JPS626903A - 透湿性作業用手袋 - Google Patents

透湿性作業用手袋

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JPS626903A
JPS626903A JP60143971A JP14397185A JPS626903A JP S626903 A JPS626903 A JP S626903A JP 60143971 A JP60143971 A JP 60143971A JP 14397185 A JP14397185 A JP 14397185A JP S626903 A JPS626903 A JP S626903A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、柔軟性で、作業性に優れ、往つ優れた透湿性
および/または通気性、更に好ましい態様では優れた帯
電防止性をも有する簡便且つ安価な作業用手袋に関する
(従来の技術) 従来、合成樹脂製作業用手袋としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂フィルム
2枚を貼合してなる各種の作業用手袋が使用されている
(発明が解決しようとしている問題点)上記従来の合成
樹脂フィルム製の作業用手袋は、透湿性、通気性、柔軟
性、着用感に欠けるとともに、特に、寒冷地で使用する
場合には、風合が著しく硬くなり、屈曲性が低下し、強
度に劣るものである。
また、近年エロクトロニクス産業の発達に伴ない、各種
電子・磁気部品の製造においても製品の汚染を防止する
ために、上記の如き合成樹脂フィルム製手袋が作業用手
袋として使用されているが、これらの合成樹脂フィルム
の作業用手袋は絶縁性であるために帯電し易く、はこり
を吸着したり、放電によって精細な電子部品を破損し易
いという問題も生じている。
上記の欠点を解決すべく、可撓性ポリウレタン樹脂製の
ものも提案されているが、このポリウレタン樹脂フィル
ムからなる作業用手袋は、上記の合成樹脂フィルムの作
業用手袋と同様に、透湿性、通気性、帯電防止性に欠け
るため、着用後直ちに発汗によるムレ感が発生し、従っ
て着用感が非常に悪く、場合によっては、汗等により作
業中に手袋がすべり、安全性にも問題があり、また帯電
防止性がないため上記の如き電子部品等の取扱いにも使
用し得ないものである。
帯電防止性に関しては、合成樹脂フィルム中に導電性カ
ーボンの如き導電剤を包含させることによって解決し得
るが、このような方法では得られる作業用手袋が全体と
して黒色となり、他の彩色が不可能で商品価値が低いも
のであり、また多酸の導電性カーボンを包含させるため
に、フィルム自体の強度が低下し実用性が失なわれる。
またカーボンが剥落することもあり、逆に電子部品を汚
染するという問題がある。
従って、上記の如き種々の問題を生じることのない簡便
且つ安価な合成樹脂フィルム製作業用手袋が強く要望さ
れている。
本発明者は上述の如き従来技術の欠点を解決すべく鋭意
研究の結果、作業用手袋を形成するために特定の材料か
らなる合成樹脂フィルムを選択することによって、上述
の如き従来技術の欠点が解決されることを知見して本発
明を完成した。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、2枚の合成樹脂フィル11を手形
に貼合してなる作業用手袋において、いずれか一方の合
成樹脂フィルムが、透湿性および/または通気性を有す
るポリウレタン樹脂フィルムであることを特徴とする透
湿性および/または通気性作業用手袋である。
次に、上記本発明を本発明の好ましい実施例を参照して
更に詳細に説明する。
本発明の作業用手袋は手袋のいずれかの側が透湿性およ
び/または通気性を有するポリウレタン樹脂フィルムか
らなり、他の部分が一般の合成樹脂フィルムからなるこ
とを特徴としている。
上記他の部分を構成する合成樹脂フィルムとは、例えば
、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹
脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン
化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエ
ステル樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂等からなる一
般的な可撓性フィルムがいずれも使用できるものであり
、その厚さは一般的には0.01−1mm程度のもので
ある。
本発明を主として特徴づけるポリウレタン樹脂フィルム
として好ましい1例は、透湿性のポリウレタン樹脂フィ
ルムである。
「透湿性」とは、液体や空気は殆ど通過しないが、内部
が多温度状態で外部が低湿度状態であるときに内部の湿
気が外部に容易に透過するという性質を云うものである
本発明者はこのような透湿性を有するポリウレタン樹脂
フィルムを得るべく鋭意研究の結果、従来公知のポリウ
レタン樹脂の製造において、得られるポリウレタン樹脂
の側鎖に、水酸基、カルボキシル基、スルホン酸基、ア
ミド基等の如き親木性基あるいはそれらの塩基を導入す
るか、あるいは主鎖中にポリオキシエチレン鎖の如き親
木性セグメントを導入することによって得たポリウレタ
ン樹脂をフィルム化することによって上記の如き透湿性
ポリウレタン樹脂フィルムが得られることを知見し、更
にこのような特定のポリウレタン樹脂フィルムを作業用
手袋の製造に使用することによって、従来技術の合成樹
脂フィルム製手袋の有する欠点、すなわち耐油性、柔軟
性、着用感、屈曲性、強度等の問題が解決でき、同時に
従来技術のポリウレタン樹脂フィルム製作業用手袋の欠
点であった透湿性をも同時に解決され、また同時にこの
ようなポリウレタン樹脂フィルムを使用した作業用手袋
は、そのままですなわち従来の導電性カーボン等の導電
剤を使用することなく十分な帯電防止性を有し、優れた
透湿性、耐油性および帯電防IL性等を有する作業用手
袋が得られることを知見したものである。
本発明者の詳細な研究によれば、ポリウレタン樹脂中に
上記の如き親水性基および/または親木性セグメントを
導入することによって、得られるポリウレタン樹脂は、
その導入量に従って親木性化し、ついには水溶性になる
が、本発明において有用なポリウレタン樹脂は、親水性
基および/または親水性セグメントの導入量を制限して
、得られたポリウレタン樹脂が十分な耐水性を有する程
度で親水性であること、すなわち水不溶性且つ親木性と
するのが好ましい。本発明においては、このような水不
溶性且つ親水性のポリウレタン樹脂が、これをフィルム
に成形したときに十分な耐油性を有するとともに、予想
外にも透湿性および帯電防止性を併せ有することを知見
したものである。
この予想外の透湿性および帯電防止性は、このようなポ
リウレタン樹脂はその構造中に親水性部分を有するため
、常に雰囲気中の水分をある程度吸収保持している結果
であると考えられている。
このようなポリウレタン樹脂の水不溶性且つ親水性とい
う性質は、導入する親水性基および/または親水性セグ
メントの種類によって著しく異なるため、それらの親水
性基および/または親水性セグメントの導入量は一概に
は規定できないが、親木性基および/または親木性セグ
メントの導入自体は従来公知の技術によって容易に行う
ことができ、且つその導入量の調節も極めて容易である
ので、親水性基および/または親木性セグメントの好ま
しい導入量は、当業者であれば容易に実験的に求め且つ
決定することができる。
親水性基および/または親水性セグメントの導入方法は
、いずれも公知の方法に準じて行うことができるが、1
例を挙げると、側鎖に親水性基を導入する好ましい方法
は、疎水性のポリウレタン樹脂に、各種の親水性基を有
するモノマー、例えば、 (メタ)アクリル酸、(メタ
)アクリル酸とポリオールからなるポリオールモノ(メ
タ)アクリレート、アミ7基を有する(メタ)アクリレ
ート(例えば、N−モノまたはジアルキルエチル(メタ
)アクリレート)、ポリエチレングリコール(メタ)ア
クリレート、(メタ)アクリル酸アミドそれらのメチロ
ール誘導体、アミノスチレン、スルホン化スチレン、ビ
ニルスルホン酸、ビニルピリジン、ビニルキノリン、そ
の他各種の親水性基含有ビニルモノマーを付加あるいは
グラフト重合する方法がある。
また主鎖中に親木性セグメントを導入する方法として好
ましい方法は、ポリウレタン樹脂の原料であるポリオー
ルの全部または1部としてポリエチレングリコールを使
用したり、これらのポリエチレングリコールと多価カル
ボン酸からなるポリエステルポリオールを使用する方法
が挙げられる。
以上の例は、本発明において好ましい例であり、その他
の公知の親水性化変性方法も同様に利用することができ
るものである。
以上の如き水不溶性且つ親木性基のポリウレタン樹脂か
ら本発明で使用するポリウレタン樹脂フィルムを形成す
る方法は、従来公知の方法、例えば、押出しインフレー
ション法、カレンダー法、離型紙に塗布、剥離する方法
等がいずれも使用できる。
このようなポリウレタン樹脂からなるフィルムは、あま
りに厚すぎると本発明の1つの主たる目的である透湿性
が低下し、またあまりに薄すぎると他の性能、例えば、
強度等の問題が生じるので、好ましい厚さは、約0.0
1mm−1m+wの範囲が適当であり、このような、厚
さとすることによって、望ましい透湿性、例えば約2,
000〜・5.000 (JIS Z−0208Bによ
るg/ln’/24hrs)を有し、且つその他の優れ
た帯電防止性や耐油性等の性能を有する本発明の作業用
手袋が提供される。
本発明の別の好ましい態様で使用する通気性のポリウレ
タン樹脂フィルムの1例は、多孔質のポリウレタン樹脂
フィルムである。このような多孔質のポリウレタン樹脂
フィルムそれ自体は従来公知であり、また前述の如き透
湿性ポリウレタン樹脂からも形成することができる。
例えば、従来一般的に知られているポリウレタン樹脂あ
るいは前述の透湿性ポリウレタン樹脂を、ジメチルホル
ムアミド、ホルムアミド、ジメチルスルホキシド等のポ
リウレタン樹脂の親水性溶剤に溶解してポリウレタン樹
脂の溶液を形成し、これを例えば離型紙上に塗布し、次
いで水、メタノール等のポリウレタン樹脂の貧溶剤中に
浸漬して凝固させて製膜することによって成形すること
ができる。
また、ポリウレタン樹脂を比較的低沸点の有機溶剤と比
較的低沸点の有機溶剤との混合溶剤中に溶解して溶液を
形成し、この溶液を離型紙等に塗布し、溶剤を選択的に
蒸発させて凝固させて製膜化してもよい。
また、別の方法としては、一般的なポリウレタン樹脂を
一傘蘂卆寺W10またはO/Wエマルジョンとし、該W
10またはO/Wエマルジョンを離型紙上に塗布し乾燥
して剥離することによって得ることができる。
このような多孔質ポリウレタン樹脂フィルムの製膜方法
自体は従来公知の方法でよく、本発明においては厚さが
0.05〜l■程度のものが好適である。
このような多孔質ポリウレタン樹脂フィルムを使用する
ことによって、本発明の目的である通気性を有する合成
樹脂フィルム製作業用手袋が得られる。またこのような
多孔質ポリウレタン樹脂フィルムのポリウレタン樹脂と
して前述の如き透湿性ポリウレタン樹脂からなるものを
使用すれば通気性とともに帯電防止性にも優れた合成樹
脂フィルム製作業用手袋が得られる。
本発明の更に別の態様では上記の多孔質ポリウ1ル タン樹脂フィルムに代えて、織布または不織布を基材と
し、該基材中にポリウレタン樹脂を含浸せしめたポリウ
レタン樹脂フィルムを使用することができる。このよう
なポリウレタン樹脂含浸織布または不織布は、任意の織
布または不織布に一般的なポリウレタン樹脂の前述の如
き溶液あるいはWloまたはO/Wエマルジョンを塗布
または含浸させ、溶剤または水を除去することによって
得られる。
例えば、前述の如きジメチルホルムアミド等の水混和性
の溶剤のポリウレタン樹脂溶液を用いと等により特に優
れた通気性の複合フィルムとなる。
また前記と同様に透湿性ポリウレタン樹脂を用いれば、
通気性と同時に優れた帯電防止性をも達成することが可
能である。このような織布または不織布を基材とするポ
リウレタン樹脂複合フィルムの厚さは本発明においては
0.1−1mm程度が好適である。
また、本発明においては使用する上記の如きポリウレタ
ン樹脂フィルム中に、着色剤、可塑剤、老化防止剤その
他の従来公知の各種添加剤を包含させることができるの
は当然である。
特に従来の帯電防止性作業用手袋は、作業用手袋剤とし
て導電性カーボンを使用するため別の彩色が不可能であ
ったが、本発明においてはこのようなカーボンを使用す
ることなく作業用手袋であるため任意の彩色が可能であ
る。
本発明の合成樹脂フィルム製作業用手袋を構成する材料
は以上の通りであり、本発明の作業用手袋は、上記の如
き透湿性および/または通気性のポリウレタン樹脂フィ
ルム也前記の如き一般的な合成樹脂フィルムとを貼合し
て得られるが、これらの2種のフィルムを組合せて使用
するのは、主として経済的な理由による。
すなわち、ポリエチレン、ポリプロピレン等の一般的な
合成樹脂フィルムは非常に安価であり、一方ポリウレタ
ン樹脂フィルムはこれらに比較すれば高価であるため、
これらを組合せることによって、全部がポリウレタン樹
脂フィルム製の作業用手袋より安価な作業用手袋が得ら
れる。
本発明者は、ポリウレタン樹脂フィルム製の作業用手袋
について種々研究を行っているが、手袋の透湿性および
/または通気性に関しては、手袋の全体を透湿性および
/または通気性にする必要はなく、手袋のいずれかの側
のみを透湿性および/または通気性にすることにより使
用上問題がないことを知見して以上の如き構成にしたも
のである。
従って本発明の作業用手袋の透湿性および/または通気
性は従来のポリウレタン樹脂フィルム製の作業用手袋と
比較して性能上差がなく、しかもより安価に提供するこ
とができる。
以上の如き一般的および特定のポリウレタン樹脂と一般
的な合成樹脂フィルムとから、本発明の作業用手袋を形
成する方法は、従来の合成樹脂フィルム製作業用手袋の
製造方法がそのまま使用でき、例えば、上記の如きポリ
ウレタン樹脂フィルムと一般的な合成樹脂フィルムとを
重ね、手袋の外周縁に相当する加熱端部を有するヒート
シーラーを熱時押圧することによって、2枚のフィルム
を手袋形状にヒートシール、すなわち熱融着すると同時
に手袋形状に熔断する方法が最も好ましい。
このようなヒートシールに際しては、従来公知の各種の
適当な接着剤を併用してもよいのは当然である。また別
の方法としては、手形に裁断した2枚のフィルムを重ね
、接着剤で接着する方法あるいはヒートシールする方法
等を任意に使用することができる。
(作用・効果) 以上の如き本発明によれば従来公知の合成樹脂フィルム
製あるいはポリウレタン樹脂フィルム製作業用手袋の欠
点であった、耐油性、柔軟性、着用感、特に寒冷地での
強度、透湿性、通気性、更には帯電防止性等を解決した
優れた透湿性、通気性および帯電防止性を有する作業用
手袋が安価に容易に提供される。
次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。な
お、文中、部または%とあるのは特に断りのない限り重
量基準である。
実施例1 ポリテトラメチレングリコール(分子量2.000)1
30部、ポリエチレングリコール(分子量2.000)
20部、1.4−ブタンジオール10部および水添加M
DI50部を、100℃で10時間反応させ、この生成
物をジメチルホルムアミド/トルエン−70730の混
合溶剤にて25%に希釈した。この溶液を、離型紙上に
乾燥時の厚さが約0.1mmとなるように塗布し、乾燥
してポリウレタン樹脂フィルムを形成し、このフィルム
を一般の疎水性のポリウレタン樹脂フィルム(厚さ0.
1+++m)に重ねて、手形の加熱端部を有するヒート
シーラーで200℃でヒートシーラーすると同時に熔断
して本発明の透湿硅および帯電防止性に優れた作業用手
袋を得た。
実施例2 1.4−ブタン・エチレンシアベート(1゜4−BD/
EG=50150モル比、分子量2.000)100部
、ポリテトラメチレングリコール(分子量2.000)
300部、ポリエチレングリコール(分子量2,000
)20部、1.4−ブタンジオール10部およびMDI
50部を、70℃で7時間反応させて、ポリウレタン樹
脂を合成した。このポリウレタン樹脂を押出インフレー
ション法により厚さ0.05■履フイルムに成形し、該
フィルムと厚さ0.05mmのポリエチレンフィルムと
を用いて、接着剤を用いたことを除き実施例1と同様に
して本発明の透湿性および帯電防止性に優れた作業用手
袋を得た。
実施例3 実施例1で得たポリウレタン樹脂フィルムを、厚さ0.
1mmのポリプロピレンフィルムに塩素化ポリエチレン
系接着剤を手形状に塗布したものに重ね、以下実施例1
と同様にして透湿性および帯電防止性に優れた本発明の
作業用手袋を得た。
実施例4 実施例2で得たポリウレタン樹脂フィルムを、厚さ0.
05mmのポリエチレンテレフタレートフィルムに塩素
化ポリエチレン系接着剤を手形状に塗布したものに重ね
、以下実施例2と同様にして透湿性および帯電防止性に
優れた本発明の作業用手袋を得た。
実施例5 実施例1で得た25%のポリウレタン樹脂溶液を厚さl
脂層のポリプロピレン製不織布にピックアップ率200
%に含浸させ、次いで水浴中に30分間浸漬させて十分
に脱溶剤し、乾燥させた。この通気性の複合フィルムを
一般の疎水性のポリウレタン樹脂フィルム(厚さ1 ■
)に重ね、以下実施例1と同様にして本発明の通気性お
よび帯電防止性に優れた作業用手袋を得た。
実施例6 1.4−ブタン・エチレンアジベー)(1゜4−BD/
EG=50150モル比、分子量2.000)150部
、エチレングリコール15部およびMDI50部を、7
0℃で5時間反応後、90℃で2時間反応させ、ジメチ
ルホルムアミド/メチルエチルケトン−60/40の混
合溶剤で30%に希釈した。この溶液を用い、以下実施
例5と同様にして本発明の通気性に優れた作業用手袋を
得た。
実施例7 実施例1で得たポリウレタン樹脂溶液を剥離紙上に塗布
し、次いで水中に入れてポリウレタン樹脂を凝固させ、
厚さ0.5層層の多孔質のポリウレタン樹脂フィルムを
形成した。このフィルムを用いて以下実施例1と同様に
して本発明の通気性および帯電防止性に優れた作業用手
袋を得た。
比較例 1.4−ブタン・エチレンアジペート(1゜4−BD/
EG= 50150モル比、分子量2.000)150
部、エチレングリコール15部およびMDI50部を、
70”Oで5時間反応後、90℃で2時間反応させ、ジ
メチルホルムアミド/メチルエチルケトン−60740
の混合溶剤で30%に希釈した。この溶液を用いて、実
施例1と同様にして比較用の作業用手袋を得た。
上記の実施例および比較例の作業用手袋のポリウレタン
樹脂フィルム部の透湿性、通気性、および全体の着用感
は下表の如くであった。
3ゝ禮5毒櫂“)11 Ll!i 実施例1  2,000〜2,500   Δ    
O実施例2  3,000〜3.500   Δ   
 0実施例3  2,000〜2,500   Δ  
  O実施例4  3,000〜3.500   △ 
   O実施例5  5,000〜B、000   @
     0実施例6  4,000〜5 、000 
  @     @実施例7  5,000〜B、00
0   @     ■比較例    300〜500
   X     X通気性と着用感;lO大のモニタ
ーによりムレ感をチェックし、8Å以上良好な015Å
以上良好を○、3Å以上良好なΔ、モして0人の場合な
×とした。
また、各々の作業用手袋の帯電防止性を、湿度50%の
雰囲気下で手袋同士を摩擦してホコリの付着する傾向を
調べて比較したところ、実施例1〜5および7の手袋は
全くホコリが付着せず、帯電防止性が十分であり、一方
、実施例6と比較例のものはホコリが激しく付着して帯
電防止性が不十分であることを示した。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2枚の合成樹脂フィルムを手形に貼合してなる作
    業用手袋において、いずれか一方の合成樹脂フィルムが
    、透湿性および/または通気性を有するポリウレタン樹
    脂フィルムであることを特徴とする透湿性および/また
    は通気性作業用手袋。
  2. (2)ポリウレタン樹脂フィルムが、透湿性フィルムで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載
    の作業用手袋。
  3. (3)ポリウレタン樹脂フィルムが、多孔性フィルムで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載
    の作業用手袋。
  4. (4)ポリウレタン樹脂フィルムが、織布または不織布
    にポリウレタン樹脂を含浸して形成した複合フィルムで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載
    の作業用手袋。
  5. (5)ポリウレタン樹脂が、親水性基および/または親
    水性セグメントを、主鎖および/または側鎖に有する水
    不溶性且つ親水性のポリウレタン樹脂であることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項に記載の作業用手袋。
JP60143971A 1985-07-02 1985-07-02 透湿性作業用手袋 Granted JPS626903A (ja)

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