JPS6268136A - 4輪駆動車の駆動力伝達装置 - Google Patents
4輪駆動車の駆動力伝達装置Info
- Publication number
- JPS6268136A JPS6268136A JP20627185A JP20627185A JPS6268136A JP S6268136 A JPS6268136 A JP S6268136A JP 20627185 A JP20627185 A JP 20627185A JP 20627185 A JP20627185 A JP 20627185A JP S6268136 A JPS6268136 A JP S6268136A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque
- ring gear
- gear
- transmission
- driving force
- Prior art date
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- Pending
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は4輪駆動車の駆動力伝達装置に関するものであ
る。
る。
(従来技術〉
最近の自動車においては、居住空間を極力大きくする等
の要請から、FF車(フロントエンジンφフロントドラ
イブ車)が多くなっている。また一方、近時は、上述し
たFF車の延長として、後輪をも駆動するようにした4
輪駆動車も種々提案されている。
の要請から、FF車(フロントエンジンφフロントドラ
イブ車)が多くなっている。また一方、近時は、上述し
たFF車の延長として、後輪をも駆動するようにした4
輪駆動車も種々提案されている。
上述のように、エンジンを車体前部に横置きしたものを
前提として、4輪駆動とするため、特開昭60−103
0号公報に示すようなものがある。これは、車体@部に
横置きされたエンジンと直列に変速機を配置dシて、こ
の変速機の出力ドライブギアを、前輪用差動装置と一体
のりングギアに[−合させる一方、このリングギアと後
輪駆動機構とを湿式クラッチを介して結合したものとな
っている。すなわち、上記湿式クラッチにより、2輪駆
動(前輪駆動)−4輪駆動の切換えは勿論のこと、前後
の車輪の回転差を吸収させ、さらには供給流体圧をA整
することによりその伝達トルクを変更することにより前
後輪への伝達トルクの配分を変更し得るようになってい
る。
前提として、4輪駆動とするため、特開昭60−103
0号公報に示すようなものがある。これは、車体@部に
横置きされたエンジンと直列に変速機を配置dシて、こ
の変速機の出力ドライブギアを、前輪用差動装置と一体
のりングギアに[−合させる一方、このリングギアと後
輪駆動機構とを湿式クラッチを介して結合したものとな
っている。すなわち、上記湿式クラッチにより、2輪駆
動(前輪駆動)−4輪駆動の切換えは勿論のこと、前後
の車輪の回転差を吸収させ、さらには供給流体圧をA整
することによりその伝達トルクを変更することにより前
後輪への伝達トルクの配分を変更し得るようになってい
る。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで、最近の4輪駆動車においては、単にぬかるみ
や雪道等スリー、ブし易い路面での比較的低速走行を前
提とした走破性向上のみならず、高速走行時の安定性を
得る要求のために4輪駆動とすることが多くなっている
。
や雪道等スリー、ブし易い路面での比較的低速走行を前
提とした走破性向上のみならず、高速走行時の安定性を
得る要求のために4輪駆動とすることが多くなっている
。
しかしながら、上述したように、エンジンの駆動力を、
常時前輪側へ伝達する一方、後輪へはクラッチを介して
伝達するようにした上記従来のものでは、後輪への駆動
力配分すなわちトルク配分が、たとえクラッチの伝達ト
ルクをどのように大きくしたとしても、前輪へ配分され
るトルク以上のものとはならず、この後輪へのトルク配
分の限界のために、例えば旋回時の安定性を得る上で1
つの問題となる。
常時前輪側へ伝達する一方、後輪へはクラッチを介して
伝達するようにした上記従来のものでは、後輪への駆動
力配分すなわちトルク配分が、たとえクラッチの伝達ト
ルクをどのように大きくしたとしても、前輪へ配分され
るトルク以上のものとはならず、この後輪へのトルク配
分の限界のために、例えば旋回時の安定性を得る上で1
つの問題となる。
この点を詳述すると、エンジンや変速機という重量物を
車体前部に塔載した自動車においては、元々アンダステ
ア傾向がかなり強い上、4輪駆動車とするために前後輪
への駆動力配分を行うトランスファの重量が車体前部に
さらに加わることにより、このアンダステア傾向がより
強調されることになる。そして、このアンダステアが強
まる問題は、旋回時において後輪へのトルク配分を増や
すことにより容易に解消され得るが、前述したように、
後輪へのトルク配分は最大限前輪と同じに制限されるた
め すなわち、前輪と後輪とのトルク配分の変更は、1
00:0(前輪駆動)から50:50までしか行われな
いので、トルク配分変更によるアンダステア傾向の抑制
には限度があった。
車体前部に塔載した自動車においては、元々アンダステ
ア傾向がかなり強い上、4輪駆動車とするために前後輪
への駆動力配分を行うトランスファの重量が車体前部に
さらに加わることにより、このアンダステア傾向がより
強調されることになる。そして、このアンダステアが強
まる問題は、旋回時において後輪へのトルク配分を増や
すことにより容易に解消され得るが、前述したように、
後輪へのトルク配分は最大限前輪と同じに制限されるた
め すなわち、前輪と後輪とのトルク配分の変更は、1
00:0(前輪駆動)から50:50までしか行われな
いので、トルク配分変更によるアンダステア傾向の抑制
には限度があった。
したがって、本発明の目的は、車体前部にエンジン横置
きされるものを前提としつつ、クラッチを利用して前後
輪への駆動力分配を行うようにしたものにおいて、後輪
へのトルク配分をより一層高め得るようにした4輪駆動
車の駆動力伝達装置を提供することにある。
きされるものを前提としつつ、クラッチを利用して前後
輪への駆動力分配を行うようにしたものにおいて、後輪
へのトルク配分をより一層高め得るようにした4輪駆動
車の駆動力伝達装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用)前述の目的を達
成するため、本発明にあっては、エンジン駆動力を常時
後輪側へ伝達するようにする一方、前輪へのエンジンの
駆動力伝達を、伝達トルクが可変のクラッチC介して行
うようにしである。具体的には、 車体前部に横置配置されたエンジン近傍に配置され、該
エンジンの出力軸方向に伸びる入出力軸を有する変速機
と、 前記変速機の出力ドライブギアに噛合するリングギアと
、 前記リングギアの中心部を貫通すると共に該リングギア
に対して相対回転可能に配置された前輪用差動装置と、 前記リングギアと同一軸上に配置され、前記リングギア
と前輪用差動装置とを断続すると共に、供給される流体
圧に応じて伝達トルクが可変とされるクラッチと、 前記リングギアに噛合され、前記エンジンからの駆動力
を後輪へ伝達する後輪駆動機構と、を備えた構成としで
ある。
成するため、本発明にあっては、エンジン駆動力を常時
後輪側へ伝達するようにする一方、前輪へのエンジンの
駆動力伝達を、伝達トルクが可変のクラッチC介して行
うようにしである。具体的には、 車体前部に横置配置されたエンジン近傍に配置され、該
エンジンの出力軸方向に伸びる入出力軸を有する変速機
と、 前記変速機の出力ドライブギアに噛合するリングギアと
、 前記リングギアの中心部を貫通すると共に該リングギア
に対して相対回転可能に配置された前輪用差動装置と、 前記リングギアと同一軸上に配置され、前記リングギア
と前輪用差動装置とを断続すると共に、供給される流体
圧に応じて伝達トルクが可変とされるクラッチと、 前記リングギアに噛合され、前記エンジンからの駆動力
を後輪へ伝達する後輪駆動機構と、を備えた構成としで
ある。
このような構成とすることにより、前輪と後輪とのトル
ク配分を、クラッチの伝達トルクを変更することにより
、0:100(後輪駆動)から50:50の間で変更す
ること、すなわち後輪側への伝達トルクをより大きくす
ることが可能となる。
ク配分を、クラッチの伝達トルクを変更することにより
、0:100(後輪駆動)から50:50の間で変更す
ること、すなわち後輪側への伝達トルクをより大きくす
ることが可能となる。
(実施例)
以下本発明の一実施例を添付した図面に基いて説明する
。
。
第1図において、1はエンジンで、これは車体前部に横
置き、すなわちその出力軸1aが車幅方向に伸びるよう
に配置されている。このエンジン1に対しては、変速a
2が、トルクコンバータ3を介して直列に、すなわちそ
の入出力軸2aあるいは2bがエンジン出力軸1aの延
長線」−にくるように配置θされている。この変速機2
は、既知の遊星歯車式自動変速機とされて、トルクコン
へ−タ3によるトルク変換作用と相まって、エンジン1
の駆動力を変速(トルク変換)して、その出力ドライブ
ギア4から出力するようになっている。
置き、すなわちその出力軸1aが車幅方向に伸びるよう
に配置されている。このエンジン1に対しては、変速a
2が、トルクコンバータ3を介して直列に、すなわちそ
の入出力軸2aあるいは2bがエンジン出力軸1aの延
長線」−にくるように配置θされている。この変速機2
は、既知の遊星歯車式自動変速機とされて、トルクコン
へ−タ3によるトルク変換作用と相まって、エンジン1
の駆動力を変速(トルク変換)して、その出力ドライブ
ギア4から出力するようになっている。
勿論、トルクコンバータ3は、既知のように、エンジン
出力軸1aに連なるポンプ3aと、変速機20入力軸(
タービン軸)2aに連なるタービン3bと、ワンウェイ
クラッチ3Cを介してケーシングCに結合されたステー
タ3dとを有し、図示は略すが、このタービン3bをバ
イパスしてエンジン出力@laと変速機2の入力軸2a
とをIA(結するいわゆるロンクアップ式のものであっ
てもよい。
出力軸1aに連なるポンプ3aと、変速機20入力軸(
タービン軸)2aに連なるタービン3bと、ワンウェイ
クラッチ3Cを介してケーシングCに結合されたステー
タ3dとを有し、図示は略すが、このタービン3bをバ
イパスしてエンジン出力@laと変速機2の入力軸2a
とをIA(結するいわゆるロンクアップ式のものであっ
てもよい。
前記出力ドラ・イブギア4には、中間ギア5を介して、
リングギア6が噛合されている。この等3つのギア4.
5.6はそれぞれ平尚車とされて、リングギア6の軸線
が、エンジン出力軸1aと平行となるようにされている
。また、リングギア6は、環状とされて、その中心部分
を前輪用差動装置7がr:′iIiシて、該前輪用差動
装置7のデフケース7aに対して、軸受8を介して当該
リングギア6が回転自在に保持されている。
リングギア6が噛合されている。この等3つのギア4.
5.6はそれぞれ平尚車とされて、リングギア6の軸線
が、エンジン出力軸1aと平行となるようにされている
。また、リングギア6は、環状とされて、その中心部分
を前輪用差動装置7がr:′iIiシて、該前輪用差動
装置7のデフケース7aに対して、軸受8を介して当該
リングギア6が回転自在に保持されている。
前輪用差動装置7は、従来同様、ケーシングCに軸受9
を介して回転自在に保持された上記デフケース7aと、
それぞれデフケース7a内に収納された一対のビニオン
7bおよび該一対のビニオン7bに螺合する一対のサイ
ドギア7cを有し、一対のビニオン7bは、それぞれ保
持軸7dを介してデフケース7aと一体に回転(公転)
される。そして、一方のサイドギア7cには、左前輪に
連なる左側ドライブシャツ)IOLが一体化され、また
他方のサイドギア7cには、右j1」輪に連なる右側ド
ライブシャツ)IORが一体化されている。
を介して回転自在に保持された上記デフケース7aと、
それぞれデフケース7a内に収納された一対のビニオン
7bおよび該一対のビニオン7bに螺合する一対のサイ
ドギア7cを有し、一対のビニオン7bは、それぞれ保
持軸7dを介してデフケース7aと一体に回転(公転)
される。そして、一方のサイドギア7cには、左前輪に
連なる左側ドライブシャツ)IOLが一体化され、また
他方のサイドギア7cには、右j1」輪に連なる右側ド
ライブシャツ)IORが一体化されている。
さて、上述した前輪用差動装置7周辺部分の構造および
後輪駆動機構部分について、第2図をも参照して説明す
る。先ず、前記左右のドライブシャフト10L、IOH
の近傍には、これ等と平行に、後輪駆動機構Bの入力軸
21が配置され、この入力@21は、軸受22を介して
ケーシングCに回転自在に保持されている。この入力軸
21には、入力ギア23およびベベルギア24がそれぞ
れ一体化され、この入力軸ギア23は、前記リングギア
6と1墳合されている。また、上記へベルギア24はビ
ニオン25に噛合され、このビニオン25は、後方に向
けて伸びるプロペラシャフト26に一体化されている。
後輪駆動機構部分について、第2図をも参照して説明す
る。先ず、前記左右のドライブシャフト10L、IOH
の近傍には、これ等と平行に、後輪駆動機構Bの入力軸
21が配置され、この入力@21は、軸受22を介して
ケーシングCに回転自在に保持されている。この入力軸
21には、入力ギア23およびベベルギア24がそれぞ
れ一体化され、この入力軸ギア23は、前記リングギア
6と1墳合されている。また、上記へベルギア24はビ
ニオン25に噛合され、このビニオン25は、後方に向
けて伸びるプロペラシャフト26に一体化されている。
勿論、このプロペラシャフト26は、図示を略すが、後
輪用差動装置を介して左右の後輪へ連係されている。
輪用差動装置を介して左右の後輪へ連係されている。
@述した前輪用差動装置7とリングギア6との間には、
伝達トルク可変式のクラッチとしての湿式クラッチ31
が配設されている。この湿式クラッチ31はターラッチ
ドラト32を有し、該クラッチドラム32は、デフケー
ス7aに一体成形されて左側のドライブシャフトIOL
を包被する筒H’17e外周に一体化されている。この
クラッチドラム32に対応して、リングギア6の内周縁
部には、筒状のプレート保持部6aが形成されている。
伝達トルク可変式のクラッチとしての湿式クラッチ31
が配設されている。この湿式クラッチ31はターラッチ
ドラト32を有し、該クラッチドラム32は、デフケー
ス7aに一体成形されて左側のドライブシャフトIOL
を包被する筒H’17e外周に一体化されている。この
クラッチドラム32に対応して、リングギア6の内周縁
部には、筒状のプレート保持部6aが形成されている。
上記クラッチドラム32には複数枚のドリブンプレート
33が摺動自在に保持される一方、−に記プレート保持
部6aには複数枚のドライブプレート34が摺動目在に
保持されている。また、クラッチドラム32内には作動
ピストン35が摺動自在に嵌挿され、この作動ピストン
35によってクラッチドラム32内に画成された油室S
に流体圧(一般的には圧油)が供給されると、作動ピス
トン35が強制的に変位されて、両プレート33と34
とを圧接する。そして、この作動ピストン35による押
圧力は、両プレート33.34を経た後、エンドプレー
ト36およびスナップリング37を介して最純的にはク
ラッチドラム32によって受止められる。これにより1
両プレート33.34は、所定以北の変位が規制される
結髪、作動ピストン35の押圧力(油圧Sへの供給圧)
に応じた摩擦力でもって、クラッチドラム32すなわち
前輪用差動装置7とリングギア6とを接続することにな
る。
33が摺動自在に保持される一方、−に記プレート保持
部6aには複数枚のドライブプレート34が摺動目在に
保持されている。また、クラッチドラム32内には作動
ピストン35が摺動自在に嵌挿され、この作動ピストン
35によってクラッチドラム32内に画成された油室S
に流体圧(一般的には圧油)が供給されると、作動ピス
トン35が強制的に変位されて、両プレート33と34
とを圧接する。そして、この作動ピストン35による押
圧力は、両プレート33.34を経た後、エンドプレー
ト36およびスナップリング37を介して最純的にはク
ラッチドラム32によって受止められる。これにより1
両プレート33.34は、所定以北の変位が規制される
結髪、作動ピストン35の押圧力(油圧Sへの供給圧)
に応じた摩擦力でもって、クラッチドラム32すなわち
前輪用差動装置7とリングギア6とを接続することにな
る。
なお、上記油圧Sへの油圧の供給は、排出も含めて、ク
ラッチドラム32に形成した流出入口38a、デフケー
ス7aに形成した油路38b、ケーシングCに形成した
油路38cかうなる油通路38を介して行われる。また
、油室Sの圧力が解放された場合は、図示を略すスプリ
ングにより、作動ピストン35は切断方向(第2図左方
向)へ復帰される。
ラッチドラム32に形成した流出入口38a、デフケー
ス7aに形成した油路38b、ケーシングCに形成した
油路38cかうなる油通路38を介して行われる。また
、油室Sの圧力が解放された場合は、図示を略すスプリ
ングにより、作動ピストン35は切断方向(第2図左方
向)へ復帰される。
以上のような構成において、エンジン1からの駆動力は
、トルクコンバータ3、変速機2によるトルク変換作用
を受けた後、変速機2の出力ドライブギア4より中間ギ
ア35を介してリングギア6へ伝達される。このリング
ギア6の駆動力は、常に、入力ギア23を介して後輪駆
動機構Bすなわち後輪側へ伝達される。また、リングギ
ア6から前輪用差動装置7すなわち前輪へは、湿式クラ
ッチ31の断続に応じて駆動力が伝達されるので、この
湿式クラッチ31を切断したときは後輪のみが駆動され
る2輪駆動とされる一方、湿式クラ−、チ31を接続し
たときは4輪駆動となる。
、トルクコンバータ3、変速機2によるトルク変換作用
を受けた後、変速機2の出力ドライブギア4より中間ギ
ア35を介してリングギア6へ伝達される。このリング
ギア6の駆動力は、常に、入力ギア23を介して後輪駆
動機構Bすなわち後輪側へ伝達される。また、リングギ
ア6から前輪用差動装置7すなわち前輪へは、湿式クラ
ッチ31の断続に応じて駆動力が伝達されるので、この
湿式クラッチ31を切断したときは後輪のみが駆動され
る2輪駆動とされる一方、湿式クラ−、チ31を接続し
たときは4輪駆動となる。
この4輪駆動時において、前輪への駆動力配分すなわち
トルク配分は、湿式クラッチ31における油室Sへの供
給圧の変更に応じて適宜変更される、勿論、この+ii
j輪と後輪とのトルク配分はO:100(後輪駆動)か
ら50:50までの間で、少くとも後輪へのトルク配分
は、前輪へのトルク配分以上の大きさとすることができ
る。そして、旋回路時には、この後輪へのトルク配分を
より大きくすることにより、アンダステア傾向が強まる
のを抑制して、走行安定性を高めることができる。勿論
、この4輪駆動時において、前後輪の回転差は、湿式ク
ラッチ31のスリップ作用により、前後輪の路面に対す
るスリップ作用と相まって吸収される。なお、」コクト
ルク配分は、積載状1虚、路面状態等に応じて種々変更
される。
トルク配分は、湿式クラッチ31における油室Sへの供
給圧の変更に応じて適宜変更される、勿論、この+ii
j輪と後輪とのトルク配分はO:100(後輪駆動)か
ら50:50までの間で、少くとも後輪へのトルク配分
は、前輪へのトルク配分以上の大きさとすることができ
る。そして、旋回路時には、この後輪へのトルク配分を
より大きくすることにより、アンダステア傾向が強まる
のを抑制して、走行安定性を高めることができる。勿論
、この4輪駆動時において、前後輪の回転差は、湿式ク
ラッチ31のスリップ作用により、前後輪の路面に対す
るスリップ作用と相まって吸収される。なお、」コクト
ルク配分は、積載状1虚、路面状態等に応じて種々変更
される。
ここで、前後輪へのトルク配分を所望の値(比)に維持
するには、エンジンlの出力(トルク)が変化するのに
応じて、湿式クラッチ31の伝達トルクを変更する必要
がある、このためには、上記エンジン1の出力を検出す
るセンサを用いて、油室Sへ供給する圧力を調整する例
えば電磁式の制御弁を制御すればよい。
するには、エンジンlの出力(トルク)が変化するのに
応じて、湿式クラッチ31の伝達トルクを変更する必要
がある、このためには、上記エンジン1の出力を検出す
るセンサを用いて、油室Sへ供給する圧力を調整する例
えば電磁式の制御弁を制御すればよい。
上記エンジン1の出力を検出するセンサは比較的高価な
ので、この代りに前後輪の回転速度差を1つのパラメー
タとする一方、車速あるいは転舵角をもう一つのパラメ
ータとして、湿式クラッチ31の伝達トルクを変更制御
するようにしてもよい。この点を図式的に説明すると、
転舵角を一定(−股には直進時)とした場合は、第3図
に示すように+iiJ後輪の回転速度差Δnと、湿式ク
ラッチ31への供給圧を変更するための電磁式制御−j
rへの供給電流i (電流iが大きいほど供給圧すなわ
ち伝達トルクが大)をパラメータとしたグラフにおいて
、所定のトルク配分とするための複数のグラフML 、
12 、文3を車速に応じてあらかじめ作成しておき
(マンブ化)、検出された回転速度差Δnと車速とに応
じて、所望のトルク配分とするだめの制御’1lli流
iを、当該グラフfLl、 文2あるいは文3より求
めればよい。同様に、車速一定で転舵角が変更される場
合(一般には旋回時)には、第4図に示すように転舵角
に応じて、前記21、父2、父3のような複数のグラフ
交4、立5、文6を作成して、この文4、文5あるいは
2已から必要な制御電流iを求めるようにすればよい。
ので、この代りに前後輪の回転速度差を1つのパラメー
タとする一方、車速あるいは転舵角をもう一つのパラメ
ータとして、湿式クラッチ31の伝達トルクを変更制御
するようにしてもよい。この点を図式的に説明すると、
転舵角を一定(−股には直進時)とした場合は、第3図
に示すように+iiJ後輪の回転速度差Δnと、湿式ク
ラッチ31への供給圧を変更するための電磁式制御−j
rへの供給電流i (電流iが大きいほど供給圧すなわ
ち伝達トルクが大)をパラメータとしたグラフにおいて
、所定のトルク配分とするための複数のグラフML 、
12 、文3を車速に応じてあらかじめ作成しておき
(マンブ化)、検出された回転速度差Δnと車速とに応
じて、所望のトルク配分とするだめの制御’1lli流
iを、当該グラフfLl、 文2あるいは文3より求
めればよい。同様に、車速一定で転舵角が変更される場
合(一般には旋回時)には、第4図に示すように転舵角
に応じて、前記21、父2、父3のような複数のグラフ
交4、立5、文6を作成して、この文4、文5あるいは
2已から必要な制御電流iを求めるようにすればよい。
以上実施例について説明したが、トルクコンバータ3の
代りに通常の断続式のクラッチを用いることができ、ま
た変速a2としては自動変速機に限らず手動式のもので
あってもよい。勿論、クラッチ31としては、電磁式の
クラッチ例えば電磁粉をトルク伝達媒体としたようなも
の等、適宜のものを採択し得る。
代りに通常の断続式のクラッチを用いることができ、ま
た変速a2としては自動変速機に限らず手動式のもので
あってもよい。勿論、クラッチ31としては、電磁式の
クラッチ例えば電磁粉をトルク伝達媒体としたようなも
の等、適宜のものを採択し得る。
(発明の効果)
本発明は以上の述べたことから明らかなように、伝達ト
ルク可変式の1つのクラッチを用いつつ、後輪へのトル
ク配分を前輪へのトルク配分より大きくすることが可能
となる。この結果、旋回時特に高速旋回時には、後輪へ
のトルク配分を十分に大きくすることによりアンダステ
アが強まるのを抑制して、走行安定性を高めることが可
能となる。
ルク可変式の1つのクラッチを用いつつ、後輪へのトル
ク配分を前輪へのトルク配分より大きくすることが可能
となる。この結果、旋回時特に高速旋回時には、後輪へ
のトルク配分を十分に大きくすることによりアンダステ
アが強まるのを抑制して、走行安定性を高めることが可
能となる。
4図面の簡(11な説明
第1図は本発明の一実施例を示す要部スケルトン図。
第2図は第1図の要部拡大断面図。
第3図、第4図はクラッチへの供給圧をrot御する場
合に用いるマツプの−・例を示す図。
合に用いるマツプの−・例を示す図。
l:エンジン
la:出力軸
2:変速機
2a:入力軸
2b:饅力軸
3:トルクコンバータ
4:出力ドライブギア
6:リングギア
6aニブレ一ト保持部
7:前輪用差動装置
7a:デフケース
10L、IOR:前輪用ドライブシャフト21;人力軸
(後輪駆動機構用) 23:入力ギア 31:湿式クラッチ 32:クラッチドラム 33:ドリブンプレート 34ニドライブプレート 35:作動ピストン B:後輪駆動機構 C:ケーシング S:油室 第2図 第3図 第4図
(後輪駆動機構用) 23:入力ギア 31:湿式クラッチ 32:クラッチドラム 33:ドリブンプレート 34ニドライブプレート 35:作動ピストン B:後輪駆動機構 C:ケーシング S:油室 第2図 第3図 第4図
Claims (1)
- (1)車体前部に横置配置されたエンジン近傍に配置さ
れ、該エンジンの出力軸方向に伸びる入出力軸を有する
変速機と、 前記変速機の出力ドライブギアに噛合するリングギアと
、 前記リングギアの中心部を貫通すると共に該リングギア
に対して相対回転可能に配置された前輪用差動装置と、 前記リングギアと同一軸上に配置され、前記リングギア
と前輪用差動装置とを断続すると共に、供給される流体
圧に応じて伝達トルクが可変とされるクラッチと、 前記リングギアに噛合され、前記エンジンからの駆動力
を後輪へ伝達する後輪駆動機構と、を備えていることを
特徴とする4輪駆動車の駆動力伝達装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20627185A JPS6268136A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 4輪駆動車の駆動力伝達装置 |
DE8686111919T DE3668586D1 (de) | 1985-08-30 | 1986-08-28 | Drehmomentsteuersystem fuer fahrzeuge. |
EP86111919A EP0215352B1 (en) | 1985-08-30 | 1986-08-28 | Torque control system for vehicles |
US06/901,776 US4709775A (en) | 1985-08-30 | 1986-08-29 | Torque control system for vehicles |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20627185A JPS6268136A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 4輪駆動車の駆動力伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6268136A true JPS6268136A (ja) | 1987-03-28 |
Family
ID=16520560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20627185A Pending JPS6268136A (ja) | 1985-08-30 | 1985-09-20 | 4輪駆動車の駆動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6268136A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04297333A (ja) * | 1991-03-26 | 1992-10-21 | Honda Motor Co Ltd | 伝動歯車装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS601030A (ja) * | 1983-06-20 | 1985-01-07 | Mazda Motor Corp | 4輪駆動車の駆動力伝達装置 |
JPS61146637A (ja) * | 1984-12-19 | 1986-07-04 | Aisin Warner Ltd | 4輪駆動車 |
-
1985
- 1985-09-20 JP JP20627185A patent/JPS6268136A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS601030A (ja) * | 1983-06-20 | 1985-01-07 | Mazda Motor Corp | 4輪駆動車の駆動力伝達装置 |
JPS61146637A (ja) * | 1984-12-19 | 1986-07-04 | Aisin Warner Ltd | 4輪駆動車 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04297333A (ja) * | 1991-03-26 | 1992-10-21 | Honda Motor Co Ltd | 伝動歯車装置 |
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