JPH0389112A - インクリメンタル式エンコーダ - Google Patents

インクリメンタル式エンコーダ

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JPH0389112A
JPH0389112A JP22563789A JP22563789A JPH0389112A JP H0389112 A JPH0389112 A JP H0389112A JP 22563789 A JP22563789 A JP 22563789A JP 22563789 A JP22563789 A JP 22563789A JP H0389112 A JPH0389112 A JP H0389112A
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Tsuneo Sasaki
佐々木 恒夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転角度変位量を精密にかつ自動的に読取る
ためのインクリメンタル式エンコーダの基準位置設定装
置に関する。
〔従来の技術〕
インクリメンタル式エンコーダは、2つの相対的に変位
可能な部材、すなわち主スリット部と副スリット部とを
有している。この主スリット部には両部の相対的変位方
向に一定ピッチで規則的に主スリット格子が形成される
副スリット部は、互いにAピッチの位相差でかつ主スリ
ット格子と重なるように形成された主スリット格子と同
一ピッチの2個一組の第1副スリット格子により構成さ
れている。さらに、偏心誤差の除去を目的として主スリ
ット部に対し対向した位置にもう1組ずつ第2副スリッ
ト格子が配置される。
一対の第1副スリット格子が主スリット部に対して相対
的に変位するときに、第1副スリット格子に対して設け
られた第1変位信号発生部はその変位に応じて変化し互
いに90°位相差を有する一対の第1変位信号を発生さ
せる。
また第2副スリット格子に対して設(すられた第2変位
信号発生部はその変位に応じて変化し互いに90°位相
差を有する一対の第2変位信号を発生させる。この変位
信号発生部からの第1、第2変位信号は、パルス形底部
において計数用パルスに変換される。
一方、方向弁別部は、第1又は第2変位信号から変位方
向を判断する。計数部はこのパルスを方向弁別部の判断
に応じて加減算計数するもので、リセット可能な構造と
される。この計数値は基準位置からの主、副スリット部
の相・射的変位を表す。
このように、インクリメンタル式エンコーダは、基準位
置からの相対的変位をその変位に対応するパルス数とし
て計数するものであるから、計数の始点となる基準位置
の設定が必要である。
この基準位置の設定のために、主スリット部には主基準
スリットを、副スリット部には基準位置で主基準スリッ
トに重なる副基準スリットをそれぞれ設ける。これら基
準スリットの重なり状態に応じた基準位置信号を得て、
この基準位置信号を所定のレベルの電圧と比較し、所要
タイミングの基準位置信号を得る。これにより計数部の
リセットを行うように構成している。そして第1変位信
号による計数値と第2の変位信号による計数値との和を
とることにより偏心誤差を取除いた測定結果を得る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記した従来のインクリメンタル式エンコーダにおいて
は、第8図に示すように、対向読みの2つの計数部のリ
セット信号(基準位置信号)を、一つの基準位置信号か
ら第1又は第2変位信号A1Bと同期させて発生させて
ない。そのため、主スリット部の偏心により、第8図に
おいて計数値(B)に示すように、計数パルスとリセッ
ト信号とが略同時に発生することがあり、この場合計数
誤差を生じてしまうという問題点がある。
〔発明の構成〕
第1発明は、一定の規則的なピッチで円環状に形成され
た主スリット格子を有する主スリッ)lfflと、上記
主スリット部に対して上記主スリット格子の配列方向に
相対的に回動可能で、上記主スリット格子と同じピッチ
でかつ互いに所定の位相差を有して形成された一対の第
1副スリット格子を有する第1副スリット部と、上記主
スリット部に関し第1副スリット部に対向した位置に上
記主スリット格子の配列方向に相対的に回動可能で上記
主スリット格子と同ピッチでかつ互いに所定の位相差を
有して形成された一対の第2副スリット格子を有する第
2副スリット部と、上記主スリット部と第1副スリット
部との相対的な回動に伴う上記主スリット格子と一対の
第1副スリット格子との重なりの変化に応じた一対の第
1変位信号を発生する第1変位信号発生部と、上記主ス
リット部と第2副スリット部との相対的な回動に伴う上
記主スリット格子と一対の第2副スリット格子との重な
りの変化に応じた一対の第2変位信号を発生する第2変
位信号発生部と、上記一対の第1又は第2変位信号から
回動方向を弁別する方向弁別部と、上記第1及び第2変
位信号の遷移を示すパルス信号を形成する第1及び第2
パルス形底部と、上記方向弁別部の出力に従って、上記
第1及び第2パルス形成部の出力パルスをそれぞれ計数
する第1及び第2パルス計数部とを有し、第1及び第2
パルス計数部の計数値の和から回動量を求めるインクリ
メンタル式エンコーダにおいて、上記主スリット格子の
ピッチに対して位相ずれした基準位置において上記主ス
リット部及び第1副スリット部に、互いに完全に重なり
、上記基準位置以外では上記主スリット部及び第1副ス
リット部に一部分しか重ならない様に形成された1組の
第1基準スリット格子と、 上記主スリット部及び第2副スリット部における該第1
基準スリット格子と略対向位置に、上記主スリット格子
のピッチをずらし、設定された基準位置において互いに
完全に重なり、基準位置以外では一部分しか重ならない
様に形成された1組の第2基準スリット格子と、 上記第1基準スリット格子からその重なりの変化を検出
する第1基準位置信号検出部と、上記第2基準スリット
格子からその重なりの変化を検出する第2基準位置信号
検出部とを有し、上記第1及び第2の基準位置信号検出
部の出力に応じて上記第1及び第2のパルス計数部がリ
セット可能に構成されていることを特徴とするインクリ
メンタル式エンコーダである。
また、第2発明は、一定の規則的なピッチで円環状に形
成された主スリット格子を有する主スリット部と、上記
主スリット部に対して上記主スリット格子の配列方向に
相対的に回動可能で、上記主スリット格子と同ピッチで
かつ互いに所定の位相差を有して形成された一対の第1
副スリット格子を有する第1副スリット部と、上記主ス
リット部に関し第1副スリット部に対向した位置に上記
主スリット格子の配列方向に相対的に回動可能で上記主
スリット格子と同ピッチでかつ互いに所定の位相差を有
して形成された一対の第2副スリット格子を有する第2
副スリット部と、上記主スリット部と第1副スリット部
との相対的な回動に伴う上記主スリット格子と一対の第
1副スリット格子との重なりの変化に応じた一対の第1
変位信号を発生する第1変位信号発生部と、上記主スリ
ット部と第2副スリット部との相対的な回動に伴う上記
主スリット格子と一対の第2副スリット格子との重なり
の変化に応じた一対の第2変位信号を発生する第2変位
信号発生部と、上記一対の第1又は第2変位信号から回
動力向を弁別する方向弁別部と、所定の周波数のクロッ
クパルスを形成する第1クロックパルス形戒部と、上記
第1クロックパルス形威部の形成するクロックツくルス
と同一周波数でかつ互いのパルスが重ならないような位
相差を有するクロックパルスを形成する第2クロックパ
ルス形底部と、上記第1クロックパルスを用いてこれに
同期したパルスとして第1変位信号の遷移を示すパルス
信号を形成する第1パルス形底部と、上記第2クロック
パルスを用いてこれに同期したパルスとして第2変位信
号の遷移を示すパルス信号を形成する第2パルス形底部
と、上記方向弁別部の出力に従って、上記第1及び第2
パルス形成部の出力パルスを計数するパルス計数部とを
有し、第1及び第2パルス計数部の計数値の和から回動
量を求めるインクリメンタル式エンコーダにおいて、 予め定められた基準位置において上記主スリット部及び
第1副スリット部に互いに完全に重なり、基準位置以外
では上記主スリット部及び第1スリット部に一部分しか
重ならない様に形成された1組の基準スリット格子と、 上記1組の基準スリット格子の重なりの変化を第1基準
位置信号として、また上記第1クロックパルスに同期し
た第2基準位置信号として検出する基準位置信号検出部
とを有し、 上記第1パルス計数部が上記第1基準位置信号により、
また第2のパルス計数部が上記第2基準位置信号により
リセット可能に構成されていることを特徴とするインク
リメンタル式エンコーダである。
〔第1実施例〕 第1図は本発明のインクリメンタル式エンコーダを使用
したトランシットを示す斜視図である。
トランシットは、規準望遠鏡1と、規準望遠鏡1を回動
自在に支持する支柱2a、2bを有する托架部2と、托
架部2を鉛直間わりに回動自在に支持する基盤3とから
構成されており、托架部2と。
基盤3の間には水平分度読取用の光電式エンコーダ4が
内蔵されている。
このエンコーダ4は、基盤3に固定された主スリット板
4aと、托架部2に固定されて托架部2と共に回動する
副スリット板4bと、これら主スリット板4aと副スリ
ット板4bとを照明するための発光部4Cと、その照明
光を受光する受光部4dとから構成される。
主スリット板4aは、一定ピッチで規則的に形成された
主スリット格子14aを有し、また副スリット板4bは
、主スリット格子14aと同一ピッチの2つの副スリッ
ト格子14b、24bを有する。これら主スリット格子
14aおよび副スリット格子14b、24bは従来から
周知の構成のもので基盤部3に対する托架部2の回転角
を検出するように作用する。このため、支柱2aには、
エンコーダ4からの読取信号を演算処理して角度値:こ
するための信号処理部6と、該信号処理部6からの角度
値を水平角度としてデジタル表示する表示器7が配置さ
れている。
支柱2bには規準望遠鏡1の回動量から高低角度を読取
るためのエンコーダ5が取付けられている。該エンコー
ダ5は、規準望遠鏡1の回転軸(図示せず)に取付けら
れ該望遠鏡1とともに回転する主スリット板5aと、支
柱2bに固定された第1副スリット板5bとを有する。
主スリット板5aには、第2図(a)に示すように、一
定ピッチで規則的に主スリット格子15aが形成されて
いる。第1副スリット板5bには、第2図(b)に示す
ように、主スリット格子15aと同一ピッチで一対の第
1副スリット格子15b。
25bが形成されている。第1副スリット格子15b、
25bは、主スリット格子15aと電なるように配置さ
れるものであり、互いにAピッチの位相差で形成されて
いる。
また、主スリット板5aに関し、第1副スリット板5b
に対向した位置に第2副スリット板5Cが設けられてい
る。第2副スリット板5Cには、第1副スリツ)5bに
形成された一対の第1副スリット格子15b、25bと
同様な関係で、一対の第2副スリット格子15e、25
eが形成されている。
第2図に示すように、主スリット板5aには第1主基準
スリット格子35aが主スリット格子15aと並んで形
成され、第1副スリット板5bには、基準位置で第1主
基準スリット格子35aと重なる位置に第1副基準スリ
ット格千35bが形成されている。
この基準位置(例えば、鉛直軸と平行又は直交する方向
に採られる。)は、一対の第1副スリット格子15b、
25bのピッチに対してずらして設定されている。従っ
て、第1主基準スリット35a及び第1副基準スリツ)
35bが一致したときには、一対の第1変位信号の遷移
タイミングとは必らずずれた状態となる。
本例においては、各スリット格子は不透明部に形成され
た透明スリットからなる光学的スリットである。さらに
、主スリット格子15aと第1副スリット格子15bと
の重なりを読取り0゜信号を発生するための光源部15
cおよび受光部15dと、主スリット格子15aと第1
副スリット格子25bとの重なりを読取り90°信号を
発生するための光源!25cおよび受光部25dと、第
1主、第1副基準スリット格子35a、35bの重なり
を読取り基準信・号を発生するための光源部35cおよ
び受光部35dが設けられている。
さらにまた、主スリット格子15aと第2副スリット格
子15eとの重なりを読取り、0°信号として発生する
ための光源部15fおよび受光部15gと、主スリット
格子15aと第2副スリット格子25eとの重なりを読
み取り、90゜信号を発生するための光源部25fおよ
び受光部25gと、第2主、第2副基準スリット格子3
5e、35fの重なりを読み取り、基準位置信号を発生
するだめの光源R35gおよび受光部35hが、設けら
れている。
ここで、第2図に示すように第1主・副基準スリット格
子35a、35bと第2主・副基準スリット格子35C
・35dとは、互いに異なるパターンで形成されており
、第1基準スリット格子と第2基準スリット格子とが重
なっても、基準位置信号が検出されないため、基準位置
信号が1回転につき1個ずつ発生することとなる。
信号処理部6は、エンコーダ5からの信号を演算処理し
て高低分度角読取値を得るための高低分度角演算回路を
有し、その演算結果は表示器7に表示される。
第3図は信号処理回路の具体例を示すものであり、第4
図は波形図である。第1受光部15d125dにより変
位検出された主スリット及び副スリットよりの変位信号
(第4図(1)、(2))は、増巾器110にて増巾さ
れた後、矩形波変換器150によりTLレベルで矩形波
(第4図(4)、(5))にされる。さらに、パルス変
換器190により変位量とカウントするためのパルス(
第4図(6))に変換される。矩形波は同時に方向弁別
回路200により変位の方向が判断される。正方向が判
別された場合には第1カウンタ230を増加させ、これ
と逆方向が判別された場合には減少させる様になってい
る。
受光135dより検出された基準位置を示すAφ倍信号
第4図(3))は、増巾器120にて増巾された後、パ
ルス変換器160にてTLレベルでパルス(第4図(7
))に変換され、第1カウンタをクリア基準位置と設定
する。この場合クリア基準位置を0とすることもできる
し、またあらかじめ設定された値とすることもできる。
ここで、第1主、第1副基準スリット格子35a、35
bは、これが一致したときの基準位置信号の変曲点と、
第1変位信号(第4図(1)(2) )の変曲点とが、
同時に生じないように形成されているため、基準位置信
号パルス(第4図(7))が第1カウンタ230をリセ
ットする際、変位信号による、変位パルス(第4図(6
))が人力されておらず、計数誤差が生じることがない
対向側の各信号も上記と全く同様に処理される。
これら第1カウンタ230、第2カウンタ240によっ
て得られた値は、演算器250にて平均化され、さらに
角度変換されて表示器260にて表示される。
ここで、演算器250は下記の様な演算機能を有してい
る。すなわち、第5図に示すように、主スリット板5の
偏心量にまりカウンタの0位置が数パルスずれる場合が
ある。ここでは理解しゃすいように角度に変換した値で
示す。角度表示の切換部分(359’→0#)において
は各々のカウンタ値がずれると、一方のカウンタ値が3
60゜付近であり、もう一方が基準位置信号によりすで
にリセットされている場合が生じる。この時リセットさ
れた側のカウンタは3601加えられた値として両値を
平均する。この結果が360°を越えた時は、360°
を減じた値を表示値とする。
次に、第2実施例をブロック図の第6図及び波形図の第
7図に基づいて説明する。第2実施例においては、対向
した位置にそれぞれ基準スリットを配置せずに、いずれ
か一方の基準スリットを配置する。
第6図においては、第3図のブロック図と同じ構成ブロ
ックについては、同一符号を付け、その説明を省略する
第2実施例は、互いに重なり合わないように所定の位相
差を持たせた第1クロックパルス(第7図(6))を発
生させる第1クロックパルス発生部270と、第2クロ
ックパルス(第7図(7))を発生させる第2クロック
パルス発生部280とを設けている。第1クロックパル
ス発生部270は、第1クロックパルスをパルス変換器
19oとパルス変換器180とに供給する。第2クロッ
クパルス発生器280は、第2クロックパルスをパルス
変換器160とパルス変換器210とに供給する。
第1変位信号は、矩形波変換器150により矩形波(第
7図(1)(2)信号)に変換される。そして、この矩
形波信号は、パルス変換器190により、その立ち上が
り及び立ち下がりの遷移をこれに近似した第1クロック
パルスと同期させたパルス列(第7図(8))とされる
。このパルス列(第7図(8))は、第1カウンタ23
0に送られ方向弁別回路の出力に応じて加減カウントを
行う。
基準位置信号(第7図(3))は、パルス変換器160
によりTLレベルで矩形波変換した後、第2クロックパ
ルス(第7図(7))とAND処理をして基準位置パル
ス(第7図(9))を形成する。この基準位置パルス(
第7図(9))は、第1カウンタ230に送られ、カウ
ント値をリセットする。
一方、第2変位信号も第1変位信号と同様に、矩形波変
換器170で矩形波(第7図(4)) (5))に変換
される。この矩形波信号は、パルス変換器210により
その立ち上がり及び立ち下がりの遷移をこれに近似させ
た第2クロックパルスと同期したパルス列(第9図αO
〉とされる。このパルス列(第7図αQ)は、第2カウ
ンタ240に送られ方向弁別回路220の出力に応じて
加減カウントを行う。
基準位置信号(第7図(3))は、パルス変換器180
によりTLレベルで矩形波変換した後、第1クロックパ
ルス(第7図(6)〉とAND処理をして基準位置パル
ス(第7図01))を形成する。この基準位置パルス(
第7図αD〉は、第2カウンタ240に送られ、カウン
ト値はリセットする。
ここで、第1カウンタ230がカウントするパルス列(
第7図(8))と、これをリセットする基準位置パルス
(第7図(9))、並びに第2カウンタ240がカウン
トするパルス列(第7図αQ〉とこれをリセットする基
準位置パルス(第7図Q1))とは、互いに重ならない
ように位相差が与えられている。従って、第1カウンタ
230と第2カウンタ240においてカウントするパル
スとリセットするパルスとが一致することによる計数誤
差は生じることはない。
第2実施例の変型例として、以下のものが考えられる。
主スリット板5aに設ける主基準スリット格子35aと
、第1副スリット板5bに設ける副基準スリット格子3
5bは互いが完全に一致したときに生じる基準位置信号
が、受光部15d、25dが形成する第1変位信号と遷
移と一致しないように配置される。
そして、第6図のブロック図において、パルス変換器1
60は、第2クロックパルス発生器280からのクロッ
クパルスを受けとらず、増幅器120からの基準位置信
号を受けとったタイミングで、基準位置パルスを形成す
るように構成されている。このように基準位置パルスが
、第1変位信号の遷移と一致しないように主基準スリッ
ト格子と副基準スリット格子とを配置しておけば、第1
基準位置信号を第2クロックパルス信号と同期させる必
要はなくなる。
上記実施例はいずれも光学式ロータリーエンコーダであ
ったが、本発明は磁気式ロータリーエンコーダにも有効
に実施可能である。また、上記実施例はトランシットの
高低角度読取りのためのものであったが、水平角度読取
りに利用できるだけでなく、あらゆる測定機、加工機等
に利用できることはもちろんである。
〔発明の効果〕− 第1発明は、主スリット部及び第1副スリット部に、上
記主スリット格子のピッチに対して位相ずれした基準位
置において互いに完全に重なり基準位置以外では一部分
しか重ならない様に形成された1組の第1基準スリット
格子と、上記主スリット部及び第2副スリット部におけ
る該第1基準スリット格子と略対向位置に、上記主スリ
ット格子のピッチをずらし、設定された基準位置におい
て互いに完全に重なり基準位置以外では一部分しか重な
らない様に形成された1組の第2基準スリット格子と、
上記第1基準スリット格子からその重なりの変化を検出
する第1基準位置信号検出部と、上記第2基準スリット
格子からその重なりの変化を検出する第2基準位置信号
検出部とを有し、上記第1及び第2の基準位置信号検出
部の出力に応じて上記第1及び第2のパルス計数部がリ
セット可能に構成されているから、第1及び第2のパル
ス計数部が、その入力パルスと略同時にリセットされる
状態がなく、従って計数誤差が生じない利点を有する。
第2発明は、主スリット部及び第1又は第2副スリット
部に、任意の基準位置において互いに完全に重なり基準
位置以外では一部分しか重ならない様に形成された基準
スリット格子と、上記基準スリット格子から前記基準ス
リット格子の重なりの変化を上記第2クロックパルスに
同期した第1基準位置信号として、また上記第1クロッ
クパルスに同期した第2基準位置信号として検出する基
準位置信号検出部とを有し、上記第1パルス計数部が上
記第1基準位置信号により、また第2のパルス計数部が
上記第2基準位置信号によりリセット可能に構成されて
いるから、第1及び第2のパルス計数部が、その入力パ
ルスと略同時にリセットされる状態がなく、従って計数
誤差が生じない利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のインクリメンタル式エンコー
ダを用いたディジタルトランシットの概略斜視図、第2
図(a)、(C)は主スリット板の説明図、第2図(b
)、(d)は副スリット板の説明図、第3図は第1実施
例の信号処理回路のブロック図、第4図は第3図の信号
処理回路内の信号波形図、第5図は第1実施例の計数方
法の説明図、第6図は第2実施例の信号処理回路のブロ
ック図、第7図は第6図の信号処理回路内の信号波形図
、第8図は従来のインクリメンタル式エンコーダの計数
方法の説明図である。 5・・−エンコーダ 5a・・・・主スリット板 5b・・・・第1副スリット板 5C・・・・第2副スリット板 15a・・・・主スリット格子 15b、25b・・・・第1副スリット格子15e、2
5e・・・・第2副スリット板35a・・・・第1主基
準スリット格子35b・・・・第1副基準スリット 図面の浄書(内容に変更なし〉 第1図 第2図 (b) 5b 第2図 (d) 5f 第4図 (7) −N 派 派 (5) (11) 第7図 第8図 信号 計数値(A) 計数値(B) 1 1 2 2 3 3 4 4 1 50 1、事件の表示 平底1年特許願第225637号 2、発明の名称 インクリメンタル式エンコーダ 3、補正をする者 事件との関係 出 願 人 名 称 株式会社 ド ブ コ ン 4、代 理 人 5、補正命令の日付 平底1年12月26日 6、補正の対象 図 面 7、補正の内容

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一定の規則的なピッチで円環状に形成された主ス
    リット格子を有する主スリット部と、上記主スリット部
    に対して上記主スリット格子の配列方向に相対的に回動
    可能で、上記主スリット格子と同ピッチでかつ互いに所
    定の位相差を有して形成された一対の第1副スリット格
    子を有する第1副スリット部と、上記主スリット部に関
    し第1副スリット部に対向した位置に上記主スリット格
    子の配列方向に相対的に回動可能で上記主スリット格子
    と同ピッチでかつ互いに所定の位相差を有して形成され
    た一対の第2副スリット格子を有する第2副スリット部
    と、上記主スリット部と第1副スリット部との相対的な
    回動に伴う上記主スリット格子と一対の第1副スリット
    格子との重なりの変化に応じた一対の第1変位信号を発
    生する第1変位信号発生部と、上記主スリット部と第2
    副スリット部との相対的な回動に伴う上記主スリット格
    子と一対の第2副スリット格子との重なりの変化に応じ
    た一対の第2変位信号を発生する第2変位信号発生部と
    、上記一対の第1又は第2変位信号から回動方向を弁別
    する方向弁別部と、上記第1及び第2変位信号の遷移を
    示すパルス信号を形成する第1及び第2パルス形成部と
    、上記方向弁別部の出力に従って、上記第1及び第2パ
    ルス形成部の出力パルスをそれぞれ計数する第1及び第
    2パルス計数部とを有し、第1及び第2パルス計数部の
    計数値の和から回動量を求めるインクリメンタル式エン
    コーダにおいて、 上記主スリット格子のピッチに対して位相ずれした基準
    位置において上記主スリット部及び第1副スリット部に
    、互いに完全に重なり、上記基準位置以外では上記主ス
    リット部及び第1副スリット部に一部分しか重ならない
    様に形成された1組の第1基準スリット格子と、 上記主スリット部及び第2副スリット部における該第1
    基準スリット格子と略対向位置に、上記主スリット格子
    のピッチをずらし、設定された基準位置において互いに
    完全に重なり、基準位置以外では一部分しか重ならない
    様に形成された1組の第2基準スリット格子と、 上記第1基準スリット格子からその重なりの変化を検出
    する第1基準位置信号検出部と、上記第2基準スリット
    格子からその重なりの変化を検出する第2基準位置信号
    検出部とを有し、 上記第1及び第2の基準位置信号検出部の出力に応じて
    上記第1及び第2のパルス計数部がリセット可能に構成
    されていることを特徴とするインクリメンタル式エンコ
    ーダ。
  2. (2)一定の規則的なピッチで円環状に形成された主ス
    リット格子を有する主スリット部と、上記主スリット部
    に対して上記主スリット格子の配列方向に相対的に回動
    可能で、上記主スリット格子と同ピッチでかつ互いに所
    定の位相差を有して形成された一対の第1副スリット格
    子を有する第1副スリット部と、上記主スリット部に関
    し第1副スリット部に対向した位置に上記主スリット格
    子の配列方向に相対的に回動可能で上記主スリット格子
    と同ピッチでかつ互いに所定の位相差を有して形成され
    た一対の第2副スリット格子を有する第2副スリット部
    と、上記主スリット部と第1副スリット部との相対的な
    回動に伴う上記主スリット格子と一対の第1副スリット
    格子との重なりの変化に応じた一対の第1変位信号を発
    生する第1変位信号発生部と、上記主スリット部と第2
    副スリット部との相対的な回動に伴う上記主スリット格
    子と一対の第2副スリット格子との重なりの変化に応じ
    た一対の第2変位信号を発生する第2変位信号発生部と
    、上記一対の第1又は第2変位信号から回動方向を弁別
    する方向弁別部と、所定の周波数のクロックパルスを形
    成する第1クロックパルス形成部と、上記第1クロック
    パルス形成部の形成するクロックパルスと同一周波数で
    かつ互いのパルスが重ならないような位相差を有するク
    ロックパルスを形成する第2クロックパルス形成部と、
    上記第1クロックパルスを用いてこれに同期したパルス
    として第1変位信号の遷移を示すパルス信号を形成する
    第1パルス形成部と、上記第2クロックパルスを用いて
    これに同期したパルスとして第2変位信号の遷移を示す
    パルス信号を形成する第2パルス形成部と、上記方向弁
    別部の出力に従って、上記第1及び第2パルス形成部の
    出力パルスを計数するパルス計数部とを有し、第1及び
    第2パルス計数部の計数値の和から回動量を求めるイン
    クリメンタル式エンコーダにおいて、 予め定められた基準位置において上記主スリット部及び
    第1副スリット部に互いに完全に重なり、基準位置以外
    では上記主スリット部及び第1スリット部に一部分しか
    重ならない様に形成された1組の基準スリット格子と、 上記1組の基準スリット格子の重なりの変化を第1基準
    位置信号として、また上記第1クロックパルスに同期し
    た第2基準位置信号として検出する基準位置信号検出部
    とを有し、 上記第1パルス計数部が上記第1基準位置信号により、
    また第2のパルス計数部が上記第2基準位置信号により
    リセット可能に構成されていることを特徴とするインク
    リメンタル式エンコーダ。
  3. (3)請求項第(2)項記載のインクリメンタル式エン
    コーダにおいて、上記基準スリット格子は、上記主スリ
    ット格子のピッチに対して位相ずれした基準位置におい
    て形成されており、また上記基準位置信号検出部は、上
    記1組の基準スリット格子の重なりの変化を上記第2ク
    ロックパルスに同期した第1基準位置信号として検出す
    るように構成されていることを特徴とするインクリメン
    タル式エンコーダ。
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