JPH038428Y2 - - Google Patents
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- JPH038428Y2 JPH038428Y2 JP1983050169U JP5016983U JPH038428Y2 JP H038428 Y2 JPH038428 Y2 JP H038428Y2 JP 1983050169 U JP1983050169 U JP 1983050169U JP 5016983 U JP5016983 U JP 5016983U JP H038428 Y2 JPH038428 Y2 JP H038428Y2
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- film
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- porous polytetrafluoroethylene
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Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は防塵衣用材料の考案に係り、軽量で水
蒸気透過性に優れ快適な着用をなすことができ、
しかも非帯電性を有し防塵性の卓越した作業衣な
どの衣服用材料を提供しようとするものである。
蒸気透過性に優れ快適な着用をなすことができ、
しかも非帯電性を有し防塵性の卓越した作業衣な
どの衣服用材料を提供しようとするものである。
医薬品工業や半導体工業或いはその他の化学工
業ないし飲料又は食品工業、更にはそれらの製品
を取扱う各種分野においては作業衣ないしその付
属品(手袋、ブーツ等)を用いてできるだけ環境
の清浄化を図り、所謂クリーンルームを形成する
ように心掛けていることは周知の通りである。と
ころでこのような目的で用いられるガウンとして
はできるだけ人体がクリーンルーム内の空気に曝
されないように、つまり塵その他の汚染成分を出
さないように袖口や裾部などを閉じ、又フードつ
きのものとされる。然しこのようにして人体の露
出を回避又は縮少したものは着用者の発汗などに
よつて濡れる感じを与えることになり、当然に作
業性も劣つたものとならざるを得ない。このため
好ましい通気性を確保すべく素材の密度を小さく
した材料を用いることも考えられるが、そのよう
に密度の小さい素材によるものは防塵性において
不充分とならざるを得ず、防塵衣としての本質が
損われる。
業ないし飲料又は食品工業、更にはそれらの製品
を取扱う各種分野においては作業衣ないしその付
属品(手袋、ブーツ等)を用いてできるだけ環境
の清浄化を図り、所謂クリーンルームを形成する
ように心掛けていることは周知の通りである。と
ころでこのような目的で用いられるガウンとして
はできるだけ人体がクリーンルーム内の空気に曝
されないように、つまり塵その他の汚染成分を出
さないように袖口や裾部などを閉じ、又フードつ
きのものとされる。然しこのようにして人体の露
出を回避又は縮少したものは着用者の発汗などに
よつて濡れる感じを与えることになり、当然に作
業性も劣つたものとならざるを得ない。このため
好ましい通気性を確保すべく素材の密度を小さく
した材料を用いることも考えられるが、そのよう
に密度の小さい素材によるものは防塵性において
不充分とならざるを得ず、防塵衣としての本質が
損われる。
本考案は上記したような実情に鑑み検討を重ね
て考案されたものであつて、多孔質ポリテトラフ
ロロエチレンフイルムを利用して上記したような
従来の作業衣における不利欠点を有効に解消する
ことに成功した。即ち多孔質ポリテトラフロロエ
チレン(以下PTFEという)フイルムは本出願人
側において開発された材料であつて、水蒸気透過
度が1000g/m2・day以上、一般的には2000g/
m2・day以上、4000g/m2・day以上のような卓
越した特性を有し、しかも液体である水を透過せ
しめない特質があり、米国特許第4187390号明細
書などに仔細が開示されているものであるが、本
考案においてはこのようなPTFEフイルムを特異
な態様で採用し、又、これに適宜に添加物を配合
することによつて実用的に優れた作業衣用材料を
得しめたものである。
て考案されたものであつて、多孔質ポリテトラフ
ロロエチレンフイルムを利用して上記したような
従来の作業衣における不利欠点を有効に解消する
ことに成功した。即ち多孔質ポリテトラフロロエ
チレン(以下PTFEという)フイルムは本出願人
側において開発された材料であつて、水蒸気透過
度が1000g/m2・day以上、一般的には2000g/
m2・day以上、4000g/m2・day以上のような卓
越した特性を有し、しかも液体である水を透過せ
しめない特質があり、米国特許第4187390号明細
書などに仔細が開示されているものであるが、本
考案においてはこのようなPTFEフイルムを特異
な態様で採用し、又、これに適宜に添加物を配合
することによつて実用的に優れた作業衣用材料を
得しめたものである。
つまり本考案によるものを添附図面に示すもの
について説明すると、基材たる繊維布帛10の外
面にカーボン粉粒を配合した上記したPTFEフイ
ルム1を層着したもので、該フイルム1における
多孔組織の孔径は0.1〜50μmの連続気孔である。
即ちこのようなPTFEフイルム1は従来技術にお
いてはサンドイツチ状に補強布帛内に挾入し、或
いは少くとも外面に補強布帛を層着したものとし
て用いるべきものとされているのに対し本考案に
おいてはこれを外面に露出させて用いるものであ
る。
について説明すると、基材たる繊維布帛10の外
面にカーボン粉粒を配合した上記したPTFEフイ
ルム1を層着したもので、該フイルム1における
多孔組織の孔径は0.1〜50μmの連続気孔である。
即ちこのようなPTFEフイルム1は従来技術にお
いてはサンドイツチ状に補強布帛内に挾入し、或
いは少くとも外面に補強布帛を層着したものとし
て用いるべきものとされているのに対し本考案に
おいてはこれを外面に露出させて用いるものであ
る。
又本考案においては前記したようなPTFEフイ
ルム1にカーボンブラツク3を配合するものであ
つて、該カーボンブラツク3の混入量は一般的に
7〜40重量%であり、それによつて静電気などに
よる帯電防止効果を得しめる。即ち前記PTFEフ
イルム1自体は静電気の発生が相当に高いもの
で、これを前記のように外面に使用した場合には
発生した静電気で塵埃等を附着し易いこととなる
傾向があるが、このようにカーボンブラツク3を
混入することによつてその帯電を防止し、塵埃な
どの附着をなからしめる。その配合量として仔細
に検討した結果によると7%以下では前記したよ
うな帯電防止効果を適切に得ることができず、一
方40%を超えて添加することは前記PTFEフイル
ム1の加工成形を困難にし、且つその前述したよ
うな特性を損うことになる。カーボンブラツク3
としては平均粒径5μm以下のものとし、好まし
くは0.3μm以下であつて、このものを前記の範囲
内で混入したものはPTFEフイルム層における前
記したように連続気孔の形成に殆んど支障がな
く、しかもPTFEフイルム層内に含有されたもの
となるから安定且つ強固に固定され、カーボンブ
ラツク3の脱落による汚染或いは帯電防止性能劣
化は認められない。
ルム1にカーボンブラツク3を配合するものであ
つて、該カーボンブラツク3の混入量は一般的に
7〜40重量%であり、それによつて静電気などに
よる帯電防止効果を得しめる。即ち前記PTFEフ
イルム1自体は静電気の発生が相当に高いもの
で、これを前記のように外面に使用した場合には
発生した静電気で塵埃等を附着し易いこととなる
傾向があるが、このようにカーボンブラツク3を
混入することによつてその帯電を防止し、塵埃な
どの附着をなからしめる。その配合量として仔細
に検討した結果によると7%以下では前記したよ
うな帯電防止効果を適切に得ることができず、一
方40%を超えて添加することは前記PTFEフイル
ム1の加工成形を困難にし、且つその前述したよ
うな特性を損うことになる。カーボンブラツク3
としては平均粒径5μm以下のものとし、好まし
くは0.3μm以下であつて、このものを前記の範囲
内で混入したものはPTFEフイルム層における前
記したように連続気孔の形成に殆んど支障がな
く、しかもPTFEフイルム層内に含有されたもの
となるから安定且つ強固に固定され、カーボンブ
ラツク3の脱落による汚染或いは帯電防止性能劣
化は認められない。
なお本考案によるものは別に第2図に示すよう
にカーボンブラツク3を混入したPTFEフイルム
1上に更にカーボンブラツクを混入しない別の
PTFEフイルム1aを層着することができ、この
ようなフイルム1aは前記フイルム1と一体に成
形される。このように成形されたものにおいて
は、カーボンブラツク3の脱落による汚染、帯電
防止性能劣化がより確実に防止される。又本考案
のものは別に第3図に示すようにPTFEフイルム
1と基材繊維布帛10との間に親水性ポリウレタ
ンフイルム又はポリフロロスルフオン酸フイルム
のような親水性フイルム4を形成せしめてもよ
い。即ちこのように親水性フイルム4を形成した
場合においても該フイルム層4を介して発汗作用
などによる水蒸気が一層吸収されて内部から外部
に拡散されるので、上記した第1,2図のものよ
りも更に優れた装着時の快適性を確保することが
できる。
にカーボンブラツク3を混入したPTFEフイルム
1上に更にカーボンブラツクを混入しない別の
PTFEフイルム1aを層着することができ、この
ようなフイルム1aは前記フイルム1と一体に成
形される。このように成形されたものにおいて
は、カーボンブラツク3の脱落による汚染、帯電
防止性能劣化がより確実に防止される。又本考案
のものは別に第3図に示すようにPTFEフイルム
1と基材繊維布帛10との間に親水性ポリウレタ
ンフイルム又はポリフロロスルフオン酸フイルム
のような親水性フイルム4を形成せしめてもよ
い。即ちこのように親水性フイルム4を形成した
場合においても該フイルム層4を介して発汗作用
などによる水蒸気が一層吸収されて内部から外部
に拡散されるので、上記した第1,2図のものよ
りも更に優れた装着時の快適性を確保することが
できる。
本考案によるものの具体的な製造例について説
明すると以下の通りである。
明すると以下の通りである。
製造例 1
基布繊維布帛10として東レ社製造に係るポリ
エステル系布帛(商品名パレルを用い、該布帛1
0上にPTFEフイルム1をラミネートした。
PTFEフイルム1はその平均孔径が0.45μmの連
続微気孔を有し、その厚さは65μmであつて、こ
のものの水蒸気透過性について測定した結果は耐
水性(液体としての水を透過しない)であるに拘
わらず3500g/m2・dayである。
エステル系布帛(商品名パレルを用い、該布帛1
0上にPTFEフイルム1をラミネートした。
PTFEフイルム1はその平均孔径が0.45μmの連
続微気孔を有し、その厚さは65μmであつて、こ
のものの水蒸気透過性について測定した結果は耐
水性(液体としての水を透過しない)であるに拘
わらず3500g/m2・dayである。
製造例 2
製造例1のものの布帛10とPTFEフイルム1
との間に親水性フイルム4として厚さ20μmのW.
R.Grace&Co製造に係るポリウレタンフイルム
を形成せしめた第3図のような製品を得た。
との間に親水性フイルム4として厚さ20μmのW.
R.Grace&Co製造に係るポリウレタンフイルム
を形成せしめた第3図のような製品を得た。
即ちこのものの水蒸気透過性は3000g/m2・
dayであつた。
dayであつた。
製造例 3
カーボンブラツクとして平均粒径3μmのライ
オンアグゾー社製のもの(商品名ケーチエン・ブ
ラツクEC)を用い、これをPTFE素材(粉末)
に対して20%混合したものを共凝折法によつて作
製し、斯うして得られたカーボンブラツク含有
PTFE粉末100重量部に液状潤滑剤としてソルベ
ントナフサ50重量部を混合した後、ラル押出をな
し、次いで押出し方向と直交した方向に圧延して
厚さ0.1mmのシートを得た。このシートを加熱し
て前記液状潤滑剤を除去した後、200℃に予熱し
幅方向に5倍の延伸をなし、続いて焼成すること
により気孔率が平均83%で最大孔径1μmであり
厚さ0.08mmのPTFEシートを得た。該シートの体
積固有抵抗値は6×106Ω・cmであり、又水蒸気
透過性は2500g/m2・dayであつて、これをポリ
エステル系の接着剤によりポリエステル系繊維布
帛10に接着して衣服用材料とした。
オンアグゾー社製のもの(商品名ケーチエン・ブ
ラツクEC)を用い、これをPTFE素材(粉末)
に対して20%混合したものを共凝折法によつて作
製し、斯うして得られたカーボンブラツク含有
PTFE粉末100重量部に液状潤滑剤としてソルベ
ントナフサ50重量部を混合した後、ラル押出をな
し、次いで押出し方向と直交した方向に圧延して
厚さ0.1mmのシートを得た。このシートを加熱し
て前記液状潤滑剤を除去した後、200℃に予熱し
幅方向に5倍の延伸をなし、続いて焼成すること
により気孔率が平均83%で最大孔径1μmであり
厚さ0.08mmのPTFEシートを得た。該シートの体
積固有抵抗値は6×106Ω・cmであり、又水蒸気
透過性は2500g/m2・dayであつて、これをポリ
エステル系の接着剤によりポリエステル系繊維布
帛10に接着して衣服用材料とした。
製造例 4
製造例3と同様にして得られた厚さ0.1mmの液
状潤滑剤を除去しないシートと、通常のペースト
押出法によつて得た同じく液状潤滑剤除去前の厚
さ0.07mmのカーボンブラツクを含有しないPTFE
シートとを重合してロール圧延し、厚さ0.08mmの
PTFEとカーボン入PTFEを一体成形したシート
を得た。このシートを製造例3と同じに液状潤滑
剤を除去してから5倍に延伸し焼成して空隙率が
85%、最大気孔0.5μmで厚さが0.06mm、GN6秒の
製品を得た。該シートのカーボン入りPTFE側を
ポリエステル系布帛とを点状に塗布したポリエス
テル系接着剤でラミネートし、このラミネート布
の導電性EPTFE側からアースを取つた後、布面
にアクリル棒を往復10回摩擦してからEPTFE側
から静電気の電位を測定したところ、摩擦停止後
3.5分で電位は殆んど0となつた。又このものの
水蒸気透過性は2500g/m2・dayであつた。
状潤滑剤を除去しないシートと、通常のペースト
押出法によつて得た同じく液状潤滑剤除去前の厚
さ0.07mmのカーボンブラツクを含有しないPTFE
シートとを重合してロール圧延し、厚さ0.08mmの
PTFEとカーボン入PTFEを一体成形したシート
を得た。このシートを製造例3と同じに液状潤滑
剤を除去してから5倍に延伸し焼成して空隙率が
85%、最大気孔0.5μmで厚さが0.06mm、GN6秒の
製品を得た。該シートのカーボン入りPTFE側を
ポリエステル系布帛とを点状に塗布したポリエス
テル系接着剤でラミネートし、このラミネート布
の導電性EPTFE側からアースを取つた後、布面
にアクリル棒を往復10回摩擦してからEPTFE側
から静電気の電位を測定したところ、摩擦停止後
3.5分で電位は殆んど0となつた。又このものの
水蒸気透過性は2500g/m2・dayであつた。
然して上記したような製造例1〜4による材料
で袖口および裾部を密閉するようにした防塵衣
(ガウン)を製作し、これを20〜22℃で湿度が40
〜45%のクリーンルームにおいて10時間に亘つて
連続着用した結果は何れも濡れ感を与えることが
全くなくその快適性を確認でき、しかも人体から
の塵の流出も環境測定などによつて殆んど認めら
れなかつた。
で袖口および裾部を密閉するようにした防塵衣
(ガウン)を製作し、これを20〜22℃で湿度が40
〜45%のクリーンルームにおいて10時間に亘つて
連続着用した結果は何れも濡れ感を与えることが
全くなくその快適性を確認でき、しかも人体から
の塵の流出も環境測定などによつて殆んど認めら
れなかつた。
以上説明したような本考案によるときは軽量で
水蒸気透過性に優れ、発汗などによつて不快感を
与えることが少くて快適な着用をなすことがで
き、しかも防塵性の卓越した作業衣用材料を提供
することができるもので実用上その効果の大きい
考案である。
水蒸気透過性に優れ、発汗などによつて不快感を
与えることが少くて快適な着用をなすことがで
き、しかも防塵性の卓越した作業衣用材料を提供
することができるもので実用上その効果の大きい
考案である。
図面は本考案の実施態様を示すものであつて、
第1図は本考案によるものの1つの実施形態を示
した拡大断面図、第2図と第3図は夫々別の実施
形態を示した同様な拡大断面図である。 然してこれらの図面において、1および1aは
多孔質ポリテトラフロロエチレンフイルム、4は
カーボンブラツク、10は基材たる繊維布帛を示
すものである。
第1図は本考案によるものの1つの実施形態を示
した拡大断面図、第2図と第3図は夫々別の実施
形態を示した同様な拡大断面図である。 然してこれらの図面において、1および1aは
多孔質ポリテトラフロロエチレンフイルム、4は
カーボンブラツク、10は基材たる繊維布帛を示
すものである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基材たる繊維布帛の外面にカーボン粉粒を7
〜40重量%配合し、実質的に塵を通さず0.1〜
50μmの範囲内の平均孔径を有し、水蒸気透過
度が1000g/m2・day以上の多孔質ポリテトラ
フルオロエチレン樹脂フイルムを層着したこと
を特徴とする防塵衣用材料。 (2) カーボン粉粒を配合した多孔質ポリテトラフ
ルオロエチレン樹脂フイルムの外面に更にカー
ボン粉粒を配合しない多孔質ポリテトラフルオ
ロエチレン樹脂フイルムを層着したことを特徴
とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
防塵衣用材料。 (3) 基材たる繊維布帛とカーボン粉粒を配合した
多孔質ポリテトラフルオロエチレン樹脂フイル
ムとの間に親水性樹脂フイルム層を形成したこ
とを特徴とする実用新案登録の範囲第1項に記
載の防塵衣用材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5016983U JPS59155125U (ja) | 1983-04-06 | 1983-04-06 | 防塵衣用材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5016983U JPS59155125U (ja) | 1983-04-06 | 1983-04-06 | 防塵衣用材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59155125U JPS59155125U (ja) | 1984-10-18 |
JPH038428Y2 true JPH038428Y2 (ja) | 1991-03-01 |
Family
ID=30180644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5016983U Granted JPS59155125U (ja) | 1983-04-06 | 1983-04-06 | 防塵衣用材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59155125U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6414306A (en) * | 1987-07-07 | 1989-01-18 | Unitika Ltd | Production of deodorizing clothing |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5718237A (en) * | 1980-07-09 | 1982-01-30 | Junkosha Co Ltd | Porous waterproofing cloth |
-
1983
- 1983-04-06 JP JP5016983U patent/JPS59155125U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5718237A (en) * | 1980-07-09 | 1982-01-30 | Junkosha Co Ltd | Porous waterproofing cloth |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59155125U (ja) | 1984-10-18 |
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