JPS627456Y2 - - Google Patents

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JPS627456Y2
JPS627456Y2 JP1088983U JP1088983U JPS627456Y2 JP S627456 Y2 JPS627456 Y2 JP S627456Y2 JP 1088983 U JP1088983 U JP 1088983U JP 1088983 U JP1088983 U JP 1088983U JP S627456 Y2 JPS627456 Y2 JP S627456Y2
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JP
Japan
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lens
mold
holder
synthetic resin
cavity
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JP1088983U
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English (en)
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JPS59118517U (ja
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Priority to JP1088983U priority Critical patent/JPS59118517U/ja
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Publication of JPS627456Y2 publication Critical patent/JPS627456Y2/ja
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は別途インサートされてくる合成樹脂材
レンズとレンズフレームを一体成形するレンズイ
ンサートの金型に関し、特に型締め、射出とも横
型の組合せとなる横型射出成形機に取設されるも
のに係る。
一般にこの種の合成樹脂成形とは該成形に際し
レンズをインサートする工程を有するものであつ
て、該工程でのレンズインサートは合成樹脂射出
注入前に金型内(即ち、注入を受ける成形空洞
内)に挿入されているものである。
ところが従来、型締め、射出ともにたて型の組
合せであつてレンズ等のインサートを使用すると
きレンズの水平設置に安定がよく、芯出し位置ぎ
めが容易と言われる縦型射出成形機での一体成形
に比べ、横型射出成形機での前記の如き一体成形
では、金型内にインサートされるレンズは垂直方
向で挿入されることになり、レンズフレームに対
してはレンズの芯出し位置ぎめが困難となり、そ
の不安定性も増大するところとなつていた。しか
しながら、横型射出成形機においては、これの取
扱いの便利さ故に、例えばレンズインサートの時
点では何らかの手段によつてレンズの芯出し位置
ぎめが保証されていても、次の合成樹脂射出成形
の時点でレンズを含めた型締めが弱わすぎる場合
にはキヤビテイ内に射出注入される合成樹脂の圧
力によつてレンズが移動しいわゆるズレを起して
しまうとか、また逆にレンズを含めた型締めある
いはホールデイングがレンズ全体に当り強すぎる
場合にはレンズフレームに対するレンズのゆが
み、あるいはレンズ自体の破損又はレンズが合成
樹脂の場合は変形等が生じるとかのこれら不良品
の続出という不都合にもかかわらず、今日におい
ても広く使用に供されているところとなつてい
た。
そこで本考案は上記の事情に鑑み種々検討の結
果、横型射出成形機に設けられる金型であつて
も、そこに垂直にインサートされたレンズがイン
サート時にレンズフレームに対して芯出し位置ぎ
めされ、ズレ等を生じることなくそのままレンズ
ホルダーに挾持され、更にこの挾持がレンズの周
縁部挾持の形をとることによつてレンズ変形を起
すことなく高精度に一体成形し得る合成樹脂から
なるレンズ及びレンズフレーム一体成形金型を提
供することを目的とする。
以下、本考案に係る一実施例を図面に基づき説
明する。尚、文中型金とは、一つの金型を構成す
るための金型の一部品を示すものである。先ず、
第1図に示す如く、本考案の金型は横型射出成形
機に設けられる型金1と型金2及び可動レンズホ
ルダー3からなる移動側型金4と、同じく同機に
設けられる型金5と固定レンズホルダー6とから
なる固定側型金7との2つから成り、これら両型
金4,7は移動側型金4が矢印Aの如く水平に固
定側形金7に向つて移動し、型金4の記号B面が
型金7の記号C面に当接し、型金4が矢印Aの逆
に移動することによつてこの面で分離するという
ものであつて、第2図に示される如く、上記可動
レンズホルダー3と固定レンズホルダー6とでイ
ンサートされたレンズ8をその周縁部で特別に挾
持するというものである。
次に、可動ホルダー3は弾発バネ9を装着介在
せしめて型金2に嵌挿されており、前後摺動を可
能とすると共に、弾発バネ9はレンズ8をキヤビ
テイ中央部にて挾着するに最適の付勢圧、即ち合
成樹脂射出の際にその射出流動圧によつて、挾持
されているレンズ8がズレを起さない圧力(例え
ば周縁部にこの圧力によつて多少の押圧溝ができ
てもよい)に適宜調整されているものである。
尚、3aは可動ホルダー3の突出を規制するべく
型金1に係着したストツパーである。そして、該
可動レンズホルダー3に対面するようにして設け
られる固定レンズホルダー6は型金5に凹陥した
状態に嵌挿されており、そのレンズ挾持面にはレ
ンズ周縁部を残して他がレンズに当接しないよう
にへこみEが設けられている。
尚、上記へこみEは両ホルダー3及び6の少な
くとも一方に形設されてなるものである。この時
この固定レンズホルダー6の周囲型金となる型金
5は移動側型金4に対しては固定側型金7を構成
するものではあるが、他方弾発バネ10の装着介
在をして固定ホルダ6に対してはレンズ8のほぼ
厚み分の前後摺動を可能としている。尚、14は
型金5の前進を所定位置で止めるべく固定ホルダ
ー6下部に係着したストツパーである。従つて、
移動側型金4と固定側型金7とが分離している状
態(第1図参照)では、固定ホルダー6とこれの
周囲金型となる型金5とでレンズ8の嵌合凹部D
が形設されていることになり、レンズフレームを
成形すべく形設されたレンズ外形よりも大きなキ
ヤビテイ11において予めここにレンズの嵌合保
持と共に芯出し位置きめ部が設けられることにな
る。尚、移動側型金4が矢印Aの如く移動して、
C面にB面が当接し、更に同方向に型金5の後退
と共に移動側型金4が進んでゆくと、レンズ8の
嵌合凹部Dは消滅してゆくが、この消滅が完了す
る前には既に可動ホルダー3はレンズ8を挾持す
るに十分な位置にあるように設定されている。ま
た、固定ホルダー6の型金5への嵌挿形状は型金
5のテーパと一点接触Fをもつて組み込まれてお
り、上記嵌合凹部Dを形設するに正確さと安定性
を与えている。12はガイドピン、13はガイド
ピン12を受けるガイド孔であり、15及び16
はレンズフレーム(特にリブ)を成形すべく両ホ
ルダー3及び6のレンズ対接面にそれぞれ切欠さ
れた環状の切込み段部である。
以上の如き構成からなる本考案の金型を用いて
の成形過程を説明すると、先ず第1図に示される
如く、両型金4及び7は分離した状態にあつて、
この時には型金5は固定ホルダー6よりもレンズ
8の厚み分程型金4側に突出していて、該固定ホ
ルダー6と共にレンズ8の嵌合凹部Dを形設して
いる。よつてこの凹部Dにレンズ8をインサート
することになるが、これが垂直方向のインサート
であるにもかかわらずレンズ8はこの凹部Dによ
り嵌合保持され同時にレンズ外形よりも大きなレ
ンズフレーム成形の為のキヤビテイ11内におけ
るレンズの芯出し位置ぎめがなされる。尚、レン
ズ8が凹部Dにインサートされる手段は手動であ
れ自動であれ問わない。次に、移動側型金4が矢
印Aの方向に移動してゆくに従い、両型金4及び
7のB面、C面が当接し、レンズフレーム部分
(キヤビテイ)11の鋳型が完成するが更にその
ままレンズ8をキヤビテイ11の中央に押し出す
ため、型金5の後退と共に型金4が移動してゆ
く。即ち、レンズ嵌合凹部Dは型金5の後退によ
り消滅してゆく状態となつて、レンズ8側から見
ればレンズ8がキヤビテイ11の中央部に押し出
されてゆく形となり、逐には上記凹部Dからレン
ズ8が押し出され切つてしまうことになる。その
瞬間レンズ8はキヤビテイ11内を落下すること
になるが、この時には型金4と共に移動してきた
可動ホルダー3がレンズ8のこのような押し出さ
れ完了前に既に固定ホルダー6とでこれを周縁部
挾持しているという状態をなしており、この周縁
部のみの挾持によりレンズ全体挾持に生じるべき
レンズへの異常圧力を最少限度に止めおくことに
なる。尚、これによつてレンズ周縁部に多少の環
状溝が形成されることになるが、一体成形上何ら
不都合はない、この溝によつてレンズのズレも更
に防止される。次に、型金5の後退が第2図々示
の如く、ストツパー14にて終了した時にはレン
ズ8は両ホルダー3と6とによつて周縁挾持され
て、レンズ8が嵌合凹部Dにて芯出し位置ぎめさ
れた状態から変わることなく又変形することなく
キヤビテイ11の中央に導かれていることにな
る。しかる後ランナーゲート18から合成樹脂が
キヤビテイ11へ圧注入される。そして、レンズ
8がキヤビテイ11の中央にて芯出し位置ぎめさ
れたままレンズフレームと芯ズレ位置ズレを起す
ことなく一体成形されることによりレンズ8はレ
ンズフレーム特に段部15,16にて成形される
リブにて強固に保持されることになる。尚、本考
案の実施例では板レンズの成形金型を用いたが、
これが凸レンズであれ凹レンズであれ各ホルダー
の当接面を設計的に変えることにより同様に実施
されることは言うまでもない。
而してなる本考案の金型は、インサートされた
レンズが当初のインサート部からキヤビテイ内に
挾持されたまま移動される際にも、更にホルダー
のレンズへの強圧着あるいは樹脂の射出圧等にも
何らの芯ズレ、位置ズレを起すことなく、安定し
て高精度に樹脂の圧注入を受けることができ、そ
の際、レンズにかかりレンズの変形等を生じさせ
るホルダー挾持の圧力を成形後リブ等にておおわ
れるレンズ周縁部に止めておき、また金型構造の
簡略化、軽量化及びコスト減を図り得るなどその
実際上の効果は画期的なものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る合成樹脂からなるレンズ及び
レンズフレーム一体成形金型の一実施例を示すも
のにして、第1図はレンズ8のインサート前の状
態にある金型の断面図、第2図は射出成形時の金
型構造を示す断面図である。 図面の符号:1,2,5……型金、3……可動
ホルダー、4……移動側型金、6……固定ホルダ
ー、7……固定側型金、8……レンズ、9,10
……弾発バネ、11……キヤビテイ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 合成樹脂からなるレンズを金型に嵌挿後、レ
    ンズフレームを射出成形する横型射出成形機に
    使用する、合成樹脂からなるレンズ及びレンズ
    フレーム一体成形金型において、キヤビテイ側
    には周囲型金に摺動自在に嵌挿されたレンズホ
    ルダーを設け、コア側にはキヤビテイ側の各々
    に対応する周囲金型とレンズホルダーを設け、
    該キヤビテイ側のレンズホルダーが開型時には
    周囲型金より凹陥してインサートされたレンズ
    を嵌挿保持及び芯出し位置ぎめを行ない、そし
    て型締め時には型締め前にコア側のレンズホル
    ダーと該レンズを挾持してから型締めさせるよ
    うにしたことを特徴とする合成樹脂からなるレ
    ンズ及びレンズフレーム一体成形金型。 2 レンズ挾持が、キヤビテイ側のレンズホルダ
    ーとコア側のレンズホルダーとによる周縁部の
    みの挾持であることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の合成樹脂からなるレン
    ズ及びレンズフレーム一体成形金型。
JP1088983U 1983-01-27 1983-01-27 合成樹脂からなるレンズ及びレンズフレ−ム一体成形金型 Granted JPS59118517U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1088983U JPS59118517U (ja) 1983-01-27 1983-01-27 合成樹脂からなるレンズ及びレンズフレ−ム一体成形金型

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JP1088983U JPS59118517U (ja) 1983-01-27 1983-01-27 合成樹脂からなるレンズ及びレンズフレ−ム一体成形金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59118517U JPS59118517U (ja) 1984-08-10
JPS627456Y2 true JPS627456Y2 (ja) 1987-02-20

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ID=30142319

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JP1088983U Granted JPS59118517U (ja) 1983-01-27 1983-01-27 合成樹脂からなるレンズ及びレンズフレ−ム一体成形金型

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0620578Y2 (ja) * 1989-01-19 1994-06-01 東芝コンポーネンツ株式会社 半導体射出成型機
JP3831078B2 (ja) * 1997-07-30 2006-10-11 日本板硝子株式会社 光モジュールの製造方法
TWI526726B (zh) * 2010-09-22 2016-03-21 柯尼卡美能達精密光學股份有限公司 攝像透鏡單元之製造方法、以及攝像透鏡單元

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