JP4550322B2 - 光コネクタフェルール及びその製造方法と、光コネクタ及びその組立方法 - Google Patents

光コネクタフェルール及びその製造方法と、光コネクタ及びその組立方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光コネクタ及びこれを構成する光コネクタフェルールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から各種光コネクタフェルールが開発され、それらを用いた光コネクタも各種開発されている。その一つにファイバ孔列が複数段形成された多段型の光コネクタフェルールと、そのような多段型の光コネクタフェルールに光ファイバを挿通固定してなる光コネクタがある。
【0003】
従来の多段型光コネクタフェルールの一例を図5(a)(b)に基づいて説明する。この多段型光コネクタフェルールは、複数本の光ファイバ心線Bを差込み可能な差込み口Aを備え、その差込み口Aの先に同差込み口Aから差込まれた光ファイバ心線Bの先端において露出されている光ファイバEを個々に挿通可能なファイバ孔Cが複数並列されたファイバ孔列Dが上下に二段積層されている。
【0004】
前記図5(a)(b)に示す多段型光コネクタフェルールに光ファイバ心線Bを挿通固定して光コネクタを組立てるには次のようにする。まず、多段型光コネクタフェルールの差込み口Aから同フェルールのファイバ孔Cに接着剤を注入し、その後、差込み口Aから差込んだ光ファイバ心線Bの先端において露出されている光ファイバEを個々に所定のファイバ孔Cに挿通させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光コネクタフェルールには次のような課題があった。
(1)上段のファイバ孔列Dを構成する各ファイバ孔Cに挿通させるべき光ファイバEの全部又は一部を誤って下段のファイバ孔列Dを構成するファイバ孔Cに挿通させてしまったり、その逆を行ってしまったりすることがある。
(2)差込み口Aから注入された接着剤が上下のファイバ孔Cに均等に充填され難くい。
【0006】
前記課題を有する光コネクタフェルールを用いて組立てられる従来の光コネクタには次のような課題があった。
(1)光コネクタを組立てる際に誤ったファイバ孔に光ファイバを挿通させてしまいがちなので、組立作業性が悪く、製品歩留まりも悪い。
(2)光コネクタフェルールのファイバ孔に十分な接着剤が充填されないため、同ファイバ孔に挿通された光ファイバEの固定が不充分で信頼の低い光コネクタとなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本件出願の第1の多段型光コネクタフェルールは、光 ファイバ心線を差込み可能な差込み口の奥に、前記光ファイバ心線の先端において露出されている光ファイバを挿通可能なファイバ孔を横方向に複数並設したファイバ孔列が多段に積層され、
該多段に積層されたファイバ孔列同士は仕切り部によって仕切られ、仕切り部は前記ファイバ孔よりも前記差込み口方向に伸びて、前記光ファイバを前記ファイバ孔列に案内し、
前記各ファイバ孔は、前記差込み口の奥に設けられた大径孔とこれに連通する小径孔及び前記大径孔から前記小径孔側に向けて次第に先細りになるテーパ状の小径導入部とを備え、
前記ファイバ孔列の積層方向中心を挟んでその両側の形状が対称であり、且つファイバ孔の並列方向中心を挟んでその両側の形状が対称であり、
熱硬化性エポキシ樹脂又は熱可塑性プラスチックのいずれかにより一体成型されているものである。
【0008】
本件出願の第2の多段型光コネクタフェルールは、前記仕切り部が前記差込み口に至るまで伸びており、該仕切り部によって前記差込み口が各ファイバ孔列に連通する複数の小差込み口に分割されているものである。
【0009】
本件出願の多段型光コネクタフェルールの製造方法は、熱硬化性エポキシ樹脂を用いたトランスファ成型、熱硬化性エポキシ樹脂又は熱可塑性プラスチックを用いたインジェクション成型のいずれかによって請求項1又は請求項2記載の多段型光コネクタフェルールを成型するものである。
【0010】
本件出願の多段型光コネクタは、光ファイバ心線の端部に前記第1又は第2の多段型光コネクタフェルールを取り付けてなる光コネクタであって、光ファイバ心線はブーツに通され、そのブーツの全部又は一部は光コネクタフェルールの内部に差込まれているものである。
【0011】
本件出願の第1の多段型光コネクタ組立方法は、前記第2の多段型光コネクタフェルール任意の前記小差込み口から光コネクタフェルールの内部に接着材を注入し、次に、前記小差込み口に光ファイバ心線を差込み、差込まれた光ファイバ心線の先端において露出されている光ファイバを小差込み口に連通する前記ファイバ孔列のファイバ孔に挿通し、その後、前記小差込み口とは別の小差込み口から内部に接着材を注入し、次に、小差込み口に光ファイバ心線を差込み、差込まれた光ファイバ心線の先端露出され光ファイバを小差込み口に連通する前記ファイバ孔列のファイバ孔に挿通し、以後これを繰り返して全てのファイバ孔に光ファイバを挿通するものである。
【0012】
本件出願の第2の多段型光コネクタ組立方法は、前記第2の多段型光コネクタフェルールの全て前記小差込み口から該多段型光コネクタフェルールの内部に接着剤を注入し、その後、夫々の前記小差込み口に順次光ファイバ心線を差込み、差込まれた光ファイバ心線の先端において露出されている光ファイバを、前記小差込み口に連通している前記ファイバ孔列の各ファイバ孔に挿通するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本発明の光コネクタフェルール(以下「フェルール」)の実施形態の一例を図1、図2に基づいて説明する。このフェルールは図1に示すように、長手方向一方端面に他の光コネクタフェルールの接合端面に突き合わせられる接合端面1が形成され、他方端面に複数本の光ファイバ心線を差込み可能な差込み口2が形成されている。また、差込み口2の幅方向両外側には、同差込み口2が形成されている端面から前記接続端面1まで貫通するガイドピン孔3が形成されている。このガイドピン孔3は、当該フェルールの接続端面1と他のフェルールの接合端面とを突き合わせて接合する際に、連通した互いのフェルールのガイドピン孔にガイドピンを跨がせることによって両者を位置合わせ可能とするためのものである。
【0014】
図2(a)(b)に示すように、前記差込み口2の先(光ファイバ心線の差込み方向先方)には、同差込み口2から差込まれた4心のテープ状多心光ファイバ心線4(以下「テープ心線4」)の先端において露出された光ファイバ5を個々に挿通可能なファイバ孔6を4つ並列してなるファイバ孔列7が上下に二段積層されている。
【0015】
図2(a)(b)に示すように、上段のファイバ孔列7a及び下段の7bを構成する夫々のファイバ孔6は大径孔8とこれに連通する小径孔9から構成されている。大径孔8の入口には前記差込み口2側から小径孔9側に向けて次第に先細りになるテーパ状の大径孔導入部10が形成され、差込み口2から差込まれた前記光ファイバ5がスムースに大径孔8に挿通されるようにしてある。また、大径孔8と小径孔9は、大径孔8側から小径孔9側に向けて次第に先細りになるテーパ状の小径孔導入部11を介して連通され、大径孔8に挿通された前記光ファイバ5がスムースにその先の小径孔9に挿通されるようにしてある。さらに、小径孔9は前記接合端面1において開口し、そこに挿通された光ファイバ5の端面を接合端面1と面一とするか、同接合端面1から外側に突出させるかできるようにしてある。ここで、前記小径孔9の直径はそこに挿通される光ファイバ5の外径よりも若干大きく設定されている(本実施形態では0.126mmとしてある)。
【0016】
図2(a)(b)に示すように、上段のファイバ孔列7aと下段のファイバ孔列7bとは仕切り部12によって積層方向に仕切られている。この仕切り部12は前記大径孔導入部10よりも差込み口2側に突出しており、差込み口2は同差込み口2に至るまで突出した仕切り部12によって上段のファイバ孔列7aに連通する小差込み口2aと、下段のファイバ孔列7bに連通する小差込み口2bとに分割されている。ここで、小差込み口2a及び2bの高さAは0.32mm、仕切り部の肉厚Bは0.18mmとしてある。
【0017】
以上の構成を備えた本発明のフェルールは、熱硬化性エポキシ樹脂を用いたトランスファ成形、熱硬化性エポキシ樹脂又は熱可塑性プラスチックを用いたインジェクション成形のいずれかによって成形されている。また、図2(a)に示すように、ファイバ孔列の積層方向中心線X−Xを挟んでその両側が対称な形状をなし、且つ図2(b)に示すように、ファイバ孔の並列方向中心線Y−Yを挟んでその両側が対称な形状をなすように成形されている。従って、前記何れの成形方法によって成形した場合も、成形後収縮や経時的寸法変化によって偏った変形が起こり難く、前記ファイバ孔6やガイドピン孔3の位置精度が高くなる。この結果、当該フェルールを用いた光コネクタは長期に亙って良好な接続損失特性を維持可能となる。
【0018】
前記本発明のフェルールを用いて光コネクタを組立てるには次のようにする。
(1)上段のファイバ孔列7aに連通する小差込み口2aから接着剤を注入し、同ファイバ孔列7aの構成する各ファイバ孔6に接着剤を充填する。
(2)下段のファイバ孔列7bに連通する小差込み口2bから接着剤を注入し、同ファイバ孔列7bの構成する各ファイバ孔6に接着剤を充填する。
(3)前記小差込み口2aからテープ心線4を差込み、同テープ心線4の先端において露出されている各光ファイバ5を上段のファイバ孔列7aを構成する各ファイバ孔6に個々に挿通させる。具体的には、差込み口2aから差込まれた光ファイバ5を大径孔導入部10の案内に従って所定の大径孔8に挿入し、その光ファイバ5をさらに奥まで挿入して、小径孔導入部11の案内に従って小径孔9に挿入する。尚、光ファイバ5はテープ心線4の被覆部分が大径孔導入部10に接触するまで挿入されると、それ以上奥には挿入されないように規制される。
(5)小差込み口2bから別のテープ心線4を差込み、同テープ心線4の先端において露出されている各光ファイバ5を下段のファイバ孔列7bを構成する各ファイバ孔6に挿通させる。具体的な手順は前記(4)と同様である。
(6)必要に応じてフェルールの接合端面1を研磨して同接合端面1とファイバ孔6に挿通固定されている光ファイバ5の端面とを面一とする。または、接合端面1を突き出し研磨してファイバ孔6に挿通固定されている光ファイバ5の端面を接合端面1より数ミクロン程度外側に突出させる。後者の場合、接続損失がより低いPC(Physical Contact)接続を実現可能となる。
【0019】
尚、下段のファイバ孔列7bを構成する各ファイバ孔6に接着剤を充填してから、上段のファイバ孔列7aを構成する各ファイバ孔6に接着剤を充填してもよい。即ち、前記(1)(2)の工程の実施順序を逆にしてもよい。また、何れか一方のファイバ孔列7a又は7bに光ファイバ5を挿通固定し、その後に他方のファイバ孔列7b又は7aに光ファイバ5を挿通固定してもよい。即ち、前記(1)〜(6)の工程を(1)→(3)→(2)→(4)→(6)、または(2)→(4)→(1)→(3)→(6)の順序で実施してもよい。
【0020】
2つの小差込み口2a、2bに差込まれる夫々のテープ心線4に予めゴムブーツを被せておき、光ファイバ5を所定のファイバ孔6に挿通させた後に、当該ゴムブーツを光ファイバ5の先端側にスライドさせて、同ゴムブーツの一部を差込み口2からフェルールの内部に差込んでもよい。例えば図4(a)に示すように、夫々のテープ心線4に被せておいたゴムブーツ30の長手方向先端部を差込み口2と大径孔導入部10との間に存在する空間(ブーツ収容空間31)に差込んでもよい。この場合、ゴムブーツ30の差込み長は任意に設定できるが、その先端面が大径孔導入部10に接触するまで差込まれると、それ以上は奥には差込まれないように規制される。
【0021】
(実施形態2)
前記実施形態では仕切り部12を差込み口2に至るまで同差込み口2側に突出させたが、仕切り部12は必ずしも差込み口2に至るまで突出させる必要はない。具体的には図3に示すように、差込み口2の手前まで突出させてもよい。要は、上段のファイバ孔列に挿通されるべき光ファイバを誤って下段のファイバ孔列に挿通したり、下段のファイバ孔列に挿通されるべき光ファイバを誤って上段のファイバ孔列に挿通したりといった不具合を回避可能であり、さらに、差込み口から注入された接着剤を上下のファイバ孔列7a、7bに振分けて各ファイバ孔6への接着剤の充填性を向上可能であればよい。もっとも、かかる観点からは仕切り部12を差込み口2に至るまで突出させるのが最も望ましい。
【0022】
前記のように仕切り部12を差込み口2の手前までしか突出させない場合は、差込み口2が2以上の小差込み口に分割されることはない。従って、差込み口2に差込まれる2本以上のテープ心線4に予め1つのゴムブーツ30を被せて、それらテープ心線4を纏めておき、各テープ心線4の先端において露出された光ファイバ5をファイバ孔6に挿通させた後に、当該ゴムブーツ30を光ファイバ5の先端側へスライドさせてその先端側の一部を前記ブーツ収容空間31内に差込んでもよい(図4b)。
【0023】
前記実施形態に示した本発明のフェルールは、4心のテープ状多心光ファイバ心線を挿通固定して光コネクタとすることができるようにしたものであるが、本発明のフェルールには4心以外の多心テープ状光ファイバ心線を挿通固定可能としたものも含まれる。また、テープ状多心光ファイバ心線ではなく、複数本の光ファイバを挿通固定可能としたものも含まれる。もっとも、この場合はファイバ孔列を構成するファイバ孔の数を心線数に応じて増減することは勿論である。
【0024】
【発明の効果】
本件出願の光コネクタフェルールは、ファイバ孔列が多段に積層され、それらファイバ孔列同士が仕切り部によって仕切られ、その仕切り部がファイバ孔よりも前記差込み口側に突出しているので、次のような効果を有する。
(1)差込み口から差込まれた光ファイバ心線の先端において露出されている光ファイバをファイバ孔列に挿通させる際に仕切り部がガイドとなる。従って、あるファイバ孔列に挿通させるべき光ファイバを誤って別のファイバ孔列に挿通してしまうといった不都合が回避される。
(2)差込み口から注入された接着剤が仕切り部によって各段のファイバ孔列毎に振分けられるので、全ての段のファイバ孔にほぼ均等に接着剤を充填することができる。
【0025】
本件出願の光コネクタフェルールは、ファイバ孔列の積層方向中心線を挟んでその両側の形状が対称であり、且つファイバ孔の並列方向中心線を挟んでその両側の形状が対称なので、成形後収縮や経時的寸法変化によって偏った変形が起こり難く、ファイバ孔やガイドピン孔の位置精度が高くなる。
【0026】
本件出願の光コネクタフェルールのうち、仕切り部が差込み口に至るまで突出したものは、前記効果がより一層確実になる。
【0027】
本件出願の光コネクタは光ファイバ心線の端部に前記効果を有する本件出願の光コネクタフェルールを取り付けてなるので次のような効果を有する。
(1)本件出願の光コネクタフェルールによれば、同フェルールの差込み口から注入された接着剤が全ての段のファイバ孔にほぼ均等に接着剤を充填される。
従って、ファイバ孔に挿通された光ファイバが確実に固定され、信頼性の高い光コネクタとなる。具体的には、ファイバ孔に接着剤が十分に充填されないと、同ファイバ孔に挿通された光ファイバの周囲に気泡が発生し、その気泡が環境変化によって膨張収縮することによって光ファイバに不要な応力が集中することがあるが、本発明の光コネクタではかかる問題が発生しない。
【0028】
本件出願の光コネクタ組立方法は、前記効果を有する本件出願の光コネクタフェルールを用いて光コネクタを組立てるので、次のような効果を有する。
(1)本件出願の光コネクタフェルールによれば、あるファイバ孔列に挿通させるべき光ファイバを誤って別のファイバ孔列に挿通してしまうといった不都合が可及的に回避されるので、光コネクタの組立作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件出願の光コネクタフェルールの実施形態の一例を示す斜視図。
【図2】図1に示す光コネクタフェルールの断面図であって、(a)は縦断面図、(b)は横断面図。
【図3】本件出願の光コネクタフェルールの実施形態の他例を示す縦断面図。
【図4】(a)(b)は光ファイバ心線に被せられたブーツの一部をフェルール内部に差込んだ状態の異なる例を示す縦断面図。
【図5】従来の光コネクタフェルールの一例を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は縦断面図
【符号の説明】
1 接合端面
2 差込み口
3 ガイドピン孔
4 光ファイバ心線
5 光ファイバ
6 ファイバ孔
7 ファイバ孔列
8 大径孔
9 小径孔
10 大径孔導入部
11 小径孔導入部
12 仕切り部

Claims (6)

  1. 光ファイバ心線(4)を差込み可能な差込み口(2)の奥に、前記光ファイバ心線 (4)の先端において露出されている光ファイバ(5)を挿通可能なファイバ孔(6)を横方向に複数並設したファイバ孔列(7)が多段に積層され、
    前記多段に積層されたファイバ孔列(7)同士は仕切り部(12)によって仕切られ 、仕切り部(12)は前記ファイバ孔(7)よりも前記差込み口方向に伸びて、前記光ファイバを前記ファイバ孔列(7)に案内し、
    前記各ファイバ孔(6)は、前記差込み口(2)の奥に設けられた大径孔(8)とこれに連通する小径孔(9)及び前記大径孔(8)から前記小径孔(9)側に向けて次第に先細りになるテーパ状の小径導入部(11)とを備え、
    前記ファイバ孔列(7)の積層方向中心を挟んでその両側の形状が対称であり、且つファイバ孔の並列方向中心を挟んでその両側の形状が対称であり、
    熱硬化性エポキシ樹脂又は熱可塑性プラスチックのいずれかにより一体成型されている多段型光コネクタフェルール。
  2. 前記仕切り部(12)が前記差込み口(2)に至るまで伸びており、該仕切り部(12)によって前記差込み口(2)が各ファイバ孔列(7)に連通する複数の小差込み口(2a、2b)に分割されていることを特徴とする請求項1に記載の多段型光コネクタフェルール。
  3. 熱硬化性エポキシ樹脂を用いたトランスファ成型、熱硬化性エポキシ樹脂又は熱可塑性プラスチックを用いたインジェクション成型のいずれかによって請求項1又は請求項2記載の多段型光コネクタフェルールを成型することを特徴とする多段型光コネクタフェルールの製造方法。
  4. 光ファイバ心線の端部に請求項1又は請求項2記載の多段型光コネクタフェルールを取り付けてなる光コネクタであって、光ファイバ心線はブーツに通され、そのブーツの全部又は一部は光コネクタフェルールの内部に差込まれていることを特徴とする多段型光コネクタ。
  5. 請求項2記載の多段型光コネクタフェルール任意の前記小差込み口から光コネクタフェルールの内部に接着材を注入し、
    次に、前記小差込み口に光ファイバ心線を差込み、差込まれた光ファイバ心線の先端において露出されている光ファイバを小差込み口に連通する前記ファイバ孔列のファイバ孔に挿通し、その後、前記小差込み口とは別の小差込み口から内部に接着材を注入し、
    次に、小差込み口に光ファイバ心線を差込み、差込まれた光ファイバ心線の先端露出され光ファイバを小差込み口に連通する前記ファイバ孔列のファイバ孔に挿通し、
    以後これを繰り返して全てのファイバ孔に光ファイバを挿通することを特徴とする 多段型光コネクタ組立方法。
  6. 請求項2記載の多段型光コネクタフェルールの全て前記小差込み口から該多段型光コネクタフェルールの内部に接着剤を注入し、
    その後、夫々の前記小差込み口に順次光ファイバ心線を差込み、差込まれた光ファイバ心線の先端において露出されている光ファイバを、前記小差込み口に連通している前記ファイバ孔列の各ファイバ孔に挿通する
    ことを特徴とする多段型光コネクタ組立方法。
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