JPS6256812A - 測量機のゼロセツト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、角度を測定する測定器に関し、特にそのゼロ
セット装置に関する。

「従来技術およびその問題点」 ”この種の測量機は一般に、基台上に、規準器を有する
回転台を回転自在に設け、この回転台の基台に対する回
転角度により、規準器で規準した目標物間の角度を測定
する。すなわち、規準器をある一定方向（基準方向）に
向けたときの角度表示器の表示角度をゼロとし、その後
目標物を規準したときの角度を角度表示器から読み取る
。角度表示器には、回転台の回転角度を電気的に測定し
た角度がディジタル表示される。

したがってこの種の測桓器では、規準器を任意の方向に
向けたとき、その角度表示器の表示をゼロにするゼロセ
ット手段が不可欠であるが、従来装置では、このゼロセ
ット手段としてゼロセットスイッチを用いている。すな
わち、ゼロセットスイッチを一回操作することで、角度
表示器の角度表示をゼロにする。ところがこのゼロセッ
トスイッチは、操作としては極めて簡単であるが、操作
者が不用意に操作してしまうことがあり、そうすると測
定を最初からやり直さなければならないという不都合が
ある。

この問題を解消するため従来、ゼロセ−／　ｌ−スイッ
チを不用意に操作しない場所や四部に配設したり、ある
いはゼロセットスイッチにカバーを設け、このカバーを
開けないと操作できない構造とする等の対策が講じられ
てきた。しかしこのように、機械的にゼロセットスイッ
チの操作を困難にすることは、当然操作性を悪化させる
。

「発明の目的」 未発明は、このような従来のゼロセット装置の問題点を
解消し、ゼロセットスイッチ自体を操作し易い場所に設
けても、誤ってゼロセフ）することかない装置を得るこ
とを［１的とする。

「発明の概要」 本発明は、ゼロセットスイッチが一定時間中に二回操作
されたときだけ角度表示器の表示をゼロセットするとい
う着想に基づいて完成されたもので、ゼロセットスイッ
チと、このゼロセットスイッチが一回入力されたとき作
動するタイマと、このタイマの作動時間中にゼロセット
スイッチが再度入力されたとき」二足角度表示器の表示
角をゼロとするゼロセット手段とを備えたことを特徴と
している。タイマの作動時間、すなわちゼロセット可能
時間は、ブザーやランプによるタイマ作動表示器によっ
て表示することができる。

「発明の実施例」 以下図示実施例について本発明を説明する。第３図は測
量器の構成例を示すもので、基台１１七には回転台１２
が回転自在に支持され、回転台１２には、規準望遠鏡１
３が固定されている。７Ａ。

台１１と回転台１２の間には１回転台１２の基台１１に
対する一定回転角度につき１のパルスを発生させるパル
ス発生装置１４が設けられ、このパルス発生装置１４か
らのパルスが回転角演算手段１５に入力されて角度に変
換され、さらに角度表示器駆動手段１６を介して角度表
示器１７に表示される。この種の電気パルスによる角度
検出機構は例えば光学式ロータリエンコーダとして各種
知られている。１８は操作し易い場所に設けたゼロセッ
トスイッチを示す６ 本発明は、このゼロセットスイッチ１８によりタイマを
作動させて、このタイマ作動時間をゼロセット可能時間
とし、このゼロセット可能時間内に再度ゼロセットスイ
ッチ１Ｂが操作されたとき、角度表示器１７をゼロセッ
トするものである。このためゼロセットスイッチ１８は
、第１図に示すように、タイマ２０に接続されており、
このタイマ２０と一ヒ記ゼロセットスイッチ１８は、第
二人力判別手段２１に接続されている。第二人力判別手
段２１は、例えばアンド回路によって構成することがで
き、タイマ２０が作動してｕ＼るときにゼロセットスイ
ッチ１８が操作されたとき、ゼロセット１段２２を介し
て角度表示器１７の表示をゼロにする。ゼロセットスイ
ッチ１８は、タイマ作動表示器２４に接続されており、
ゼロセットスイッチ１８が作動中であることをこのタイ
マ作動表示器２４が表示する。このタイマ作動表示器ｚ
４は、音によって表示するブザー、あるいは光によって
表示するＬＥＤ等のランプ等を用いることができる。さ
らに角度表示器１７８、あるいは他に設けた表示部に「
ゼロセット？」のように文字表示してもよい。

」二足回転角演算手段１５１表示器駆動１′一段１６、
タイマ２０．第二人力判別手段２１およびゼロセット手
段２２は、マイクロプロセッサ３０によって構成するこ
とができる。

第２図は本発明のゼロセット装置の動作を示すフローチ
ャートである。回転台１２を回転させて角度測定を開始
すると、パルス発生装置１４、回転角演算手段１５およ
び表示器駆動手段１６を介して角度表示器１７に角度表
示がされる。そこでゼロセットスイッチ１８を一回入力
すると、タイマ２０がセットされ、一定時間だけタイマ
作動表示器２４が作動する。この状態ではまだ角度表示
器１７はゼロセットされない。そしてタイマ２０による
セント時間がタイムアツプする前に、つまりタイマ２０
がオンになっている間に、ゼロセットスイッチ１８が再
度入力されると、これを第二人力判別手段２１が検出し
て、ゼロセット手段２２を介し角度表示器１７の表示を
ゼロセットする。するとタイマ作動表示器２４の作動も
停止し、再び角度測定が可能となる。

これに対し、−回ゼロセットスイッチ１８が操作された
後、タイマ２０のセット時間内に再度ゼロセットスイッ
チ１８が操作されない場合には、ゼロセットされない。

すなわちこの場合には、−回目のゼロセットスイッチ１
８の操作は誤操作であると判断するわけで、ゼロセット
は行なわれず、角度測定を継続することができる。

「発明の効果」 以上のように本発明の測量機のゼロセット装置は、ゼロ
セットスイッチが一回操作されただけでは角度表示器の
ゼロセットがされず、最初のゼロセットスイッチの操作
から一定時間内に、再度ゼロセットスイッチが操作され
たときだけ、ゼロセットがされる。一定時間内に二回ゼ
ロセットスイッチを操作するのは、ゼロセットを行なう
という明確な意図がない限り行なうことはなく、偶然こ
の状態が生じるとは考えにくいから、ゼロセットスイッ
チの誤操作によるゼロセットの確率を極めて低くするこ
とができる。そしてゼロセットが可能であることを、タ
イマ作動表示器によって表示すれば、操作者が誤って二
回目のゼロセットスイッチの操作を行なうことを殆ど完
全に防止することができる。またゼロセットスイッチ自
体は、操作し易い場所に配置しても何ら不都合はないの
で、操作性を悪化させることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による測量機のゼロセット装置の実施例
を示すブロック図、第２図は同動作例を示すフローチャ
ート、第３図は測量機の外観および主たる要素をブロッ
クで描いた正面図である。 １１・・・基台、１２・・・回転台、１４・・・パルス
発生装置、１５・・・回転角演算手段、１６・・・表示
器駆動手段、１７・・・角度表示器、１８・・・ゼロセ
−／　）スイッチ、２０・・・タイマ、２１・・・第二
人力判別手段、２２・・・ゼロセット手段、２４・・・
タイマ作動表示器、３０・・・マイクロプロセッサ。 特許出願人　　旭光学工業株式会社 同代理人　　　　三　浦　邦　夫 同　　　　　　　　　松　　井　　　　　茂第１図 第３図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）基台と、この基台に対して回転可能で規準器を有
   する回転台と、この回転台の基台に対する回転角を電気
   的に検出する手段と、検出角度を表示する角度表示器と
   を有する測量機において、ゼロセットスイッチと、この
   ゼロセットスイッチが一回入力されたとき作動するタイ
   マと、このタイマの作動時間中に上記ゼロセットスイッ
   チが再度入力されたとき上記角度表示器の表示角をゼロ
   とするゼロセット手段とを備えたことを特徴とする測量
   機のゼロセット装置。
2. （２）特許請求の範囲第１項において、さらにタイマが
   作動中であることを表示するタイマ作動表示器が設けら
   れている測量機のゼロセット装置。
3. （３）特許請求の範囲第２項において、タイマ作動表示
   器はブザーである測量機のゼロセット装置。
4. （４）特許請求の範囲第２項において、タイマ作動表示
   器はランプである測量機のゼロセット装置。