JPS6261634A - 水蒸気吸着物 - Google Patents
水蒸気吸着物Info
- Publication number
- JPS6261634A JPS6261634A JP20026185A JP20026185A JPS6261634A JP S6261634 A JPS6261634 A JP S6261634A JP 20026185 A JP20026185 A JP 20026185A JP 20026185 A JP20026185 A JP 20026185A JP S6261634 A JPS6261634 A JP S6261634A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water vapor
- adsorbent
- humidity
- magnesium chloride
- steam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Drying Of Gases (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、各種包装容器中に存在する水葦気を除去す
るための水蒸気吸着物に関するものであり、更に詳しく
言えば、錆、腐食等を防止するために食品や機械類等の
包装容器内に入れられるいわゆる乾燥剤または防湿剤あ
るいは吸湿剤といわれる水蒸気吸着剤に関するものであ
る。
るための水蒸気吸着物に関するものであり、更に詳しく
言えば、錆、腐食等を防止するために食品や機械類等の
包装容器内に入れられるいわゆる乾燥剤または防湿剤あ
るいは吸湿剤といわれる水蒸気吸着剤に関するものであ
る。
(従来の技術)
一般に、機械類、電気部品、または食品等の包装は、そ
の包装を行う際に空気中に存在する水蒸気も同時に封入
する結果、外部空気の温度や湿度により影響されて内1
1−物が凝縮を起す等の悪影響があり、また包装内部の
初期水茎気量が少ない場合にも、その包装容器を通して
、外部空気中より水蒸気の透過をきたし、内容物zこ鯖
や腐食あるいはカビの発生等の要因となり、このため低
湿度あるいは高湿度状況下を問わず高水蒸気吸着容量を
持った吸着剤が要求されるそこで従来使用されてきた水
蒸気吸着剤には、シリカゲル、ゼオライト、モレキュラ
ーシープ、粘土鉱物、生石灰あるいは特公昭49−31
876号公報および特公昭53−18357号公報によ
って開示されるように潮解性物質を担体に含浸させて吸
着水を担体に保持させる方法よりなる潮解性物質含浸体
がある。
の包装を行う際に空気中に存在する水蒸気も同時に封入
する結果、外部空気の温度や湿度により影響されて内1
1−物が凝縮を起す等の悪影響があり、また包装内部の
初期水茎気量が少ない場合にも、その包装容器を通して
、外部空気中より水蒸気の透過をきたし、内容物zこ鯖
や腐食あるいはカビの発生等の要因となり、このため低
湿度あるいは高湿度状況下を問わず高水蒸気吸着容量を
持った吸着剤が要求されるそこで従来使用されてきた水
蒸気吸着剤には、シリカゲル、ゼオライト、モレキュラ
ーシープ、粘土鉱物、生石灰あるいは特公昭49−31
876号公報および特公昭53−18357号公報によ
って開示されるように潮解性物質を担体に含浸させて吸
着水を担体に保持させる方法よりなる潮解性物質含浸体
がある。
(発明が解決しようとする問題点)
このような従来技術にあっても、一応上述の要求に応じ
えるものであるが、第2図で示すごと(シリカゲル、ゼ
オライト、モレキュラージープ、粘土鉱物などは、低温
度開城20%RHでは8〜15%の吸着容量であり、充
分な性能を有するとは言えない。
えるものであるが、第2図で示すごと(シリカゲル、ゼ
オライト、モレキュラージープ、粘土鉱物などは、低温
度開城20%RHでは8〜15%の吸着容量であり、充
分な性能を有するとは言えない。
また、生石灰は、20%IIでは30%の吸着容量を有
するものであるが、高湿度領域90%RHにおいてもそ
の化学反応CaO+HzO−Ca(OH)!の事由によ
り30%の吸湿容量しか得られないものである。
するものであるが、高湿度領域90%RHにおいてもそ
の化学反応CaO+HzO−Ca(OH)!の事由によ
り30%の吸湿容量しか得られないものである。
更に、潮解性物質含浸体のものは、潮解性塩類はその水
溶液濃度と水蒸気との平衡に基いており、水蒸気圧の増
加に伴い水分の漏出の危険性を有すると共に、外気温度
及び湿度の変化によって吸着水蒸気を吐出し、包装内容
物に悪影響を及ぼすものであり、特に高温、高湿下(J
] S Z0301の1による条件)でその影響は大で
ある。
溶液濃度と水蒸気との平衡に基いており、水蒸気圧の増
加に伴い水分の漏出の危険性を有すると共に、外気温度
及び湿度の変化によって吸着水蒸気を吐出し、包装内容
物に悪影響を及ぼすものであり、特に高温、高湿下(J
] S Z0301の1による条件)でその影響は大で
ある。
即ち、第2図で示すごとく潮解性の塩類は高い吸着容量
を持つものであり、これを悪影響なく有効に水蒸気吸着
剤として利用する方法の開発が望まれていたものである
。
を持つものであり、これを悪影響なく有効に水蒸気吸着
剤として利用する方法の開発が望まれていたものである
。
よって、本発明は、潮解性塩類の欠点である水の漏出を
防止しながら高い吸着容量を全湿度域で持つ水蒸気吸着
物の提供を目的とするものである。
防止しながら高い吸着容量を全湿度域で持つ水蒸気吸着
物の提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
このような問題点を解決するために、この発明によれば
、酸化マグネシウムと塩化マグネシウムとを4:6ない
し9:1重量比の割合で混合して成ることを特徴とする
水蒸気吸着物が提供される。
、酸化マグネシウムと塩化マグネシウムとを4:6ない
し9:1重量比の割合で混合して成ることを特徴とする
水蒸気吸着物が提供される。
上記構成において、酸化マグネシウムは、塩化マグネシ
ウム1グラム当り表面積を30r&以上とすることがで
きる。
ウム1グラム当り表面積を30r&以上とすることがで
きる。
このようにした場合は、J I S Z0301の夏の
条件においても、吸着水を酸化マグネシウム表面に十分
保持することができ、より吸着水の漏出がなく望ましい
。
条件においても、吸着水を酸化マグネシウム表面に十分
保持することができ、より吸着水の漏出がなく望ましい
。
(作用)
上記の技術的手段は次の様に作用する。
潮解性塩類である塩化マグネシウム、塩化カルシウム、
塩化亜鉛等はその酸化物とオキシクロライドセメントを
形成することが知られているが、全湿度領域における高
水蒸気吸着容量および水蒸気に対する耐水安定性の観点
よりCaOCa Cl z及びZ n OZ n Cl
を系は、目的とする水蒸気吸着剤としては不充分な性
質のものである。
塩化亜鉛等はその酸化物とオキシクロライドセメントを
形成することが知られているが、全湿度領域における高
水蒸気吸着容量および水蒸気に対する耐水安定性の観点
よりCaOCa Cl z及びZ n OZ n Cl
を系は、目的とする水蒸気吸着剤としては不充分な性
質のものである。
しかしながら、塩化マグネシウムと高表面積をもつ酸化
マグネシウムとの混合物は、耐水安定性および高水蒸気
吸着容量の性質を有することが判明した。 即ち、3M
g0+MgCh+15HzO−3Mgo・M g CI
t・15H□0の反応式に基づき酸化マグネシウム表面
にオキシクロライドセメントの形成によって、吸着水を
保持し塩化マグネシウムの潮解現象が停止すると共に、
全γ品度領域において従来の水蒸気吸着剤にない高水蒸
気吸着容量を有し、しかも温・湿度変化に対しても放湿
しがたい性質を有した水蒸気吸着物が得られるごとく作
用する。
マグネシウムとの混合物は、耐水安定性および高水蒸気
吸着容量の性質を有することが判明した。 即ち、3M
g0+MgCh+15HzO−3Mgo・M g CI
t・15H□0の反応式に基づき酸化マグネシウム表面
にオキシクロライドセメントの形成によって、吸着水を
保持し塩化マグネシウムの潮解現象が停止すると共に、
全γ品度領域において従来の水蒸気吸着剤にない高水蒸
気吸着容量を有し、しかも温・湿度変化に対しても放湿
しがたい性質を有した水蒸気吸着物が得られるごとく作
用する。
(実施例)
この発明の一実施例を説明すれば、無水塩化マグネシウ
ムとBET表面積40り?/gの酸化マグネシウムとを
4二6の重量比の割合で混合したものについて、温度2
5℃における水蒸気吸着剤を測定した。
ムとBET表面積40り?/gの酸化マグネシウムとを
4二6の重量比の割合で混合したものについて、温度2
5℃における水蒸気吸着剤を測定した。
そして第1図の水蒸気吸着等点線で示すごとく、20%
RHの低湿度で45%、90%RHの高湿度で130%
の吸水量となり、また温度40℃において90%R)l
の高湿度では170%の吸水量となり、全く有離水はみ
られず、従来にない良好な水蒸気吸着剤を得た。
RHの低湿度で45%、90%RHの高湿度で130%
の吸水量となり、また温度40℃において90%R)l
の高湿度では170%の吸水量となり、全く有離水はみ
られず、従来にない良好な水蒸気吸着剤を得た。
そこで、この吸着剤30gを0PP30 / CPP3
0より成る複合プラスチックフィルム袋220 X 2
00%に、全形海苔5枚とともに封入し、密封後、温度
25℃で、湿度75%RH中に放置したところ、袋内湿
度は210日間20%RH以内で推移した。
0より成る複合プラスチックフィルム袋220 X 2
00%に、全形海苔5枚とともに封入し、密封後、温度
25℃で、湿度75%RH中に放置したところ、袋内湿
度は210日間20%RH以内で推移した。
また、この吸着剤100gのものを5個輸出用印刷機材
梱包(1m X 2m X 1m)中に封入したところ
、その梱包容器内湿度は180日間50%R1+以内で
結露を生じることなく、その吸着剤はセメント状に固化
し、内容物である機材は良好に保存された。
梱包(1m X 2m X 1m)中に封入したところ
、その梱包容器内湿度は180日間50%R1+以内で
結露を生じることなく、その吸着剤はセメント状に固化
し、内容物である機材は良好に保存された。
(発明の効果)
以上に説明したよに、本発明は、潮解性塩類として取扱
いの困難の原因であった塩化マグネシウムの潮解現象を
防止し、低湿度から高湿度の全領域おいて高い水蒸気吸
着物量を有すると共に、温湿度変化に対しても放湿し難
い性質を有する等の効果を奏するものである。
いの困難の原因であった塩化マグネシウムの潮解現象を
防止し、低湿度から高湿度の全領域おいて高い水蒸気吸
着物量を有すると共に、温湿度変化に対しても放湿し難
い性質を有する等の効果を奏するものである。
図面は、この発明による水蒸気吸着物を説明するもので
あり、第1図は本発明の一実施例を示す水蒸気吸着等温
線図、第2図は一般の潮解性塩類の水蒸気吸着等点線図
である。 図面において、Yは水蒸気吸着物、Xは相対圧、(A)
は実施例より得られた水蒸気吸着物、(B)は無水塩化
マグネシウム、(C)は無水塩化カルシウム、(D)は
五酸化リン、(E)は無水塩化亜鉛、(F)はシリカゲ
ルA型、(G)は生石灰を示すものである。 代理人弁理士 告 木 由 蔵 X−%。 7I園 X 論0
あり、第1図は本発明の一実施例を示す水蒸気吸着等温
線図、第2図は一般の潮解性塩類の水蒸気吸着等点線図
である。 図面において、Yは水蒸気吸着物、Xは相対圧、(A)
は実施例より得られた水蒸気吸着物、(B)は無水塩化
マグネシウム、(C)は無水塩化カルシウム、(D)は
五酸化リン、(E)は無水塩化亜鉛、(F)はシリカゲ
ルA型、(G)は生石灰を示すものである。 代理人弁理士 告 木 由 蔵 X−%。 7I園 X 論0
Claims (1)
- 1 酸化マグネシウムと塩化マグネシウムとを4:6な
いし9:1重量比の割合で混合して成ることを特徴とす
る水蒸気吸着物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20026185A JPS6261634A (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | 水蒸気吸着物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20026185A JPS6261634A (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | 水蒸気吸着物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6261634A true JPS6261634A (ja) | 1987-03-18 |
Family
ID=16421407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20026185A Pending JPS6261634A (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | 水蒸気吸着物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6261634A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62106821A (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-18 | Shin Nisso Kako Co Ltd | 乾燥用組成物および乾燥用包装物 |
JP2006044777A (ja) * | 2004-08-09 | 2006-02-16 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 吸湿機能を有するパッキング材、該パッキング材を備えた蓋及び該蓋を用いた容器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6168119A (ja) * | 1984-09-11 | 1986-04-08 | Shinryo Air Conditioning Co Ltd | 吸湿剤およびそれを用いた除湿方法 |
-
1985
- 1985-09-10 JP JP20026185A patent/JPS6261634A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6168119A (ja) * | 1984-09-11 | 1986-04-08 | Shinryo Air Conditioning Co Ltd | 吸湿剤およびそれを用いた除湿方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62106821A (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-18 | Shin Nisso Kako Co Ltd | 乾燥用組成物および乾燥用包装物 |
JP2006044777A (ja) * | 2004-08-09 | 2006-02-16 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 吸湿機能を有するパッキング材、該パッキング材を備えた蓋及び該蓋を用いた容器 |
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