JPS6274948A - パ−オキサイド加硫可能な含フツ素弾性状重合体組成物 - Google Patents
パ−オキサイド加硫可能な含フツ素弾性状重合体組成物Info
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- JPS6274948A JPS6274948A JP21559485A JP21559485A JPS6274948A JP S6274948 A JPS6274948 A JP S6274948A JP 21559485 A JP21559485 A JP 21559485A JP 21559485 A JP21559485 A JP 21559485A JP S6274948 A JPS6274948 A JP S6274948A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
し産業上の利用分野]
本発明は、耐熱性、体積固有抵抗および非固着性に特に
優れた硬化物を与えろパーオキサイド加硫可能な含フッ
素弾性状重合体組成物に関する。
優れた硬化物を与えろパーオキサイド加硫可能な含フッ
素弾性状重合体組成物に関する。
[従来技術]
従来から用いられているパーオキサイド加硫可能な含フ
ッ素ゴム状弾性体組成物は、カーボンブラックなどの充
填剤や酸化鉛、水酸化カルシウムなどの受酸剤またはス
テアリン酸ソーダなどを必要とするものであり、耐熱性
、体積固有抵抗および非固着性の性質において満足でき
ろものではない。また、用いる含フッ素ゴム状蝉性体は
一般にその生産時に60〜150℃で加熱乾燥処理が行
なわれているが、この加熱乾燥処理だけでは、体積固有
抵抗および非固汁性の性質において未だ充分なものが得
られない。
ッ素ゴム状弾性体組成物は、カーボンブラックなどの充
填剤や酸化鉛、水酸化カルシウムなどの受酸剤またはス
テアリン酸ソーダなどを必要とするものであり、耐熱性
、体積固有抵抗および非固着性の性質において満足でき
ろものではない。また、用いる含フッ素ゴム状蝉性体は
一般にその生産時に60〜150℃で加熱乾燥処理が行
なわれているが、この加熱乾燥処理だけでは、体積固有
抵抗および非固汁性の性質において未だ充分なものが得
られない。
[発明の目的]
本発明の目的は、従来から知られている耐溶剤性、耐油
性、耐薬品性を損なうことな(耐熱性、体積固有抵抗お
よび非固着性に特に優れた硬化物を与えるパーオキサイ
ド加硫可能な含フッ素弾性状重合体組成物を提供するこ
とにある。
性、耐薬品性を損なうことな(耐熱性、体積固有抵抗お
よび非固着性に特に優れた硬化物を与えるパーオキサイ
ド加硫可能な含フッ素弾性状重合体組成物を提供するこ
とにある。
[発明の構成コ
本発明の要旨は、(a)温度60〜230℃、750m
mHg以下の減圧下で処理された、分子中に少なくとも
1個のヨウ素または臭素原子を結合して含む含フッ素弾
性状重合体、(b)少なくとも2側のラジカル活性な官
能基を有する多官能性化合物、(c)有機パーオキサイ
ド、ならびに(d)ケイ酸およびその塩の少なくとも1
種と酸化亜鉛、二酸化亜鉛、硫化亜鉛および硫化鉛の少
なくとも1種からなる充填剤、からなることを特徴とす
るパーオキサイド加硫可能な含フッ素弾性状組成物に存
する。
mHg以下の減圧下で処理された、分子中に少なくとも
1個のヨウ素または臭素原子を結合して含む含フッ素弾
性状重合体、(b)少なくとも2側のラジカル活性な官
能基を有する多官能性化合物、(c)有機パーオキサイ
ド、ならびに(d)ケイ酸およびその塩の少なくとも1
種と酸化亜鉛、二酸化亜鉛、硫化亜鉛および硫化鉛の少
なくとも1種からなる充填剤、からなることを特徴とす
るパーオキサイド加硫可能な含フッ素弾性状組成物に存
する。
含フッ素弾性状重合体(a)は、1個の分子中に少なく
とも1個のヨウ素または臭素原子を、たとえば末端基:
CFzXまたは−CI(2X(Xは臭素又はヨウ素
である。)の形で含む。Xの量は重合体100重1部当
たり0.05〜0.50重量部であることが好ましい。
とも1個のヨウ素または臭素原子を、たとえば末端基:
CFzXまたは−CI(2X(Xは臭素又はヨウ素
である。)の形で含む。Xの量は重合体100重1部当
たり0.05〜0.50重量部であることが好ましい。
含フッ素弾性状重合体(a)は、テトラフルオロエチレ
ン/ビニリデンフルオライド/ヘキサフルオロプロピレ
ン共重合体、ビニリデンフルオライド/ヘキサフルオロ
プロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン/パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオ
ロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル/他
の含フッ素オレフィンとの共重合体、テトラフルオロエ
チレンとプロピレンまたはアルキルビニルエーテルとの
共重合体、さらにこれら共重合体に含フッ素セグメント
を付加してグラフトまたはブロック重合体とした共重合
体を主組成とするものであって分子末端および/または
分岐末端にヨウ素または臭素原子を含むものが好ましい
。これらのうち好ましい重合体(a)の例として、特開
昭53−125491号、特願昭60−65186号、
特開昭59−20310号、特願昭60−77097号
、特公昭5B−4728号、特開昭59−33313号
、特開昭58−71906号、特願昭60−65185
号などに記載の含フッ素弾性状共重合体など、就中、ビ
ニリデンフルオライドが50モル%以下のものが好まし
く挙げられる。特に、特願昭60−77097号記載の
テトラフルオロエチレン30〜55モル%、ヘキサフル
オロプロピレン15〜45モル%およびビニリデンフル
オライド’15〜40モル%を共重合させた主組成のも
のであって、分子末端および/または分岐末端にヨウ素
または臭素原子を有するものは、加硫性・非固着性・耐
溶剤性・耐油性・耐薬品性・耐熱性・電気的性質などに
優れ、例えば高、ΔN・高真空容器、ケミカルポンプ、
食塙電解槽、車輌エンジン、原子力発電などにおけるシ
ール材や車輌用エンジンルーム、原子力発電などにおけ
る電線彼覆tオ料、さらにはゴム型、シイニング剤、ゴ
ムロール、針弁などとして特に好適である。
ン/ビニリデンフルオライド/ヘキサフルオロプロピレ
ン共重合体、ビニリデンフルオライド/ヘキサフルオロ
プロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン/パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオ
ロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル/他
の含フッ素オレフィンとの共重合体、テトラフルオロエ
チレンとプロピレンまたはアルキルビニルエーテルとの
共重合体、さらにこれら共重合体に含フッ素セグメント
を付加してグラフトまたはブロック重合体とした共重合
体を主組成とするものであって分子末端および/または
分岐末端にヨウ素または臭素原子を含むものが好ましい
。これらのうち好ましい重合体(a)の例として、特開
昭53−125491号、特願昭60−65186号、
特開昭59−20310号、特願昭60−77097号
、特公昭5B−4728号、特開昭59−33313号
、特開昭58−71906号、特願昭60−65185
号などに記載の含フッ素弾性状共重合体など、就中、ビ
ニリデンフルオライドが50モル%以下のものが好まし
く挙げられる。特に、特願昭60−77097号記載の
テトラフルオロエチレン30〜55モル%、ヘキサフル
オロプロピレン15〜45モル%およびビニリデンフル
オライド’15〜40モル%を共重合させた主組成のも
のであって、分子末端および/または分岐末端にヨウ素
または臭素原子を有するものは、加硫性・非固着性・耐
溶剤性・耐油性・耐薬品性・耐熱性・電気的性質などに
優れ、例えば高、ΔN・高真空容器、ケミカルポンプ、
食塙電解槽、車輌エンジン、原子力発電などにおけるシ
ール材や車輌用エンジンルーム、原子力発電などにおけ
る電線彼覆tオ料、さらにはゴム型、シイニング剤、ゴ
ムロール、針弁などとして特に好適である。
含フッ素弾性状重合体(a)を製造する場合には、乳化
重合、懸濁重合、溶液重合および塊状重合などの方法を
用いる。従来、前述のように重合後の後処理において6
0〜150℃の温度で水や媒体などを乾燥除去し乾燥重
合体を得ていた。しかし、本発明において、60〜23
0℃の、温度および750izl−[g以下の圧力で通
常3〜30時間、好ましくは100〜200℃の温度お
よび400mm)1g以下の圧力で5〜16時間乾燥を
行なう。もつともこの乾燥は前記従来の後処理によって
得た乾燥重合体について行なってもよい。ごれにより、
体積固有抵抗値がレベルアップし、また非固着性も発現
することなどの高度な要求が満たされ、さらにまた高真
空下でのソール性の良い高品質の加硫ゴム製品が得られ
る。
重合、懸濁重合、溶液重合および塊状重合などの方法を
用いる。従来、前述のように重合後の後処理において6
0〜150℃の温度で水や媒体などを乾燥除去し乾燥重
合体を得ていた。しかし、本発明において、60〜23
0℃の、温度および750izl−[g以下の圧力で通
常3〜30時間、好ましくは100〜200℃の温度お
よび400mm)1g以下の圧力で5〜16時間乾燥を
行なう。もつともこの乾燥は前記従来の後処理によって
得た乾燥重合体について行なってもよい。ごれにより、
体積固有抵抗値がレベルアップし、また非固着性も発現
することなどの高度な要求が満たされ、さらにまた高真
空下でのソール性の良い高品質の加硫ゴム製品が得られ
る。
多官能性化合物(b)は、少なくと62個のラジカル活
性な官能基を有する化合物である。化合物(b)の例と
して、例えば、トリアリルシアヌレート、トリアリルイ
ソシアヌレート、トリアクリルホルマール、トリアリル
トリメリテート、N、N’−m−フェニレンビスマレイ
ミド、ジプロパルギルテレフタレート、ジアリルフタレ
ート、テトラアリルテレフタールアミド、トリアリルホ
スフェートなとが挙げられる。もちろん、他のラジカル
反応性化合物(例えば、アクリル化合物)との併用もで
きる。これらと化合物(b)の合計量は、含フッ素弾性
状重合体(a) I O0重量部に対して0.3〜5重
量部であることが好ましい。尚、化合物(b)の使用量
が少なくなると、体積固有抵抗および耐熱性は向上する
傾向にある。
性な官能基を有する化合物である。化合物(b)の例と
して、例えば、トリアリルシアヌレート、トリアリルイ
ソシアヌレート、トリアクリルホルマール、トリアリル
トリメリテート、N、N’−m−フェニレンビスマレイ
ミド、ジプロパルギルテレフタレート、ジアリルフタレ
ート、テトラアリルテレフタールアミド、トリアリルホ
スフェートなとが挙げられる。もちろん、他のラジカル
反応性化合物(例えば、アクリル化合物)との併用もで
きる。これらと化合物(b)の合計量は、含フッ素弾性
状重合体(a) I O0重量部に対して0.3〜5重
量部であることが好ましい。尚、化合物(b)の使用量
が少なくなると、体積固有抵抗および耐熱性は向上する
傾向にある。
有機パーオキサイド(c)は、一般には熱や酸化還元系
の存在で容易にパーオキシラジカルを発生するものがよ
く、例えば1.1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3
,5,5−トリメチルシクロヘキザン、2.5−ジメチ
ルヘキサン−2,5−ジヒドロパーオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド、t−ブヂルクミルパーオキサ
イド、ジクミルパーオキサイド、α、α°−ビス(t−
ブチルパーオキシ)−p−ジイソプロピルベンゼン、2
.5−ジメヂ゛ルー2.5−ジ(t−ブチルパーオキシ
)ヘキサン、2.5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチ
ルパーオキシ)−ヘキシン−3、ベンゾイルパーオキサ
イド、t−ブヂルパーオキンベンゼン、t−ブチルパー
オキシベンゾエート、2.5−ジメチル−2゜5−ジ(
ベンゾイルパーオキサイーフルチルパーオキシマレイン
酸、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネートな
どを例示することができる。好ましいものは、120〜
180℃下で活性となるタイプのものである。一般に活
性−0−0−の量、分解温度などを考慮してパーオキサ
イドの種類並びに使用量が選ばれるが、有機パーオキサ
イド(c)の量は、含フッ素弾性状重合体(a)100
重量部に対して0.3〜2重量部であることが好ましい
。
の存在で容易にパーオキシラジカルを発生するものがよ
く、例えば1.1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3
,5,5−トリメチルシクロヘキザン、2.5−ジメチ
ルヘキサン−2,5−ジヒドロパーオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド、t−ブヂルクミルパーオキサ
イド、ジクミルパーオキサイド、α、α°−ビス(t−
ブチルパーオキシ)−p−ジイソプロピルベンゼン、2
.5−ジメヂ゛ルー2.5−ジ(t−ブチルパーオキシ
)ヘキサン、2.5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチ
ルパーオキシ)−ヘキシン−3、ベンゾイルパーオキサ
イド、t−ブヂルパーオキンベンゼン、t−ブチルパー
オキシベンゾエート、2.5−ジメチル−2゜5−ジ(
ベンゾイルパーオキサイーフルチルパーオキシマレイン
酸、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネートな
どを例示することができる。好ましいものは、120〜
180℃下で活性となるタイプのものである。一般に活
性−0−0−の量、分解温度などを考慮してパーオキサ
イドの種類並びに使用量が選ばれるが、有機パーオキサ
イド(c)の量は、含フッ素弾性状重合体(a)100
重量部に対して0.3〜2重量部であることが好ましい
。
充填剤(d)は、ケイ酸およびその塩(例えば、AI。
Mg5Caの塩)の少なくとも1種と酸化亜鉛、二酸化
亜鉛、硫化亜鉛および硫化鉛からなる群から選択される
少なくとも1種とを併用して用いることが好ましい。例
えば、含フッ素弾性状重合体(a)100重量部に対し
て酸化亜鉛、二酸化亜鉛、硫化亜鉛または硫化鉛を5〜
20重量部、特に5〜10重量部、およびケイ酸または
その塩を10〜40重量部用いることが好ましい。ケイ
酸およびその塩の少なくとも1種と酸化亜鉛、二酸化亜
鉛、硫化亜鉛および硫化鉛の少なくとも1種との併用に
より耐熱性が向上し、体積固有抵抗が優れ、さらには機
械的性質にし優れる。
亜鉛、硫化亜鉛および硫化鉛からなる群から選択される
少なくとも1種とを併用して用いることが好ましい。例
えば、含フッ素弾性状重合体(a)100重量部に対し
て酸化亜鉛、二酸化亜鉛、硫化亜鉛または硫化鉛を5〜
20重量部、特に5〜10重量部、およびケイ酸または
その塩を10〜40重量部用いることが好ましい。ケイ
酸およびその塩の少なくとも1種と酸化亜鉛、二酸化亜
鉛、硫化亜鉛および硫化鉛の少なくとも1種との併用に
より耐熱性が向上し、体積固有抵抗が優れ、さらには機
械的性質にし優れる。
これら成分(a)〜(d)の混合手段としては、材料の
粘弾性や形態に応じて適当な方法が採用され、固体状の
場合は、通常のオーブンロール、粉体ミキサーが用いら
れる。液状の場合は、適宜通常のミキサーが用いられる
。らちろん、固体状の成分を溶剤に溶解ないし分散させ
て、分散混合することも可能である。
粘弾性や形態に応じて適当な方法が採用され、固体状の
場合は、通常のオーブンロール、粉体ミキサーが用いら
れる。液状の場合は、適宜通常のミキサーが用いられる
。らちろん、固体状の成分を溶剤に溶解ないし分散させ
て、分散混合することも可能である。
本発明の組成物を硬化さU゛る条件は、使用する有機パ
ーオキサイドの種類などによって異なるが、例えば、ジ
アルキルタイプのベニオキサイドを用いる場合、150
〜180℃の温度で乾熱処理すれば良い。また架橋源が
放射線(α、β、γ線、電子線、X線など)、紫外線な
どの高エネルギー電磁波を用いることができる。
ーオキサイドの種類などによって異なるが、例えば、ジ
アルキルタイプのベニオキサイドを用いる場合、150
〜180℃の温度で乾熱処理すれば良い。また架橋源が
放射線(α、β、γ線、電子線、X線など)、紫外線な
どの高エネルギー電磁波を用いることができる。
[発明の効果]
本発明の含フッ素弾性状重合体組成物から得られる硬化
物は、特に体積固有抵抗、耐熱性および非固着性に優れ
る。さらに、種々の機械的性質にも優れる。その理由は
、重合体の分子量を増大させずかつ加硫剤を増徹させな
くとも、重合体分子中に一〇F、Xまたは−ct−tt
x(xは上記と同色義である。)の如き末端架橋点が存
在するので架橋によりフリー末端のない網目構造をとる
ことができるからである。さらにまた、高真空下でのシ
ール性にも優れる。
物は、特に体積固有抵抗、耐熱性および非固着性に優れ
る。さらに、種々の機械的性質にも優れる。その理由は
、重合体の分子量を増大させずかつ加硫剤を増徹させな
くとも、重合体分子中に一〇F、Xまたは−ct−tt
x(xは上記と同色義である。)の如き末端架橋点が存
在するので架橋によりフリー末端のない網目構造をとる
ことができるからである。さらにまた、高真空下でのシ
ール性にも優れる。
したがって本発明の組成物は、パーオキサイド加硫可能
な成形用材料として、チューブ、ホース、ダイヤフラム
、各種形状シール材、ライニング材、電線被覆材および
ゴムロールなとに特に有用である。その他フッ素ゴムの
改質用としても有用である。
な成形用材料として、チューブ、ホース、ダイヤフラム
、各種形状シール材、ライニング材、電線被覆材および
ゴムロールなとに特に有用である。その他フッ素ゴムの
改質用としても有用である。
[実施例コ
以下に比較例とともに実施態様を示し、本発明を具体的
に説明する。
に説明する。
実施例1および2
分子末端に−CF t Iおよび−CHt I (結合
ヨウ素量0゜18重量%)を有する数平均分子量約9万
のテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン
/ビニリデンフルオライド(モル比20/30150)
共重合体(重合体A)を製造し、200℃および2mm
Hgの真空下で16時間乾燥した。第1表に示すような
割合で、この共重合体、充填剤、パーへキサ2.5Bお
よびトリアリルイソシアヌレートをミキシングロールに
より混合し、成形用材料として組成物を調製した。16
0℃に予熱した約150+n+++ x 150mm
x2mmのクロムメッキ金型にこの組成物を所定量充填
し、素早く圧抜きを3回行い、圧力35kg/cm″G
で10分間保持した後、除圧し、加硫ゴムシート試料を
製造した。同様に、別の金型によって、厚さ0.8〜1
.2111mおよび直径100mmの加硫ゴムシートを
製造し、JISK6911に準じてアルミニウム蒸着を
両面に施し、電気的性質試験用試料を製造した。
ヨウ素量0゜18重量%)を有する数平均分子量約9万
のテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン
/ビニリデンフルオライド(モル比20/30150)
共重合体(重合体A)を製造し、200℃および2mm
Hgの真空下で16時間乾燥した。第1表に示すような
割合で、この共重合体、充填剤、パーへキサ2.5Bお
よびトリアリルイソシアヌレートをミキシングロールに
より混合し、成形用材料として組成物を調製した。16
0℃に予熱した約150+n+++ x 150mm
x2mmのクロムメッキ金型にこの組成物を所定量充填
し、素早く圧抜きを3回行い、圧力35kg/cm″G
で10分間保持した後、除圧し、加硫ゴムシート試料を
製造した。同様に、別の金型によって、厚さ0.8〜1
.2111mおよび直径100mmの加硫ゴムシートを
製造し、JISK6911に準じてアルミニウム蒸着を
両面に施し、電気的性質試験用試料を製造した。
実施例3および4
エラストマー性重合体85重量%にビニ9デンフルオシ
1115重爪%をブロック共重合させたjuff1合体
[なお、エラストマー性重合体は分子末端に−CF *
[および−CH,I(結合ヨウ素量0゜15重量%)
を有する数平均分子量約18万のテトラフルオロエチレ
ン/ヘキサフルオロプロピレン/ビニリデンフルオライ
ド(モル比20/30150)共重合体であるコ(重合
体B)を製造し、100℃および2mmHgの真空下で
16時間乾燥した。第1表に示す割合で各成分をミキシ
ングロールにより混合し、組成物を調製し、次いで、実
施例1と同様の操作を行なって試料を製造した。
1115重爪%をブロック共重合させたjuff1合体
[なお、エラストマー性重合体は分子末端に−CF *
[および−CH,I(結合ヨウ素量0゜15重量%)
を有する数平均分子量約18万のテトラフルオロエチレ
ン/ヘキサフルオロプロピレン/ビニリデンフルオライ
ド(モル比20/30150)共重合体であるコ(重合
体B)を製造し、100℃および2mmHgの真空下で
16時間乾燥した。第1表に示す割合で各成分をミキシ
ングロールにより混合し、組成物を調製し、次いで、実
施例1と同様の操作を行なって試料を製造した。
実施例5
分子末端に一〇F、Iおよび−CHt I (結合ヨウ
素置0゜19重量%)を有する数平均分子量約5万のテ
トラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン/ビ
ニリデンフルオライド(モル比約40/30/30)共
重合体(重合体C)を製造し、200℃および2mmH
gの真空下で16時間乾燥した。第1表に示す割合で各
成分をミキシングロールにより混合し、組成物を調製し
、次いで、実施例1と同様の操作を行なって試料を製造
した。
素置0゜19重量%)を有する数平均分子量約5万のテ
トラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン/ビ
ニリデンフルオライド(モル比約40/30/30)共
重合体(重合体C)を製造し、200℃および2mmH
gの真空下で16時間乾燥した。第1表に示す割合で各
成分をミキシングロールにより混合し、組成物を調製し
、次いで、実施例1と同様の操作を行なって試料を製造
した。
実施例6
分子末端および分岐末端に−cpttおよび−CH1l
(結合ヨウ素ff10.73重量%を有するテトラフル
オロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン/ビニリデン
フルオライド(モル比20/30150))共重合体(
重合体D)を製造し、実施例2と同様に共重合体を乾燥
した。第1表に示す割合で各成分をミキシングロールに
より混合し、組成物を調製し、次いで実施例1と同様の
操作を行って試料を製造した。
(結合ヨウ素ff10.73重量%を有するテトラフル
オロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン/ビニリデン
フルオライド(モル比20/30150))共重合体(
重合体D)を製造し、実施例2と同様に共重合体を乾燥
した。第1表に示す割合で各成分をミキシングロールに
より混合し、組成物を調製し、次いで実施例1と同様の
操作を行って試料を製造した。
比較例1
重合体の乾燥条件を常圧において70℃で8時間次いで
120℃で8時間とし、充が剤としてMT−カーボン(
MT C)20重量部を用いる以外は実施例1を繰り返
し、試料を製造した。
120℃で8時間とし、充が剤としてMT−カーボン(
MT C)20重量部を用いる以外は実施例1を繰り返
し、試料を製造した。
比較例2
トリアリルイソシアヌレートの量を2重量部にする以外
は比較例1を繰り返し、試料を製造した。
は比較例1を繰り返し、試料を製造した。
比較例3
トリアリルイソシアヌレートの量を0.5重量部にする
以外は比較例1を繰り返し、試料を製造した。
以外は比較例1を繰り返し、試料を製造した。
比較例4
充填剤としてケイ酸アルミニウム30重量部を用いる以
外は比較例1を繰り返し、試料を製造した。
外は比較例1を繰り返し、試料を製造した。
比較例5
充填剤としてケイ酸マグネシウム30重量部を用いる以
外は比較例1を繰り返し、試料を製造した。
外は比較例1を繰り返し、試料を製造した。
比較例6
重合体の乾燥条件を常圧および240°Cで16時間と
する以外は比較例3を繰り返し、試料を製造した。
する以外は比較例3を繰り返し、試料を製造した。
比較例7
充填剤としてMT−020重量部に加えて酸化亜鉛15
重量部を用いる以外は比較例3を繰り返し、試料を製造
した。
重量部を用いる以外は比較例3を繰り返し、試料を製造
した。
比較例8
充填剤としてMT−C20重量部に加えて酸化鉛70重
量部を用いる以外は比較例2を繰り返し、試料を製造し
た。
量部を用いる以外は比較例2を繰り返し、試料を製造し
た。
比較例9
充填剤としてMT−020重1部に加えて水酸化カルシ
ウム6重量部を用いる以外は比較例2を繰り返し、試料
を製造した。
ウム6重量部を用いる以外は比較例2を繰り返し、試料
を製造した。
試験例
機械的性質および電気的性質の評価
上記試料の機械的性質および電気的性質を測定し、その
結果を組成物組成とともに第1表および第2表に示す。
結果を組成物組成とともに第1表および第2表に示す。
「加硫度」は、キュラストメーター(JSRu型)によ
って測定した最高加硫度を示す。「常態」とは160℃
で10分間放置した試料について評価し、「加熱」とは
250℃で96時間加熱して空気老化させた試料につい
て評価したことを示す。100%引張応力、引張強さ、
破断時伸び、硬さはJISK6301に早じまた体積固
有抵抗はJISK6911に準じて測定した。
って測定した最高加硫度を示す。「常態」とは160℃
で10分間放置した試料について評価し、「加熱」とは
250℃で96時間加熱して空気老化させた試料につい
て評価したことを示す。100%引張応力、引張強さ、
破断時伸び、硬さはJISK6301に早じまた体積固
有抵抗はJISK6911に準じて測定した。
固着性の評価
加硫ゴムシート試料から50mm X50mm x2m
mの大きさの試料を切り取り、厚さ2mmの鏡面5O8
304板の上に置き、シート全体に荷重200gを付し
、電気炉内において200℃で24時間加熱し、放冷後
、荷重を除いた。荷重を除いた後に、天地反転させて自
重によりSUS板から剥がれて落下するかを観測し、固
着性を評価した。結果を第1表に示す。
mの大きさの試料を切り取り、厚さ2mmの鏡面5O8
304板の上に置き、シート全体に荷重200gを付し
、電気炉内において200℃で24時間加熱し、放冷後
、荷重を除いた。荷重を除いた後に、天地反転させて自
重によりSUS板から剥がれて落下するかを観測し、固
着性を評価した。結果を第1表に示す。
これらの試験結果より本発明の組成物の硬化物は、体積
固有抵抗、耐熱性および非固着性に優れることがわかる
。
固有抵抗、耐熱性および非固着性に優れることがわかる
。
手続補正書(自発)
昭和61年9月26日
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、(a)温度60〜230℃、750mmHg以下の
減圧下で処理された、分子中に少なくとも1個のヨウ素
または臭素原子を結合して含む含フッ素弾性状重合体、 (b)少なくとも2個のラジカル活性な官能基を有する
多官能性化合物、 (c)有機パーオキサイド、ならびに (d)ケイ酸およびその塩の少なくとも1種と酸化亜鉛
、二酸化亜鉛、硫化亜鉛および硫化鉛の少なくとも1種
からなる充填剤 からなることを特徴とするパーオキサイド加硫可能な含
フッ素弾性状重合体組成物。 2、含フッ素弾性重合体が、温度100〜200℃、4
00mmHg以下の減圧下で処理されたものである特許
請求の範囲第1項記載の含フッ素弾性状重合体組成物。 3、含フッ素弾性状重合体(a)100重量部に対して
多官能性化合物(b)0.3〜5重量部、有機パーオキ
サイド(c)0.3〜2重量部を配合した特許請求の範
囲第1項記載の含フッ素弾性状重合体組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21559485A JPS6274948A (ja) | 1985-09-28 | 1985-09-28 | パ−オキサイド加硫可能な含フツ素弾性状重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21559485A JPS6274948A (ja) | 1985-09-28 | 1985-09-28 | パ−オキサイド加硫可能な含フツ素弾性状重合体組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6274948A true JPS6274948A (ja) | 1987-04-06 |
JPS6365703B2 JPS6365703B2 (ja) | 1988-12-16 |
Family
ID=16675015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21559485A Granted JPS6274948A (ja) | 1985-09-28 | 1985-09-28 | パ−オキサイド加硫可能な含フツ素弾性状重合体組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6274948A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0243232A (ja) * | 1988-08-03 | 1990-02-13 | Nippon Mektron Ltd | 架橋性含フッ素エラストマー組成物 |
EP1275683A1 (en) * | 2000-04-19 | 2003-01-15 | Daikin Industries, Ltd. | Molded fluoroelastomer with excellent detachability and process for producing the same |
JP2007246619A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Kurabe Ind Co Ltd | 電気絶縁組成物及び電線 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0618410U (ja) * | 1991-04-22 | 1994-03-11 | 株式会社ダイフレックス | 弾性舗装材 |
-
1985
- 1985-09-28 JP JP21559485A patent/JPS6274948A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0243232A (ja) * | 1988-08-03 | 1990-02-13 | Nippon Mektron Ltd | 架橋性含フッ素エラストマー組成物 |
EP1275683A1 (en) * | 2000-04-19 | 2003-01-15 | Daikin Industries, Ltd. | Molded fluoroelastomer with excellent detachability and process for producing the same |
EP1275683A4 (en) * | 2000-04-19 | 2003-06-18 | Daikin Ind Ltd | MOLDED FLUORELASTOMER WITH GOOD DETACHABILITY AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF |
US7125598B2 (en) | 2000-04-19 | 2006-10-24 | Daikin Industries, Ltd. | Molded fluoroelastomer with excellent detachability and process for producing the same |
JP2007246619A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Kurabe Ind Co Ltd | 電気絶縁組成物及び電線 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6365703B2 (ja) | 1988-12-16 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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