JPS627378B2 - - Google Patents
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- JPS627378B2 JPS627378B2 JP53012666A JP1266678A JPS627378B2 JP S627378 B2 JPS627378 B2 JP S627378B2 JP 53012666 A JP53012666 A JP 53012666A JP 1266678 A JP1266678 A JP 1266678A JP S627378 B2 JPS627378 B2 JP S627378B2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P5/00—Advancing or retarding ignition; Control therefor
- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
- F02P5/145—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
- F02P5/15—Digital data processing
- F02P5/1502—Digital data processing using one central computing unit
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Control By Computers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機関への燃料供給をデジタルコン
ピユータを用いて電子制御するようにした内燃機
関用電子制御装置に関する。
ピユータを用いて電子制御するようにした内燃機
関用電子制御装置に関する。
従来、内燃機関への燃料供給を加圧燃料の噴射
時間によつて制御する燃料噴射システムが知られ
ているが、デジタルコンピユータにて燃料噴射量
を演算する場合、一定周波数のクロツク信号を計
数することによつてその演算値である数値データ
を燃料噴射用のインジエクタの開弁時間に変換す
るカウンタ等の変換装置が必要である。そして、
内燃機関に必要とされる燃料供給量は、通常運転
時に比して冷間始動時にははるかに多い。しかし
て、このような燃料供給特性を前述の変換装置の
カウンタにおいて一定周波数のクロツク信号の計
数によつて得ようとすると、充分な分解能を得る
ためには変換装置のカウンタにおけるクロツク信
号の計数容量を大きくせねばならないという問題
点がある。即ち、通常運転時の燃料供給量の最大
値に対して、冷間始動時の燃料供給量が例えば少
くとも10倍必要な場合には、クロツク信号を計数
するカウンタの容量を通常時に必要とされる容量
の10倍としなければならず、カウンタを複数個使
用したり、大容量のカウンタを使用しなければな
らなくなる。
時間によつて制御する燃料噴射システムが知られ
ているが、デジタルコンピユータにて燃料噴射量
を演算する場合、一定周波数のクロツク信号を計
数することによつてその演算値である数値データ
を燃料噴射用のインジエクタの開弁時間に変換す
るカウンタ等の変換装置が必要である。そして、
内燃機関に必要とされる燃料供給量は、通常運転
時に比して冷間始動時にははるかに多い。しかし
て、このような燃料供給特性を前述の変換装置の
カウンタにおいて一定周波数のクロツク信号の計
数によつて得ようとすると、充分な分解能を得る
ためには変換装置のカウンタにおけるクロツク信
号の計数容量を大きくせねばならないという問題
点がある。即ち、通常運転時の燃料供給量の最大
値に対して、冷間始動時の燃料供給量が例えば少
くとも10倍必要な場合には、クロツク信号を計数
するカウンタの容量を通常時に必要とされる容量
の10倍としなければならず、カウンタを複数個使
用したり、大容量のカウンタを使用しなければな
らなくなる。
本発明は、上述の問題に対処可能な内燃機関用
電子制御装置を提供することを目的とするもので
あり、さらに詳細には、デジタルコンピユータの
算出する要求燃料量の数値データの大幅な変化が
内燃機関の冷間始動時を含む特定の作動状態と関
連して生じる点に注目し、特定の作動状態に関連
して変換装置に入力されるクロツク信号の周波数
を低くすることによつて、変換装置のクロツク信
号計数容量を実質的に拡大することが可能な内燃
機関用電子制御装置を提供することを目的とする
ものである。
電子制御装置を提供することを目的とするもので
あり、さらに詳細には、デジタルコンピユータの
算出する要求燃料量の数値データの大幅な変化が
内燃機関の冷間始動時を含む特定の作動状態と関
連して生じる点に注目し、特定の作動状態に関連
して変換装置に入力されるクロツク信号の周波数
を低くすることによつて、変換装置のクロツク信
号計数容量を実質的に拡大することが可能な内燃
機関用電子制御装置を提供することを目的とする
ものである。
以下本発明を自動車搭載の内燃機関に適用した
実施例に基いて説明する。本実施例においては内
燃機関用点火時期制御もデジタルコンピユータに
て処理することを示しているが、本発明の主旨を
理解するのに重要でないので簡略に説明する。
実施例に基いて説明する。本実施例においては内
燃機関用点火時期制御もデジタルコンピユータに
て処理することを示しているが、本発明の主旨を
理解するのに重要でないので簡略に説明する。
第1図に示す全体構成図において、1は6気筒
4サイクル内燃機関、2は吸気マニホルドと連ら
なるサージタンク、3は吸気クリーナ、4は吸入
空気量及び吸入空気温センサである。5はスロツ
トルボデイで、6はスロツトル弁と連動するスロ
ツトルセンサである。7は燃料噴射用電磁式イン
ジエクタで内燃機関の各気筒毎に設けてあり、図
示しない燃料系より所定の圧力で圧送される燃料
に対して電気的に制御される開弁時間をもつて燃
料噴射量を規定する。8は排気マニホルド、9は
排出ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ
である。10は内燃機関の冷却水温度を検出する
水温センサ、11は機関始動用電動機の作動、非
作動を検出する始動センサである。12は点火用
イグナイタ、13はデイストリビユータで出力軸
が60゜だけ回転する毎に回転パルスを発生する回
転センサを内蔵している。14は制御用デジタル
コンピユータ(以下コンピユータと詳する)で、
自動車内燃機関の点火時期制御および燃料噴射制
御システムの演算処理を予め定めたプログラムに
従つて実行する。上記制御システムにおいて、入
力パラメータを検出するための入力用端末機器と
して吸入空気量および吸入空気温センサ4、スロ
ツトルセンサ6、酸素濃度センサ9、水温センサ
10、始動センサ11、およびデイストリビユー
タ13に含まれている回転センサがコンピユータ
14の入力として接続してあり、インジエクタ7
および点火用イグナイタ12がコンピユータ14
による被制御端末機器として接続してある。
4サイクル内燃機関、2は吸気マニホルドと連ら
なるサージタンク、3は吸気クリーナ、4は吸入
空気量及び吸入空気温センサである。5はスロツ
トルボデイで、6はスロツトル弁と連動するスロ
ツトルセンサである。7は燃料噴射用電磁式イン
ジエクタで内燃機関の各気筒毎に設けてあり、図
示しない燃料系より所定の圧力で圧送される燃料
に対して電気的に制御される開弁時間をもつて燃
料噴射量を規定する。8は排気マニホルド、9は
排出ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ
である。10は内燃機関の冷却水温度を検出する
水温センサ、11は機関始動用電動機の作動、非
作動を検出する始動センサである。12は点火用
イグナイタ、13はデイストリビユータで出力軸
が60゜だけ回転する毎に回転パルスを発生する回
転センサを内蔵している。14は制御用デジタル
コンピユータ(以下コンピユータと詳する)で、
自動車内燃機関の点火時期制御および燃料噴射制
御システムの演算処理を予め定めたプログラムに
従つて実行する。上記制御システムにおいて、入
力パラメータを検出するための入力用端末機器と
して吸入空気量および吸入空気温センサ4、スロ
ツトルセンサ6、酸素濃度センサ9、水温センサ
10、始動センサ11、およびデイストリビユー
タ13に含まれている回転センサがコンピユータ
14の入力として接続してあり、インジエクタ7
および点火用イグナイタ12がコンピユータ14
による被制御端末機器として接続してある。
次に、コンピユータ14の内部構成を第2図に
基いて説明する。13aは前記デイストリビユー
タ13に内蔵された回転センサで、機関出力軸の
回転角を上、下死点を含んで6等分した角度、す
なわち60゜毎にパルス信号を発生する。13bは
基準信号回路で、回転センサ13bよりの60゜毎
のパルス信号を波形成形して他の装置に分配す
る。15は、予め定めたプログラムに従う演算処
理を行うプロセツサで、演算処理に係るデジタル
数値データの入出力および入出力処理装置の作動
指令を行うための例えば12ビツトのコモンバス1
6と接続されている。17はプログラムを収容し
た記憶装置(以下メモリと称する)、18はコン
ピユータの動作を進行させるためのクロツク信号
を発生する基準発振器で、分周器を内蔵してい
る。
基いて説明する。13aは前記デイストリビユー
タ13に内蔵された回転センサで、機関出力軸の
回転角を上、下死点を含んで6等分した角度、す
なわち60゜毎にパルス信号を発生する。13bは
基準信号回路で、回転センサ13bよりの60゜毎
のパルス信号を波形成形して他の装置に分配す
る。15は、予め定めたプログラムに従う演算処
理を行うプロセツサで、演算処理に係るデジタル
数値データの入出力および入出力処理装置の作動
指令を行うための例えば12ビツトのコモンバス1
6と接続されている。17はプログラムを収容し
た記憶装置(以下メモリと称する)、18はコン
ピユータの動作を進行させるためのクロツク信号
を発生する基準発振器で、分周器を内蔵してい
る。
19,20,21および28は入力用端末機器
にて検出される各種入力情報をデジタル数値デー
タとしてコモンバス16に供給するための入力処
理装置である。19はアナログ入力をデジタル数
値データに変換する装置で、入力用端末機器のう
ちアナログ信号を発生する吸入空気量及び吸入空
気温センサ4、水温センサ10の信号のいずれか
をプロセツサ15の指令に基いて選択するアナロ
グマルチプレクサと、選択されたアナログ信号を
デジタルの数値データに変換するアナログ―デジ
タル変換器とからなる。20はデジタル入力を処
理する装置で、スロツトルセンサ6よりのスロツ
トル弁の開、閉を示す信号、酸素濃度センサ9よ
りの排出ガス中の酸素濃度の濃、淡を示す信号、
および始動センサ11よりの始動用電動機の作
動、非作動を示す信号をそれぞれ記憶する記憶装
置からなる。21は機関回転データをデジタル数
値データに変換する時間幅―クロツク数変換装置
で、前記基準信号回路13bより60゜毎にパルス
信号13cを受取つてその周期だけ所定周波数の
クロツク信号18cを計数する2進カウンタと、
計数値を記憶する記憶回路とからなる。そしてそ
の計数値は機関回転数の逆数値を示す。28は割
込処理装置で、前記基準信号回路13bより内燃
機関の出力軸が所定の回転角度であることを示す
角度信号13d,13eが入力されると、この角
度信号の発生を示すデジタル数値データを生じプ
ロセツサ15に割込処理を要求する。角度信号1
3d,13eはプロセツサ15における点火時期
および燃料噴射量の演算処理を割込処理にて開始
すべきタイミングで基準信号回路13bより発生
するように設定してあり、本実施例では機関出力
軸が上死点(0゜),120゜,240゜のときに生じ
る回転パルスを点火時期演算のための角度信号1
3dとし、機関出力軸が上死点より300゜のとき
に生じる回転パルスを燃料噴射量演算のための角
度信号13eとしている。
にて検出される各種入力情報をデジタル数値デー
タとしてコモンバス16に供給するための入力処
理装置である。19はアナログ入力をデジタル数
値データに変換する装置で、入力用端末機器のう
ちアナログ信号を発生する吸入空気量及び吸入空
気温センサ4、水温センサ10の信号のいずれか
をプロセツサ15の指令に基いて選択するアナロ
グマルチプレクサと、選択されたアナログ信号を
デジタルの数値データに変換するアナログ―デジ
タル変換器とからなる。20はデジタル入力を処
理する装置で、スロツトルセンサ6よりのスロツ
トル弁の開、閉を示す信号、酸素濃度センサ9よ
りの排出ガス中の酸素濃度の濃、淡を示す信号、
および始動センサ11よりの始動用電動機の作
動、非作動を示す信号をそれぞれ記憶する記憶装
置からなる。21は機関回転データをデジタル数
値データに変換する時間幅―クロツク数変換装置
で、前記基準信号回路13bより60゜毎にパルス
信号13cを受取つてその周期だけ所定周波数の
クロツク信号18cを計数する2進カウンタと、
計数値を記憶する記憶回路とからなる。そしてそ
の計数値は機関回転数の逆数値を示す。28は割
込処理装置で、前記基準信号回路13bより内燃
機関の出力軸が所定の回転角度であることを示す
角度信号13d,13eが入力されると、この角
度信号の発生を示すデジタル数値データを生じプ
ロセツサ15に割込処理を要求する。角度信号1
3d,13eはプロセツサ15における点火時期
および燃料噴射量の演算処理を割込処理にて開始
すべきタイミングで基準信号回路13bより発生
するように設定してあり、本実施例では機関出力
軸が上死点(0゜),120゜,240゜のときに生じ
る回転パルスを点火時期演算のための角度信号1
3dとし、機関出力軸が上死点より300゜のとき
に生じる回転パルスを燃料噴射量演算のための角
度信号13eとしている。
22,23,24,25はプロセツサ15にて
演算処理されたデジタル数値データに基いて被制
御端末機器の動作信号を作成する出力処理装置で
ある。22は点火制御レジスタで、点火制御に必
要なデジタル数値データを点火制御に直接関与す
るイグナイタの作動時間データに変換する装置を
なしており、プロセツサ15よりコモンバス16
を通じて与えられるデジタル数値データを一時記
憶するラツチと、基準信号回路13bより機関出
力軸回転角の60゜,180゜,300゜を示す第1角度
信号13fが与えられたとき前記ラツチに一時記
憶された数値データがセツトされ、第1角度信号
13fに続いて発生する第2角度信号13gによ
り所定周波数のクロツク信号18dにて減数計算
するダウンカウンタとよりなり、ダウンカウント
の終了時点で生じるボロー信号により点火時点を
規定する。なお、ダウンカウンタの代わりにクロ
ツク信号18dを計数するカウンタと、前記ラツ
チとこのカウンタの計数値とが一致すると一致信
号を発生するデジタル比較器との組合せを用いて
もよい。24は前記ボロー信号を増幅して点火用
イグナイタ12に供給する増幅回路である。前記
点火制御レジスタ22及び増幅回路24を用いて
点火用イグナイタにおける点火時期設定を行う点
火制御系は、例えば特開昭52―54842号公報「点
火時期設定装置」により公知である。なお、点火
制御レジスタ22は数値データをクロツク信号を
用いて時間データに変換する変換装置をなしてい
るが、自動車内燃機関における点火時期の変化量
は一般的に小さいので、この場合コモンバス16
と同じ12ビツトの計数容量があれば、充分速い周
波数の1つのクロツク信号18dによつて点火時
期の設定を充分な分解能にて行なうことができ
る。また、機関出力軸の回転角が上死点(0
゜),120゜,240゜の時点で割込処理によつて開
始された演算処理は回転角60゜,180゜,300゜の
時点では既に終了し、前記ラツチに記憶されてい
る。
演算処理されたデジタル数値データに基いて被制
御端末機器の動作信号を作成する出力処理装置で
ある。22は点火制御レジスタで、点火制御に必
要なデジタル数値データを点火制御に直接関与す
るイグナイタの作動時間データに変換する装置を
なしており、プロセツサ15よりコモンバス16
を通じて与えられるデジタル数値データを一時記
憶するラツチと、基準信号回路13bより機関出
力軸回転角の60゜,180゜,300゜を示す第1角度
信号13fが与えられたとき前記ラツチに一時記
憶された数値データがセツトされ、第1角度信号
13fに続いて発生する第2角度信号13gによ
り所定周波数のクロツク信号18dにて減数計算
するダウンカウンタとよりなり、ダウンカウント
の終了時点で生じるボロー信号により点火時点を
規定する。なお、ダウンカウンタの代わりにクロ
ツク信号18dを計数するカウンタと、前記ラツ
チとこのカウンタの計数値とが一致すると一致信
号を発生するデジタル比較器との組合せを用いて
もよい。24は前記ボロー信号を増幅して点火用
イグナイタ12に供給する増幅回路である。前記
点火制御レジスタ22及び増幅回路24を用いて
点火用イグナイタにおける点火時期設定を行う点
火制御系は、例えば特開昭52―54842号公報「点
火時期設定装置」により公知である。なお、点火
制御レジスタ22は数値データをクロツク信号を
用いて時間データに変換する変換装置をなしてい
るが、自動車内燃機関における点火時期の変化量
は一般的に小さいので、この場合コモンバス16
と同じ12ビツトの計数容量があれば、充分速い周
波数の1つのクロツク信号18dによつて点火時
期の設定を充分な分解能にて行なうことができ
る。また、機関出力軸の回転角が上死点(0
゜),120゜,240゜の時点で割込処理によつて開
始された演算処理は回転角60゜,180゜,300゜の
時点では既に終了し、前記ラツチに記憶されてい
る。
23は燃料噴射レジスタで、燃料供給量を示す
デジタル数値データを燃料供給量制御に直接関与
するインジエクタの作動時間データに変換する装
置をなしており、数値データを一時記憶し、記憶
した数値データを基準発振器18よりの所定周波
数のクロツク信号によつて減算計数し、この計数
している間の時間をもつて時間データとするダウ
ンカウンタからなる。25はその時間データを示
す信号を増幅して各気筒のインジエクタ7a,7
bに供給する増幅回路である。そしてこの燃料制
御系においては、前述の通り通常の運転時の燃料
供給量に比して冷間始動時の燃料供給量がはるか
に多くなる特性が要求される。しかして、この要
求を満足するために計数用クロツク信号の周波数
を選択する手段が設けてある。26はアナログス
イツチで、プロセツサ15よりの指令に従つて基
準発振器18からの周波数の異なる2つのクロツ
ク信号を選択切替するものである。27はプロセ
ツサ15よりの指令に従つて前記入,出力処理装
置を含めた周辺装置の制御信号を作成する制御装
置で、前記アナログスイツチ26の切替を指令す
る切替信号27aは制御信号の1つである。その
他の制御信号線は省略してある。
デジタル数値データを燃料供給量制御に直接関与
するインジエクタの作動時間データに変換する装
置をなしており、数値データを一時記憶し、記憶
した数値データを基準発振器18よりの所定周波
数のクロツク信号によつて減算計数し、この計数
している間の時間をもつて時間データとするダウ
ンカウンタからなる。25はその時間データを示
す信号を増幅して各気筒のインジエクタ7a,7
bに供給する増幅回路である。そしてこの燃料制
御系においては、前述の通り通常の運転時の燃料
供給量に比して冷間始動時の燃料供給量がはるか
に多くなる特性が要求される。しかして、この要
求を満足するために計数用クロツク信号の周波数
を選択する手段が設けてある。26はアナログス
イツチで、プロセツサ15よりの指令に従つて基
準発振器18からの周波数の異なる2つのクロツ
ク信号を選択切替するものである。27はプロセ
ツサ15よりの指令に従つて前記入,出力処理装
置を含めた周辺装置の制御信号を作成する制御装
置で、前記アナログスイツチ26の切替を指令す
る切替信号27aは制御信号の1つである。その
他の制御信号線は省略してある。
次に燃料噴射レジスタ23について、第3図に
さらに詳細な構成を示し、燃料制御系について説
明する。230は燃料噴射量を規定する燃料噴射
時間をカウントするダウンカウンタ、231は前
記基準信号回路13bよりの角度信号によつてセ
ツトされ、ダウンカウンタ230によつてリセツ
トされるR―Sフリツプフロツプ、232はR―
Sフリツプフロツプ231のQ出力信号とクロツ
ク信号との論理積をとるANDゲート、232は
2進コード信号を一時記憶するラツチである。1
6aは前記プロセツサ15にて演算された燃料噴
射量を示し、コモンバス16を通じて一旦ラツチ
233に記憶された後前記ダウンカウンタ230
に入力される燃料噴射量データの2進コード信
号、18a,18bは前記基準発振器18の発生
する分周比の異なる2つのクロツク信号、27a
は冷間始動時であることを示し、アナログスイツ
チ26を周波数の低いクロツク信号18bに切替
る切替信号、13hは前記基準信号13bより燃
料噴射の開始を準備すべく、前記ダウンカウンタ
230にデータのセツトを指令するロード信号、
13iは燃料噴射を開始すべく、前記ロード信号
13hの発生直後に前記R―Sフリツプフロツプ
231のQ出力をセツトするスタート信号、23
1aは前記R―Sフリツプフロツプ231のQ出
力に生ずるインジエクタ7a,7bの燃料噴射を
示す噴射時間信号、232aはアナログスイツチ
26を通過したクロツク信号と噴射時間信号23
1aとを前記ANDゲート232によつて論理演
算して生じるクロツク信号、230aはクロツク
信号232aによつて前記ダウンカウンタ230
の内容を順次減数計数しダウンカウンタの内容が
0になつたとき出力されるボロー信号である。そ
して、燃料噴射量データの2進コード信号16a
は前記プロセツサ15において予め定めたプログ
ラムに従つて次式の通り決定される。
さらに詳細な構成を示し、燃料制御系について説
明する。230は燃料噴射量を規定する燃料噴射
時間をカウントするダウンカウンタ、231は前
記基準信号回路13bよりの角度信号によつてセ
ツトされ、ダウンカウンタ230によつてリセツ
トされるR―Sフリツプフロツプ、232はR―
Sフリツプフロツプ231のQ出力信号とクロツ
ク信号との論理積をとるANDゲート、232は
2進コード信号を一時記憶するラツチである。1
6aは前記プロセツサ15にて演算された燃料噴
射量を示し、コモンバス16を通じて一旦ラツチ
233に記憶された後前記ダウンカウンタ230
に入力される燃料噴射量データの2進コード信
号、18a,18bは前記基準発振器18の発生
する分周比の異なる2つのクロツク信号、27a
は冷間始動時であることを示し、アナログスイツ
チ26を周波数の低いクロツク信号18bに切替
る切替信号、13hは前記基準信号13bより燃
料噴射の開始を準備すべく、前記ダウンカウンタ
230にデータのセツトを指令するロード信号、
13iは燃料噴射を開始すべく、前記ロード信号
13hの発生直後に前記R―Sフリツプフロツプ
231のQ出力をセツトするスタート信号、23
1aは前記R―Sフリツプフロツプ231のQ出
力に生ずるインジエクタ7a,7bの燃料噴射を
示す噴射時間信号、232aはアナログスイツチ
26を通過したクロツク信号と噴射時間信号23
1aとを前記ANDゲート232によつて論理演
算して生じるクロツク信号、230aはクロツク
信号232aによつて前記ダウンカウンタ230
の内容を順次減数計数しダウンカウンタの内容が
0になつたとき出力されるボロー信号である。そ
して、燃料噴射量データの2進コード信号16a
は前記プロセツサ15において予め定めたプログ
ラムに従つて次式の通り決定される。
τ=Q/Ne・K1+K2−K3 ……(1)
τ=Q/Ne・K1+K2′+K3 ……(2)
ただし、Q;吸入空気量、Ne;機関回転数,
K1;内燃機関の容量、型式によつて定まる比例
定数、K2;冷却水温度、排ガス中の酸素濃度、
吸入空気温度、およびスロツトル開度等の入力パ
ラメータに基いて算定される補正係数で、冷間始
動時であることが判別されると入力パラメータに
基いて別の補正係数K2′をとる。K3;電磁弁の駆
動電圧および無効噴射時間を補正するための補正
係数。なお補正係数K2,K2′は内燃機関のそれぞ
れの作動状態において実験的に測定された必要燃
料特性を満足するように予め設定されるもので、
ダウンカウンタ230における計数用クロツク信
号の周波数によつて決まる比例定数が加えてあ
る。
K1;内燃機関の容量、型式によつて定まる比例
定数、K2;冷却水温度、排ガス中の酸素濃度、
吸入空気温度、およびスロツトル開度等の入力パ
ラメータに基いて算定される補正係数で、冷間始
動時であることが判別されると入力パラメータに
基いて別の補正係数K2′をとる。K3;電磁弁の駆
動電圧および無効噴射時間を補正するための補正
係数。なお補正係数K2,K2′は内燃機関のそれぞ
れの作動状態において実験的に測定された必要燃
料特性を満足するように予め設定されるもので、
ダウンカウンタ230における計数用クロツク信
号の周波数によつて決まる比例定数が加えてあ
る。
また、ロード信号13h、スタート信号13i
はそれぞれプロセツサ15における燃料供給量の
演算が既に終了した、機関出力軸の回転角が上死
点(0゜)ときに基準信号回路13hより出力さ
れる。切替信号27aはプロセツサ15における
冷間始動中であることの判別に基いて出力され
る。
はそれぞれプロセツサ15における燃料供給量の
演算が既に終了した、機関出力軸の回転角が上死
点(0゜)ときに基準信号回路13hより出力さ
れる。切替信号27aはプロセツサ15における
冷間始動中であることの判別に基いて出力され
る。
次に第3図に示した燃料制御系において、その
作動を第4図のタイムチヤートを参照して説明す
る。プロセツサ15は第4図16aに斜線を付し
た前記燃料噴射量データ16aを出力した後、基
準信号回路13bは第4図13hに示す前記ロー
ド信号13hを前記ダウンカウンタ230に与え
る。ダウンカウンタ230はこのロード信号13
hに同期して2進コードの前記燃料噴射量データ
16aをラツチ233より読込みセツトする。次
いで基準信号回路13bより第4図13iに示す
前記スタート信号13iを前記R―Sフリツプフ
ロツプ231のS入力に与え、そのQ出力信号す
なわちインジエクタ噴射信号231aを“1”に
セツトする。第4図231aに示すこの噴射信号
231aは増幅回路25を通して、インジエクタ
7a,7bを開弁させ、内燃機関への加圧燃料の
噴射を開始させる。一方、噴射信号231aが
“1”にセツトされると、ANDゲート232は第
4図232aに示すごとく基準発振器18からの
一定周波数のクロツク信号18aまたは18bを
ダウンカウンタ230のクロツク入力に与える。
ダウンカウンタ230はこのクロツク信号入力毎
にあらかじめ設定されていた噴射量データ16a
を1カウントずつ減算し、設定された数だけ減算
終了すなわち噴射時間の計測が完了すると、ダウ
ンカウンタ230は第4図230aに示すボロー
信号230aを出力して前記R―Sフリツプフロ
ツプ231をリセツトする。したがつてR―Sフ
リツプフロツプ231のセツト状態持続時間とダ
ウンカウンタ230の減算時間とは一致し、その
時間は燃料噴射量に比例する。R―Sフリツプフ
ロツプ231がリセツトされると、そのQ出力で
ある噴射信号231aは“0”にリセツトされる
ので前記増幅回路を通して開弁せしめられていた
インジエクタ7a,7bの燃料噴射は停止され、
定められた燃料量が内燃機関に噴射されたことに
なる。
作動を第4図のタイムチヤートを参照して説明す
る。プロセツサ15は第4図16aに斜線を付し
た前記燃料噴射量データ16aを出力した後、基
準信号回路13bは第4図13hに示す前記ロー
ド信号13hを前記ダウンカウンタ230に与え
る。ダウンカウンタ230はこのロード信号13
hに同期して2進コードの前記燃料噴射量データ
16aをラツチ233より読込みセツトする。次
いで基準信号回路13bより第4図13iに示す
前記スタート信号13iを前記R―Sフリツプフ
ロツプ231のS入力に与え、そのQ出力信号す
なわちインジエクタ噴射信号231aを“1”に
セツトする。第4図231aに示すこの噴射信号
231aは増幅回路25を通して、インジエクタ
7a,7bを開弁させ、内燃機関への加圧燃料の
噴射を開始させる。一方、噴射信号231aが
“1”にセツトされると、ANDゲート232は第
4図232aに示すごとく基準発振器18からの
一定周波数のクロツク信号18aまたは18bを
ダウンカウンタ230のクロツク入力に与える。
ダウンカウンタ230はこのクロツク信号入力毎
にあらかじめ設定されていた噴射量データ16a
を1カウントずつ減算し、設定された数だけ減算
終了すなわち噴射時間の計測が完了すると、ダウ
ンカウンタ230は第4図230aに示すボロー
信号230aを出力して前記R―Sフリツプフロ
ツプ231をリセツトする。したがつてR―Sフ
リツプフロツプ231のセツト状態持続時間とダ
ウンカウンタ230の減算時間とは一致し、その
時間は燃料噴射量に比例する。R―Sフリツプフ
ロツプ231がリセツトされると、そのQ出力で
ある噴射信号231aは“0”にリセツトされる
ので前記増幅回路を通して開弁せしめられていた
インジエクタ7a,7bの燃料噴射は停止され、
定められた燃料量が内燃機関に噴射されたことに
なる。
内燃機関の通常運転時と冷間始動時との作動の
違いは、前記ダウンカウンタ230の減算周波数
が切替えられる点である。前記プロセツサ15に
おいて冷間始動運転であることが判別されると、
その時点で第4図27aに示す前記切替信号27
aが前記アナログスイツチ26に印加され、アナ
ログスイツチ26は基準発振器18のクロツク信
号18bを選択する。基準発振器18より発せら
れる2つのクロツク信号18a,18bの周波数
について、クロツク信号18aは、通常運転にお
ける燃料噴射量データすなわち前記の式にて決定
される数値データを所要の燃料噴射時間に変換す
べく設定され、他方のクロツク信号18bは冷間
始動運転における燃料噴射量データすなわち前記
(2)式にて決定される数値データを所要の燃料噴射
時間に変換すべく設定されている。そして、いず
れの変換においても充分な分解能を得るべく前記
ダウンカウンタ230の計数容量を使用するか
ら、当然にクロツク信号18bはクロツク信号1
8aより周波数が低い。クロツク信号18aの周
波数を160KHz、クロツク信号18bの周波数を
10KHzに設定した場合、前記ダウンカウンタ23
0のクロツク信号計数値が同一としても、ダウン
カウンタ230の計数開始から計数終了までの時
間が、計数されるクロツク信号の周波数に反比例
するため、通常時のクロツク信号の周波数160K
Hzに対して1/16の周波数10KHzを用いれば、冷間
始動時には16倍の燃料噴射時間すなわち燃料噴射
量を内燃機関に与えることができる。
違いは、前記ダウンカウンタ230の減算周波数
が切替えられる点である。前記プロセツサ15に
おいて冷間始動運転であることが判別されると、
その時点で第4図27aに示す前記切替信号27
aが前記アナログスイツチ26に印加され、アナ
ログスイツチ26は基準発振器18のクロツク信
号18bを選択する。基準発振器18より発せら
れる2つのクロツク信号18a,18bの周波数
について、クロツク信号18aは、通常運転にお
ける燃料噴射量データすなわち前記の式にて決定
される数値データを所要の燃料噴射時間に変換す
べく設定され、他方のクロツク信号18bは冷間
始動運転における燃料噴射量データすなわち前記
(2)式にて決定される数値データを所要の燃料噴射
時間に変換すべく設定されている。そして、いず
れの変換においても充分な分解能を得るべく前記
ダウンカウンタ230の計数容量を使用するか
ら、当然にクロツク信号18bはクロツク信号1
8aより周波数が低い。クロツク信号18aの周
波数を160KHz、クロツク信号18bの周波数を
10KHzに設定した場合、前記ダウンカウンタ23
0のクロツク信号計数値が同一としても、ダウン
カウンタ230の計数開始から計数終了までの時
間が、計数されるクロツク信号の周波数に反比例
するため、通常時のクロツク信号の周波数160K
Hzに対して1/16の周波数10KHzを用いれば、冷間
始動時には16倍の燃料噴射時間すなわち燃料噴射
量を内燃機関に与えることができる。
次に上述の構成において、全体の作動の流れを
説明する。まず、コンピユータ14は車両の電源
投入によつて基準発振器18が各種クロツク信号
を発生し、それに基いてプロセツサ15はメモリ
17内に記憶されている。プログラムに従つて稼
動を始める。そして、アナログ入力処理装置19
を通じて水温センサ10より機関冷却水温度をア
ナログ信号として取込み、さらにアナログ―デジ
タル変換して12ビツトのデジタル数値データと
し、コモンバス16を通して一旦プロセツサ15
に取り込まれる。プロセツサ15に取り込まれた
デジタル数値データは、コモンバス15を通して
メモリ17内に一時記憶される。同様に内燃機関
への吸入空気量、吸入空気温も、センサ10より
入力処理装置19を介して取り込まれメモリ17
に記憶される。
説明する。まず、コンピユータ14は車両の電源
投入によつて基準発振器18が各種クロツク信号
を発生し、それに基いてプロセツサ15はメモリ
17内に記憶されている。プログラムに従つて稼
動を始める。そして、アナログ入力処理装置19
を通じて水温センサ10より機関冷却水温度をア
ナログ信号として取込み、さらにアナログ―デジ
タル変換して12ビツトのデジタル数値データと
し、コモンバス16を通して一旦プロセツサ15
に取り込まれる。プロセツサ15に取り込まれた
デジタル数値データは、コモンバス15を通して
メモリ17内に一時記憶される。同様に内燃機関
への吸入空気量、吸入空気温も、センサ10より
入力処理装置19を介して取り込まれメモリ17
に記憶される。
次に内燃機関の始動操作により、始動用電動機
が通電されると、スタータ動作信号が始動センサ
11よりデジタル入力処理装置20に記憶され、
プロセツサ15の指令によつてコモンバス16を
通してプロセツサ15に入力される。プロセツサ
15にスタータ動作信号が入力されると、プロセ
ツサ15は現在始動中であると判別する。そして
先にメモリ17内に一時記憶した機関冷却水温を
メモリ17より読み出し、予め定めた設定値と比
較する。冷却水温が設定値以下であれば、冷間始
動を行うと判別する。それによつて、アナログス
イツチ26に対し切替信号27aを印加してクロ
ツク信号の切替を指令し、燃料噴射レジスタ23
内のダウンカウンタ230における計数クロツク
信号を10KHzのクロツク信号18bに決定する。
一方、回転センサ13aよりの回転パルス信号は
時間幅―クロツク数変換装置21において、機関
出力軸の一定回転角を示す時間だけ一定のクロツ
ク信号18cを計数することによりデジタル数値
データに変換され、プロセツサ15にコモンバス
16を通して一旦取り込まれ、続いてメモリ17
に一時記憶される。
が通電されると、スタータ動作信号が始動センサ
11よりデジタル入力処理装置20に記憶され、
プロセツサ15の指令によつてコモンバス16を
通してプロセツサ15に入力される。プロセツサ
15にスタータ動作信号が入力されると、プロセ
ツサ15は現在始動中であると判別する。そして
先にメモリ17内に一時記憶した機関冷却水温を
メモリ17より読み出し、予め定めた設定値と比
較する。冷却水温が設定値以下であれば、冷間始
動を行うと判別する。それによつて、アナログス
イツチ26に対し切替信号27aを印加してクロ
ツク信号の切替を指令し、燃料噴射レジスタ23
内のダウンカウンタ230における計数クロツク
信号を10KHzのクロツク信号18bに決定する。
一方、回転センサ13aよりの回転パルス信号は
時間幅―クロツク数変換装置21において、機関
出力軸の一定回転角を示す時間だけ一定のクロツ
ク信号18cを計数することによりデジタル数値
データに変換され、プロセツサ15にコモンバス
16を通して一旦取り込まれ、続いてメモリ17
に一時記憶される。
プロセツサ15はメモリ17より前記(2)式の冷
間始動時の燃料噴射量データの演算に必要な入力
パラメータを読み出して、前記(2)式の演算を実行
する。演算の結果得られた燃料噴射量データは2
進コード信号であり、燃料噴射レジスタ23内の
ラツチ233にセツトされる。プロセツサ15は
点火時期設定についても同様に、機関冷却水温、
吸入空気量、吸入空気温、機関回転信号(スター
タによる機関回転信号)等から予め定めた演算式
に従つて演算し、点火時期データを示す数値デー
タをコモンバス16を通じて点火制御し、レジス
タ22内のラツチにセツトする。これらのラツチ
にセツトされた数値データに基く点火時期設定の
基点および燃料噴射の開始点は、機関出力軸の回
転角の所定位置に定めてあり、この位置を示す角
度信号すなわち回転センサ13aより生じる60゜
毎の回転パルスに基いて基準信号回路13bにて
分別された角度信号13f,13g、および13
h,13iは直接点火制御レジスタ22、燃料噴
射レジスタ23に入力される。
間始動時の燃料噴射量データの演算に必要な入力
パラメータを読み出して、前記(2)式の演算を実行
する。演算の結果得られた燃料噴射量データは2
進コード信号であり、燃料噴射レジスタ23内の
ラツチ233にセツトされる。プロセツサ15は
点火時期設定についても同様に、機関冷却水温、
吸入空気量、吸入空気温、機関回転信号(スター
タによる機関回転信号)等から予め定めた演算式
に従つて演算し、点火時期データを示す数値デー
タをコモンバス16を通じて点火制御し、レジス
タ22内のラツチにセツトする。これらのラツチ
にセツトされた数値データに基く点火時期設定の
基点および燃料噴射の開始点は、機関出力軸の回
転角の所定位置に定めてあり、この位置を示す角
度信号すなわち回転センサ13aより生じる60゜
毎の回転パルスに基いて基準信号回路13bにて
分別された角度信号13f,13g、および13
h,13iは直接点火制御レジスタ22、燃料噴
射レジスタ23に入力される。
燃料噴射レジスタ23においては、ロード信号
13h、スタート信号13iとしての角度信号1
3h,13iに基いて数値データが開弁時間デー
タに変換され、増幅回路25、インジエクタ7
a,7bを通じて燃料を吸気マニホルドに噴射す
る。この墳射時間は10KHzのクロツク信号18b
による減数計数値がダウンカウンタ230にセツ
トされた冷間始動時の燃料墳射量データに一致す
るまでの時間である。
13h、スタート信号13iとしての角度信号1
3h,13iに基いて数値データが開弁時間デー
タに変換され、増幅回路25、インジエクタ7
a,7bを通じて燃料を吸気マニホルドに噴射す
る。この墳射時間は10KHzのクロツク信号18b
による減数計数値がダウンカウンタ230にセツ
トされた冷間始動時の燃料墳射量データに一致す
るまでの時間である。
また、点火制御レジスタ22においては、第1
角度信号13fおよび第2角度信号13gの発生
に基いて数値データが点火時期データに変換さ
れ、増幅回路24、イグナイタ12を通じて図示
しない点火栓に着火させる。
角度信号13fおよび第2角度信号13gの発生
に基いて数値データが点火時期データに変換さ
れ、増幅回路24、イグナイタ12を通じて図示
しない点火栓に着火させる。
一方、始動が終了した始動センサ11のスター
タ動作信号が消滅すると、プロセツサ15は通常
運転であることを判別して前記(1)式に示す通常運
転時の燃料墳射データの演算を実行する。同時
に、アナログスイツチ26に印加されていた切替
信号27aが消滅されるので、ダウンカウンタ2
30にセツトされた数値データは160KHzのクロ
ツク信号18aにて消滅される。従つて、冷間始
動時と通常運転時とではダウンカウンタ230に
セツトされる燃料墳射量データが同様な大きさの
演算値となつても、基本的な計数時間の設定にク
ロツク信号18a,18bの周波数差がある分だ
け実際の燃料墳射量に差を持たせることができ、
すなわち冷間始動時と通常運転時の必要な燃料量
のいずれも1つのインジエクタにて供給すること
ができる。
タ動作信号が消滅すると、プロセツサ15は通常
運転であることを判別して前記(1)式に示す通常運
転時の燃料墳射データの演算を実行する。同時
に、アナログスイツチ26に印加されていた切替
信号27aが消滅されるので、ダウンカウンタ2
30にセツトされた数値データは160KHzのクロ
ツク信号18aにて消滅される。従つて、冷間始
動時と通常運転時とではダウンカウンタ230に
セツトされる燃料墳射量データが同様な大きさの
演算値となつても、基本的な計数時間の設定にク
ロツク信号18a,18bの周波数差がある分だ
け実際の燃料墳射量に差を持たせることができ、
すなわち冷間始動時と通常運転時の必要な燃料量
のいずれも1つのインジエクタにて供給すること
ができる。
通常運転直後に内燃機関を再始動する場合、水
温センサ10より検出される機関冷却水温は予め
設定した温度より高いので、プロセツサ15は始
動中ではあるが、冷間時ではないので通常運転と
判別して演算処理を実行する。
温センサ10より検出される機関冷却水温は予め
設定した温度より高いので、プロセツサ15は始
動中ではあるが、冷間時ではないので通常運転と
判別して演算処理を実行する。
点火制御系においては、冷間始動時も通常運転
時もある定められた範囲での点火時期変更を行う
ので、点火制御レジスタ22の内部構成を変える
ことはなく、プロセツサ15より点火制御レジス
タ22にセツトされる数値データが変更されるだ
けである。
時もある定められた範囲での点火時期変更を行う
ので、点火制御レジスタ22の内部構成を変える
ことはなく、プロセツサ15より点火制御レジス
タ22にセツトされる数値データが変更されるだ
けである。
以上詳細に説明した本発明の実施例によれば、
自動車搭載の内燃機関における必要燃料供給量の
大幅な変化に対して、各気筒1つのインジエクタ
を用いてその大幅な開弁時間変化によつて対処す
ることが理解される。なお、上述の実施例ではデ
ジタル数値データを時間データに変換する変換装
置23において、アナログスイツチ26の切替に
よりクロツク信号の周波数を選択しているが、こ
れ以外の手段を用いてもよく、例えばアナログス
イツチ26の代わりに指令信号27aに動作する
分周回路を備え、基準発振器18よりの160KHz
のクロツク信号18aを入力して指令信号27a
の印加時に10KHzの出力を発生するようにしても
よい。また、3つ以上のクロツク信号を選択する
ことにより、さらに大幅な作動時間変化に対処可
能な構成を得ることは、上述の実施例の開示から
容易である。例えば、上述の実施例に示した燃料
供給制御装置において、通常走行時ではあるが多
量の燃料供給が要求されるとき、例えば暖気増量
中の急加速を行う場合においても、暖気増量中で
あることの判別に基いてより小さい周波数のクロ
ツク信号を選択することにより、必要燃料の供給
が可能である。
自動車搭載の内燃機関における必要燃料供給量の
大幅な変化に対して、各気筒1つのインジエクタ
を用いてその大幅な開弁時間変化によつて対処す
ることが理解される。なお、上述の実施例ではデ
ジタル数値データを時間データに変換する変換装
置23において、アナログスイツチ26の切替に
よりクロツク信号の周波数を選択しているが、こ
れ以外の手段を用いてもよく、例えばアナログス
イツチ26の代わりに指令信号27aに動作する
分周回路を備え、基準発振器18よりの160KHz
のクロツク信号18aを入力して指令信号27a
の印加時に10KHzの出力を発生するようにしても
よい。また、3つ以上のクロツク信号を選択する
ことにより、さらに大幅な作動時間変化に対処可
能な構成を得ることは、上述の実施例の開示から
容易である。例えば、上述の実施例に示した燃料
供給制御装置において、通常走行時ではあるが多
量の燃料供給が要求されるとき、例えば暖気増量
中の急加速を行う場合においても、暖気増量中で
あることの判別に基いてより小さい周波数のクロ
ツク信号を選択することにより、必要燃料の供給
が可能である。
以上述べたように本発明においては、デジタル
コンピユータにて算出するデジタル数値データと
燃料供給時間との変換を行うカウンタ等の変換装
置について、内燃機関の特定状態ではクロツク信
号の周波数を低い値に選択するための構成を付加
することにより、冷間始動時用に特別に計数容量
が大きい変換装置を使用することなく、変換装置
の容量を実質的に拡大することができ、かつ周波
数選択は内燃機関の作動状態に関連して自動的に
行われるから、大幅な燃料供給量変化を含む作動
に対処することができるという優れた効果があ
る。
コンピユータにて算出するデジタル数値データと
燃料供給時間との変換を行うカウンタ等の変換装
置について、内燃機関の特定状態ではクロツク信
号の周波数を低い値に選択するための構成を付加
することにより、冷間始動時用に特別に計数容量
が大きい変換装置を使用することなく、変換装置
の容量を実質的に拡大することができ、かつ周波
数選択は内燃機関の作動状態に関連して自動的に
行われるから、大幅な燃料供給量変化を含む作動
に対処することができるという優れた効果があ
る。
第1図は本発明の実施例を示す全体構成図、第
2図は第1図図示の装置におけるコンピユータ1
4の詳細構成を示すブロツク線図、第3図は第2
図図示のコンピユータにおける燃料制御系の詳細
構成を示すブロツク線図、第4図は第3図に示す
燃料制御系の動作説明に供するタイムチヤートで
ある。 1…内燃機関、7…燃料供給用のインジエク
タ、10,11…特定状態を検出する水温セン
サ、始動センサ、15…算出手段となるデジタル
プロセツサ、23…変換装置となる燃料噴射レジ
スタ、26…周波数選択用のアナログスイツチ。
2図は第1図図示の装置におけるコンピユータ1
4の詳細構成を示すブロツク線図、第3図は第2
図図示のコンピユータにおける燃料制御系の詳細
構成を示すブロツク線図、第4図は第3図に示す
燃料制御系の動作説明に供するタイムチヤートで
ある。 1…内燃機関、7…燃料供給用のインジエク
タ、10,11…特定状態を検出する水温セン
サ、始動センサ、15…算出手段となるデジタル
プロセツサ、23…変換装置となる燃料噴射レジ
スタ、26…周波数選択用のアナログスイツチ。
Claims (1)
- 1 内燃機関の作動状態に応じて要求される燃料
量を予め定めたプログラムに従つてデジタル算出
する算出手段と、所定周波数のクロツク信号を計
数して前記算出手段の生ずる前記燃料量を示すデ
ジタル数値データを相応する時間幅のパルス信号
に変換する変換手段と、この変換手段からのパル
ス信号に応動して前記内燃機関に燃料を供給する
燃料供給手段と、前記内燃機関の少なくとも冷間
始動状態を含む特定状態を検出する検出手段と、
この検出手段にて前記特定状態が検出された時に
は前記変換手段に入力される前記クロツク信号の
周波数として前記特定状態が検出されない時より
も低い周波数を選択する選択手段とを備えること
を特徴とする内燃機関用電子制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1266678A JPS54105672A (en) | 1978-02-07 | 1978-02-07 | Electronic control system for automobile |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1266678A JPS54105672A (en) | 1978-02-07 | 1978-02-07 | Electronic control system for automobile |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54105672A JPS54105672A (en) | 1979-08-18 |
JPS627378B2 true JPS627378B2 (ja) | 1987-02-17 |
Family
ID=11811681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1266678A Granted JPS54105672A (en) | 1978-02-07 | 1978-02-07 | Electronic control system for automobile |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS54105672A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4429673A (en) * | 1981-12-11 | 1984-02-07 | Brunswick Corporation | Programmed cold start enrichment circuit for a fuel injected internal combustion engine |
JPS6432441U (ja) * | 1987-08-19 | 1989-03-01 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5322927A (en) * | 1976-06-16 | 1978-03-02 | Lucas Industries Ltd | Operation timing control device for internal combustion engine |
-
1978
- 1978-02-07 JP JP1266678A patent/JPS54105672A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5322927A (en) * | 1976-06-16 | 1978-03-02 | Lucas Industries Ltd | Operation timing control device for internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54105672A (en) | 1979-08-18 |
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