JPS6320966Y2 - - Google Patents

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JPS6320966Y2
JPS6320966Y2 JP1983122144U JP12214483U JPS6320966Y2 JP S6320966 Y2 JPS6320966 Y2 JP S6320966Y2 JP 1983122144 U JP1983122144 U JP 1983122144U JP 12214483 U JP12214483 U JP 12214483U JP S6320966 Y2 JPS6320966 Y2 JP S6320966Y2
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optical fiber
fiber
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molding
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、光フアイバ心線端に設けられるプラ
グまたは光フアイバ心線端に装着されるフエルー
ル等の成形体を成形するための光フアイバコネク
タ等の成形装置に関する。
光フアイバにおいては、光伝達損失が大きな問
題であり、特に接続損失が重要な課題である。こ
の接続損失の要因は、フアイバ接続部におけるフ
アイバ軸線相互間の軸ずれおよび角度ずれであ
る。接続損失をフレネル反射損を除いて0.3dB以
内にするには、公衆通信用のコア径50μmのフア
イバでは、軸ずれを3μm以内、角度ずれを1゜以内
にする必要があり、寸法精度への要求は極めて厳
しい。一方、公衆通信への適用、特に一般加入者
への適用を考慮すると低コスト化が必須条件とな
る。プラスチツク成形はその有力な手段である
が、従来の技術では、十分な加工精度が達成され
ていない。
第1図はプラスチツク成形した光フアイバコネ
クタの基本構造で示す図である。この図に示すよ
うに光フアイバコネクタは、光フアイバ(光フア
イバ心線)1および2の先端にプラグ3および4
を直接成形し、これらのプラグをスリーブ5で軸
合わせし、両方のプラグを光学的に接続するもの
である。低損失な接続を達成するには、プラグ内
のフアイバの心出し精度を高くする必要がある。
以下、従来の単心光フアイバコネクタ成形装置
について、実用新案出願公告57−60005を例にと
つて、その欠点を述べる。
第2図に示した成形装置は、主型6、ゲート
7、中子8、ストツパ9、およびバネ10、とか
ら構成されている。ゲート7はプラグ成形樹脂の
注入口11を有する。中子8はゲート7と反対側
に設けられ、主型6に対し、軸線方向へスライド
可能である。フアイバ1を先端部のナイロンコー
ト1aを除去して、ゲート7から主型6および中
子8へ挿入し、この状態で注入口11からプラグ
成形樹脂を注入すると、樹脂の押圧力がバネ10
に抗して、中子8をストツパ9の方向へ移動せし
める。このときフアイバは、中子の移動によつて
引張作用を受けるため樹脂の流れなどによる変形
が起こりにくいとされている。しかしながら、こ
の例の軸ずれは8μm以内とされており、この軸ず
れから予想される接続損失の最大値は、2dBと
考えられ、公衆通信の用途には適用できない。こ
の装置の欠点は、フアイバの心出しを行なう中子
を可動とするために、主型と中子のすり合わせ部
及び、中子の孔とフアイバの接触部にしゆう動の
ためのクリアランスを要し、このクリアランスが
成形プラグの軸心出し誤差を最大8μmと大きくし
ていることである。
本考案は、これらの欠点を解決し、高精度なプ
ラスチツクコネクタ等を成形する成形装置を提供
することを目的とし、成形金型の高精度が要求さ
れる部分を固定にし、さらに、フアイバ等に曲が
りが生じない様に重力により張力を加える様にし
たもので、以下図面について詳細に説明する。
第3図は本考案の一実施例を示す図である。こ
の図に示す成形装置は、光フアイバ1が鉛直方向
に挿入されるキヤビテイ12aを有し、その下端
部に光フアイバ1の下端部を鉛直方向に挿通させ
る上部にテーパ部が形成された貫通孔12bを有
する金型12と、金型12の上端面に設置される
割型13と、割型13の上側で割型13の穴13
aから上方に延在するように配置される光フアイ
バ1を鉛直方向に把持するクランプ部材14と、
金型12の貫通孔12bから鉛直方向下方に突出
する光フアイバ1の下端部に取付けられ、光フア
イバ1を鉛直方向に引張するおもり15とから構
成されている。おもり15は、回動部材16,1
6の中間突出部をピン17で連結すると共に各回
動部材16,16の先端部が互に当接するように
同回動部材16,16の後端部間にばね18を介
装しなるものであり、ばね18の付勢力によつて
回動部材16,16の先端部が光フアイバ1の端
部に取付けられる。図において19は金型中の樹
脂のフローを示す矢印である。また20は成形品
である。
本装置により光フアイバ1にプラスチツクコネ
クタのプラグを成形するには以下の方法による。
光フアイバ1のナイロンコートを除去し、フアイ
バ端を穴12bに挿入し、クランプ部材14でナ
イロンコート部分1aを把持する。次に、フアイ
バ先端におもり15を釣り下げてフアイバに張力
を加える。おもり15の重量は、フアイバの外径
が例えば0.125mmである場合50gが適切である。
次に、ゲート17から樹脂を圧入し加熱成形す
る。成形品は、割型13を除くと共に、金型12
の下部の穴12bから突き出している部分のフア
イバを折り取れば容易に抜き取ることができる。
本装置は次の様な利点を有する。
(1) キヤビテイ12a下部の貫通孔12bの入口
がテーパになつているのでフアイバを貫通孔に
そう入する作業性が良い。また、成形品の先端
形状は貫通孔12bの上部のテーパ部に対応し
て細く形成されるので、成形品のフアイバ端面
を研磨する際に研磨面積が少なくてすむ。
(2) 金型に可動部分がないので、キヤビテイの中
心に対する貫通孔12bの位置が不変であり、
フアイバの心出し精度を高精度に得ることがで
きる。
(3) 金型12のキヤビテイ12a内に配置された
光フアイバ1はおもり15により張力を加えら
れているので成形時の樹脂の流れの圧力が加わ
つても曲がることがない。
この様にしてフアイバと一体化モールドしたプ
ラグを第1図に示すごとく接続した場合、フアイ
バのプラグ内の偏心量及びフアイバ光軸の折れ曲
がりに非常に小さい。
例えば、樹脂として低圧トランスフアモールド
用エポキシ樹脂(たとえばモートンケミカル社の
ポリセツト410B)を用い、金型12としてフア
イバ心出し穴(貫通孔12b)径128μmのものを
用い、外径125μmのフアイバにプラグを成形した
場合、プラグの軸ずれ4μm以内、角度ずれ0.1゜以
内の高精度なプラグを成形することができた。
第4図aは本考案装置で成形した光コネクタの
プラグの断面図である。同図bは成形後のコネク
タのプラグの先端面を研磨したものである。成形
直後のプラグの先端部21にはフアイバが突き出
ているので、フアイバの根もと部分に傷を付け応
力破断した後研磨する。研磨後のプラグ先端の形
状は、第4図bの22の様に円すい台形となる。
フアイバ先端面を研磨するためには、円すい台の
頂点部分を研磨するだけで良いので、研磨能率は
極めて良い。
また、研磨後の端面は、フアイバがプラスチツ
クの部分から1〜2μm程度凸になる。このため、
2つのプラグを突き合わせた場合には、フアイバ
端面どうしが圧接されオプテイカルコンタクトが
形成される。このため、接続部でのフレネル反射
が発生しないので、接続損失をフレネル反射損失
分の0.3dBだけ下げることができる。
以上述べた様に、本成形装置は、フアイバを金
型にセツトする際の作業性が高く、また成形品は
高精度であり、かつ、成形後のプラグ端面の研磨
も少なくてすむこと、また、接続時にプラグの突
き合わせる面の接触面積が小さいので、フアイバ
端面に高い圧力を加えることができるので、オプ
テイカルコンタクトによる低損失接続が可能であ
るという利点を有する。
また、上記の装置では、光フアイバに設けられ
るプラグのほか、コネクタ用のフエルールを成形
することができる。すなわち、光フアイバ1とナ
イロンコート1aからなる光フアイバ心線の端部
と同じ形状の金型ピンを用いて上記と同様の工程
を行なつた後に、金型ピンを引き抜くことによ
り、高精度なコネクタ用穴あきフエルールを成形
することができる。
以上説明したように、本考案装置は例えばこれ
を光フアイバにコネクタのプラグを成形する場合
に用いた場合に、成形中にフアイバの折れ曲がり
が生じないので、角度ずれが小さく、また、金型
のフアイバ心出し用貫通孔がキヤビテイに固定さ
れているので、軸ずれが小さく、高精度なプラグ
を成形できるという利点がある。
本考案装置で成形した光フアイバコネクタプラ
グは、低損失な接続ができ、かつ、プラスチツク
による低コスト性をあわせもつので、公衆光通信
の分野に有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は光フアイバコネクタの側断面図、第2
図は従来の光フアイバコネクタ成形装置の側断面
図、第3図は本考案の一実施例を示す側断面図、
第4図a,bは本考案による成形装置で成形した
光フアイバコネクタプラグの側断面図である。 1……光フアイバ心線、12……金型、12a
……キヤビテイ、12b……貫通孔、14……ク
ランプ部材、15……おもり。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 光フアイバ心線端に設けられるコネクタのプラ
    グまたは光フアイバ心線端に装着されるコネクタ
    用のフエルール等の成形体を成形するための光フ
    アイバコネクタ等の成形装置であつて、光フアイ
    バ心線が鉛直方向に挿入されるキヤビテイを有
    し、該キヤビテイの下端部に前記光フアイバ心線
    の端部を鉛直方向に挿通させる貫通孔を有する金
    型と、この金型の上端側に配置して前記光フアイ
    バ心線を鉛直方向に把持するクランプ部材と、前
    記金型の貫通孔から鉛直方向下方に突出する前記
    光フアイバ心線の端部に取り付けられ、前記光フ
    アイバ心線を鉛直方向に引張するおもりとを具備
    してなることを特徴とする光フアイバコネクタ等
    の成形装置。
JP12214483U 1983-08-05 1983-08-05 光フアイバコネクタ等の成形装置 Granted JPS6030410U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12214483U JPS6030410U (ja) 1983-08-05 1983-08-05 光フアイバコネクタ等の成形装置

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JPS6030410U JPS6030410U (ja) 1985-03-01
JPS6320966Y2 true JPS6320966Y2 (ja) 1988-06-10

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ID=30279301

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JP12214483U Granted JPS6030410U (ja) 1983-08-05 1983-08-05 光フアイバコネクタ等の成形装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5988712A (ja) * 1982-11-15 1984-05-22 Toska Co Ltd 光フアイバ−用コネクタ及びこれの製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5988712A (ja) * 1982-11-15 1984-05-22 Toska Co Ltd 光フアイバ−用コネクタ及びこれの製造方法

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JPS6030410U (ja) 1985-03-01

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