JPS6274399A - ミシンの下糸糸道変更装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はジグザグミシンの縫い目形酸における下糸糸道
の変更装置に関する。

（従来の技術） 従来のジグザグ縫い目に於いては、縫い目と針糸捕捉装
置の位置関係がベッド上方から見て第６図の如くになっ
ており下糸９は針の振巾（Ｉ３Ｃ間）に対しその左側に
下糸出口２０を設けている。

このため第６図に示す如く針の振巾に対してＢからＣに
針を移動させて縫い目を形成させる場合と、ＣからＢに
針を移動させて縫い目を形成する場合とでは必要とする
下糸消費量が異なり下糸出口２０をＡとして送り量をＯ
とすると前者ではＢＣ＋ＡＣ−ＢＡに対し後者ではＢＣ
＋ＢＡ−ＡＣとなり前者が大きくなるため第７図の如く
下糸が左側に片寄った形で縫い目が形成される。

（発明が解決しようとする問題点） 縫い目において下糸が片寄らなくするためには、第８図
の如く下糸出口２０を中央に設ければＢからＣに針を移
動させる場合と、ＣからＢに針を移動させる場合との必
要とする下糸消費量か等しくなり第９図の如くの縫い目
とすることが出来るが、この場合直線縫い時には第１０
図の如き異常縫い目となる。この異常縫い目は第６図の
如くの下糸出口２０とすることにより防止できる（第１
１図）。

このようにジグザグ縫いと直線縫いとに適する下糸出口
は異なったものが望まれる。

（問題点を解決する手段） 本発明では直線縫い時の異常縫い目を防止するため下糸
出口は第６図の如く左側とし、ジグザグ縫いにおけろ下
糸出口の位置に基づく縫い目形成時に必要とする下糸消
費量の差を補正するため下糸保持部と針板との間に下糸
案内部材を設け、該案内部材の下糸案内面を第１２図の
如く針板上面に対し針の振［１］方向に傾きαを与える
ものである。

（作用） 下糸案内部材の下糸案内面を傾けることにより、案内位
置は振１１の方向に高さが異なることにより、下糸は第
６図ＡＢ、ＡＣ間の平面での位置の違いに基因する必要
とする下糸消費量の差が上下方向の高さの差によって変
化し、下糸案内面の傾きにより必要とする下糸消費量が
調節される。

（実施例） 本発明の実施例を図面により詳細に説明する。

第１の実施例は第１図から第３図を参照して説明する。

ミンンのベッドに固着の針板ｌの下面に板バネ２を介し
て取付板３を固着している。

該取付板の内径部にレバー４の軸部４ａが嵌装しており
ボス部４ｂとリング５で前記取付板３を押圧挟持しピン
６にて前記レバー４の軸部４ａに前記リング５を固着し
て前記レバー４を回転可能に保持している。前記レバー
４の先端には下糸を案内する案内溝４ｃが設けられてお
り、該レバー４の先端裏面４ｄに一端をアクチュエータ
に連結する押上げ部材７が前記板バネ２の押圧力に抗し
て当接している。

第１図はジグザグ縫いを行なう場合であり、前記押上げ
部材７が下がった位置で前記板バネ２の押圧力にて前記
レバー４は矢印りで示す布送り方向に対して左針落側か
下がった状態で傾いている。

このため前記レバー４の案内溝４０手前の壁の下面の下
糸案内面８が右針落側から左針落側に向かって下がって
おり、下糸９は針路位置によって異なる前述の下糸の消
費量の差を下糸案内面８による高さ方向の違いにより補
正される（第１２図参照）。

第２図は直線縫いを行なう場合であり前記押上げ部材７
がアクチュエータによって上昇した位置となっており、
前記レバー４は針板面と平行となり前記下糸案内面８に
よる影響のない状態である。

第２の実施例を第４図及び第５図を参照して説明する。

この実施例では前記下糸案内面８に纏いのための下糸繰
出しをも行なわせるものである。

ｌＯはカム軸であり機枠にて回転可能に支持され、縫い
針（図示せず）の上下往復運動と同期して回転するもの
で、その外周にカム１１が嵌装し固着している。１２は
下糸繰出し台であってその底部１２ａがバネ手段（図示
せず）にて前記カム１１に当接している。固定板１３は
機枠に固着されており、該固定板に固着のピン１４に前
記下糸繰出し台１２の長溝が嵌合しており該下糸繰出し
台１２の上下運動を案内している。レバー４はその軸部
４ａを前記下糸繰出し台１２の穴部に嵌装してリング５
及びピン６を軸部４ａに固着して前記レバー４が回転可
能に支持されている。

１５はカム板であり前記下糸繰出し台１２にピン１６に
て回転可能に枢着されており、そのカム面に前記レバー
４の下面がバネ手段（図示せず）により押圧され当接し
ている。

１７は一端をアクチュエータに固着した作動板であり、
その溝部１７ａに前記固定板１３に固着のピン２１が嵌
合しており前記作動板Ｉ７は横方向移動を案内されてい
る。前記カム板１５の一端に前記作動板１７の先端１７
ａが当接しており前記カム板１５の１部にバネ１８の一
端が係着している。該バネの他端は前記下糸繰出し台１
２に固着のバネピン１９に係着して前記カム板１５を前
記作動板Ｉ７に押圧している。

第４図はジグザグ縫い時であり、前記作動板１７が矢印
Ｅ方向に後退しており前記カム板１５は時計方向回転し
てカム板１５の小径部に前記レバー４の下面が当接して
前記レバー４を傾けている。

このため下糸出口を左に設けた場合の針路位置により異
なる下糸の消費量の差を高さ方向の差により補正する状
態となり、かつ前記カム１１の回転により前記下糸繰出
し台１２が上下運動して前記レバー４の下面により下糸
繰出しを行なう。

第５図は直線縫い時であり前記作動板１７が矢印Ｅと反
対方向に移動しており前記カム板１５は反時計方向回転
してＡｉｒ記カムカム５の大径部に前記レバー４の下面
が当接して該レバーを針板ｌと平行状態に設定する。市
１記カム１１の回転により前記下糸繰出し台１２が上下
往復動して前記レバー４の下面にて糸繰りを行なう。な
お第１及び第２の実施例としレバー４の傾きの駆動手段
をアクチュエータに連結したものを示したが、縫い目の
選択装置位に連結する機械的手段としても良い。

（効果） 以上の如く本発明によれば従来の如く直線縫いの異常縫
い目の発生を防ＩＬする下糸出口を設けたものにおいて
ジグザグ縫い時の針落位置の違いによる消費量の差に基
づく縫い目における下糸の片寄りを防止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１の実施例でジグザグ縫い時の調節部説明図
、第２図は同じ〈実施例で直線縫い時の調節部説明図、
第３図は調節部の構成状態説明図、第４図は第２の実施
例でジグザグ縫い時の調節部説明図、第５図は同じ〈実
施例で直線縫い時の調節部説明図、第６図は針落ちと下
糸消費量の関係説明図、第７図は下糸片寄り縫い目説明
図、第８図は片寄り防止の説明図、第９図は下糸片寄り
のない縫い目説明図、第１０図は直線縫い異常縫い目の
説明図、第１１図は直線縫い正常縫い目の説明図、第１
２図は下糸案内面傾きと下糸消費量との関係説明図。 特許出願人　蛇の目ミシン工業株式会社第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上下方向往復運動及び横方向揺動運動可能な縫い針と該
   縫い針と協同してジグザグ縫目を形成する針糸捕捉機構
   を備えたジグザグミシンにおいて、前記針糸捕捉機構の
   下糸保持部と縫い目との間の下糸経路において下糸を案
   内する下糸案内部材を備え、該下糸案内部材の下糸案内
   面の針板上面に対する針の振巾方向における傾きが調節
   可能であることを特徴とするミシンの下糸糸道変更装置
   。