JPH11107288A - 法 枠 - Google Patents

法 枠

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JPH11107288A
JPH11107288A JP26961597A JP26961597A JPH11107288A JP H11107288 A JPH11107288 A JP H11107288A JP 26961597 A JP26961597 A JP 26961597A JP 26961597 A JP26961597 A JP 26961597A JP H11107288 A JPH11107288 A JP H11107288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
steel wire
slope
frame body
concrete steel
Prior art date
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Pending
Application number
JP26961597A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Murota
学 室田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurosawa Construction Co Ltd
Original Assignee
Kurosawa Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kurosawa Construction Co Ltd filed Critical Kurosawa Construction Co Ltd
Priority to JP26961597A priority Critical patent/JPH11107288A/ja
Publication of JPH11107288A publication Critical patent/JPH11107288A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配筋が簡潔であり、例え法面の変形によって
枠体が折れたりした場合であっても、それが落下しない
ような法枠を提供することである。 【解決手段】 法面2に構築された格子状の枠体3に、
該枠体3の主鉄筋に代わるPC鋼線4が配線された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は法枠に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】法面には、図11に示すように、その崩
落を防ぐための法枠20が構築されおり、この法枠20
は現場打ちコンクリートまたはプレキャストコンクリー
トブロックの枠体21で形成されている。この枠体21
には軸方向に主鉄筋22が配筋され、これにあばら筋2
3が配筋されて法枠20の断面耐力を確保している。前
記主鉄筋22は1本あたりの長さが、最長でも12m程
度であり、長大な斜面に法枠20を施工する場合は、重
ね継ぎ配筋24をしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の法枠
においては、主鉄筋の重ね継ぎ配筋が多いために足場が
不安定な斜面上での施工作業は効率が悪く、しかも配筋
作業に多大な労力と時間を費やしていた。また上記の配
筋では、地山の部分的な変形によって枠体が折れたり、
あるいは割れたりすると、これらが落下する恐れがあっ
た。
【0004】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、配筋が簡潔であり、例え
法面の変形によって枠体が折れたりした場合であって
も、それが落下しないような法枠を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの法枠は、法面に構築された格子状の枠体に、該枠体
の主鉄筋に代わるPC鋼線が配線されたことを特徴とす
る。請求項2の法枠は、法面に構築された格子状の枠体
の交差部に核ブロックが形成され、この核ブロックおよ
び前記枠体に、該枠体の主鉄筋に代わるPC鋼線が配線
されたことを特徴とする。
【0006】PC鋼線は長さに制限がなく、主鉄筋を1
本でまかなうことができるので、重ね継ぎ配筋が省略で
きる。またPC鋼線の配線作業が容易にできるので、施
工性の向上と作業時間の大幅な短縮ができる。
【0007】枠体の交差部を核ブロックで形成したこと
により、この核ブロックおよび枠体をプレキャストコン
クリートで形成できる。
【0008】PC鋼線にあばら筋が巻き付けられたこと
により、枠体を補強して法枠全体として強度を大きくす
る。
【0009】法枠全体にプレストレスを付与する。
【0010】PC鋼線が法枠両側の支持ブロックまたは
支持体に緊張定着しているため、例え全ての枠体が破損
した場合であっても、これらをPC鋼線で吊り支える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、法枠の実施の形態の一例を
図面に基づいて詳細に説明する。図1は法枠の平面図、
図2は同拡大平面図、図3の(1)は法枠の断面図であ
る。
【0012】法枠1は法面2に構築されてその崩壊を防
ぐものであり、縦方向および横方向の枠体3が交差して
格子状に形成され、これらの枠体3にはPC鋼線4が主
鉄筋に代わって配線され、その両端部が両側の枠体3に
緊張定着されて法枠1全体にプレストレスが付与されて
いる。このように枠体3にはPC鋼線4が配線されてい
るため、例え枠体3が折れたり、あるいは割れたりした
としても、落下せずにPC鋼線4にぶら下がった状態と
なる。
【0013】PC鋼線4は、図3の(2)に示すよう
に、防錆処理が施されたPC鋼より線であり、芯線6お
よび側線7の外周がそれぞれ合成樹脂粉末塗料の内筒8
で被覆されるとともに、該内筒8の外周が合成樹脂製の
中筒9と外筒10で二重に被覆され、これらの中筒9と
外筒10の間にはグリス等の滑材11が充填されてい
る。このPC鋼線4は1本の長さに制限がないため、必
要な長さに切断して使用することにより重ね継ぎ配筋を
省くことができる。
【0014】図4は、枠体3のPC鋼線4にあばら筋5
を適宜間隔ごとに配筋した法枠1であり、枠体3を補強
できるので法枠1全体としても強度が大きくなる。
【0015】またPC鋼線4を、図5の(1)および
(2)に示すように、アンカー12で法面2に固定され
た支持ブロック13または支持枠14に緊張定着するこ
とにより、法枠1全体が支持ブロック13または支持枠
14で支持された状態となるので、例え法枠1全体が崩
壊したとしても、これをPC鋼線4で支持、すなわち吊
り支えることができる。なお、支持枠14もアンカー1
2で法面2に固定された支持ブロック13で固定されて
いる。
【0016】次に、上記法枠1を現場打ちコンクリート
で構築する方法について図1および図3に基づいて説明
する。まず、法面2における枠体3の構築箇所に主鉄筋
に代わるPC鋼線4を配線し、これを緊張しないで仮固
定の状態にしておく。
【0017】次に、前記PC鋼線4の周りに枠体用の型
枠(図示せず)をそれぞれ組み立てて、その中にコンク
リートを打設する。そして、前記のコンクリートが硬化
した後に脱型するとともに、PC鋼線4を緊張ジャッキ
で緊張して法枠1全体にプレストレスを付与する。
【0018】図6および図7は、縦方向および横方向の
枠体3の交差部に、中央部が高くなった平面方形の核ブ
ロック15が構築された法枠1であり、この核ブロック
15と枠体3はプレキャストコンクリートで形成されて
いる。また核ブロック15と枠体3にも主鉄筋に代わる
PC鋼線4が配線され、これが緊張定着されて法枠1全
体にプレストレスが付与されている。
【0019】また、図8は図6のPC鋼線4にあばら筋
5が適宜間隔ごとに配筋され、この外側に型枠金網16
が配設された法枠1であり、前記PC鋼線4が緊張定着
されて法枠1全体にプレストレスが付与されている。こ
のPC鋼線4も図5のように支持ブロック13または支
持枠14に緊張定着させて法枠1全体を支持することに
より、例え法枠1全体が破損したとしても、これをPC
鋼線4で支持、すなわち吊り支えることができる。
【0020】なお、前記図6および図8の法枠1も、上
記で説明した図1の法枠1と同一の方法で構築する。
【0021】
【発明の効果】主鉄筋に代わるPC鋼線は長さに制限が
なく、主鉄筋を1本でまかなうことができるので重ね継
ぎ配筋が省略できる。
【0022】PC鋼線の配線作業が容易にできるので、
施工性の向上と作業時間の大幅な短縮ができる。
【0023】枠体の交差部を核ブロックで形成したこと
により、この核ブロックおよび枠体をプレキャストコン
クリートで形成できるので、法枠全体としての構築が容
易にできる。
【0024】PC鋼線にあばら筋が巻き付けられたこと
により、枠体を補強して法枠全体としての強度を大きく
できる。
【0025】法枠全体にプレストレスを付与することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】法枠の平面図である。
【図2】法枠の拡大平面図である。
【図3】(1)は法枠の断面図、(2)はPC鋼線の断
面図である。
【図4】PC鋼線にあばら筋を巻き付けた法枠の平面図
である。
【図5】(1)および(2)は法枠の平面図である。
【図6】枠体の交差部に核ブロックを形成した法枠の拡
大平面図である。
【図7】図6の法枠の断面図である。
【図8】PC鋼線にあばら筋を巻き付けた法枠の平面図
である。
【図9】図8の法枠の断面図である。
【図10】(1)および(2)は図9の法枠の枠体の断
面図である。
【図11】従来の法枠の断面図である。
【符号の説明】
1 法枠 2 法面 3 枠体 4 PC鋼線 12 支持ブロック 13 支持枠 14 核ブロック 15 あばら筋

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 法面に構築された格子状の枠体に、該枠
    体の主鉄筋に代わるPC鋼線が配線されたことを特徴と
    する法枠。
  2. 【請求項2】 法面に構築された格子状の枠体の交差部
    に核ブロックが形成され、この核ブロックおよび前記枠
    体に、該枠体の主鉄筋に代わるPC鋼線が配線されたこ
    とを特徴とする法枠。
  3. 【請求項3】 前記PC鋼線にあばら筋が巻き付けられ
    たことを特徴とする請求項1および2に記載の法枠。
  4. 【請求項4】 該PC鋼線が緊張して定着されたことを
    特徴とする請求項1、2、3のいずれかに記載の法枠。
  5. 【請求項5】 該PC鋼線が枠体の周囲に構築された支
    持ブロックまたは支持枠に緊張して定着されたことを特
    徴とする請求項1、2、3、4のいずれかに記載の法
    枠。
JP26961597A 1997-10-02 1997-10-02 法 枠 Pending JPH11107288A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2374127A1 (es) * 2010-01-21 2012-02-14 3S Geotecnia Y Tecnología S.L. Procedimiento de adecuación del proceso de fabricación de las mallas de alambre de acero para su empleo como membranas flexibles en sistemas de estabilización de taludes.
CN107119698A (zh) * 2017-05-11 2017-09-01 重庆建工住宅建设有限公司 一种预制装配式钢筋混凝土边坡防护组件总成及其施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2374127A1 (es) * 2010-01-21 2012-02-14 3S Geotecnia Y Tecnología S.L. Procedimiento de adecuación del proceso de fabricación de las mallas de alambre de acero para su empleo como membranas flexibles en sistemas de estabilización de taludes.
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