JPS6274959A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JPS6274959A
JPS6274959A JP21841385A JP21841385A JPS6274959A JP S6274959 A JPS6274959 A JP S6274959A JP 21841385 A JP21841385 A JP 21841385A JP 21841385 A JP21841385 A JP 21841385A JP S6274959 A JPS6274959 A JP S6274959A
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久夫 古川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水分により室温硬化しうるシリル基末端化合
物と、シラノール縮合触媒である有機錫化合物及びポッ
トライフ調節剤としてメルカプト基含有化合物を有効成
分として含有する新規な硬化性組成物に関する。
湿分硬化性シリル官能基を末端に有する化合物は、塗料
、コーテイング材、接着剤、密封剤などとして有用な材
料である。
(従来の技術と間頃点) しかしながらシリル基含有化合物の硬化特性については
、硬化剤の種類により大きく影響を受けるため、用途に
合った硬化剤の選択が不可欠である。例えばシリル基含
有化合物−有機錫化合物を自動車補修用塗料として用い
た場合、ポットライフ、外観性と硬化性のバランスが悪
く、実用上使用するには問題が多い。すなわち有機錫化
合物の使用量を少なくすればポットライフ、外観性は向
上するが、硬化性が悪くなり、一方、有機錫化合物の使
用量を多くすると硬化性は実用上問題ないが、ポットラ
イフと外観性は極端に低下するので、実用上の大きな障
壁となっていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、この問題に対し鋭意研究した結果、有機
錫化合物にメルカプト基含有化合物を添加すると殆んど
触媒活性は低下せず、その一方で、ポットライフ及び外
観性が向上するという実用上極めて重要な硬化剤となり
得ることを見出した。
すなわち本発明は、 λ)式 %式% 〔式中、几1.R2は水素又は炭素数1〜10までのア
ルキル基、アリール基、アラルキル基より選ばれる1価
の炭化水素基、Xはハロゲン、アルコキシ基、アシルオ
キシ基、ケトキシメート基、アミド基、酸アミド基、ア
ミノオキシ基およびメルカプト基より選ばれる基、””
011又は2の整数〕で示されるシリル基を分子中に少
なくとも1つ有するポリエステル、エーテルエステルブ
ロック共重合体、ビニル系重合体、ジアリルフタレート
系化合物、ジアリルフタレート系化合体、エポキシ系化
合物の1種又は2種以上の混合物 (B)有機錫化合物 (c)メルカプト基含有化合物 上記成分(A)、 [B)、(Qを有効成分として含有
する硬化性組成物である。
本発明のシリル基含有化合物(A)の製造は種々の方法
で可能である。例えば■炭素−炭素二重結合を有するビ
ニル系閏脂とヒドロシランとによるヒドロシリル化反応
、■ビニル系化合物と重合性二重結合を有するシリル化
合物との共重合、・、■エポキシ基を有する化合物とア
ミノシラン又はメルカプトシラン等との反応がある。■
、■の詳細な合成方法については特開昭54−3639
5、特開昭57−68351、特公昭59−1428 
等に示されている。■の方法におけるエポキシ系化合物
は、例えばビスフェノールAタイプ、エポキシウレタン
タイプ、ノボラックタイプ等のエポキシFiJRFiと
r−アミノプロピルトリメトキシシラン、r(2−アミ
ノエチル)−アミノプロビルトリメトキシシラン等アミ
ノシラン化合物又はr−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン等メルカプトシラン化合物を反応させることに
より得られる。反応条件は、溶媒として例えばトルエン
、キシレンなどを用い、無水の状態で70〜80°Cで
これらを数時間撹拌混合すればよい。
本発明に用いられる有機錫化合物(B)は、オクチル酸
錫、ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル賜マレート、
等のカルボン酸型有機錫化合物;モノブチル錫サルファ
イド、ジオクチル錫メルカプタイド等のスルフィド型、
メルカプチド型有機錫化合物;ジオクチル場オキサイド
等の有機錫オキサイド;有機錫オキサイドとエチルシリ
ケート、エチルシリケート40、マレイン酸ジメチル、
フタル酸ジオクチル等のエステル化合物との反応による
化合物が有効である。これら触媒は、シリル基含有化合
物100重量部に対し0.0001〜50重量部、好ま
しくは0.001〜30 重量部用いられる。
本発明に用いられるメルカプト基含有化合物(C)とし
では、n−ドデシルメルカプタン、tert−ブチルメ
ルカプタン等アルキルメルカプタン;r−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシラン等メルカプトシラン;2−メ
ルカプトプロピオン酸、チオサリチル酸等カルボン酸:
チオグリコール酸2−エチルヘキシル等エステル化合物
;カブキュア3−800 (ダイヤモンドジャムロック
ケミカルズ社製、両末端がメルカプト基であるポリエー
テル)等のポリマー、やチオフェノール、チオ安息香酸
等が使用される。これらメルカプト基含有化合物は、有
機錫化合物に対して重量比で0.05〜20、好ましく
は0,1〜10の範囲である。
有機錫化合物とメルカプト基含有化合物は、あらかじめ
所定M混合した状態てシリル基含有化合物に加えても、
また別々に添加してもよい。
本発明に係る組成物は、使用前にシリル基含有化合物と
有機錫化合物、メルカプト基含有化合物を混合する方法
(2液型)でも、あらかじめ混合物に安定剤を加え、水
分の混入のない状態で保存し、そのまま用いる方法(1
液型)でも、どちらでもよい。本発明の組成物には、成
分(A)、 (B)及び(C)に加えて、その他各種の
充填剤、顔料、紫外線吸収剤、酸化防止剤、艶消し剤、
レベリング剤等の通常の添加剤を公知有効濃度を含むこ
とができる0 (効果) 本発明の組成物は、常温〜高温短時間で硬化可能である
こと、及び硬化物の密着性、耐候性等の物性が優れてい
ることから無機物及び有機物表面に対する塗料、コーテ
ィング剤、プライマー、接着剤等として有用である。特
に低温硬化可能ということから、橋りょう等の防蝕用、
上塗り用、自動車補修用塗料、有機物表面に対する塗料
等としても有効である。また現在、塗料、コーティング
剤、プライマー、接着剤として用いられている種々の樹
脂とブレンドすることが可能であり、例えばラッカー系
塗料、アクリルラッカー系塗料、熱硬化型アクリル塗料
、アルキッド塗料、メラミン塗料、エポキシ系塗料等と
適切な割合で混合し使用することかでき、これら塗料、
コーティング剤の密着性、耐候性等の物性を向上させる
ことができる。
(実施例) 以下本発明を実施例によって説明する。
合成例1 110℃に加熱した450ダのキシレンに、スチレン1
50.17.ブチルアクリレート30 Q f。
メチルメタクリレ−)430f、r−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシランlOOダ、アクリルアミド2
0y1アゾビスイソブチロニトリル18ダからなる混合
液を、リフランクス下、5時間にわたって滴下し、更に
アゾビスイソブチロニトリル1gとキシレン90gから
なる混合液を1時間滴下し、後重合2時間行い、固形分
濃度64%の溶液を得た。溶液粘度は25゛Cで120
ポ・イズであった。得られたシリル基含有化合物のGP
C法による数平均分子量はt o、o o oであった
実施例1〜5 比較例1 合成例1で得られたシリル基含有化合物を、キシレンに
て固形分濃度35%に希釈した後、ジオクチル錫シマレ
ート2重量部、メルカプト基含有化合物1重量部加えた
。得られた組成物を予めランカプラサフを塗装しておい
た磨き軟鋼板上にスプレー塗装し、20°C130分セ
ツティングをした後、60°Cでの硬化性及び20°C
でのポットライフ等物性測定を行った。結果を表1に示
した。
比較例として、メルカプト基含有化合物を使用しない場
合も併記した。
物性測定は以下の方法に従った。
a)外観性:ラッカープラサフ上のクリヤー塗膜の塗面
状態の良否で判定した。
O・・・塗面状態良好 ×・・・塗面状態不良 b)硬化性(マスキング性):セッティング後、60°
Cで塗膜上に マスキングテープ (日東電気工業(掬 製紙粘着テープN0 720)を所定時 開缶にはってゆき、 テープ跡の状態、 またはテープ跡が 残らなくなるまで の時間で判定した。
C)ポットライフ:調製した組成物709を100匡デ
スカツプ(テラオカ製) にとり、20°Cの開放状態で 静置し、イワタカップで調整 後、2時間の粘度変化を調べ た。
d)鉛筆硬度: JIS−5400に基づき測定した。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1、R^2は水素又は炭素数1〜10まで
    のアルキル基、アリール基、アラルキル基より選ばれる
    1価の炭化水素基、Xはハロゲン、アルコキシ基、アシ
    ルオキシ基、ケトキシメート基、アミド基、酸アミド基
    、アミノオキシ基およびメルカプト基より選ばれる基、
    a=0、1又は2の整数〕で示されるシリル基を分子中
    に少なくとも1つ有するポリエステル、エーテルエステ
    ルブロック共重合体、ビニル系重合体、ジアリルフタレ
    ート系化合物、ジアリルフタレート系共重合体、エポキ
    シ系化合物の1種又は2種以上の混合物 (B)有機錫化合物 (C)メルカプト基含有化合物 上記成分(A)(B)(C)を有効成分として含有する
    硬化性組成物。
  2. (2)成分(A)が分子量300〜8,000のポリエ
    ステルである特許請求の範囲第1項記載の硬化性組成物
  3. (3)成分(A)が分子量300〜20,000のエー
    テルエステルブロック共重合体である特許請求の範囲第
    1項記載の硬化性組成物。
  4. (4)成分(A)が分子量300〜20,000のビニ
    ル系重合体である特許請求の範囲第1項記載の硬化性組
    成物。
  5. (5)成分(A)がジアリルフタレートモノマー又は分
    子量20,000以下のジアリルフタレートプレポリマ
    ーである特許請求の範囲第1項記載の硬化性組成物。
  6. (6)成分(A)が、分子量300〜20,000のジ
    アリルフタレートとアクリル酸エステル、又はメタクリ
    ル酸エステル共重合体である特許請求の範囲第1項記載
    の硬化性組成物。
  7. (7)エーテルエステルブロック共重合体のエーテル部
    分の分子量が100〜500である特許請求の範囲第3
    項記載の硬化性組成物。
  8. (8)ビニル系重合体がアクリル酸エステル、又はメタ
    クリル酸エステルを含む重合体である特許請求の範囲第
    4項記載の硬化性組成物。
  9. (9)ジアリルフタレートとアクリル酸エステル又はメ
    タクリル酸エステル共重合体のジアリルフタレートの含
    量が5〜100mol%である特許請求の範囲第6項記
    載の硬化性組成物。
  10. (10)成分(C)のメルカプト基含有化合物がn−ド
    デシルメルカプタンである特許請求の範囲第1項記載の
    硬化性組成物。
  11. (11)成分(C)のメルカプト基含有化合物がr−メ
    ルカプトプロピルトリメトキシシランである特許請求の
    範囲第1項記載の硬化性組成物。
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