JPS6263214A

JPS6263214A - 直線摺動用ロ−ラ−ベアリングユニツト

Info

Publication number: JPS6263214A
Application number: JP21684886A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Teramachi; 博寺町
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-09-13
Filing date: 1986-09-13
Publication date: 1987-03-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は工作機械のテーブルサドルやマシニングセンタ
ーのスライド面、あるいは重量物を支承して往復動する
搬送用ロボットのスライド面等に使用される直線摺動用
ローラーベアリングユニットに関する。

（従来の技術及び発明が解決しようとする問題点）従来
例におけるこの種直線摺動用ローラーヘアリングユニッ
トにあっては、略台形状の軌道台に一条の円筒ローラー
を介在させて溝形断面のヘアリング本体を摺動自在に搭
載していたが、斯かる従来例の構成によると、浮上り方
向荷重やラジアル方向荷重に十分対抗し得ない欠点があ
った。また各円筒ローラーのスキュー（中心軸ぶれ）が
発生する場合があり、ベアリング本体の円滑な摺動が阻
害されると共に、円筒ローラーのエツジ部等に偏摩耗が
生じてヘアリング寿命の低下を招くという問題があった
。さらに、円筒ローラーの整列循環運動を案内するロー
ラー転走溝がベアリング本体のスカート部に直接形成さ
れていることがら、上記ローラー転走溝の旋削加工、研
削加工に不便があった。さらに従来例の構成によると、
ベアリング本体のローラー転走溝と軌道台のローラー転
走溝間に介在させられる円筒ローラーの予圧調整ができ
ない等の問題点を有していた。

本発明は上記した従来技術の欠点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、浮上り方向荷重
やラジアル方向荷重のみならず、あらゆる方向からの荷
重も十分に支承でき、また各円筒ローラーのスキューを
防止して円滑な摺動を可能とし、さらにローラー転走溝
の加工が容易で且つ負荷域にあるローラーの予圧調整を
自由に行い得る直線摺動用ローラーベアリングユニット
を提供することにある。

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成するために、本発明に係る直線摺動用ロ
ーラーベアリングユニットにあっては、水平方向へ突出
する左右突堤の上下傾斜面部に負荷ローラー用転走面を
形成した長手方向に延びる軌道台と、上記軌道台を跨ぐ
ように配置される断面路コ字形の長尺ブロック体であっ
て、対応するスカート部の内面に長手方向の７字溝を備
えた可動テーブルと、上記可動テーブルの各７字溝に軸
止される断面略正方形の長尺ブロック体であって、ブロ
ック体の各内側傾斜面部中央に突設せしめたトラック形
の平面形状を有するガイド突堤の一側面を前記軌道台の
負荷ローラー用転走面と対応する負荷ローラー用転走面
となし且つガイド突堤の他側面を無負荷ローラー用転走
面となした左右一対のベアリング本体と、上記ベアリン
グ本体の負荷ローラー用転走面と無負荷ローラー用転走
面に沿って循環し、該負荷ローラー用転走面を転動する
際に、軌道台側の負荷ローラー転走面と当接する円筒ロ
ーラーと、ベアリング本体の内側傾斜面部と平行対面し
てその間隙内でローラーをその端面の略全面を僅少な間
隙を介して保持しつつ循環移動可能に案内する、前記ガ
イド突堤に取付けられたローラー保持器とからなり、軌
道台の左右突堤間の中央を通る水平軸線に対して、ほぼ
４５度の接触角で負荷ローラーを軌道台側の負荷ローラ
ー転走面に接触させると共に、前記スカート部の一方に
設けたねじ部材の締付力により一方のベアリング本体を
軌道台側に押圧せしめると共に、ベアリング本体からね
じ部材に加わる反力により可動テーブルを介して他方の
ベアリング本体を軌道台側に押圧して負荷ローラーの予
圧を調整する予圧調整機構を設けた。

（作　用）而して軌道台の左右突堤間の中央を通る水平軸線に対し
てほぼ４５度の接触角で負荷ローラーを軌道台側の負荷
ローラー用転走面に当接しているので、上下左右等しい
負荷性能をもつ。また円筒ローラーはその両端面の略全
面がべ了リング本体の内側傾斜面部とローラー保持器と
の間で僅少な間隙を介して保持されてスキューが防止さ
れる。

また各負荷ローラーは予圧調整機構によって適正な予圧
が付与される。

（実施例）以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。本発
明の一実施例に係る直線摺動用ローラーベアリングユニ
ットを示す第１図乃至第７図において、１は固定ベッド
等に取付けられる長手方向へ延びる軌道台で、この軌道
台ｌは両側面に形成した水平方向へ突出する左右突堤２
，３の上下傾斜面部に負荷ローラー用転走面４〜７をそ
れぞれ対称的に備えており、この負荷ローラー用転走面
４〜７は円筒形状を有するローラー已に対応して平坦面
より形成されている。８は上記軌道台１を跨ぐように配
置される断面略正方形のブロック体よりなる長尺の可動
テーブルで、そのスカート部９．１０の内側面には長手
方向のＶ字溝１１．１２が設けられていて、該７字溝１
１．１２の奥端中心は、前記軌道台の左右突堤２，３間
の中央を通る水平軸線Ｘ−ｘ上に位置している。なお１
３゜１４は左右スカート部９．１０であって上記水平軸
線Ｘ−Ｘ上に穿設した貫通孔で、上記７字溝１１゜１２
の奥端で開口している。

１５．１６は前記軌道台１の左右端部と可動テーブルの
各スカート部９，１０間に介在せしめられる左右一対の
ベアリング本体で、このベアリング本体１５．１６は長
手方向に延びる断面略正方形のブロック体よりなってお
り、スカート部外方より貫通孔１３．１４内に嵌挿した
ボルト１７゜１７等の固定具で軸止されることによって
、各外側傾斜面部１５ａ、１５ａ、１６ａ、１６ａを前
記■字ｉ１＄１１．１２内に保持せしめられている。

また、一方のスカート部ＩＯはＶ字溝１２の奥端位置か
ら下方部分が水平軸ＷＡＸ−Ｘを含む水平面でもって分
割構成となっていて、分割片５０がボルト５１、ナツト
５２によって可動テーブル８に締付は固定されている。

この分割片５０とボルト５１、ナツト５２とによって予
圧調整機構を構成している。分割片５０上面の外側縁に
は上記スカート部本体１０′の下面外側縁に突設された
長平方向に延びる突堤１０ａと係合する段凹部５０ａが
設けられていて、スカート部１０にボルト１７によって
ヘアリング本体１６を締付けた際の分割片５０の外方へ
の移動を規制している。一方この分割片５０は突堤１０
ａに沿って上下方向に移動可能となっている。分割片５
０の固定は、可動テーブル８のスカート部本体１０′と
分割片５０にそれぞれ垂直方向に串差し状に貫いて形成
された貫通孔５３．５４に、上記ボルト５１を可動テー
ブル８の上方から挿通して分割片５０の下方に突出した
ボルト５１の先端部にナツト５２を螺着して締付けるこ
とによりなされる。この分割片５０とスカート部本体１
０′との間には、上記ヘアリング本体１６を取付けた際
に上下方向に隙間ｇが形成されるようになっていて、ボ
ルト５１．ナツト５２を締付けていくにつれて隙間ｇが
狭められる。而して傾斜面となっている分割片５０の内
側面部５０ｂが上方に移動し、この内側面部５０ｂとテ
ーバ接触しているベアリング本体１６の外側傾斜面部１
６ａが押圧され、ベアリング本体１６が水平軸線Ｘ−Ｘ
に沿って軌道台ｌ側に押圧されるようになっている。一
方、この押圧力の反力が分割片５０およびボルト５１を
介して可動テーブル８に作用し、他方のスカート部９に
取付けられたベアリング本体１５を水平軸線Ｘ−Ｘに沿
って軌道台１に押圧するようになっている。このように
ボルト５１．ナツト５２の締付は度を調整することによ
って各ベアリング本体１５．１６を軌道台１側に押圧し
て各ヘアリング本体１５．１６の負荷ボールＢ、に適正
な予圧を付与するようになっている。これによって各ロ
ーラーＢの円滑な循環移動を保障しつつヘアリングユニ
ット全体の剛性が高められている。

１方ヘアリング本体１５．１６の各内側傾斜面部１５ｂ
、１５ｂ、１６ｂ、１６ｂの中央にはいわゆるトラック
形（長円形）の平面形状を有するガイド突堤１８〜２１
が長手方向へ突設されている。ガイド突堤１８〜２１の
軌道台１と対向する側の一側面には負荷ローラー用転走
面２２〜２５が形成されていて、軌道台１例の負荷ロー
ラー用転走面４〜７と平行状に対応して長手方向へ延び
ている。−カガイド突堤１８〜２１の他側面には上記負
荷ローラー用転走面２２〜２５と平行して長手方向へ延
びる無負荷ローラー用転走面２６〜２９が形成さ°れて
おり、両転定面２２〜２５と２６〜２９は、ガイド突堤
１８〜２１の両端面に形成された半円形状の方向転換部
３０，３０．３１゜３１を介して連絡され、これによっ
て４条のローラー循環路が構成される。而して負荷ロー
ラー用転走面２２〜２５、無負荷ローラー用転走面２６
〜２９及び方向転換部３０，３０，３１．３１は円筒状
を有するローラーＢと対応して平坦面に形成されている
。

負荷ローラーＢ１　と軌道台及びヘアリング本体の負荷
ローラー用転走面４〜７，２２〜２５との関係は、第１
図に示すように、軌道台１の左右突堤２，３間の中央を
通る水平軸ＭＸ−Ｘに対してほぼ４５度の接触角θで、
負荷ローラーＢ１が軌道台の負荷ローラー用転走面４〜
７と接触するので、上下方向、左右方向、ラジアル方向
の荷重を支承できる。

３２〜３５はベアリング本体の各ガイド突堤１８〜２１
に各内側傾斜面部１５ｂ、１５ｂ、１６ｂ。

１６ｂと平行するように軸止されるローラー保持器で、
ベアリング本体の各内側傾斜面部１５ｂ。

１５ｂ、１６ｂ、１６ｂとローラー保持器の内側面部３
２ｂ〜３５ｂ間に形成される間隙内に、円筒ローラーＢ
がその両端面を各面部に対して平行当接するように収納
、保持され、これによって複数の円筒ローラーＢはベア
リング本体の負荷ローラー用転走面２２〜２５と無負荷
ローラー用転走面２６〜２９に沿って自転しながら整列
循環を行う。ここで第７図に明示されるように、整列循
環を行う各円筒ローラーＢは僅かな間隙を介してその両
端面の略全面をベアリング本体の内側傾斜面部１５ｂ、
１５ｂ、１６ｂ、１６ｂとローラー保持器の内側面部３
２ｂ〜３５ｂで保持されるので、ローラーのスキュー（
中心軸ふれ）を防止することができ、これによって可動
テーブル８の円滑な走行を保障できる。

このようにローラー保持器３２〜３５は円筒ローラーＢ
の整列循環を可能ならしめるものであるから、第５図に
示されるように、概してトラック形の平面形状を有し一
方の直線部を全面開口した覆体３２ａ〜３５ａからなっ
ており、しかもこの覆体３２ａ〜３５ａは無負荷ローラ
ーＢ２を案内する直線摺動案内部３２ｃ〜３５Ｃとその
両端部に続く円筒ローラーＢの方向転換を案内する回転
摺動案内部３２ｄ〜３５ｄを有している。なお負荷ロー
ラーＢ、はローラー保持器３２〜３５より外部露出して
軌道台の負荷ローラー用転走面４〜７と当接する関係上
、無負荷ローラーＢ２を案内する直線摺動案内部３２Ｃ
〜３５Ｃの反対側は全面開口している。

さらに本発明においては、負荷ローラーＢｌ　の脱落を
防止してベアリングユニットの組立てを容易にする目的
のために、各内側面部３２ｂ〜３５ｂの自由端部に円筒
ローラーＢの外周を保持する係止突片３２ｅ〜３５ｅを
設けているのと同時に、−組のローラー保持器３２．３
３と３４．３５の中間位置でベアリング本体１５．１６
の内側凹所に軸止される断面略Ｕ字形の取付体３６．３
６を備えており、この長手方向へ延びる取付体３６゜３
６によって円筒ローラーＢの内周を転勤自在に保持する
ものである。

（発明の効果）本発明の直線摺動用ローラーベアリングユニットは以上
の構成及び作用からなるもので、軌道台の左右突堤間の
中央を通る水平軸線に対してほぼ４５度の角度をなす接
触角で、負荷ローラーを軌運台側の負荷ローラー用転走
面に当接せしめたので、上下方向荷重、左右方向荷重及
びラジアル方向荷重の全方向荷重を十分支承することが
できる。

またローラー保持器によって円筒ローラーをベアリング
本体の内側傾斜面部との間でその両端面の略全面を僅少
な間隙を介して保持するようにしたので、円筒ローラー
のスキューを防止することができ、ベアリング本体の円
滑な摺動が保障されると共に、各円筒ローラーの偏摩耗
が防止されて長寿命化を図ることができる。またベアリ
ング本体を可動テーブルと別体形成し且つベアリング本
体をコンパクト化したので、ベアリング本体のローラー
転走面を旋削、研削加工するのが容易となった。またこ
れに伴ないベアリング本体の製造コストを低減すること
も可能になった。さらにベアリング本体にローラー保持
器を取付けるだけで、負荷ローラー及び無負荷ローラー
が転勤移行するための収納空間を即座に形成できるので
、ベアリングユニットの製作、組付けを簡単に行い得る
効果がある。さらにまた可動テーブルに軸止される別体
のヘアリング本体をねじ操作によってその締付は度を調
整するだけで負荷ローラーに適正な予圧（予備圧縮）を
加えることができ、これによってローラーの円滑な循環
移動を保障しつつベアリングユニット全体の剛性を高め
得る等種々の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る直線摺動用ローラーへアリングユニ
ットの実施例を示すもので、第１図は本発明に係る直線
摺動用ローラーへアリングユニソトの正面図、第２図は
第１図■−■線斜断側面図、第３図（イ）はローラー保
持器を介して転勤ローラーを保持している状態のベアリ
ング本体を示す中央縦断正面図、第３図（Ｄ）は同端部
正面図、第３図（ハ）は同平面図、第３図（ニ）は同側
面図、第４図（イ）はベアリング本体の中央縦断正面図
、第４図（ロ）は同平面図、第４図（ハ）は同側面図、
第５図（イ）はローラー保持器の中央縦断正面図、第５
図（０）は同端部正面図、第５図（ハ）は同平面図、第
５図（＝）は同側面図、第５図（ネ）は同底面図、第６
図（イ）は他の実施例に係るローラー保持器を備えたヘ
アリング本体の中央縦断正面図、第６図（ロ）は同端部
正面図、第６図（ハ）は同平面図、第６図（＝）は同側
面図、第７図は負荷ローラーの軌道台に対する当接状態
を示す説明図である。符号の説明ｌ・・・軌道台　　　　　　２．３・・・突堤４．５，
６．７・・・負荷ローラー用転走面８・・・可動テーブ
ル　　　９．１０・・・スカート部１１、１２・・・Ｖ
字溝１５、１６・・・ベアリング本体１５ａ、１６ａ・・・外側傾斜面部１５ｂ、１６ｂ・・・内側傾斜面部１Ｂ、　１９．２０．２１・・・ガイド突堤２２、２３
．２４．２５・・・負荷ローラー用転走面２６、２７．
２８．２９・・・無負荷ローラー用転走面３０、３１・
・・方向転換部３２、３３．３４．３５・・・ローラー保持器３２ａ、
　３３ａ、　３４ａ、　３５ａ・・・覆体３２ｂ、　３
３ｂ、　３４ｂ、　３５ｂ・・・内側面部３２ｃ、　３
３ｃ、　３４ｃ、　３５ｃ・・・直線摺動案内部３２ｄ
、３３ｄ、３４ｄ、３５ｄ・・・回転摺動案内部３２ｅ
、３３ｅ、３４ｅ、３５ｅ　−係止突片３６・・・取付
体　　　　　　５０・・・分割片５１・・・ボルト　　
　　　　５２・・・ナンド５３、５４・・・貫通孔　　
　　Ｂ・・・円筒ローラーＢ、・・・負荷ローラー　　
Ｂ２・・・無負荷ローラーＸ・・・水平軸線　　　　　
θ・・・接触角ｇ・・・隙間 δ 釜　・　　　ｎイ ◎ δ　　　　　　　　　　　＆ａ２　　　　　　　　　　　　　に〜；　　　◎　　　　　　− １’Ｊ　　イ１コ１コＵ） ’０ｒＱ（ｔＪＩＤｒ１１℃

Claims

【特許請求の範囲】

水平方向へ突出する左右突堤の上下傾斜面部に負荷ロー
ラー用転走面を形成した長手方向に延びる軌道台と、上
記軌道台を跨ぐように配置される断面略コ字形の長尺ブ
ロック体であって、対応するスカート部の内面に長手方
向のＶ字溝を備えた可動テーブルと、上記可動テーブル
の各Ｖ字溝に軸止される断面略正方形の長尺ブロック体
であって、ブロック体の各内側傾斜面部中央に突設せし
めたトラック形の平面形状を有するガイド突堤の一側面
を前記軌道台の負荷ローラー用転走面と対応する負荷ロ
ーラー用転走面となし且つガイド突堤の他側面を無負荷
ローラー用転走面となした左右一対のベアリング本体と
、上記ベアリング本体の負荷ローラー用転走面と無負荷
ローラー用転走面に沿って循環し、該負荷ローラー用転
走面を転動する際に、軌道台側の負荷ローラー転走面と
当接する円筒ローラーと、ベアリング本体の内側傾斜面
部と平行対面してその間隙内でローラーをその端面の略
全面を僅少な間隙を介して保持しつつ循環移動可能に案
内する、前記ガイド突堤に取付けられたローラー保持器
とからなり、軌道台の左右突堤間の中央を通る水平軸線
に対して、ほぼ４５度の接触角で負荷ローラーを軌道台
側の負荷ローラー転走面に接触させると共に、前記スカ
ート部の一方に設けたねじ部材の締付力により一方のベ
アリング本体を軌道台側に押圧せしめると共に、ベアリ
ング本体からねじ部材に加わる反力により可動テーブル
を介して他方のベアリング本体を軌道台側に押圧して負
荷ローラーの予圧を調整する予圧調整機構を設けたこと
を特徴とする直線摺動用ローラーベアリングユニット。