JPS6272083A - 手持ちイメ−ジ読み取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一産業上の利用分野〜 この発明は、紙等の媒体に記録されたイメージ情報の読
み取りを行う手持ちイメージ読み取り装置に関するもの
で、媒体上の一部の情報の読み取り、例えば媒体用紙上
の印影の読み取り等に好適なイメージ読み取り装置を提
供しようとするものである。

一従来技術と問題点− イメージ読み取り機構を手持ち可能な筺体に収納して机
上に置かれた原稿の所望箇所の画像情報を簡易に読み取
れるようにした手持ちイメージ読み取り装置は公知であ
る。

この種読み取り装置には、手持ちユニットの筺体の底部
に透明な読み取り窓が設けられ、原稿はこの読み取り窓
を通して読み取り機構により読み取られる。従ってオペ
レータは所望の読み取り領域に読み取り窓を正確に合致
させてやる必要があるが、読み取り窓が筺体の底部に設
けられている関係上、読み取り窓を所定の読み取り領域
に正確にあわせるにはある程度の熟練が必要であった。

また、従来の装置では、手持ちユニットを手で押さえる
か単に原稿上に載置して読み取り操作を行っていたので
あるが、読み取り中に手持ちユニットが振動したり移動
したりして、読み取られた画像に歪みが生ずることがあ
るという欠点があった。

特に−次元イメージセンサを備えた読み取り装置では、
読み取りに際してイメージセンサを移動させる必要があ
り、この移動時の慣性力等のために読み取り機構が振動
したり移動しようとしたりするので、オペレータは読み
取り操作中、手持ちユニットをしっかりと定位置に押さ
えておく必要かあり、そのために読み取り操作に細心の
注意を払わねばならなかった。

更に、原稿にしわや折り目がついている場合には、原稿
の浮き上がりにより読み取られた画像のシャープネスが
損なわれるので、オペレータは読み取りに際しては原稿
を伸ばして押さえておく必要があり、読み取り操作がき
わめて煩雑であった。

−発明の目的− この発明は、原稿上の比較的小さな領域のイメージ情報
を歪み無く正確に読み取ることが出来、操作性の良好な
手持ち弐のイメージ読み取り装置を得ることを目的とし
てなされたものである。

−目的を達成するための手段− 図に付した符号にもとすき説明すると、本発明の手持ち
イメージ読み取り装置は、手持ち可能な大きさに形成し
た筺体ｌからなり、その筺体ｌには読み取り機構９を搭
載したキャリア８とその走行機構６．１０．１３とが内
装されている。そして、筺体ｌの底板には透明な読み取
り窓４が設けられている。更に読み取り窓４を筺体ｌを
通して視認可能とする透視窓５が筺体ｌの上面に設けら
れている。そして、筺体１の脚部３には筺体を磁性板上
に吸着させる電磁石２３が設けられている。

好ましくは、この７４Ｎ石２３は読み取り指令スイッチ
２２の読み取り開始信号により通電され、且つ、読み取
り動作の終了信号により通電が解除されるようにしてお
くのが良い。

一作用一 本発明のイメージ読み取り装置により読み取られる領域
は、読み取り窓４で区画された領域である。この読み取
り領域は、透視窓５から読み取り窓４を経て原稿２１を
見通すことにより確認することができ、読み取られるイ
メージと読み取り領域との関係を直接オペレータが確認
して適宜訂正することができる。この読み取り領域の訂
正は、原稿上にａｉされた装置筺体１をオペレータが移
動させることにより行われ、これらの操作を直接原稿２
１の読み取り領域を見ながら行うことができる。

また、読み取り動作中は、脚部３に内装した電磁石２３
が原稿台に強固に吸着して原稿２１および読み取り装置
自身を固定するので、読み取り機構９の移動に伴う筺体
１の振動やスリップは生じない。

更に、脚部３の電磁石２３の通電に時間差を設けてやる
ことにより、しわや折り目のある原稿も正確に読み取る
ことができる。即ち、読み取り指令スイッチ２２を押し
たとき、脚部３に設けられた電磁石２３のうちの一辺側
の一対のみに通電し、原稿２１のしわや折り目を伸ばし
た後残りの一対に通電して、しわや折り目を伸ばした状
態で原稿２１を原稿台に固定することができる。

−実施例− 図は印影読み取り用として開発された本発明装置の一実
施例を示す図で、第１図は断面側面図、第２図はキャリ
アの走行機構を示した斜視図、第３図は読み取り操作を
示す平面図である。

図中、１はイメージ読み取り装置の手持ちユニットの筺
体、２は手持ちユニットを本体に連結するケーブル、３
は筺体下面に設けられた脚部、４は筺体下面に設けられ
た読み取り窓、５は筺体上面に設けられた透視窓である
。透視窓５は読み取り窓４の直上に設けられ、読み取り
窓４より若干大きく形成しである。

６は筺体内に架設されたガイドロッド、７はガイドロッ
ド６の反対側に装設された摺動ガイド、８はガイドロッ
ド６と摺動ガイド７とに摺接しているキャリア、９はキ
ャリア８内に装着されている読み取り機構である。

ｌＯは筺体に固定されたキャリア駆動用の電動機、１１
は電動機１０の出力軸に固定された駆動プーリ、１２は
筺体１に軸着された従動プーリ、工３はプーリ１１．１
２間に巻架されたタイミングベルトであり、キャリア８
はタイミングベルト１３に固着されて電動機ｌＯの往復
回転によりガイドロッド６に沿って往復走行する。１４
は副走査方向の読み取りタイミングを検出するエンコー
ダで、１５は電動機１０の出力軸に固着されているスリ
ット円板、１６はスリット検出用のセンサである。

読み取り機構９は光源ランプ１７、反射鏡１８、結像レ
ンズ１９および１次元イメージセンサ２０により構成さ
れており、光源ランプ１７で照明された原稿２１からの
反射光を反射鏡１８で水平方向に変換し、結像レンズ１
９でイメージセンサ２０の受光セルに結像させることに
より、原稿２１のイメージ情報を読み取るもので、読み
取り時の原稿面の主走査は、イメージセンサ２０の受光
セルを電気的にスキャンすることにより行われる。

２２は手持ちユニットの側面に装着された読み取り指令
スイッチ、２３は脚部３に収納された電磁石である。

スイッチ２２を押すと、まず電磁石２３に通電され所定
の時間遅れ後読み取り機構９が作動するようにセットさ
れている。この際、電磁石２３を左右一対ずつ時間差を
設けて通電してやれば、一対の電磁石２３で原稿の一辺
を固定し、次ぎに読み取り部のしわや折り目を伸ばした
後他方の一対に通電して原稿２１を固定することができ
、しわや折り目を伸ばした状態で原稿２１を固定するこ
とができる。本実施例では全ての脚部３に電磁石２３を
収納したが一辺側にだけ設けても良い、この場合、しわ
や折り目のある原稿を読み取るときは手で原稿を引っ張
っていなければならない。

以上のように構成された本発明のイメージ読み取り装置
は、第３図に示すように、スチール製の原稿台２４上に
拡げられた原稿２１の適宜の位置に装置を載置すること
により読み取り動作を行わせる。読み取られる領域は読
み取り窓４内の領域であり、当該領域は透視窓５から見
通すことができ、装置を移動させて最適の位置にセント
して読み取り動作を行わせることができる。ここで、机
がスチール製あるいは樹脂被覆層を設けたスチール製の
天板を有するものであれば、該天板に直接手持ちユニッ
トを吸着させて読み取り動作をおこなわせることができ
るが、天板が磁性体でない場合には磁性体の原稿台２４
と組み合わせて使用する。

一発明の効果− 以上のように本発明のイメージ読み取り装置によれば、
読み取ろうとするイメージ情報を直接具ながら読み取り
位置や読み取り領域の設定を行うことができ、その設定
操作も装置や原稿を移動させることにより直ちに行うこ
とができるから、所望のイメージの読み取り操作を簡単
且つ速やかに行うことができ、読み取りミスが生じる虞
もない。

また、所望のイメージを読み取り窓に合わせて読み取る
ものであるから、原稿のイメージが傾いて一記録されて
いても容易に修正して読み取ることができる。従って、
印影等の部分イメージの読み取り装置として極めて優れ
た操作性を有している。

また読み取り動作中には電磁石が原稿および装置を原稿
台に固定しているので、イメージセンサの移動動作に伴
う振動やスリップによる読み取り情報の歪みが生ぜず正
確に情報を読み取ることができ、読み取り時に装置が移
動しないように押さえる必要もない。そしてこの電磁石
の通電および解除を読み取り指令スイッチと読み取り終
了信号とに連動して行わせるようにすれば、手持ちユニ
ットの固定および解除が最適なタイミングで行われ、オ
ペレータの操作負担も軽減される。。更に、脚部の電磁
石を時間差を設けて通電してやれば、原稿のしわや折り
目を伸ばした状態で原稿を固定できるので、原稿の浮き
上がりもなく読み取り領域のイメージ情報をより正確に
且つより簡単に読み取ることができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示したもので、第１図は装置の
断面図、第２図は走行機構を示した斜視図、第３図は読
み取り操作を示す平面図である。 図中、 １：筺体　　　　　　　３：脚部 ４：読み取り窓　　　　５：透視窓 ６：ガイドロッド　　　７：摺動ガイド８：キャリア　
　　　　９：読み取り機構１０：電動機　　　　　　１
１：駆動プーリ１３：タイミングベルト　２１：原稿 ２２：読み取り指令スイッチ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、読み取り機構を搭載したキャリアとその走行機構と
   を内装した手持ち可能な筺体を有し、該筺体の底板に透
   明な読み取り窓が設けられている手持ちイメージ読み取
   り装置において、前記読み取り窓を前記筺体を通して視
   認可能とする透視窓が設けられ、且つ、前記筺体を磁性
   板上に吸着させる電磁石が設けられていることを特徴と
   する、手持ちイメージ読み取り装置。 ２、前記筺体に読み取り指令スイッチが設けられ前記電
   磁石が当該スイッチの読み取り開始信号により通電され
   、且つ、読み取り動作の終了信号により該通電が解除さ
   れる、特許請求の範囲第１項記載の手持ちイメージ読み
   取り装置。