JPS626834Y2 - - Google Patents

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JPS626834Y2
JPS626834Y2 JP9592582U JP9592582U JPS626834Y2 JP S626834 Y2 JPS626834 Y2 JP S626834Y2 JP 9592582 U JP9592582 U JP 9592582U JP 9592582 U JP9592582 U JP 9592582U JP S626834 Y2 JPS626834 Y2 JP S626834Y2
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JP
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motor
rotating shaft
output shaft
elastic member
shaft
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JP9592582U
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JPS593759U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はモータのスラスト調整装置に関し、
特にモータ回転軸のスラスト方向の遊びを自動的
に調整する装置の改良に係るものである。
一般的に、モータの回転軸にあつては、その運
転駆動中の発熱などによつて生ずる構成各部での
熱膨張、殊にスラスト方向の熱膨張が、同回転軸
に影響をもたらさないようにするために、予め、
このスラスト方向に若干の遊び、いわゆるガタを
与えるようにしているのが普通である。
また一方で、モータ回転軸にこのような遊びが
与えられていると、例えば、近時、その普及が期
待されているデイジタル・オーデイオ・デイスク
装置のように、デイスク上に記録された凹凸をレ
ーザ光線の利用により検出、再生するようにした
手段では、デイスクとセンサとの間隔が不均一に
なつて再生エラーを生ずるなどの不具合があり、
またユンピユータの周辺装置として使用されるデ
イスクドライブ装置についても同様であり、その
回転駆動中にデイスク面とヘツドとが接触したり
して、双方が損傷する惧れがあるなどの欠点を有
するものであつた。
このため、従来からこれらの装置に使用される
モータには、前記回転軸でのスラスト方向の遊び
を解消することを目的に、様々な手段が工夫され
ており、その一例として、例えば、回転軸方向に
螺進退調整し得るようにした調整ねじをモータフ
レームに螺装させ、この調整ねじの端部で回転軸
の非出力軸部側の端部を押圧させるようにした構
成がある。
しかしながら、このような従来例構成では、停
止時にあつて、調整ねじにより回転軸でのスラス
ト方向の遊びが零になるように設定しておくと、
運転時の発熱、あるいは周囲環境温度の変化など
によつて、回転軸側がその軸方向に熱膨張した場
合には、スラスト方向に圧迫を受けて回転負荷が
増し、またフレーム側が同様に熱膨張した場合に
は、新たにスラスト方向に遊びを生じて了うと云
う不利がある。
さらに、運転中の定常状態で、前記調整ねじに
よつて回転軸でのスラスト方向の遊びが零になる
ように調整させることもできるが、前記したよう
に、モータ自体の発熱温度、ならびに周囲環境温
度が必ずしも一定せず、時々刻々に変化すること
を考慮するとき、このような調整は敢て無意味で
あり、特に、運転開始時点から温度変化が平衡状
態に落着くまでの期間は、この回転軸におけるス
ラスト方向のガタ、遊びを容認さざるを得ないも
のであつた。
この考案は、従来のこのような実情に鑑みてな
されたものであつて、その目的とするところは、
モータ回転軸に生ずるスラスト方向のガタ、遊び
を解消する装置を得ることであるが、とりわけ、
温度変化による影響を受け難くて、恒常的にスラ
スト方向のガタ、遊びを解消できるモータのスラ
スト調整装置を提供することである。
前記目的を達成するため、この考案に係るモー
タのスラスト調整装置は、モータ回転軸の非出力
軸端部側を、モータフレーム内部に介装させたブ
ラケツトから突出させ、また両端部に摺接部材を
配した弾性部材を設けて、これらの各部材を前記
モータ回転軸の非出力軸部に嵌挿させると共に、
一方の摺接部材を前記ブラケツト面に、他方の摺
接部材を非出力軸部上の押止部材面に、それぞれ
接圧させて弾性部材を挟装させ、かつ前記モータ
フレーム上で回転軸方向に螺進退可能に螺装した
調整ねじにより、前記回転軸の非出力軸端部を押
圧し得るようにしたものである。
すなわち、前記構成によつて、駆動時の発熱温
度、ならびに周囲環境温度の変化に伴つて生ずる
モータフレーム側、あるいは回転軸側の膨張、収
縮を、弾性部材の弾性によつて吸収することがで
き、またこれらの摺接部材、弾性部材などを、温
度変化による影響の少ない回転軸の非出力軸端部
側に配設させることで、温度変化によつて生ずる
回転軸のスラスト方向のガタ、遊びを積極的に解
消し得るのである。
以下、この考案の一実施例をコアレスモータに
適用した場合につき、図面を参照して詳細に説明
する。
第1図はこの実施例によるコアレスモータの縦
断面を示し、また第2図は同上スラスト調整部の
拡大した縦断面を示している。
これらの第1図および第2図において、符号1
はモータの外部ケースを構成して、両端部を開口
部1a,1bとした円筒状のモータフレームであ
る。また2はこのモータフレーム1の出力側開口
部1aを被嵌閉塞する出力側端板であり、この出
力側端板2の内側中心部には、固定側取付け板4
にインサート成形した内部管軸3の一端部を一体
的に固着させると共に、管軸3の外周部上に嵌入
した円筒状のフエライトマグネツト5の一端面を
固定側取付け板4に接着させ、これらを前記モー
タフレーム1内に軸芯方向で装入させてある。
また前記管軸3内部の両端部には、それぞれに
軸受リング6,7を嵌着してあつて、モータ回転
軸8をこれらの軸受リング6,7を介して回転自
在に嵌装させ、この回転軸8の一端部側を前記出
力側端板2から外部に突出延長させて、出力軸端
部としてある。
そして前記回転軸8での管軸3の他端部から出
た中間部分には、絶縁材製の電機子ホルダ9が圧
入されており、この電機子ホルダ9の外周面に空
芯のハネカムコイル10の内周面端部を接着固定
させて、前記フエライトマグネツト5の外周面に
対峙されるように、前記モータフレーム1内での
空隙部11に非接触で装入させてある。
また前記電機子ホルダ9の中心軸殻部12にあ
つては、その一端側端面と前記他端側軸受リング
6との間に一定の間隙13が形成され、同中心軸
殻部12他端側に整流子14を固設させてあり、
この整流子14に対しては、ブラケツト15に固
定支持させた摺動ブラシ16の先端部を摺接させ
てある。そしてこのブラケツト15は、前記モー
タフレーム1内部の中間段部17に嵌着して介装
され、その中心開口部からは、前記モータ回転軸
8の非出力軸端部側を突出させてある。
しかして、この実施例構成でのスラスト調整装
置は、前記ブラケツト15の外側にあつて、その
中心開口部から突出されているモータ回転軸8の
非出力軸端部側の設置されるもので、所定の弾性
を有するゴムなどの弾性部材18と、この弾性部
材18を挟装する一対の摺接部材19,20とを
有し、これらの各部材を前記モータ回転軸8の非
出力軸端部側に嵌挿させると共に、一方の摺接部
材19を前記ブラケツト15面の接圧させ、他方
の摺接部材20を非出力軸端部上に係着させた、
Eリングなどの押止部材21面に接圧させ、これ
らによつて結果的に弾性部材18を挟圧させる。
そしてこの場合、前記各摺接部材19,20に
は、それぞれに二枚のワツシヤ状部材を組にして
重ね合せた状態で使用し、回転軸8の回転中は、
これらの相互間で摺動回転がなされるようにし、
前記弾性部材18に余り多くの回転応力が加えら
れないようにするのが好ましい。またこれらの弾
性部材18および各摺接部材19,20として
は、温度変化に伴なう寸法変化が可及的に少ない
材料を用い、加うるに各摺接部材19,20につ
いては、摩擦係数が小さくて、耐摩耗性の良好な
材料を用いるのが効果的である。
さらに前記モータフレーム1の非出力側開口部
1bには、中心部にねじ孔22を螺刻した非出力
側端板23を被嵌して閉塞させており、ねじ孔2
2に螺合したスラスト調整ねじ24を、回転軸方
向に螺進退調整可能にさせ、この調整ねじ24の
先端部で、モータ回転軸8の非出力軸端部を押圧
し得るようにしたものである。
従つて前記実施例構成によれば、スラスト調整
ねじ24を螺進させることによつて、回転軸8を
出力側に押圧でき、併せて回転軸8上に係着させ
た押止部材21により各摺接部材19,20を介
して弾性部材18が圧迫され、寸法A、つまりブ
ラケツト15面からの回転軸8の突出量を低減で
き、また逆に調整ねじ24を螺退させることによ
つて、弾性部材18の圧迫度が緩められ、かつブ
ラケツト15面からの回転軸8の突出量を増加で
きる。
すなわち、このようにスラスト調整ねじ24を
調整して、前記寸法Aを適切な値、換言すると、
弾性部材18に適切なプリロード(予圧)を与え
ておくことにより、回転駆動に際して、モータフ
レーム1側、あるいはモータ回転軸8が、温度変
化に伴つて膨張、収縮しても、弾生部材18の存
在によつて、この回転軸8の非出力軸端部は、調
整ねじ24の先端部から離れることがなく、絶え
ず相互に押圧力が作用した状態で当接されるため
に、停止中、回転中の如何を問わず、回転軸8に
スラスト方向のガタ、遊びを生ずる惧れがなく、
しかも回転駆動中、モータフレーム1側が収縮
し、あるいはモータ回転軸8が膨張することで、
この回転軸8に加えられる圧迫力は、その殆んど
が弾性部材18に吸収されるために、モータの負
荷電流が異常に増加するようなこともない。
そしてこゝでは、スラスト調整部をして、ロー
ドのかゝるモータ部(主にハネカムコイル10の
部分)側、ならびに出力側、つまり膨張、収縮を
生じ易い部分から離れた、ブラケツト15の外側
である非出力側の部分Bに配置させてあるため
に、一層、温度変化による影響を受け難く、弾性
部材18に作用する押圧力があまり変化しない範
囲内で、スラスト方向のガタ、遊びの発生を効果
的かつ良好に抑制することができるのである。
また温度変化による影響を可及的に避けるため
には、前記部分Aの寸法を可能な限り小さくする
ことが望ましく、さらにスラスト調整ねじ24に
よる調整は、総合的に各部が最も収縮した状態、
通常は停止中の状態で、スラスト方向のガタ、遊
びがほゞ零になるようにし、その調整後は、同調
整ねじ24を例えば接着剤、塗料などでねじ孔2
2内に固着させるようにすればよい。
なお、前記実施例では、この考案をコアレスモ
ータに適用した場合について述べたが、必ずしも
このようなコアレスモータにのみ限定されるもの
ではなく、電機子にコアを伴なう通常のモータに
も適用できることは勿論である。
また実施例においては、各摺接部材19,20
について、それぞれに二枚のワツシヤ状部材を組
にして重ね合せたものを使用しているが、こゝで
もこのような形態に限定されず、要はこれらの各
摺接部材19,20によつて挟装される弾性部材
18に、回転軸8の回転に伴つて、可及的に内部
応力が加えられることのないように、円滑に回転
し得るものであればよく、かつまた摺接部材19
を当接させる部材としても、例えば既存のモータ
にこの装着構成を追加付加させる場合などには、
同部材19をモータフレームの側端面などに直
接、当接させるようにしてもよい。
さらに回転軸8の非出力軸端部上に係着される
押止部材21としても、Eリングのほかに、例え
ば適宜のカラーなどを止めねじで固定させるよう
にしてもよく、あるいは回転軸8自体に直接、段
部を形成させることも一つの手段である。そして
またスラスト調整ねじ24としては、温度変化に
よる寸法変化が少なく、かつ摩擦係数が小さくて
耐摩耗性の良好な材料を用いる必要があり、この
ためには、例えば温度係数の小さい金属ねじなど
の先端部に、同条件を満すモリブデンなどを含む
超硬合金を接合して用いるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るスラスト調整装置の一
実施例をコアレスモータに適用した場合を示す縦
断面図であり、また第2図は同上スラスト調整部
を拡大して示す縦断面図である。 1……モータフレーム、2……出力側端板、5
……フエライトマグネツト、8……モータ回転
軸、10……ハネカムコイル、15……ブラケツ
ト、18……弾性部材、19,20……摺接部
材、21……押止部材、22……ねじ孔、23…
…非出力側端板、24……スラスト調整ねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータ回転軸の非出力軸端部側を、モータフレ
    ーム内部に介装させたブラケツトから突出させ、
    また、両端部に摺接部材を配した弾性部材を設け
    て、これらの各部材を前記モータ回転軸の非出力
    軸部に嵌挿させると共に、一方の摺接部材を前記
    ブラケツト面に、他方の摺接部材を非出力軸部上
    の押止部材面に、それぞれ接圧させて弾性部材を
    挟装させ、かつ前記モータフレーム上で回転軸方
    向に螺進退可能に螺装した調整ねじにより、前記
    回転軸の非出力軸端部を押圧し得るようにしたこ
    とを特徴とするモータのスラスト調整装置。
JP9592582U 1982-06-26 1982-06-26 モ−タのスラスト調整装置 Granted JPS593759U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9592582U JPS593759U (ja) 1982-06-26 1982-06-26 モ−タのスラスト調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9592582U JPS593759U (ja) 1982-06-26 1982-06-26 モ−タのスラスト調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS593759U JPS593759U (ja) 1984-01-11
JPS626834Y2 true JPS626834Y2 (ja) 1987-02-17

Family

ID=30228844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9592582U Granted JPS593759U (ja) 1982-06-26 1982-06-26 モ−タのスラスト調整装置

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JP (1) JPS593759U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0423065Y2 (ja) * 1985-07-25 1992-05-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPS593759U (ja) 1984-01-11

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