JPS6255609A - 被覆光フアイバの先端部へ光コネクタ用中子を取り付ける方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野Ｊ 本発明は被覆光ファイバ（光ファイバ心線）の先端部へ
光コネクタ用の中子を取り付ける方法に関する。

ｒ従来の技術１ 周知の通り、光ファイバ心線をコネクタ接続するときは
、単心、多心を問わず、その光ファイバ心線の先端部へ
光コネクタ用の中子を取り付けるのが一般である。

従来、汎用されている光コネクタ用中子の一つに第４図
に示すものがあり、同図の中子１は、その軸心の長手方
向に隣接して被覆部挿入孔２と素線挿入孔３とが形成さ
れ、その外周部に鍔部４が形成されている。

かかる中子１を、被覆光ファイバ（光ファイバ心線）５
の先端部−５取り付けるとき、第４図のごとく、その被
覆光ファイバ５の先端部から適当長さだけ被覆部８を除
去して光ファイバ素線７を露出させ、しかる後、被覆部
６の先端、光ファイバ素線７の先端をそれぞれ被覆部挿
入孔２内、素線挿入孔３内に嵌めこみ、これら被覆部挿
入孔２、素線挿入孔３の空隙内へ充填した接着剤８によ
り当該嵌めこみ状態を固定し、かつ、接着剤８の硬化後
、中子１の先端面を研磨する。

こうして被覆光ファイバの先端部へ取り突けられた中子
１は、光ファイバ相互のコネクタ接続に際し光アダプタ
のスリーブ内へ嵌合されたとき、その動きが抑制され、
これにより光ファイバが位置決めされる。

この際のｔａ続時特性、光ファイバ相互のコアの軸合わ
せが適切であるか否か、すなわちコア相互の軸ずれ度合
で決まる。

その軸ずれ原因はつぎの通りである。

ａ）光ファイバ素線７の外径中心とそのコアとの偏心、
すなわち光ファイバ心線７に起因したもの。

ｂ）光ファイバ素線７の外径寸法と、素線挿入孔３の内
径寸法との差、すなわち素線挿入孔３内に光ファイバ素
線７を挿入した際の該素線挿入孔３内のクリアランスに
よるもの。

Ｃ）中子ｌの外径中心と素線挿入孔３の中心との偏心、
すなわち中子に起因したもの。

ｖ発ＩＪＩが解決しようとする問題点１したがって、被
覆光ファイバ５の先端部へ中子ｌを取り付けるとき、上
述したａ）〜Ｃ）の各種原因がないことが望ましいが、
光ファイバ、中子等についてはこれらの原因が不可避的
に生じるので、偏心なく被覆光ファイバ５の先端部へ中
子ｌを取り伺けるのが技術的に難しく、特にコア径の小
さい単一モード光ファイバにあっては、わずかな上記原
因によりコネクタ接続時の接続損失が大きくなってしま
う。

もちろん、光ファイバ、中子のうちから、高精度、高品
質のもを抽出すれば、偏心のない中子取付状態を得やす
いが、こうした場合には使用不能となる光ファイバ、中
子等が多くなりすぎ、歩留からみた製品のコストアップ
要因が大きくなる。

本発明は上記の問題点に鑑み、精度、品質等が十分でな
い光ファイバ、中子等を用いた場合でも偏心なく中子を
光ファイバ先端部へ取り付けることができる方法を提供
しようとするものである。

、ｒｒ＝＋ｆｆｉ点を解決するための手段」本発明に係
る中子取付方法は、被覆部先端から光ファイバ素線の先
端が露出された被覆光ファイバの先端部へ光コネクタ用
の中子を取り付ける方法において、被覆部挿入孔と上記
光ファイバ素線外径よりも十分内径の大きい素線挿入孔
とが軸心長手方向に隣接して形成された中子を用意し、
その中子の被覆部挿入孔内、東線挿入孔内に接着剤を注
入した後、被覆光ファイバの光ファイバ素線先端、被覆
部先端をこれら素線挿入孔内、被覆部挿入孔内にそれぞ
れ嵌めこみ、当該嵌めこみ状態において光ファイバ素線
と中子とを調心することにより、光ファイバ素線のコア
中心と中子の外径中心とを互いに一致させ、当該調心後
、前記接着剤を硬化させることを特徴としている。

１作用１ 本発明方法の場合、上述のごとく被覆光ファイバの光フ
ァイバ素線先端、被覆部先端を接着剤が充填された中子
の内部へ挿入した後、調心手段により光ファイバ東線の
コア中心と中子の外径中心とを互いに一致させてその状
態を接着剤により固着するから、光ファイバ素線の外径
中心とそのコアとが偏心していても、中子の外径中心と
素線挿入孔の中心とが偏心していても、これらの影響を
受けることなく光ファイバ素線のコア中心と中子外周部
材の外径中心とは正確に一致するようになり、その結果
、コネクタ接続時の高い接続特性が確保できる。

もちろん、被覆光ファイバ、中子は廂工精度、品質等の
低いものでも十分活用でき、高精度の部品のみを使用し
なければならない不経済もない。

ｒ実　施　例１ 以下本発明方法の実施例につき１図面を参照し　　゛て
説明する。

第１図の中子ｌは、金属、セラミックス、合成樹脂など
、適宜の材質からなり、のの中子１は。

前記第４図と同様、その軸心の長手方向に隣接して被覆
部挿入孔２と素線挿入孔３とが形成され、その外周部に
鍔部４が形成されている。

単−モード型などとした第１図の被覆光ファイバ５も、
前記第４図と同様、その先端部から適当長さだけ被覆部
６が除去され、光ファイバ素線７が露出されている。

なお、素線挿入孔３の内径は光ファイバ素線７の外径よ
りも十分太きく形成されている。

本発明方法において、上記中子１を被覆光ファイバ５の
先端部へ取り付けるとき、第１図のごとく、中子ｌの内
部に例えば熱硬化性の接着剤８を注入かつ充填した後、
被覆部８の先端、光ファイバ素線７の先端をそれぞれ被
覆部挿入孔２内、素線挿入孔３内に挿入するが、この際
、光ファイバ素線７の先端は素線挿入孔３外へ適当長さ
だけ突出させる。

つぎに、中子１の外径中心と光ファイバ素線７のコア中
心とを互いに一致させるべく調心を行なうが、この調心
に際しては、−例として第２図、第３図に示す手段を採
用する。

かかる調心手段は、第２図、第３図のごとく、左右一対
のＶ溝部３１ａ　、　３１ｂが形成され、そのＶ構部３
１ａ　、　３１ｂに対応して押え板３２ａ　、　３２ｂ
が装備された調心台３３と、先端に基準中子３４が取り
つけられた調心用光ファイバ３５と、下端にＶ溝部３６
が形成され、そのＶ溝部３８に対応して挾み板３７が設
けられたクランプ３８と、さらに光源３９および光パワ
ーメータ４０とからなる。

上記調心手段において、基準中子３４が取りつけられた
調心用光ファイバ３５は、その光ファイバ３５のコア中
心と基準中子３４の外径中心とが精密に一致している。

調心台３３の両Ｖ溝部３１ａ　、　３１ｂも精密な左右
対称型であり、これらはＶ溝部３１ａ　、　３１ｂは一
直線状に並んでいる。

クランプ３８は、図示しないガイド手段により、第３図
のＸ軸方向、Ｘ軸方向に微動可億となっている。

第２図、第３図において中子１の外径中心と光ファイバ
素線７のコア中心とを互いに一致させるとき、中子ｌを
前記一方のＶ溝部３１ａ内に、基準中子３４を前記他方
のＶ溝部３１ｂ内にそれぞれ嵌めみ、これらの嵌めこみ
状態を押え板３２ａ　、　３２ｂにより保持して、光フ
ァイバ素＆１７の先端と調心用光ファイバ３５の先端と
を互いに対向させる。

さらに素線挿入孔３より突出している光ファイバ素ｍ７
は、これをクランプ３８のＶ溝部３θ内に嵌めこんで挟
み板３７により保持し、調心用光ファイバ３５には光源
３９を、被覆光ファイバ５の基端には光パワーメータ４
０をそれぞれ接続する。

その後、光源３９から光ファイバ素線７、調心用光ファ
イバ３５にわたって光信号を通し、光ファイバ素線７を
クランプ３８により第３図のＸ軸方向、Ｘ軸方向へ微動
させ、この際の受光レベルを光パワーメータ４０により
モニタする。　　゛かかる微動操作時、光ファイバ素＆
１７、調心用光ファイバ３５の両コアが精密に一致する
ことにより、光パワーメータ４０での受光レベルが最大
となるから、その受光レベルが最大となるよう、光パワ
ーメータ４０をモニタしながら光ファイバ素線７を操作
して、所定の調心を終える。

かくて調心が完了したとき、あらかじめ中子１の内部に
充填しである熱硬化性接着剤８を加熱することにより、
例えば接着剤８に熱風を吹きつけてこれを硬化させ、当
該調心状態を固着する。

かくて被覆光ファイバ５の先端部へ中子が精密に取り付
けられる。

上記取り付は後、中子ｌの先端面を、例えばグラインダ
などの機械的研磨手段により研磨し、この際、前記突出
状態にあった光ファイバ素線７の先端も同時に研磨する
。

ｒ発明の効果１ 以上説明した通り、本発明方法によるときは、中子の被
覆部挿入孔内、素線挿入孔内に接着剤を注入した後、被
覆光ファイバの光ファイバ素線先端、被覆部先端をこれ
ら素線挿入孔内、被覆部挿入孔内にそれぞれ嵌めこみ、
当該嵌めこみ状態において光ファイバ素線と中子とを調
心することにより、光ファイバ素線のコア中心と中子の
外径中心とを互いに一致させ、″！！Ｊ該調心後、前記
接着剤を硬化させるから、光ファイバ素線のコア偏心。

中子を構成する各部材の精度不足等があっても、光ファ
イバ素線のコア中心と中子の外径中心とは正確に一致す
るようになり、その結果、コネクタ接続時の高い接続特
性が確保できる中子取付状態が得られ、しかも被覆光フ
ァイバ、中子などは加工精度、品質等の低いものでも十
分活用でき、高精度の部品のみを使用しなければならな
い不経済がなく、総じて被覆光ファイバ先端部への中子
取付が高精度かつ経済的に実施できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法において被覆光ファイバ先端部を中
子内に挿入した状態を示す断面図、第２図、第３図は本
発明方法における調心手段の一例を略示した正面図と断
面図、第４図は従来法の断面説明図である。 １・・・中子 ２・・・被覆部挿入孔 ３・・・素線挿入孔 ５番・・被覆光ファイバ ６・−・被菫部 ７・・・光ファイバ心線 ８働・・接着剤 ３３魯・・調心台 ３４−−−　！Ｓｉ＊中子 ３５・・・調心用光ファイバ ３８・・・クランプ ３８φ・０光源 ４０１１・魯光パワーメータ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被覆部先端から光ファイバ素線の先端が露出された被覆
   光ファイバの先端部へ光コネクタ用の中子を取り付ける
   方法において、被覆部挿入孔と上記光ファイバ素線外径
   よりも十分内径の大きい素線挿入孔とが軸心長手方向に
   隣接して形成された中子を用意し、その中子の被覆部挿
   入孔内、素線挿入孔内に接着剤を注入した後、被覆光フ
   ァイバの光ファイバ素線先端、被覆部先端をこれら素線
   挿入孔内、被覆部挿入孔内にそれぞれ嵌めこみ、当該嵌
   めこみ状態において光ファイバ素線と中子とを調心する
   ことにより、光ファイバ素線のコア中心と中子の外径中
   心とを互いに一致させ、当該調心後、前記接着剤を硬化
   させることを特徴とする被覆光ファイバの先端部へ光コ
   ネクタ用中子を取り付ける方法。