JPS6269870A - 弾力性に優れた無機繊維マツト及びその製造法 - Google Patents

弾力性に優れた無機繊維マツト及びその製造法

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JPS6269870A
JPS6269870A JP60206039A JP20603985A JPS6269870A JP S6269870 A JPS6269870 A JP S6269870A JP 60206039 A JP60206039 A JP 60206039A JP 20603985 A JP20603985 A JP 20603985A JP S6269870 A JPS6269870 A JP S6269870A
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JP
Japan
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mat
fibers
relative humidity
elasticity
precursor
Prior art date
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Pending
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JP60206039A
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English (en)
Inventor
安岡 昭
永峯 久寿
健司 新井
安雄 三須
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Saint Gobain TM KK
Original Assignee
Toshiba Monofrax Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセラミックファイバーで作つ九ブロックやモジ
ュールで炉壁を構成する場合に目地材として使用される
弾力性に優れたマット及びその製造法に関する。
〔従来の技術〕
セラミックファイバーのブロックやモジュールで炉壁を
構成する場合、ブロックやモジュールの目地に、同材質
のセラミックファイバーブランケットの小片を装入し、
このスペーサーに圧縮状、嗜を保たしめて、高温での稼
働時に起るブロックやモジュールの収縮を補償し、目地
の開きを防上しようとすることが通常行われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、同材質のセラミックファイバーブランケ
ットであるスペーサーの収縮補償能力が十分でない。ま
九より高温に耐える結晶質のアルミナ又はムライトファ
イバーより成るブランケットやフェルト製品も利用でき
るが、これらは耐熱性が十分であっても高温時の圧縮復
元性に乏しく、スペーサーとしては未だ十分でない。こ
れ等従来の結晶質繊維からできたマットは、マットを構
成している繊維はそれぞれが二次元的に配向し、さらに
互いの繊維は接触点で接触をしているが、強固に結合は
していない。このためマットは外力に対し、個々の繊維
が滑るように変形して外力を吸収してしまうため、復元
力を十分に発現することができなかった。
本発明者等は、一般にゾル−ダル法と呼ばれている方法
でアルミナ、またはムライト質結晶質ファイバーのブラ
ンケット、フェルトまたはマット状製品を製造する場合
において前駆体繊維の堆積、仮焼及び焼成の諸条件を鋭
意研究することによシ高温での圧縮と、圧縮の開放後の
寸法復元性に優れたマットより成る目地材を発明するこ
とに成功した。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、アルミナまたはムライト質結晶質ファイバー
を紡糸液から繊維化する時に周囲雰囲気の相対湿度を二
段階に調節する。まず40チ以下の相対湿度の周囲雰囲
気下で繊維化し、繊維化直後の直径2〜3ミクロン、長
さ30〜250ミリメートルの前駆体繊維を該繊維が三
次元ランダムに配向するように堆積させ、このように堆
積した状態を維持しつつ堆積物周囲雰囲気の相対湿度を
40%以上に維持し、前駆体同志の接触点を融着させた
後仮焼し、次いで本焼成を行う。
このようにして作ったマットを最大、元のマットの厚み
の1/3まで圧縮して目地材として使用するとき、ブロ
ックやモジュールの高温における収縮を十分補うことが
できる。
しかし、元の厚みの1/3以上に圧縮するとマットを構
成する繊維が折れて弾力性を減じたシ、マットの反発力
が大きすぎて相手のブロックに変形を与える場合があり
好ましくない。
このマットを作るには、依維化直後のFtIT駆体噴躯
体繊維の方向が三次元ランダムに配向する必要がるるか
、この方法は例えば、繊維化直後に前、重体繊維を該繊
維の自由落下に任せて、金網等の受は皿に嵩高い状態の
マットに堆積させる方法がとられる。この時、金網を通
して空気を強く吸引したり、上部から圧縮すると前駆体
線維は金網に引き付けられ、または押し付けられて、前
駆体憬維が金網と平行に面内に配向することになり、後
に弾性の乏しいマットしか形成しない。金網にあたかも
新雪が涜る如く、他から外力を受けることなく堆積させ
ることにより、堆積ノー中の前駆体繊維の方向がなるべ
く方向性を持たず、ランダムな配向を取らせることかで
建る。さらKこの上うKして前駆体繊維をN&碓化する
ときの条件として、周囲雰囲気の相対湿度が40%以下
である必要がある。40%以上の場合、前駆体繊維は繊
維礁が細くなシすぎたり、全体が柔らかすぎてマットは
嵩高い状態で堆積することができない。次にこのようK
して堆積した嵩高いマットを相対湿度が40チ以上の周
囲雰囲気中にしばらく置いて前駆体繊維同志の接触点の
融着を行うが、周囲雰囲気の条件として相対湿度が40
チ以下では融着は起らない。この融着現象は相対湿度が
40%以上のとき前駆体繊維の外表面のみが空気中の水
分を吸収して柔らかくなり@着するものと考えられる。
融着に箸する時間は相対湿度によって決り、相対湿度が
高いほど短い時間でよいし、逆に相対湿度が低ければ時
間がよゆいKかかる。あまυ長時間放置しすぎると繊維
全体が軟化し自重で変形して嵩高さを維持することがで
きないから、所用時間は相対湿度との関係で適時選択す
べきで多る。−例として相対湿度が50〜65%のとき
、所用時間は5〜10分が適用される。
〔作用〕
4091以下の相対湿度をもった周囲雰囲気中で繊維化
し九、三次元ランダム罠配向した前駆体繊維マットを、
この配向状態を維持しつつ、次に相対湿度が40%以上
の周囲雰囲気下にしばらく置き、前駆体線維同志の接触
点を融着させた後、仮焼を行うと、マットを構成してい
る個々の前駆体繊維は脱塩酸、脱水、有機成分の酸化等
の化学変化を起し、減量しけて繊維の長さ方向に大きな
収縮を起すが、マット全体はそれほど収縮しないので、
個々の前駆体繊維・は該繊維相互に緊張した状態で接金
した状態となる。すなわち三次元ランダムに配向してい
た前駆体繊維が、仮焼により尤の接合点を維持したまま
相互に緊張した状態に変化する。この仮焼繊維を125
00で本焼成を行う。
〔発明の効果〕
この仮焼繊維を1250CK焼成すると、結晶化すると
ともK、繊維相互の接合部の結合が強化され、その結果
弾力性の優れたマットとなる。これは恰も弛緩した状態
のネット(網)は弾性がないが、緊張した状態にし九場
合、弾力性を有するのに似ている。しかもこの弾力性は
′gはのみならず140008度の高温においても失わ
れない。その結果、′Fl;温から高温までの幅広い温
度域において、外力による変形に対して常に元の寸法に
戻ろうとする復元力を供えている。
したがって、この弾力性の優れたマットは高温で便用さ
れる構築物の目地材等の用途として極めて好適である。
例えば各種工業炉の炉壁を構成するブロック状セラミッ
クファイバー等の目地材として使用する場合、目地材と
して使用する時K、あらかじめこのマットを元の厚みの
最大1/3まで圧縮した状態で取り付けると、たとえブ
ロックに使用中、高温のために収縮するような変化が生
じても、その収縮はマットの復元力によって補われ、目
地材とブロックの間に隙間が生じない。
〔実施例〕
実施例1 塩基性塩化アルミニウム溶液とコロイド状シリカをアル
ミナ換算72重ttsになるようIc混合し、この混合
液の固形分1001を置部に対し20重量部の乳酸を加
え加熱濃縮して150ポイズの粘度を持つ紡糸液を用意
した。この紡糸液を直径0.2簡のノズル孔を多数持つ
カップに収容し、このカップを300OR,P、Mの速
度で回転させながらカップから流出する液流を圧縮空気
で吹精して紡糸した。紡糸された前駆体M維はゆっくり
と自由落Fして紡糸機の下に投げた金網の上に嵩高い状
態で堆積し友。この時、カップ及び前嘔体#L維を含む
空j4の相対湿度は常に38チに保たれていた。
このようにして紡糸され九前躯体項維は、直径が2〜3
ミクロンで、長さは30〜300flであった。この金
網を移動させ、相対湿度55チに保つ九室の中を10分
間かけて通過させた。次のこの金網を仮焼fに導入した
。仮焼炉は約600Cであり、ここで脱塩酸(素)、脱
水および有機成分の酸化を行わせた。
得られたマットはあまり寸法が収縮していなかったが、
個々の繊維は約30%糧度収縮し、相互に緊張した状態
であった。この時それぞれのfII維の接触部分はかる
く融着し九状態であった。次にこの仮焼繊維を1260
Cで本焼成した。その結果!ViJm体傷維は全体がム
ライ1m結晶化するとともに繊維相互の結合部がいっそ
う強固に結合し、極めて弾力性に優れたマットを得た。
次にこのようにして得られた厚みが30鵡のマットをブ
ロックの目地材として使用した。すなわち縦、横高さが
夫々300龍のセラミックファイバーで作ったブロック
を2個用意し、先に作った厚みが30flのマットを間
にはさみ、ブロックを互いに押し付けてマットを15鴎
まで圧縮して炉壁とした。
比較として本発明のマットの代シVc厚みが3゜nの従
来法によるムライトファイバーよ構成るマットを15g
に圧縮して2個のブロックの目地材とした炉壁を用意し
た。この従来法によるマットは、嵩高い前駆体繊維マッ
トを金網に堆積させるまでの紡糸液及び紡糸条件を本稿
のものと全く同じにして繊維化して焼成して作ったもの
である。
しかし、繊維死後本願のものは相対湿度を55%に保っ
た部屋の中を10分間かけて通過させたが、従来法のも
のは相対湿度38%のまま10分間保ち、本願と同じ条
件で仮焼及び本焼成を行った。
その結果、本願のものと従来法のものとの比較で社繊維
径、繊維長は供に同じであったが、従来法のものは本願
によるものに較べ個々の繊維同志の接合は起きていなか
った。二組の炉壁を14000で長時間加熱したところ
、二組に便用したブロックはいずれも約2%収縮し、従
来法によるマットを目地材としたものは、目地材とブロ
ックの間にそれぞれ3fiの隙間を生じた。しかし本発
明のマットを目地材としたものは目地材とブロックの間
に全く隙間が生じなかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)直径2〜3ミクロン、長さ30〜250ミリメー
    トルの結晶質繊維が三次元ランダムに配向し、それらが
    相互に緊張した状態で結合した弾力性に優れたマット。
  2. (2)相対湿度40%以下の周囲雰囲気下で繊維化し、
    三次元ランダムに配向させた直径2〜3ミクロン、長さ
    30〜250ミリメートルの結晶質繊維の前駆体より成
    るマットを、この配向状態を維持しつつ相対湿度40%
    以上の周囲雰囲気中にしばらく置いた後、仮焼を行い、
    次いで1250℃で本焼成を行うことを特徴とする弾力
    性に優れたマットの製造法。
JP60206039A 1985-09-17 1985-09-17 弾力性に優れた無機繊維マツト及びその製造法 Pending JPS6269870A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01127890A (ja) * 1987-11-11 1989-05-19 Sumitomo Metal Ind Ltd セラミックファイバーモジュールによる窯炉の内張構造
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