JPS626908Y2 - - Google Patents

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JPS626908Y2
JPS626908Y2 JP1980159787U JP15978780U JPS626908Y2 JP S626908 Y2 JPS626908 Y2 JP S626908Y2 JP 1980159787 U JP1980159787 U JP 1980159787U JP 15978780 U JP15978780 U JP 15978780U JP S626908 Y2 JPS626908 Y2 JP S626908Y2
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support
support bracket
clutch
fixed
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JP1980159787U
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JPS5781923U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案は農用トラクタのクラツチレリーズ機構
支持装置に関する。
一般に農用トラクタのクラツチレリーズ機構は
クラツチハウジングによつて支持されているが、
クラツチハウジング自体はエンジンとミツシヨン
ケースを連結して機体荷重を支持するフレームの
役目も果たしており、従つてクラツチハウジング
は材料的に無駄な部分が多く、製造するにもコス
トが高くついていた。
本考案は上記のような欠点を除去し、材料を大
幅に節減し、しかも機体荷重を支持する構造も充
分に強固なものにすることができる農用トラクタ
のクラツチレリーズ機構支持装置を提供すること
を目的としている。
図面に基づいて本考案を説明すると、農用トラ
クタの左側面部分断面図である第1図において、
1は走行用クラツチであつて、フライホイール
2、クラツチデイスク3、プレツシヤープレート
5、ダイヤフラムスプリング6及びレリーズベア
リング7等から構成されている。上記レリーズベ
アリング7を有するレリーズスリーブ8は支持ス
リーブ9の外側に摺動自在に嵌合しており、支持
スリーブ9はエンジンのマウンテイングブラケツ
ト37(第3図参照)に固着された支持ブラケツ
ト11の後壁11bに固着されている。この支持
ブラケツト11は上方から見てエンジンに向い開
いた略コの字形をしており、フライホイール2の
両側でマウンテイングブラケツト37に固着され
ている。なお第1図では右側の側壁11aと後壁
11bが見えている。主軸12の外周と支持スリ
ーブ9の内周の間には主軸支持ベアリング13が
配置されている。即ちこのクラツチ1はレリーズ
スリーブ8を前方(図中左方)へ摺動させること
により、ダイヤフラムスプリング6を介してプレ
ツシヤープレート5が後方(図中右方)へ摺動
し、クラツチ1が切れるようになつている。
支持ブラケツト11には主軸12と直角のレリ
ーズ軸14が回動自在に支承され、レリーズ軸1
4には上記レリーズスリーブ8を前方へ押し動か
すためのシフトヨーク15と、上方に突出するシ
フトアーム16とがそれぞれ一体的に固着されて
いる。
シフトアーム16の上端にはコントロールワイ
ヤ(インナーワイヤ)17の一端に固着した取付
金具18が回動自在に連結されており、支持ブラ
ケツト11の後壁11bに固着した第1支持部材
19と取付金具18との間にはコントロールワイ
ヤ17の外側に嵌めた第2リターンばね20が縮
設され、この第2リターンばね20によつてシフ
トアーム16がクラツチ接続位置(第1図実線の
位置)側へ付勢されている。上記第1支持部材1
9からクラツチペダル21の基端部(回動中心側
端部)21a後上方の第2支持部材25にわたつ
てガイド管(アウターパイプ)26が設けられ、
コントロールワイヤ17はガイド管26の中を通
つてクラツチペダル基端部21a側へ延び出して
いる。そしてクラツチペダル基端部21aに固着
したワイヤブラケツト22に、ワイヤ伸縮調節装
置10を介してコントロールワイヤ17の一端が
連結されている。機体フレーム24はトラクタの
左右両側に配置されており、上記第2支持部材2
5は第1図に示した左側の機体フレーム24の左
側壁24aの内側(図中向う側)に固着されてい
る。
第2図は第1図の−断面を示し、この第2
図において機体フレーム24、ワイヤブラケツト
22の形状及びワイヤ伸縮調節装置10の構造等
を明確にしている。但しワイヤブラケツト22は
その断面形状を理解し易くするために′−′断
面で示してある。即ち機体フレーム24は水平な
底壁24bと、この底壁24bの左端縁(但し右
側の機体フレームでは底壁の右端縁)から垂直に
上方へ延びる左側壁24aとから構成され、全体
として断面L字形に形成されている。機体フレー
ム24はその前端部分がエンジンに固定され、後
端部分がミツシヨンケースに固定されている。機
体フレーム底壁24bの上面には左側壁24aの
孔を貫通した支持筒31が固着されており、この
支持筒31にクラツチペダル21の基端部21a
が回動自在に嵌合し、基端部21aの先端にはボ
ス32がピン33によつて一体的に固着されてお
り、ボス32にワイヤブラケツト22が固着され
ている。ワイヤブラケツト22はその左右部分が
対向するように例えば断面U字状に形成されてお
り、そして左側部分の上端部に図中左方へ折れ曲
がる下限ストツパ34を形成し、この下限ストツ
パ34と第2支持部材25の間にクラツチペダル
21をクラツチ接続位置(第1図実線の位置)側
へ付勢する第1リターンばね27が張設されてい
る。下限ストツパ34は、クラツチペダル21を
最大量まで踏み込んだときに(第1図仮想線)、
機体フレーム24の底壁24b上面に当接するよ
うにしてある。即ち機体フレーム24の底壁24
b自体と上記下限ストツパ34とによつてクラツ
チペダル21の下限ストツパ機構を構成してい
る。
ワイヤ伸縮調節装置10は、ワイヤブラケツト
22に回動自在に支承された連結ピン23と、コ
ントロールワイヤ17の一端に固着され上記連結
ピン23と直交するように連結ピン23の孔23
aに挿入されたおねじ28と、おねじ28に螺挿
される2個のナツト29,30とから構成されて
いる。即ちおねじ28上のナツト29,30の位
置を調節することにより、レリーズスリーブ8の
先端(第1図左端)とダイヤフラムスプリング6
との間の間隙(レリーズ間隙)を適当な間隙に設
定することができる。レリーズ間隙はクラツチペ
ダル21を踏み始めたときのクラツチペダル21
の遊び行程に対応するので、上記間隙を調節する
場合は、クラツチペダル21の遊び行程が適正な
ものになるように調節すればよく、作業者がクラ
ツチ1内部を覗いたり、またクラツチペダル21
から離れて作業をする必要はない。即ち実際にク
ラツチペダル21を踏み込むことにより、その遊
び行程(クラツチペダル21を踏み始めて後足に
大きな負荷がかかり始めるまでの行程)を調べる
ことができ、そしてクラツチペダル21近傍から
離れることなくコントロールワイヤ17の伸縮調
節を行うことができる。
第2図中11cは支持ブラケツト11の左側の
側壁である。
第3図は支持ブラケツト11の形状を理解し易
くするために要部だけを取り出して示した第1図
の矢視部分図である。この第3図において、支
持ブラケツト11の左右の側壁11c,11aの
前端部(図中左端部)がエンジンのマウンテイン
グブラケツト37に固着されており、支持ブラケ
ツト11の後壁11bにこの後壁11bを貫通す
る支持スリーブ9が一体的に溶着されている。ま
た支持ブラケツト11の左右の側壁11c,11
a間の間隔は、後端部分の間隔を前端部分の間隔
よりも大幅に狭くしてあり、その左右の間隔が狭
い後端部分にレリーズ軸14を支持するための孔
36を設けており、レリーズ軸14や支持スリー
ブ9を確実に支持できるようにしてある。左右の
側壁11c,11a間の間隔が広い前端部分には
補強材35を一体に固着している。そして第1図
において説明したように、支持スリーブ9の外側
に摺動自在にレリーズベアリング7(レリーズス
リーブ8)を嵌合し、支持スリーブ9の内側には
主軸支持用ベアリング13を嵌着し、この主軸支
持用ベアリング13を介して主軸12を回転自在
に支持している。
また図示の支持ブラケツト11はレリーズベア
リング7やフライホイール2等の左右両側を覆つ
ているので(第2図)、作業者の足がレリーズベ
アリング7等に当接することはない。つまりレリ
ーズ機構を保護する役目も果たすことができる。
以上説明したように本考案は (1) 機体荷重を支持するための機体フレーム24
と、レリーズベアリング7やレリーズ軸14等
からなるクラツチレリーズ機構を支持するため
の支持ブラケツト11とを、それぞれ別個にエ
ンジンに固定しているので、支持ブラケツト1
1の強度を強くする必要がなくなり、従つて支
持ブラケツト11の構造を簡単にし、かつ軽量
化することができ、しかも材料費等も大幅に節
減できる。
(2) 機体フレーム24は機体荷重を支持している
が、クラツチレリーズ機構を支持するための構
造を必要としないので、従来のクラツチハウジ
ングのように材料的に無駄の多い複雑な形状に
する必要がなくなり、例えば第2図に示したよ
うに断面L字形の単純な構造の材料をあまり加
工せずに利用することができる。即ち材料費及
び加工費等を大幅に節減することができる。
(3) レリーズ機構を支持する支持ブラケツト11
は、上方から見て前向きに開く略コの字形に形
成され、その内部にレリーズ機構を備えている
ので、従来のように円錐形のクラツチハウジン
グによつてレリーズ機構の全周囲に覆う構造に
比べ、軽量化を達成できると共に、支持ブラケ
ツト11を取外さなくとも上方から簡単にレリ
ーズ機構を点検修理でき、レリーズ機構のメイ
ンテナンスが容易である。
(4) 支持ブラケツト11は後方のミツシヨンケー
スに対しては連結されずに独立すると共に、エ
ンジン1の後端部に固着されてエンジン1に支
持されているので、支持ブラケツト11の着脱
の際はエンジンに対してのみ着脱すればよく、
従来のクラツチハウジングに比べ、支持ブラケ
ツト11の着脱作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるクラツチレリーズ機構支
持装置を備えた農用トラクタを一部断面にして示
した左側面部分図、第2図は第1図の−断面
図、第3図は要部の上面縮小図である。 7,14,15……レリーズベアリング、レリ
ーズ軸、シフトヨーク(クラツチレリーズ機構の
1例)、9……支持スリーブ、11……支持ブラ
ケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体荷重を支持する機体フレーム24をエンジ
    ン1の左右両側に固定し、機体フレーム24の後
    端部を後方のミツシヨンケースに固定し、機体フ
    レーム24とは別体でしかも後方のミツシヨンケ
    ースから独立した支持ブラケツト11を上方から
    見て前向きに開く略コの字形に形成し、支持ブラ
    ケツト11の左右両前端部をエンジン1の後端部
    に固着することにより支持ブラケツト11をエン
    ジン1に支持させ、支持ブラケツト11によつて
    レリーズ軸等のクラツチレリーズ機構を支持して
    いることを特徴とする農用トラクタのクラツチレ
    リーズ機構支持装置。
JP1980159787U 1980-11-07 1980-11-07 Expired JPS626908Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980159787U JPS626908Y2 (ja) 1980-11-07 1980-11-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980159787U JPS626908Y2 (ja) 1980-11-07 1980-11-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5781923U JPS5781923U (ja) 1982-05-20
JPS626908Y2 true JPS626908Y2 (ja) 1987-02-18

Family

ID=29518793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980159787U Expired JPS626908Y2 (ja) 1980-11-07 1980-11-07

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JP (1) JPS626908Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5630507Y2 (ja) * 1975-12-29 1981-07-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5781923U (ja) 1982-05-20

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