JPS625634A - 化合物半導体気相成長方法 - Google Patents
化合物半導体気相成長方法Info
- Publication number
- JPS625634A JPS625634A JP14620485A JP14620485A JPS625634A JP S625634 A JPS625634 A JP S625634A JP 14620485 A JP14620485 A JP 14620485A JP 14620485 A JP14620485 A JP 14620485A JP S625634 A JPS625634 A JP S625634A
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- decomposing
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は化合物半導体の気相成長方法、特に低温での成
長に関するものである。
長に関するものである。
(従来の技術)
近年、有機化合物を原料とする、化合物半導体のMOO
VD法は大面積化、高均一化が容易で、膜厚や組成の制
御性も優れていることから注目を集めている。一方、デ
バイス応用の点からは成長温度の低温化が重要である。
VD法は大面積化、高均一化が容易で、膜厚や組成の制
御性も優れていることから注目を集めている。一方、デ
バイス応用の点からは成長温度の低温化が重要である。
通常のMOCVD法では、成長温度を低下させると原料
ガスの熱分解が進行しなくなるため低温化に限界があっ
た。例えハ、トリメチルガリウム(TMGa )とアル
シン(Ashs)を用いるガリウム砒素(GaAs )
のMOC!VDでは、AsH3の分解温度の点からその
下限は約500℃である。
ガスの熱分解が進行しなくなるため低温化に限界があっ
た。例えハ、トリメチルガリウム(TMGa )とアル
シン(Ashs)を用いるガリウム砒素(GaAs )
のMOC!VDでは、AsH3の分解温度の点からその
下限は約500℃である。
この点を改良するための一つの方法は分解温度の低い原
料を用いることである。I−V族化合物半導体のMOC
VD用原料として用いられるI族元素の有機原料には、
比較的分解温度の低い原料が存在する。しかし■族元素
の原料として用いられるA s H3、フォスフイン(
pH3)あるいはトリメチル砒素(TMAs )、トリ
メチル燐(’l’MP )は分解温度が高く、他に適当
な原料がない。そこで、これらのV族元素の原料をあら
かじめ分解してから成長領域へと送る方法が考えられて
いる。
料を用いることである。I−V族化合物半導体のMOC
VD用原料として用いられるI族元素の有機原料には、
比較的分解温度の低い原料が存在する。しかし■族元素
の原料として用いられるA s H3、フォスフイン(
pH3)あるいはトリメチル砒素(TMAs )、トリ
メチル燐(’l’MP )は分解温度が高く、他に適当
な原料がない。そこで、これらのV族元素の原料をあら
かじめ分解してから成長領域へと送る方法が考えられて
いる。
これらV族元素原料の分解法としては、従来、次の二つ
の方法があった。第1は第2図にその例を示したように
、V族元素の原料をあらかじめ成長領域から離れた上流
部分に設けた電気炉で分解しておくものである。第2の
方法は第3図にその例を示したように、■族元素原料の
分解を成長領域にご〈近接させた領域で行なわせるもの
である。
の方法があった。第1は第2図にその例を示したように
、V族元素の原料をあらかじめ成長領域から離れた上流
部分に設けた電気炉で分解しておくものである。第2の
方法は第3図にその例を示したように、■族元素原料の
分解を成長領域にご〈近接させた領域で行なわせるもの
である。
(発明が解決しようとする問題点)
上記の二つの方法には次のような問題点がある。
まず第1の方法の場合、上流の分解炉部分と成長領域の
間の温度が低くなるために、分解により生成した■族元
素分子が十分な濃度で存在することができす管壁に析出
する。この結果、成長領域に到達する■族元素濃度は小
ざくなり、分解の効果は大幅に低下してしまう。また第
2の方法では、■族元素原料の分解は成長領域のごく近
くで行なわれるから、分解した■族元素は有効に成長に
寄与するが、l族元素原料との混合が不十分となるため
に良好な均一性を得ること、大面積の基板を用いること
の点で不都合である。
間の温度が低くなるために、分解により生成した■族元
素分子が十分な濃度で存在することができす管壁に析出
する。この結果、成長領域に到達する■族元素濃度は小
ざくなり、分解の効果は大幅に低下してしまう。また第
2の方法では、■族元素原料の分解は成長領域のごく近
くで行なわれるから、分解した■族元素は有効に成長に
寄与するが、l族元素原料との混合が不十分となるため
に良好な均一性を得ること、大面積の基板を用いること
の点で不都合である。
本発明の目的は、以上の問題点を解決し、大面積基板上
の高均一性を保ちつつ低温における成長を可能とする化
合物半導体のMOCVD法を提供することにある。
の高均一性を保ちつつ低温における成長を可能とする化
合物半導体のMOCVD法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、MO(!VD法において、l族元素原料とV
族元素原料とを互に分離された別々の導入路により、前
者は分解させないままで、後者はその導入路に加熱手段
を設けて分解させてから、l族元素原料の分解は進行せ
ずかつあらかじめ分解させたことによシ生成したV族元
素分子は析出しない温度範囲に保たれたガス混合領域に
導入し、しかるのちにこの混合ガスを成長領域へと送る
ことを特徴としている。
族元素原料とを互に分離された別々の導入路により、前
者は分解させないままで、後者はその導入路に加熱手段
を設けて分解させてから、l族元素原料の分解は進行せ
ずかつあらかじめ分解させたことによシ生成したV族元
素分子は析出しない温度範囲に保たれたガス混合領域に
導入し、しかるのちにこの混合ガスを成長領域へと送る
ことを特徴としている。
(作用)
成長の低温化のために■族元素の原料を分解し、この結
果生成したV族元素分子を十分に成長領域へ送るために
は、その途中の領域の温度がある一定の値より高い必要
がある。この温度は、V族元素分子のその温度での蒸気
圧が、成長領域で必要である値となる温度である。途中
の温度がこの温度以下となるとV族元素は反応管壁に析
出してしまい、成長領域に到達できない。
果生成したV族元素分子を十分に成長領域へ送るために
は、その途中の領域の温度がある一定の値より高い必要
がある。この温度は、V族元素分子のその温度での蒸気
圧が、成長領域で必要である値となる温度である。途中
の温度がこの温度以下となるとV族元素は反応管壁に析
出してしまい、成長領域に到達できない。
As4の蒸気圧M O,1torrs 1.Otorr
となる温度はそれぞれ350℃、400℃であり、P4
の蒸気圧が0.1 tJrrs 1.Otorrとなる
温度は220 ℃、260℃である。成長時のAs4あ
るXAはP4の蒸気圧は成長条件により異なるが、通常
0.1torr程度に設定される。したがって上述の下
限温度はAsH3の場合350℃程度、PH3の場合で
220’C程度となる。成長時の■族元素の圧力がもっ
と小さくて良い場合(実際、成長温度が低い時は0.1
torrより低くても十分である)はもう少し低温とな
る。
となる温度はそれぞれ350℃、400℃であり、P4
の蒸気圧が0.1 tJrrs 1.Otorrとなる
温度は220 ℃、260℃である。成長時のAs4あ
るXAはP4の蒸気圧は成長条件により異なるが、通常
0.1torr程度に設定される。したがって上述の下
限温度はAsH3の場合350℃程度、PH3の場合で
220’C程度となる。成長時の■族元素の圧力がもっ
と小さくて良い場合(実際、成長温度が低い時は0.1
torrより低くても十分である)はもう少し低温とな
る。
一方、成長層の均一化、大面積化のためには、l族元素
原料と■族元素とが十分に均一に混合されている必要が
ある。本発明ではこのために両者の混合領域を設けてい
る。この混合領域の温度としてはすでに述べた下限の他
に、上限がある。これは、l族元素原料の熱分解温度に
より決まる。
原料と■族元素とが十分に均一に混合されている必要が
ある。本発明ではこのために両者の混合領域を設けてい
る。この混合領域の温度としてはすでに述べた下限の他
に、上限がある。これは、l族元素原料の熱分解温度に
より決まる。
この領域の温度がこの熱分解温度より高いとl族元素原
料の分解が進行し、v22元素と反応して生成した化合
物が直ちに管壁に析出し1しまうからである。この分解
温度はTMGaの場合で450 ’C。
料の分解が進行し、v22元素と反応して生成した化合
物が直ちに管壁に析出し1しまうからである。この分解
温度はTMGaの場合で450 ’C。
トリエチルガリウム(TEGa )で3oooc程度で
ある。
ある。
以上述べたように、あらかじめ分解させて生成した■族
元素とl族元素原料との混合領域を設け、その温度を適
当な範囲に制御してやれは、両者は完全に均一に混合さ
れ、かつ互に反応をしたり、あるいは反応管壁への析出
をすることなく原料ガスが成長領域へ到達できる−1こ
の結果、■族元素原料を分解させない場合は不用能であ
ったような低温でも十分に、高い均一性を持って成長す
ることが可能となる。
元素とl族元素原料との混合領域を設け、その温度を適
当な範囲に制御してやれは、両者は完全に均一に混合さ
れ、かつ互に反応をしたり、あるいは反応管壁への析出
をすることなく原料ガスが成長領域へ到達できる−1こ
の結果、■族元素原料を分解させない場合は不用能であ
ったような低温でも十分に、高い均一性を持って成長す
ることが可能となる。
(実施例)
以下、第1図に示した実施例について説明する。
’l”EGaとAsHいキャリアガスとしてH7を用い
た横型のMOCVDの場合である。上流部分にAsR3
の分解領域、つづいてTEGaとの混合領域、さらに成
長領域から構成される。1゛上Gaは混合領域中へA
s H3とは別の導入路を通して導入されるこの例にお
いてはこの導入路の周囲に導入路冷却用ガス通路を設け
た。これは分解領域用の電気炉あるいは基板加熱用サセ
プタからの熱によって、導入路中で’I’EG#分解す
ることを防止するたにである。
た横型のMOCVDの場合である。上流部分にAsR3
の分解領域、つづいてTEGaとの混合領域、さらに成
長領域から構成される。1゛上Gaは混合領域中へA
s H3とは別の導入路を通して導入されるこの例にお
いてはこの導入路の周囲に導入路冷却用ガス通路を設け
た。これは分解領域用の電気炉あるいは基板加熱用サセ
プタからの熱によって、導入路中で’I’EG#分解す
ることを防止するたにである。
AsH3の分解f!域と混合領域は電気炉に↓り独立に
温度制御力2可能である。また基板も基板加熱用カーボ
ンサセプタを高周波誘導加熱することにより独立に温度
制御できる。本実施例においては分解領域の温度を70
0℃、混合領域の温度を300℃として成長温度を変化
させた。Ash、流量は3.0cc/rnins TE
Ga流量は0.50cc/min (いずれも100%
換算)、トータル流量は10 l / m i nであ
る。以上の条件下で成長を行った場合の成長速度の温度
依存性を第4図に示す。比較のためAsE。
温度制御力2可能である。また基板も基板加熱用カーボ
ンサセプタを高周波誘導加熱することにより独立に温度
制御できる。本実施例においては分解領域の温度を70
0℃、混合領域の温度を300℃として成長温度を変化
させた。Ash、流量は3.0cc/rnins TE
Ga流量は0.50cc/min (いずれも100%
換算)、トータル流量は10 l / m i nであ
る。以上の条件下で成長を行った場合の成長速度の温度
依存性を第4図に示す。比較のためAsE。
分解領域を加熱しなかった場合を点線で示した。
図から明らかなように、低温領域での成長速度は大幅に
増加している。また、この時混合領域での管壁への析出
は見られなさった。
増加している。また、この時混合領域での管壁への析出
は見られなさった。
0 (発明の効果)
以上述べたように本発明の方法によれば、分解・ さ
せたV族元素原料を有効に利用でき、さらに成長領域に
達する前の、好ましくない管壁への析出、・ I族元
素原料との没応などを完全に防止できる。
せたV族元素原料を有効に利用でき、さらに成長領域に
達する前の、好ましくない管壁への析出、・ I族元
素原料との没応などを完全に防止できる。
このため、成長温度な■族元素原料の分解温度にまで低
下させることが可能となっ7’?。また、原料ガスの混
合が完全に行なわれるため、成長の均一性もきわめて良
好である。
下させることが可能となっ7’?。また、原料ガスの混
合が完全に行なわれるため、成長の均一性もきわめて良
好である。
第1図は本発明の実施例の図、第2図、第3図は従来の
MOOVD法を説明するための装置断面模式図である。 第4図は実施例にまる装置で得られたGaAs成長速度
の成長温度依存性を示す図である。
MOOVD法を説明するための装置断面模式図である。 第4図は実施例にまる装置で得られたGaAs成長速度
の成長温度依存性を示す図である。
Claims (1)
- 有機金属気相成長法(MOCVD法)において、III族
元素原料とV族元素原料とを互に分離された別々の導入
路により、前者は分解させないままで、後者はその導入
路に加熱手段を設けて分解させたのち、III族元素原料
の分解は進行せずかつあらかじめ分解させたことにより
生成したV族元素分子は析出しない温度範囲に保たれた
ガス混合領域に導入し、しかるのちにこの混合ガスを成
長領域へと送ることを特徴とするMOCVD法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14620485A JPS625634A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 化合物半導体気相成長方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14620485A JPS625634A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 化合物半導体気相成長方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS625634A true JPS625634A (ja) | 1987-01-12 |
Family
ID=15402475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14620485A Pending JPS625634A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 化合物半導体気相成長方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS625634A (ja) |
-
1985
- 1985-07-02 JP JP14620485A patent/JPS625634A/ja active Pending
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