、無水ピロメリット酸10.91g(0,05モル)を
徐々に加え、4時間反応させた。この結果、次式で示さ
れるアミノ基末端ポリアミド酸オリゴマー〇の溶液が得
られた。
(2)アミノ基末端ポリアミド酸オリゴマー〇の製造上
記(1)と同じセパラブルフラスコに、4.41−ジア
ミノベンズアニリド 13.6 g (0,06モル)
およびジメチルアセトアミド125m1を入れ、アルゴ
ン雰囲気下に、室温において、無水ピロメリット酸10
.91 g (0,05モル)を徐々に加え、4時間反
応させた。この結果、次式で示されるアミノ基末端ポリ
アミド酸オリゴマー■の溶液が得られた。
(X) (3)ブロック共重合体の製造 上記(1)と同じセパラブルフラスコに、上記(1)で
得たアミノ基末端ポリアミド酸オリゴマー〇の溶液20
m1と、上記(2)で得られたアミノ基末端ポリアミド
酸オリゴマー■の溶液80m1とを入れ、アルゴン雰囲
気下に無水ピロメリット酸0.872g(0,004モ
ル)を加えて、室温で8時間攪拌下に反応をおこなった
。ついで、得られた共重合体溶液をフラットシャーレに
流延して成膜した。このポリアミド酸は、N、N−ジメ
チルアセトアミドを溶媒とする0、5g/dir!1度
の溶液の30℃における還元粘度〔ηsp/c)  (
以下の実施例も同様に測定)がt 56 d17gであ
った。つぎに、得られたポリアミド酸のフィルムを、3
50℃において、減圧下に3時間熱処理してイミド化反
応をおこなった。このようにして得られたブロック共重
合体のフィルムは、赤外線吸収スペクトル分析によれば
、1780cm−’、 1380c+a−’および72
0cm−Jこイミド基による吸収がみられ、また167
0cn−’と3470c+a−’にアミド基による吸収
がみられた。これらの結果から、このブロック共重合体
は、次式 で表される繰り返し単位、および で表される繰り返し単位からなるものと認められる。ま
た、このブロック共重合体中の上記(XI)式で示され
る繰り返し単位の含有率は80モル%であり、機械的性
質および熱的性質は第1表に示すとおりであった。
実施例2 実施例1の(3)におけるアミン基末端ポリアミl゛酸
オリゴマー〇の溶液の使用量を40m1とし、かつアミ
ノ基末端ポリアミド酸オリゴマー■の溶液の使用量を6
0m1としたほかは、実施例1の(3)と同様にしてブ
ロック共重合体を得た。この場合のポリアミド酸の還元
粘度C77sp/c)は1.39 di/gであった。
このブロック共重合体中の前記式〔X■〕で示される繰
り返し単位の含有率は60モル%であり、機械的性質お
よび熱的性質は第1表に示すとおりであった。
実施例3 実施例1の(3)におけるアミノ基末端ポリアミド酸オ
リゴマー〇の溶液の使用量を60m1とし、かつアミノ
基末端ポリアミド酸オリゴマー■の溶液の使用量を40
m1としたほかは、実施例1の(3)と同様にしてブロ
ック共重合体を得た。この場合のポリアミド酸の還元粘
度[ηsp/c)は1.45 d17gであった。この
ブロック共重合体中の前記式〔X■〕で示される繰り返
し単位の含有率は40モル%であり、機械的性質および
熱的性質は第1表に示すとおりであった。
実施例4 実施例1の(3)におけるアミノ基末端ポリアミド酸オ
リゴマー■の溶液の使用量を8On+]とし、かつアミ
ノ基末端ポリアミド酸オリゴマー■の溶液の使用量を2
0m1としたほかは、実施例1の(3)と同様にしてブ
ロック共重合体を得た。この場合のポリアミド酸の還元
粘度〔ηsp/c〕は1.59 tll/gであった。
このブロック共重合体中の前記式〔X■〕で示される繰
り返し単位の含有率は20モル%であり、機械的性質お
よび熱的性質は第1表に示すとおりであった。
実施例5 +1)アミノ基末端ポリアミド酸オリゴマー〇製造実施
例1の(1)における4、4′−ジアミノジフェニルエ
ーテルに代え、4.4’−ジアミノジフェニルメタン 
11.88 g (0,06モル)を用いたほかは、実
施例1の(])と同様にして、次式%式%[) で示されるアミノ基末端ポリアミド酸オリゴマー■の?
容液を得た。
(2)ブロック共重合体の製造 上記(1)で得られたアミノ基末端ポリアミド酸オリゴ
マー■の溶液40m1と、実施例1の(2)で得られた
アミノ基末端ポリアミド酸オリゴマー■の溶液60m1
を用いたほかは実施例1の(3)と同様にして、次式 で示される繰り返し単位および前記式(XII)で示さ
れる繰り返し単位からなり、かつ前記式〔X■〕の繰り
返し単位の含有率が60モル%のブロック共重合体のフ
ィルムを得た。この場合のポリアミド酸の還元粘度〔η
sp/c)は5.79 d17gであった。このブロッ
ク共重合体の機械的性質および熱的性質は第1表に示す
とおりであった。
実施例6 (1)  アミノ基末端ポリアミド酸オリゴマーの製造
実施例1の(1)における無水ピロメリソ]・酸に代え
、ヘンシフエノンテトラカルボン酸二無水物16.1 
g (0,05モル)を用いたほかは、実施例1の(1
1と同様にして、次式 で表されるアミノ基末端ポリアミド酸オリゴマー■の溶
液を得た。
(2)アミノ基末端ポリアミド酸オリゴマーの製造実施
例1の(2)における無水ピロメリット酸に代え、ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物16.1 g (
0,05モル)を用いたほかは、実施例1の(2)と同
様にして、次式 %式% で表されるアミノ基末端ポリアミド酸オリゴマー〇の溶
液を得た。
(3)ブロック共重合体の製造 実施例1の(3)において用いたオリゴマーに代え、」
1記アミノ基末端ポリアミド酸オリゴマー■の溶液40
m1と、上記アミノ基末端ポリアミド酸オリゴマー〇の
溶液601とを用い、かつ無水ピロメリット酸に代えて
ベンゾフェノンテトラカルボン酸 1.29 g (0
,004モル)を用いたほかは実施例1の(3)と同様
にして、次式 で表される繰り返し単位、および次式 〔X■〕 で表される繰り返し単位からなり、〔X■〕で表される
繰り返し単位の含有率が60モル%のブロック共重合体
を得た。この場合のポリアミド酸の還元粘度(ηsp/
c)は1.40 d17gであった。このものの機械的
性質および熱的性質は第1表に示すとおりであった。
実施例7 +11酸無水物末端ポリアミド酸オリゴマーの製造4.
4′−ジアミノジフェニルエーテルの使用量をI O,
00g (0,05モル)とし、かつ無水ピ  ・ロメ
リット酸の使用量を13.09 g(0,06モル)と
したほかは、実施例1の(1)と同様にして、次式 %式%) で表される酸無水物末端ポリアミド酸オリゴマー■の溶
液を得た。
(2)酸無水物末端ポリアミド酸オリゴマーの製造4.
4′−ジアミノベンズアニリドの使用量を11.37 
g (0,05モル)とし、かつ無水ピロメリット酸の
使用量を13.09 (0,06モル)としたほかは実
施例1の(2)と同様にして次式(XX) で表される酸無水物末端ポリアミド酸オリゴマー■の溶
液を得た。
(3)ブロック共重合体の製造 オリゴマーとして、上記(1)で得られた酸無水物末端
ポリアミド酸オリゴマー■の溶液40m1と、上記(2
)で得られた酸無水物末端ポリアミド酸オリゴマー〇の
溶液601を用い、かつジアミンとして4.41−ジア
ミノジフェニルエーテル 0.80g(0,004モル
)を用い、実施例1の(3)と同様の操作をして、前記
式(XI)および(XII)で表される繰り返し単位か
らなり、前記式〔X■〕で表される繰り返し単位の含有
率が60モル%のブロック共重合体を得た。この場合の
ポリアミド酸の還元粘度(ηsp/c)は1.25 d
l/gであった。また得られたブロック共重合体の機械
的性質および熱的性質は第1表に示すとおりであった。
実施例8 オリゴマーとして、実施例7の(1)で得られた式〔X
■〕で表される酸無水物末端ポリアミド酸オリゴマー■
の溶液50m1と、実施例1の(2)で得られた式(X
)で表されるアミノ基末端ポリアミド酸オリゴマー〇の
溶液50m1とを、室温において混合し、攪拌下に8時
間反応させた。ここで得られたポリアミド酸の還元粘度
〔ηsp/c)は1.30d17gであった。ついで、
このポリアミド酸を350℃において減圧下に3時間熱
処理してイミド化した。得られたブロック共重合体は、
前記式〔XI〕および(XI)で表される繰り返し単位
からなり、前記式(XII)で表される繰り返し単位の
含有率が50モル%であった。このものの機械的性質お
よび熱的性質は第1表に示すとおりであった。
比較例1 4.4′−ジアミノジフェニルエーテル 2.00g(
0,01モル)をN、N−ジメチルアセトアミド 50
1に溶解させた後、これに無水ビロメ ”リット酸 2
.1812g (0,01モル)を加え、40℃におい
て4時間反応させ、ポリアミド酸を得た。このポリアミ
ド酸の還元粘度Cηsp/c)は1、50 d17gで
あった。つぎに、このポリアミド酸を350℃において
3時間熱処理することにより、で表される繰り返し単位
からなるポリイミドを得た。このポリイミドの機械的性
質と熱的性質を第1表に示す。
比較例2 4.41−ジアミノジフェニルエーテルに代え、4.4
′−ジアミノベンズアニリド 2.2728g(0,0
1モル)を用いたほかは比較例1と同様にした。ポリア
ミド酸は各種溶媒に不溶のため、還元粘度の測定は不可
能であった。つぎに、このポリアミド酸を350℃にお
いて3時間熱処理することにより、次式 で表される繰り返し単位のみからなるポリアミドイミド
を得た。このポリアミドイミドの機械的性質および熱的
性質を第1表に示す。なお、このポリアミドイミドから
成形したフィルムはきわめて脆いものであった。
第1表 〔発明の効果〕 本発明により機械的強度、とくに引張強度、弾性率に優
れ、高い耐熱性を有する新規ブロック共重合体が得られ
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ および 式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (両式中のm、nはいずれも2〜20の整数を示し、式
    中、Arは▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式
    、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼を表し、 Rは−O−、−S−、−CO−、−SO_2、−CH_
    2または▲数式、化学式、表等があります▼を表す)で
    表される繰り返し単位からなり、N,N−ジメチルアセ
    トアミドを溶媒とする0.5g/dl濃度の溶液の30
    ℃における還元粘度〔ηsp/c〕が0.3dl/g以
    上であるポリアミド酸を加熱環化してなる 式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ および 式〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、m、n、ArおよびRは上と同じ意味を有する
    。)で表される繰り返し単位を有する新規ブロック共重
    合体。 2、式〔V〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるアミノ基末端ポリアミド酸オリゴマーと、次
    式〔VI〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるアミノ基末端ポリアミド酸オリゴマー(両式
    中のm、nはいずれも2〜20の整数を示し、式中、A
    rは▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学
    式、表等があります▼ 、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式
    、表等があります▼を表し、 Rは−O−、−S−、−CO−、−SO_2−、−CH
    _2−または▲数式、化学式、表等があります▼を表す
    ) とを、テトラカルボン酸二無水物と反応させ、得られた
    ポリアミド酸を加熱環化させることを特徴とする新規ブ
    ロック共重合体の製造法。 3、式〔VII〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される酸無水物末端ポリアミド酸オリゴマーと、次
    式〔VIII〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される酸無水物末端ポリアミド酸オリゴマー(両式
    中のm、nはいずれも2〜20の整数を示し、式中、A
    rは▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学
    式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼を表し、 Rは−O−、−S−、−CO−、−SO_2−、−CH
    _2−または▲数式、化学式、表等があります▼を表す
    ) とを▲数式、化学式、表等があります▼または ▲数式、化学式、表等があります▼で表されるジアミン
    と反 応させ、得られたポリアミド酸を加熱環化させることを
    特徴とする新規ブロック共重合体の製造法。 4、上記式〔V〕または式〔VI〕で表されるアミノ基末
    端ポリアミド酸オリゴマーと、上記式〔VII〕または式
    〔VIII〕で表される酸無水物末端ポリアミド酸オリゴマ
    ーとを反応させ、得られた上記〔 I 〕および〔II〕で
    表される繰り返し単位を有するポリアミド酸を加熱環化
    させることを特徴とする新規ブロック共重合体の製造法
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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