JPS6254116B2 - - Google Patents

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JPS6254116B2
JPS6254116B2 JP54034173A JP3417379A JPS6254116B2 JP S6254116 B2 JPS6254116 B2 JP S6254116B2 JP 54034173 A JP54034173 A JP 54034173A JP 3417379 A JP3417379 A JP 3417379A JP S6254116 B2 JPS6254116 B2 JP S6254116B2
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JP
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phosphite
mixture
water
aluminum
process according
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JP54034173A
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English (en)
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Berunaaru Andore
Deisudeie Andore
Rowaie Misheru
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Bayer CropScience SA
Original Assignee
Philagro SA
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Publication date
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Publication of JPS6254116B2 publication Critical patent/JPS6254116B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic System
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic System
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/08Esters of oxyacids of phosphorus
    • C07F9/141Esters of phosphorous acids
    • C07F9/142Esters of phosphorous acids with hydroxyalkyl compounds without further substituents on alkyl

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はモノエチル−亜燐酸アルミニウムの製
法に係る。
フランス特許出願第2254276号及び第2288463号
には、前記化合物が菌類病害から植物を保護する
すぐれた殺菌性によつて有効な化合物のグループ
に所属することが記載されている。
特にフランス特許出願第2288463号は、前記の
特定化合物を、別個の3段階によつて製造し得る
ことを記載している。3段階とは即ち、アルコー
ル水溶液中の亜燐酸ジエチルを水酸化カリウムで
鹸化する第1段階と、減圧下でアルコールと水と
を蒸留してモノエチル−亜燐酸カリウムを分離す
る第2段階と、カリウム誘導体と硝酸アルミニウ
ム水和物とを水溶液中で反応させる第3段階とか
ら成る。形成されたアルミニウム誘導体が沈殿す
る。
前記方法の欠点は、3個の段階が不連続的に行
なわれることである。更に、これらは実験室試験
なので、好収率ではあるが収量は少ない(数グラ
ムのオーダである)。最後に、工業的知見から
は、ジエチルホスフアイトはその分離及び精製に
複数の段階が必要な比較的高価な化合物である。
他方前記の2つの特許出願の提出以来、前記グル
ープの化合物の1つ、即ち、モノエチル−亜燐酸
アルミニウムが、すぐれた物理的、化学的及び生
物学的特性を合せて有しており、植物保護用殺菌
剤として大規模に使用且つ販売され得ることが判
明した。これらの事情を考えた場合、前記の方法
は、技術上及び経済上の双方の見地から、適当な
方法とは言えない。従つて、大量生産が可能であ
りより安価な出発物質を使用する方法の開発が必
要である。
従つて本発明は、下記の継続的段階から成るモ
ノエチル−亜燐酸アルミニウムの製法に係る。
(a) ジエチルホスフアイトを少くとも70モル%含
有する亜燐酸化合物の混合物の製造。
(b) 温度20〜85℃及びPH4〜8.5に於いて無機塩
基により生起される前記混合物の鹸化及び中
和。反応で生成されるエタノールは、蒸留によ
り水−アルコールの混合物の形状で連続的に除
去され得る。
(c) 前記処理から連続的に導出されたアルカリ金
属モノエチル−ホスフアイトの残留水溶液とほ
ぼ化学量論的量の水溶性アルミニウム塩との温
度70〜95℃及びPH約3.5〜4.5に於ける複分解反
応による反応及びモノエチル−亜燐酸アルミニ
ウムの沈澱物の連続的導出。
“亜燐酸化合物”なる用語は、前出のジエチル
ホスフアイトの外に、モノエチルホスフアイト及
び亜燐酸を意味すると理解されたい。前記混合物
中のこれらの化合物中の夫々の割合は本質的に、
亜燐酸の最大所部含量の関数である。実際、この
亜燐酸の含量によつて、収率を低下させ且つ対応
するモノエチルホスフアイトに比較して生物学的
活性の低い好ましくない不純物である亜燐酸アル
ミニウムの形成が調整される。このような理由か
ら通常は、可能な限り亜燐酸含量の少ない混合物
が使用されるであろう。実際には、亜燐酸を最高
で2モル%含有する混合物、より詳細には、少く
とも70モル%のジエチルホスフアイトと1〜25モ
ル%のモノエチルホスフアイト0〜2モル%の亜
燐酸とを含有する混合物が好ましい。
亜燐酸化合物の混合物は、ジエチルホスフアイ
トの製造の初期段階で生成するので、単独のジエ
チルホスフアイトより経済的な出発物質である。
実際にこの混合物は、下記の2種の方法で得られ
る。
1 ジエチルホスフアイトと亜燐酸との混合物
を、加熱により援助して、式 に従つて反応させる。
この場合、所望の3成分混合物を得るため
に、ジエチルホスフアイト少くとも85モル%と
亜燐酸多くとも15%とを含有する2成分混合物
を出発物質とすることが必要である。
2 より有効な方法としては、三塩化燐とエチル
アルコールとを反応させる。使用アルコールの
純度次第で必要があれば反応に水を添加する。
通常は水の使用が必要である。この反応は複合
反応であり、下記の理論的反応式により説明さ
れる。
水とアルコールとの混合物の場合、反応式 で示される。
更に、塩酸の形成に伴なつて反応式 で示される二次反応が生起される。
実際の反応は、温度30〜80℃で数分間から1
時間継続される。
これらの反応式は、塩酸が亜燐酸化合物の混合
物を相当に変化させることを明らかに示す。しか
し乍ら、この混合物自体は極めて安定である。理
論的には、前記反応に続いてガス除去処理が考え
られるが、多量のガスを迅速に除去しなければな
らないので、完成なガス除去には、連続的方法の
一体的部分として使用できない特別な処理が必要
である。本発明の真の価値は、方法の段階の少く
とも1つが連続的方法に適していないにもかかわ
らず、連続的方法が実施されることである。
従つて、形成される塩酸及び塩化エチルの少く
とも1部が脱気(特にストリツピング)及び/又
は中和により除去され得る。この時点で塩酸が除
去されると、次の段階の塩基の必要量は減少す
る。実際、連続的方法を確保するために、たとえ
部分的除去に過ぎないにしても、通常の反応条件
(温度)下で除去が生起され得るのが有利であ
る。従つて、方法の第2段階で、媒質は未だ塩酸
を含有している。
方法に於ける水の使用は、いくつかの利点を示
す。第1に出発物質の経済化が得られる(純度の
低いアルコールが使用される)。第2に、除去容
易な塩酸に有利なように塩化エチルの生成が制限
される。最後に、水がモノエチルホスフアイトの
形成を補助する。しかし乍ら過剰量の水は、出発
混合物の最大含量を上まわる過剰量のモノエチル
ホスフアイトを生成させるであろう。このことは
次式で示される。
このような理由から、実際には、多くとも15重
量%、好ましくは約10重量%の水を含有する水−
アルコール混合物を使用する。
本発明方法の第2段階は、第1段階で得られた
形状の塩酸を含有し得る亜燐酸塩混合物の無機塩
基即ち実質的に強塩基による鹸化又は中和から成
る。塩基は好ましくは水溶液の形状であり、例え
ば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの如きア
ルカリ金属水酸化物又はアンモニア又は水酸化カ
ルシウム、水酸化マグネシウムの如きアルカリ土
類金属塩基である。
この反応は、次式に従つて生起される。
〔式中、Meはアルカリ金属カチオンを示す〕。
塩基性溶液の量は、ジエチルホスフアイトの鹸
化及びモノエチルホスフアイトと亜燐酸と塩酸と
の中和を確保するための前出の反応の化学量論に
従つて調整される。実際には、濃度20〜50%の範
囲の溶液を使用する。
この反応は発熱性であり、実際には、反応器を
温度20〜85℃に維持し且つ塩基が局部的に過剰濃
度になることを阻止すべく混合物を撹拌すること
が必要である。
アルカリ金属モノエチル−ホスフアイトの形成
を確保すべくPHを少くとも4〜8.5の間に維持し
なければならない。反応は1個の反応器内で温度
65〜85℃及びPH約7〜8の間で生起され得るのが
好ましい。しかし乍ら、2個の反応器の使用も可
能である。中程度の温度(約30℃)に維持された
第1反応器では媒質のPHが多くとも4.5に等しく
なるように塩基の流量が調整される。量の調整
(従つて流量の調整)に基いて、滞留時間は3〜
6時間である。すでにモノエチル亜燐酸ナトリウ
ムに富む媒質は、連続的に第2反応器に移され
る。第2反応器では、8乃至多くとも8.5の値に
維持されたPH及び60〜85℃というより高い温度に
於いて別の量の無機塩基を添加して反応が完了す
る。
鹸化反応はエタノールを遊離する。このエタノ
ールは、好ましくは1個の反応器内又は2個の反
応器の第2の反応器内の条件下で連続的蒸留によ
り水−アルコール混合物の形状で除去される。従
つてこの反応媒質は実質的に、アルカリ金属モノ
エチル−ホスフアイトとアルカリ金属クロリドと
少量のアルカリ金属ホスフアイトとのPH約7の水
溶液である。
この連続段階全体の滞留時間は実際には約1〜
6時間である。
アルコールに富む水−アルコール混合物は、好
ましくは方法の第1段階に供給すべく再循環され
る。
アルカリ金属クロリドを含有し得るアルカリ金
属モノエチル−ホスフアイトの(濃度約20〜70%
の)濃縮水溶液は、高温状態で連続的に導出さ
れ、温度約70〜95℃の間で別の反応器に導入され
る。この反応器では、複分解段階と指称される方
法の第3段階が生起される。この反応器は、アル
カリ金属モノエチル−ホスフアイトの溶液と同時
に、ほぼ化学量論的量の水和又は不水和の水溶性
アルミニウム塩を連続的に受容する。後者は、反
応器への水の添加を避けるために固体として添加
してもよく、又は水溶液として添加してもよい。
反応は温度70〜95゜及びPH約3〜4.5の間に維持
される。これらの条件下(滞留時間少くとも30分
間)で、硫酸アルミニウムで示した次式の複分解
反応に従つて、モノエチル−亜燐酸アルミニウム
が形成される。
最も常用の塩である硫酸塩の外に、硝酸塩の如
き別の水溶性アルミニウムの塩の使用が可能であ
る。硝酸塩は水に対する溶解度が高く、従つて、
エチル−亜燐酸アルミニウムの沈殿が促進され
る。アルカリ金属アルミネートの使用も適当であ
る。この物質は、酸例えば酸塩の添加が必要であ
り、得られる収率は前記塩で得られる収率より低
い。
エチル亜燐酸アルミニウムの形成はかなり迅速
であり、化合物は水に対する溶解度が低いので迅
速に沈殿する。しかし乍ら、この溶解度は未だ無
視してはならず、この反応では、可能な限り溶解
を制限しなければならない。これは、酸媒体中に
溶解した化合物は加水分解により分解して、好ま
しくない亜燐酸アルミニウムを生成するからであ
る。更に、この傾向は、反応媒体の温度と共に増
加する。
この欠点を克服するために、媒体中の可溶塩の
量を増加することが必要である。方法が連続方法
であるから、水溶液は既に、エチル−亜燐酸アル
ミニウムの外に、前段階で形成されたかなりの量
のアルカリ金属クロリドを含有している。第3段
階で、反応に他のいかなる結果をも生起すること
なく別の水溶性塩例えば硫酸ナトリウムを添加し
得る。同当のいかなる別の塩の使用も可能であ
る。
最後に、使用する水の量を減少し水溶液を濃縮
することによつて、加水分解によるエチル−亜燐
酸アルミニウムの減損を制限し得る。この点で
は、水溶性アルミニウム塩を水溶液として導入す
るよりも、固体として導入し得るほうが好まし
い。更に同じ目的で、この第3段階で水が除去さ
れ得る。
沈殿生成物を過し、高熱洗浄して可溶塩を除
去する。乾燥後、(95%以上の)高純度の白色生
成物が高収率(85%以上)で得られる。
この反応収率を向上させるために、反応体の1
種類の量をやや多く使用することも可能である。
しかし乍ら、過剰量が20モル%より大であつては
ならない。過剰量で使用されるこの反応体は、好
ましくは水溶性アルミニウム塩であり、この場
合、反応は1個の反応器内で実施可能であり、極
めて経済的な条件下で単離され得る化合物が得ら
れる。
本発明の連続方法により得られる生成物は、密
度約0.7〜0.9の(平均粒径100〜350ミクロン)均
一な粉末の形状であり、最初に過剰量のアルミニ
ウム塩を使用して反応を生起した場合特に含水量
が小さい(<20%)。この形状は全く新規な形状
であることを特筆しておきたい。実験室又は中規
模生産方法で不連続的に得られた生成物は、密度
0.4〜0.6及び含水量25%のオーダの微粉であり、
従つて、過に不利であり、長い乾燥時間を要
し、(粉の)取扱いが困難であり、且つ、噴霧用
殺菌剤組成物のうちの水和剤又は可溶粉末として
調製することが困難である。
下記の実施例は、本発明方法を非限定的に示
す。特別な註釈のないときは%は重量%である。
実施例 1 A 三塩化燐(550g/時、4モル/時)と90%
濃度エタノール(520g/時、約10%過剰)、即
ちエタノール90%と水10%とを含有する水−ア
ルコール混合物とをデイツプチユーブを介して
反応器に撹拌しつつ連続的に導入する。反応
器はホスフアイト混合物生成用反応器と指称
され、冷水の外部循環によつて60℃に維持され
ている。
反応器の容積は、滞留時間5分間となるよう
に選択される。形成されたガス(HCl及び塩化
エチル)は1部除去され導出されて破壊される
(アルカリ洗浄及び溶媒抽出)。
B ホスフアイトの混合物(ジエチルホスフアイ
ト80モル%とモノエチルホスフアイト18モル%
と亜燐酸2モル%)と塩酸とから成る反応生成
物を反応器に導入して鹸化及び中和する。反
応器は熱水循環により75℃に維持されてい
る。反応器に於いて反応生成物は、媒質をPH
7.5に調整し得る流量(200g/時)の水酸化ナ
トリウムの50%水溶液で処理される。
これらの条件で、滞留時間は約1時間であ
る。
エチル亜燐酸ナトリウムとエタノールと水と
塩化ナトリウムと少量の亜燐酸ナトリウムとを
含有する混合物を反応器から導出する。次
に、ジエチルホスフアイトの鹸化により生成さ
れたエタノールをアルコール80重量%含有のア
ルコール水溶液の形状で除去すべく混合物を連
続的に蒸留する。エチル亜燐酸ナトリウム29重
量%と塩化ナトリウム11%とを含有する水溶液
が残る(流量1960g/時)。
これらの条件下で、使用した三塩化燐に対す
るエチル亜燐酸ナトリウムの収率は97%であ
る。
C 次に、温度85℃のエチル亜燐酸ナトリウムの
水溶液を撹拌しつつ、同温度で流量864g/時
の硫酸アルミニウムの28%濃度水溶液と共に、
複分解反応器と指称される反応器に導入す
る。硫酸アルミニウムはエチル−亜燐酸ナトリ
ウムに対する10モル%の過剰量で供給される。
媒質はPH3.8である。エチル−亜燐酸アルミニ
ウムを沈殿させ、反応媒質を沈殿反応器内に1
時間維持し、スラリーを取出してフイルタで分
離する。湿性生成物(残留水分8%)を熱水で
洗浄し、次に90℃で乾燥する。乾燥生成物は流
量400g/時で得られる。単離生成物の収率
は、エチル−亜燐酸ナトリウムに対し88%
(100%のうちの残分は、母液及び場合によつて
は再利用され得る洗浄水中に含まれている)、
使用された三塩化燐に対し85%である。単離生
成物中の亜燐酸アルミニウムの含量は2%未満
である。単離生成物は、密度0.9に等しい粉末
の形状であり、粒子の88%が500ミクロン未満
及び98.5%が63ミクロン以上の粒径分布を有す
る。
実施例 2 段階Bで2個の反応器を使用して実施例1の処
理を実施すると同じ結果が得られる。第1反応器
(a)は冷水循環により30℃に維持される。こ
の反応器内で混合物を30重量%の濃度の水酸化ナ
トリウム水溶液で連続的に処理する。この水溶液
は、PHを4〜4.5の間に維持するような流量
(1900g/時)で供給される。
これらの条件で、滞留時間は約5時間である。
次に反応混合物を底部から導出し、第2反応器
(b)に導入する。反応器(b)は鹸化処理
器と指称され、熱水の外部循環により80℃に維持
され、30%濃度の水酸化ナトリウム溶液を受容す
る。この溶液は、反応媒質のPHを8〜8.5に維持
するような流量(1000g/時)で供給される。
エチル−亜燐酸ナトリウムとエタノールと水と
塩化ナトリウムとの混合物を反応器bから導出
し、実施例1と同様に処理する。
実施例 3 水酸化ナトリウムと水酸化カリウムに代えて、
実施例1の処理を実施する。単離生成物の状態及
び収量は、既出の実施例に極めて類似している。
実施例 4 水酸化ナトリウムをアンモニアに代えて、実施
例2の処理を実施する。化学量論に対して5%過
剰の量のアンモニアを使用する。エチル−亜燐酸
アンモニウムの水に対する溶解度が高いので(65
%)、エチル−亜燐酸アンモニウムの濃溶液が得
られる。
エチル−亜燐酸アンモニウム(44%)と塩化ア
ンモニウム(18.5%)とを含有する溶液と、硫酸
アルミニウム(40%)と含有する溶液とを、90℃
で1時間(滞留時間)反応させる。1個の反応器
(温度〓80℃及びPH〓8.5)を使用しても2個の反
応器を使用しても、結果は同じである。
エチル−亜燐酸アルミニウムの収率は、エチル
亜燐酸アンモニウムに対して89%であり、使用し
た三塩化燐に対して約86%である。
実施例 5 硫酸アルミニウムをAl2(SO43・15H2Oの結晶
として流量433g/時で反応器に充填して、実
施例1の処理を実施する。積分解反応の温度は80
℃であり、滞留時間は1時間30分間である。固体
硫酸塩の溶解を確保することが必要なので滞留時
間の溶液の場合より長い。実施例1と同じ条下の
過、洗浄及び乾燥後、乾燥エチル−亜燐酸アル
ミニウム(425g/時)が得られる。収率は、エ
チル−亜燐酸ナトリウムに対して93.5%、使用し
た三塩化燐に対して90%である。
実施例 6 複分解段階の硫酸アルミニウムに代えて、水に
いつそう溶解し易い(80℃で55%)9H2O含有の
硝酸アルミニウム水和物を使用して、実施例1の
処理を実施する。
更に、硫酸アルミニウムは硫酸アルミニウムよ
り溶解し易いので、反応の結果得られた硝酸ナト
リウムは、塩効果を増加することによつてエチル
−亜燐酸アルミニウムの形成を補助する。
これらの条件下で、エチル−亜燐酸アルミニウ
ムが得られる。収率は、エチル−亜燐酸ナトリウ
ムに対して91%、三塩化燐に対して87%である。
実施例 7 実施例6の処理を実施するが、第2段階でアル
コールを除去しない。従つて、エチル−亜燐酸ナ
トリウム(25.5%)と塩化ナトリウム(9.5%)
とを含有するエタノール水溶液と硝酸アルミニウ
ム(800g/時)とを出発物質として複分解が生
起される。
過後、実施例1に極めて類似して粒径分布を
有しており且つ少し多い含水量即ち9%を有する
エチル−亜燐酸アルミニウムが得られる。
実施例 8 硫酸アルミニウムに代えて、所要のPHを達成す
べく十分な量の塩酸を添加しておいたアルミン酸
ナトリウムAl2O3・2Na2Oを使用して、実施例1
の処理を実施する。
これらの条件下で、エチル−亜燐酸アルミニウ
ムが収率60%で得られる。
実施例 9 本発明1の処理に於いて、段階Aを下記の如く
実施する。
ジエチルホスフアイト(90モル%)と亜燐酸
(10%)との混合物を150℃で30分間加熱する。
この結果、ジエチルホスフアイト(76.5%)と
モノエチルホスフアイト(22%)と亜燐酸(1.4
%)とを含有する混合物が得られる。この混合物
を冷却し、反応器に導入、実施例1と同様に処
理する。この実施例では、中和を要する溶解塩酸
が存在しないので水酸化ナトリウムの流量を減少
させる。
実施例 10 複分解段階Cで硫酸ナトリウム(120g/時)
を反応媒質に添加して実施例1の処理を実施す
る。
これらの条件下で、エチル−亜燐酸アルミニウ
ムの収率は、エチル−亜燐酸ナトリウムに対して
90%である(実施例1では88%)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 継続的に (a) 少なくとも70モル%のジエチルホスフアイト
    を含有する亜燐酸化合物の混合物を製造し、 (b) PH4〜8.5に維持しつつ温度20〜85℃で前記
    混合物を無機塩基で鹸化及び中和し、次に (c) 前記処理から連続的に導出されるアルカリ金
    属モノエチル−ホスフアイトの残留水溶液とほ
    ぼ化学量論的量の水溶性アルミニウム塩とを温
    度70〜95℃及びPH約3.5〜4.5に於いて反応さ
    せ、モノエチル−亜燐酸アルミニウムの沈澱物
    を連続的に導出する段階から成るモノエチル−
    亜燐酸アルミニウムの連続的製法。 2 少なくとも70モル%のジエチルホスフアトと
    1〜25モル%のモノエチルホスフアイトと亜燐酸
    0〜2モル%とを含有する亜燐酸化合物の混合物
    を出発物質とすることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。 3 亜燐酸化合物の混合物が温度30〜80℃の間の
    三塩化燐とエタノールとの反応により得られるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の方
    法。 4 使用されるエタノールが多くとも15重量%の
    水を含有することを特徴とする特許請求の範囲第
    3項に記載の方法。 5 亜燐酸化合物の混合物を製造するための反応
    により生成した塩酸が前記混合物から除去される
    ことを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の
    方法。 6 亜燐酸化合物の混合物が、温度約150℃に於
    いて少なくとも85モル%のジエチルホスフアイト
    と多くとも15モル%の亜燐酸とを含有する2成分
    混合物の反応により得られることを特徴とする特
    許請求の範囲第2項に記載の方法。 7 無機塩基として、水酸化ナトリウム、水酸化
    カリウム又はアンモニアを使用することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項〜第6項のいずれかに
    記載の方法。 8 鹸化及び中和反応が、PH約7〜8及び温度65
    〜85%の反応器内で連続的に生起されることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項〜第7項のいずれ
    かに記載の方法。 9 鹸化及び中和反応が2段階で連続的に生起さ
    れ、第1段階は温度30〜60℃及び高くとも4.5に
    等しいPHで生起され、温度60〜85℃及び高くとも
    8.5に等しいPHで反応が完了することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項〜第7項のいずれかに記
    載の方法。 10 鹸化及び中和により生成されるエタノール
    が、蒸留により水−アルコール混合物の形状で連
    続的に除去されることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項〜第9項のいずれかに記載の方法。 11 蒸留により分離される水−アルコール混合
    物が、方法の第1段階に連続的に再循環されるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の
    方法。 12 複分解反応が、20モル%未満の水溶性アル
    ミニウム塩過剰から出発して生起されることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項〜第11項のいず
    れかに記載の方法。 13 10モル%未満の過剰量の水溶性アルミニウ
    ム塩を使用することを特徴とする特許請求の範囲
    第12項に記載の方法。 14 硫酸アルミニウムを使用することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項〜第13項のいずれか
    に記載の方法。 15 硫酸アルミニウムが固体として添加される
    ことを特徴とする特許請求の範囲第14項に記載
    の方法。 16 硫酸アルミニウムが水溶液として添加され
    ることを特徴とする特許請求の範囲第14項に記
    載の方法。 17 硝酸アルミニウムを使用することを特徴と
    する特許請求範囲第13項に記載の方法。 18 アルカリ金属アルミネートを使用し、PH約
    4まで強酸を添加することを特徴とする特許請求
    の範囲第13項に記載の方法。 19 複分解段階で反応媒質に水溶性無機塩を添
    加することを特徴とする特許請求の範囲第1項〜
    第18項のいずれかに記載の方法。 20 水溶性無機塩が硫酸ナトリウムであること
    を特徴とする特許請求の範囲第19項に記載の方
    法。 21 継続的に (a) 少なくとも70モル%のジエチルホスフアイト
    を含有する亜燐酸化合物の混合物を製造し、 (b) PH4〜8.5に維持しつつ温度20〜85℃で前記
    混合物を無機塩基で鹸化及び中和し、次に (c) 前記処理から連続的に導出されるアルカリ金
    属モノエチル−ホスフアイトの残留水溶液とほ
    ぼ化学量論的量の水溶性アルミニウム塩とを温
    度70〜95℃及びPH約3.5〜4.5に於いて反応さ
    せ、モノエチル−亜燐酸アルミニウムの沈澱物
    を連続的に導出する段階から成る方法で製造さ
    れることを特徴とする密度0.7〜0.9及び平均粒
    径100〜350ミクロンの粒子の形状のモノエチル
    −亜燐酸アルミニウム。
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