JPS627081Y2 - - Google Patents

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JPS627081Y2
JPS627081Y2 JP7875282U JP7875282U JPS627081Y2 JP S627081 Y2 JPS627081 Y2 JP S627081Y2 JP 7875282 U JP7875282 U JP 7875282U JP 7875282 U JP7875282 U JP 7875282U JP S627081 Y2 JPS627081 Y2 JP S627081Y2
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flow fan
cross
sorting
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exhaust port
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JP7875282U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、圃場内を走行させつつ圃場に植立
する穀稈を刈取らせ、刈取後の穀稈について脱穀
を行なわせるコンバインにおいて用いられる選別
排塵装置に、関するものである。
この種の選別排塵装置として、脱穀処理物を風
選搬送する選別部の終端部近くに横断流フアン
を、機体横巾方向に沿わせて設けることは、既に
公知である。そしてこの種横断流フアンは、選別
部からの穀粒は極力、選別部方向に還元しつつ、
選別部の選別風を吸引して装置外に排出するので
あるが、従来の選別排塵装置では、横断流フアン
とその前方側に位置する選別部々分との間及び選
別部からの塵埃を排出するための排出口との間の
各有機的な関連、さらに横断流フアンからの排風
の散開防止についての配慮が乏しいものであつた
ことから、次のような不具合を備えていた。
すなわち第1に従来は選別部並びに横断流フア
ンの横側部を覆うのに、選別部と横断流フアンと
に各別に対応してそれぞれ別個に側壁を設けてお
り、強度上の問題とか不測の選別風洩れが起きる
不具合があるばかりでなく、重大な問題点とし
て、選別部の側壁と横断流フアン側部の側壁との
間の不連続性に基づき、前後に位置するこれらの
側壁の内面間でわら屑、塵埃が引掛りを生じて滞
積し、それが横断流フアンのフアン軸とかフイン
に捲付く等して回転不良とか破損の問題をひき起
していたのである。つまり単に選別風を吐出する
だけの唐箕とは異なり横断流フアンは、その回転
による吸引風で塵埃とか一部のわら屑を、該フア
ンの内部を通過させて排出し、そのとき混在する
穀粒を選別部方向に還元するものであるから、横
断流フアンの横側部に対しても塵埃、わら屑が導
かれて来て、それが側壁不連続性に基づく上述の
滞積を起して上記の問題をひき起していたのであ
る。
また第2に従来装置では、横断流フアンの排風
口を単に選別部の塵埃排出口に臨ませただけの構
造とされていたため、排出される塵埃が機体後方
に巾広く散開し未刈地植立穀稈上にふりかかつ
て、小さな塵埃であると次に該植立穀稈を刈取る
ときに舞上つて作業者を悩ませ、また比較的大き
な塵埃であると該植立穀稈の刈取りに不都合を来
たすと共に刈取り後にそれに附着したままでコン
バインの脱穀機内に侵入し選別部による選別性能
を不良とするとかいつた、不具合もあつた。
そこでこの考案は、横断流フアンについてそれ
と選別部の他部分との有機的関連性に十分な配慮
をはらい、また横断流フアンからの排風自体につ
いても散開を防止する配慮をはらつて、上記のよ
うな不具合を解消してある、コンバインの新規な
選別排塵装置を、提供しようとするものである。
この課題を達成した本案の要旨とするところ
は、添付図に附した符号を用いて説明すると、機
体後端位に機体巾方向に沿う排わら細断用のデイ
スクカツター12を設けてあるコンバインにおい
て、脱穀処理物を機体の前後方向に沿い後方へ向
けて風選搬送する選別部1の終端部に、該選別部
1内の選別装置によつて終端側へ移送される塵埃
を排出するための排出口2を設けると共に、この
排出口2の上方に横断流フアン3を設置し、前記
選別部1の左右の側壁4,5をこの横断流フアン
3の後方にまで一体的かつ連続的に延長して該左
右の側壁4,5により横断流フアン3の左右両側
を覆わせ、また前記横断流フアン3の吸風口3a
と排風口3bとを、吸風口3aは前記排出口2よ
りも機体前方側の選別部1内方側に向けて開口さ
せると共に排風口3bは前記排出口2よりも機体
後方位置において前記選別部1の機体巾方向での
ほぼ全巾にわたつて下向きに開口させ、さらに前
記デイスクカツター12を、前記横断流フアン3
の横巾よりも大きな横巾を有するものに形成して
該デイスクカツター12の細断わら落下口12a
を、前記した横断流フアン3の排風口3bの後方
に位置させたことを、特徴としてなるコンバイン
の選別排塵装置にある。
図示の実施例を説明すると、機体後端位に機体
巾方向に沿う排わら細断用のデイスクカツター1
2を設けてあるコンバインにおいて、選別部1
は、扱胴7を備えた脱穀機8の下方位置から後方
にかけて設置されており、最前部に通例のように
設けられている図示省略の唐箕、扱胴7下方の受
網9、及び扱胴7の下方から後方にかけて設けら
れている、ストローラツク10aを備えた揺動選
別装置10等でもつて、構成されている。脱穀機
8による脱穀処理物を機体の前後方向に沿い後方
へ向けて風選搬送する該選別部1の終端部には、
揺動選別装置10により終端側に移送される塵埃
を排出するための排出口2を、下向きに開口させ
て設けてある。
この排出口2の上方には選別部1の全巾にわた
る横断流フアン3を設けてあつて、この横断流フ
アン3の左右両側は特に、選別部1の左右の側壁
4,5を横断流フアン3を若干通り過ぎる位置ま
で後方へ一体的且つ連続的に延長して該左右の側
壁4,5により覆わせてある。横断流フアン3の
外周部を覆う上下のケース部材11A,11B
は、左右の側壁4,5に固着し該左右の側壁11
A,11Bに架け渡されている。
上記した横断流フアン3の吸風口3aと排風口
3bとは、次のように開口させてある。すなわ
ち、吸風口3aは前記排出口2よりも機体前方側
の選別部1内方側に向けて開口させてある。また
排風口3bは、前記デイスクカツター12との間
の仕切板13の前方側で、前記排出口2よりも機
体後方位置において下向きに、且つ、選別部1の
機体巾方向でのほぼ全巾にわたつて、開口させて
ある。図示の場合には、前記した下方のケース部
材11Bに排出口2と排風口3b間で下向き延出
部を設け、前記両側壁4,5間に架渡された該ケ
ース部材11Bの強度向上を図つてあり、また前
記両側壁4,5間に架渡されている仕切板13は
図示のように屈曲させ前方向きに延出させてあ
り、上方のケース部材11Aをその後端と前端と
で該仕切板13ないしはその延出部13aに固着
してケース部材11Aの強度向上を図つてある。
なおケース部材11Aを、仕切板13とその延出
部13aを介して両側壁4,5に架渡す構造とも
できる。
次に前記デイスクカツター12は第1図に示す
ように特に、横断流フアン3の横巾よりも大きな
横巾を有するものに形成されている。そしてその
ように横巾を大きくしたデイスクカツター12の
細断わら落下口12aを第2図に示すように、前
記した横断流フアン3の排風口3bの後方に位置
させてある。したがつて細断わら落下口12aは
排風口3bの後ろ側で該排風口3bよりも広い横
巾範囲を占めている。
なお図において、14は刈取穀稈を脱穀機8に
供給するフイードチエン、15は脱穀機8からデ
イスクカツター12へと排わらを供給する排わら
チエン、16,17はそれぞれ、脱穀一番口及び
脱穀二番口、18,19はそれぞれ、横断流フア
ン3からの排風の一部を既刈地側に誘導しデイス
クカツター12による細断わらを既刈地側に片寄
せて放出させることとする左右のガイド板であ
る。
図示選別排塵装置において横断流フアン3は、
第2図の矢印A方向に回転駆動されて、選別部1
の選別風を吸風口3aから吸引し排風口3bから
装置外へ排出させつつ、揺動選別装置10から吸
風口3a方向にもたらされる穀粒はフイン3cに
より揺動選別装置10上へと跳ね飛ばして極力還
元させ、粉塵のまじつた排風を上記のように排風
口3bから装置外へと排出するのであるが、この
考案は、前記した要旨とするところに基づき、従
来装置の前記不具合を次のように解消する効果を
奏する。
すなわち本案の選別排塵装置は先ず横断流フア
ン3の横側部を覆うのに、選別部1の左右の側壁
4,5を横断流フアン3の後方にまで一体的かつ
連続的に延長して、該左右の側壁4,5により横
断流フアン3の横側部を覆つてあるものとされて
いるから、横断流フアン設置部に至るまでの選別
排塵部の各横側方が強度上の問題とか不測の選別
風漏れとかを生じさせない一体的な側壁4,5に
より覆われることとするのはもとより、選別部1
から横断流フアン3の設置部にかけて塵埃、わら
屑が引掛り滞積を起す部分が皆無である連続した
内面を有する側壁が提供されて、横断流フアン3
の吸引作用時に側壁内面に沿い流れるような塵
埃、わら屑も滞積を起すことなく排出され、滞積
する塵埃、わら屑が横断流フアンの回転不良とか
破損を促していた従来のものの不具合を解消する
こととする。
次に本案装置は、選別装置によつて終端側へ移
送される塵埃を排出する排出口2の上方に横断流
フアン3を設けると共に、特に、この横断流フア
ン3の吸風口3aを塵埃排出口2よりも前方側で
選別部1内側方向に向けて開口させていることか
ら、選別部1のストローラツク等では処理し難い
粉塵を、横断流フアン3の吸引作用により効果的
に排出できる。また特に、横断流フアン3の排風
口3bを、塵埃排出口2よりも機体後方位置にお
いて選別部1の機体巾のほぼ全巾にわたつて下向
きに開口させてあることで、選別部1から排出口
2を経て排出される比較的大きな塵埃について
は、排出口2よりも後方側で下方向きに排出され
る横断流フアン3からの排風が、該塵埃を機体後
方へ巾広く散開されることを防ぐ、エアによる遮
蔽部、つまりいわばエアカーテンを形成して、塵
埃の巾広い散開を防ぐことになる。そして排風口
3bから排出される横断流フアン3の上記排風に
ついては、デイスクカツター12の細断わら落下
口12aが上記排風口3bよりも広い横巾範囲に
わたつて該排風口3bの後ろ側にあり、同落下口
12aから落下する細断わらが排風口3bを出る
排風を排風巾よりも広い横巾範囲で遮えぎること
からして、後方への散開を防がれ、該排風中に混
入している微細な塵埃が散開することが無くされ
ることになる。なおデイスクカツター12側から
みれば逆に、落下口12aから落下する細断わら
に排風口12aからの排風による適度の散開効果
が与えられて、細断わらが圃場面に堆積状にでは
なく平均的に散らばつて落下する実益が与えられ
る。
このように本案装置によれば、選別部1からの
粉塵は横断流フアン3の吸引作用で効果的に、排
風口3bから下向きに排出され、比較的大きな塵
埃は排出口2の後方で排風口3bからの下向き排
風によるエアカーテン的な作用で散開を防がれつ
つ排出されると共に、横断流フアン3自体の排風
中に混入して排風口3bから排出される微細な塵
芥も、排風口3bの後ろ側で細断わら落下口12
aから排風巾よりも広い巾範囲で落下する細断わ
らによる排風遮断カーテン効果で散開を効果的に
防止されるから、選別部1からの塵埃についてそ
の大小を問わず散開が防がれ、未刈地穀稈上へと
塵埃がふりかかることで従来みられていた、事後
の刈取時に作業者を悩ませる粉塵舞上り、塵埃附
着による刈取性能の阻害及び事後の選別性能の低
下といつた諸問題が、解消されるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を装備したコンバ
イン要部の概略横断平面図、第2図は同要部の概
略縦断側面図、第3図は上記コンバインに設けら
れている数部材の斜視図である。 1……選別部、2……排出口、3……横断流フ
アン、3a……吸風口、3b……排風口、4,5
……側壁、12……デイスクカツター、12a…
細断わら落下口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体後端位に機体巾方向に沿う排わら細断用の
    デイスクカツター12を設けてあるコンバインに
    おいて、脱穀処理物を機体の前後方向に沿い後方
    へ向けて風選搬送する選別部1の終端部に、該選
    別部1内の選別装置によつて終端側へ移送される
    塵埃を排出するための排出口2を設けると共に、
    この排出口2の上方に横断流フアン3を設置し、
    前記選別部1の左右の側壁4,5をこの横断流フ
    アン3の後方にまで一体的かつ連続的に延長して
    該左右の側壁4,5により横断流フアン3の左右
    両側を覆わせ、また前記横断流フアン3の吸風口
    3aと排風口3bとを、吸風口3aは前記排出口
    2よりも機体前方側の選別部1内方側に向けて開
    口させると共に排風口3bは前記排出口2よりも
    機体後方位置において前記選別部1の機体巾方向
    でのほぼ全巾にわたつて下向きに開口させ、さら
    に前記デイスクカツター12を、前記横断流フア
    ン3の横巾よりも大きな横巾を有するものに形成
    して該デイスクカツター12の細断わら落下口1
    2aを、前記した横断流フアン3の排風口3bの
    後方に位置させたことを、特徴としてなるコンバ
    インの選別排塵装置。
JP7875282U 1982-05-27 1982-05-27 コンバインの選別排塵装置 Granted JPS5816034U (ja)

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JPS5816034U JPS5816034U (ja) 1983-02-01
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