JP3751053B2 - 刺繍縫いミシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、刺繍縫い用押え足により被縫製物を押さえながら刺繍縫いを行うようにした刺繍縫いミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に刺繍縫いミシンは、針が上方に抜けた時に移動するX−Yテーブルを用いて所定の縫い動作を実行するように構成されているため、押え棒の下端部に取り付けられた刺繍縫い用の押え足を針棒の上下動に同期して上下動させる構成が採用されており、これによってX−Yテーブルの移動が支障なく行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところがこのように押え足が上下動する刺繍縫いミシンでは、通常縫いのように押え足の高さ位置に応じて布厚を検知する布厚検出機構を採用することが困難になっている。従ってその布厚検出機構からの布厚検出データに基づいて必要な針糸量を算出する針糸供給装置を設置することが難しく、刺繍縫いの品質が布厚によってばらつくという問題がある。
【0004】
そこで本発明は、刺繍縫いにおいても布厚検知を良好に行うことができるようにした刺繍縫いミシンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1記載の発明は、少なくとも刺繍縫いを行うように被縫製物に対して、押え棒に交換可能に装着される刺繍縫い用押え足又は通常縫い用押え足を接触させるように構成した刺繍縫いミシンにおいて、ミシン主軸に設けられたカム体と、このカム体に形成された位置情報を前記刺繍縫い用押え足に伝達するカムリンク機構とを有し、上記刺繍縫い用押え足を針棒に同期して被縫製物に接触・離間させる押え足上下機構と、位置変動入力を所定の検出信号として出力するように機枠に固定した変位検出器と、前記被縫製物の布厚に対応する刺繍縫い用押え足の高及び通常縫い用押え足の高さの位置変動を変位検出器に伝達する変位伝達機構と、を有する布厚検出機構を備えたものであって、前記押え棒に対して前記刺繍縫い用押え足の装着時にはカムリンク機構がカム体に対して作動位置に移動し、かつ前記通常縫い用押え足の装着時にはカムリンク機構がカム体に対して非作動位置に退避するように、上記刺繍縫い用押え足の足高さ及び通常縫い用押え足の足高さを設定した手段からなる。
【0010】
このような各手段においては、押え上げ上下機構によって刺繍縫い用押え足の上下動が行われるとともに、刺繍縫い用押え足の布厚に対応した変位が変位検出器で検知されることとなり、従って刺繍縫い用押え足が被縫製物に接触した時の下端位置情報に基づいて布厚検知が行われるようになっている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
まず図1及び図2に示されているように、ミシンヘッド部1内に設けられた主軸2の端部には押え棒上下カム3が固定されており、この押え棒上下カム3の周面に対して押え棒カムリンク4の揺動端部分が圧接可能に配置されている。この押え棒カムリンク4の基端部分は、ミシンフレームに回転自在に取り付けられたリンク軸5を介して揺動可能に装着されており、上記リンク軸5に装着されたコイルバネ6によって押え棒カムリンク4が上記押え棒上下カム3の周面に圧接する方向に付勢されている。
【0012】
上記押え棒カムリンク4の途中部分は、押え棒上下リンク7を介して押え棒8に接続されている。すなわち上記押え棒上下リンク7は押え棒8の側部に沿って上下方向に延在しており、当該押え棒上下リンク7の上端部分が前記押え棒カムリンク4の途中部分に枢着されているとともに、押え棒上下リンク7の下端部分は押え棒8の途中部分に固定された押え棒抱き9に枢着されている。
【0013】
上記押え棒抱き9のアーム部9aには、押え上げレバーの手動操作が押え上げカム111を介して伝達されて適宜アップ・ダウンが行われるように構成されている。また上記押え棒抱き9の他のアーム部9bは、変位検出器としてのポテンショメーター13の入力ピン13aに圧接されており、押え棒8の上下方向の変位がポテンショメーター13により検出されるように構成されている。
【0014】
また上記押え棒の上方部分には、圧縮コイルバネ14が装着されており、この圧縮コイルバネ14の付勢力によって押え棒8が下方に押し下げられている。上記圧縮コイルバネ14の上端部分は、上下方向に揺動可能に取り付けられた押え圧調整レバー15の途中部分に受けられており、この押え圧調整レバー15の揺動端部分が押え圧調整カム16の周面に当接されている。上記押え圧調整カム16の軸16aには調整ダイヤル17が設けられており、この調整ダイヤル17を回すことによって上記圧縮コイルバネ14の付勢力が調整されるようになっている。
【0015】
一方、上記押え棒8の下端部には、刺繍縫い用押え足21及び通常縫い用押え足22(図3(b)参照)が交換可能に装着される。このとき図3及び図4に示されているように、刺繍縫い用押え足21(図3(a)及び図4)の足高さH1は、通常縫い用押え足(図3(b))の足高さH3よりも所定量低くなるように設定されている(H1<H3)。すなわち上記刺繍縫い用押え足21は、足高さH1のように低目に形成されることによって上述した押え棒カムリンク4を低位置に位置させ、当該押え棒カムリンク4が押え棒上下カム3の周面に常時圧接するように構成されている。従って押え棒8に刺繍縫い用押え足21が装着された場合には、押え棒上下カム3のカム情報に従って押え棒8が上下動されるようになっている。
【0016】
一方、上記通常縫い用押え足22は、足高さH3のように高目に形成されることによって上述した押え棒カムリンク4が高目に位置させ、当該押え棒カムリンク4が押え棒上下カム3の周面から常時離間するように構成されている。従って押え棒8に通常縫い用押え足22が装着された場合には、押え棒上下カム3のカム情報は押え棒に伝達されない。
【0017】
上記押え棒上下カム3は、図5に示されているように、半径R1の谷径と、半径R2の山径とを有しており、針棒23に設けられた針24の位置と同期して回転している。すなわち針24が針板の下方に下がっている時には押え棒カムリンク4側に半径R1の谷径が位置するとともに、針24が針板の上方に上がっている時には押え棒カムリンク4側に半径R2の山径が位置するように構成されている。さらに通常縫い用押え足22が針棒23に装着された時には、上記半径R2の山径よりさらに大きい半径R3の位置に押え棒上下リンク4が位置するようになっている。
【0018】
なお図5には、押え棒上下リンク4が押え棒上下カム3の谷径(半径R2)の周面から距離αだけ離間した状態が表されているが、これは刺繍縫い用押え足21が押え棒8に装着される時の状態である。
【0019】
このような装置によれば、押え棒上下カム3及び押え棒上下リンク4を備えた押え上げ上下機構によって刺繍縫い用押え足21の上下動が針棒と同期して行われるとともに、刺繍縫い用押え足21の布厚に対応した変位量が変位検出器としてのポテンショメーター13で検知されることとなる。従って刺繍縫い用押え足21が被縫製物に接触した時の下端位置情報に基づいて布厚検知が行われる。
【0020】
一方、通常縫い用押え足22が針棒23に装着された時には、押え棒上下カム3による上下動は行われず、布厚に対応した押え足の高さ位置が押え棒8を通して変位検出器としてのポテンショメーター13で検知されることとなる。なお通常縫いと刺繍縫いとの間においては、布厚を検知する基準高さが異なることとなるが、その差分を見込んだ検知動作が行われる。
【0021】
このような布厚検知情報は、例えば特公平3−22193号に記載された針糸供給装置に出力されて必要な糸量が算出され針糸が自動供給される。この針糸供給装置の一例を説明しておく。
【0022】
すなわち図6に示されている装置は、針糸供給源としての糸巻及び上記針間の針糸Tを支持し且つ緊張・弛緩するように主軸2に連動して二位置間を往復動する天秤31、及び適宜に発生される糸切り信号に連動して作動し、布に連らなる針糸Tをベッド下方において切断する糸切り装置(図示せず)や下糸ボビンへの糸巻装置32等を備え、かつ針棒の振り幅や送り歯の送り量及びX−Yテーブルの送り量並びにそれらの方向が予め記憶装置に記憶された情報に基いて制御されるものである。また針糸Tは、図示のように糸巻33より糸調子器34、第一保持手段35、繰出し検出装置36、第二保持手段及び周知の糸取りばねを経由して上記天秤31に掛け渡されている。
【0023】
繰出し装置40は繰出し腕41を有し、第一・第二保持手段35,37間の針糸経路の長さを、図7の繰出し曲線のように針24が針板面よりも下方に位置している時期に増大するとともに、天秤31による針糸緊張時までに最短とするためのものである。繰出し腕41は上下に傾斜した透導面41aと、その下方に位置してU字状の糸保持溝41bとを有し、その基部は固定軸42に支持したリンク43と固定軸44に支持したリンク45との各自由端に軸支してある。リンク45は機枠との間に掛け渡したばね46を介してカム体47のカム面に追従するようになっている。
【0024】
繰出し検出装置36は、針糸Tが糸巻33から繰出し腕41へ向って移動する長さを検出するためのもので、針糸Tを巻き掛けるV溝36aを有するプーリー38と、プーリー38が一定角度回転する毎に一箇のパルスを発生するエンコーダ39とからなる。
【0025】
糸調子器34は糸押え50を有し、針糸Tが上記プーリー38に密着して巻き付くように針糸Tを軽く張らせるために、常に一定の弱い通過抵抗を与えるためのものである。糸押え50及びこれと協動する糸抜け防止板51は機枠に対して垂直に固定の基板52から水平に突出する支軸53,54に摺動自在に支持してある。糸抜け防止板51は支軸53に対して取着したリングにより上記摺動が制限されており、また糸押え50は、コイルばねの付勢力によって基板52に向けて押圧されている。
【0026】
第一保持手段35は、第一ソレノイド61のオン・オフによりアンマチュアとしての保持板62を吸引・開放し、保持板62と対向するヨーク63との間で針糸Tを通過不可能に挟持し又は通過可能に開放するためのものである。保持板62はヨーク63に立設した軸により上下動可能に支持されており、常に下方へコイルバネの弱い弾性力が与えられることによって第一ソレノイド61による吸引力の立上がりを速めている。
【0027】
なお上記した保持手段35のヨーク63上面は、繰出し検出装置36におけるプーリー38Vの溝36aと、糸調子器34における糸抜け防止板51と糸押え50との交点及び機枠に軸支したローラー66のV溝66aを結ぶ直線と同一かそれよりも上方に位置するように配置し、針糸Tの張力により糸押え62がコイルバネに抗して上方に浮き上がらないように、即ち糸押え62がコイルバネの弱い弾性力で常にヨーク63上面に圧接するようにしてある。
【0028】
第二保持手段37は、第一保持手段35と基本的には同様の構成であり、第二ソレノイド67のオン・オフによりマンマチュアとしての保持板68を吸引・開放し、ヨーク69との間で針糸Tを通過不可能又は可能に挟持・開放するためのものである。保持板68は第二ソレノイド67の支持枠70の二又突起70aを支点に揺動可能に支持され、且つ常にはヨーク69から離れる方向にコイルバネの弾性力を受けている。またこの弾性力による保持板68の揺動位置を規制する規制部72が合成樹脂によりヨーク69と一体に形成され、保持板68と鉄心73との対向面間の距離 を常に一定に保つようにしている。また鉄心73とヨーク69に吸着された時の保持板68との対向面間に一定の隙間 を設けるようにし、第二ソレノイド67をオフした時に保持板68の鉄心73からの離れが残留磁気により遅れるのを防止している。
【0029】
操作レバー74は押上げ、ニュートラル、糸切りの各態様に対応するイ、ロ、ハの三位置に回動可能に支持されている。その操作レバー74には、下端に押え足をもつ押え棒を押えバネに抗して上昇させるための押え上げカム11と、糸調子器34及び第一保持手段35における針糸Tの挟圧力を開放するための糸緩めカム78が一体に支持されている。押え上げカム11には操作レバー74を「イ」の位置に回動した時に、押え棒を上昇させるように押え棒と一体の押え棒抱きの下面が対向配置してある。
【0030】
また糸緩めカム78は操作レバー74を「イ」又は「ハ」の位置に回動した時に糸押え50をバネに抗して移動させるとともに、保持板62をバネに抗して上方に押し上げるように作用するリンク機構と連結した追従子80に対向配置してある。追従子80は軸81を中心に揺動自在であり、この揺動運動は糸押え50に対しては軸82,83に支持したリンク84,85を介して伝達されるようになっている。またリンク84の二又部84aには、上端に保持板62の係止部62aが遊嵌された二又部をその連桿86の下方部が垂直に遊嵌配置されると共に、その連桿86の水平突出部との間にはバネよりもばね定数の大きなコイルバネが配置されている。
【0031】
図7に示された電気回路において、位置検出装置101は、図6のように主軸2に固定した回転板90及びそれを検出する検出器91とからなり、針がベッド平面に突刺った直後から針がベッド平面より抜け上がった直後までの主軸2の回転角を検出して低レベル(以下Lとする)の位置信号を発生し、これ以外の時期には高レベル(以下Hとする)の位置信号を発生する。
【0032】
布厚検出装置102は、前述したように押え棒8の上下動に連動して正逆回転する可動部と、その回転位置に対応する電圧(布厚信号)を発生するボリュームとからなるポテンショメーター13から構成されている。
【0033】
押え上昇スイッチ103は、リンクの揺動経路内に配置されており、操作レバー74を「イ」又は「ハ」の位置に移動操作することに関連してHの信号を発生する。
【0034】
速度検出装置104は、主軸2の回転速度を検出しそれに対応する数のパルス(速度信号)を発生する。誤差演算装置105は、第一・第二保持手段35,37における各保持板62,68の応答動作の遅れによる繰出し糸量の誤差を修正するためのものであり、速度検出装置104の出力パルス数Nに対し実験的に求めた定数kを乗じた数Bのパルス(補正信号)を発生する。
【0035】
記憶回路106は、特に図8に示されているように、各縫目毎の針24の振り幅に関する情報(振り幅信号Y)及び布送り歯(図示せず)の水平移動量に関する情報(送り量信号X)を記憶した通常縫い(ステッチ縫い)記憶回路106aと、刺繍縫い用のX−Yテーブルにおける両方向の送り信号X,Yを記憶した刺繍縫い記憶回路106bと、からなり、図7に戻って、それらからの各記憶情報は、位置検出装置101の出力の立上がり時に次の縫目に対応するものが模様制御回路107を介して読み出され、これらの各情報はY信号及びX信号としてラッチ回路108に送られると同時に、Y信号はラッチ回路109、X信号はラッチ回路110にも送られる。なお、上記ラッチ回路109は位置検出装置101の出力の立上がりに関連してモノマルチバイブレータ(ワンショット)MS1 及びインバータI1を介して作動されラッチ回路108,110は上記位置信号の立ち下がりに関連して動作し、且つ各ラッチ回路は動作によりその入力をそのまま出力する。
【0036】
針振りステッピングモータ(STM)111は針棒揺動機構を作動するためのものであり、ラッチ回路109の出力を受け駆動回路112を介して駆動される。送りステッピングモータ(STM)113は送り機構を作動するためのものであり、ラッチ回路110の出力を受け駆動回路114を介して駆動される。
【0037】
また同様に刺繍縫い装置では、X−Yテーブルを各方向に作動させるX方向モータ98及びY方向モータ99に対して、ラッチ回路109,110の出力による駆動回路112,113からの駆動信号が与えられるように構成されている。
【0038】
設定装置115は、ラッチ回路108及びこれと同様に動作されるラッチ回路106を介して入力される各信号X,Y,Dに基いて一縫目形成毎に必要な針糸繰出し量を設定するためのものであり、図8に示したように、信号Xの2乗値と信号Yの2乗値を加算した値P2 に定数k1 を乗した値k2 P2 と、P2 の平方根に定数k2 を乗した値k2 Pとを加算した「k1 P2 −k2 P」とし、これに布厚信号Dに定数k3 を乗した値を加え「k1 P2 +k2 P+k3 D」とし、更にこれに定数k4 を加算して求められた値(設定信号)Aを出力するようになっている。
【0039】
このとき上記布厚信号Dは、刺繍縫いの場合には通常縫い(ステッチ縫い)の場合より所定量βだけ加えた量の信号とする。
【0040】
再び図7に戻って、減算装置117は上記設定装置115の出力値Aから誤差演算装置105の出力Bを減じた値Cを繰出し信号として比較回路118に出力する機能を有しており、上記比較回路118は、減算装置117とカウンタ116との出力の値が一致したときにHの信号を発生する。カウンタ119は、繰出し検出装置36の出力パルスを計数した値を出力とともに、位置信号の立ち上がりによりリセットされる。
【0041】
フリップフロップ回路FF1は、比較回路118のH信号を受けて動作状態となるとともに、位置信号の立ち下がりに関連して非動作状態にリセットされ、これらの出力は、アンドゲートG1及びインバータI2を介してアンドゲートG2に送られる。各ソレノイド61,67は、それぞれ対応する動作回路120,121を介してアンドゲートG1,G2の出力によりオンし、L出力によりオフする。
【0042】
フリップフロップ回路FF2は、電源投入後の縫い初めの針数と縫い終わった被縫物をミシン縫合部から取り去った後の次の縫い初め針数の縫目形成期間中に、上記両保持手段35,37間への針糸Tの繰込みを阻止するためのものであり、繰出し検出装置36からの信号又は電源投入に関連して初期設定回路122から瞬時に発生させる信号を受けてその立ち上がりにより動作状態とされ、かつミシン停止操作に関連して発生させる。ミシン停止信号を受けて動作するワンショットMS2の立ち上がり非動作状態にリセットされるとともに、反転Q端子出力は、オアゲートG3を介してオアゲートG1,G2に入力されている。
【0043】
またカウンタ123は、位置検出装置101の出力の立下がりを計数し、その値が予め設定した値、例えば「5」に達することに関連して出力がLからHに反転するとともに、ミシン始動操作に関連して発生するミシンスタート信号を受けて動作するワンショットMS3の出力の立上がりに関連してリセットされ、その出力はアンドゲートG1,G2に入力されている。
【0044】
押え上昇スイッチ103は、布押え足を上昇させることに関連してそのとき針24がベッド面から抜け上がっている上停止区間であれば、両保持手段35,37から針糸Tを開放させるためのものであり、その出力はアンドゲートG4、インバータI3を介してアンドゲートG1,G2の入としてある。
【0045】
フリップフロップ回路FF3は、縫い始めから繰出し検出装置36の出力がない場合に針糸Tの消費又は切断と判断するためのもので、繰出し検出装置36からの出力パルスを受けて動作状態とされ、かつスタート信号を受けて動作する前記ワンショットMS3の出力の立上がりに関連して非動作状態にリセットされるようになっているとともに、Q端子出力はアンドゲートG5に又反転転Q端子出力はアンドゲートG6の入力としてある。
【0046】
フリップフロップ回路FF4は、縫製中に繰出し検出装置36からの出力が所定値より小さくなった場合に針糸Tの消費又は切断と判断するためのもので、繰出し検出装置36からの出力パルスを受けて動作状態となり、位置検出装置101の出力の立下がりに関連してリセットされるとともに、Q端子出力はインバータI4を介してゲートG5の入力としてある。
【0047】
カウンター124,125は、位置検出装置101からの信号の立上がりを計数し、その値が予め設定した値、例えば前者「7」針、後者を「3」に達することに関連してその出力をLからHに反転するとともに、カウンタ124は、ワンショットMS3の立上がりでまたカウンタ125はフリップフロップ回路FF4の出力の立上がりによりそれぞれリセットされるようになっている。
【0048】
カウンター126,127は、ともに繰出し検出装置36の出力パルスを計数しその値を出力するとともに、カウンタ126公知の下糸巻装置32を作用状態にセットするようにした糸巻モード・オン信号を受けて動作するワンショットMS4の出力の立上がりによりリセットされ、またカウンタ127は下糸巻装置32を不作用状態に解除することに関連して発生する糸巻モード・オフ信号を受けて動作するワンショットMS5の出力の立上がりによりリセットされる。
【0049】
比較回路128は、上記糸巻装置32によって下糸ボビン92に所望糸量を自動的に巻き取るためのものであり、適宜に設定される糸巻量設定装置129の出力値と、カウンタ126の出力値とが一致することに関連してその出力を反転し、このときの出力によりモータ停止回路135を介してミシンモータを停止するようになっているが、これに代えてソレノイドをオンし、その作用力により糸巻装置32を不作用位置に移動させるようにしてもよい。
【0050】
記憶回路130は、糸巻装置32によって下糸ボビン92に巻き取った糸量を記憶しておくものであり、カウンタ126の計数値を記憶し、かつ常にはその記憶値を出力するとともに、ワンショットMS4の出力の立上がりにより記憶内容がクリアーされるように構成されている。
【0051】
比較回路131は、下糸ボビン92に巻かれた糸量と同等の上糸量が消費されるのを検出するためのものであり、記憶回路130の出力とカウンタ127の出力とを比較し双方が一致することに関連して一定時間Hの信号を出力するものである。なおブザー、ランプ等の警報装置132はノアゲートG7出力がLになったときに一定時間動作するようになっている。
【0052】
なお一縫目形成に必要な糸量は後述するように繰出し腕41の繰出し運動と、両保持手段35,37の作動タイミングを制御することによって得られるものであるが、特に保持手段35の保持板62の動作の遅れは繰出し誤差の原因となる。そこで実際の繰出し量が許容できる上限以上にはならないように、繰出し腕41の繰出し運動が始めはゆっくりとしてその後半から次第に速くなるように前記カム体47のカム面は形成されている。
【0053】
このような装置を刺繍縫い装置としてみた場合には、特に図9に示されているように、中央演算装置(以下、CPUという。)200にはミシンスタートスイッチ201が接続されているとともに、上記CPU200によりミシン駆動モータ202が回転制御され、またCPU200に接続された刺繍縫い装置203を通して上述したX方向モータ98及びY方向モータ99が回転制御されるように構成されている。
【0054】
その他、上記CPU200には、ステッチ(通常)縫い/刺繍縫い切換装置204、模様選択装置205、刺繍模様記憶装置106bが接続されているとともに、前述した針振りモータ111、送りモータ113、及び針糸繰り出し装置を構成する第1ソレノイド61、第2ソレノイド67、繰出し検出装置36、布厚検出機構102が接続されている。なお図8中の符号204は、次の装置形態において説明される押え棒の押え圧調整モータを示している。
【0055】
このような装置の作用を次に説明する。
両保持手段35,37の各ソレノイド61,67は、対応するゲートG1,G2の4つの入力が全部Hになったときオンし、そのうち一つがLになったときにはオフするが、正常の場合には後述するようにゲートG3,G4,G7からの3つの入力がいずれもHになっているから、フリップフロップ回路FF1の出力状態によってオン・オフが決まる。
【0056】
そこで通常の縫製時において、針棒23、天秤31、繰出し腕41は、図10のタイミング曲線に沿って往復移動する。繰出し腕41の図6右方向への往動は、両保持手段35,37間の針糸経路を増大するものであるが、繰出し腕41が往動する直前までにフリップフロップ回路FF1が位置検出装置101のL出力によりリセットされており、ゲートG1の出力はL、ゲートG2の出力はHとなり、第一ソレノイド61がオフすると同時に第二ソレノイド67がオンし、一方の保持手段35では針糸Tを解放し他の保持手段37では針糸Tを保持しているから、繰出し腕41の上記往動によって増大する針糸経路に相当する針糸Tが糸巻33から両保持手段35,37間に繰り込まれる。
【0057】
このときプーリー38が針糸Tの移動に伴って回動し、その回転角度に比例した数のクロックパルスが繰出し検出装置36から発生する。このクロックパルスはカウンタ119によって計数されて比較回路118の一方の入力部に入力される。また比較回路118の他方には、記憶回路106から読み出された信号X、信号Y及び布厚検出装置102からの布厚信号Dに基づいて設定装置115で演算した値から誤差演算装置105からの出力値を減じて補正した減算装置117からの出力(理論値)Cが入力されており、比較回路118はカウンタ119の計数値が理論値と一致するとH信号を出力する。これによりフリップフロップFF1の出力がLからHに反転するので、第一ソレノイド61はオンし第二ソレノイド67はオフする。
【0058】
したがって予定の長さの針糸Tが両保持手段35,37間に繰込まれた後には、第一保持手段35が針糸Tを通過不可能に挟持して糸巻33から繰り出されるのを阻止するとともに、第二保持手段37が針糸Tを通過可能に解放する。なお繰出し腕41の往動の途中で予定の長さの針糸Tが繰り出されれば、その後の繰出し腕41の往動中は第二保持手段37及び針24間に弛んでいる針糸Tが両保持手段35,37間に一時的に引き戻される。
【0059】
また繰出し腕41は次に針糸Tが天秤31によって緊張されるまでの間に複動するので、その後の天秤31の上昇に伴って第一保持手段35及び縫目間の針糸Tが次第に張られ、これにより縫目が適切な強さで締め付けられて結節する。以下、同様の作用が一目形成毎に繰り返される。
【0060】
以上のように、信号X、信号Y、布厚信号Dに基づいて演算された必要糸量が一目形成毎に繰り出されるが、縫い始めの数針間は正規の糸量を必要としない。そこで電源を入れた後に縫目を始めると、フリップフロップFF2がプリセットされるとともに、スタート信号によりカウンタ123がリセットされるので、位置検出装置101の信号の立ち下がりが5回形する計数されるまでは、すなわち縫目が5針形成するまでの間はゲートG2の出力がLとなり、これによりゲートG1,G2が閉じるので第一ソレノイド61,67はオフしたまま作動しない。
【0061】
またフリップフロップFF2はミシン停止によりリセットするが、布を縫合部から取り出したり位置をずらしたりすると、それに伴って針糸Tが糸巻5から繰り出され、繰出し検出装置36からのパルス信号により再びセットされるから、その後に縫製を始めると、上述と同様に縫目が5針形成されるまでの期間は各ソレノイド61,67がオフしたままとなり、糸の繰出しは行なわれない。
【0062】
布針24を中心に旋回すべくミシンを針棒最下点付近で停止した場合には、布押え足を上昇させてもゲートG4の出力がLのまま変化しないので、両保持手段35,37の状態はミシン停止前とは変らず、再びミシンを始動すれば引続き予定の縫目が形成されるが、布を縫合部から取り出すべく針棒最上点付近でミシンを停止した場合には、布押え足を上昇させるとゲートG4の出力がHになり、これによりゲートG1,G2が閉じるので、各ソレノイド61,67はオフし両保持手段35,37とも針糸Tを解放する。
【0063】
なお保持手段35について、前者の場合には、保持板62がソレノイドにより吸引されているから、カム体78に連動してリンク84が図6時計方向に回動し連悍86が押し上げられても、バネが圧縮されるだけであるが、後者の場合には上記ソレノイドは発生しないから、保持板62がバネを介して連悍に連動し軸を支点に上動する。
【0064】
糸巻装置32を作用状態にセットすると、カウンタ126及び記憶回路130がリセットされる。そこで糸巻量設定装置129を適宜に設定操作してからミシンを始動すると、針糸Tが糸巻33から下糸ボビン92に巻き取られ、その糸量は繰出し検出装置36及びカウンタ126を介して記憶回路130に記憶されるとともに、上記巻き取り量が設定量に達すると比較回路128の出力によりモータ停止回路135を介してミシンモータは停止する。また縫製により消費される糸量は繰出し検出装置36及びカウンタ126により検出され、その糸量が先に下糸ボビン92に巻き取られた糸量に達すると、比較回路131の出力に関連して警報装置132は一定時間動作するとともに、モータ停止回路135を介してミシンモータは停止する。
【0065】
縫製の途中で針糸Tが全部消費されたり切れたりして、繰出し検出装置36の出力が止まった場合には、フリップフロップFF4がセットされないので、位置検出装置101の立上り出力がカウンタ125により計数されることとなり、その設定値に対応する間に、すなわち主軸2が3回転する間に一度も繰り出し検出装置36の出力が発生しない場合には、その時ゲートG5の出力がHとなるから、モータ停止回路135を介してミシンが停止するとともに、警報装置132が一定時間作動し、またゲートG1,G2が閉じて各ソレノイド61,67もオフする。
【0066】
上述したように、電源が入っていない時、又は電源投入後であっても針棒上死点付近にミシンを止めて布押え足を上昇したときや、縫製の途中で針糸Tが切断したり消費された場合には、各ソレノイド61,67がオフして両保持手段35,37による針糸の保持力が解放されるので、針糸Tをセットする場合には、これらの状態においてまず糸巻33から針糸Tを端部を摘んで引き出し、次にその中間部をカバーに巻き掛けてから軽く引っ張ると針糸Tに下方への分力が発生するから、中間部はカバーの側面を滑り下り、更に針糸Tの端部を引張れば第一保持手段35の保持板62とヨーク63との間に引込まれると共に、繰出し検出装置36のプーリー38に巻き掛けられる。
【0067】
また針糸Tをセットしないでミシンを駆動した場合には、ミシンスタート信号によりリセットされた後に繰出し検出装置36から出力がフリップフロップFF3に入力されず、反転Q出力がHとなるから、カウンタ124の設定数だけ主軸2が回転するとゲーG4の出力がHとなる。従ってこの場合には主軸2が7回転してから警報装置が作動すると共に、各ソレノイド61,67がオフする。
【0068】
次に図11に示されている実施形態にかかる装置では、押え棒8に下方付勢力を与える圧縮コイルバネ14の付勢力をモータ回転により調整する機構が付設されている。すなわち上記圧縮コイルバネ14を受けている押え圧調整レバー15の揺動端部分に接触している押え圧調整カム16が、ステッピングモータ204の出力軸に固定されており、上記ステッピングモータ204が所定の角度回転駆動されることによって圧縮コイルバネ14の付勢力、すなわち押え棒8への下方付勢力が適宜に調整されるようになっている。
【0069】
さらに図12及び図13に示されている形態の装置における布厚検出機構の押え足上下機構は、針棒23の上下動を刺繍縫い用押え足210に伝達するリンク機構を有している。すなわち本装置においては、所謂可動型の刺繍縫い用押え足210が採用されており、押え棒8の下端部に装着された可動型の刺繍縫い用押え足210の上下動が針棒23に連動して行われるように構成されている。
【0070】
上記可動型の刺繍縫い用押え足210は、押え棒8に対して通常縫い用押え足(図3(b)参照)と交換可能な構成になされており、特に図14及び図15に示されているように、押え棒8に対する取付板211を有している。この取付板211の下縁部分には、布送り方向に略直交する方向に延在するようにピン軸213が掛け渡されており、そのピン軸213に対して針棒リンク機構を構成する押えレバー214の基部が回動可能に取り付けられている。
【0071】
この押えレバー214は、押え棒8の軸方向に対して所定の角度をなしてクロスするように斜め上方に向かって延出しており、図示した下限位置において係止されている。すなわちこの押えレバー214は、図示した下限位置から上記ピン軸213を中心として上方に上がる方向にのみ回動可能となるように軸支されているとともに、上記ピン軸213に装着されたコイルバネ215の回転付勢力によって押えレバー214が図示下限位置に押え付けられている。
【0072】
さらに上記押えレバー214の下縁部分には、押え足212が下方に突出するように一体に設けられている。この押え足212は、上記押えレバー214の下縁部分から階段状に折れ曲がるようにして被縫製物に接触するように延出しており、押えレバー214の上方回動に従って上方に持ち上げられることにより、被縫製物から離間するようになっている。
【0073】
一方、押え棒8は中空パイプ状に形成されており、この押え棒8の中空内部に長尺状のスライド軸216が軸移動自在に挿通されている。このスライド軸216の下端部分及び上端部分には連結ピン216a,216bがそれぞれ突設されており、これらの各連結ピン216a,216bは、押え棒8に形成された長穴を通して外部に突出するように設けられている。そしてこのスライド軸216の下部側の連結ピン216aは、上述した刺繍縫い用押え足210における押えレバー214の途中部分上縁に当接可能に配置されているとともに、上側の連結ピン216bは、変位検出器としてのポテンショメーター13の入力ピン13aに圧接されている。
【0074】
さらに上記針棒23の下端部分には、連結ピン217が上記押えレバー214に当接可能な位置に突設されており、針棒23が上昇した時に連結ピン217が上記押えレバー214に当接して押えレバー214の上方回動が行われるとともに、刺繍縫い用押え足212がスライド軸216とともに上昇されるように構成されている。また針棒23の下降時には、コイルバネ215の下方付勢力によって刺繍縫い用押え足212がスライド軸216とともに下降されるようになっている。
【0075】
このように上記スライド軸216及び刺繍縫い用押え足210は、針棒23の上下動に従って押えレバー214とともに上下動され、従って刺繍縫い用押え足210の上下動がポテンショメーター13により検出され構成になされている。このような装置においても、前述した装置と同様な作用・効果を得ることができる。
【0076】
さらに図16及び図17に示されている実施形態にかかる装置では、上述した装置における可動の刺繍縫い用押え足210における押えレバー214が上方延びる延長部214aを有しており、揺動リンク220を介して刺繍縫い用押え足210の高さ位置がポテンショメーター13により検出されるように構成されている。
【0077】
上記揺動リンク220は、ミシンフレームに枢着されており、当該揺動リンク220の下端に相当する第1揺動端220aが、上記押えレバー214における延長部の上端部に当接されているとともに、揺動リンク220の途中部分から上方に向かって突出し上端に相当する第2揺動端220bが、変位検出器としてのポテンショメーター13の入力ピン13aに圧接されている。このような装置においても、前述した装置と同様な作用・効果を得ることができる。
【0078】
また図18に示されている実施形態にかかる装置では、上述した可動型の刺繍縫い用押え足210に対して、変位検出装置としての布厚センサー230が付設されており、この布厚センサー230から延出するリード線231が押え棒8の内部を通された配置構成になされている。
【0079】
このとき特に図21及び図22に示されているように、上記押え棒8の押え足取付部に絶縁層232を介して接点端子233が設けられているとともに、この接点端子233から上記リード線231が上方に向かって延出している。そして刺繍縫い用押え足210を押え棒8に装着した時に、布厚センサー230側の端子が上記接点端子233に導通されるように構成されている。このような装置においても、前述した装置と同様な作用・効果を得ることができる。
【0080】
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。例えば本発明は、少なくとも刺繍縫いをするミシンに対しては同様に適用することができ、従って刺繍縫い専用のミシンの他、刺繍縫いと通常縫いとを兼用するミシンに対しても同様に適用することができる。
【0081】
【発明の効果】
以上のように本発明は、押え足上下機構によって刺繍縫い用押え足の上下動を行わせつつ、被縫製物の厚さに対応する刺繍縫い用押え足の高さ位置を変位検出器で検知することによって布厚検知を行う布厚検出機構を刺繍縫いミシンに備えたものであるから、刺繍縫いにおいても布厚検知を良好に行うことができ、針糸供給装置を用いる等によって刺繍縫いの品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる刺繍縫いミシンのミシンヘッド部を表した縦断面説明図である。
【図2】図1に表した刺繍縫いミシンのミシンヘッド部を表した横断面説明図である。
【図3】図1に表した刺繍縫いミシンにおいて交換使用される押え足の一例を表したものであって、(a)は刺繍縫い用押え足、(b)は通常(ステッチ)縫い用押え足の側面説明図である。
【図4】図3(a)に示した刺繍縫い用押え足の平面説明図である。
【図5】図1に表した刺繍縫いミシンにおいて使用される押え棒上下カムの一部を表した部分拡大正面図である。
【図6】針糸供給装置の一例を示した斜視説明図である。
【図7】針糸供給装置に用いられている電気回路の一例を表したブロック図である。
【図8】供給糸量の算出手段を表したブロック図である。
【図9】刺繍縫い装置の制御系を表したブロック図である。
【図10】縫製動作を表したタイムチャートである。
【図11】本発明の他の実施形態にかかる刺繍縫いミシンのミシンヘッド部を表した縦断面説明図である。
【図12】本発明のさらに他の実施形態にかかる刺繍縫いミシンのミシンヘッド部を表した縦断面説明図である。
【図13】図12に表した刺繍縫いミシンのミシンヘッド部を表した横断面説明図である。
【図14】図12及び図13に表した刺繍縫いミシンに用いられている可動型の刺繍縫い用押え足を表した側面説明図である。
【図15】図14に表した可動型の刺繍縫い用押え足の平面説明図である。
【図16】本発明のさらに他の実施形態にかかる刺繍縫いミシンのミシンヘッド部を表した縦断面説明図である。
【図17】図16に表した刺繍縫いミシンのミシンヘッド部を表した横断面説明図である。
【図18】本発明のさらに他の実施形態にかかる刺繍縫いミシンのミシンヘッド部を表した縦断面説明図である。
【図19】図18に表した刺繍縫いミシンに用いられている可動型の刺繍縫い用押え足を表した側面説明図である。
【図20】図19に表した可動型の刺繍縫い用押え足の平面説明図である。
【図21】図18に表した刺繍縫いミシンにおける押え棒の押え足装着部を表した正面説明図である。
【図22】図18に表した刺繍縫いミシンにおける押え棒の押え足装着部を表した縦断面明図である。
【符号の説明】
2 主軸
3 押え棒上下カム
4 押え棒上下リンク
8 押え棒
13 ポテンショメーター
21 固定型刺繍縫い用押え足
210 可動型刺繍縫い用押え足

Claims (1)

  1. 少なくとも刺繍縫いを行うように被縫製物に対して、押え棒に交換可能に装着される刺繍縫い用押え足又は通常縫い用押え足を接触させるように構成した刺繍縫いミシンにおいて、
    ミシン主軸に設けられたカム体と、このカム体に形成された位置情報を前記刺繍縫い用押え足に伝達するカムリンク機構とを有し、上記刺繍縫い用押え足を針棒に同期して被縫製物に接触・離間させる押え足上下機構と、
    位置変動入力を所定の検出信号として出力するように機枠に固定した変位検出器と、
    前記被縫製物の布厚に対応する刺繍縫い用押え足の高及び通常縫い用押え足の高さの位置変動を変位検出器に伝達する変位伝達機構と、
    を有する布厚検出機構を備えたものであって、
    前記押え棒に対して前記刺繍縫い用押え足の装着時にはカムリンク機構がカム体に対して作動位置に移動し、かつ前記通常縫い用押え足の装着時にはカムリンク機構がカム体に対して非作動位置に退避するように、上記刺繍縫い用押え足の足高さ及び通常縫い用押え足の足高さを設定したことを特徴とする刺繍縫いミシン。
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