JPH01230456A - 吸放湿性を有する石膏ボード - Google Patents

吸放湿性を有する石膏ボード

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JPH01230456A
JPH01230456A JP22008788A JP22008788A JPH01230456A JP H01230456 A JPH01230456 A JP H01230456A JP 22008788 A JP22008788 A JP 22008788A JP 22008788 A JP22008788 A JP 22008788A JP H01230456 A JPH01230456 A JP H01230456A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、美術館、博物館、展示室、貯蔵庫。
一般住宅等において、内装材、主として内装下地材とし
て使用される石膏ボードに関するものである。
[従来の技術] 美術館、博物館、展示室、貯蔵庫等においては、そこに
置かれている貴重な美術品や資料等の保存性を良好にす
るために、特に室内に湿度変動のないように、空調設備
が利用されていることは勿論のこと、吸放湿性能に優れ
た特性を呈する木質材による内装材か使用されている。
[発明か解決しようとする課題] ところで、前記従来の木質材による内装材は、虫害、腐
食等に対しての問題が存するはかりてなく、防火性に対
する弱点をも有している。
なお、近年、前記防火性に対する問題を解消する内装材
として、無機質系素材による調湿ボーI’、例えば、珪
酸力ルシュウム板や無機質繊維による繊維板からなる調
湿ホードの利用か計られているが、価格、取り扱い特性
1機械的強度等において満足されるものではないのが実
情である。
これに対して本番発明は、吸放湿性能において優れた特
性を有するものであり、しかも、防火性、虫害や腐食に
対しての抵抗性等に優れ、更には、価格、取り扱い特性
9機械的強度等においても十分に満足し得る石膏ボード
を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 末弟1の発明は、石膏ボード中の1配合成分として無機
系の吸放湿性添加物が配合されているものである。  
末弟2の発明は、石膏ボード中の1配合成分として無機
系の吸放湿性添加物が配合されているものである。
末弟3の発明は、石膏ボード中の配合成分として、無機
系の吸放湿性添加物と有機系の吸放湿性添加物とのうち
の少なくともいずれかの一方の添加物が配合されている
ものである。
また、末弟4の発明は、石膏ポート中の配合成分として
、無機系の吸放湿性添加物と有機系の吸放湿性添加物と
のうちの少なくともいずれかの一方の添加物か配合され
ているものであって、しかも、ボードの表面が、吸放湿
性の塗装膜で被覆さねているものである。
さらにまた、末弟5の発明は、石膏ボード中の配合成分
として、無機系の吸放湿性添加物と有機系の吸放湿性添
加物とのうちの少なくともいずれかの一方の添加物が配
合されているものであって、しかも、ボードの表面が、
吸放湿性の壁紙で被覆されているものである。
前記各構成からなる本番発明の石膏ボードにおいて、石
膏ポート中の吸放湿性添加物が無機系の吸放湿性添加物
のみの場合には、これが石膏100重量部に対して3重
量部未満になると、石膏ボードに十分な吸放湿性能が得
られ難くなることがあり、また、50重量部を越えると
石膏ボードの硬度が不十分になり易くなる。
また、石膏ボード中の吸放湿性添加物が有機系の吸放湿
性添加物のみの場合には、これが石膏100重量部に対
して1重量部未満になると、石膏ボードに十分な吸放湿
性能が得られ難くなることがあり、また、20重量部を
越えると石膏ボードの硬度が不十分になり易くなる。
本番発明の前記石膏ボードは、該石膏ボード成形用素材
をなす石膏組成物中に添加される配合成分と゛しては、
無機系の吸放湿性添加物と有機系の吸放湿性添加物との
うちの少なくともいずれかの一方の添加物のみでも十分
であるが、前記吸放湿性添加物に加えて、石膏ボードの
機械的強度、防火性、耐火性等の向上を計る目的で、前
記吸放湿性添加物以外の少量の有機質繊維、無機質繊維
、有機質樹脂によるバインダー成分等の補助配合成分が
添加されていても良いことは勿論である。
なお、前述の補助配合成分には、例えば、ロックウール
、セラミックウール、ガラス繊維等の無機質繊維、セル
ロース、ポリアミド、ポリオレフィン等による有機質繊
維、澱粉、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ポリビニル
アルコール、酢酸ビニル樹脂、アクリル系樹脂等の水性
エマルジョンからなる有機質バインダー等が利用される
が、前記有機質繊維や有機質バインダーは、石膏ボード
の不燃性が損なわれることのないような範囲で使用され
るものであることは勿論であり、−数的に、石膏100
重量部に対して、有機系の吸放湿性添加物をも含めて石
膏ボード中の全有機質成分が20重量部以下に抑えられ
ていることが好ましい。
また、繊維成分は、例えば、不織布、ネット。
繊維束等の形態で使用され得るものである。
更に、末弟4の発明における塗装膜は、通気性や吸放湿
性を有するエマルジョン塗料、吸放湿性添加物が大量に
混合されている塗料、更には、塗料の乾燥時にミクロン
オーダーのピンホールが無数に生成するような性質の塗
料等によって形成されるものてあり、また、末弟5の発
明における吸放湿性の壁紙は、ナイロンやポリエステル
等の合成繊維製織布タイプの通気性を有する壁紙、ピン
ホールを有する塩ビグロス類の壁紙、羊毛、レーヨン、
絹、綿等の吸放湿性を有する素材による織布タイプの壁
紙等が使用される。
前記各構成からなる本名発明の石膏ボードは、従来の石
膏ボードを得る場合と同様の方法によって容易に得られ
るものである。
すなわち、一般の石膏ボードを成形する際の石膏ホード
成形用組成物に対して、さらに、無機系の吸放湿性添加
物または有機系の吸放湿性添加物あるいはこれらの両添
加物を添加した混合組成物による石膏ボード用スラリー
を、石膏ボード原紙に注型し、その周囲をラップした状
態で乾燥、硬化することによって容易に得られるもので
ある。
なお、前記各構成からなる本発明の吸放湿性を有する石
膏ボードにおいては、例えは、セピオライト、アタパル
ジャイト、モンモリロナイト、ケイソウ土、ゾノトライ
ト、シリカゲル。
および活性白土の中から選択される1種以上の粘土鉱物
からなる無機系の吸放湿性添加物や、ポバール、CMC
,ポリエヂレンオキサイド。
澱粉、ポリアクリル酸ソーダからなる水溶性高分子物質
、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、あるいは合成ゴム系樹
脂を前記水溶性高分子物質で変性させた吸水性高分子物
質、天然繊維、再生繊維、半合成繊維、および、吸湿性
合成繊維の中から選択される1種以上の有機質物質から
なる有機系の吸放湿性添加物等が使用される。
[実施例] 以下、本名発明の吸放湿性を有する石膏ボードの具体的
な構成を、製造実施例に基づいて説明する。
実施例1 β−石膏[吉野石膏(株)製]100重量部に対してセ
ピオライト10重量部を配合し、これに水を適量混入し
て得られた石膏スラリーを、市販の石膏ボード用原紙の
間に流し、石膏ボード用原紙でラップした後、硬化、乾
燥することによって、本発明の1実施例品である厚さ1
2mm、  1辺の長さが100mmの石膏ボード[A
Iコを得た。
実施例2 前記実施例1における石膏ボード[A1]の片側表面に
、接着剤[クロスノールA:矢沢化学 150 g/m
2]を利用して、ビニロン製のクロス[用品織物 #2
036 ]を貼着し、本発明の別の実施例品である石膏
ボード[A2]を得た。
実施例3 前記実施例1における石膏ボード[A1]の片側表面に
、シリカを主成分とする水性塗料を、塗布量30037
m2に塗布、乾燥して、本発明の別の実施例品である石
膏ボード[A3]を得た。
実施例4 β−石膏[吉野石膏(株)製]100重量部に対してセ
ピオライト40重量部を配合し、これに水を適量混入し
て得られた石膏スラリーを、市販の石膏ボード用原紙の
間に流し、硬化、乾燥することによって、本発明の1実
施例品てある厚さ12mm、1辺の長さが100mmの
石膏ボード[Bl ]を得た。
実施例5 前記実施例4における石膏ボード[Bl ]の片側表面
に、接着剤[クロスノールA、矢沢化学: 150g/
m2]を利用して、ビニロン類のクロス[川島織物#2
036]を貼着し、本発明の別の実施例量である石膏ボ
ード[B11を得た。
実施例6 前記実施例4における石膏ボード[B1]の片側表面に
、シリカを主成分とする水性塗料を、塗布量300 g
/m2に塗布、乾燥して、本発明の別の実施例量である
石膏ボード[B11を得た。
実施例7 β−石膏[吉野石膏(株)製]100重量部に対してシ
リカゲル5重量部を配合し、これに水を適量混入して得
られた石膏スラリーを、市販の石膏ボード用原紙の間に
流し、石膏ボード用原紙でラップした後、硬化、乾燥す
ることによって、本発明の別の実施例量である厚さ12
mm、  1辺の長さが100mmの石膏ボード[C7
]を得た。
実施例8 前記実施例7における石膏ボード[C1]の片側表面に
、接着剤[クロスノールA、矢沢化学+ 150 g/
m2]を利用して、ビニロン類のクロス[川島織物#2
036]を貼着し、本発明の別の実施例量である石膏ボ
ード[C2]を得た。
実施例9 前記実施例7における石膏ボード[C1]の片側表面に
、シリカを主成分とする水性塗料を、塗布量300 g
/m2に塗布、乾燥して、本発明の別の実施例量である
石膏ボード[C3]を得た。
実施例10 β−石膏[吉野石膏(株)製]100重量部に対してシ
リカゲル10重量部を配合し、これに水を適量混入して
得られた石膏スラリーを、市販の石膏ボード用原紙の間
に流し、石膏ボード用原紙でラップした後、硬化、乾燥
することによって、本発明の別の実施例量である厚さ1
2mm、1辺の長さが100mmの石膏ボード[D1]
を得た。
実施例11 前記実施例10における石膏ホード[D1]の片側表面
に、接着剤[クロスノールA:矢沢化学・150 g/
m2]を利用しC、ビニロン類のクロス[川島織物#2
03B]を貼着し、本発明の別の実施例量である石膏ボ
ード[D2]を得た。
実施例12 前記実施例10における石膏ボード[D1]の片側表面
に、シリカを主成分とする水性塗料を、塗布量300 
g/m2に塗布、乾燥して、本発明の別の実施例量であ
る石膏ボード[D3]を得た。
実施例13 β−石膏[吉野石膏(株)製コ100重量部に対して、
シリカゲル10重量部、1インヂにカットされているガ
ラス繊維3重量部、メラミン樹脂1重量部を配合し、こ
れに水を適量混入して得られた石膏スラリーを、表面に
ガラス繊維製のネットが載置されている石膏ボード用原
紙の間に流し、石膏ボード用原紙でラップした後、硬化
、乾燥することによって、本発明の別の実施例量である
厚さ21mm、1辺の長さが100mmの石膏ボード[
E]を得た。
比較例1 β−石膏[吉野石膏(株)製]に水を適量混入して得ら
れた石膏スラリーを、市販の石膏ボード用原紙の間に流
し、石膏ホード用原紙でラップした後、硬化、乾燥する
ことによって、厚さ12mm、1辺の長さが100mm
の比較のための石膏ホード[F]を得るとともに、厚さ
12mm、  1辺の長さが100mmの市販の杉板か
らなるボード[G]を比較のための吸放湿性を有するホ
ードとして準備した。
実験1 前記実施例1〜13013種類の石膏ボードおよび比較
のための2種類のボードについて、各ボードの表面を露
出させ、その他の石面をアルミニュウムテープでシール
した状態にし、(1)25℃、R)150%の雰囲気中
に24時間放置した後に25℃、R890%の雰囲気中
に24時間放置した際の吸湿量(g/m2)と、(2)
25℃、R1150%の雰囲気中に24時間放置した後
に25℃、R1(90%の雰囲気中に24時間放置し、
これを更に、25℃、 R850%の雰囲気中に24時
間放置した際の放湿量(g/m2)との、 測定結果、各ボードの硬さ、および各ボードを2枚重ね
にしたボードのJIS 八−1312に基づく不燃性試
験の結果を、それぞれ第1表に示す。
なお、第1表中においては、建造物のボード内装材とし
て十分な硬さを有しているものを○て表示した。
第1表 実験2 前記実施例13で得られた石膏ボード[E]を2枚重ね
にしたボードは、JIS A−1304に基づく耐火試
験で、2時間耐火に対して合格する耐火性を有している
ことか確認された。
また、2時間の水浸漬試験に付したところ、ボードには
膨れの発生がなく、優れた耐水性を有していることが確
認された。
実験3 前記実施例13による石膏ボード[E]を施工した建造
物と、前述の比較のための石膏ボード[F]を施工した
建造物とについての調湿性の試験をしたところ、夏季気
温25〜35℃。
8850〜85%の外気τ囲気中で、前者の建造物内の
湿度はRH55〜60%であったが、後者の建造物内の
湿度は60〜80%てあった。
なお、前記石膏ボードの施工は、A/V=1.0(1/
m)  [室内の石膏ボード面の面積(m2)・・・A
、室内の体積(m3)・・・■]で実施したものである
実施例14 β−石膏[吉野石膏(株)製]100重景部に対してポ
リエチレンオキサイド(PEO)5重量部を配合し、こ
れに水を適量混入して得られた石膏スラリーを、市販の
石膏ポート用原紙の間に流し、石膏ボード用原紙でラッ
プした後、硬化、乾燥することによって、本発明の1実
施例品である厚さ12mm、1辺の長さが100mmの
石膏ボード[H1]を得た。
実施例15 前記実施例14における石膏ボード[H1]の片側表面
に、接着剤[クロスノールA:矢沢化学 150 g/
m2]を利用して、ビニロン製のクロス[川島織物 #
2036 ]を貼着し、本発明の別の実施例量である石
膏ボード[H2]を得た。
実施例16 前記実施例14における石膏ボード[H1]の片側表面
に、シリカを主成分とする水性塗料を、塗布量300 
g/m2に塗布、乾燥して、本発明の別の実施例量であ
る石膏ボード「H3]を得た。
実施例17 β−石膏[吉野石膏(株)製]100重量部に対してセ
ビオライト20重量部とポリビニルアルコール[(株)
クラレ製コ2重量部とを配合し、これに水を適量混入し
て得られた石膏スラリーを、市販の石膏ボード用原紙の
間に流し、硬化、乾燥することによって、本発明の1実
施例品である厚さ12mm、1辺の長さが100mmの
石膏ボード[J1]を得た。
実施例18 前記実施例17における石膏ボード[J1]の片側表面
に、接着剤[クロスノールA・矢沢化学: 150 g
/m2]を利用して、ビニロン製のクロス[川島織物#
203B]を貼着し、本発明の別の実施例量である石膏
ボード[J2]を得た。
実施例19 前記実施例17における石膏ボード「J1]の片側表面
に、シリカを主成分とする水性塗料を、塗布量300 
g/m2に塗布、乾燥して、本発明の別の実施例量であ
る石膏ボード[J3]を得た。
実施例20 β−石膏[吉野石膏(株)製]100重量部に対してア
クリル酸ソーダ[東亜合成(株)製]5重量部を配合し
、これに水を適量混入して得られた石膏スラリーを、市
販の石膏ボード用原紙の間に流し、石膏ボード用原紙で
ラップした後、硬化、乾燥することによって、本発明の
別の実施例量である厚さ12mm、1辺の長さが100
mmの石膏ボード[K1]を得た。
実施例21 前記実施例20における石膏ボード[Kl ]の片側表
面に、接着剤[クロスノールA 矢沢化学・150 g
/m2]を利用して、ビニロン製のクロス[川島織物#
2036]を貼着し、本発明の別の実施例量である石膏
ボード[K2]を得た。
実施例22 前記実施例20におi−する石膏ボード[K1]の片側
表面に、シリカを主成分とする水性塗料を、塗布量30
0 g/m2に塗布、乾燥して、本発明の別の実施例量
である石膏ボード[K3]を得た。
実施例23 β−石膏[吉野石膏(株)製]100重量部に対してシ
リカゲル5重量部とアクリル系吸水ポリマー[旭電化(
株)製]2重量部とを配合し、これに水を適量混入して
得られた石膏スラリーを、市販の石膏ボード用原紙の間
に流し、石膏ポート用原紙てラップした後、硬化、乾燥
することによって、本発明の別の実施例量である厚さ1
2mm、1辺の長さが100mmの石膏ボード[L1]
を得た。
実施例24 前記実施例23における石膏ボード[Ll ]の片側表
面に、接着剤[クロスノールA・矢沢化学 150 g
/m2」を利用して、ビニロン製のクロス[用量織物#
2036]を貼着し、本発明の別の実施例量である石膏
ボード[L2]を得た。
実施例25 前記実施例23における石膏ボード[L1]の片側表面
に、シリカを主成分とする水性塗料を、塗布量300 
g/m2に塗布、乾燥して、本発明の別の実施例量であ
る石膏ボード[L3]を得た。
実施例26 β−石膏[吉野石膏(株)製]1oo重量部に対して、
シリカゲル5重量部、アクリル系吸水ポリマー[旭電化
(株)製コ2重量部、1インチにカットされているガラ
ス繊維3重量部、メラミン樹脂1重量部を配合し、これ
に水を適量混入して得られた石膏スラリーを、表面にガ
ラス繊維製のネットが載置されている石膏ボード用原紙
の間に流し、石膏ボード用原紙でラップした後、硬化、
乾燥することによって、本発明の別の実施例量である厚
さ21mm、1辺の長さか100mmの石膏ボード[M
]を得た。
実験4 前記実施例14〜26の13種類の石膏ボードについて
、前述の実験1におけるものと同一の実験を行ない、各
ボードの吸湿量、放湿量、硬さ、および不燃性試験の結
果を、前記比較例1における石膏ボードおよび市販の杉
板についての実験結果と併せて、第2表に示す。
なお、第2表中においては、建造物のボード内装材とし
て十分な硬さを有しているものを○で表示した。
第2表 実験5 前記実施例26で得られた石膏ポート[M]を2枚重ね
にしたボードは、JIS 八−1304に基づく耐火試
験で、2時間耐火に対して合格する耐火性を有している
ことが確認された。
また、2時間の水浸漬試験に付したところ、ボードには
膨れの発生がなく、優れた耐水性を有していることが確
認された。
実験6 前記実施例26による石膏ボード[M]を施工した建造
物についての調湿性の試験をしたところ、夏季気温25
〜35℃、R)150〜85%の外気霊囲気中て、建造
物内の湿度は、R855〜60%であった。
なお、前記石膏ボードの施工は、A/V =’t、。
(1/m)  [室内の石膏ボード面の面積(m2)・
・・A、室内の体積(m3)・・・V]て実施したもの
である。
[発明の作用、効果コ 来客発明の吸放湿性を有する石膏ボードは、無機系の吸
放湿性添加物、または有機系の吸放湿性添加物、あるい
はこれらの両者が配合されている石膏ボードてあり、該
ポート中の前記吸放湿性添加物か前記石膏ボードに調゛
湿性能をもたらすものである。
したかって、前記来客発明の石膏ボードは、吸放湿性に
おいて優れた作用を奏するものであり、例えば、美術館
、博物館、展示室、貯蔵庫。
一般住宅等における従来の吸放湿性内装材たる木質内装
材に代えて使用され得るに十分な調湿性能を奏するもの
であり、しかも、虫害、腐食等に対する耐性、および防
火性能等においても良好な性質を有するものである。
また、来客発明の石膏ボードは、従来の無機質系累月に
よる調湿ポート、例えは、珪酸力ルシュウム板や無機質
繊維による繊維板に比較して、価格か低廉であるばかり
か、ポート内装材に対して必要とされるに十分な硬さを
有しており、取り扱い特性5機械的強度等においても優
れた作用を奏するものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機系の吸放湿性添加物が配合されていることを
    特徴とする吸放湿性を有する石膏ボード。
  2. (2)有機系の吸放湿性添加物が配合されていることを
    特徴とする吸放湿性を有する石膏ボード。
  3. (3)無機系の吸放湿性添加物と有機系の吸放湿性添加
    物とのうちの少なくともいずれか一方の添加物が配合さ
    れていることを特徴とする吸放湿性を有する石膏ボード
  4. (4)吸放湿性を有する塗装膜がボード表面に形成され
    ている特許請求の範囲第1項〜第3項の中のいずれか1
    項記載の石膏ボード。
  5. (5)吸放湿性を有する壁紙がボード表面に形成されて
    いる特許請求の範囲第1項〜第4項の中のいずれか1項
    記載の石膏ボード。
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