JPS6254507A - 熱鋼板の冷却方法 - Google Patents

熱鋼板の冷却方法

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JPS6254507A
JPS6254507A JP9473686A JP9473686A JPS6254507A JP S6254507 A JPS6254507 A JP S6254507A JP 9473686 A JP9473686 A JP 9473686A JP 9473686 A JP9473686 A JP 9473686A JP S6254507 A JPS6254507 A JP S6254507A
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cooling
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roll
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正弘 土岐
Katsunari Matsuzaki
松崎 捷成
Masanao Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は表面に冷却水を供給して熱鋼板を冷却する方
法に関する。
(従来の技術) 最近、厚板製造工程において、新鋼種の開発、合金元素
の低減、省熱処理などを目的として調質冷却プロセスの
研究か盛んである。調質冷却プロセスは、素材の加熱温
度および加熱時間の制御、ならびにコンドロールド圧延
に圧延直後の強制冷却を組み合わせた技術よりなってい
る。これら加熱、圧延から冷却に至る一連の制御は、厚
鋼板の変態組織の制御と機械的性質の向上を狙ったもの
てあり、一般に、加工熱処理(T、M、C,P)技術と
呼ばれている。
一ヒ記加工熱処理技術のうちの加熱および圧延制御技術
は、過去lO年年来上して寒冷地向は高張カラインパイ
プ材の製造等における冶金的機構の解明とともに、オン
ライン製造技術か確立されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、制御冷却技術についてはまた温度制御技術お
よび形状制御技術の面で不十分な状態にある。すなわち
、コンドロールド圧延された鋼板は直ちに700〜85
0℃近傍の高温域から150〜sso’c程度まで強制
冷却されるが、冷却中に鋼板形状を維持しながら、鋼板
全体を均一に冷却する必要かある。しかし、このような
要件はまだ十分に満たされてはいない。したがって、工
業化のために、冷却装置および冷却制御方法の研究、改
良か続けられている。
一方、冷却対象鋼板側に前日すると、 ■冷却前鋼板の偏熱、 ■冷却前鋼板の形状(圧延後の形状) ■冷却前鋼板の表面性状(スケール付着および表面粗さ
) の冷却薄鋼板側の影響も大きい。これらの影響か複合し
て、冷却直後の温度不均一および板形状の不安定を生ず
ることが経験的にも把握されている。したかって、冷却
装置および冷却制御の高精度化と同時に冷却対象鋼板の
前記■、■および■の安定化か、冷却後の鋼板の均一温
度分布および形状の安定化を図る上では必要不可欠であ
る。この発明は以上の点に鑑みなされたものて、均一冷
却、鋼板形状の安定化、および鋼板内材質変動の減少を
狙ったものである。
(問題点を解決するための手段) この発明では熱鋼板をこれの長手方向に移送しなから鋼
板表面に冷却水を供給して熱鋼板を冷却する。熱鋼板の
移送および冷却は、たとえば次のようにして行われる。
すなわち、送り方向に配列した複数対の上下ローラーて
鋼板を挟持して上下ローラーを回転駆動する。また、隣
り合う上下ローラ一対の間に位置し、送り方向に配列し
た複数の冷却段のノズルから鋼板の上下面に冷却水を供
給して、鋼板を冷却する。
このような冷却方法において、冷却前に20μsR。
(十点平均粗さ)以上の突起高さを有し、更にそのピッ
チか50umStr (凹凸の平均間隔)以上となる表
面粗さを板幅方向にほぼ均一に鋼板表面に形成する。鋼
板表面に形成する表面粗さの上限は、鋼板に要求される
品質により決定されるものてあり、たとえば突起高さが
1(1(1μmRzそのピッチが500μss−である
前記表面粗さを形成する一つの方法は1表面粗さの突起
高さが208mR2以上及びそのピッチが50μmSm
以上の圧延ロールにより鋼板を圧延し、圧延ロールの表
面粗さを鋼板表面に転写する。圧延ロールの代わりに圧
延設備と冷却装置との間に配置されるレベリング装置の
ピンチロールあるいは冷却装置の前段ロールまたは前記
粗さをも〕た粗度付加専用のピンチロールてあってもよ
い。
鋼板の所要の表面粗さを維持するには、冷却前に鋼板の
表面粗さを検出し、検出結果に基づき表面粗さの突起高
さが20μl1lR2以上及びそのピッチか50μll
lSm以上となるように前記圧延ロール等をトレッシン
グする。表面粗さの検出には、非接触式の表面粗さ計が
用いられる。また、鋼板の圧延により前記圧延ロールに
突起高さが20μmRz以上及びそのピッチか50μs
sa+以上の表面粗さを形成するようにしてもよい。
(作用) 上記のように構成されたこの発明の作用の理解を助ける
ために、ここで高温物体の強制水冷却について説明する
熱鋼板表面に冷却水を供給すると、冷却水は沸騰しなか
ら鋼板を冷却する。従来知見を引用すると、第1図の様
なモデルてこのような冷却を説明することかできる。t
JS1図は沸騰冷却における冷却曲線と浣腸曲線を比較
して示した図である。沸騰冷却における冷却曲線の特徴
は、徐冷、急冷、および徐冷の3段階を経ることである
。高温物体中のある点の冷却曲線は、物体寸法、物体の
熱伝導性および物体表面における境界条件(熱伝達率)
により決定される。8膓冷却における冷却曲線が上記3
段階を経ることは、廓膓曲線が、膜沸騰域、遷移瀦騰域
3よび核8胤域の3領域より構成されることによる。
すなわち、冷却曲線と沸腸曲線において、高温域・・・
・・・膜沸庇域 中温域・・・・・・遷移梯騰域 低温域・・・・・・核沸腸域 といった対応が成立する。たたし、厳密には第11Aて
示されるように、たとえば、極小熱流束点(1□、nと
クエンチ点とは若干ずれる。また、第1図に示されてい
るように、物体表面温度か極小熱流束点Qmi。温度以
下になると急冷か起こるので、それ以降の冷却時間は短
い。したかって、冷却曲線あるいは冷却時間に対しては
膜沸騰域および極小熱流束点条件か重要な位置を占める
膜沸騰域および極小熱流重点条件に対して影響するパラ
メータには水温、水流流速、圧力、冷却対象物の表面性
状(スケール付着、粗さ、スケールのぬれ性など)サイ
ズ、熱伝導率、モカ加速度等があげられる。
第2図にはそれぞれのパラメータかどのようにp 饗を
榮えるかを示した。たとえば、第2図中の実線と一点鎖
線のように冷却曲線か異なった場合、浦騰曲線上の何か
、どのパラメータにより変化したかを把握することか重
要である。
以北か冷却に関する従来知見の概要である。
したかって、制御冷却における冷却外ロ一温度か中温域
(コ50〜550°C)の場合、遷移沸騰での冷却能の
バラツキ(第1図におけるq1□。* ’Ino点の挙
動)か重要なポイントである。特に極小熱流束点q*i
nは蒸気膜か崩壊し始める点く;クエンチ点)てもあり
、その挙動は冷却能に大きな影響を与えることを意味し
ている。
つぎに、冷却前に鋼板に形成された突起高さが20μo
+R,以上及びそのピッチか50μmsw以上の表面粗
さ、すなわち表面の凹凸の作用について説明する。
基礎研究によれば、焼入れムラおよび変形の基本的凹円
は、伝熱面の物理的、化学的諸性質によって鋼板の部位
や場所により冷却曲線か変動することにある。それゆえ
、冷却曲線が場所および時間によって変動しないような
、安定した伝熱面を形成することか、基本的かつ本質的
な解決策である。
8鋼板を冷却する時には通常冷媒として沸騰現象を伴な
う工業用水を用いる。したかって、11り沸騰の終了温
度qBo(限界熱流束点)か伝熱面の物理的あるいは化
学的諸性質によって変動し易い。研究によれば、比較的
規則正しい密な凹凸状突起を伝熱面に形成することによ
り、膜m1liBの終了温度が安定化することが明らか
になった。すなわち、第3図に示すように、これらの突
起は伝熱面上の振動する蒸気膜を突き破って冷媒液体と
直接接触する。この結果、膜沸騰の終了温度は狭い範囲
に落ち着き、冷却曲線は安定化し、ひいては冷却終了温
度はほぼ一定となる。
この理由を伝熱工学的に考察すれば、以下の通りである
冷却水の温度かZO〜30°C前後の時、蒸気膜の厚さ
は、大略数μmから10μl程度であり、さらに蒸気膜
上の冷却水層は振動や脈動している。したかって、伝熱
面−Hに比較的規則正しい密な凹凸状突起かあれば蒸気
膜層を突き破って、突起か冷却水層に突入し、突起は固
体−液体接触やフィン効果て局部的に表面温度か低下し
、蒸気膜崩壊の核となる。この時、その突起ピッチか小
さ過ぎると、液体の表面エネルギーにより固体表面上に
生成する蒸気膜厚か見掛は上大きくなり、IN体−液体
接触を阿1害し、更にそのフィン効果も小さくなる。
凹凸状突起か比較的規則正しく密にあれば、蒸気膜崩壊
の核か沢山てきるとともに全面はぼ同面に均一に蒸気膜
か崩壊し、心移梯琶に移行する。
これより、冷却終了温度か極めて狭い範囲に安定し、同
一温度履歴をたどることになる。
このような機構で表面に規則的でかつ適度な表面粗さを
与えることか冷却の均一化を図る手段として有効である
。また、表面粗さの大きさは突起高さが20μmRz以
上及びそのピッチか50μlsm以上でなければならな
い。
(実施例) :54図は冷却鋼板の表面粗さR2及びSvを任意に変
化させ、平均冷却速度(’C/S)を求めた例である。
第4図によると、表面の凹凸により伝熱面積が増大し、
さらには第3図で説明した凸部か蒸気膜を突き破り、局
部的な固液接触が発生しているものと推定される。また
、表面粗さがある大きさ以上になると冷却能の変動か鈍
感になることもわかる。
第5図は冷却鋼板の表面粗さの突起ピッチSlを一定に
その高さR7を任意に変化させたときの熱伝達係数の差
をみたものである。つまり、突起高さR2の影響は高温
部(≧500°C)の膜沸騰域で大きく差か生ずる。ま
た、突起高さが30μIIRア以上になると熱伝達係数
の変化は小さい。第5図をベースにして500°C以上
の熱伝達係数曲線を突起高さ30μlllR2と 5μ
mRzて冷却停止狙い温度を450℃で試算(熱伝導差
分方程式による)すると、板厚151ull、水量密度
0.[i5m’/m2・minの場合、1200C程度
の冷却停止温度差か生ずる。つまり、突起高さの小さい
5μmRzの方か冷却されにくく、冷却停止温度は57
0℃(450+ 120℃)程度と高温停止となる。
第6図は冷却停止温度をパラメータとして実験により求
めた冷却速度曲線を示している。実験の条件は板厚か1
5mm、水量密度が0.65m3/m2・min 。
および冷却開始温度が750℃である。第6図から分る
ことは、突起高さR2はできるだけ大きい方か冷却速度
が大きくなり、突起高さR8が約20μm以上では冷却
速度の変化が小さい。逆に、突起高さR7か20μI未
満になると、冷却速度が急激に小さくなる。つまり、突
起高さR2が大きいほど冷却停止温度偏差が小さくなる
ことを意味している。
一方、n々ill域で生ずる蒸気膜厚さδをツウ−バー
(On the 5ta6i1ity of Boil
ing HeatTransfer″ Transac
tions  of  the  八SME  P  
711(1958−4) N、Zuber) 、ベレン
ソン(′?Fi1m Boilingl(eat  T
ransfer  froIl a  Horizon
tal  5urface″Journal  of 
 t(eat  Transfer  P  351 
 (1961−8)P、J。
Berenson)等の式で求めると、第7図に示すよ
うに蒸気膜厚さδは鋼板表面温度と水温によって整理さ
れる。ここて范気膜が崩壊し始める点((1−tn)は
熱バランス上、約13μmとなり、そのときの表面温度
は水温25℃で約600°Cである。これは発明者らの
冷却実験におけるクエンチ点(”Qs+。。)とよく一
致している。第7図によれば、水温の影響は蒸気膜厚さ
δにして約0.3μmノ10℃と小さいか、クエンチ点
は鋼板表面温度にして、約50°c/10°Cに相当す
る。すなわち、水温lO°Cに対し、クエンチ点か50
°C変る。また、第7図から鋼板表面温度300〜80
0℃の範囲ては蒸気膜厚さδが約IO・〜15μ曽であ
ることが分る。これを第3図の表面粗さモデルて考える
と、蒸気膜厚さδが10〜158mということになる。
そして、表面粗さの突起高さはR,”=2δμIである
から、この蒸気膜厚さδを表面粗さの突起高さR2に換
算すると20〜30μmとなる。これは、先に述べた第
3図の概念を定量的に説明するものであり、第6図の現
象を裏づけている。
なお、第8図は冷却実験において、クエンチ点を求めた
図であり、第7図にそれぞれのクエンチ点を記入してい
る。
以上記述した冷却理論ならびに冷却基礎実験データから
判断して、途中冷却停止時の鋼板の板内温度バラツキを
小さくするための条件としては鋼板全面(表裏面も含め
て)の表面粗さを突起高さ20μmRz以上及びそのピ
ッチか50μ+aSm以上で、しかも均一表面粗さにす
ることが重要であることが分る。
つぎに、鋼板表裏面に均一な表面粗さをつける方法につ
いて説明する。
厚板圧延の例で鋼板表面粗さを測定すると、第9図のよ
うに5〜45μall、及び100〜300JJIIS
謂程度の表面粗さが観察される。これは仕上圧延機のワ
ークロール表面粗さとほぼ対応している。つまり、ワー
クロール表面粗さが鋼板にプリントされているのである
。したかって、ワークロールの表面粗さを管理すること
によって所望の鋼板表面粗さを制御することにつながる
第1Ω図はワークロールな組基えた直後からのロール表
面粗さの突起高さR2をロール朋長方向中心で実測した
例である。
しかし、周知の通り、上、下ワークロールの組替えから
組外しく10−ルチヤンスともいう)までの間には、各
種の鋼種、サイズ(特に幅)のものを圧延するために、
ロール胴長方向でみると摩耗は一様てなく、また表面粗
さも一様ではない。
第11図はロール組外し時のロール摩耗およびロール表
面粗さの一例を示している。当然のことなから、ロール
表面硬度や材質、通板材の板幅、鋼種によってワークロ
ール表面粗度は異なる。また、上、下ロール間でも表面
粗度は異なる。第11図のように、ロール胴長方向に表
面粗さに偏差かあると、先述の通りそれたけ冷却時に温
度偏差が板幅方向に発生することになる。この温度偏差
か鋼板常温時の残留応力発生の原因になり、鋼板形状の
悪化につながる。
第11図に示す圧延幅A(幅狭材)およびB(116広
材)の鋼板について、冷却後の鋼板表面温度分布を実測
すると、第12[%のような板幅方向温度プロフィール
となる。この板幅方向温度偏差か20〜30°C程度を
超えると温度偏差に比例して冷却後の鋼板形状は悪化す
る。そこて、厚板圧延〜冷却プロセスにおける鋼板の形
状悪化を避けるために、次の方法か採られる。
(1)第1O図に示す圧延トン数〜ロール表面粗さ特性
を利用する。すなわち、まず制御冷却しない圧延材を、
たとえば1000トン圧延する。その圧延材の板幅は制
御冷却対象材の板幅よりも広い。これより、圧延ロール
には制御冷却しない圧延板幅内のロール胴長方向に比較
的均一て20μ@Rz以上の突起高さ及び50μlll
5a以上の突起ピッチの表面粗さが形成される。ついで
、その圧延ロールを用いて強制冷却対象材を圧延し、冷
却する。圧延した鋼板には、208mR11以上の突起
高さ及び50μlll511以上の突起ピッチの表面粗
さがロール胴長方向に比較的均一に形成される。この結
果、冷却した鋼板の冷却後の幅方向温度プロフィールは
比較的均一で、鋼板形状も良好である。
(2)制御冷却材の板幅が大きく変動する場合、上記(
1)の方法には限界かある。この場合には、積極的に板
幅方向表面粗さの均一化を図る方法を採る。
第13図は仕上圧延機1の後方に冷却装置5を配置した
厚板圧延−冷却設備を示している。仕上圧延機lの直後
に表面粗さ制御装置3が配置されている。圧延する先行
スラフSと次のスラフSとの間の空いた時間に、表面粗
さ制御装置3は任意のタイミンつて上、下ワークロール
2にロールIr4長方向に均一な表面粗さをオンライン
て与える。
これによって、所望のロール表面粗さく肌荒れ)を得る
ことか可能である。
以北は仕上圧延ワークロール2に着目したものであるか
、鋼板Sか冷却装置5に入る前のたとえばホットレベラ
ーロールまたは冷却装置の前段ロールさらには鋼板に2
0μmR2以上の粗度な均一に付加することを目的にし
た専用ピンチロール等に回じ機能を設けることも可能で
ある。
(3)また、第13図には鋼板表裏面の表面粗さを検出
する表面粗さ計4を示している。この表面粗さ計4(板
幅方向スキャニング型か望ましい)の表面粗さ情報をも
とに、前記の表面粗さ制御装置3を制御すると同時に冷
却装置5の上、下水量比制御へのフィードフォワードも
可能である。なお上、下水量比制御は鋼板Sの幅方向歪
を減少する。また、前述の表面粗さと冷却能の関係(た
とえば第4図)を利用することによって鋼板表裏面を対
称に冷却することができる。
鋼板Sの表面粗さの代わりにワークロール2の表面粗さ
を直接計測して、鋼板Sの表面粗さを近似的に求めても
よい。
(発明の効果) この発明ては、冷却前の鋼板表裏面に20μml+、以
上の突起高さ及び50μlll511以上の突起ピッチ
の表面粗さを板幅方向にほぼ均一に形成する。これより
、冷却後の鋼板温度のバラツキか小さくなり、鋼板形状
の良好な制御冷却材を工業的に製造することがてきる。
【図面の簡単な説明】
第1図は沸羞冷却における冷却曲線と沸Ill 1ul
l線を比較して示した線区、第2図は冷却曲線および8
騰曲線に与える冷却条件の影響を示す線図、第3図は伝
熱面の模式図、第4図は冷却鋼板の表面粗さR,(a)
及びSm(b)と平均冷却速度との関係を示す線図、第
5図は冷却鋼板の表面粗さR2をパラメータとしたとき
の鋼板表面温度と熱伝達係数との関係を示す線図、第6
図は冷却停止温度をパラメータとしたときの表面粗さの
突起高さR2と冷却速度との関係を示す線図、第7図は
冷却水温をパラメータとしたときの鋼板表面温度と蒸気
膜厚さとの関係を示す線図、第8図は水湿によりクエン
チ点の変化を求めた冷却曲線の例、第9図は鋼板の表面
粗さ曲線の例、第1O図は圧延トン数〜ロール表面粗さ
R2特性を示す線図、第11図はロール組外し時のロー
ル摩耗およびロール表面粗さR7の一例を示す線図、第
12図は板幅方向の温度プロフィールを示す線図、およ
び第13図はこの発明の方法を実施する厚板圧延−冷却
設備の一例を示す設備構成図である。 l・・・仕上げ圧延機、2・・・ワークロール、3・・
・表面粗さ制御装首、4・・・表面粗さ計、5・・・冷
却装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱鋼板の表面に冷却水を供給して熱鋼板を冷却す
    る方法において、冷却前に20μmR_z(R_z;J
    IS B0601十点平均粗さ)以上の突起高さを有し
    、更にそのピッチが50μmSm(Sm;ISO468
    凹凸の平均間隔)以上となる表面粗さを板幅方向にほぼ
    均一に鋼板表面に形成することを特徴とする熱鋼板の冷
    却方法。
  2. (2)表面粗さの突起高さが20μmR_z以上及びそ
    のピッチが50μmSm以上のロールによりロールの表
    面粗さを鋼板表面に転写して前記表面粗さを形成する特
    許請求の範囲第1項記載の冷却方法。
  3. (3)冷却前に鋼板の表面粗さを検出し、検出結果に基
    づき表面粗さの突起高さが20μmR_z以上及びその
    ピッチが50μmSm以上となるように前記ロールをド
    レッシングする特許請求の範囲第2項記載の冷却方法。
  4. (4)冷却前に前記ロールの表面粗さを検出し、検出結
    果に基づき表面粗さの突起高さが20μmR_z以上及
    びそのピッチが50μmSm以上となるように前記ロー
    ルをドレッシングする特許請求の範囲第2項記載の冷却
    方法。
  5. (5)鋼板の圧延により前記圧延ロールに突起高さが2
    0μmR_z以上及びそのピッチが50μmSm以上の
    表面粗さを形成する特許請求の範囲第2項記載の冷却方
    法。
JP9473686A 1985-05-02 1986-04-25 熱鋼板の冷却方法 Granted JPS6254507A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01242716A (ja) * 1988-03-25 1989-09-27 Sumitomo Metal Ind Ltd 熱処理時の平面歪みの少ない鋼帯とその製法
JPH01242717A (ja) * 1988-03-25 1989-09-27 Sumitomo Metal Ind Ltd 熱処理時の平面歪みの少ない鋼帯とその製法
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JPWO2007102498A1 (ja) * 2006-03-06 2009-07-23 学校法人東京理科大学 沸騰冷却方法、沸騰冷却装置および流路構造体並びにその応用製品
JP2009269087A (ja) * 2008-04-08 2009-11-19 Nippon Steel Corp 熱延の冷却装置および冷却方法

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