JPS626062A - コンクリ−ト壁の開口隅部におけるｐｃ工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ Ｌｌ上八へ肛傾」 本発明は、コンクリート壁の開口隅部のひび割れを防止
するためのＰＣ（プレストレスト・コンクリート）工法
に関するものである。

藍＆へ皮１ 一般に、コンクリート壁の開口隅部はコンクリートの乾
燥収縮により応力が集中し、このためひび割れが発生し
易くなっている。この様なひび割れを出来るだけ小さく
抑えるため、従米第１図に示すようにコンクリート壁の
開口隅部内に縦横又は斜めのワイヤーメツシュを埋込ん
だり、斜め筋やリング筋スパイラル等を配筋を配置した
ものがあった。

しかし、このように単に鉄筋を配置しただけではひび割
れを積極的になくすことは不可能であった。

そこで最近、ひび割れを積極的に防止するものとして、
第２図に示すようにリング筋を大量且つ集中的に埋設し
たものや、斜筋に緊張力を与えて隅部のコンクリートに
プレストレスをかける工法が開発されている。

明が　ｉ　しようとする司　σ しかしながら、上記リング筋を大量に使用したものは、
材料コストが高くつくばかりでなく、ひび割れを完全に
防止することが出来ず、また斜筋によるプレストレス工
法は斜筋の両端部をコンクリートに定着させ、コンクリ
ート硬化後に斜筋の中間部は引張るための部材を予め組
込んだ複雑な構造となっているため、高価になり施工に
技術を必要とするばかりでなく、隅部の状態に応じて最
適のプレストレスを選択し得ない欠点があった。

本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもの
で、その目的とするところは、施工が簡単で迅速に行う
ことができ、積極的にひび割れを防止することができる
コンクリート壁の開口隅部における新規なＰＣ工法を提
供することにある。

［発明の構成］ 、σを　′するための 本発明のコンクリート壁の開口隅部におけるＰＣ工法は
、両端の定着部と緊張部を残してシースに挿入するか又
は表面にグリースを塗付した状態でコンクリート壁の開
口隅部に２０鋼線を略リング状に配置し、上記緊張部を
壁の開口部内に露出させた状態でコンクリートを打設し
、該コンクリートが所定の強さに達して上記定着部がコ
ンクリートに定着した後、上記緊張部にジヤツキ等の緊
張装置を取付けて上記ｐｃ’ａｍを緊張し、開口隅部の
コンクリートにプレストレスを与えるようにしたことを
特徴とするものである。

Ｋ１涯 以下、本発明の実施例において図面を参照しながら説明
する。

第３図において、１はコンクリート壁であって開口部２
が形成されている。該コンクリート壁１内には開口部２
の緑に沿って縦横に鉄筋３が配置され、隅部１ａで交差
している。

＠３図の右上隅部１ａにはｐｃ＃４線４がリング状４ａ
に曲設番れ、その一端側定着部４ｂはコンクリートに定
着されている。該ＰＣ鋼線４のリング状部分４ａは、そ
の外周面がコンクリートに付着しないように、シース（
図示せず）に挿入するか或いは表面にグリースが塗装さ
れている。

ＰＣ鋼線４の他端側緊張部４ｃは、コンクリート壁１の
開口部２内に露出していて、ジヤツキ又はネジ等の緊張
装置５．に連結されており、上記リング部分４＆を緊張
することにより隅部１ａのコンクリートにプレストレス
を与えている。

次に、上記ＰＣ構造の施工法について説明する。

先ず、所望長さＰＣ鋼線４を用意し、その定着部４ｂを
残してシースに挿入するが又はその表面にグリースを塗
付しておく。

次に、鉄筋３等の配筋と共に上記ＰＣ鋼＃Ｘ４をリング
状４ａに曲設して、上記定着部４１）を開口部２の側縁
に対して斜め方向に延伸させ、緊張部４Ｃを該開口部２
内に露出させた状態に配置してコンクリート打ちをする
。

コンクリートが所要の圧力強さに達し、上記定着部４ｂ
がコンクリートに定着したならば、上記緊張部４ｃにジ
ヤツキ等の緊張装置５を取付けて、上記ＰＣ鋼＠４を緊
張し、隅部１ａのコンクリートにプレストレスを与える
。

このプレストレスにより隅部１ａのコンクリートは、そ
の乾燥収縮による引張応力が相殺され、ひび割れが生じ
ることはない。

尚、上記実施例ではＰＣ鋼線４のリング状部分４ａを円
形に配置したが、本発明はこれに限定するものではなく
、例えば第３図の左上隅部１ａに示すように略円形に形
成しても良く、或いは右下隅部１ａに示すように８の字
状、更には左下隅部１ａに示すようにスパイラル状等、
要するに本明＃ｌＩ書のリング状なる用語は２０鋼線の
緊張操作を防げない範囲であれば上記各実施例及びこれ
らの形状に類似したいずれの形状であっても−良い。

次に、本発明の効果を列記する。

（イ）隅部のコンクリートにプレトレスを与えているの
で乾燥収縮によるひび割れが８￥極的に防止され、外部
がらの漏水対策となり、美観上も優れている。

（ロ）一般のＰＣ鋼線をそのまま使用出来るので、材料
もコストも安く、施工も単にリング状に曲設し緊張部を
コンクリート壁の開口部内に露出させるだけで良く簡単
且つ迅速に施工出来る。

（ハ）隅部の応力状態に応じて２０鋼線の長さ、リング
形状、定着部の方向等を自由に設定出来、最適なプレト
レスを与えることが出来る。

【図面の簡単な説明】

＃＆１図及び第２図はコンクリート壁の開口隅部におけ
る従来のひび割れ防止構造の配筋図、第、３図は本発明
方法によるＰＣ構造の各実施例を示す配筋図である。 １・・・コンクリート壁、１ａ・・・隅部、４・・・Ｐ
Ｃ鋼線、４ａ・・・リング状部分、４ｂ・・・定着部、
４ｃ・・・緊張部、５・・・緊張装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 両端の定着部と緊張部を残してシースに挿入するか又は
   表面にグリースを塗付した状態でコンクリート壁の開口
   隅部にＰＣ鋼線を略リング状に配置し、上記緊張部を壁
   の開口部内に露出させた状態でコンクリートを打設し、
   該コンクリートが所定の強さに達して上記定着部がコン
   クリートに定着した後、上記緊張部にジャッキ等の緊張
   装置を取付けて上記ＰＣ鋼線を緊張し、開口隅部のコン
   クリートにプレストレスを与えるようにしたことを特徴
   とするコンクリート壁の開口隅部におけるＰＣ工法。