JP2006329783A - インクリメンタルエンコーダ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メインスケール21がスリットとして形成された回転可能なディスク2と、このディスクに対応して光を遮光かつ透過可能な第1のマスク3及び第2のマスク4と、発光部51、61及び受光部52、62を有する第1の検出手段5及び第2の検出手段6とを備え、ディスク2は、メインスケール21と異なるトラックの二箇所に形成されたスリット状のゼロインデックス22、23と、このゼロインデックスに対応し、かつ、ゼロインデックスと異なるトラックに形成された一以上の排他的パターン24、25とを有し、マスク3、4は、メインスケール21、二箇所のゼロインデックス22、23及び排他的パターン24、25に対応したスリットを有している。
【選択図】 図1
Description
アブソリュート形はエンコーダがいったん機械に組み込まれると、入力回転軸のゼロ位置が定まり、常にゼロ位置を座標原点にした回転角度がデジタルで出力される。これに対してインクリメンタル形では基準とする位置でカウンタの計数値をリセットし、その位置からのパルス数をカウンタで累積加算するため、基準位置を任意に選ぶことができるようになっており、一回転につき一回だけ発生するZ相信号を原点用の信号としている。
測定点の角度は、ゼロインデックスが1つ設けられているものの場合、ゼロインデックスから測定点までの角度と、ゼロインデックスから180°対向した位置にある仮のゼロインデックスから測定点までの角度とを足して2で割ることにより求めている。
さらに請求項4記載の発明は、ゼロインデックスがランダム系列であることを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、排他的パターンは検出手段による出力が中心部に光量のピークを形成するパターンであることを特徴とする。
また、ゼロインデックスの他に排他的パターンのスリットを有しているため、二つのゼロインデックスが同形状の場合であっても、第3検出部によるスリット検出の結果によって、二つのゼロインデックスのうちどちらのゼロインデックスを検出したかを確実に認識でき、測定点の角度を正確に測定することができる。
なお、前記ゼロインデックスが前記排他的パターンのスリットを兼ねると共に、前記第2検出部が前記第3検出部を兼ねるようにしても良い。
さらに本発明のインクリメンタルエンコーダでは、ゼロインデックスが排他的パターンを兼ねるとともに、第2検出部が第3検出部を兼ねるようにしてもよい。
図1を参照して、本実施形態のインクリメンタルエンコーダ1は、光学式インクリメンタルエンコーダであり、ディスク2と、第1のマスク3と、第2のマスク4と、このディスク2及び第1のマスク3又は第2のマスク4を挟むように配置された第1の光学式検出手段5と第2の光学式検出手段6とを備えている。
一般に、第1のマスク3及び第2マスク4を固定した状態でディスク2を回転させるが、装置の構成によっては逆であっても良い。
メインスケール21は、最も外側の円周上にくまなく形成された矩形状のスリットであって等間隔の格子目盛で構成されている。
本実施形態ではゼロインデックス22とゼロインデックス23とは同一円周上に形成されているが、同一円周上でなくてもよく、異なる半径の円周上であってもよい。
このとき、一のゼロインデックスに対応したマスク及び光量を検出する手段と、他のゼロインデックスに対応したマスク及び光量を検出する手段とを用意する必要がある。
したがって、ゼロインデックス22とゼロインデックス23とは異なるランダム系列であるため、検出手段5、6の光学的パターンが異なり互いが誤認されることはない。
図2に示すように二つの排他的パターン24、25は円周上の外側と円周上の内側とに、動径方向に位置をずらした矩形状スリットとして形成されており、光学的に反転パターンを作っている。
光の断続により生じるパターンは中心部分に光量のピークを持たせるように形成するのがよく、例えばスリットを矩形状にすればよい。
第1の検出手段5(第2の検出手段6)は、ディスク2及び第1のマスク3(第2のマスク4)を挟むように、第1のマスク3(第2のマスク4)に対向する位置に固設され、発光部51(発光部61)と、受光部52(受光部62)とをそれぞれ有している。
発光部51、61は受光部52、62の各検出部に対応した複数の発光素子を有している。
なお、()内の構成はそれぞれ第2の検出手段6に対応した構成を示す。
同様に、第2の検出手段6の受光部62は、図3(b)に示すように、メインスケール21を検出する第1検出部6aと、ゼロインデックス23を検出する第2検出部6bと、排他的パターン25を検出する第3検出部6cとを有している。
なお、後述する第1のゼロ点を検出したとき第1のカウンタ(図示せず)をリセットし、カウントを開始するようになっている。
なお、後述する第2のゼロ点を検出したとき第2のカウンタ(図示せず)をリセットし、カウントを開始するようになっている。
さらに、第2の検出手段における第2検出部6bが第2のゼロ点を検出し、かつ、第2の検出手段における第3検出部6cが第2のゼロ点を検出したとき、第2検出部6bの電気信号をパルスに整形して第2のゼロ点リセット用信号として第2のカウンタをリセットする。
本実施形態に係るインクリメンタルエンコーダ1を用いて測角する場合、まず、ディスク21を回転させて基準位置検出を行う。
具体的には、ディスク21を回転させると、第1の検出手段5の第2検出部5bがディスク2のゼロインデックス22を検出し、第3検出部5cがディスク2の排他的パターン24を検出する。
このとき、同時に第2の検出手段6の第2検出部6bがディスク2のゼロインデックス23を検出し、第3検出部6cがディスク2の排他的パターン25を検出する。
したがって、基準位置検出後の測角において、測角値が正反逆になるおそれがない。
なお、第2の検出手段において第2のゼロ点を検出したときも同様である。
例えば、図5に示すようにゼロインデックス23側にのみ1箇所に排他的形状のスリット28を設け、スリット28の検出の有無によって対応する二つのゼロインデックス22、23を区別して認識しても良い。
このときディスク2上のゼロインデックス22、23がそれぞれ排他的パターン24、25を兼ねるとともに、第2検出部が第3検出部を兼ねるようにする。
6…第2の検出手段、21…メインスケール、22、23…ゼロインデックス、
24、25…排他的パターン、31、41…サブスケール、
32、42…サブゼロインデックス、33、43…サブパターン
Claims (5)
- メインスケールがスリットとして形成された回転可能なディスクと、このスリットに対応して光を遮光かつ透過可能なマスクと、これらディスク及びマスクを挟むように配置され、発光部及び受光部を有する検出手段と、を備えたインクリメンタルエンコーダにおいて、
上記ディスクは、上記メインスケールと異なるトラックの二箇所に形成されたスリット状のゼロインデックスと、このゼロインデックスに対応し、かつ、ゼロインデックスと異なるトラックに形成された一以上の排他的パターンとを有し、
上記マスクは、上記メインスケール、上記二箇所のゼロインデックス及び上記排他的パターンに対応したスリットを有しており、
上記検出手段は、上記メインスケールを検出する第1検出部と、上記ゼロインデックスを検出する第2検出部と、上記排他的パターンを検出する第3検出部とを有していること、を特徴とするインクリメンタルエンコーダ。 - メインスケールがスリットとして形成された回転可能なディスクと、このスリットに対応して光を遮光かつ透過可能なマスクと、これらディスク及びマスクを挟むように配置され、発光部及び受光部を有する検出手段と、を備えたインクリメンタルエンコーダにおいて、
上記ディスクは、上記メインスケールと異なるトラックの二箇所に形成された排他的パターンであるスリット状のゼロインデックスを有し、
上記マスクは、上記メインスケール及び上記二箇所のゼロインデックスに対応したスリットを有しており、
上記検出手段は、上記メインスケールを検出する第1検出部と、上記ゼロインデックスを検出する第2検出部とを有していること、を特徴とするインクリメンタルエンコーダ。 - 前記ゼロインデックスの一方が前記ディスクの円周上の外側に位置し、他方が円周上の内側に位置することにより反転パターンとしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクリメンタルエンコーダ。
- 前記ゼロインデックスがランダム系列であることを特徴とする請求項1〜3に記載のインクリメンタルエンコーダ。
- 前記排他的パターンは前記検出手段による出力が中心部に光量のピークを形成するパターンであることを特徴とする請求項1〜4に記載のインクリメンタルエンコーダ。
Priority Applications (1)
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JP2005152855A JP2006329783A (ja) | 2005-05-25 | 2005-05-25 | インクリメンタルエンコーダ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021144965A1 (ja) * | 2020-01-17 | 2021-07-22 | ヤマハ発動機株式会社 | アブソリュートエンコーダ及びアブソリュートエンコーダを備えるアクチュエータ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0293324A (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-04 | Canon Inc | ロータリーエンコーダの原点検出系 |
JPH0389112A (ja) * | 1989-08-31 | 1991-04-15 | Topcon Corp | インクリメンタル式エンコーダ |
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