JPH0752576Y2 - 測角機能を持つ測量機 - Google Patents

測角機能を持つ測量機

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JPH0752576Y2
JPH0752576Y2 JP1990113351U JP11335190U JPH0752576Y2 JP H0752576 Y2 JPH0752576 Y2 JP H0752576Y2 JP 1990113351 U JP1990113351 U JP 1990113351U JP 11335190 U JP11335190 U JP 11335190U JP H0752576 Y2 JPH0752576 Y2 JP H0752576Y2
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JP
Japan
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mode
angle
display
switch
plate part
Prior art date
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JP1990113351U
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JPH0469707U (ja
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恵純 岸
昌弘 中村
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子式セオドライトの如き、測角機能を持つ
測量機に関するものである。
〔従来の技術〕
電子式セオドライトは、角度読取用のエンコーダを備
え、光電的に角度読取を行い、読取った角度を表示する
もので、このような電子式セオドライトには、観測的に
おける誤差として、視準誤差、電気的読取誤差等の不定
誤差と機械誤差である定誤差がある。このうち定誤差
は、正反観測等の測量手法により除去し得るものがほと
んどである。残る不定誤差は、統計的に処理しうるもの
であるので、測角を繰返し、平均をとる反復観測法(倍
角法)を行うことで小さくなる。従って従来より、測量
作業の規則として測定回数を規定する場合があり、その
とき測角値を平均化する前の合計値を記録する必要があ
る。このような従来の電子セオドライトは、単軸構造の
もの、複軸構造のものがあり、前者には測角値保持スイ
ッチと初期化スイッチとを設け、後者には初期化スイッ
チのみを設け、第4図に示す手順で測量を行い、得られ
た角度値を平均化して角度∠AOBを求めていた。
すなわち、 第1測定点Aを視準する(第4図(イ))。このと
き初期化スイッチ(第7図のRSTスイッチ)を押し、0
にする(このときの表示状態を第7図(イ)に示
す。)。
第2測定点Bを視準する(第4図(ロ))このとき
測角値保持スイッチ(第7図のHOLDスイッチ)を押し、
測角値を保つ(第7図(ロ))。
再び第1測定点Aを視準する(第4図(ハ))。こ
のとき測角値の保持を解除する(第7図(ハ))。
再び第2測定点Bを視準する(第4図(ニ))。こ
のとき測角値は∠AOBの2倍である(第7図(ニ))。
一方、複軸式のセオドライト(光学式も含む)では、目
盛盤12を上盤(望遠鏡2、アリダード1)に固定し、下
盤6(整準台、三脚取付部)に対し回転するようにで
き、また通常のように目盛を下盤に固定し、上盤に対し
回転できるようにできる。これを用いれば、目盛を上盤
に固定すると測角値を保持し、下盤に固定すると測角が
行なわれるため、先の測定値の繰返し測定の合計を求め
ることができる。
すなわち、第4図に従えば、 第1測定点Aを視準する。このとき初期化スイッチ
を押し0にする(第7図(イ))。
目盛と下盤を固定したまま、上盤のみ回転させ、第
2測定点Bを視準する。このとき∠AOBを表示する(第
7図(ロ))。
目盛と上盤を固定して、下盤に対し回転させて再び
第1測定点Aを視準する。このとき表示は∠AOBのまま
である(第7図(ハ))。
目盛と下盤を固定したまま、上盤のみを回転させ、
再び第2測定点Bを視準する。このとき測角値は∠AOB
の2倍である(第7図(ニ))。
〔考案が解決しようとする課題〕
以上述べた従来の技術のうち、単軸式のものは、測角値
が360°を越える場合には機能せず(第7図(ホ)に5
回測角した場合の表示例(75°39′10″×5)を示
す)、2つのスイッチを使う必要があり、また、複軸式
のものは、測角値が360°を越える場合には機能しない
ばかりでなく、機械的な構造が複雑になり、また上盤回
転、下盤回転を間違えるという誤操作の虞れがある。
本考案はこれらの問題点を解決し、簡単な構造、操作に
よって測角を行なうことのできる測量機を得ることを目
的とする。
〔課題を解決する為の手段〕
本考案の測量機は、望遠鏡(2)を有する上盤部(1)
を鉛直軸(l2)のまわりに回転できるように下盤部
(6)に結合し、上盤部(1)と下盤部(6)との間に
下盤部に対する上盤部の回転を読み取って回転角に対応
した電気信号を出力する回転角読取装置(30)を設ける
と共に、回転角読取装置(30)の出力信号に基づいて上
盤部の回転角度を表示する表示装置(34)を設け、表示
値をリセットして前記出力信号に基づく回転角度の表示
をする通常モードと表示値をリセットせずに前記出力信
号に相当する値を加算して表示する倍角モードとの間で
切換え可能であり、該倍角モードでは、前記表示値の更
新を許す計数モードと前記表示値を保持するホールドモ
ードとの間で切換え可能な測量機において、前記計数モ
ードとホールドモードとの間でのモード切換えと前記通
常モードと倍角モードとの間でのモード切換えとの両者
のために操作される単一の操作スイッチ(8)を設け、
該操作スイッチ(8)が所定時間を越えない短時間だけ
操作された時に前記計数モードと前記ホールドモードと
の間でのモード切換えを実行し、操作スイッチ(8)が
前記所定時間以上の連続時間操作された時に前記通常モ
ードと前記倍角モードとの間でのモード切換えを実行す
るように構成されている。
〔作用〕
本考案の測量機によって倍角法を行うには、まず、操作
スイッチ(8)を所定時間以上連続的に操作して通常モ
ードから倍角モードに切換える。倍角モードにおいて
は、上盤部(1)の順方向の回転(A点を視準からB点
を視準に)と逆方向の回転(B点を視準からA点を視準
に)とが交互に成されるので、各回転ごとに操作スイッ
チ(8)を所定時間以内の短時間だけそれぞれ操作すれ
ば、順方向の回転では計数モードに、逆方向の回転では
ホールドモードに交互に切換えられるため、倍角法が実
行できる。倍角モードから通常モードに戻るには、操作
スイッチ(8)を再び所定時間以上連続的に操作する。
〔実施例〕
以下、図面に示した実施例に基づいて本考案を説明す
る。
第1図は本考案の一実施例である電子式セオドライトの
正面図、第2図は第1図の表示部及び操作キースイッチ
群の詳細図、第3図は第1図の電子式セオドライトの電
気ブロック図、第4図は操作手順に応じて変化する表示
状態を示す図、第5図は第3図の表示装置のフローチャ
ート、である。
第1図において、望遠鏡2を水平軸l1のまわりに回転自
在に保持した上盤部1は、鉛直軸l2のまわりに回転でき
るように下盤部6に結合している。具体的には、鉛直方
向を向くべく設定される下盤部6の中空軸に、上盤部1
の軸が嵌合することによって、上盤部1は鉛直軸l2のま
わりに回転する。上盤部1には表示部3と操作キースイ
ッチ群4が設けられると共に、上盤部1と下盤部6とを
クランプしかつ下盤部6に対して上盤部1を微動する微
動クランプハンドル5が設けられている。
下盤部6に対する上盤部1の回転量を検出するために、
下盤部6と上盤部1との間には、両者の相対的回転量に
応じた数のパルスを出力するエンコーダが設けられてい
る。
第3図に示したように、回転量読取装置として機能する
エンコーダ30の出力は、相対回転方向に応じてupまたは
downの端子に生ずるパルスである。このパルスは、アッ
プダウンカウンタ31にてアップダウン計数され、この計
数値が演算手段32に入力する。演算手段32には、操作キ
ースイッチ群4の各キースイッチからの信号が入力され
る。
演算手段32は、アップダウンカウンタ31の計数値及び操
作キースイッチ群4の各キースイッチからの信号に基づ
いて、演算処理を行ない、表示器33にその結果を表示さ
せる。ここで、操作キースイッチ群4、カウンタ31、演
算手段32、表示器33は表示装置34を構成する。
次に、上記実施例の測角操作に係る動作を、第4図の測
角の手順を示す図、第5図のフローチャート、第6図の
表示パターンを用いて説明する。
まず、第4図(イ)に示したように測点Aを視準してリ
ピートキー(第6図のキー11)をオンすると、演算手段
32は、アップダウンカウンタ31の計数値を初期化すると
共に、水平角表示を初期化し、併せて表示器33にRUNの
表示を行なう(第5図のステップ50、第6図(イ))。
ついで第4図(ロ)のように、測点Bを視準するため
に、上盤部1を鉛直軸のまわりに回転する。このとき、
アップダウンカウンタ31はエンコーダ30から上盤部1の
回転に応じて出力されるアップダウンパルスを計数し、
この計算値は演算手段32によって表示器33に表示され
る。すなわち、この状態では、測点Aからの回転角度が
表示器33に表示される(第5図のステップ51)。
そして、測点Bを視準した後リピートキー(RPT)をオ
ンすると(第5図のステップ52)、そのときの表示値
(水平角)がホールドされると共に、「STOP」の表示が
行なわれる(第5図のステップ53、第6図の(ロ)、第
6図(ロ)における水平角(horizontal angle)の表示
は75°30′10″である)。
この状態で再び測点Aを視準し(第4図(ハ))、リピ
ートキー(RPT)をオンすると(第5図のステップ5
4)、演算手段32は表示器33の「STOP」の表示を「RUN」
の表示に変えると共に、ステップ53の表示に、測角値を
加算表示する計数モードに入る(ステップ55)。
すなわち、再びB点を視準するために、上盤部1を鉛直
軸のまわりに回転すると(第4図(ニ))、表示器33
は、第6図(ハ)の表示角度に、上盤部1の回転角度を
加算した表示値となる。
そして、再びB点を視準し、リピートキー(RPT)をオ
ンすることにより(第5図のステップ56)、ステップ53
の表示にA点からB点の測定角度を加算した値が表示器
33に表示される(第6図(ニ))。この後は、所定回数
測定を繰り返すまで、「RUN」、「STOP」を繰り返す。
なお、第6図の(ホ)は、5回測定した場合の表示器33
の表示例である。
また、上記水平角の繰返し測定のモードから通常のモー
ドに戻るには、リピートキー(RPT)を例えば1秒間押
し続けることによる構成とすれば、別のキースイッチを
必要としない。
一方、RPTキーを設ける代わりに、例えば水平角保持を
行なうホールドキー(8)を利用して以下のように構成
してもよい。すなわち、通常はホールドキー(8)を1
回押すと水平角がホールドされるものであるが、このホ
ールドキー(8)を1秒間押し続けると前述のステップ
50の「RUN」モード、すなわち倍角モードになるように
構成する。その後ホールドキー(8)を一回押すごと
に、ホールドモードである「STOP」,計数モードである
「RUN」を繰返し、通常モードに戻るにはホールドキー
(8)を再び1秒間押し続ける。これにより、キー数を
増やさずに倍角法による繰返し測角を行うことができ
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、通常モード/倍角モードの切換えと、
計数モード/ホールドモードの切換えとの両方が、単一
の操作スイッチの操作によって可能になるので、操作ス
イッチの数が減少し構造が簡単になる。
特に、単軸構造のセオドライトを用いた倍角法による測
量では計数モードとホールドモードとを交互に切換える
必要があるが、本考案を適用することで、切換え時のス
イッチの押し間違いに伴う誤操作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である電子式セオドライトの
正面図、第2図は第1図の表示部及び操作キースイッチ
群の拡大図、第3図は、第1図の電子式セオドライトの
電気ブロック図、第4図は操作手順に応じて表示状態を
示す図、第5図は第3図の演算手段のフローチャート、
第6図は実施例の表示変化を示す図、第7図は従来装置
における表示変化を示す図、である。 〔主要部分の符号の説明〕 1…上盤部、4…スイッチ群、6…下盤部、30…エンコ
ーダ、31…カウンタ、32…演算手段、33…表示器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】望遠鏡を有する上盤部を鉛直軸のまわりに
    回転できるように下盤部に結合し、前記上盤部と前記下
    盤部との間に前記下盤部に対する前記上盤部の回転を読
    み取り、回転角に対応した電気信号を出力する回転角読
    取装置を設けると共に、前記回転角読取装置の出力信号
    に基づいて前記上盤部の回転角度を表示する表示装置を
    設け、表示値をリセットして前記出力信号に基づく回転
    角度の表示をする通常モードと表示値をリセットせずに
    前記出力信号に相当する値を加算して表示する倍角モー
    ドとの間で切換え可能であり、該倍角モードでは、前記
    表示値の更新を許す計数モードと前記表示値を保持する
    ホールドモードとの間で切換え可能な測量機において、 前記計数モードとホールドモードとの間でのモード切換
    えと前記通常モードと倍角モードとの間でのモード切換
    えとの両者のために操作される単一の操作スイッチを設
    け、該操作スイッチが所定時間を越えない短時間だけ操
    作された時に前記計数モードと前記ホールドモードとの
    間でのモード切換えを実行し、前記操作スイッチが前記
    所定時間以上の連続時間操作された時に前記通常モード
    と前記倍角モードとの間でのモード切換えを実行するこ
    とを特徴とする測量機。
JP1990113351U 1990-10-29 1990-10-29 測角機能を持つ測量機 Expired - Lifetime JPH0752576Y2 (ja)

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JPH0469707U JPH0469707U (ja) 1992-06-19
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Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58165011A (ja) * 1982-03-24 1983-09-30 Tokyo Optical Co Ltd 複軸式デイジタルトランシツト
JPS58148616U (ja) * 1982-03-31 1983-10-05 株式会社ニコン デジタルセオドライトのリセツト装置
JPS59144414U (ja) * 1983-03-14 1984-09-27 株式会社トプコン 測距経緯儀
JPS6046014U (ja) * 1983-09-06 1985-04-01 株式会社 測機舎 電子式セオドライトのキ−ボ−ドスイツチの誤操作防止装置
JPH0765897B2 (ja) * 1984-06-25 1995-07-19 株式会社ニコン 複軸式ディジタルトランシット

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