JPS6255230B2 - - Google Patents
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- JPS6255230B2 JPS6255230B2 JP53065068A JP6506878A JPS6255230B2 JP S6255230 B2 JPS6255230 B2 JP S6255230B2 JP 53065068 A JP53065068 A JP 53065068A JP 6506878 A JP6506878 A JP 6506878A JP S6255230 B2 JPS6255230 B2 JP S6255230B2
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- Japan
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- nonwoven fabric
- fibers
- jacket
- recording medium
- sheet
- Prior art date
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Links
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Landscapes
- Bag Frames (AREA)
Description
本発明は、可撓性の磁気記録用デイスクを合成
樹脂シートよりなるケースに収納してなるデイス
ケツトあるいは、フロツピーデイスクとよばれる
磁気記録媒体の外被に関するものである。 フロツピーデイスクが開発されて既に20年近く
になり、近年その普及は著るしい。このフロツピ
ーデイスクの外被即ち、ケースは一般にジヤケツ
トと呼称され、塩ビを主体とする共重合体樹脂シ
ートの片面に払拭あるいはデイスク保護の目的で
繊維シートを接合し、これを内側にして袋体を形
成している。 フロツピーデイスク用ジヤケツトの内面に接合
せしめる繊維シートは可撓性磁気記録媒体の払拭
作用をなすと共に、磁気記録媒体とジヤケツト本
体を構成する樹脂シートとの間の直接接触をしや
断し、該媒体の摩耗あるいは損傷の回避を目的と
している。 然るに一般的な不織布を使用した場合、記録媒
体と不織布との間の摩擦が大きく、記録媒体の回
転抵抗が大きくなる。 又、構成する繊維の一部に熱可塑性繊維を使用
し、これを熱圧により規則的に凹凸を賦型した不
織布を使用して接触表面積を減じて回転抵抗を減
少せしめるものもあるが、凹部の繊維密度が高く
かつこの部分は溶着によりフイルム化している
為、固くなり記録媒体の損傷が著るしく、エラー
が発生し易いものとなつている。又、さらに柔軟
な不織布を畦状に貼着する方法、ジヤケツト内側
に部分的にのみ不織布を貼着する方法等も提案さ
れているが、工程が煩雑でかつデイスケツトの形
態上からも実現困難なものが多い。 又フロツピーデイスク用ジヤケツトは上述の性
能の他に製品としての熱形態安定性が要求され
る。即ちジヤケツト本体を構成する塩ビ共重合体
シートの加熱時の伸縮挙動と接合した繊維シート
のそれとが一致しない場合、ジヤケツト全体が変
形して収納した記録媒体の回転を不安定にし、出
力低下及び出力変動等をもたらすという重大な問
題が生じるのである。 本発明者らは、これらの点に鑑み種々検討した
結果、本発明に到達したものであつて、その発明
の要旨とするところは、熱可塑性繊維と帯電性の
小さい非熱可塑性繊維とで構成され、且つ構成繊
維同志の交絡及び接着によつて形態が保持された
目付25〜60g/m2の開孔不織布を、ジヤケツト内
面に接合せしめたフロツピーデイスク用ジヤケツ
トにある。 本発明の開孔不織布の好適な製法は以下の通り
である。すなわち、熱可塑性繊維を帯電性の小さ
い非熱可塑性繊維との混合ウエツブに特公昭36−
7274号公報に記載されているような高圧水流処理
を施こして開孔部と構成繊維同志の交絡とを生ぜ
しめ、次いで得られた開孔不織布に熱処理を施こ
すことにより熱可塑性繊維を溶融状態となし、そ
れによつて熱可塑性繊維同志及び熱可塑性繊維と
帯電性の小さい非熱可塑性繊維とを接着させて繊
維間固定を補強せしめる方法である。 本発明に云う開孔とは実質的に穿孔部と認定さ
れるような孔部を指し、単に多孔性不織布等に云
われるような構成繊維間の間隙程度のものは、こ
れに含まれず具体的には、直径0.3mm以上、好ま
しくは直径0.5以上の開孔を指し、これ以下の開
孔では実質上本発明の接触面積低減による回転抵
抗低下の効果は期待できない。 本発明における開孔不織布を構成する繊維とし
ては、記録媒体との接触まさつ帯電の小さいこと
及び熱処理による繊維間固定が可能である点から
熱可塑性繊維と帯電性の小さい非熱可塑性繊維と
を混合したものが使用され、ポリプロピレン繊
維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の熱可
塑性繊維のみでは記録媒体との接触まさつ帯電が
大きすぎ、又レーヨン繊維、木綿等の帯電性の小
さい非熱可塑性繊維のみでは熱処理による繊維間
固定ができないので25〜60g/m2という小さい目
付であつても厚さを工業的規格に合うように薄く
コントロールすることが不可能となる。又、繊維
については特に制限はないが耐摩性、特に記録媒
体の損傷、払拭性等を考慮すると10デニール以下
が望ましい。繊維長については、何ら制限はなく
又、捲縮はあつてもなくてもよい。 ジヤケツト本体を構成するシートは通常塩化ビ
ニルの共重合体シートが使用されるが、これは特
に本発明を限定するものではなく、例えば硬い厚
紙であつてもよい。 不織布とジヤケツト本体との接合は熱融着、糊
剤接着等々いかなる方法によつてもよく、又部分
接着、全面接着のどちらによつてもよい。 本発明の不織布は開孔率30%以上が好ましく、
これ以下では接触面積の低減効果が小さく、逆に
開孔率80%以上では払拭効果が得難い。 又、目付は25〜60g/m2であつて、25g/m2未
満では強力が低すぎて破損しやすくなり、逆に
60g/m2を越えると最早熱処理を施こしても厚さ
を工業的規格に合うように薄くコントロールする
ことができないのである。 上述の如く構成された本発明によれば、以下の
如き格別の作用効果を奏するものであつて、その
工業的価値は極めて大である。 (イ) ジヤケツト本体の熱伸縮挙動による歪が開孔
不織布の開孔部、並びに繊維間の交絡点と接着
点とで吸収され、ジヤケツト全体の変形が完全
に防止される。 (ロ) 不織布開孔部の存在により記録媒体との回転
抵抗が小さくなり、かつ記録媒体の損傷も少な
くなり、更に払拭効果も高まる。 (ハ) 開孔不織布が熱可塑性繊維と帯電性の小さい
非熱可塑性繊維とで構成されているので、静電
気の発生が防止されると共に不織布の厚さを熱
処理によつて容易に薄くコントロールすること
ができる。 実施例 1 単繊維度1.5デニール、繊維長51mmのレーヨン
捲縮繊維85重量部と単繊維繊度1.5デニール、繊
維長51mmのポリプロピレン捲縮繊維15重量部をフ
エノートで開繊混綿した後ローラーカードによつ
て目付60g/m2のクロスウエツブを形成した。 次いで、これを線径0.5mmのステンレス線より
なる平織ネツトコンベア上に導き、噴射角度10
度、噴射流量3/minの噴霧ノズルから噴射さ
れる扁平噴霧状水流で処理して開孔不織布を形成
した。 得られた開孔不織布を、熱風処理機により200
℃で処理し、次いで加熱スチールロールとペーパ
ーロールよりなるカレンダリング加工機により、
ニツプ圧120Kg/cmで連続的に熱圧加工した。 得られた開孔不織布は、直径約1.0mmの開孔を
有し、開孔率は45%であり、以下に示す性能を有
していた。
樹脂シートよりなるケースに収納してなるデイス
ケツトあるいは、フロツピーデイスクとよばれる
磁気記録媒体の外被に関するものである。 フロツピーデイスクが開発されて既に20年近く
になり、近年その普及は著るしい。このフロツピ
ーデイスクの外被即ち、ケースは一般にジヤケツ
トと呼称され、塩ビを主体とする共重合体樹脂シ
ートの片面に払拭あるいはデイスク保護の目的で
繊維シートを接合し、これを内側にして袋体を形
成している。 フロツピーデイスク用ジヤケツトの内面に接合
せしめる繊維シートは可撓性磁気記録媒体の払拭
作用をなすと共に、磁気記録媒体とジヤケツト本
体を構成する樹脂シートとの間の直接接触をしや
断し、該媒体の摩耗あるいは損傷の回避を目的と
している。 然るに一般的な不織布を使用した場合、記録媒
体と不織布との間の摩擦が大きく、記録媒体の回
転抵抗が大きくなる。 又、構成する繊維の一部に熱可塑性繊維を使用
し、これを熱圧により規則的に凹凸を賦型した不
織布を使用して接触表面積を減じて回転抵抗を減
少せしめるものもあるが、凹部の繊維密度が高く
かつこの部分は溶着によりフイルム化している
為、固くなり記録媒体の損傷が著るしく、エラー
が発生し易いものとなつている。又、さらに柔軟
な不織布を畦状に貼着する方法、ジヤケツト内側
に部分的にのみ不織布を貼着する方法等も提案さ
れているが、工程が煩雑でかつデイスケツトの形
態上からも実現困難なものが多い。 又フロツピーデイスク用ジヤケツトは上述の性
能の他に製品としての熱形態安定性が要求され
る。即ちジヤケツト本体を構成する塩ビ共重合体
シートの加熱時の伸縮挙動と接合した繊維シート
のそれとが一致しない場合、ジヤケツト全体が変
形して収納した記録媒体の回転を不安定にし、出
力低下及び出力変動等をもたらすという重大な問
題が生じるのである。 本発明者らは、これらの点に鑑み種々検討した
結果、本発明に到達したものであつて、その発明
の要旨とするところは、熱可塑性繊維と帯電性の
小さい非熱可塑性繊維とで構成され、且つ構成繊
維同志の交絡及び接着によつて形態が保持された
目付25〜60g/m2の開孔不織布を、ジヤケツト内
面に接合せしめたフロツピーデイスク用ジヤケツ
トにある。 本発明の開孔不織布の好適な製法は以下の通り
である。すなわち、熱可塑性繊維を帯電性の小さ
い非熱可塑性繊維との混合ウエツブに特公昭36−
7274号公報に記載されているような高圧水流処理
を施こして開孔部と構成繊維同志の交絡とを生ぜ
しめ、次いで得られた開孔不織布に熱処理を施こ
すことにより熱可塑性繊維を溶融状態となし、そ
れによつて熱可塑性繊維同志及び熱可塑性繊維と
帯電性の小さい非熱可塑性繊維とを接着させて繊
維間固定を補強せしめる方法である。 本発明に云う開孔とは実質的に穿孔部と認定さ
れるような孔部を指し、単に多孔性不織布等に云
われるような構成繊維間の間隙程度のものは、こ
れに含まれず具体的には、直径0.3mm以上、好ま
しくは直径0.5以上の開孔を指し、これ以下の開
孔では実質上本発明の接触面積低減による回転抵
抗低下の効果は期待できない。 本発明における開孔不織布を構成する繊維とし
ては、記録媒体との接触まさつ帯電の小さいこと
及び熱処理による繊維間固定が可能である点から
熱可塑性繊維と帯電性の小さい非熱可塑性繊維と
を混合したものが使用され、ポリプロピレン繊
維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の熱可
塑性繊維のみでは記録媒体との接触まさつ帯電が
大きすぎ、又レーヨン繊維、木綿等の帯電性の小
さい非熱可塑性繊維のみでは熱処理による繊維間
固定ができないので25〜60g/m2という小さい目
付であつても厚さを工業的規格に合うように薄く
コントロールすることが不可能となる。又、繊維
については特に制限はないが耐摩性、特に記録媒
体の損傷、払拭性等を考慮すると10デニール以下
が望ましい。繊維長については、何ら制限はなく
又、捲縮はあつてもなくてもよい。 ジヤケツト本体を構成するシートは通常塩化ビ
ニルの共重合体シートが使用されるが、これは特
に本発明を限定するものではなく、例えば硬い厚
紙であつてもよい。 不織布とジヤケツト本体との接合は熱融着、糊
剤接着等々いかなる方法によつてもよく、又部分
接着、全面接着のどちらによつてもよい。 本発明の不織布は開孔率30%以上が好ましく、
これ以下では接触面積の低減効果が小さく、逆に
開孔率80%以上では払拭効果が得難い。 又、目付は25〜60g/m2であつて、25g/m2未
満では強力が低すぎて破損しやすくなり、逆に
60g/m2を越えると最早熱処理を施こしても厚さ
を工業的規格に合うように薄くコントロールする
ことができないのである。 上述の如く構成された本発明によれば、以下の
如き格別の作用効果を奏するものであつて、その
工業的価値は極めて大である。 (イ) ジヤケツト本体の熱伸縮挙動による歪が開孔
不織布の開孔部、並びに繊維間の交絡点と接着
点とで吸収され、ジヤケツト全体の変形が完全
に防止される。 (ロ) 不織布開孔部の存在により記録媒体との回転
抵抗が小さくなり、かつ記録媒体の損傷も少な
くなり、更に払拭効果も高まる。 (ハ) 開孔不織布が熱可塑性繊維と帯電性の小さい
非熱可塑性繊維とで構成されているので、静電
気の発生が防止されると共に不織布の厚さを熱
処理によつて容易に薄くコントロールすること
ができる。 実施例 1 単繊維度1.5デニール、繊維長51mmのレーヨン
捲縮繊維85重量部と単繊維繊度1.5デニール、繊
維長51mmのポリプロピレン捲縮繊維15重量部をフ
エノートで開繊混綿した後ローラーカードによつ
て目付60g/m2のクロスウエツブを形成した。 次いで、これを線径0.5mmのステンレス線より
なる平織ネツトコンベア上に導き、噴射角度10
度、噴射流量3/minの噴霧ノズルから噴射さ
れる扁平噴霧状水流で処理して開孔不織布を形成
した。 得られた開孔不織布を、熱風処理機により200
℃で処理し、次いで加熱スチールロールとペーパ
ーロールよりなるカレンダリング加工機により、
ニツプ圧120Kg/cmで連続的に熱圧加工した。 得られた開孔不織布は、直径約1.0mmの開孔を
有し、開孔率は45%であり、以下に示す性能を有
していた。
【表】
但し、引張り破断強力及び3%初期伸び応力の
測定は、下記の方法によつた。 試料:幅5cm、長さ15cm 引張り試験機:布帛抗張力試験機(テンシロ
ン) チヤツク間隔 10cm 引張り速度 10cm/min チヤート速度 100cm/min 次に、フロツピーデイスタ用ジヤケツトに使用
される厚さ250μの塩ビ共重合体シートの幅5
cm、長さ15cmの試験片に同じサイスの前記開孔不
織布を重ね幅5mm、長さ5cmの両面テープを用い
て、長手方向の両端部で結合固定した。 この複合試験片を53℃の熱風乾燥機で72時間処
理した。その結果、他の不織布にみられるような
塩ビシートのそりが皆無で、ジヤケツトに形成し
た際の優れた形態安定性が予測された。 尚第2表に示す形態安定係数は、両端のみを粘
着固定した不織布と塩ビシートの間に、熱処理に
よる塩ビシートの伸びによつて生ずるすき間の最
大値であり、これが小さい程ジヤケツトの耐熱形
態安定性が高いことを示す。
測定は、下記の方法によつた。 試料:幅5cm、長さ15cm 引張り試験機:布帛抗張力試験機(テンシロ
ン) チヤツク間隔 10cm 引張り速度 10cm/min チヤート速度 100cm/min 次に、フロツピーデイスタ用ジヤケツトに使用
される厚さ250μの塩ビ共重合体シートの幅5
cm、長さ15cmの試験片に同じサイスの前記開孔不
織布を重ね幅5mm、長さ5cmの両面テープを用い
て、長手方向の両端部で結合固定した。 この複合試験片を53℃の熱風乾燥機で72時間処
理した。その結果、他の不織布にみられるような
塩ビシートのそりが皆無で、ジヤケツトに形成し
た際の優れた形態安定性が予測された。 尚第2表に示す形態安定係数は、両端のみを粘
着固定した不織布と塩ビシートの間に、熱処理に
よる塩ビシートの伸びによつて生ずるすき間の最
大値であり、これが小さい程ジヤケツトの耐熱形
態安定性が高いことを示す。
【表】
次に、前記開孔不織布を塩ビ共重合体よりなる
外被シートに貼着し、不織布面を内面にしてフロ
ツピーデイスク用ジヤケツトを形成した。 このジヤケツトを60℃の乾熱乾燥機中に入れ、
96時間処理した後、その形態変化をチエツクし
た。 その結果、ジヤケツトの歪、寸法変化、厚さ変
化等がいずれも皆無で他の不織布にみられない良
好な形態安定性を示した。 又、このジヤケツトにフロツピーデイスクを封
入して、8インチのデイスケツトを形成し、始動
時、回転時のトルク、フロツピーデイスクの耐久
性について評価した結果、いずれの性能に於ても
極めて優れていた。 実施例 2 単繊維繊度1.5デニール、繊維長51mmのレーヨ
ン捲縮繊維85重量部と、単繊維繊度2デニール、
繊維長51mmのポリプロピレン:ポリエチレン=
1:1の複合繊維15重量部とをフエアノートで開
繊混綿した後ローラーカードによつてクロスウエ
ツブを形成し、次いでこれを実施例1と同様に噴
霧状水流で処理して、目付35g/m2、厚さ360
μ、開孔直径約1.1mm、3%伸長時初期引張り応
力たて、よこ共0.1Kg/5cm以下の開孔不織布を
得た。 この開孔不織布を加熱スチールロールとペーパ
ーロールよりなるカレンダリング加工機でスチー
ルロール表面温度130℃、ニツプ圧100Kg/cmの条
件で熱加圧して厚さ180μ、開孔率約50%、引張
り破断強力たて2.0Kg/5cm、よこ2.5Kg/5cm、
3%伸長時初期引張り応力たて1.1Kg/5cm、よ
こ0.5Kg/5cmの開孔不織布シートを得た。 次いでこの開孔不織布シートを実施例1と同様
に、幅5cm、長さ15cm、厚さ250μの塩ビ共重合
体シート試験片に両端で貼り合せて複合し、53℃
で72時間熱処理したところ、形態安定係数がたて
1.5、よこ0という極めて良好な結果が得られ
た。又実際のデイスケツトの製品テストでも非常
に優れた結果が得られた。
外被シートに貼着し、不織布面を内面にしてフロ
ツピーデイスク用ジヤケツトを形成した。 このジヤケツトを60℃の乾熱乾燥機中に入れ、
96時間処理した後、その形態変化をチエツクし
た。 その結果、ジヤケツトの歪、寸法変化、厚さ変
化等がいずれも皆無で他の不織布にみられない良
好な形態安定性を示した。 又、このジヤケツトにフロツピーデイスクを封
入して、8インチのデイスケツトを形成し、始動
時、回転時のトルク、フロツピーデイスクの耐久
性について評価した結果、いずれの性能に於ても
極めて優れていた。 実施例 2 単繊維繊度1.5デニール、繊維長51mmのレーヨ
ン捲縮繊維85重量部と、単繊維繊度2デニール、
繊維長51mmのポリプロピレン:ポリエチレン=
1:1の複合繊維15重量部とをフエアノートで開
繊混綿した後ローラーカードによつてクロスウエ
ツブを形成し、次いでこれを実施例1と同様に噴
霧状水流で処理して、目付35g/m2、厚さ360
μ、開孔直径約1.1mm、3%伸長時初期引張り応
力たて、よこ共0.1Kg/5cm以下の開孔不織布を
得た。 この開孔不織布を加熱スチールロールとペーパ
ーロールよりなるカレンダリング加工機でスチー
ルロール表面温度130℃、ニツプ圧100Kg/cmの条
件で熱加圧して厚さ180μ、開孔率約50%、引張
り破断強力たて2.0Kg/5cm、よこ2.5Kg/5cm、
3%伸長時初期引張り応力たて1.1Kg/5cm、よ
こ0.5Kg/5cmの開孔不織布シートを得た。 次いでこの開孔不織布シートを実施例1と同様
に、幅5cm、長さ15cm、厚さ250μの塩ビ共重合
体シート試験片に両端で貼り合せて複合し、53℃
で72時間熱処理したところ、形態安定係数がたて
1.5、よこ0という極めて良好な結果が得られ
た。又実際のデイスケツトの製品テストでも非常
に優れた結果が得られた。
Claims (1)
- 1 熱可塑性繊維と帯電性の小さい非熱可塑性繊
維とで構成され、且つ構成繊維同志の交絡及び接
着によつて形態が保持された目付25〜60g/m2の
開孔不織布を、ジヤケツト内面に接合せしめたフ
ロツピーデイスク用ジヤケツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6506878A JPS54156515A (en) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | Jacket for floppy disk |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6506878A JPS54156515A (en) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | Jacket for floppy disk |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54156515A JPS54156515A (en) | 1979-12-10 |
JPS6255230B2 true JPS6255230B2 (ja) | 1987-11-18 |
Family
ID=13276253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6506878A Granted JPS54156515A (en) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | Jacket for floppy disk |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS54156515A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0519890Y2 (ja) * | 1985-07-25 | 1993-05-25 | ||
JPH0525095Y2 (ja) * | 1985-08-09 | 1993-06-24 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4920823A (ja) * | 1972-06-19 | 1974-02-23 |
-
1978
- 1978-05-31 JP JP6506878A patent/JPS54156515A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4920823A (ja) * | 1972-06-19 | 1974-02-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54156515A (en) | 1979-12-10 |
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