JPS6262142A - 換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、建物の屋根裏や室内等の換気を行なう換気
装置に関するものである。

〔背景技術〕

従来、屋根裏等の換気を行なうために、屋根に換気装置
が設けられている。換気装置としては、屋根に喚気口を
設け、この換気口を雨避けのカバーで覆ったものがある
。

しかし、カバーには一箇所にしか換気窓が明いておらず
、カバーの内外間における空気の流通が悪かった。その
ため、外気を屋根裏等に取り入れると共に屋根裏等の空
気を外部に吐出する換気性能が悪いという問題があった
。

また、換気窓からカバー内に吹き込んだ雨水が換気口を
通って屋根裏等に浸入し、雨仕舞が悪いという問題もあ
った。

（発明の目的〕 この発明の目的は、カバーの内外間における空気の流通
が良く換気性能が向上し、かつ雨仕舞の良い換気装置を
提供することである。

【発明の開示〕

この発明の換気装置は、屋根に換気口を設け、換気口を
覆って上面に換気用開口部を有したフードを屋根の上方
に設け、フードを覆ってカバーを設け、カバーの対向す
る側面に一対の換気窓を各々設けたものである。

この発明の構成によれば、つぎの各作用がある。

カバーの対向する側面に各々換気窓が設けられているの
で、カバー内を外気が通過し易くなりカバーの内外間に
おける空気の流通が良くな−る。このため、換気口から
の吸排気が効率良く行なえ換気性能が向上する。

また、換気口をフードおよびカバーで覆う２重構造とし
たので、換気窓からカバー内に雨水が吹込んでもフード
で遮られて、雨水が換気口から屋根裏等へ浸入するのを
防止することができ雨仕舞が良くなる。

第１の実施例 この発明の第１の実施例を第１図ないし第１２図に基づ
いて説明する。すなわち、この実施例の換気装置は、第
１図に示すように、屋根１０に設けた換気口１２．１４
と、この換気口１２．１４を覆って前記屋根１０の上方
に設けられ上面に換気用開口部３８を有したフード３６
と、このフード３６を覆って設けたカバー１６と、この
カバー１６の対向する側面に各々設けた一対の換気窓１
８゜２０とを備えたものである。

第１図は換気装置の折倒の断面図であり、換気口１２．
１４は、屋根１０の傾斜方向に並んで設けられている。

換気口１２．１４内には各々排気管２２．吸気管２４が
通して設けられており、排気管２２．吸気管２４は屋根
１０に針金（図示せず）で支持されている。排気管２２
．吸気管２４の下端開口部２６．２８は屋根裏３０（あ
るいは屋根裏部屋）に開口しており、また上端開口部３
２゜３４は屋根ｌＯの上方にて互いに向い合って開口し
ている。また、吸気管２４の下端開口部２８には空気を
屋根裏３０に導入するファン２９が設けられている。な
お、ファン２９は吸気管２４内に設けられてもよい。

３６は排気管２２および吸気管２４を覆って屋根１０の
上面に設けたフードである。フード３６は、鋼板等から
なり、第２図に示すように、上面に換気用開口部３８を
有し、下端周縁部３９は外向きに折曲して段部が形成さ
れ、換気用開口部３８の両側の上面は換気用開口部３日
近傍から周辺に沿って下向きに傾斜した傾斜面３７とな
っている。

また、フード３６内には、第３図に示すようなフード枠
３６′が設けられている。フード枠３６′は、一対のフ
ード縦枠材４４と、このフード縦枠材４４より長尺の一
対のフード縦枠材４６と、一対のフード縦枠材４４間に
架設した一対のフード横枠材４５と、一対のフード縦枠
材４６間に架設した一対のフード横枠材４７と、フード
縦枠材４４゜４６の上端間に架設した一対のフード横枠
材４８およびフード縦枠材４４．４６の下端間に傾斜し
て架設した一対のフード横枠材４９から構成されている
。なお、各構成枠材４４．　４５．　４６．４７゜４８
．４９はＬ形鋼からなる。フード３６は、第１図に示す
ように、フード枠３６′を屋根１０の上面にｆ２置する
と共に、屋根ｌＯの上面に設けた両押え板４０を覆って
かつ屋根瓦４３上に達した下端周縁部３９を両押え板４
０に釘固定して設けられている。また、両押え！Ｆｉ４
０は下地材４２を介して屋根１０に釘固定されており、
両押え板４０と下地材４２との間には、第４図に示すよ
うに、フード３６内に雨水が浸入するのを防止するため
に、フード縦枠材４４．４６の外面から立下がって外向
きに折曲してなる捨水切板４１が介装されている。

カバー１６はフード３６を覆って屋根１０の上方に設け
られている。５０．５２はカバー１６の対向する壁パネ
ルであり、外枠５Ｑａ、５２ａおよび中桟５０ｂ、５２
ｂの両面に面材５０ｃ、５２ｃを貼って構成され、かつ
上端に換気窓１８．２０を有している。壁パネル５２は
、第５図に示すように、両側端を取付具５４を介してフ
ード縦棒材４４に固定されている。取付具５４は、第６
図に示すように、２個のＬ形金物５６．５８を突き合わ
せて、ボルト６０、ナツト６２で固定したものである。

取付具５４は、Ｌ形金物５６をフード縦枠材４４にビス
固定し、Ｌ形金物５８を壁パネル５２にビス固定して設
けられている。また、６６は換気窓２０の外側に設けた
ルーバであり、ＩＩ＋端部のルーバ枠６８を壁パネル５
２に固定して設けられている。第１図において、璧パネ
ル５０も、取付具５４と同様の取付具７２で両側端をフ
ード縦枠材４６に固定して設けられている。また、換気
窓１８の外側にはルーバ７４が設けられている。

第７図は、換気装置の妻側の一部破断正面図である０図
において、８２はカバー１６の壁パネルである。この壁
パネル８２の取付は状態は、壁パネル８２に対向する壁
パネル８４の取付は状態を示した第８図と同様である。

壁パネル８２．８４は、外枠８２ａ、８４ａの両面に面
材８２ｂ、８４ｂを貼って構成されている。壁パネル８
４は、両側端を取付部材８６を介してフード縦枠材４４
．４６に固定されている。すなわち、取付部材８６はＺ
形鋼からなり、一方のフランジ８６ａを壁パネル８４の
外枠材８４ａの縦棒部にボルト８８．ナツト９０で固定
し、他方のフランジ８６ｂをフード縦枠材４４．４６に
ボルト、ナツトで固定して設けられている。また、壁パ
ネル８４の外側の面材８４ｂには、ルーバ枠９２を木ね
じで固定してルーバ９４が設けられている。なお、第７
図において、壁パネル８２も同様にしてＺ形鋼の取付部
材９６を介して両側端をそれぞれフード縦棒材４４．４
６に固定して設けられており、かつ面材８２ｂの外面に
はルーバ９８が設けられている。ただし、ルーバ９４．
９Ｂは折倒のルーバ６６．７４との釣合いをとるために
設けたものであり、壁パネル８２．８４には換気窓は設
けられていない。

第９図は、カバー１６の屋根の部分断面図である０図に
おいて、７８は屋根パネルであり、屋根パネル７８は枠
材１００と、枠材１００の両面に貼った面材１０２，１
０．３とから構成されている。

面材１０３の上面中央には角材がちなる下地材１０４が
通っており、面材１０３の上面および下地材１０４を覆
って防水シート１０６が被覆されている。さらに、下地
材１０４および屋根パネル７８の上面を覆って屋根パネ
ルカバー１０８が設けられている。屋根パネルカバーｌ
Ｏ８は、中央部分を木ねじ１）０で下地材１０４および
面材１０３に固定すると共に、外周部分を木ねじ１）２
で面材１０３および枠材１００に固定する。さらに、屋
根パネル７８の外周の全周面には化粧用のルーバ８０が
木ねじ１）４で枠材１００に固定して設けられている。

また、屋根パネル７８と壁パネル８２の面材８２ｂとの
間にはシーリング材１）５が充填されている。

第１Ｏ図は、換気装置の部分破断平面図である。

なお、排気管２２、吸気管２４は省略しである。

第１）図は、換気装置の外観図である。図において、１
２０は屋根１０の棟であり、またカバー１６の壁パネル
８４の外面には、アンテナ取付器具１）６を介してアン
テナ１）８が取付けられている。

このように、構成された換気装置によると、カバー１６
の対面する壁パネル５０．５２に換気窓１８．２０を設
けたので、例えば第１図に示すように、換気窓１８から
カバー１６内に外気が入ると共に換気窓２０を通ってカ
バー１ｆｉ内の空気が屋外に出るようになり、カバー１
６の内外間における空気の流通が良くなる。したがって
、ファン２９を駆動すると、換気窓１８からカバー１６
内に入った外気をフード３６の換気用開口部３８からフ
ード３６に吸引し、上部開口部３４から吸気管２４内を
通して下部開口部２８から屋根裏３０に強制的に導入さ
れる。屋根裏３０に外気が導入されると、それまで屋根
裏３０にあった暖かい空気が下部開口部２６から排気管
２２を通して上部開口部３２からフード３６内に吐出さ
れる。フード３６内に吐出された空気は換気用開口部３
８からカバー１６内に至り換気窓２０から屋外に導出さ
れて屋根裏３０が冷える。このように、カバー１６の内
外間の空気の流通が良くなると、屋外と屋根裏３０間に
おける空気の流通も良くなり吸排気効率が向上し、換気
性能が向上する。すなわち、外気で屋根裏３０を冷して
建物内の冷房を図ることができたり、あるいは屋根裏３
０の湿気防止を図ることもできる。

また、排気管２２および吸気管２４をフード３６および
カバー１６で覆う２重構造としたので、カバー１６の換
気窓１８．２０から雨水がカバー１６内に浸入してもフ
ード３６の換気用開口部３８まで距離があるため、途中
でフード３６上面の傾斜面３７に落下しフード３６を伝
わってカバー１６の外部に流出する。しかも、換気窓１
８．２０にはルーバ７４．６６が設けられているので、
雨水が排気管２２．吸気管２４および換気口１２．１４
を通って屋根裏３０に浸入するのを防止でき、雨仕舞が
良くなる。

また、第１２図に示すように、フード３６の上片は換気
用開口部３８から周辺に向って下向きにＩＩＪｌ斜して
おり、かつ下端周縁部３９は外向きに折曲して段部とな
っているので、フード３６内に発生した結露水Ｗはフー
ド３６の内面を伝って下降し、フード３６の外側に流出
する。このように、フード３６の雨仕舞がより一層良く
なる。

さらに、カバー１６は、璧パネル５２．５０をそれぞれ
取付具５４．７２でフード枠３６′に固定し、かつ壁パ
ネル８４．８２をそれぞれ取付部材８６．９６でフード
枠３６′に固定して設けられている。このように、カバ
ー１６が直接屋根１゜に固定されていないので、カバー
１６に外部から荷重が加わった場合にその外力に追従し
てカバー１６が傾き、外力が無くなると復元し柔軟に対
処する。したがって、外力、経時変化、寒暖の繰返し等
に対するカバー１６の強度が向上する。

なお、吸気音２４にファン２９を設けず、自然換気して
もよく、あるいは、管を通さずに単に屋根１０に換気口
を明けただけのものであってもよい。

また、この実施例では換気口１２．１４を屋根１０の傾
斜方向に並べて設けたが、展Ｐ＆１０の傾斜方向と直角
方向に並べて設けてもよい。

また、換気口１２に吸気管を設け、換気口１４に排気管
を設けてもよい。

また、カバー１６の壁パネル８２．８４の上部にも換気
口を設けて、カバー１６の全周がら外気が入るようにし
てもよい。

さらに、カバー１６は直接屋根１ｏに固定してもよい。

第２の実施例 この考案の第２の実施例を第１３図ないし第１５図に基
づいて説明する。なお、第１の実施例と同一部分は同一
符号を付してその説明を省略する。

すなわち、この実施例の換気装置は、第１４図に示すよ
うに、換気口１２．１４を覆うフード３６＃の下端周縁
部３９′を外方向斜め下向きに折曲したものである。フ
ード３６＃を屋根１０の上面に載置すると共に、下端周
縁部３９゛を両押え板４０と下地材４２の間に介装して
設けられている。さらに、第１５図に示すように、両押
えＦｉ４０を覆って、両押え板４０．フード３６＃の下
端周縁部３９′５下地材４２および屋根１０に針固定し
て両押えカバー１２０が設けられている。なお、その他
の構成は、第１図、第３図および第５図ないし第１）図
に示した第１の実施例と同様の構成である。

このように構成された換気装置においても、換気性能の
向上、カバー１６の強度の向上および雨仕舞が良くなる
という各効果が得られる。

さらに、フード３６＃の下端周縁部３９′が外方向斜め
下向きに折曲されて、両押え板４０と下地材４２との間
に介装されているので、フード３６″の下端周縁部３９
′が水切として働り、このように、フード３６″の下端
周縁部３９′が水切として機能するため、別に治水切板
を設ける手間が省け、施工性が向上する。

また、別に治水切板を設けると、治水切板とフード３６
＃の継ぎ目から雨水が浸入する恐れがあるが、この実施
例のようにフード３６“に水切としての機能を合せ持た
せたことにより、雨仕舞がより一層良くなる。

〔発明の効果〕

この発明の換気装置によれば、っぎの各効果が得られる
。

カバーの対向する側面に各々換気窓が設けられているの
で、カバー内を外気が通過し易くなりカバーの内外間に
おける空気の流通が良くなる。このため、換気口からの
吸排気が９１率良く行なえ換気性能が向上する。

換気口をフードおよびカバーで覆う２重構造としたので
、換気窓からカバー内に雨水が吹込んでもフードで遮ら
れて、雨水が換気口から屋根裏等へ浸入するのを防止す
ることができ雨仕舞が良く第２図 第３図 第４図 第１）図 Ｊソ 第８図 第９図 第１０図 第１５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）屋根に設けた換気口と、この換気口を覆って前記
   屋根の上方に設けられ上面に換気用開口部を有したフー
   ドと、このフードを覆って設けたカバーと、このカバー
   の対向する側面に各々設けた一対の換気窓とを備えた換
   気装置。
2. （２）前記フードの上面が前記換気用開口部近傍から周
   辺に向って下向きに傾斜した特許請求の範囲第（１）項
   記載の換気装置。