JPH0354110Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0354110Y2 JPH0354110Y2 JP4572086U JP4572086U JPH0354110Y2 JP H0354110 Y2 JPH0354110 Y2 JP H0354110Y2 JP 4572086 U JP4572086 U JP 4572086U JP 4572086 U JP4572086 U JP 4572086U JP H0354110 Y2 JPH0354110 Y2 JP H0354110Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clothing
- conductive fiber
- conductive
- fabric
- antistatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Details Of Garments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、商品名ゴアテツクス フアブリツ
ク（Gore−Tex Fabric）として市販され、通
気性防水布地として賞用されている各種衣料にお
いて、着用時に発生する静電気を防止しようとす
る静電気防止衣料に関する。
ク（Gore−Tex Fabric）として市販され、通
気性防水布地として賞用されている各種衣料にお
いて、着用時に発生する静電気を防止しようとす
る静電気防止衣料に関する。
ゴアテツクス フアブリツク（Gore−Tex
Fabric）は、基布面に四弗化エチレン樹脂（以
下PTFEと略記する）の延伸多孔質フイルムをラ
ミネートしたもの、或いは２枚の布地の間に該フ
イルムをサンドイツチ状に挟んで３層に貼合わせ
た構成のもので、該フイルムの優れた撥水性と通
気性により防水性と透気性・透湿性を兼ね備え、
蒸れが生じにくく、又、フイルム自体低比重であ
るため布地全体が軽量で、さらに耐薬品性、耐熱
性に優れるためにレインウエア、スポーツウエ
ア、作業衣等はもちろんのこと、消防服や手術着
等の特殊作業服等に幅広く適用されている。
Fabric）は、基布面に四弗化エチレン樹脂（以
下PTFEと略記する）の延伸多孔質フイルムをラ
ミネートしたもの、或いは２枚の布地の間に該フ
イルムをサンドイツチ状に挟んで３層に貼合わせ
た構成のもので、該フイルムの優れた撥水性と通
気性により防水性と透気性・透湿性を兼ね備え、
蒸れが生じにくく、又、フイルム自体低比重であ
るため布地全体が軽量で、さらに耐薬品性、耐熱
性に優れるためにレインウエア、スポーツウエ
ア、作業衣等はもちろんのこと、消防服や手術着
等の特殊作業服等に幅広く適用されている。
しかしながら、これらゴアテツクス フアブリ
ツク（Gore−Tex Fabric）による衣料は絶縁
性が高いために、着用すると衣服との摩擦などに
より静電気が発生し、特に冬季は空気が乾燥して
いるため帯電しやすく、衣服を脱ぐ際や金属に手
を近付けた時などは、火花が飛ぶなどの放電作用
があり身体に不快感を及ぼすことがある。
ツク（Gore−Tex Fabric）による衣料は絶縁
性が高いために、着用すると衣服との摩擦などに
より静電気が発生し、特に冬季は空気が乾燥して
いるため帯電しやすく、衣服を脱ぐ際や金属に手
を近付けた時などは、火花が飛ぶなどの放電作用
があり身体に不快感を及ぼすことがある。
上記した従来技術の問題点を解決するため、こ
の考案によれば、少なくとも一条の導電性繊維を
保持する基布面にPTFEの延伸多孔質フイルムを
ラミネートしてなる通気性防水布地を、導電性繊
維よりなる縫い糸で縫製したことを特徴とする静
電気防止衣料を構成する。
の考案によれば、少なくとも一条の導電性繊維を
保持する基布面にPTFEの延伸多孔質フイルムを
ラミネートしてなる通気性防水布地を、導電性繊
維よりなる縫い糸で縫製したことを特徴とする静
電気防止衣料を構成する。
この考案によれば、上記のごとく、少なくとも
一条の導電性繊維を保持する基布面にPTFEの延
伸多孔質フイルムをラミネートしてなる通気性防
水布地の縫製時に、縫い糸として導電性繊維を使
用することによつて、縫い糸が衣料の表裏の電位
を等電位にするように働き、基布面の少なくとも
一条の導電性繊維が放電を助けるため、制電効果
のある衣料となるので、着用した際衣服と摩擦し
ても静電気を生ずることがなく、帯電した電荷が
放電して火花を散らすおそれがない。従つて、冬
季など空気が乾燥していても静電気が発生するこ
とがなく、身体に不快感を及ぼす心配のない快適
な衣料とすることができる。又、導電性繊維を衣
料の長手に沿つて設ければ、放電効果が良く帯電
しにくくなる。
一条の導電性繊維を保持する基布面にPTFEの延
伸多孔質フイルムをラミネートしてなる通気性防
水布地の縫製時に、縫い糸として導電性繊維を使
用することによつて、縫い糸が衣料の表裏の電位
を等電位にするように働き、基布面の少なくとも
一条の導電性繊維が放電を助けるため、制電効果
のある衣料となるので、着用した際衣服と摩擦し
ても静電気を生ずることがなく、帯電した電荷が
放電して火花を散らすおそれがない。従つて、冬
季など空気が乾燥していても静電気が発生するこ
とがなく、身体に不快感を及ぼす心配のない快適
な衣料とすることができる。又、導電性繊維を衣
料の長手に沿つて設ければ、放電効果が良く帯電
しにくくなる。
第１図はこの考案による静電気防止衣料の一実
施例で、縫製個所の拡大断面図を示す。この静電
気防止衣料１は、長手に沿つて少なくとも一条の
導電性繊維６を保持する基布３の一方の側面に
PTFEの延伸多孔質フイルム４をラミネートして
作製した通気性防水布地５を、フイルム面側を合
わせて２枚に重ねたところを導電性の糸２で縫製
してなるものである。
施例で、縫製個所の拡大断面図を示す。この静電
気防止衣料１は、長手に沿つて少なくとも一条の
導電性繊維６を保持する基布３の一方の側面に
PTFEの延伸多孔質フイルム４をラミネートして
作製した通気性防水布地５を、フイルム面側を合
わせて２枚に重ねたところを導電性の糸２で縫製
してなるものである。
第２図はこの考案の静電気防止衣料の袖口の一
実施例を示す説明図であり、縫目を示す２には導
電性の繊維よりなる糸を使用してあり、この糸並
びに導電性繊維６から静電気が放電される構成に
なつている。
実施例を示す説明図であり、縫目を示す２には導
電性の繊維よりなる糸を使用してあり、この糸並
びに導電性繊維６から静電気が放電される構成に
なつている。
導電性糸の繊維には、例えば日本蚕毛株式会社
製のサンダーロンが優れており、帯電した電荷は
速やかに放出され静電気により身体に不快感を及
ぼすことはない。
製のサンダーロンが優れており、帯電した電荷は
速やかに放出され静電気により身体に不快感を及
ぼすことはない。
以上の通りこの考案によれば、少なくとも一条
の導電性繊維を保持する基布面にPTFEの延伸多
孔質フイルムをラミネートしてなる通気性防水布
地を、導電性繊維よりなる縫い糸で縫製したこと
を特徴とする静電気防止衣料を形成することによ
り、衣服との摩擦等により静電気が発生しても該
布地を縫製した縫い糸に導電性繊維を使用してあ
るので、衣料の表裏が同電位になると共に、糸の
繊維より自己放電がおきるために衣料には電荷が
帯電することなく、冬季など空気が乾燥している
ときに着用しても静電気を発生することなく、快
適な試料を提供することができる。特にこの考案
によれば、導電性糸で縫合した結果、基布面には
少なくとも一条の導電性繊維を接着、ステツチ、
織り込み等任意の手段によつて設けるだけで、効
果的な帯電防止が経済的に達成できる。よつて、
レインウエア、スポーツウエアにはもちろんのこ
と、作業衣、特にガソリンスタンド用ウエアな
ど、火気の厳禁とされる作業場での着用に際して
作業の安全性を高めることができ、実用的価値大
である。
の導電性繊維を保持する基布面にPTFEの延伸多
孔質フイルムをラミネートしてなる通気性防水布
地を、導電性繊維よりなる縫い糸で縫製したこと
を特徴とする静電気防止衣料を形成することによ
り、衣服との摩擦等により静電気が発生しても該
布地を縫製した縫い糸に導電性繊維を使用してあ
るので、衣料の表裏が同電位になると共に、糸の
繊維より自己放電がおきるために衣料には電荷が
帯電することなく、冬季など空気が乾燥している
ときに着用しても静電気を発生することなく、快
適な試料を提供することができる。特にこの考案
によれば、導電性糸で縫合した結果、基布面には
少なくとも一条の導電性繊維を接着、ステツチ、
織り込み等任意の手段によつて設けるだけで、効
果的な帯電防止が経済的に達成できる。よつて、
レインウエア、スポーツウエアにはもちろんのこ
と、作業衣、特にガソリンスタンド用ウエアな
ど、火気の厳禁とされる作業場での着用に際して
作業の安全性を高めることができ、実用的価値大
である。
尚、この考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば縫い糸の材質をサンダーロン以外
の導電性繊維としたり、又、縫製方法も任意の方
法を用いるなど、この考案による思想の範囲内で
種々の変更が可能である。
はなく、例えば縫い糸の材質をサンダーロン以外
の導電性繊維としたり、又、縫製方法も任意の方
法を用いるなど、この考案による思想の範囲内で
種々の変更が可能である。
第１図はこの考案による静電気防止衣料の一実
施例で、縫製個所の断面図、第２図は袖口の一実
施例を示す説明図である。 １：静電気防止衣料、２：導電性糸、３：基
布、４：PTFE延伸多孔質フイルム、５：通気性
防水布地、６：導電性繊維。
施例で、縫製個所の断面図、第２図は袖口の一実
施例を示す説明図である。 １：静電気防止衣料、２：導電性糸、３：基
布、４：PTFE延伸多孔質フイルム、５：通気性
防水布地、６：導電性繊維。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも一条の導電性繊維を保持する基布
面に四弗化エチレン樹脂の延伸多孔質フイルム
をラミネートしてなる通気性防水布地を、導電
性繊維よりなる縫い糸で縫製したことを特徴と
する静電気防止衣料。 (2) 実用新案登録請求の範囲第１項に記載の静電
気防止衣料において、少なくとも一条の導電性
繊維は衣料の長手方向に沿つて設けられること
を特徴とする静電気防止衣料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4572086U JPH0354110Y2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4572086U JPH0354110Y2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62166216U JPS62166216U (ja) | 1987-10-22 |
| JPH0354110Y2 true JPH0354110Y2 (ja) | 1991-11-28 |
Family
ID=30864714
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4572086U Expired JPH0354110Y2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0354110Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101868388B1 (ko) * | 2017-12-29 | 2018-06-20 | 김경찬 | 모피의류 |
-
1986
- 1986-03-28 JP JP4572086U patent/JPH0354110Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101868388B1 (ko) * | 2017-12-29 | 2018-06-20 | 김경찬 | 모피의류 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62166216U (ja) | 1987-10-22 |
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