JPS6278283A - 調湿性壁装材料 - Google Patents

調湿性壁装材料

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JPS6278283A
JPS6278283A JP21843885A JP21843885A JPS6278283A JP S6278283 A JPS6278283 A JP S6278283A JP 21843885 A JP21843885 A JP 21843885A JP 21843885 A JP21843885 A JP 21843885A JP S6278283 A JPS6278283 A JP S6278283A
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JP
Japan
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moisture
wall covering
covering material
water absorbing
alumina gel
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JP21843885A
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JPH0480145B2 (ja
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Takenori Kashiwara
建記 柏原
Akinobu Ando
安藤 彰信
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Kikusui Kagaku Kogyo KK
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Kikusui Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、室内の湿度の変動を緩和する機能を有する調
湿性壁装材料に関するしのであり、その利用は建築物の
室内の他、船室、自動車内等の輸送機械器具の産業界に
幅広く利用することができる。
(従来の技術) 従来より、居住環境を快適に利用する方法として、温度
制御と湿度制御が行なわれてきた。これらの制御の方法
はエアコン等の電気エネルギー等を消費する装置類によ
って達成することが可能であるが、エネルギー消費を伴
なうために経済的でないばかりか、居住者が不在または
装置の故障等により装置が運転されない場合には、制御
が不能となり、その為、結露を発生させたり、カビが繁
殖し部屋の居住環境を悪化させることがしばしばある。
また、従来より日本壁の荒土壁にみられるような、材料
に吸放湿の機能をもたせたパッシブ的手法もあった。し
かし、これら吸放湿機能を持ち比較的高い調湿力を示す
材料は、非常に厚みをとり、施工性が悪いばかりでなく
、表面に内装仕上材等で被覆されると、その調湿機能も
消失するものであった。
尚、ここで言う調湿力とは、温度1 ℃の変動における
単位面積当たりの吸放湿量を言い、絶対湿度の変動量を
温度の変動量で除したものに室内気積を掛け、それを該
材料の全内表面積で除したものである。
(発明が解決しようとする問題点) 発明が解決しようとする問題点とは、従来の技術におけ
る調湿機能を持った壁の施工性と、その壁表面を覆う壁
装材料によっては調湿力が制限される点にある。
(問題点を解決する為の手段) 本発明では、壁の表面を覆う壁装材料に調湿力を持たせ
て調湿力が制限されないようにすると同時に薄いシート
状で完成されたものとなっていて、その施工を従来から
ある壁装材と同様に容易にしている。
この為の構成として、非透湿性フィルムに吸水性のある
基材を積層したものに、アルミナゲルと粒径50μ以下
の高吸水ポリマーを必須成分とし、かつPVC55%以
上の塗料をコーティングした調湿性壁装材料を発明した
本発明を構成する非透湿性フィルムとは、アルミ箔、ス
テンレス箔、ポリエチレンフィルム等の透湿量が極めて
小さなもの、例えば透湿抵抗値が少なくとも250 (
m’−h−mmHg/g)以上のものが望ましい。
この透湿抵抗値が250 (m2・h−mmHg/g)
以下では、調湿性壁装材料をコンクリート壁面等の下地
に貼着し使用した場合、コンクリート中に余剰水として
存在する水分や、漏水等の原因から侵入する雨水等が壁
装材料の裏面より、後述する表面層に移行し、本来の調
湿機能が損なわれるばかりでなく、調湿性能が下地材料
と隔絶されていないと、下地の呼吸性と複合され、特に
長期的な放湿性能が悪化し、結果として調湿力そのもの
か減少する傾向が表われる。
本発明で言う吸水性のある基材とは、通常市販の壁紙等
で使用される基材材料と同じでよいが、吸放湿性を重要
な目的と考えているので、吸湿性のある綿、麻、やしな
どの植物繊維、毛、絹などの動物繊維、再生繊維、半合
成繊維、合成繊維を原料にした織布か好適である。
本発明におけるアルミナゲルとは、アルミナ系吸着剤と
して用いられる天然ボーキサイトを活性化したもの、ま
たは合成して作られたもののうち、製法上ヒドロゲルの
状態を経てつくられたものをいう。このアルミナ系吸着
剤のうち、特にアルミナゲルとしたのは、他の活性アル
ミナに比べ吸湿量を測る単位である吸湿容量が相対湿度
が高い時(露点に近い時)において特に大きい値を示す
からである。吸着容量とは吸着剤単位重量当り吸着しう
る水分量のことで、温度、湿度により値が変化する。
本発明では、水を毛管水として存在させる工夫を施して
いるが、それは後述する顔料体積濃度の調節も同様の理
由による。
次に、本発明における高吸水ポリマーの種類としては、
変性デンプン、セルロース系、アグリロ二トリルグラフ
ト化デンプン加水分解物系、ポリアクリロニトリル誘導
体系、ポリアクリルアミド系およびポリアクリル酸塩系
、酢酸ビニル/アクリル酸メチルコポリマーけん化物系
、ポリオキシエチレン系であって、いずれも親水基がポ
リオキシエチレン鎖またはカルボン酸側鎖のものである
半 小 川+=+!++  ビ − フし V 口 n
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゜コールなどの非イオン系、ポリスチレンスルホン酸、
ポリ−2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸などのスルホン酸系のポリマーの架橋物もある。
そして、この高吸水ポリマーの粒径を50μ以下と規定
したのは、50μ以上の粉粒体を塗料に用いた場合、乾
燥後の塗膜が吸水した時にこのポリマーの体積膨張によ
り塗膜が破壊する為である。
本発明における顔料体積濃度、すなわぢPVCが55%
以上である塗料とは、塗料を構成する主成分であるビヒ
クルと顔料の固型分体積中に占める顔料体積が55%以
上となるものを言う。通常、塗料はビヒクルと顔料、必
要に応じて分散剤、湿潤剤、防腐剤等の助剤によって構
成され、上述のPvCによってビヒクルが顔料を包む割
合が異なってくる。本発明の塗料の主要素としてのアル
ミナゲルと50μ以下の粒径の高吸水ポリマーは顔料成
分の1つとして計算している。
従がって、本発明に使用される塗料ビヒクルとしては、
合成樹脂エマルション(例えば、スチレンおよびその誘
導体、塩化ビニリデン、アクリル酸、メタクリル酸、イ
タコン酸、マレイン酸又はフマル酸などの不飽和カルボ
ン酸類、あるいはそれらの酸の例えば、メチル、エチル
、プロピル又はブヂルなどのエステル誘導体、同ニトリ
ル誘導体、同酸アミド誘導体、ヒドロキシエヂルーアク
リレート又は−メタアクリレート、ヒドロキシプロピル
−アクリレート又は−メタアクリレート、酢酸ビニル、
アリルアルコールおよびアリルエステル、などをモノマ
ーとするポリマーの単独又は2種以上の重合物又は混合
物からなるもの。)の他、造膜助剤、防腐剤等が使用さ
れる。
そして、顔料には、酸化チタン、タルク、クレー、亜鉛
華、各種着色顔料、炭酸カルシウム、珪石粉等があり、
他に必須成分としてのアルミナゲル、50μ以下の高吸
水ポリマー粉粒体を用いる。
また、本発明においては、本発明の目的を損なわない範
囲で一般的な塗料に使用することのできる各種の添加剤
を配合することができる。添加剤としては、分散剤、湿
潤剤、消泡剤、起泡剤、乳化剤、帯電防止剤等の界面活
性剤の他に、造膜助剤、凍結安定剤、可塑剤等の有機溶
剤、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、ヒドロ
キシメチルセルロース、ポリアクリル酸ソーダ、グアー
ガム等の増粘剤等が挙げられる。
(作 用) 本発明の調湿性壁装材料に用いられる塗料は、その塗料
成分中に調湿力(吸水性と放湿性)を持つアルミナゲル
と高吸水ポリマー粉粒体を含む為に乾燥塗膜も強い調湿
力を持つことになる。併せて、PVCを55%以上とし
た為に塗料ビヒクル中のバインダーである樹脂によって
その調湿力が阻害されることもない。
(実施例) 以下、本発明の調湿性壁装材料を製造する方法を図面と
ともに説明する。
まず、非透湿性フィルム1の上へ吸水性のある基材とし
ての織物3を2の接着剤を使用し積層するが、2の接着
剤には、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル酸エ
ステル、ポリアミド等の熱可塑性樹脂の粉末又はワニス
又はエマルションやポリエステル、アクリル酸エステル
、ビスフェノール型エポキシ、ポリイソシアネート、フ
ェノール等の熱硬化性樹脂の粉末又はワニス又はエマル
ションを使用することができる。
さらに、アルミナゲルと粒径50μ以下の高吸水ポリマ
ー粉粒体を必須成分とし、PVC55%以上である塗料
をコーティングし、乾燥させて調湿性壁装材料となる。
この壁装材料を実際に使用するに当たっては、非透湿性
フィルム側に接着剤を塗布して壁面等に貼り付ける。
実施例1 非透湿性フィルムにアルミ箔を使用し、アクリル酸エス
テル系の接着剤を介して綿織物を貼り付けた。そして、
その上へ塗料配合lの塗料をコーム、ζ、 b’ l 
+P−1111+ 1圧)よ−(塗料配合l) 原  材  料             配  合 
 量合成樹脂エマルシジン   283重量部(スチレ
ン・アクリル組成、NV=50%)酸化チタン    
     42重量部炭酸カルシウム      27
0重量部アルミナゲル       310重量部高吸
水ポリマー        2重量部(30μ、イソブ
チレンマレイン酸系)水          380重
量部 添  加  剤              I 0重
量部(PVC60%) 実施例2 非透湿性フィルムにポリエチレンフィルム(透湿抵抗が
300m’・h−mmHg/gのもの)を使用し、コロ
ナ放電加工した後酢酸ビニル系の接着剤を介して毛織物
を張り付けた3、そして、その上へ塗料配合2の塗料を
コーティングして製造した。
(塗料配合2) 原  材  料             配  合 
 量合成樹脂エマルンヨン   230重量部(アクリ
ル酸エステル組成、NV=50%)酸化チタン    
     42重量部炭酸カルシウム      27
0重量部アルミナゲル       310重量部高吸
水ポリマー        2重量部(50μ、ポリア
クリル酸ソーダ系) 水          380重量部 添  加  剤               10重
量部(PVC65%) 比較例には°下記の第1表に示す構成により作成した。
吸水性のある基材、接着剤、高吸水ポリマーの材質につ
いては実施例1と同一のものを用い、高吸水ポリマーに
ついては粒径の異なるものも試験した。
第■表中Aは非透湿性フィルムに用いた材料又は比較用
に用いた材料を示している。
また、第1表中のBは比較例に用いた塗料の特性を示し
たしのでその塗料のP V C値、アルミナゲルおよび
高吸水ポリマーの有無と高吸水ポリマーの粒径種別を示
している。
第1表 尚、その塗料配合を下記第2表に記す。数値は重量部で
あり合成樹脂エマルションは実施例1と同じエマルショ
ンを用いた。
そして、これらの実施例比較例による壁装材料の調湿性
能と耐候性を試験した結果を第3表に示す。この表中に
は比較例6として市販の織布製の壁布も同一試験に加え
た。この表中の1週間後調湿力とはlocm厚のコンク
リート板に壁装材料を貼若して1週間経過させた後に、
調湿力測定を行なった。
促進耐候性はサンシャ、インウェザ−メーターに供試し
200時間後の表面状態を目視により評価した。この目
視による評価で異常のないものを○、割れ、フクレ等の
異常のみられるものは×とした。
第3表 (発明の効果) 本発明による調湿性壁装材料は、従来の壁布に比へて格
段の調湿力があるばかりか、その調湿力ら持続すること
が解る、また、その促進耐候性の結果からも解せ′られ
るように通常の使用条件下であれば数年は異常がないこ
とが推定される。
このように、本発明の調湿性壁装材料はその高い調湿力
とその持続性により、壁面等に張り付ける)= +すで
、従来の日本壁間様の調ん1効果を得ろことか可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の調湿性壁装材料の構成を示す拡大断面
図である。 I・・・非透湿性フィルム、2・・・接若剤、3・・・
吸水性のある基材、4・・塗料 特許出願人      菊水化学工業株式会社代表者 
遠 山 昌 夫

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルミ箔、ステンレス箔等の非透湿性フィルムに、吸水
    性のある基材を積層したものに、アルミナゲルと粒径5
    0μ以下の高吸水ポリマー粉粒体を必須成分とし、かつ
    顔料体積濃度(以下PVCと称す。)が55%以上であ
    る塗料をコーティングしたことを特徴とする調湿性壁装
    材料。
JP21843885A 1985-10-01 1985-10-01 調湿性壁装材料 Granted JPS6278283A (ja)

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JPH0480145B2 JPH0480145B2 (ja) 1992-12-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005116155A1 (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Nippon Paint Co., Ltd. 塗料組成物、塗膜及び水中摩擦低減方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005116155A1 (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Nippon Paint Co., Ltd. 塗料組成物、塗膜及び水中摩擦低減方法
JPWO2005116155A1 (ja) * 2004-05-26 2008-04-03 日本ペイント株式会社 塗料組成物、塗膜及び水中摩擦低減方法
JP5008397B2 (ja) * 2004-05-26 2012-08-22 日本ペイント株式会社 塗料組成物、塗膜及び水中摩擦低減方法
US8263684B2 (en) 2004-05-26 2012-09-11 Nippon Paint Co., Ltd. Coating composition, coating film, and method of reducing underwater friction

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JPH0480145B2 (ja) 1992-12-17

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