JPH0990167A - 光ファイバ用フェルール取付け治具 - Google Patents
光ファイバ用フェルール取付け治具Info
- Publication number
- JPH0990167A JPH0990167A JP24338495A JP24338495A JPH0990167A JP H0990167 A JPH0990167 A JP H0990167A JP 24338495 A JP24338495 A JP 24338495A JP 24338495 A JP24338495 A JP 24338495A JP H0990167 A JPH0990167 A JP H0990167A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ferrule
- optical fiber
- groove
- core
- block
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フェルールの低価格化を可能とする。
【解決手段】 フェルール12の嵌合部13をV溝28
に載置し、そのフェルール12に挿通されて先端から導
出された光ファイバ11のコア11aをV溝29に載置
して、それらをそれぞれ押え板31,32でブロック2
4に押圧固定し、その状態で接着して組立てる。V溝2
8,29はこの状態でコア11aが嵌合部13の軸心位
置に位置するように形成されている。従って、従来フェ
ルール12に要求されたコア11aが挿入される高精度
の細穴及びその高い偏心精度は不要となり、その分安価
にフェルール12を構成することができる。
に載置し、そのフェルール12に挿通されて先端から導
出された光ファイバ11のコア11aをV溝29に載置
して、それらをそれぞれ押え板31,32でブロック2
4に押圧固定し、その状態で接着して組立てる。V溝2
8,29はこの状態でコア11aが嵌合部13の軸心位
置に位置するように形成されている。従って、従来フェ
ルール12に要求されたコア11aが挿入される高精度
の細穴及びその高い偏心精度は不要となり、その分安価
にフェルール12を構成することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光ファイバの端末
処理において光ファイバにフェルールを取付けるために
使用する治具に関する。
処理において光ファイバにフェルールを取付けるために
使用する治具に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ相互間の接続や光ファイバと
他の光デバイスとの接続を行うために光コネクタが用い
られており、この光コネクタには光ファイバを整列保持
する部材としてフェルールが一般に使用されている。図
5は光ファイバ11の端末へのフェルール12の取付け
状態を示したものである。フェルール12は円柱状嵌合
部13と、それに続く基部14とよりなり、基部14に
はフランジ15が形成されている。また、フランジ15
にはその外周面の互いに180°をなす位置にそれぞれ
キー溝16が形成されている。
他の光デバイスとの接続を行うために光コネクタが用い
られており、この光コネクタには光ファイバを整列保持
する部材としてフェルールが一般に使用されている。図
5は光ファイバ11の端末へのフェルール12の取付け
状態を示したものである。フェルール12は円柱状嵌合
部13と、それに続く基部14とよりなり、基部14に
はフランジ15が形成されている。また、フランジ15
にはその外周面の互いに180°をなす位置にそれぞれ
キー溝16が形成されている。
【0003】嵌合部13及び基部14の軸心位置にはそ
れぞれ細穴17及び穴18が同軸心とされて形成されて
おり、光ファイバ11はこれら穴に挿入されて固定され
る。なお、細穴17には光ファイバ11のコア11aの
みが挿入される。フェルール12と光ファイバ11との
固定は接着により行われ、接着後フェルール12の先端
面、即ち嵌合部13の端面が研磨されて接続面が形成さ
れる。
れぞれ細穴17及び穴18が同軸心とされて形成されて
おり、光ファイバ11はこれら穴に挿入されて固定され
る。なお、細穴17には光ファイバ11のコア11aの
みが挿入される。フェルール12と光ファイバ11との
固定は接着により行われ、接着後フェルール12の先端
面、即ち嵌合部13の端面が研磨されて接続面が形成さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光ファイバ11の接続
は上述のようにしてフェルール12が取付けられて端末
処理が施された光ファイバ11の端面を、相手方の同様
に端末処理が施された光ファイバや光デバイスに突き合
わせることによって行われる。そして、例えばフェルー
ル12同士を接続する場合には、円筒状のスリーブに両
フェルール12の各嵌合部13を両端からそれぞれ挿入
し、両フェルール12の軸心をスリーブにより一致させ
て、光ファイバ11の端面同士を突き合わせる方法が一
般に用いられている。
は上述のようにしてフェルール12が取付けられて端末
処理が施された光ファイバ11の端面を、相手方の同様
に端末処理が施された光ファイバや光デバイスに突き合
わせることによって行われる。そして、例えばフェルー
ル12同士を接続する場合には、円筒状のスリーブに両
フェルール12の各嵌合部13を両端からそれぞれ挿入
し、両フェルール12の軸心をスリーブにより一致させ
て、光ファイバ11の端面同士を突き合わせる方法が一
般に用いられている。
【0005】光ファイバ11のコア11aの径は極めて
小さく、接続時のわずかな突き合わせズレによって無視
できない接続損失が生じ、例えばコア径10μmの光フ
ァイバ11では、1μmの軸ズレによって約0.2dB
の損失を生じるため、接続損失の少ない安定した接続を
実現するために、従来においては嵌合部13の外径、細
穴17の径及びその偏心等がサブミクロンの高精度で加
工されたフェルール12を用い、これにより嵌合部13
の外径を基準とする接続における光ファイバ11の位置
ズレを防止していた。
小さく、接続時のわずかな突き合わせズレによって無視
できない接続損失が生じ、例えばコア径10μmの光フ
ァイバ11では、1μmの軸ズレによって約0.2dB
の損失を生じるため、接続損失の少ない安定した接続を
実現するために、従来においては嵌合部13の外径、細
穴17の径及びその偏心等がサブミクロンの高精度で加
工されたフェルール12を用い、これにより嵌合部13
の外径を基準とする接続における光ファイバ11の位置
ズレを防止していた。
【0006】しかしながら、特に細穴17及び偏心を高
精度に加工することは容易ではなく、従ってこのような
高精度が要求されるフェルール12は非常に高価なもの
となっていた。この発明の目的は従来の欠点を除去し、
高精度に加工されたフェルールでなくても、その軸心に
光ファイバを高精度に取付けることができ、よってフェ
ルールを安価に構成することができる光ファイバ用フェ
ルール取付け治具を提供することにある。
精度に加工することは容易ではなく、従ってこのような
高精度が要求されるフェルール12は非常に高価なもの
となっていた。この発明の目的は従来の欠点を除去し、
高精度に加工されたフェルールでなくても、その軸心に
光ファイバを高精度に取付けることができ、よってフェ
ルールを安価に構成することができる光ファイバ用フェ
ルール取付け治具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、フェ
ルールを収容支持する第1のV溝と、フェルールに挿通
されてそのフェルールの先端面から導出された光ファイ
バを収容支持する第2のV溝とを有するブロックと、フ
ェルールを第1のV溝に押圧固定する第1の固定手段
と、光ファイバを第2のV溝に押圧固定する第2の固定
手段とよりなり、第1及び第2の固定手段により、フェ
ルール及び光ファイバがブロックに固定された状態で、
光ファイバがフェルールの先端面において、その軸心位
置に位置されるものである。
ルールを収容支持する第1のV溝と、フェルールに挿通
されてそのフェルールの先端面から導出された光ファイ
バを収容支持する第2のV溝とを有するブロックと、フ
ェルールを第1のV溝に押圧固定する第1の固定手段
と、光ファイバを第2のV溝に押圧固定する第2の固定
手段とよりなり、第1及び第2の固定手段により、フェ
ルール及び光ファイバがブロックに固定された状態で、
光ファイバがフェルールの先端面において、その軸心位
置に位置されるものである。
【0008】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、フェルールに形成されているキー溝と係合して、
フェルールの軸心回りの角度位置を規定する手段が設け
られる。
いて、フェルールに形成されているキー溝と係合して、
フェルールの軸心回りの角度位置を規定する手段が設け
られる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図1を参照し
て説明する。基台21は矩形板状部22上に略矩形枠状
をなすブロック固定部23が形成されたもので、このブ
ロック固定部23内にブロック24が位置決め収容され
る。ブロック24はその上面に段差25が設けられて、
第1取付け面26及び第2取付け面27が形成され、そ
の段差25とほぼ直交する方向に、V溝28が第1取付
け面26を横切って形成され、さらにその延長上におい
て微細なV溝29が第2取付け面27を横切って形成さ
れている。
て説明する。基台21は矩形板状部22上に略矩形枠状
をなすブロック固定部23が形成されたもので、このブ
ロック固定部23内にブロック24が位置決め収容され
る。ブロック24はその上面に段差25が設けられて、
第1取付け面26及び第2取付け面27が形成され、そ
の段差25とほぼ直交する方向に、V溝28が第1取付
け面26を横切って形成され、さらにその延長上におい
て微細なV溝29が第2取付け面27を横切って形成さ
れている。
【0010】V溝28の大きさは、図5に示したフェル
ール12の嵌合部13をそのV溝28に収容支持させた
場合に、嵌合部13が第1取付け面26上にわずかに突
出する大きさとされる。一方、V溝29はフェルール1
2に挿入固定される光ファイバ11のコア11aをその
V溝29に収容支持させた場合に、コア11aが第2取
付け面27上にわずかに突出する大きさとされる。
ール12の嵌合部13をそのV溝28に収容支持させた
場合に、嵌合部13が第1取付け面26上にわずかに突
出する大きさとされる。一方、V溝29はフェルール1
2に挿入固定される光ファイバ11のコア11aをその
V溝29に収容支持させた場合に、コア11aが第2取
付け面27上にわずかに突出する大きさとされる。
【0011】このようなV溝28,29を有するブロッ
ク24は例えばジルコニアやガラスなどのセラミック基
板を切削加工することによって形成され、また例えばシ
リコン基板をエッチング加工することによっても形成す
ることができる。押え板31,32はフェルール12の
嵌合部13及び光ファイバ11のコア11aをそれぞれ
V溝28,29に押しつけて固定するためのもので、ね
じ33をそれら押え板31,32の各両端部に形成され
た取付け穴34を介して基台21のブロック固定部23
に形成されているねじ穴35に螺入することにより、嵌
合部13及びコア11aをそれぞれブロック24に固定
することができる。
ク24は例えばジルコニアやガラスなどのセラミック基
板を切削加工することによって形成され、また例えばシ
リコン基板をエッチング加工することによっても形成す
ることができる。押え板31,32はフェルール12の
嵌合部13及び光ファイバ11のコア11aをそれぞれ
V溝28,29に押しつけて固定するためのもので、ね
じ33をそれら押え板31,32の各両端部に形成され
た取付け穴34を介して基台21のブロック固定部23
に形成されているねじ穴35に螺入することにより、嵌
合部13及びコア11aをそれぞれブロック24に固定
することができる。
【0012】ブロック24のV溝28,29の位置関係
は、それらにそれぞれ嵌合部13、コア11aが押圧固
定された際に、コア11aが嵌合部13の先端面におい
てその軸心位置に位置される関係とされており、即ちそ
のような位置関係とすべく、段差25の段差量が所定の
値に設定されている。なお、基台21のブロック固定部
23の上面にはブロック24と同様に段差が形成され
て、その上面がブロック24の第1取付け面26及び第
2取付け面27とほぼ同一面をなすように構成されてい
る。また、ブロック固定部23の、V溝28,29に臨
む面にはそれぞれフェルール12及び光ファイバ11の
逃げとして切欠き36,37が形成されている。
は、それらにそれぞれ嵌合部13、コア11aが押圧固
定された際に、コア11aが嵌合部13の先端面におい
てその軸心位置に位置される関係とされており、即ちそ
のような位置関係とすべく、段差25の段差量が所定の
値に設定されている。なお、基台21のブロック固定部
23の上面にはブロック24と同様に段差が形成され
て、その上面がブロック24の第1取付け面26及び第
2取付け面27とほぼ同一面をなすように構成されてい
る。また、ブロック固定部23の、V溝28,29に臨
む面にはそれぞれフェルール12及び光ファイバ11の
逃げとして切欠き36,37が形成されている。
【0013】次に、上記のように構成された取付け治具
による光ファイバ11とフェルール12との組立につい
て、図2及び3を参照して説明する。なお、この場合フ
ェルール12は従来のものと異なり、その細穴17の径
が光ファイバ11のコア径よりある程度(例えば数μm
程度のクリアランスが生じる程度)大きいものとされ
る。
による光ファイバ11とフェルール12との組立につい
て、図2及び3を参照して説明する。なお、この場合フ
ェルール12は従来のものと異なり、その細穴17の径
が光ファイバ11のコア径よりある程度(例えば数μm
程度のクリアランスが生じる程度)大きいものとされ
る。
【0014】コア11aの、嵌合部13の細穴17に位
置する部分に接着剤を巻きつけて、光ファイバ11をフ
ェルール12に挿入し、コア11aの先端部をフェルー
ル12の先端面、即ち嵌合部13の端面から導出させ、
この状態で嵌合部13及びコア11aをそれぞれブロッ
ク24のV溝28及び29内に載置する。そして、押え
板31,32により、それら嵌合部13、コア11aを
それぞれV溝28,29に押しつけて固定する。図2及
び3はこの状態を示したものである。接着が完了した
ら、光ファイバ11及びフェルール12を治具から取外
し、嵌合部13の端面を研磨して接続面を形成する。
置する部分に接着剤を巻きつけて、光ファイバ11をフ
ェルール12に挿入し、コア11aの先端部をフェルー
ル12の先端面、即ち嵌合部13の端面から導出させ、
この状態で嵌合部13及びコア11aをそれぞれブロッ
ク24のV溝28及び29内に載置する。そして、押え
板31,32により、それら嵌合部13、コア11aを
それぞれV溝28,29に押しつけて固定する。図2及
び3はこの状態を示したものである。接着が完了した
ら、光ファイバ11及びフェルール12を治具から取外
し、嵌合部13の端面を研磨して接続面を形成する。
【0015】このように、この例では嵌合部13、コア
11aがV溝28,29により正確に位置合わせされて
固定されるため、細穴17及び偏心が高精度に加工され
ていなくても、コア11aが嵌合部13の軸心に正確に
位置されたフェルール12を得ることができる。なお、
図1〜3に示した例では基台21に凸部38を設けてお
り、フェルール12をブロック24のV溝28に載置し
た時に、この凸部38がフェルール12のフランジ15
に形成されているキー溝16と係合することにより、フ
ェルール12の軸心回りの角度位置を規定できるように
している。
11aがV溝28,29により正確に位置合わせされて
固定されるため、細穴17及び偏心が高精度に加工され
ていなくても、コア11aが嵌合部13の軸心に正確に
位置されたフェルール12を得ることができる。なお、
図1〜3に示した例では基台21に凸部38を設けてお
り、フェルール12をブロック24のV溝28に載置し
た時に、この凸部38がフェルール12のフランジ15
に形成されているキー溝16と係合することにより、フ
ェルール12の軸心回りの角度位置を規定できるように
している。
【0016】このような凸部38を設けておけば、例え
ば偏波面保存光ファイバとフェルール12との組立の場
合のように、軸心回りの互いの角度位置を限定する必要
がある場合に、簡易にそれを行うことができる。図4は
この発明の他の実施例を示したものである。この例は図
1におけるブロック24をV溝28を有するブロック4
1と、V溝29を有するブロック42とに2分して別体
としたものであり、また基台21を単に板状のものとし
て、その形状の簡素化を図ったものである。
ば偏波面保存光ファイバとフェルール12との組立の場
合のように、軸心回りの互いの角度位置を限定する必要
がある場合に、簡易にそれを行うことができる。図4は
この発明の他の実施例を示したものである。この例は図
1におけるブロック24をV溝28を有するブロック4
1と、V溝29を有するブロック42とに2分して別体
としたものであり、また基台21を単に板状のものとし
て、その形状の簡素化を図ったものである。
【0017】このようにフェルール12を支持するブロ
ック41と、光ファイバ11を支持するブロック42と
を別体にすれば、例えば径の異なる各種フェルール12
にそれぞれ合わせた数種類のブロック41を用意し、ま
たコア径の異なる各種光ファイバ11にそれぞれ合わせ
た数種類のブロック42を用意しておくことにより、そ
れらの組合せによって各種フェルール12と光ファイバ
11との組立を行うことができ、汎用性に優れた取付け
治具を得ることができる。
ック41と、光ファイバ11を支持するブロック42と
を別体にすれば、例えば径の異なる各種フェルール12
にそれぞれ合わせた数種類のブロック41を用意し、ま
たコア径の異なる各種光ファイバ11にそれぞれ合わせ
た数種類のブロック42を用意しておくことにより、そ
れらの組合せによって各種フェルール12と光ファイバ
11との組立を行うことができ、汎用性に優れた取付け
治具を得ることができる。
【0018】また、V溝29は微細なものであるため、
例えばブロック42をシリコン基板を用い、そのV溝2
9をエッチング加工によって形成し、一方ブロック41
はセラミック基板の切削加工によって形成するというよ
うに、ブロック41と42とを異なる材料で形成するこ
ともできる。なお、ブロック41,42は基台21の裏
面側からのねじ(図示せず)により、基台21に固定さ
れており、またそれらの上面にはそれぞれ押え板31,
32取付け用のねじ穴35が形成されている。
例えばブロック42をシリコン基板を用い、そのV溝2
9をエッチング加工によって形成し、一方ブロック41
はセラミック基板の切削加工によって形成するというよ
うに、ブロック41と42とを異なる材料で形成するこ
ともできる。なお、ブロック41,42は基台21の裏
面側からのねじ(図示せず)により、基台21に固定さ
れており、またそれらの上面にはそれぞれ押え板31,
32取付け用のねじ穴35が形成されている。
【0019】ブロック41と42との間にはこの例では
隙間が設けられている。このように、隙間を設ければ、
フェルール12及び光ファイバ11がブロック41及び
42にそれぞれ固定された状態で、良好に研磨を行い、
良好な接続面を得るべく、フェルール12先端面に接着
剤をもる作業を簡易に行うことができる。
隙間が設けられている。このように、隙間を設ければ、
フェルール12及び光ファイバ11がブロック41及び
42にそれぞれ固定された状態で、良好に研磨を行い、
良好な接続面を得るべく、フェルール12先端面に接着
剤をもる作業を簡易に行うことができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明はV溝2
8,29によってフェルール12の嵌合部13及び光フ
ァイバ11のコア11aを位置合わせ支持することによ
り、フェルール12の外径に対して、その軸心位置に光
ファイバ11を高精度に取付けられるようにしたもので
ある。
8,29によってフェルール12の嵌合部13及び光フ
ァイバ11のコア11aを位置合わせ支持することによ
り、フェルール12の外径に対して、その軸心位置に光
ファイバ11を高精度に取付けられるようにしたもので
ある。
【0021】従って、従来フェルール12に要求された
高精度の細穴17及び高い偏心精度は不要となり、その
分安価にフェルール12を構成することができ、例えば
樹脂成型によってフェルール12を製作することも可能
となる。さらに、請求項2の発明では、フェルール12
の軸心回りの角度位置を位置決めできるため、フェルー
ル12と光ファイバ11とを互いに軸心回りの角度位置
を規定して組立てる必要がある場合に、それを容易に行
うことができる。
高精度の細穴17及び高い偏心精度は不要となり、その
分安価にフェルール12を構成することができ、例えば
樹脂成型によってフェルール12を製作することも可能
となる。さらに、請求項2の発明では、フェルール12
の軸心回りの角度位置を位置決めできるため、フェルー
ル12と光ファイバ11とを互いに軸心回りの角度位置
を規定して組立てる必要がある場合に、それを容易に行
うことができる。
【図1】この発明の実施例を示す分解斜視図。
【図2】この発明の実施例により光ファイバとフェルー
ルが位置合わせされた状態を示す斜視図。
ルが位置合わせされた状態を示す斜視図。
【図3】図2の横断面図。
【図4】この発明の他の実施例を示す分解斜視図。
【図5】Aは光ファイバとフェルールの組立を説明する
ための斜視図、Bはそれらが組立てられた状態を示す断
面図。
ための斜視図、Bはそれらが組立てられた状態を示す断
面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 フェルールを収容支持する第1のV溝
と、上記フェルールに挿通されてそのフェルールの先端
面から導出された光ファイバを収容支持する第2のV溝
とを有するブロックと、 上記フェルールを上記第1のV溝に押圧固定する第1の
固定手段と、 上記光ファイバを上記第2のV溝に押圧固定する第2の
固定手段とよりなり、 上記第1及び第2の固定手段により、上記フェルール及
び光ファイバが上記ブロックに固定された状態で、上記
光ファイバが上記フェルールの先端面において、その軸
心位置に位置されることを特徴とする光ファイバ用フェ
ルール取付け治具。 - 【請求項2】 上記フェルールに形成されているキー溝
と係合して、上記フェルールの軸心回りの角度位置を規
定する手段が設けられていることを特徴とする請求項1
記載の光ファイバ用フェルール取付け治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24338495A JPH0990167A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 光ファイバ用フェルール取付け治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24338495A JPH0990167A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 光ファイバ用フェルール取付け治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0990167A true JPH0990167A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17103060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24338495A Pending JPH0990167A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 光ファイバ用フェルール取付け治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0990167A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011052633A1 (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-05 | Seiオプティフロンティア株式会社 | フェルールホルダ |
EP2081064B1 (en) * | 2006-11-13 | 2019-06-26 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Holder, fusion splicer, and method of assembling optical connector |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP24338495A patent/JPH0990167A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2081064B1 (en) * | 2006-11-13 | 2019-06-26 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Holder, fusion splicer, and method of assembling optical connector |
WO2011052633A1 (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-05 | Seiオプティフロンティア株式会社 | フェルールホルダ |
US8985876B2 (en) | 2009-10-28 | 2015-03-24 | Sei Optifrontier Co., Ltd. | Ferrule holder |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
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