JPS626934A - 縮絨織物 - Google Patents
縮絨織物Info
- Publication number
- JPS626934A JPS626934A JP60147066A JP14706685A JPS626934A JP S626934 A JPS626934 A JP S626934A JP 60147066 A JP60147066 A JP 60147066A JP 14706685 A JP14706685 A JP 14706685A JP S626934 A JPS626934 A JP S626934A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- fabric
- warp
- yarns
- weft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は秋冬用衣料素材に適する縮絨織物に関する。
(従来の技術)
近年、生活環境の変化、新規素材の出現、消費者ニーズ
などから商品全般が軽量化の方向にある。これは、衣服
についても同様であり、保温性を目的とした秋冬用衣料
素材、例えばオーバーコートやスーツ用素材も軽量化の
方向にある。しかしながら、秋冬用衣料素材は軽量化、
即ち、布帛目付を少さくしていくと、保温性が低下し、
秋冬用としての役目を果さなくなり、また布帛[1付を
大きくすると、保温性は充分得られるが、軽量化されな
いという問題が生じた。一方、経糸および緯糸ともに可
縮績糸を配したり、経糸に低縮絨性あるいは非縮絨性糸
を配した織物は存在したが、これらの糸は大きい保温性
を得るために経糸および緯糸に太い糸を用いたため、該
織物を縮絨加工させると、糸が太いため、織物目付が大
きくなり、軽量の織物は得られなかった。
などから商品全般が軽量化の方向にある。これは、衣服
についても同様であり、保温性を目的とした秋冬用衣料
素材、例えばオーバーコートやスーツ用素材も軽量化の
方向にある。しかしながら、秋冬用衣料素材は軽量化、
即ち、布帛目付を少さくしていくと、保温性が低下し、
秋冬用としての役目を果さなくなり、また布帛[1付を
大きくすると、保温性は充分得られるが、軽量化されな
いという問題が生じた。一方、経糸および緯糸ともに可
縮績糸を配したり、経糸に低縮絨性あるいは非縮絨性糸
を配した織物は存在したが、これらの糸は大きい保温性
を得るために経糸および緯糸に太い糸を用いたため、該
織物を縮絨加工させると、糸が太いため、織物目付が大
きくなり、軽量の織物は得られなかった。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は、軽量化、即ち、布帛目付を少さくしたにもか
かわらず、保温性にすぐれ、風合いにもすぐれている縮
絨織物を得ることを目的とする。
かわらず、保温性にすぐれ、風合いにもすぐれている縮
絨織物を得ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、少なくとも短繊維糸よりなり、「[つ、低縮
絨性あるいは非縮絨性である糸が経糸として配されてお
り、緯糸として、少なくとも50%の羊毛繊維を含み、
可縮練性である糸が配されており、且つ、経糸の仕上間
での単糸相当番手(メトリック)A1緯糸の仕−1−反
での単糸相当番手(メトリック)B1織物LI付(g/
nl’) Cとが次式(+>および(2)を満足してい
る縮絨織物である。
絨性あるいは非縮絨性である糸が経糸として配されてお
り、緯糸として、少なくとも50%の羊毛繊維を含み、
可縮練性である糸が配されており、且つ、経糸の仕上間
での単糸相当番手(メトリック)A1緯糸の仕−1−反
での単糸相当番手(メトリック)B1織物LI付(g/
nl’) Cとが次式(+>および(2)を満足してい
る縮絨織物である。
A/8≦B≦A/2 ・・・・
・・・・・(+15200/ffi≧c≧5200/
+ −・−・・・・・・(2)本発明におい
て、保温性があって、目付が軽い布帛を得るために、経
糸として用いられる糸は、少なくとも短繊維糸よりなり
、且つ、低縮絨性あるいは非縮絨性であることが必要で
あり、また緯糸として用いられる糸は、少なくとも50
%の羊毛繊維を含み、通常の毛織物の整理工程で縮絨性
を有することが必要である。これらの経糸および緯糸の
糸使いは、織物の整理加工で、経糸方向には縮絨させず
、緯糸方向のみで縮絨を発現させ、ふくらみ、嵩高性を
付与させるために必要である。また、経糸、緯糸の双方
に縮絨性を有する糸を配すると、織物の厚さだけが増加
し、織物の嵩高性が減少し、風合が硬くなるのでよくな
い。本発明の要件を満足させる経糸としては、例えば、
綿糸、麻糸などの植物系天然繊維糸、再生繊維紡績糸、
半合成繊維紡績糸、合成繊維紡績糸、あるいは、撚係数
が120以上である羊毛繊維糸あるいはトップもしくは
糸の段階で防縮加二lニした羊毛繊維糸が適当であり、
これらは単独に用いられてもよく、適宜混紡されていて
もよい。また、短繊維糸が少なくとも50%存在してい
れば他はフィラメントであってもよい。また、経糸は、
織物11付を軽くする目的で細番手とし、毛羽のある短
繊維素材(カットファイバーを含む)を用いるのが好ま
しい。製織効率を考慮すると、経糸の仕上間での単糸相
当番手Aは120≧A≧30であることが好ましい。
・・・・・(+15200/ffi≧c≧5200/
+ −・−・・・・・・(2)本発明におい
て、保温性があって、目付が軽い布帛を得るために、経
糸として用いられる糸は、少なくとも短繊維糸よりなり
、且つ、低縮絨性あるいは非縮絨性であることが必要で
あり、また緯糸として用いられる糸は、少なくとも50
%の羊毛繊維を含み、通常の毛織物の整理工程で縮絨性
を有することが必要である。これらの経糸および緯糸の
糸使いは、織物の整理加工で、経糸方向には縮絨させず
、緯糸方向のみで縮絨を発現させ、ふくらみ、嵩高性を
付与させるために必要である。また、経糸、緯糸の双方
に縮絨性を有する糸を配すると、織物の厚さだけが増加
し、織物の嵩高性が減少し、風合が硬くなるのでよくな
い。本発明の要件を満足させる経糸としては、例えば、
綿糸、麻糸などの植物系天然繊維糸、再生繊維紡績糸、
半合成繊維紡績糸、合成繊維紡績糸、あるいは、撚係数
が120以上である羊毛繊維糸あるいはトップもしくは
糸の段階で防縮加二lニした羊毛繊維糸が適当であり、
これらは単独に用いられてもよく、適宜混紡されていて
もよい。また、短繊維糸が少なくとも50%存在してい
れば他はフィラメントであってもよい。また、経糸は、
織物11付を軽くする目的で細番手とし、毛羽のある短
繊維素材(カットファイバーを含む)を用いるのが好ま
しい。製織効率を考慮すると、経糸の仕上間での単糸相
当番手Aは120≧A≧30であることが好ましい。
緯糸は、整理加工の洗絨で縮絨する素材を選ぶことが必
要である。このため、羊毛繊維を少なくとも50%含ん
でいることが必要である。緯糸の繊維間の絡合は、着用
時、問題がなければ【11来るだけ1[いものが風合い
の点で好ましく、また、糸の太さは経糸の2倍以」二で
あって、6倍以下であることが必要である。また、糸番
手が等しければ、単糸より双糸の方が縮絨性が大きく、
このため、嵩高性が大きくなるので好ましい。また、紡
毛糸、梳毛糸のいずれでもよい。また、最大50%の割
合で羊毛繊維と混合される繊維はいかなるものでもよい
。緯糸の太さが経糸の太さの2倍以下であると、充分な
保温性が得られなく、また、6倍以上であると、太すぎ
て製織効率が著しく悪くなる。
要である。このため、羊毛繊維を少なくとも50%含ん
でいることが必要である。緯糸の繊維間の絡合は、着用
時、問題がなければ【11来るだけ1[いものが風合い
の点で好ましく、また、糸の太さは経糸の2倍以」二で
あって、6倍以下であることが必要である。また、糸番
手が等しければ、単糸より双糸の方が縮絨性が大きく、
このため、嵩高性が大きくなるので好ましい。また、紡
毛糸、梳毛糸のいずれでもよい。また、最大50%の割
合で羊毛繊維と混合される繊維はいかなるものでもよい
。緯糸の太さが経糸の太さの2倍以下であると、充分な
保温性が得られなく、また、6倍以上であると、太すぎ
て製織効率が著しく悪くなる。
本発明において、織物目付(g/♂)も重要な要件であ
る。織物目付(g/TI)Cが5200/n圧Pを超え
ると、織物が部厚くなりすぎ、本発明で目的とする軽量
化した織物が得られず、また織物目付(g/m2)Cが
5200/ニ未満であると、通気性が大きくなりすぎ、
秋冬物素材として適さない。また、織物組織はいかなる
組織でもよい。
る。織物目付(g/TI)Cが5200/n圧Pを超え
ると、織物が部厚くなりすぎ、本発明で目的とする軽量
化した織物が得られず、また織物目付(g/m2)Cが
5200/ニ未満であると、通気性が大きくなりすぎ、
秋冬物素材として適さない。また、織物組織はいかなる
組織でもよい。
織成した織物は通常の如く、織物整理工程がなされる。
洗絨、縮絨、反染、熟練加工の温度、時間、方法などの
条件は従来の方法でなされてもよい。
条件は従来の方法でなされてもよい。
(実施例)
実施例 1゜
経糸としてポリエステルフィラメント・ウール混紡糸(
混紡率3β:67、撚数21000回/m)60番手(
メトリック)をノンサイジング糸として用い、緯糸とし
て梳毛糸(毛100%)2730番手(メトリック)撚
数7400回/ m X8200回/mを用いて、経糸
密度300木/10011%緯糸密度240本/10c
raでタツサ組織で製織し、その後、通常の織物整理工
程、洗絨、縮絨、反染、熟練加工を行なった。得られた
織物は、ふくらみ感に富み、タッチはソフトでぬるみが
あり、手持ち感を有するが[1付は199g//と極め
て小さかった。また、ピリング性能はICI法10時間
で4〜5級と良好であった。なお、仕上間での糸番手は
経糸が1156番手(メ) IJックス)、緯糸は1/
21 (2/42)番手(メトリックス)であった。
混紡率3β:67、撚数21000回/m)60番手(
メトリック)をノンサイジング糸として用い、緯糸とし
て梳毛糸(毛100%)2730番手(メトリック)撚
数7400回/ m X8200回/mを用いて、経糸
密度300木/10011%緯糸密度240本/10c
raでタツサ組織で製織し、その後、通常の織物整理工
程、洗絨、縮絨、反染、熟練加工を行なった。得られた
織物は、ふくらみ感に富み、タッチはソフトでぬるみが
あり、手持ち感を有するが[1付は199g//と極め
て小さかった。また、ピリング性能はICI法10時間
で4〜5級と良好であった。なお、仕上間での糸番手は
経糸が1156番手(メ) IJックス)、緯糸は1/
21 (2/42)番手(メトリックス)であった。
実施例 2
経糸として綿糸80/2”Sを用い、緯糸として梳毛糸
1/38Nm(撚数420T/M)を用いて、経糸密度
255本/10cI11緯糸密度280本/ 10 c
mでベネシャン組織で製織し、その後、実施例1と同様
にして織物整理工程を行なった。
1/38Nm(撚数420T/M)を用いて、経糸密度
255本/10cI11緯糸密度280本/ 10 c
mでベネシャン組織で製織し、その後、実施例1と同様
にして織物整理工程を行なった。
得られた織物は、目付が155 g/ITPと軽量であ
るにもかかわらず、ひざ抜けが起らず実用性能にすぐれ
ていた。なお、flニー):反での糸番手は単糸相当番
手経糸が65番手メ) IJソックス緯糸が32番手メ
トリックスであった。
るにもかかわらず、ひざ抜けが起らず実用性能にすぐれ
ていた。なお、flニー):反での糸番手は単糸相当番
手経糸が65番手メ) IJソックス緯糸が32番手メ
トリックスであった。
比較例
経糸および緯糸に粗毛糸(毛100%)2/48番手(
メ) IJフックを用いて、経糸密度275本/10c
I111紡糸密度250本/ 10 cmで実施例1と
同様にしてタッサ組織で織成し、実施例1と同様にして
仕−1−げ加工を行なった。該織物の仕」二反での経糸
密度は250本/10cm、緯糸密度は225本710
cmであり、原糸の太さは単糸相当番手で経糸1722
番手(メトリックス)、緯糸1721番手(メトリック
ス)であり、目付は258g/IIPであり、風合いは
よいが、重いという実感があった。
メ) IJフックを用いて、経糸密度275本/10c
I111紡糸密度250本/ 10 cmで実施例1と
同様にしてタッサ組織で織成し、実施例1と同様にして
仕−1−げ加工を行なった。該織物の仕」二反での経糸
密度は250本/10cm、緯糸密度は225本710
cmであり、原糸の太さは単糸相当番手で経糸1722
番手(メトリックス)、緯糸1721番手(メトリック
ス)であり、目付は258g/IIPであり、風合いは
よいが、重いという実感があった。
実施例1〜2および比較例とを比べると、実施例1〜2
により得られた織物は、比較例で得られた織物と比べて
20〜30%軽量であるが、保2n性は変らなかった。
により得られた織物は、比較例で得られた織物と比べて
20〜30%軽量であるが、保2n性は変らなかった。
(発明の効果)
本発明の縮絨織物は糸太さの細い経糸を用いるとともに
緯糸だけを縮絨させたので、軽量化されていても、充分
な保温性を有し、秋冬用衣料素材として有効な織物であ
る。
緯糸だけを縮絨させたので、軽量化されていても、充分
な保温性を有し、秋冬用衣料素材として有効な織物であ
る。
特許出願人 東洋紡績株式会社
手続補正書(自発)
昭和60年 8月12日
1、事件の表承
昭和60年特許願第147066号
2、発明の名称
縮絨織物
3、補正をするもの
事件との関係 特許出願人
大阪市北区堂島浜二丁目2番8号
4、補正の対象
(11明細書第7頁第15行目[粗毛糸1を「梳毛糸」
に訂正する。
に訂正する。
以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 少なくとも短繊維糸よりなり、且つ、低縮絨性あるいは
非縮絨性である糸が経糸として配されており、緯糸とし
て、少なくとも50%の羊毛繊維を含み、可縮絨性であ
る糸が配されており、且つ、経糸の仕上反での単糸相当
番手(メトリック)A、緯糸の仕上反での単糸相当番手
(メトリック)B、織物目付(g/m^2)Cとが次式
(1)および(2)を満足していることを特徴とする縮
絨織物。 A/6≦B≦A/2………(1) 5200/√(A+B^2)≧C≧5200/√2(A
+B^2)………(2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60147066A JPS626934A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 縮絨織物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60147066A JPS626934A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 縮絨織物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS626934A true JPS626934A (ja) | 1987-01-13 |
Family
ID=15421710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60147066A Pending JPS626934A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 縮絨織物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS626934A (ja) |
-
1985
- 1985-07-03 JP JP60147066A patent/JPS626934A/ja active Pending
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